佐天「女性の大切な部分を潰す能力かぁ…」(228)

佐天「……卵巣ってなんだろう?」キョトン

佐天「あ、向こうで歩いてるのは御坂さんと白井さんだ。よく分からない能力だから御坂さんに使っちゃえ!」

佐天「御坂さんは優しいし大切なものでも許してくれるよね。えいっ」キュッ


美琴「…それでね、ぃ゛ッ…」

黒子「どうしましたの、お姉様。突然素っ頓狂な声を出して」

美琴「…ゔぅ……ぃ゛だい…」プルプル

黒子「…え?……え!?お姉様っ!?お腹が痛いんですの!?」オドオド


佐天「今の私の能力のせいだったのかな?うーん、よく分かんないや」

佐天「御坂さんは可愛いし優しいし強いし将来いいお嫁さんになるんだろうなぁ」

佐天「それにさっきの能力で潰したのは片方だけだから大丈夫だよね」ウンウン



頼む

美琴「…ぃ゛たいよ…」クタッ

黒子「お…お姉さ…!病院に急ぎますわよ!!!」シュンッ



佐天「あ、白井さんがテレポートしちゃった…」

佐天「……」

佐天「…そうだ、初春と買い物にいこ」

佐天「うーいーはーるー…っと」prrrr

佐天「…あ、初春ー?今暇ならセブンスミストに買い物に行こうよー。…うん、待ってるよー」

佐天「よーし、初春も非番だったみたいだし買い物するぞー!」フンス



書く人いませんか?

初春「うーんと…佐天さんは…」

佐天「…うーいーはーーーーーーーーるーー!!」バサッ

初春「ひゃっ」

佐天「おっ、今日は青のストライプだ!」

初春「きゃーっ!もう!何をするんですか佐天さん!!」ポコポコ

佐天「えへへ」

初春「許しませんよ!」プンスカ

佐天「さ、細かいことは気にせずに買い物に行こー!」ダッ

初春「…ま、待ってください佐天さん!」ダッ

佐天「ねぇ、初春ー?この服可愛いと思わない?」

初春「可愛いですね。…はぁ…私ももう少し背が高ければ佐天さんみたいな服も増えるんですが…」

佐天「いいじゃん!初春用の服もこんな感じで可愛いのあるよー」

初春「…なんだか子供っぽいっていうか…」ジーーーー

佐天「私は初春には可愛い服が似合うと思うんだけどなー」

初春「そうじゃなくて……ん?」prrrrr

初春「ごめんなさい、電話に出ますね」

佐天「いいよー、待ってる」


初春「…あ、白井さん?…え?お、落ち着いてください。…はい。…はい。分かりました。今からすぐに向かいますね」


初春「……」

佐天「…どうしたの、初春?」

初春「…あ。…御坂さんが…入院だそうです」

佐天「……へぇ」

初春「買い物はごめんなさい。私はすぐに病院に向かいますが佐天さんはどうしますか?」

佐天「んー、私も行こっかな。友達だし」

初春「……そうですよね。白井さんが錯乱してるみたいですし急ぎますよ」

佐天「うん」

病院ロビー

初春「…はぁ…はぁ……。…あ、白井さん!」

黒子「……」

初春「…白井さん!白井さん!!」ガシッ

黒子「……あら、初春」ボーーー

初春「しっかりしてください!…あの、御坂さんは?」

黒子「お姉様なら…」

佐天「…はぁはぁ…早いよ初春…」ゼエゼエ

黒子「…あら」

看護師「…失礼します。御坂様の付き添いの方でしょうか?」

黒子「…はい。お姉様の…」ボーーー

看護師「御坂様が個室に移動しました。1032号室です」

黒子「…分かりました、わざわざありがとうございますの。…行きますわよ、お二方」ボーーー

初春「………はい」

1032号室前

黒子「……」

ーひぐっ…ぐすっ…
ーなんで…わたしが……

黒子「……」

黒子「……」コンコンコン

ー……

黒子「…黒子ですわ、お姉様」

ー…ちょ、ちょっと待って!

黒子「…はい、黒子はいつまでも待ちますわよ」ニッコリ

ーガサゾコ
ー…入っていいわよ

黒子「…失礼しますの」



佐天「…私たちも入っていいのかな?」ボソッ

初春「…ダメな空気ですね、様子見です」ボソッ

美琴「……」

黒子「……」

黒子(お姉様…目が真っ赤ですの…)

美琴「…あー、私のことを病院まで運んでくれてありがとね」ニッコリ

黒子「…いえ…黒子は全然…。…お姉様、大丈夫ですの?」

美琴「……うん、急にお腹痛くなったりしてごめんね」

黒子「痛い時は誰でも痛いんですの。それより…」

美琴「……腹痛の原因聞いた?」

黒子「…いいえ」フルフル

美琴「…あはは…。その…」

美琴「…私の卵巣が片方破裂してたんだって。まるで潰されたみたいに」

黒子「……」



初春「ひっ……」ビクッ

佐天「……」

美琴「…潰れた原因は不明なんだって」

美琴「もう再生は不可能…」

美琴「…子供は作ることができるらしいわよ?」

美琴「片方あれば…まだ……大丈夫だって……」グスッ

美琴「…だから…私は……大丈夫だよ……」グスッ

黒子「…お姉様」

美琴「……なんで…」グスッ

美琴「私…黒子と……遊んでた……だけなのに」グスッ

黒子「……」



初春「…御坂さん…」

佐天「……」

美琴「……私が悪いんだよね……」グスッ

美琴「…罰が…当たったんだよね…」グスッ

黒子「…お姉様、大丈夫です」

美琴「……大丈夫なんか…!」

黒子「…お姉様、聞いてくださいまし」

美琴「……」

黒子「黒子はお姉様を慕っておりますの」

黒子「黒子はお姉様から離れませんの。ええ、離れませんとも、絶対に」

黒子「黒子は誰よりお姉様のことを知ってますの。そんな黒子が言いますわ」

黒子「…お姉様。お姉様は今少し疲れてますの」

黒子「聞く限り大丈夫ですの。なんとかなりますの。だから今はゆっくり休んでくださいな」

美琴「……」

美琴「……そう。…少し…横になるわね…」

黒子「…はい。黒子はここで待ってますの。おやすみなさい、お姉様」ニッコリ



初春「……白井さん…」

佐天「……」

もう使わないであろう人のを潰せよ

黄泉川とか神裂さんとかさぁ……いるだろ色々

美琴「…ごめん…ね……」スースー

黒子「……」

美琴「……」スースー

黒子「…お姉様…」


黒子「…初春、そこにいますの?」

初春「…はい」

黒子「…お姉様は聞いての通りですの。精神状態が安定してませんの」

初春「…はい」

黒子「私はここにいますの。…ジャッジメントの仕事は任せますわ」

初春「…はい」

黒子「私がいない間は宜しく頼みますわよ」

初春「…はい!」



佐天「……」

佐天「…レベル5って…愛されるんだね」

佐天「…私にはよくわかんないや」

佐天「…私、馬鹿だから」

佐天「…この能力知らないんだ」

佐天「だから、使っても罪にはならないよね」

佐天「…御坂さん…」

>>31・42
お前ら絶対に許さないからな

黒子「…佐天さん」

佐天「……」

初春「…佐天さん!」

佐天「…あっ、うん、なに?」

初春「私じゃなくて白井さんですよ」

黒子「……今日はお姉様のところに駆けつけてくれてありがとうございました」

黒子「本当に感謝しますの」

佐天「……」

初春(…佐天さん?)

黒子「お姉様は本当にいい友人に恵まれましたの」

黒子「…さ、初春。そろそろ支部の方に私がしばらくいなくなることを伝えてくださいまし」

初春「…あ、はい!佐天さん、行きましょう?」

佐天「……」

佐天(御坂さんって…可愛いよね)

佐天(かっこくて、可愛くて、綺麗で、強くて、頭も良くて、優しくて…)

佐天(ははっ…完璧だよね…)

佐天(……なんだろ…)

初春「……んさん!」

初春「佐天さん!」

佐天「…ん?」

初春「もう、行きますよ!御坂さんと白井さんの邪魔になります!」

佐天「あー、そうだね」

初春「…次に来る時は何か持ってきますね」

黒子「ありがとう、初春」

初春「…では、失礼しました!」ガラッ

佐天「失礼しました」

黒子「はい、ありがとうございました」フリフリ

佐天「……」

佐天「……」キュッ

黒子「……お姉様」ボソッ


美琴「…ぎッ!!」ビクッ

黒子「…お姉様!?」

美琴「…うゔぅぅ…ぃ゛…ぃ……」フルフル

黒子「な、ナースコールですの!!!」

むぎのんはよ

初春「…御坂さん…」

佐天「……」

初春「……白井さんがついてるから、きっと大丈夫ですよね」

佐天「…どうかな…」

初春「…そういうことは冗談でも言っちゃダメですよ」キッ

佐天「…ごめんね、初春」

初春「不謹慎なことを言う人は嫌いです」フン

佐天「……」

初春「……あ、私はこっちですので。また明日学校で会いましょう!」

佐天「…うん、そうだね」

初春「明日の帰りも寄りましょうねー!」

佐天「…はーい!」

太田「続きまして爆笑問題田中…失礼!御坂ちゃんの解答オープン!」

御坂「片タマしか共通点無いわよっ!」


\どっwwww/

佐天「…なんでこうなっちゃったんだろ」

佐天「…この前の能力判定では…違ったのに」

佐天「初春の花飾りをキュッとして楽しんでただけだったのに」

佐天「時々散る花に困惑する初春を見て楽しんでただけだったのに」

佐天「…強くなった代わりに妙な制限がかかっちゃって…」

佐天「こんなに系統が変わるなんて…」

佐天「……」

佐天「…深く考えるだけ無駄だよね、どんどん使ってさっさとレベルあげちゃおう」

美琴「…ねぇ…アンタ…卵巣頂戴よ…」
ミサカ「!?」

初春「佐天さんおはようござ……」

初春「…!!」

初春「…佐天さん、どうしたんですかその目の下の隈は!」

佐天「…おはよー、初春」

初春「…おはようございます」

佐天「……さ、きょうもいちにち頑張るぞー」

初春「……はい」

これレベル5になったらどうなんの
大切な部分どころか全身潰せたりすんの

>>75
ガン細胞や腫瘍を潰して摘出不可能な病気を治療出来る

卵巣とか精巣って移植できるの?
移植できたとしたらその人間のDNA情報ってどうなんの?

初春(佐天さんが変です)

初春(絶対に…変です、おかしいです)

佐天「……」スピー

初春(…と朝は思ってましたが、休み時間も寝てますし)

初春(ゲームでもして寝不足だったのかな?)

初春「…んー」


佐天「…にゃむにゃ……ういはるつぶさせてよ……」ムニャ

>>78
無理

生殖細胞は移植出来ない上にiPS細胞でも再生不可能

>>84
垣根の出番だな

>>85
未現物質って
『この世にない物質を作り出す』能力だから

『既にこの世にある物質』は作れないんじゃないの?

放課後

初春「私はジャッジメントの仕事がありますので、終わり次第御坂さんのところに寄ろうと思いますが…」

佐天「そう?なら私はお見舞いのもの探しておくね」

初春「そうしてくれると嬉しいです」ニッコリ

佐天「ならこっちは私に任せなさい、初春は仕事頑張ってね!」

初春「はい、そっちは任せましたよ!」

佐天「…んーなにを買おっかな…」

佐天「……え」

佐天「あれは?」

佐天「…御坂さん?」


御坂妹「……いい天気です」ボーーー

卵巣と同じ機能を持ったこの世ならざる何か

お願いやめて

>>90
ミュータントが生まれそうだな

腕が生えてくるんだから卵巣くらい・・・

佐天「…あれ?なんでこんなところに?」

佐天「……私の能力が…切れたの?」

佐天「……そんなわけないよね…退院したのかな?」

佐天「…嘘……御坂さんを能力の対象にできる…」

佐天「……治ったんだ…。…まだ私のレベルが低いから」

佐天「…ごめんなさい、御坂さん。治ると思うのでもう一度お願いします」キュッ



御坂妹「こういういい天気の日は日向ぼっこに限ります、とぼーっと空を見ながらミサカは…」

御坂妹「…!?」ズキッ

>>96
未現物質の能力で腕が再生出来てるのが設定上おかしいんだよなあ

それならまだ麦のんの能力で人間の腕を錬成したって方が納得がいく

いやあああああああああああああああああああああああああああああああああ

>>98
腕に似た何かなんだろ。

>>101
まあそうなんだろうね

佐天「…またやっちゃった」

佐天「…そして今回で確信した、このプチッて感覚…手に残るんだ…」

佐天「……なんか気持ちいい」ゾクゾク



御坂妹「…痛いです」ギュッ

御坂妹「…痛い…痛い」ヘタッ

ん?上条の能力で未現物質は消せるのか?

『生み出す』までが能力だから『もう生み出した』物質は消えないんだろうか?

佐天「…また病院に行かなきゃね」

佐天「そうだ、可愛いゲコ太のぬいぐるみでも買って送ってあげよう」

佐天「長いベッド生活だと暇だろうからね」

佐天「そうと決まれば買いにいくぞー」

佐天「……御坂さんが既に持ってなければいいな」フンフン



御坂妹「………うぅ…」ギュッ

「君、大丈夫か!?」

御坂妹「……痛い…です…と、ミサカは…」

「…だ、誰か救急車を!」

未現物質そのものを能力と取るか能力が作用したただの物質と取るかで意見が別れるな

初春「お待たせしました、佐天さん!」

佐天「ようやく来たな、初春ー。ねぇ、このぬいぐるみどう思う?」

初春「…あー、はい。確かに御坂さんのことを考えるとこれもいいかもしれませんね!」

佐天「でしょー?さ、出発するよ!」

寝ます

一応明日の昼まで残ってれば続きを書きたいと思ってます
これ以上書いてても誤字とか増えるのでごめんなさい
カエルは次に出す予定でした

おやすみなさい

明日じゃなくて今日でした

今から完結させます、頑張ります

初春「1032号室ですから…この階ですよね…ん?」



カエル顔の医者「…僕にはホルモンバランスが崩れないように女性ホルモンを注射することしか、今はできないよ」

黒子「……もう望みはありませんの?」

カエル顔の医者「…こればかりは。損傷した部分と状態が悪すぎるんだ」

黒子「…そうですの。ありがとうございました」

カエル顔の医者「僕も頑張ってみるけどね」



初春「…あれはお医者さんですかね?」

佐天「…御坂さんの主治医かな?」

初春「……」

黒子「……ダメ…でしたか…」

初春「…白井さん」

黒子「…初春?仕事はどうしましたの?」

初春「終わらせてきました。…さっきのお医者さんとの話、少し聞いてしまいました」

黒子「……そうですの」

初春「けどホルモンバランスだなんて…」

黒子「……そうですわね。昨日初春たちが帰ったあとの話でしたわね」

初春「なにかあったんですか?」

佐天「……」

黒子「…もう片方も、潰れたんですの」

初春「…うっ…」ビクッ

佐天「……」

佐天「……でも、治ったんでしょ?」

黒子「……なにを言ってますの…」

初春「…佐天さん…?」

佐天「だって私見たんですよ、御坂さんを」

黒子「そんなわけありませんわ。お姉様は昨日からずっとここで寝てますの。私がずっと見守ってますの」

佐天「……えっ」ゾクッ

佐天「私が確実に…潰し…」

初春「…佐天さん、どうしたんですか?」

佐天「……なんでもないよ…」

初春「…佐天さん、顔が真っ青ですよ!?」

佐天「ご、ごめんね、今日はちょっと帰るから!」ダッ

初春「佐天さん!?」

黒子「……」

美鈴はよ

美琴「……誰かいるの?」

黒子「あ、お姉様、お目覚めですの?」

美琴「…うん、体調はよくならないけどね」

黒子「またみんなお見舞いに来てくれましたのよ」

初春「御坂さん!」

美琴「…ふふっ、ありがとう」ニッコリ

初春「…あー、さっきまで佐天さんもいたのですが…急用で帰ってしまいました」

美琴「…そう。まぁ気持ちだけでも嬉しいわよ」

初春「これはお見舞いのものです」

美琴「あっ、ゲコ太!…ありがとう」ニッコリ

黒子「……ありがとう、初春」ニッコリ

初春「えへへ…。実は選んだのは佐天さんなんですよ、あとで伝えておきますね」

佐天「…嘘だ嘘だ嘘だ」タッタッタッ

佐天「…そんな…都市伝説だよ」

佐天「……ありえない!そうだよ、ありえないよ!」

佐天「……」

佐天「…なにもしてない」

佐天「…今日はさっさと寝ちゃおう」

佐天「……昨日に引き続き悪夢なんてやだよ…」

ーふんふん

…あ、ちっちゃな御坂さんだ。

ーあれ、お姉ちゃんだれ?

…私?覚えてないのかな、佐天涙子って言いますー!

ーへぇ佐天お姉ちゃん
ー…人殺し

へ?

ー…あなたのせいで私は…グチャッグチャッ

ひっ!

ー奪われたんだよ…グチャッ

……気持ち悪い!!

ーどこにいくの?

ーどこにいくの?

…こっちにもいる…

ー何人を殺したと思ってるの…?

…いやっ!

ー痛かった

近寄らないで!

ー痛かった
ー痛かった
ー痛かった

来るな!!!

ー殺してやる…人殺し…
ーふふ…
ーふふ…

いやっ…いやぁ!!!!

佐天「……!!」ガバッ

佐天「……夢」

佐天「…そうだよね、夢だよね」

佐天「…私が御坂さんのものを潰したからって…将来の命が奪われたって訳じゃ…」

佐天「……」

佐天「……まだ夕方じゃん…」

佐天「…気持ち悪い」

佐天「こりゃ寝れないね…」

佐天「…外に出よう」

佐天「…夕方にあてもなく歩き回るってのも…また…」

佐天「……あれ?」


打ち止め「ミサカはミサカはー」


佐天「ちっちゃな御坂さん…」


打ち止め「ふんふんー」


佐天「…嘘だ」

佐天「…嘘だよね」

打ち止め「…ん?お姉ちゃんミサカのことを見てるの?」

佐天「……御坂さん」

打ち止め「え、お姉様を知ってるの?お姉ちゃんだれ?ってミサカはミサカは見知らぬお姉さんに……」

佐天「……ひひっ」

打ち止め「…へ?」

佐天「…私を殺しに来たんでしょ!?」ガシッ

打ち止め「いやっ…」

佐天「あはは、夢の中では私は何度も殺されたけどこっちではそうはいかないよ」ギュッ

打ち止め「ぐ…ぐるしい…っ!」ジタバタ

一方通行「……クソガキが帰って来ねェな」コツコツ

一方通行「…なンだありゃ」


佐天「ははは先手必勝だよ!一対一なら負けないよ」ギュッ

打ち止め「……うぅ…」


一方通行「チッ!!!」カチッ

一方通行「なァにやってンですかァ!?」

佐天「あははは」

一方通行「手加減はァ」

一方通行「いらねェみたいだなァ!!!」ドゴォ

佐天「ッが!!!」

佐天さんが病院に運ばれて来たのは佐天さんの様子がおかしかった日でした。

それから数ヶ月間佐天さんは昏睡状態でした。
佐天さんの意識が戻った時にお医者さんが言っていたのは「彼女の脳は非常に大きな衝撃を受けたせいで、計算能力が失われている」ということでした。
佐天さんは一切の計算が苦手になってしまいました。当然能力開発も…。

佐天「…あはは、初春…私一生無能力者だってさ」

初春「…そうですね」

佐天「…けどね、これでよかった」

初春「え?」

佐天「…なんかあの時の私は絶対おかしかったもん…」

初春「…な、なんのことですか?」

佐天「……」

初春「……なんですか…」

お姉様の入院中、カエル顔の医者がお姉様を呼び出しました。
私はこっそり聞き耳を立てていたところ、どうやらお姉様と完全にDNAが一致する人が片方の卵巣の提供を提案しているそうでした。DNAが完全に一致ってどういうことですの…。
お姉様は断ってました。私はお姉様は人に迷惑を掛けることを嫌うのを知っていましたので納得でしたの。
日に日に具合悪くなるお姉様を見て、何度かカエル顔の医者は勧めてました。新しく卵巣を作ることはできないがせめて移植くらいなら僕にもできるよ、と。
そして私が個室から追い出された誰かとの謎の密会のあと、お姉様は移植を決めてましたの。
これでお姉様は子供を作ることができるように戻りましたの。

子供が作れないなら私がお姉様との子供を作ろうと思わなかったかと?
私はお姉様の幸せが一番ですわ。許しがたいですが、類人猿がいいというのならば……やっぱり認めませんの!!!

黒子「お姉様、明日退院予定ですわね、体調はどうですの?」

美琴「ん、調子いいわよ!」

黒子「よかったですの…。また寮に帰ったら黒子と熱い夜の営みを…」

美琴「…しないわよ!」ビリッ

黒子「あふん」

美琴「…いつもありがと、黒子」

黒子「……当たり前ですのよ」

初春「…佐天さん、車椅子は慣れましたか?」

佐天「…まさか完全に歩けなくなるとはね…慣れるように頑張らなきゃ」

美琴「佐天さん、調子はどう?」

佐天「……御坂さん」

黒子「もうお姉様ったら明日退院と聞きつけたらすーぐ飛んできちゃいましたのよ…」

佐天「……ごめんなさい」ポロポロ

初春「…えっ」

美琴「………ま、よくわかんないけど、さっさと退院して、またみんなでご飯食べに行こうね!」

初春「…いいですね!私が佐天さんにあーんしてあげます」

佐天「は、恥ずかしいよ!」

初春「ダメです、佐天さんが日常生活ができるようになるまで私が全部やるんです」フンス

黒子「まーた随分と仲がいいですわね」

初春「佐天さんが動けない間私がやってましたからね!ほとんど奥さんみたいなものです!」

佐天「や、やめて初春…恥ずかしい…」カァァ

美琴「ふふっ」


END


御坂妹「私ですか?普通に元気ですよ、とミサカはガッツポーズをしてみせます」グッ

終わりです!

こんな時間まで見ててくれた人ありがとうございました。
明日は平日なのに。
佐天さんボコボコエンド望む人もいましたがこれで勘弁してください。
マジキチに進もうと思ってましたが潰される子が可哀想でできませんでした。

読んでくれた方々本当にありがとうございました。感謝です。

それではおやすみなさい。

佐天「上条さんは優しいし大切なものでも許してくれるよね。えいっ」キュッ

上条「…それでよ、ぃ゛ッ…」

禁書「どうしたの、とうま。突然すっとんきょうな声を出して」

上条「…・ぅ……ぃ゛だい…」プルプル

禁書「…え?……え!?とうまっ!?お腹が痛いの!?」オドオド

…眠い

…いや、続きかない、完結してる
金玉金玉いう人がいるから書いてみようと思ったけどその時は別で立てる

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