海未「バレンタインのチョコが大変な事態を招きました」 (45)

ガラッ

海未「もっと~ぎゅっと~♪」フフーン

海未「…待ち切れなくて部室に早く着きすぎてしまいました」

海未「ついにこの日が来ましたよ…バレンタイン!」

海未(これは一見すると皆に配るただの普通の9個入りチョコレート…ですが!)

海未(この9個入りチョコには秘密があって、なんと左下の1つだけ強力な媚薬が入っています)

海未(これを穂乃果に食べさせればあんなことやこんなことが…)

海未「フフフ、我ながら完璧な作戦ですね」

海未「…さて、全員揃ったところで話があります」

絵里「あら、どうしたの?」

海未「今日はバレンタインなので日頃の感謝を込めてチョコを用意して来ました」スッ

穂乃果「おぉ!海未ちゃん太っ腹!」

凛「おいしそうにゃー!」

絵里「悪いわね。わざわざこんな立派なのを」

海未「いえ、私が好きで用意したんですから。気にしないでください」

海未「それではまず順番に…穂乃果。取ってください」

穂乃果「え、私から?」

海未「はい」

海未(知っていますよ。穂乃果は同じようなものが並んでいる時、左下から取る癖があること)

海未(これで穂乃果は…)

凛「あ、これ左下のが特においしそうに見えるにゃー!いただきまーす!」ヒョイパク

海未「あっ」

花陽「だ、ダメだよ凛ちゃん。順番は守らなきゃ…」

凛「えへへ、ごめんね。つい美味しそうで…」

凛「…っ!」ドクンッ

真姫「あれ?なんか凛、顔赤くない?」

希「そうやね…海未ちゃん。このチョコお酒か何か入ってる?」

海未「い、いえ…入ってませんヨ?タベテミマスカ?」スッ

ことり「あむっ…ん~、普通のチョコだねぇ」モグモグ

絵里「確かに。お酒が入ってるような味はしないわ」モグモグ

凛「みんな心配しすぎだよ~。凛は大丈夫だから…」

穂乃果「でも凛ちゃん…」ポンッ

凛「んっ…!」ビクッ

にこ「…凛ちゃん?」

凛「あ、あれ?おかしいにゃー?」アハハ…

海未(やはりこれ以上凛をここに置いておくのは危険ですね)

海未「凛。無理はいけませんよ」

海未「絵里。私は凛を保健室に連れていくので、その間練習をお願いします」

絵里「わかったわ」

凛「………」ポケー

保健室――

凛「ごめんね、海未ちゃん。なんだか急に熱っぽくなっちゃって」

凛「凛は平気だから気にしないで練習に戻って大丈夫だよ?」

海未「……恥ずかしいんですか?」

凛「えっ?」

海未「だから…」

バサッ

海未「下着が濡れてしまっていて私が傍にいると恥ずかしいんですか?…と聞いているんです」

凛「!」

凛「そんな…どうして…」

海未「保健室に来るまでもずっと脚をモジモジさせていて気づかれないとでも思ってましたか?」ニコッ

凛「う…ぁぅ……」ジワッ

海未「…ごめんなさい。少々イジメすぎてしまいましたね」

凛「ごめん…でも急に身体が火照ってきて、下着が擦れると気持ちよくなって…どうしたらいいのかわからないけど止められなくて…」

凛「ねぇ、海未ちゃん。凛…病気になっちゃったのかなぁ…」ポロポロ

海未「まったく、凛はしょうがないですね」クチュ…

凛「ひゃっ!?」ビクッ

海未「こんなに濡らして…私が保健室に連れていくと言わなかったら、このまま練習するつもりだったんですか?」クチュクチュ

凛「んぅ…海未ちゃん……そんなところ触ったら汚いにゃぁ…」ハァハァ

海未「何を言ってるんですか。私が出ていったらオナニーするつもりだったのでしょう?」

凛「オナニーって…?」

海未「えっ」

凛「オナニーって…何?」キョトン

海未「なん…だと…」

海未「オナニーというのは好きな人を想って自分の身体を弄って気持ちよくなることです。…まさか本当に知らなかったんですか?」

凛「ごめん…」

海未(オナニーも知らない女子高生…普通ならありえないような話ですが)

海未(そんなありえないような娘が相手のsoldier gameでは…私の理性が負けてしまうのも仕方ないですよね)シュルッ

凛「あ…凛のブラウス…」

海未「凛が悪いんですよ?そんな怯える子猫みたいな眼で誘うから…」シュルッ パサッ

凛「無茶苦茶だにゃー…」

凛(服…全部取られちゃった…。でも抵抗出来ないよ…)ハァハァ

凛「海未ちゃん…凛をどうするの…?」

海未「今は知る必要ありませんよ。身体が勝手に感じてくれますから」ペロッ

凛「にゃっ…」ピクッ

海未「凛の胸…控えめでかわいいですね」ペロ…ピチャ…

凛「海未ちゃんに言われたくないにゃ……」ハァハァ

海未「………」カリッ

凛「い゛ぃっ!?痛いよぉ…」

海未「因果応報です」

海未「さて、ではそろそろ本格的にいきますよ」

凛「ま、待って!なんか怖いよ…」フルフル

海未「ダメです。このままでは身体の疼きはおさまりませんよ?」

凛「でも…」

海未「大丈夫ですよ。私を信じてください」ツプ…

凛「あっ…!」ビクッ

海未「ほら。濡れているからあまり痛くないでしょう?」

凛「ん…」コクッ

海未「このままナカを少しほぐしましょう」ジュプッ

凛「にゃあぁぁぁ……」ビクビクッ

凛(ホントだ…最初は少し変な感じだったけど、だんだん気持ちよくなって…)

海未「……ここですね」クイッ

凛「~~~っ!?」ビクンッ

海未「見つけましたよ。凛の1番弱いところ」

凛「な…に…!?今の……」ピクピク

海未「凛の1番気持ちよくなるところを突いたんですよ。こうやって指を曲げると…」クイッ

凛「ひあぁぁぁっ!?」ビクンッ

海未「どうですか?」

凛「あ…うぅ……」ビクッビクッ

海未(さて、このまま指でイかせてあげてもいいのですが…)

海未(せっかくなので私も楽しみたいですね)

凛「海未ちゃん…?」

海未「では…そろそろイきましょうか。凛」

凛「イく…?海未ちゃんどこかに行っちゃうにゃー?」

海未「イく…というのは、今までのよりももっと…最高に気持ちよくなることです」シュルッ

凛「今までのよりも…もっと上があるの…!?」ゾクッ

海未「ですが安心してください。貴女が途中で逃げ出さぬよう、私が絶頂まで付き合ってあげます」

凛「どういうコトにゃ?」

海未「私も凛と一緒に…気持ちよくなるのです…よ!」クチュッ

凛「んぅっ…!」ビクッ

凛(海未ちゃんのアソコが、凛のに擦れて…)

海未「凛…んっ…!凛は指でされるほうが好きですか…?」クチュックチュッ

凛「ううんっ…!こっちのほうが海未ちゃんの熱を…ふあぁっ!?いっぱい感じられるから好きだよ…」クチュッ

海未「そうですか…あぁっ!」ビクッ

凛「海未ちゃん……凛もう…ダメっ…!」クチュックチュックチュッ

海未「はい…っ!私と共にイきますよ…凛…ッ!」クチュックチュックチュッ

凛「海未ちゃ…ああぁぁぁっ!?」ビクッビクンッ

海未「凛…ッ!くうぅぅっ…!」ビビクンッ

~~~

凛「凛…海未ちゃんとオナニーしちゃったんだ…」ハァハァ

海未「違いますよ、凛。これはセックスです」

凛「せっくす…?」ハァハァ

海未「はい。愛する女性同士が身体を重ね合う行為をそう呼びます。…というか保健の授業でも習いますし、そもそも一般常識だと思いますが」

凛「う…。ち、ちょっと忘れてただけにゃー」

海未(嘘ですね)

ピリリリリッ

海未「あっ、メールですね。…どうやら皆は練習を終えて解散したようです。穂乃果がことりと帰ったという連絡でした」

凛「じゃあ凛達もそろそろ帰るにゃー…」

海未「待ってください」ガシッ

凛「どうかしたかにゃー?」

海未「凛はたくさん気持ちよくなったかも知れませんが、私はまだ満足していませんよ?」ニコッ

凛「えっと…流石に凛はこれ以上は無理かな~って」アハハ…

海未「大丈夫です!熱いハートがあれば!」ガバッ

凛「どこかで聞いたような台詞…って、ホントにやるつもりかにゃー!?」<ダレカタスケテー


~~~

南家――

穂乃果「お邪魔しまーす!」

ことり「はーい」

穂乃果「でも、急にお泊まりなんてよかったの?ことりちゃんの家に迷惑なんじゃ…」

ことり「ううん。今日はことり以外はみんな外泊だから。家には2人しかいないよ」

穂乃果「なーんだ。ならよかった」

ことり「じゃあお菓子とお茶を持って行くからことりの部屋で待っててね」

穂乃果「うん。わかった!」

ことり「さぁて、今頃海未ちゃんは凛ちゃんと仲良く遊んでるかな~」


――
―――

ことり「はい。凛ちゃんには特別にスペシャルチョコレートを用意しました~」

凛「ホント!?嬉しいにゃ~」

ことり「それでね、凛ちゃん。その代わりと言ったらなんなんだけど、ちょっとお願いを聞いてくれないかな?」

凛「ん~…凛に出来ることならいいよ~」

ことり「実はね。海未ちゃんがみんなにチョコレートを用意したみたいなんだけど…海未ちゃんがそれを配り始めたら1番に左下のチョコを食べてほしいの」

ことり「…ダメ?」

凛「ううん、任せて!凛はこのチョコレートに誓ってミッションを成功させるにゃー!」

ことり「うん。よろしくね」ニコッ

―――
――

ことり(確かに海未ちゃんの作戦はよかったよ…)

ことり(でも!だけど!まるで全然!この私を出し抜くには程遠いんだよねぇ!!)

ことり「…これでよしっと」

ことり「うん!やっぱり媚薬入りの大事なチョコレートはみんな用のに交ぜたりしないで直接渡さなくちゃね」

ことり(それじゃ、海未ちゃん。一足先に穂乃果ちゃんはいただきます♪)


―完―

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