杏「こずえと その3」 (47)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392131070

期待

外伝だー!
期待

杏「ただいまー…はー、寒かった」ガチャ

こずえ「あんずー…おかえりー…」

杏「おー、こずえ。ただいまー」ナデナデ

こずえ「えへへー…」

杏「こずえ、一人?」

こずえ「うん…ひとりー…。きょうは…れっすんだったのー…」

杏「なるほど。今日は夜から大雪らしいし、早く帰った方がいいかもよ」

こずえ「ゆき…ふるのー…?」

杏「なんかヤバいらしいよー。10年に1度の大雪とか何とか」

こずえ「また…ゆきつもったら…あそべるー…?」

杏「あー…うん、遊べるかもね」

こずえ「また…みんなで…ゆきであそぶのー…」

杏「そうだねぇ…」

杏(杏的には、雪でお仕事休みになって一日中家で寝てたいんだけど…)

こずえ「あんず…すぐ、かえるのー…?」

杏「うん。雪で帰れなくなるのは困るし、ちょっと休憩したらすぐ帰るよ」

こずえ「そっかー…」

杏「こずえは誰かと一緒に帰る約束とかしてるの?」

こずえ「んーん…してない…」

杏「うーん、待ってれば誰か帰ってくると思うけど…」

杏「いつ雪が降り始めるかも分からないからねぇ」

こずえ「…こずえ…あんずのおうちにいきたい…」

杏「えっ…また急だね」

こずえ「あんずのおうちに…おとまりー…」

杏「こずえ、明日休み?」

こずえ「うん…おやすみ…だよぉー…」

杏「うーん、それなら、まぁ…」

杏(杏は明日朝から仕事だけど、プロデューサーが迎えに来るし)

杏(こずえを寮に送ってから行けば問題は無い、かな)

杏(…朝から仕事っていうのが杏的には大問題だけど)

杏「んー…じゃあ、いいよ」

こずえ「わーい…」

杏(後でプロデューサーにメールしとこ)

杏「じゃあ、帰る前に杏はちょっと休憩するから」

杏「こずえはその間に帰る準備しておいでー」

こずえ「うん…わかったー…」

杏(こずえが家に来るなら…ちょっと、買い物しとかないとなぁ…)

杏(ご飯…どうしよ。適当に冷凍食品で済ませるつもりだったけど)

杏(こずえにいい加減な物食べさせるわけにはいかないし…)

杏(どっかで食べてから帰ろうかな…)

杏(あー…でも、時間的にアウトか…)

杏(スーパーに寄るしかないかな…)

杏(今日に限ってプロデューサーもきらりもいないんだもんなぁ)

期待

こずえ「あんずー…じゅんび…できたー…」

杏「ん、分かった。んじゃ、帰りますかー」

こずえ「かえるー…」

杏「途中で、ちょっとスーパーに寄るよ」

こずえ「おかいものー…?」

杏「そうそう。ご飯とか、こずえのお泊りセット買わないとね」

こずえ「そっかぁ…わかったー…」

杏「忘れ物は無いねー?」

こずえ「だいじょーぶー…だよー…」

杏「じゃあ、行くよー」

こずえ「はーい…」

杏「…寒っ」

こずえ「おそと…さむいねぇー…」

杏「雪が降り始める前に帰りたいけど…」

こずえ「あした…ゆき…つもるー…?」

杏「天気予報通りなら積もるだろうねぇ」

杏「電車とか全部動かなくなるんだろうなぁ…」

こずえ「ゆき…ふると…みんな…たいへんー…?」

杏「大変だねぇ」

こずえ「そっかー…」

杏「明日はプロデューサー大変だろうなぁ」

こずえ「ぷろでゅーさー…たいへん…?」

杏「雪が降って、みんなのお仕事に影響が出まくったら」

杏「それだけプロデューサーに大量の電話やらなんやらがいくことになるからねぇ」

こずえ「ぷろでゅーさー…がんばれー…」

杏「頑張れー。そして杏のお仕事もうまいことお休みにしてくれー」

―15分後―

杏「ふぃー、やっとスーパーに着いた」

こずえ「さむかったねぇー…」

杏「スーパーの中も暖かくは無いけどね…」

こずえ「どうして…あたたかくないのー…?」

杏「スーパーの中を暖房でぬくぬくにしちゃうと食べ物がダメになっちゃうからだよー」

こずえ「そっかー…あんず…ものしりー…」

杏「それはどうもー」

杏「さーて…何買おうかねー。こずえ、何か食べたいものあるー?」

こずえ「あんずが…ごはん…つくるのー…?」

杏「え、うーん…なんかお惣菜でも買おうかと思ったんだけど…」

こずえ「あんずの…ごはん…」キラキラ

杏「えっ、何その期待のまなざしは…」

こずえ「あんずの…ごはん…たべたいー…」

杏「えぇー…うーん……」

杏「…その代わり、簡単な物しか作らないけど、いい?」

こずえ「うん…いいよぉー…」

杏「しょうがないなぁ…じゃあ、ちょっと見て回るかー…」

こずえ「わーい……」

杏「えーと…野菜はあっちかー」

杏「こずえ、嫌いな食べ物とかある?」

こずえ「んー…ないよぉー…」

杏「おぉ、えらいじゃん」

こずえ「えへー…」

杏「じゃあ、そんなこずえにはお菓子を買ってあげよう」

こずえ「おかしー…!」

杏「好きな物持っといでー。あと、杏のもお願い」

こずえ「わかったー…」

杏(明日の朝ご飯も買っといた方がいいかな…)

杏(朝ご飯は…パンでいいよね。朝から料理なんて絶対したくないし)

杏(あとは…ええと、飲み物と…あぁ、カップ麺の備蓄が減ってるから買い足そう)

こずえ「あんずー…おかしー…もってきたー…」

杏「おかえりー」

こずえ「これ…あんずのー…」

杏「おぉ、それかー。なかなかいいチョイスだね」

こずえ「えへー…」

杏「とりあえず、これだけ買えば明日の朝まではもつかな」

こずえ「おかいもの…たのしかったー…」

杏「それはよかった……お、重い…」

こずえ「こずえも…てつだうー…」

杏「あー、じゃあ、片方持ってくれる?」

こずえ「わかったー……」

杏「ふー、少し楽になった」

こずえ「あんずのおうちは…もうすぐー…?」

杏「ここまでくればもうちょっとだねぇ」

杏「早く帰って暖房つけて温まりたい…」

こずえ「あんずのおうち…たのしみー…」

杏「別に大した物はないけどねー」

杏「ふぅ、やっと着いた」

こずえ「ここが…あんずのおうちー…」

杏「そだよー。ただいまーっと」

こずえ「ただいまぁー…」

杏「お邪魔しますじゃないんだね」

こずえ「ふわぁ…?」

杏「はぁー、疲れた。着替えたら寝ようっと」

こずえ「あんず…もう…ねるのー…?」

杏「そだよー。とりあえず帰ったら一眠りするのさー」

杏「こずえも、ベッド貸すから適当にくつろいでていいよー」

こずえ「んー……」グゥゥ

杏「…お腹空いてるの?」

こずえ「うん…おなか…すいたー…」

杏「…ご飯?」

こずえ「ごはん…」

杏「…………わ、分かった。ちょっと待ってて」

こずえ「わかったー……」

杏「はぁ、まさかこんな形で自炊することになるとは…」

杏「まずはお米といで…ぎゃー!水冷たい!」

杏「もうやだ…冷凍のチャーハンでいいよ…」

杏「……」チラッ

こずえ「ふわぁ……」キラキラ

杏「……はぁ、しょうがない」

杏「ええと、炊飯器のスイッチ入れて…次は野菜を切らないと」

杏「うわぁ、包丁とか持つの何年ぶりだろ…」

杏「ザクザクっと……」

こずえ「………」キラキラ

杏「…ええと、こずえ、そんなすぐには出来ないから、テレビでも見てていいよ?」

こずえ「あんずが…ごはんつくるの…みてるー…」

杏「お、おう…別にいいけど…」

こずえ「なに…つくるのー…?」

杏「ただの野菜炒めだよー」

こずえ「やさいいためー…」

杏「味噌汁はインスタントで我慢してね」

こずえ「いんすたんとー…」

杏「杏にはこのレベルが限界だよ。面倒臭さ的な意味で」

杏「揚げ物とか途中で発狂しかねない」

こずえ「あげもの…めんどーくさいのー…?」

杏「揚げ物はだるいよー。作るのも勿論だけど、油の処理とか片付けが本当にだるい」

こずえ「ふわぁ…そうなんだー…」

杏「杏はお皿洗うのすら面倒だからね」

杏「洗い物が出ない物しか作りたくないし食べたくないんだよー」

杏「今日はこずえがいるから特別だけど」

こずえ「こずえー…とくべつー?」

杏「そうだよー」

こずえ「えへー…」

杏はローストビーフとか作りそう
ちょっとの手間と長時間放置でできるから

―40分後―

杏「うおおやっと出来たー」

こずえ「わーい…」

杏「ただの野菜炒めとインスタント味噌汁とご飯でございます」

こずえ「おいしそー…」

杏「疲れた……とりあえず食べるかー…」

こずえ「いただきまーす…」

杏「いただきまーすっと」

こずえ「もぐ…もぐ……」

杏「もぐ…」

杏(うわー、凄い普通な味…。手間隙かけてこれなんだもんなぁ)

杏(冷凍食品なんてチンするだけで美味しいのに…)

こずえ「おいしー…!」

杏「え…そう?」

こずえ「あんずの…ごはん…おいしー…!」

杏「ん、それはよかった」

杏「にしても、なんで急に杏の家に泊まりたいなんて言い出したの?」

こずえ「んー……」

こずえ「……あんずの…おうちに…いきたかったからー…」

杏「そ、そっか」

杏(こずえは未だによく分からないところがある…)

杏「この事を知ったら、また仁奈と紗南が何て言うか…」

こずえ「こずえ…あんず…ひとりじめー…えへー…」

杏「…あぁ、そういうことね」

こずえ「……?」

杏「…ん、あれ、外、雪降り始めてる」

こずえ「わー…ゆきだー…」

杏「あー、これは天気予報的中コースかなぁ」

こずえ「あした…ゆき…たくさんー…?」

杏「そうなるだろうねー」

こずえ「ごちそうさまでしたー…」

杏「ごちそうさま…っと。はぁ、次は片付けが待ってるよー…」

こずえ「おさら…あらうのー…?」

杏「そーだよー。物凄く面倒だけど…」

こずえ「こずえも…おてつだい…するー…」

杏「ん、お手伝いできる?」

こずえ「うん…おてつだい…できるよぉー…」

杏「それじゃ、お願いしようかねぇ。お皿、持ってきてくれるー?」

こずえ「わかったー…」

杏「まぁ、こずえに手伝ってもらえば少しは楽になるかな…」

杏「洗剤洗剤…っと」

こずえ「おさら…もってきたよぉー…」

杏「んー。じゃあ、そこにおいといてー」

こずえ「おさら…おいとくー…」

杏「はぁ、やっと終わった…」

こずえ「おさら…きれいになったー…」

杏「こんなのを毎日、それも朝昼晩やってる人がいるのか…」

こずえ「おべんとうも…つくってるよぉー…」

杏「よくやるよね…ホントに」

杏「ともかく、これでやっとゆっくりできr」

こずえ「あんずー…おふろー…」

杏「………忘れてた」

こずえ「おふろ…はいらいないのー…?」

杏「いや、杏としても入りたいよ。入りたいけど…」

こずえ「じゃあ…おふろ…はいるのー…」

杏「……お湯入れてくるから待ってて」

こずえ「まってるのぉー…」

杏(や、休めない…!)

杏「じゃ、じゃあ杏は少し寝るから、お湯が溜まったら教えてね」

杏「テレビとか漫画とか、好きなの見てていいから…」

杏(今度こそ休める…!)

こずえ「あんず…いっしょに…あそぼぉー…」

杏「………何して遊ぶ?」

こずえ「えっとねー…えっとねー…とらんぷー…」

杏「トランプね…はいはい、えーと…どっかにあったと思うけど…」

杏(おかしい、こんなに疲れるなんて想定外すぎる…)

―30分後―

こずえ「こずえの…かちー…」

杏「やるねぇ…こずえ…ふわぁぁ…」

杏(もう眠すぎて頭が働かない…)

こずえ「あんずー…おふろ…そろそろかなぁ…?」

杏「あ…そだね、じゃあ入るかー」

こずえ「あんずと…おふろー…」

杏(もう今日は深夜アニメはいいや…お風呂入ったらすぐ寝よう…)

こずえ「あんずー…おふく…ぬがせてー…」

杏「あぁ、そうだったね…。はい、それじゃばんざいしてー」

こずえ「ばんざーい……」

杏「はーい、そんじゃ脱がすよー…」

こずえ「ん~……ぷはぁ」

杏「おや、かわいらしいキャミソール」

こずえ「えへー…」

杏「ほい、それじゃキャミソールも脱がすよー」

こずえ「ふわ~…」

杏「はい、これでよしっと。ほら、寒いから先に入っておいでー」

こずえ「はぁい…」

杏「ふー、まさか杏がこんな事する事になるとは…」

杏「おぉ、寒っ…杏も早く入ろ…」

こずえ「あんずー…あらいっこー…するのー…」

杏「ん、いいよー。じゃあ、まずはこずえの髪洗おうかね」

こずえ「しゃんぷー…」

杏「目、瞑ってるんだよー」

こずえ「はぁい…」

杏「こずえ、結構癖っ毛だよねぇ」

こずえ「くせっけー…?」

杏「うんうん。でも、なんかこの癖っ毛がこずえらくしていいと思うよ」

こずえ「こずえらしい…くせっけー…?」

杏「なんかこう、ふわふわした感じが」

こずえ「そっかぁー…」

杏「じゃ、次は背中洗うよー」

こずえ「はぁい…」

杏「こずえはちっちゃくてかわいいなぁ」

こずえ「こずえ…ちっちゃくて…かわいいー…?」

杏「杏よりちっちゃい子ってなかなかいないからねぇ」

こずえ「あんずより…ちっちゃいこ…になと…こずえと…」

杏「あとは、千佳と薫と雪美と舞ぐらいかな」

杏「全員小学生っていう」

こずえ「あんず…ちっちゃいのー…」

杏「そうだねぇ。まぁ、ちっちゃい方が運んでもらえるし便利だよー」

こずえ「そうなんだー…」

杏「こずえも大きくなったら杏を運んでねー」

こずえ「うん…こずえ、あんず…はこぶよぉー…」

杏「よろしくー」

こずえ「えへー…」

こずえ「つぎは…こずえが、あんずを…あらうのー…」

杏「はーい、よろしくー」

こずえ「しゃんぷー…ごしごし……」

杏「はぁ、らくちんだー」

こずえ「あんずのかみは…ながくて…きれいー…」

杏「ありがとー」

こずえ「かみ…むすんでないと…ぜんぜんちがう…」

杏「あぁ、そうかもねぇ。髪下ろしてると、よく誰だお前って言われる」

こずえ「かみ…むすんでる、あんずは…かわいいけど…」

こずえ「かみ…むすんでない、あんずは…きれいー…」

杏「ん、ありがと、こずえ」

こずえ「えへへー…」

こずえ「ふわぁ…あったかいー…」

杏「ふぃー…やっぱりお風呂はいいなぁ…」

杏「面倒臭がりの杏でも、お風呂だけは毎日入るよ」

こずえ「あんず…おふろ、すきー?」

杏「好きだよー。こずえはー?」

こずえ「こずえも…おふろ、すきー…」

杏「うむうむ」

こずえ「こずえ、せんとう…いってみたいー…」

杏「銭湯ねぇ。この辺にどっかあるのかなぁ」

杏「早苗さんなら知ってるかな」

こずえ「さなえー…しってるー…?」

杏「よくスーパー銭湯に行ってるらしいからねぇ」

こずえ「そうなんだー…」

杏「聞いてみたら連れて行ってもらえるかもよ」

こずえ「うん…じゃあ、こんど…きいてみるー…」

杏「ふぅー…それじゃ、もうちょっとしたらあがるかー」

こずえ「うん…あがるー…」

杏はいいお姉さんですな

杏「ふぅー、さっぱりした」

こずえ「きもちよかったー…」

杏「うわ、なんか雪が凄いことになってる」

こずえ「たくさん…ふってるー…」

杏「これは明日ホントヤバいかもねぇ」

杏「こずえ、髪乾かすからおいでー」

こずえ「わかったー…」

杏「しっかり乾かさないと風邪引いちゃうからねー」ブオー

こずえ「ふあぁぁ…きもちいい……」

杏(こずえの髪はふわふわだなぁ)

こずえ「あんずのて…きもちいー…」

杏「そうー?」

杏「これでよし、っと」

こずえ「こずえも…あんずのかみ…かわかすー…」

杏「よろしくー」

こずえ「いくよぉー…」ブオー

杏「ふぉー…いい感じだよー」

こずえ「きもちいいー…?」

杏「うん、いいよー。その調子でよろしくー」

こずえ「わかったー…」

杏「ふわぁぁ…」

こずえ「あんず…おねむー…?」

杏「そうだねぇ…この後はすぐ寝たいかな…」

こずえ「こずえも…ちょっと、おねむー…」

杏「じゃ、歯磨いたらさっさと寝ちゃおうかー」

こずえ「うん…ねるのぉー…」

杏(よし、やっと寝れる…!)

杏「よーし、寝るぞー。すぐ寝るぞー」

こずえ「あんず…いっしょに…ねるのー…」

杏「あいよー」

こずえ「あんず…ぎゅーって…してー…」

杏「はいはいー」ギュー

こずえ「えへへー…あんず…あったかいー…」

杏「ふわぁぁ…あー、ホント今日は疲れた…」

こずえ「こずえは…たのしかったよー…」

杏「それはなにより」

こずえ「また…おとまりにきても…いーい…?」

杏「んー?…うん、いいよー」

こずえ「えへへ…やったー…ふわぁぁ…」

杏「もう限界かな?そろそろおやすみー」

こずえ「うん…おやすみなさい…あんずー…」

杏「はいはい、おやすみー」

こずえ「………すぅ…」

杏「………」

杏(疲れた…ホントに疲れた…)

杏(ちっちゃい子のお世話を1から10までするのがこんなに大変とは…)

杏(寝よう…とにかく寝よう…)

家の辺りじゃ積もらなかったな…………

―次の日―

こずえ「あんずー…おきてー…あんずー…」ユッサユッサ

杏「うーん…あと3日寝かせて…」

こずえ「あんずー…おそとが…たいへんなのー…」ユッサユッサ

杏「ふわぁ…うーん…ねむい……」ムクリ

こずえ「あんずー…おそとー…」

杏「あー…はいはい…お外が大変………うわっ、白っ」

こずえ「ゆき…たくさん…つもってる…」

杏「いや、これは積もり過ぎでしょ…外出れないじゃん」

こずえ「こんなに…つもってるの…はじめてみたー…」

杏「関東でこれはヤバいでしょ…」

~♪

杏「ん、電話…プロデューサーからだ」

杏「あー…もしもし?うん、一応起きてる…」

杏「うん、見た。今日はもう休みってことで…えっ、ホントに!?やったー!!」

杏「いいよいいよ!とりあえず今日休めるならなんでも!」

杏「あ、うん、こずえはちゃんといるよ」

杏「あー、はいはい、了解ー。じゃーねー」

こずえ「ぷろでゅーさーから…でんわー…?」

杏「うん、今日の仕事が延期になったから、杏もめでたく休みになったよ」

こずえ「あんず…おやすみー?」

杏「そうだよー。いやー、素晴らしいね」

杏「んで、こずえは夕方にプロデューサーが迎えに来るから」

杏「それまでは杏の家で待機だってさ。危ないから外に出ないようにって」

こずえ「はーい…」

杏「じゃあ、休みになったし、外にも出れないし、杏はもう一眠りするよー」

こずえ「あんずー…あさごはんー…」

杏「………用意しとくから、顔洗っておいで…」

こずえ「わかったー…」

『記録的な大雪となり、都心の交通機関はマヒ状態に――』

杏「うわー、凄いことになってる」

こずえ「でんしゃー…うごいてないねー…」モグモグ

杏「線路が雪に埋もれちゃってるからねぇ」

こずえ「みんな…おしごと…いけないー…?」

杏「徒歩かタクシーで出勤してるんじゃないかなー?」

こずえ「みんな…たいへんー…」

杏「杏達の代わりに頑張っとくれー」

こずえ「がんばれー…」

杏「ふわあぁぁ…ねむ…」

こずえ「あんずー…ぱん…たべないのー…?」

杏「寝起きは食欲がなぁ…お腹空いたら勝手に食べるから大丈夫ー」

こずえ「そっかぁ…」

こずえ「ごちそうさまでしたー…」

杏「はいよー。んじゃ、杏はまた寝るから、お昼ご飯食べたくなったら起こして…」ゴロン

杏「好きな物で遊んでいいからー」

こずえ「…あんずー……」ユッサユッサ

杏「ん、なにー?まだ朝ご飯食べ終わって1分も経ってないよ?」

こずえ「あんずと…あそぶー…」

杏「……お、おう…」

杏(あれ、これって休みだけど全然休めないパターンじゃ…)

―次の日―

小梅「そ、それで…夕方まで、ずっと…こずえちゃんと遊んでたんだ…」

杏「途中、軽く昼寝はしたんだけどね…」

杏「午前中はずっとこずえに付き合ってたよ」

輝子「フヒ…お疲れ様……」

小梅「た、楽しかった…?」

杏「うーん、まぁそれなりにね。でも、やっぱりそれ以上に疲れたよ…」

輝子「杏さんの手料理…食べてみたいな…」

小梅「わ、私も……」

杏「えー、別に美味しくないよ?普通だよ、普通」

小梅「そ、それでも…食べてみたい…な…」

輝子「激レアだよね…」

杏「まぁ…気が向いたらねー」

仁奈「杏おねーさん!!話は聞かせてもらったですよ!」ガラッ

杏「え、なに、人類が滅亡するの?」

仁奈「今度は仁奈がお泊まりに行くから、手料理とお風呂と添い寝をお願いするですよ!!」

杏「…また来年あたりにね」

仁奈「今度のお休みの日にするですよ!」

杏「えー……」


おしり

おっつおっつばっちし☆

熱いあんこず押し

見てくれた人ありがとう

双葉杏(17)
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遊佐こずえ(11)
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白坂小梅(13)
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星輝子(15)
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市原仁奈(9)
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ああ…浄化される…

お疲れ様、そしてお疲れ様

なにこいつらちっこくて可愛い

乙 最高のお姉ちゃんだった

仁奈ときらり編もおにゃーしゃー

おつー

くっそ可愛い。
癒される。そして杏ちゃんがお姉さんというより、お母さんに見える。

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