女「はう……お腹痛い……」男「」(10)

  ∧,,∧
 ( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
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 しー-J

ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。

例1 ID:wwh7KM12 の場合 7×12=84 なので84回頑張りましょう。
例2 ID:bIcyCle. の場合 数字が無いので100回頑張りましょう。
例3 ID:


さあ、存分に腹筋するがよい。↓

男「甘えんなクソが!!」

男「まだだ……女はまだ 1651 回残っているだろう」


女「お腹痛いよぉ……」

男「だから無理して食べきるなって言ったってのに」

女「くるじぃ……」

男「この際だ。勘違いしているみことを指摘してやる」

女「なにを? ああぅ、痛いぃ……」

男「お前は食べるのが好きなだけであって、決して大食いではない」

女「……うん。知ってるよ?」

男「知ってるならなんで大盛りメニューにチャレンジするんだよ」

女「だって、あれもこれも調理を注文するなんて可愛い彼女のすることじゃないもん!」

男「変わんねーよ! 笑顔でドカ盛りハンバーグを頼む女に可愛らしさなんて欠片も感じねーよ!」


男「お前の注文を取った店員の顔から表情が消えていく様をちゃんと見てたか?!」

女「ひどい! 今日のデートのために昨日のお昼からなにも食べないで我慢してたのに!」

男「その台詞に微笑めるのは身体測定の日だけな! ここで言ってもただの度が過ぎた食いしん坊だからな!」

女「うっぷ。言い合いしたら気分が悪くなってきた……」

男「ったく。階段よこのベンチで休憩するか?」

女「…………」コクコク

男「気合入れてポニーテールにしてんなと思ったら、食いやすいように髪を束ねただけとはね。彼氏の価値はランチ以下か」

女「っ!?」フルフル

女「……うっぷ」

男「そうだよな。その緊張状態で首を振れば悪化するわな」


女「……」プルプル

男「冷や汗ダラダラじゃねーかよ。店員呼んでこようか?」

女「……」フル…フル…

男「はぁー……、飯を詰め込みすぎた彼女を介抱する斬新なデートプランを組んだ覚えはなかったんだがな」

女「……」ピクピク

男「横になるか? 膝枕いる?」

女「……」コクコク

男「ほら」

女「……」コテン

男「顔はこっち向けておけよ。マーライオンの真っ最中を人様に晒すのは屈辱の極みだろ」


女「……」クル

男「ほんとに。手間のかかるやつを彼女にしちまったな」

女「……ん……ね」

男「ん? 喋らない方がいいぞ」

女「ごめ……んね……」

男「謝ってもデートを台無しにしたことは許してやんねーよ」

女「ごめん、なさい……」

男「謝るぐらいしかできない口は閉じとけ。許してほしけりゃ、次以降のデートで同じ失敗はするなよ」

女「……」コクン

男(とか言って、やっぱり繰り返すんだろうけどな。しっかり怒れない俺も弱いもんだな……)


女「……」ゴソゴソ

男「どうした? 頭の位置が落ち着かないか?」

女「……オチンポロン」ポロン

男「おい、ちょっと待てよ。公共施設で何しやがってくれてんだ」

女「うえへへ。おちんぽさんお久しぶり」ツンツン

男「ふざけんな! おまっ! デパートだぞ、ここ!」

女「大きな声は頭に響く……」

男「この期に及んで病人ぶってんじゃねー!」


『あの男の子、寝込んでる女の子を怒鳴ってるわよ』

『辛そうに震えてるのに病人として見てもらえないなんて可哀相な子』

『きっと変な男を掴まされたのね。同情するわ』

『あ、こっち見た! 行きましょ!』

男「ぐ、ぬぬぬっ!」

女「下手に動くとポロンがボロンしちゃうかもね」ニヤニヤ

男「こいつ……」

女「髪の毛ほどいてくれたら大きくなっても隠せるよ」

男「家に帰ったら好きなだけかまってやるから、な? 元気になったなら」

女「はむ、ちゅっ……ちろちろ。まだ小さいから、お口にはいる。ぺろりゅ」

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