朝日新聞「佐村河内の件は消費者にも問題ある」 (12)

【朝日新聞】佐村河内守だけが悪いのか? 「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界や「感動の美談」をありがたがる聴き手にも問題が

★佐村河内守だけが悪いのか?

「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」
佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が、実は「ゴーストライター」に
作曲を依頼していたことがわかった。

この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が
広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が
出ている。

彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、
音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?

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