咲「ここに京ちゃんのパンツがあります」優希「パンツ?」(79)

咲「部室に誰か居るかな?」


ガラガラ

咲「おはようございまーす!」

シーン

咲「誰も居ないか……。あれ?麻雀卓の上に布きれが置いてある」

咲「なんだろうね?色がカラフルだしハンカチとか?」

咲「誰かの忘れ物かなぁ」


タッタッタ、ガチャ

優希「きゅきゅきゅ、きゅいーん!ハイパー美少女雀士片岡優希参上だじぇ」

咲「優希ちゃん、おはよう」

優希「おおっ咲ちゃんだけか?」

和「おはようございます咲さん」

優希「ふー今日は暑いじぇ」パタパタ

和「はしたないですよ。また走ってタコス屋まで行って来たんですか?」

優希「おぅよ。犬が学校休んでてタコスの補給を自力でしないといけなかったんだじぇ」

咲「それで汗だくなんだね」

優希「暑い暑い…、あっ咲ちゃん。それタオルか?貸してくれない?」

咲「これ私のじゃないんだよー。」



咲「……これは、男の子の間で大流行してるパンツかもしれないよ?」

優希「じょ?パンツ?」

咲「聞いた事ないかな?」

優希「知らないな。和ちゃんは?」

和「知りませんし興味もありません」

咲「ほら格闘技とかでさ。ボクシングみたいなスポーツで男の選手が股間を隠すために履いてるやつだよ」

優希「あーあれか。なんでフンドシで闘わないんだろうなって子供の時から思ってたじぇ」

和「……牌でも磨いてますね」キュキュ

咲「ボクサーパンツって言うらしいよ。男の子はほら、格闘技とか好きだから」

優希「ふむふむ、男子の間でそんなのが流行ってたのか」

咲「うん。この前テレビで見たよ」

優希「それでなんでそのパンツってヤツを咲ちゃんが持ってるんだじぇ?」

咲「私もついさっき部室に着いた所なんだけどね。この布きれが麻雀卓の上に置いてあったの」

優希「じゃあ咲ちゃんのじゃないんだな」

咲「うんうん、私が男の子のパンツなんか持ってるわけないよ」



優希「…ま、まさか!?」ガクガク

咲「…そのまさかだよ!」クワッ

咲「まずは消去法で考えてみよう!」

優希「お、おぅ」

咲「このパンツ、優希ちゃんのじゃないね?」

優希「存在すら知らなかったし当然だじぇ」

咲「和ちゃんのでもないよね?」

和「私が男性のパンツを持ってるとかそんなオカルトありえません」キュキュ

咲「じゃあ残りは部長と染谷先輩と京ちゃんになるわけだよ!」

優希「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!咲ちゃんすごいじぇ!?圧倒的閃きだじぇ!」

咲「ふふーん。麻雀の全国大会を経て勘が少しだけ鋭くなったいみたい」エッヘン

和「……」キュキュ

バタン

まこ「おおっ、お主ら来ておったか」→カップラーメン持ってる

咲「染谷先輩、いい所に。今メールしようと思ってたんですよ」

優希「この布キレに見覚えはあるかじぇ?」

まこ「知らんぞ。なんじゃそれ?バンダナか何かか?」

咲「キタキタ!きゃあああぁぁぁぁ!ここまでくればもう確定だよ!」

優希「うむ。東一局でダブリーしてる気分になって来たじぇ」



まこ「あの子ら、何で盛り上がってるんじゃ?」ズルズル

和「さぁ…、私には関係ない事ですし」キュキュ

咲「部長は全国大会以来、引退でたまにしか部室に来ない」

優希「咲ちゃん、その先はもう言わなくていいじぇ」ババッ

咲「そもそも清澄に男子部員は一人しか居なくて、パンツ履く人がひと…」

優希「咲ちゃん!!!!!」バン

咲「は、はい」



優希「それを見つけたのは咲ちゃんだじぇ。一番クンカクンカは咲ちゃんに権利があるじぇ」

咲「ゆ、優希ちゃん…」ジーン

優希「……咲ちゃんが一番手だじぇ」ニコッ

和「…早く練習しましょうよ」キュキュ

咲「いやいや、待って待って!優希ちゃん汗だくだよね?これで汗を拭いてよ」スッ

優希「……」チラッ

咲「どうぞ、京ちゃんエキスがたっぷり染み込んでるよ」ニコニコ

優希(拭きたい拭きたい拭きたい…、ゴシゴシしたい…)

優希「駄目だじぇ!私の汗なんか拭いたら、私の匂いがついてしまう!咲ちゃんを差し置いてそんな真似は出来ないじぇ」

咲「いいよ、私は。優希ちゃんの汗いっぱいついた京ちゃんのパンツで」ニコッ

和「私のタオルでしたらロッカーに入ってますからご自由にどうぞ」キュキュ

優希「咲ちゃんの好意は大変ありがたい」

咲「うん、遠慮しないで」グイグイ

優希「だが!私だって咲ちゃんの事を親友だと思ってるじぇ。咲ちゃんに一番手を譲りたい気持ちもいっぱいある」

咲「!?」

優希「最初に発見したのは咲ちゃんなんだ…、犬と付き合いが長いのも咲ちゃん」グスン

優希「だから!私が二番目でいいんだじぇ!咲ちゃんが最初に!さぁ、さぁ早く顔を埋めるといいじぇ」

咲「優希ちゃんのバカ」ウルウル

咲「私達はやっぱり大の仲良しだね」ニコッ

和「あのー、私は…」キュキュ

咲「麻雀で決めよっか」

優希「…望む所だじぇ!」

咲「勝っても負けても恨みっこ無しだよ?」ゴッッ

優希「合点承知、今日の私は燃えに燃えてるぜ」ボッッ

咲「タコスパワーはフルチャージして欲しいから…。染谷先輩ィ!」

まこ「は、はい」

咲「タコス買って来て下さい。部費で」

優希「駅前のタコセリオンMAXのタコスだと私の東場パワーが最高潮になるじぇ」

まこ「わしが?」

咲「他に誰が居るんですか!」優希「他に誰が居るんだじぇ!」

咲「和ちゃん、卓の用意は出来てる?」

和「はいはい出来ますよー」ジャラジャラ

優希「あっ…サンマだじぇ…。あんまり得意じゃない」シュン

咲(しまったあぁぁぁぁ、優希ちゃんはサンマ経験あんまり無かったよー)

咲(これじゃフェアな勝負じゃないよね…、どうしよ…どうしよ…)オロオロ

和「私が二人分やりましょうか?」



バン!

ハギヨシ「話は(勝手に)聞かせて頂きました!」

咲「あ、貴方は!?」

ハギヨシ「須賀君のパンツを賭けた麻雀対決、そしてメンツが一人足りないんですよね?」

咲「えぇ…そうですが…」

ハギヨシ「私も参加させては貰えないでしょうか?参加料は払います」バン


雀卓の上に札束を置くハギヨシ

優希「ふおおおぉぉぉぉ…、タコス一年分は余裕だじぇ」キラキラ

和「お金を賭けるのはどうかと」

咲「要りません」

ハギヨシ「参加させては貰えませんか?」ガクッ

咲「京ちゃんの事好きですか?」

ハギヨシ「恥ずかしながら///こんな気持ちになったのは数年ぶりです///」

優希(むっ…、こんなイケメンもライバルとは…。犬も隅には置けないじぇ)

咲「その気持ちだけで十分です。参加して下さい」

ハギヨシ「宮永様!」パアァァァ

咲「麻雀対決が終わったら、パフェでも奢って貰えるとうれしいですね///」エヘヘ

ハギヨシ「その程度、喜んで!」キリッ

半荘終わって

一位 ハギヨシ
二位 咲
三位 優希
四位 和


和(これほど負けて悔しくない麻雀は初めてです)

優希「いやー、ハギヨシさん強いじぇ」

咲「衣ちゃんと龍門渕さんを同時に相手してるみたいだったね」

ハギヨシ「んふふっ、たまたまですよ。今年一年分のツキは使いました」

咲「では…、どうぞ!京ちゃんが履いたらしいパンツです」

ハギヨシ「本当によろしいのでしょうか?」

優希「もちろんだじぇ。武士と私に二言はないじぇ」

和「とっとと嗅いで下さいよ、この変態」

ハギヨシ「それでは失礼して…」ゴクリ

咲「……///」ドキドキ

優希「……///」ワクワク

和「ネトマしてますから終わったら呼んで下さい」



ピトッ

ハギヨシはパンツを1秒ほど自分の鼻につけた

ハギヨシ「~~~~ッッ!??!??!!」

ハギヨシ「ち、ち、ち、蝶サイコ―――――です!!!!!!!!!」

ハギヨシ「ありがとうございました。今日はいい夢が見られそうです」ポロポロ

咲「もういいんですか?」

優希「全然嗅いでないじぇ」

ハギヨシ「もう十分です、もう…本当に…、これ以上は私が私でいられなくなります」

咲「そうですか」

ハギヨシ「駅前の最高級スィーツの店を予約して参ります。部活が終わったらぜひ来て下さい」

和「五つ星のスイーツですか?私も食べた事ありません」ポチポチ



こうしてハギヨシは満面の笑みで帰った

咲「正直、口の中に入れたりハギヨシさんの点棒をスリスリするのかと思ってた」

優希「だじぇ。だから匂い嗅ぐの諦めてたのに」

優希「次は咲ちゃんの番だじぇ。心行くまで楽しんでくれよ」

咲「その事なんだけどね……」

和「このアバター可愛いですね。なになに、トキドラさんですか?初めまして」ポチポチ



咲「私がこうやってパンツを口に咥えるでしょ?」

優希「う、うん」

咲「優希ちゃん、私にキスしていいよ」

優希「わかった」



咲→パンツ←優希

パンツ越しのキス

和「へぇー、幼馴染をイメージして作ったアバター……」ポチポチ


咲「んっ…」モゴモゴ

優希「これが…、犬のお股の匂い」ピチャピチャ

咲「優希ちゃん、くすぐったいよ」



和「……」ジーーー

和「……」カタカタ

和「ほあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!??!!?!??!?!」ガシャーン

和「ちょっと待って下さい、ちょ…待っ…、待ちなさい!コラァ!優希」

咲「うへっ、優希ちゃんの唾液でビチャビチャ」

優希「ごめんだじぇ♪犬のパンツで拭いてやるじぇ」ゴシゴシ



和「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!オカルト!オカルト!こんなオカルトありえませんッッ!」ドンガラガッシャーン

咲「あっ…、和ちゃんも嗅ぎたかったの?」

優希「犬のパンツ、独特の匂いがしたじぇ。錆びた鉄みたいな感.じでー」

和「違・い・ま・す!私が言いたいのはそこじゃなくて」

咲「和ちゃんも素直に嗅ぎたいって言えばいいのに」

優希「もう私と咲ちゃんの唾液で随分汚れてしまったじぇ」

和「むしろ浄化されたのかと…、待てよ」

和(咲さんの唾液を舐めれるチャンスなのでは…)



咲「じゃあこれは洗濯して京ちゃんに返そうか」

優希「そうだな。犬のロッカーに入れておこう」

和「……」ガシッ

和「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」モグモグ

優希「おおっ、一気に口の中に入れたじぇ」

咲「きゃ~~~~///和ちゃん、大胆///」

和(須賀君のパンツだった事はもう忘れましょう、これは咲さんの唾液、咲さんの唇、咲さんの舌、咲さんの細胞)


ピチャ

和「お粗末様でした」フキフキ

咲「和ちゃんも京ちゃん好きだったんだね?またライバル出現かー」

和「そんなオカルトはありえませんのでご安心下さい。ちなみにどちらかと言うと優希を応援してます」

ゴソゴソ


久「ふぁ~~~~あああ、あれ?もう部活の時間?」

咲「部長居たんですか!?」

久「生理痛が酷くて部室で寝てた…、多少マシになったみたい」ヨロッ

優希「部長は生理が重い方なのかじぇ?」

久「そうそう、昔からひどくてね…。あれ?ここにあった布キレ知らない?」



咲「…まさか」

優希「…そんなの考慮してないじぇ」

和「ほっ、部長のパンツならまだマシな方です」

久「きゃーーー!私のパンツがビチャビチャ!?こんな悪戯したの誰よー」

咲「」

優希「」

和「すいません、私です」

久「なんてことしてくれたのよ!?和、タンポン持ってる?」

?「ここに私愛用のタンポンがあります」ササッ

久「良かった良かった。血まみれで帰る所だったじゃない」プンプン

久「貴方達はタンポン使ってるわね?」

和「無いと生理の時に困りますからね」

咲「」ブクブク

優希「」ブクブク

久「私、小さい頃のトラウマで棒状の物を膣に入れるのが嫌でタンポン使えないの」

和「それは…、困りますよね」

久「ナプキンって便利な品物があるのだけど、これ何かを履かないと使えないのよね」

和「ナプキン…、あぁ聞いた事ありますね」

久「いつもはブルマ履いたり、短パン履いてたりしたけどこのパンツって便利よ」

和「へぇーそれは知りませんでした」

久「男用らしいけどSサイズだから、履けるし。1枚500円くらいだからね」

和「私もタンポン好きじゃないので生理の時は履いてみようかな」

久「オススメよ。で、咲と優希はなんで口から泡吹いてるの?」



咲「部長のパンツをクンカクンカしてたとか」ブクブク

優希「錆びた鉄みたいな匂いって部長の血だじぇ……」ブクブク



?「上埜さん、挿れますよ」グッ

久「んっ…///入ったわ、貴方ってタンポン挿れるの上手いわね」ナデナデ

?「上埜さんの膣にあったタンポンを使ってますから」キリッ



終わり

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