そしてジャンは旅立った
ミカサに引っ付かれるエレンからの毎度毎度の愚痴にうんざりしてきたアルミンが
「もういっそキスして黙らせちゃえば?」とヤケクソ気味でアドバイスしたら
それを実行したエレン
まで思いついたけどその後が続きそうもないからやめた
ミカサ「……うっ!」
クリスタ「どうしたのミカサ!!」
ミカサ「……多分、つわり。エレンにキスされたし」プルプル
クリスタ(想像妊娠!!)
酔っぱらってるからいつまでイケるかわからんけどやっていいのんか
ミカサ「 」
エレン「……ぷはっ」
ミカサ「 」
エレン「……へへ、驚いたか?」
ミカサ「 」
エレン「……へへ、そんなおっかない顔するなよ、お前が悪いんだぜ」
ミカサ「『まだファスーストキスも済ませてない童貞のエレンがひとりで着替えなんか出来るはずない』なんていうから……」
ミカサ「 」
エレン「俺がそんなひよっこじゃないって証明するのは、お前の唇だぜ、へへ……!」
ミカサ「 」
エレン「……どうだ、驚きすぎて言葉も出ないかよ? いつまでもお前に世話になってるエレン・イェーガーじゃないってこった……!」
ミカサ「……」
エレン「へへ……」
ミカサ「……」
エレン「……」
ミカサ「……」
エレン「……」
エレン「……あの、ミカサ? 聞いてるか?」
ミカサ「……」
エレン「お、おい、どうしたミカサ、いきなり黙りこくって」
ミカサ「……」
エレン「ま、まさか、今更俺にサれたのがショックで黙ってるとか、そんなことは……ねぇよな!ハハハ! アハ……」
ミカサ「……」
エレン「……おい、ミカサ……?」
ミカサ「……」
エレン「ミカサ……さん……」
ミカサ「……」
エレン「 」
ミカサ「……(ダッ)」
エレン「!? お、おい! ミカサ!?」
ミカサ「……!(ドタバタドタバタ)」
エレン「……!」
エレン「……」
エレン「……え? なにこれ? え? 意味分かんない。え、なにこの一人なのにアウェーな雰囲気」
エレン「……え? 何? ミカサってそういうの乙女ちっくなこと気にするタイプだったのか?」
エレン「……」
アルミン「話は聞かせてもらったよ(ガラガラ)」
エレン「!? ……アルミン!
アルミン「いやぁエレン、君がまさかそんな婦女暴行まがいのことをする男だなんて思わなかったよ(ガララ)」
エレン「あ、アルミン……お前いつの間に兵舎の壁の中に……!」
アルミン「いつも君とミカサの恋愛模様に胃痛を起こしてる僕じゃないってことさ。壁の中は酸素が薄くて参ったけどね」
エレン「あ……アルミン! 俺はどうしたらいい!?」
アルミン「何が?」
エレン「な、なんかミカサが、チューしたらいきなり無言になって走って行っちゃったんだ!」
アルミン「あぁ、僕も見てたよ」
エレン「お……俺、どうしたらいい!? 俺には全くわからねぇ! どうしようどうしようどうしよう!」
アルミン「(……ヘェ、エレンもミカサについてこんなふうに取り乱すことあるんだなぁ)」
エレン「お、俺、そんなつもりじゃなかったんだ! あんまりにもミカサに童貞だチェリーボーイだと蔑まれるのが悔しくて、
成り行き的というか結果的にそうなったってか……」
アルミン「……」
エレン「べ、別にミカサのことをからかおうと思ってそんなことをしたわけじゃ……」
アルミン「エレン」
エレン「おいアルミン! 俺とお前は友達だよな! しかもお前は頭がいい! ミカサはどうしたら許してくれるんだ?!」
アルミン「エレン? エレンエレンエレン~」
エレン「なぁお前も一緒にミカサに謝ってくれよ! お前の謝罪ならミカサも許してくれるって……!」
アルミン「黙れよ(ゴシャ)」
エレン「!?」
アルミンのキャラがここ最近ブレつつある
>>28
ラノベばりのイチャツキを長年目の前で見せつけられ続ければ
ブチ切れるさ
エレン「ゲ……ッフ……!」
アルミン「あ、やだなぁ。血と吐瀉物でズボンが汚れちゃった。おろしたてなのになぁ(ゴシゴシ)」
エレン「あ……ある……みん……?」
アルミン「エレン?(グシャ)」
エレン「……!? っぐ……?」
アルミン「いい加減SSの中で君たちの下らない恋愛模様に胃痛を催すのも飽き飽きなんだよ。
今回はちょっと志向を変えて行かせてもらうからそのつもりで」
エレン「……ああああ、あ、アルミン、い、いてぇ……いてぇよ……!」
アルミン「痛い? 冗談だよねぇ? ミカサにあんなことをしたくせに」
エレン「!? な……なんだと……?!」
アルミン「ミカサはそれ以上に苦しかったと思うよ? 今のエレン以上に痛かったとも思うよ? 僕が君に与えている苦痛は
今しがた君がミカサにしたチューより、僕が常日頃悩まされている胃痛の何万倍も痛かったと思うよ?(ギリギリ)」
エレン「……! ……?」
アルミンなんですぐ胃痛めてしまうん?
アルミン「しかも今君は『ミカサに謝る』とか『そんなつもりじゃなかった』って、そんなことばかり口にしたよね(ゴリゴリ)」
エレン「アァォ……!」
アルミン「それ自体が『君はミカサに悪いことをしてしまった』って内心では自覚がある証拠じゃないかなぁ……(グリグリ)」
エレン「あ……アルミン……! アルミンやめてくれ……!」
アルミン「やめないよ。僕が今まで君とミカサの仲を取り持つために感じてきた痛みの、これは万分の一にもならない痛みなのさ(ググッ)」
エレン「あああああああああああ……!」
アルミン「エレン? 君はわかってないと思うけど、ミカサは君のことが好きなのさ。いや、愛していると言ったほうがいいね。
ミカサは君のことを愛している。男として、異性として愛しているんだ。君が言うような下らない理屈に粉飾された『家族』じゃない、
君とまぐわいたい、君との子供がほしいって、僕には何度も何度も語ってくれていたよ……(グシャ)」
エレン「……! ……ミカ、サ、が……?」
アルミン「ここまでわかったならもうそろそろ、言うべき言葉があるでしょ?」
エレン「……ミカサ……」
アルミン「そうそう、その意気だよ……」
エレン「……俺には、ミカサが……」
アルミン「ハハハ(グリグリ)」
エレン「ミカサ……すまない……!」
アルミン「アハハハ、凄くいい気分だよ(ガッガッ)」
エレン「ぐっ……こ、こんな痛み、なんでもない、ミカサ……俺は……お前を……う!」
アルミン「よーし、エレンがやっと人の半分ぐらいはまともになったかな(スゥ)」
エレン「あぁ……俺は今目が覚めた……」
アルミン「ホッ(あーよかった、よかった必死でSキャラ演じて。これでもう胃痛とはおさらばだ)」
エレン「ミカサ……(ハァハァ)」
アルミン「(リヴァイ兵長ありがとうございます……僕にサドキャラを教えてくれて……もう一生、兵長に足を向けて寝ません……!)」
エレン「俺は……俺は……責任持ってミカサの子供を父親として育てるべきなんだ……!」
アルミン「 」
ミカサ「……」
サシャ「……(ねぇクリスタ)」
クリスタ「……(ねぇサシャ)」
ユミル「……(なんか変だよなぁ)」
ミカサ「……」
サシャ「……(ミカサがエレンが食堂に来る前に椅子に座ってますね)」
クリスタ「……(おかしいよね? エレンとミカサが別行動するなんてキースが巨人化するよりありえちゃならない事態よね)」
ユミル「……(けだし的確な表現だな。とにかく今日は面白くなりそうだな)」
ミカサ「……」
エレン「……。……よっ、ようみんな!」
サシャ「!」
クリスタ「!」
ユミル「!」
ミカサ「……」
エレン「おっ、おはようミカサ!」
アルミン「……」
ジャン「……(ウッヒョイミカサは今日も可愛いなぁ)」
ミカサ「……」
エレン「こっ、ここいいかな!?」
ミカサ「……」
エレン「あ、あぁー腹減ったなぁ! 今日の朝ごはんはなんだろうなあ!」
ミカサ「……(プイ)」
エレン「!」
アルミン「!」
ジャン「!!!」
エレン「……あっ、あの……」
ミカサ「……(ガタガタ)」
アルミン「……(あっ、ミカサが無言で席を立って……)」
ミカサ「……(ガタガタ)」
ジャン「!」
エレン「 」
アルミン「 」
アニ「?」
ミカサ「……ここ、座っていい?」
アニ「……。……別にいいけど」
エレン「 」
サシャ「……(み、み、み、ミカサが!)」
クリスタ「……(天敵であるはずのアニの隣に……!)」
ユミル「……(プーックスクスクスクス)」
アニ「……おっ、おう」
ミカサ「……?」
アニ「めっ、珍しいね、アンタが私の隣に来るなんて」
ミカサ「別に、あなたの隣にいたいと思うことがあれば私はいつでもその人の隣に座るつもり(スチャ)」
エレン「 」
アニ「おっ、おう……そうかい(アセリアセリ)」
アルミン「 」
ジャン「……(グッ)」
サシャ「……(これは、クリスタ特派員)」
クリスタ「……(問題発生ね、サシャ特派員)」
ユミル「……(プーックスクスクス)」
エレン→ミカサとは
いつもとは逆の関係で新鮮だな
アニ「……(モグモグ……)」
ミカサ「……(モグモグ……)」
エレン「 (モグモグ)」
アルミン「……(モグモグ)」
ミカサ「……ねぇ、アニ」
アニ「……! おっ、おおぅ!?」
エレン「 」
アルミン「 」
ジャン「 」
ミカサ「もしあなたがいきなり野獣と化した男にそういうこと目的で襲われたら……あなたはどうすると思う?」
アニ「え……」
エレン「 」
ジャン「 」
ユミル「(プーックスクス……ゲラゲラゲラ)」
アニ「う、うーん……」
ミカサ「どうする?(キリッ)」
アニ「私だったら……潰すかな」
エレン「 」
アルミン「(あーあ)」
ミカサ「……潰すって、何を?」
アニ「そりゃアンタ……潰すと言ったら、男のアレをだよ」
ライナー「アアォ(ヘナヘナヘナ)」
ベルトルト「オオゥ(ヘナヘナヘナ)」
エレン「 」
ジャン「 (幽体離脱)」
ミカサ「やっぱり……そうするべきなのだろうか」
アニ「そうすべき……だと思う、少なくとも私はね。例えばアンタがキースとかに襲われたとするだろ?」
ミカサ「うん」
キース「 」
アニ「そうしたら、どうする?」
ミカサ「……潰す」
アニ「だろ? なら私なら同じように潰す。それと同じさ」
ミカサ「……さすが、よくわかった。ありがと」
アニ「……い、いいよ改まってお礼なんて。なに、私はただ自分がそうするって言っただけだよ(テレテレ////)」
キース「 」
エレン「 」
まさかのミカアニ
(訓練中……)
サシャ「はぁぁーっ」
コニー「アチョー」
エレン「……(フラフラ)」
アルミン「……(やべぇよやべぇよ……これじゃあミカサよりエレンのほうがよっぽど重症じゃないか……!)」
ミカサ「……」
エレン「……あ」
アルミン「(あ、でもミカサはフリーだ! これならお互いの誤解を解消する時間だって……!)」
エレン「……お、おい! ミカサ! 俺と組手を……」
ミカサ「……アニ、私と組手しない?」
アニ「……は?」
ユミル「(ウググ……クスクスクスクス……)」
アニ「あ……アンタ……本気で言ってるのかい?!」
ミカサ「かなり本気。ヤバいぐらい本気。私はあなたと組手がしたい。しないと今夜は眠れないぐらい」
エレン「 」
ジャン「……(ミカサ、俺のミカサ! あの死にたがり野郎の次はスカした拳法女に……!)」
アニ「で……でも、いいの? ほ、本当に、相手が私でも……」
ミカサ「関係ない。私はシたいと思った人とシたいことをスるだけ」
エレン「 」
アルミン「(あーあ、これはもう……)」
サシャ「……(クリスタ、これはもう……)」
クリスタ「……(えぇ、もうミカサの心はエレンから離れて……)」
ユミル「……(グググ……ブハッモーダメオヤッサン、タオルモウイッチョ)」
ミカサがエレンから離れる
↓
エレンと一緒に調査兵団に行く必要がなくなりミカサが調査兵団に入らなくなる
↓
人類\(^O^)/オワタ
アニ「……こ、この……化け物女がァ……! でも、私の人生の中で今が最高に楽しいよ……!(ゼエゼエ)」
ミカサ「……く、こ、この……元・泥棒女の分際で……! ……こ、こんな高揚は生まれ始めて……!(ハァハァ)」
ライナー「すげー、格闘術では実質的に一位と二位の女が死力を尽くして殴りあいしてるぞ」
ベルトルト「想像以上にすごいね……なんというか、男と格闘するより、女の方がえげつないっていうか、容赦無いっていうか……」
エレン「ミカサ……ミカサミカサミカサミカサ……(ガリガリ)」
アルミン「(あ、エレンが親指の爪を血が出るほどに噛み始めた……)」
アニ「……今日はいい運動になった。ミカサ、私が倒すまで倒れるなよ、アンタは私が拳で倒すと今決めた(ボロボロ)」
ミカサ「……認識を改める必要がある。あなたは立派な人。私がいつか拳で倒すまで、憲兵団で頑張って欲しい(ボロボロ)」
エレン「 」
アルミン「……(あーあ、これもうエレンがもうもはやいらない感じになっちゃったよね。アニとミカサの間に友情が……)」
サシャ「……(これはクリスタ特派員……! エレンは型なしですね!)」
クリスタ「……(サシャ特派員……! ミカサは新たにアニという生きる理由を見つけたようね……!)」
ユミル「なぁアルミン、あいつら見てるとすげぇ面白いだろ……ククク」
アルミン「そうだねユミル、僕は新しい喜びに目覚めたよ……フフフ」
エレン「ミカサ……ミカサぁ……(フラフラ)」
アルミン「!」
ミカサ「!」
ジャン「!」
エレン「ミカサ……ミカサミカサ……アニじゃなくて、俺と……俺と組手しようぜ……!(ヨタヨタ)」
ミカサ「……」
エレン「……ミカサ、ミカサミカサミカサミカサ……(グググ……)」
サシャ「……(ありゃー、エレンが出てきたか)」
クリスタ「……こりゃぁせっかく芽生えたミカサとアニの間の友情もおしまいね」
ユミル「……(馬鹿お前ら。ちゃんとよく見ろよ)」
サシャ「……(えっ?)」
クリスタ「……(何?)」
ミカサ「……」
エレン「ミカサ……なぁミカサわかるだろ……俺今本気で不安なんだよ……俺と組手しようぜ……」
ミカサ「……」
アニ「……え、エレン……なんであんたが……?」
ミカサ「アニ……」
エレン「ミカサ……ミカサぁ……俺謝るよ……ごめんな……あんなことがあったからこそ俺でなくてアニと組手を……」
ミカサ「……」
エレン「ミカサ……ミカサ……(ガッ)」
ミカサ「……こっ!」
ミカサ「こっ……こ、来ないでェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!!」
エレン「(ガーン)」
アルミン「(ガーン)」
ジャン「(ガーン)」
エレン「 」
ミカサ「ハァー……ハァー……ハァー……」
アルミン「 」
アニ「 」
ミカサ「……。……(ダッ)」
アニ「……! ……ミカサ!?」
エレン「うるせぇぇぇぇぇ黙っとけや泥棒メスブタがぁぁぁぁぁ!!」
アニ「(ビクッ)」
アルミン「(うわ)」
エレン「ミカサ……ミカサぁぁぁっぁあぁぁあ! ミカりぃぃぃいいいいぃぃいいぃいいん!!(ダダッ)」
アルミン「!? あっ、えっ、エレン!? エーレーン!!」
エレン「ミカサミカサミカサミカサミカサミカサミカサミカサミカサミカリンミカリンミカリンミカリンミカリン……!(ガ゙サガサ)」
アルミン「エレン! エレーン!(ダメだ、エレンでなくてよりにもよってエレンが立体機動で移動するなんて……!)」
エレン「みかさ……ミカサミカサミカサミカサミカサミカサ……ミーカーサー! 俺が悪かったんだよぉ! 俺を許してくれよぉ! 何でもするからよぉぉぉぉぉ!!」
アルミン「ちょ……おい! もういい加減にしろよ! エレン! しっかりしてよ!」
エレン「ミカサ……! ミカサミカサミカサミカサァァァァァァァ!!!!!」
アルミン「……いい加減にしろよこの雌豚畜生がァァァァ!!!(グワシャ)」
エレン「アォファ(バキャァ)」
エレン「あ……ある……みん!?」
アルミン「毎度毎度毎度毎度僕たちを三角関係のダシに使いやがってよォォォォォ!!(バキャ)」
エレン「ぐふっ……!?」
アルミン「僕は君たちのダシじゃない! ただ胃をやっつけられてるだけの存在じゃないってのによォォォォ!
冒頭で壁に入ってたのもこの時のための伏線なのによぉ! お前のチューのせいで全部台無しだよぉォォォォ!!(バキャ! グワシャ!)」
エレン「……!? ……!!!!」
アルミン「あーもうわかった。ここで決めよ! もうどうすんのエレン!? ここで決めてよねぇ!(グシャ! ゴシャ!)」
エレン「……アァア……!(ゴリ! バチュ! グチャ!)」
アルミン「イテェじゃねぇよこのニブチンポが! お前らの恋愛ごっこのせいで僕がどんなに胃粘膜傷つけられてるかしらねぇのかよォォォ!!(グシャ)」
エレン「……! ……!!! あ、アルミン、痛い……本気で痛い……!」
アルミン「知るかよ! ……ねぇエレン? ここではっきりさせとこうか? (グッ)」
エレン「……お、おぉ……!?」
ここのエレンならジャンと仲良くなれそうな気がする
アルミン「エレンどうなん? エレンはミカサぶっちゃけどう思ってるの?」
エレン「……!? ……ミカサは、俺の、俺の……!」
アルミン「どうせ『家族だ』とか言うんでしょ? もういいって。そういうのホントいいから」
エレン「え……?」
アルミン「つまり僕達が聞きたいことは『ぶっちゃけエレンはミカサとヤりたいかどうか』ってことなの。
もうミカサを異性として見てるかとかどうかは他のSSで明らかにされるべき点だからホントどうでもいい」
エレン「な……!」
アルミン「ミカサは家族なの? それとも君の生殖対象者なの? こういう聞き方しないとわかんないでしょ?」
エレン「……!(カァァ……)」
エレン「……(カァァ……)」
サシャ「……(うわ、エレンが耳まで真っ赤になってますよ……)」
クリスタ「……(エレンってば本当にウブねぇ……)」
ユミル「……(!!! ……!!!!wwwwwwwww)」
エレン「……き……だよ……!」
アルミン「聞こえない」
エレン「……す……きだよ……!」
アルミン「もっと大きな声で!」
エレン「好きだよ! ミカサは大好きだよ! 大好きで大好きでたまんねぇぐらい大好きだよ!」
ジャン「 」
アルミン「……でも君はミカサに嫌われてしまった」
エレン「う」
アルミン「君がつまらない意地でミカサを手篭めにしようとしたからだ」
エレン「ぐうう……」
アルミン「……どうしてあんなことしちゃったのかな?」
エレン「……ぉ、もうそれ以上、聞かないでくれよ……」
アルミン「ダメだよ。ミカサは傷ついている。僕が仮にドSキャラを演じ切るにしても、君の返答がそうじゃあミカサに顔向けができないだろ?」
エレン「……ッ」
サシャ「……(ドキ)」
クリスタ「……(ドキッ)」
ユミル「……(ここでアルミンが男を見せるなんてね……打算ではない男の意地を見せるなんて、さすがだよアルミン……(ゾクゾク)」
アルミン先生!
エレン「……謝れるものなら、謝りてぇよ、ミカサに」
アルミン「へぇ」
エレン「でも今更ミカサは、俺のいうことなんて聞いちゃくれないだろ」
アルミン「……」
エレン「あいつは、何時でも俺たち男より男らしいし、俺たちが女々しく謝るのなんて逆効果だろうさ……」
アルミン「……」
エレン「……なぁアルミン、俺、馬鹿だよなぁ。ミカサがあんな強情な性格だってわかってたのに……」
アルミン「……」
エレン「う……ヒグッ、俺はミカサの信頼を自分の手でぶち壊した……俺に……俺に、もう為す術は……」
アルミン「……フゥー、エレン、君はやっぱり馬鹿だ」
エレン「なっ……」
アルミン「これを見ときなよ。……アニ、ちょっとこっちへ」
アニ「!」
サシャ「!」
クリスタ「!」
ユミル「wwwwwwwww」
アニ「……何?」
アルミン「……フゥー」
アニ「きゃっ!?(ゾクゾク)」
エレン「!?」
エレン「あ、アルミン、お前、今アニに一体何を……!」
アニ「……お、ちょ、ちょ! あ、アルミン! アンタ私にこんなことしてただで済むと……!」
アルミン「『アニ、愛してる(重低音)』」
アニ「はぅ////」
エレン「!?」
アルミン「『毎日僕のために味噌汁を作ってくれ(迫真)』」
アニ「あ、あぅ////」
エレン「 」
アルミン「『嫁に来ないか。体ひとつで(迫真)』」
アニ「うひぃ////」
エレン「 」
アルミン「……とまぁこんな風に」
アニ「やぁぁん……もうらめぇ……嫁にもらってぇ……(グルグル////)」
エレン「 」
アルミン「言葉だけでアニはこんなんなっちゃうんだから」
エレン「 」
アルミン「エレンがミカサにした行為がどれだけ罪深いかわかったでしょ?」
エレン「 」
アルミン「……エレン、きっとミカサは兵舎の私室に戻っている。今は訓練中でコレ以上の騒ぎを起こせば教官がやってくるだろう。
でも、まだ今なら君がミカサにしたことは精算できるだろう……さぁ、君はどうする?」
エレン「……」
エレン「……ミカサ……!」
エレン「……すまない、アルミン」
アルミン「……フハッ、そう来ると思ったよ」
エレン「……俺は、ミカサの思いに、今はっきり応えたい。答えなきゃならないと気がついたんだ」
アルミン「……フッ、教官からは僕が説明しておくよ。……以って二十分かな? 健闘を祈るよ、エレン」
エレン「ありがとう」
>>88
誤爆した
エレン「……すまない、アルミン」
アルミン「……フゥー。やっとその言葉が聞けた、そう来ると思ったよ」
エレン「……俺は、ミカサの思いに、今はっきり応えたい。……いや、答えなきゃならないと、お前の言葉で、やっと気がつけた」
アルミン「……教官からは僕が説明しておくよ。……以って二十分かな? 健闘を祈るよ、エレン」
エレン「ありがとう、恩に着る! (ダダダッ)」
……。
サシャ「……(行っちゃいましたね)」
クリスタ「……(ミカサとエレン、うまく行けばいいけど……)」
ユミル「……(wwwwwwwwwwwww)」
アルミン「……さて、と! 本当に手間がかかるな、あの二人ってば……ぉ?」
アニ「なぁ、アルミン……今アンタが行ったこと、その、本気で受け取っていいのか……?」
ミカサ「……」
エレン「ミカサ……!(バタン!)」
ミカサ「エレン……!?」
エレン「ミカサ……!!」
ミカサ「……」
エレン「……」
……。
エレン「あの」
ミカサ「その」
エレン「……」
ミカサ「……」
ミカサ「……エレン」
エレン「……その!」
ミカサ「(ビクッ!)」
エレン「あ……!」
ミカサ「……!」
エレン「あ、ご、ごめん……大声出しちまって……」
ミカサ「んーん、気にしてないから……」
エレン「……その、な」
ミカサ「……」
エレン「その、俺も、いろいろ考えたんだ」
ミカサ「……」
エレン「本当はしちゃいけないことなんだろうが……まず、お前に謝っておこうと思う。いきなりチューして、悪かった(ガバッ)」
ミカサ「そんな……エレンが謝るべきことじゃない、本当は嬉しかった……!」
エレン「……それでも、俺は大尉変なことをしてしまった」
ミカサ「……」
エレン「……」
エレン「……それで、な?」
エレン「キスすると、さ。その……デキちゃうんだったよな?」
ミカサ「……ッ!」
エレン「……」
ミカサ「……」
エレン「キス……すると……子供がデキちゃうんだってな……」
ミカサ「!」
エレン「……俺、頑張るからさ。調査兵団だから、あんまり給料良くないかもしれないけどさ」
ミカサ「エレン……」
エレン「……お前とチューしたことで生まれた俺とお前の子供、二人で、その、育てていけないかな……?」
ミカサ「エ……レン……! えれぇん……!(ポロポロ)」
エレン「……だぁぁぁもう! そんな辛気臭い反応するなよ! 家族だろうが!」
ミカサ「……本当は、怖かった。あなたとちゅーして子供ができてしまったことで、あなたと違う関係になってしまうのが……」
エレン「……っかやろ、考え過ぎだぞ(グイッ)」
ミカサ「だから……エレンから離れて私一人でこの子は育てるつもりだったのに……! なのにどうして……!」
エレン「……見くびるなよ、チューした相手を放り出して自分だけ幸せになるほど下衆じゃないぞ。ジャンと違ってな」
ミカサ「エレン……大好き……大好きだよ……! エレン……エレン……うわぁっぁぁぁん!」
ジャン「 」
サシャ「うわー」
クリスタ「お熱いねー」
ユミル「全く、手がかかるよなぁあの二人も……ククク……」
アニ「アルミンここ初めてなの? 力抜いてよ……(迫真)」
えんだあああああああああああああああああ
ミカサ「あ、今動いた」
エレン「え、あ、ほ、本当か!? (ドンガラガッシャドガーン)」
ミカサ「ふふふ……エレンは本当におっちょこちょい……(サスリサスリ)」
エレン「おっ、おい! マジでからかうなよ。一応俺たちの息子か娘のことなんだから」
ミカサ「ふふふ……エレンったら気が早いんだから……」
エレン「へん……まぁ、あと一ヶ月で医者に言われた予定日か。……なぁ、触ってもいいか?」
ミカサ「どうぞ。エレンと私の赤ちゃんなんだから……」
エレン「……あー、動いてるのかなぁ。よくわかんねぇや。……なぁ、赤ちゃん。元気で生まれてきてくれよな。頼むからさ」
ミカサ「エレン……最近顔つきが変わってきたよね……お父さんの顔になってきた……(サスリサスリ)」
エレン「見くびるなよ! ちゃんと責任持って育てるって決めたんだからな!」
ミカサ「……それにしても、別に信じてなかったのに、キスしただけで子供ができるなんて」
エレン「あぁ、未だに信じられないな」
ミカサ「この世界の生殖方法ってどうなってるんだろうね(サスリサスリ)」
エレン「でも、結局なんやかやあって子供ができてるしな。凄いご都合主義的だよな」
ミカサ「エレン?」
エレン「なんだ?」
ミカサ「大好きだよ」
エレン「……! ウッ」
ミカサ「馬鹿だね、エレン……泣くほどのことじゃないよ……」
エレン「う……! うるせぇよ……ぐ……うわぁぁぁん!」
ミカサ「エレン……(ナデナデ)」
アニ「あ、動いた」
アルミン「え、本当!?」
アニ「父親に似て元気な子みたいだね……////」
いや、多分ここでのちゅーは性交渉の暗喩なんだろう
つまり冒頭でエレンはミカサを…
おわり
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
一度言ってみたかったんだ、コレ
とにかくこれでおしまい、ご清澄ありがとう
>>111
乙!
お前は出来る乗っ取りだと二千年前から信じていた
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