エレン「くじ引きデート?」(270)

ライナー「何だよそれ」

アルミン「今度特別休暇あるよね?その日をくじで一緒になった人と
二人きりで過ごすんだ」

コニー「おー!面白そうだな!」

ミカサ「いや、アルミンにしては愚策。私はエレン以外とは過ごさない」

ユミル「同感だ。私もクリスタと一緒にいたいね」

アルミン「みんなの親睦を深めるいい機会だと思うんだけど……」

クリスタ「まあまあ二人とも、せっかくアルミンが色々と
考えてくれてるんだから……」

アニ(……面倒くさい)

アルミン「じゃあみんなくじ引いて……」


バババッ!!


アルミン「早っ!!」


ライナー(頼む!クリスタ来てくれ!)

ベルトルト(クリスタ……クリスタ……)

ジャン(ミカサ来いミカサ来いミカサ来い!!)

ミカサ(エレンエレンエレンエレン)

ユミル(クリスタクリスタクリスタクリスタ)

エレン(……?なんだこいつら)

エレンのくじの結果 →>>13

1ミカサ
2 アニ
3 クリスタ
4 ユミル
5 サシャ
6 ライナー
7 ベルトルト
8 ジャン
9 コニー

追加

10 アルミン
11 ミーナ

2

エレン - アニ

ミカサのくじの結果 →>>25


1 クリスタ
2 ユミル
3 サシャ
4 ライナー
5 ベルトルト
6 ジャン
7 コニー
8 アルミン
9 ミーナ

7

エレン - アニ
コニー - ミカサ

クリスタのくじの結果 →>>35


1 ユミル
2 サシャ
3 ライナー
4 ベルトルト
5 ジャン
6 アルミン
7 ミーナ

5

エレン - アニ
コニー - ミカサ
ジャン - クリスタ

ユミルのくじの結果 →>>44


1 サシャ
2 ライナー
3 ベルトルト
4 アルミン
5 ミーナ

5

エレン - アニ
コニー - ミカサ
ジャン - クリスタ
ユミル - ミーナ

サシャのくじの結果 →>>50


1 ライナー
2 ベルトルト
3 アルミン

3

~くじの結果~


エレン - アニ
コニー - ミカサ
ジャン - クリスタ
ユミル - ミーナ
アルミン - サシャ
ライナー - ベルトルト

特別休暇 当日



ガヤガヤガヤガヤ


エレン「……」

エレン(……あれ、おっかしいな。集合場所ここだよな?)


ガヤガヤガヤガヤ


エレン(……ちょっとあっちに行ってみるか)

アニ「……ねぇ」

エレン「……?どちら様ですか」



バシッ!!



エレン「いでっ!! こ、この蹴りは……!」

アニ「アニだよ」

エレン「ええっ、アニ!?お前が!?」

アニ「……何よ」

エレン「い、いやだってお前、その格好……」

アニ「ふん……私だってお洒落くらいするさ」

アニ「っていうか、私ずっとここにいたんだけど……無視しないでくれる?」

エレン「い、いや……」

エレン(なんかすげー可愛い子いるなーと思ったらお前かよ!)


ギュッ


エレン「なっ……何やってんだよ!」

アニ「何って……手繋いでるんだよ」

エレン「は!?」

アニ「……デート……なんでしょ?今日は……」

エレン「!!」

アニ「……ほら、早く行くよ」

ミカサ「……あの女豹」ギギギギ

コニー「いでででっ!!お、おいミカサ!何やってんだよ!」

ミカサ「……手繋いでる」

コニー「はあ!?」

ミカサ「デートなんでしょ?今日は」

コニー「いやお前これ、完全に握り潰してんじゃ……」


ギギギギギギギギ


コニー「ぎゃああああああああああああああああああ!!」

ジャン「……」

クリスタ「……」

ジャン「……はぁ」

クリスタ「……」ビクッ

ジャン(なんでミカサじゃないんだ……)

クリスタ(うぅっ……またため息……)

ジャン(なんでコニーなんかと……)

クリスタ(私といるの嫌なのかな……)

ジャン「……」

クリスタ(……いや、何を考えてるのよクリスタ!)

ジャン「……はぁ」

クリスタ(せっかく他のみんなと仲良くなるチャンスじゃない!
ここで消極的になってどうするの!)

ジャン「……」


ギュッ


ジャン「?」

クリスタ「行こうジャン!素敵なお店があるの!」

ジャン「……? お、おう……」

ユミル「……あの馬面」ギギギギ

ミーナ「いっ、痛い痛い!ちょっとユミル、何やって……」

ユミル「……手繋いでんだよ」

ミーナ「はあ!?」

ユミル「デートなんだろ?今日は」

ミーナ「い、いや、確かにそうだけど、女の子同士で繋がなくても……」

ユミル「クリスタとだったら普通に繋ぐぞ?」

ミーナ「えっ、いや、でもちょっ」


ギギギギギギギギ


ミーナ「きゃああああああああああああああああああ!!」

サシャ「あ、いたいた、アルミーン!」

アルミン「あっ、サシャ」


バタバタバタバタ


サシャ「待たせてごめんなさい!ちょっと調べ物が手間取っちゃって!」

アルミン「あはは、いいよいいよ」

サシャ「アルミンは優しいですね……実は結構モテるんじゃありません?」

アルミン「えっ!? いやいや、そんなことないって!」

サシャ「本当ですかね~?」

アルミン「ほ、本当だって!」

サシャ「ふふふ」

アルミン「と、ところでさ!一体何を調べてたの?」

サシャ「えっ、そんなの決まってるじゃないですか」

アルミン「?」



『ウォールローゼを食べ歩く!ザ・グルメバイブル!』



アルミン「……」

サシャ「さあアルミン!今日は時間の許す限り食べまくりますよ!」

アルミン「……う、うん」

エレアニとか最高のスレじゃないか。

ライナー「よう、待たせたな」

ベルトルト「やあライナー。僕も今来たところだよ」

ライナー「なーんか新鮮味ねーな。これじゃいつもの休暇と
変わんねえじゃねえか」

ベルトルト「ハハハハ、だよね」

ライナー「ま、今日はアニもいねえし、久しぶりにのんびりするか」

ベルトルト「せっかくだからさ、アニの様子見に行かない?」

ライナー「おっ、いいな。確かあいつエレンとだっけか……へっへっへ」

カラカラカラン ♪


店員「いらっしゃい」


エレン「ここは……雑貨屋か」

アニ「うん」

エレン「よく来るのか、ここ?」

アニ「たまにね」

エレン「ふーん」

アニ「……」

エレン(すげえ真剣に眺めてる……やっぱこういうの好きなのかな)

アニ「……」

エレン(……改めて見るとやっぱり可愛)

アニ「エレン」

エレン「な、なんだ?」ビクッ

アニ「これどう?似合う?」

エレン「あ、ああ……似合うんじゃないか」

アニ「そう」

これはあれだなデートしてみんなお互いくっつく展開だといいな

アニ「……」

エレン「……買ってやろうか?」

アニ「……え?」

エレン「欲しいんだろ?それ」

アニ「いや……でも悪いよ」

エレン「遠慮すんなって。母さんが言ってたんだ。
『そういう時は男の人が何か買ってあげるのよ』って」

アニ「……」

エレン「イヤか?」

アニ「イヤじゃないけど……」

エレン「?」

アニ「……ありがと」

>>127
ライナー「」
ベルトルト「」

エレン「これください」

店員「はいよ」

エレン「あっ……あとこれも」

アニ「……? エレンも何か買うの?」

エレン「ああ、まあな。これは……」



カラカラカラン!



ミカサ「……」

コニー「……」ブクブクブク

アニ「!」

エレン「ミ、ミカサ!?」

ライナー「おいおい、様子を見にきてみれば……」

ベルトルト「……いきなり修羅場だったね」

ライナー「コニーのやつ泡吹いてやがるし……」

ベルトルト「大丈夫かな……」






エレン「よ、ようミカサ、奇遇だな」

ミカサ「奇遇じゃない」

エレン「え……」

ミカサ「エレンとアニがここに入るのが見えた。だから私たちも入った」

エレン「そ、そうか。ははは」

アニ「……何あんた、ずっと尾けてたの?」

ミカサ「……あなたには関係ない」

アニ「ま、そうだね。今日は私はエレンとデート。あんたはそこの
坊主頭とデートだからね」

エレン「お、おい、なんだその言い草……」

ミカサ「……」

エレン(……!! すげえ怒ってる!)

エレン(アニの怒った顔も怖いけど……やっぱりミカサは比じゃねえな……)

ミカサ「今すぐエレンと離れて」

アニ「イヤだよ。離れたらデートできないだろ」

ミカサ「エレン、そんな女豹に物を買っては駄目。お金の無駄」

エレン「な、何言ってんだ!俺の金で何買おうが勝手だろ!」

アニ「だってさ。当然だよね」

ミカサ「……っっ」

コニー「……」ブクブクブク

ミカサ「……もういい。今すぐケリを付けよう」

エレン「は!?」

ミカサ「私が勝ったらエレンは私のもの。あなたにはコニーをあげる」

アニ「……大人気ないよね、ほんと。そんな勝負乗らないよ」

ミカサ「私に負けるのが怖いの?エレンを取られるのが怖いの?」

アニ「安い挑発。あんたエレンが絡むといつもそうだよね」

ミカサ「……話にならない。今すぐ表に……」

パーン!


ミカサ「!!」

エレン「いい加減にしろっ!」

ミカサ「エ、エレン……?」

エレン「ここは訓練所じゃないんだぞ!街中で喧嘩してどうすんだ!」

ミカサ「エレン……私は……!」

エレン「コニーだって可哀想だろ!お前はもっと兵士の自覚を持て!」

ミカサ「うっ……」



カラカラカラン!



ミカサ「うわああああああああああああ!!」

コニー「……」ブクブクブク

エレン「……ったく、何だよあいつ」

アニ「……エレン」

エレン「お……わりぃな、変な気分にさせちまって」

アニ「別にいいよ。何とも思ってないから」

エレン「そ、そうか……」

アニ「……これありがと。次行こっか」

エレン「ん……おう」

カラカラカラン ♪


ジャン「……食いもの屋か」

クリスタ「うん、ちょうどお昼だしね。お腹減った?」

ジャン「ん……そういやそうだな」

クリスタ「よかった。じゃああの席座ろ?」

ジャン「ん……?」

クリスタ「……? どうしたの?」

ジャン「あれ……アルミンとサシャじゃねえか?」




サシャ「!!!!」ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

サシャ「美味い!!このフライ絶品ですよ!!」

アルミン「ああ、うん……そうだね」

サシャ「どうしたんですか!全く食が進んでいませんが!」

アルミン「だってここ……5件目だよ……?」

サシャ「まだ5件目じゃないですか!こんな日じゃないと食べられないんですよ!?」


ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ


アルミン「ああ……僕の胃が……財布が……」

ジャン「……」

クリスタ「ジャン?」

ジャン「ん?ああ、すまん」

クリスタ「ふふっ、サシャは相変わらずだよね」

ジャン「……本当にな」



ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ



ジャン(……サシャじゃないだけ救いか)

やっとエレンがミカサと距離を置いたか!
エレアニ完結させてくれよ!
頼む!(´;ω;`)

クリスタ「何食べる?」

ジャン「んー……何がオススメなんだ?」

クリスタ「さっきサシャが食べてた魚のフライとか、シーザーサラダとか……
あっ!あとはフルーツポンチとか!」

ジャン「ずいぶん詳しいな。来たことあるのか?」

クリスタ「えっ……う、うん。まあね」

ジャン「?」

店員「お待たせしましたー」



ジャン「……おお、確かに美味いな」

クリスタ「でしょ?」


モグモグモグ


ジャン「……」

クリスタ「……あのね、ジャン」

ジャン「?」

クリスタ「あんまりさ……女の子といる時は、他の女の子のこと考えない方がいいよ」

ジャン「えっ!?」

クリスタ「今日は私とデートなんだから。いつかその子とデートするときの
予行演習だと思って、ね?」

ジャン「あ、ああ……すまん」

クリスタテラ天使・・・!

いや、俺にはアニが(´・д・`)

ユミル「……今日は私と……デートなんだから……?」ピキピキピキピキ

ミーナ「ちょ、ちょっとユミル!注文は!?」

ユミル「あの馬面ァ……クリスタのありがたさを何もわかってない……」

ミーナ「ユミル!注文!注文!」

ユミル「激ニガコーヒー2つ!」

ミーナ「また!?」

ユミルがどうしても好きになれんw

ズズズズ...


ユミル「不味い!!」

ミーナ「そりゃ激ニガだから……」




クリスタ「あはは、それでね……」

ジャン「……」




ユミル「……あのままじゃクリスタが可哀想だろうが」ボソッ

ミーナ「えっ?」

ユミル「おいミーナ、ちょっと協力しろ」

ミーナ「??」

ユミル「ミカサ一辺倒のあいつに……思い知らせてやる」

カラカラカラン ♪


店員「ありがとうございました~」




クリスタ「ふぁ~、食べた食べた~」

ジャン「……ゲフッ」

クリスタ「美味しかったね、ジャン」

ジャン「ん……そうだな」

クリスタ「……もう、素っ気ないなぁ」

荒くれA「おい、そこのイチャイチャカップル」

ジャン「あ?誰がイチャイチャだって……」


ガバッ


クリスタ「きゃあっ!?」

ジャン「なっ……」

荒くれB「へっへっへ……彼女さんの命が惜しかったら金出しな」

ジャン「……」

クリスタ「ジャ、ジャン……」

荒くれA「オラオラどうしたァ!さっさと金出さねえと恋人のクビを……」

ジャン「……言っとくがそいつは恋人じゃないぞ」

荒くれB「!?」

ジャン「クジ引きでたまたま一緒になったダチだよ。
煮るなり焼くなり好きにしろよ」

荒くれA「……てんめぇ……!!」

ジャン「……とでも言うと思ったか?」

荒くれB「……!?」

ジャン「確かにそいつはただのダチだけどな……ダチなんだよ。
一緒に苦楽を共にしてきたダチなんだ」

荒くれA「……」

ジャン「そんなダチに手ぇ出すってことは……」

ジャン「覚悟出来てんだろうなぁ!!!!??」

荒くれB「!?」

ジャン死ねって思ったけど、かっこよすぎ濡れた

ジャン「おー……いてて」

クリスタ「ジャン!」

ジャン「ケガねえか?クリスタ」

クリスタ「何ともないよ!それよりジャンは!?」

ジャン「へっ、大丈夫だ……あんなヤツら、エレンの足元にも及ばねえぜ」

ジャン「よっと……」

クリスタ「無理しないで!休んでて!」

ジャン「心配すんじゃねえよ、一人で立てるっつー……」


グラッ…


ジャン「あ……」

クリスタ「ジャン、危ない!」



ガバッ


クリスタ「!!」

ジャン「お……わりぃ、倒れこんじまって」

クリスタ「……!!」

ジャン「……?なんだ、顔真っ赤だぞ?」

クリスタ「!!」

ジャン「お、おい何顔逸らしてん……」



ギュッ…



クリスタ「ジャン……」

ジャン「な、何だよ」

クリスタ「ダチでもいいからさ……」

クリスタ「また一緒に……食べに来よ?」

ジャン「……お、おう」

荒くれA「……」

荒くれB「……ふふ」

荒くれA「……何だよ」

荒くれB「いやいや、凄い演技だなーと思って」

荒くれB「ユミルって意外と女優の才能ある?」

荒くれA「……そういうお前もな」

ミーナ「でも本当に意外だったよ。ユミルがあんなことに手を貸すなんて」

ユミル「……お前、何か勘違いしてないか?」

ミーナ「えっ……」

ユミル「私はただ、クリスタに幸せになってほしいだけだ。
あいつの喜ぶ顔が見られれば、それでいい」

ミーナ「ふーん」

ユミル「……何だよ、ニヤニヤしやがって」

ミーナ「ねえユミル、私たちもまた今度、二人で遊びに行こっか」

ユミル「……ふん」

エレン「うおお……綺麗な夕陽だな……」

アニ「ん……」

エレン「なるほどな……確かにこりゃ最高のロケーションだ。
休日に壁の上に登るなんて、考えもしなかったぜ」

アニ「……気に入ってもらえたならよかった」

ベルトルト「……結構いい雰囲気だね」

ライナー「意外とお似合いなのかもな、あのふた……」



ガンッ!!


ライナー「痛っ!?」

ミカサ「……」

ミカサ「……」

コニー「……あのなあ、ミカサ」

ミカサ「……何」

コニー「お前の気持ちも分かるけどよ、もう少しな……」

ミカサ「駄目。私はコニーとデートできない」

コニー「いや、そうじゃなくて」

ミカサ「……?」

コニー「そんなに心配することないと思うぞ?」

エレン「……なぁ、アニ」

アニ「ん?」

エレン「お前って、夢とかあるか?」

アニ「憲兵団に入ることかな」

エレン「ははは、お前らしいな」

アニ「……そういうあんたは?」

エレン「俺か?俺の夢はな……」

エレン「壁の外に出て、世界を探検することだ」

アニ「……そういえば、前にも言ってたね」

エレン「そうだっけ?」

アニ「目キラキラさせて語ってたよ。みんなのいる食堂で」

エレン「……ああ、そうだったな」

アニ「素敵な夢だと思うよ。本当に」

エレン「へへへ、だろ?」

アニ「……でもさ」

エレン「?」

アニ「実現できると思う?この世界で」

エレン「……」

アニ「……エレン?」

エレン「……よし、さっきの夢訂正する」

アニ「訂正……?」

エレン「俺の夢はな……壁の外を探検することだ」

アニ「……? さっきと何も……」

エレン「俺は壁の外を探検する」

エレン「お前らと一緒にな」

アニ「えっ……」

エレン「俺は調査兵団に入って、巨人を一匹残らず駆逐して……」

エレン「アルミン、ミカサ、アニ、ライナー、ベルトルト、ジャン、コニー、
サシャ、クリスタ、ユミル、ミーナ……」

エレン「お前らと一緒に見て回るんだ」

アニ「……」

エレン「……なっ?聞いてるんだろ、お前ら」

こんな達観した人間はエレンやない!ちゃうやつやで!!

ライナー「……ったく、何だよ」

ベルトルト「邪魔しないでおいてあげようと思ったのに」

エレン「へへへ」

ミーナ「おやおや?どうしたのかな、ジャン」

ユミル「いつもならエレンに突っかかってるところだろ」

ジャン「……へっ、別に。今日は気分がいいから許してやるよ」

クリスタ「……ふふふ」

エレン「……おい、ミカサ」

ミカサ「!」ビクッ

エレン「お前、そのマフラー返せよ」

ミカサ「えっ……でもこれは……」

エレン「壁の上寒いんだよ。それに元々俺のだろ」

ミカサ「え……ぁ……」


シュルッ


ミカサ「そんな……」

意味のある買い物がミカサを襲う!!

シュルッ


ミカサ「……!?」

エレン「代わりに新しいのやる」

ミカサ「えっ……これは……」

エレン「雑貨屋に行ったときに買ったんだよ。新しいマフラー」

ミカサ「……!!」

エレン「……その……よ」

エレン「これからも……よろしくな、ミカサ」

ミカサ「エレン……」ブワッ

もしかして一番被害があるのアルミンジャネ?

コニー「な?言っただろ」

ミカサ「うん……コニー……ありがとう……」

コニー「おいおい、礼ならエレンに言えよ」

ミカサ「うん……うん……」

ミカサ「ありがとう……エレン……私……」

キース教官「マルコ、今日はよかったぞ」
マルコ「は、はい!(うぅ、お尻がヒリヒリする・・・)」

チョンチョン


ミカサ「?」

アニ「お揃いだね」

ミカサ「!!」

クリスタ「ま、まあまあ二人とも!」

ライナー「今日くらい喧嘩はやめようぜ」

ミカサ「……」

アニ「……」








エレン「絶対行こうな……みんなで」

一方その頃……




サシャ「!!!!」ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

アルミン「ねえサシャ……もう20件目……」

サシャ「何言ってるんですか!これからが本番ですよ!」

アルミン「もう許してよ!限界だよ!こんなくじ引きやるんじゃなかったよ!」

サシャ「あのくじ引きがあったからこそ、こうして食べられるんです!
感謝感謝ですよ!!」


ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ


アルミン「ああ……神様……助けて……」


おわり

やはりアニこそが天使

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月20日 (月) 22:58:40   ID: xaYacR09

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