【安価】リヴァイのバレンタイン(532)
リヴァイの朝は早い
「ふわぁぁ~」大きく伸びをして思い出す
―そういえば、今日は休暇を貰ったんだったな―
今日は金曜日、土日の休暇と合わせて、久々の3連休である
しかしこんな日でも几帳面な性格なので、朝は必ず決まった時間に起きて、寝床を整える
そして歯を磨き服を着替え、雑巾拭きを行うと、ふとポストに入ってたチラシに目が止まった
「ああ、そういえば今日はバレンタインってやつか…じゃあ>>2するか(行くか)」
幸せ討伐隊としてバレンタインに浮かれてるヤツらの幸せをブチ壊しに行くか
「ああ、そういえば今日はバレンタインってやつか…じゃあ幸せ討伐隊として、バレンタインに浮かれてるヤツらの幸せをブチ壊しに行くか」
リヴァイ兵士長3?歳、彼は人類最強の非モテなのである
人類最強に誰よりも非モテなのか?人類最強なのに非モテなのか?
はたまた、実はモテているのに鈍感で非モテと思っているだけなのか?
それは、この先の安価でストーリーが決まっていく
―>>7(場所)―
「思った通り、幸せオーラ全開のやつらがいっぱいだ。おかげで今日も空気がドブのように不味いな」
モテモテエレンのいる場所
―モテモテエレンのいる場所―
「思った通り、幸せオーラ全開のやつらがいっぱいだ。おかげで今日も空気がドブのように不味いな」
リヴァイがそう呟き、目をやったその先に、エレンを見つけた
エレン・イェーガー15歳、104期訓練兵団卒のリヴァイに預けられた新兵
巨人化だって出来ちゃうナイスガイ、モテモテのリア充新兵なのである
誰にモテてるか>>8-10(進撃キャラ名)
今からうんこしまーす
奇行種は俺が削いでやるぜ!
やーらーれーたー
エレンはミカサとダズと、10m級奇行種に囲まれていた
「は!取り合いか…ガキどもが、俺の半分も生きてねぇのに色気づきやがって」
そうしてリヴァイが様子を伺っていると、突然ミカサが叫んだ
「今からうんこしまーす」
続けてダズが叫ぶ
「奇行種は俺が削いでやるぜ! 」
ビシュッ!!!
それは一瞬の事であった
ダズは正確に奇行種のうなじを捉えて攻撃した
(やーらーれーたー)
ズドーン!!
奇行種はあっけなくその場に倒れ込んだ
「ミカサ!大声で奇行種の気を引いてくれてありがとな!」
「ダズこそ…すごかった。立体機動…攻撃…上手くなってた」
「俺一人じゃ無理だった。ミカサが助けてくれたからだよ」
二人は固く握手を結んだ
―なんだ、ただ単に巨人を倒してただけか―
リヴァイは自分の勘違いを恥ずかしく思った
―やっぱり30歳を超えて非モテだと妬みが激しくなるな―
―幸せ討伐は引き続きするが、こいつらを討伐するのはやめておくか…?―
そう考えていたその時
「あれ?リヴァイ兵長?」
エレンが気づいて声をかけてきた
「>>21」(リヴァイ→エレンへの台詞)
ふっ、エレンよ、この分ではお前もバレンタインだというのにチョコをもらえていないようだな
「あれ?リヴァイ兵長?」
エレンが気づいて声をかけてきた
リヴァイは突然声を掛けられたことで、先程の反省を一瞬で忘れた
そして、エレンにも自分と同じ非モテダメージを与えるべく、上から目線で声をかけてみた
「ふっ、エレンよ、この分ではお前もバレンタインだというのにチョコをもらえていないようだな」
「…え、チョコ?…バレンタイン?…あ、ああ、そうか、今日14日でしたね」
何のダメージも与えられていない様子のエレン
―ああ、まだ10代の非モテは余裕があるもんな―
―お前も30代になったら余裕がなくなるんだ。その時思い知るがいい―
リヴァイがそう思っていたら、エレンが続けた
エレン「そうかーチョコかー俺は>>24(エレンのチョコの数)でした」
15個でした
リヴァイがそう思っていたら、エレンが続けた
「そうかーチョコかー俺は15個でした」
「!!?」リヴァイは動揺した
―15個?なんだそれはチロル…チロルなのか?―
―いや、15個入りの詰め合わせを1つを15個と言っているとも考えられる―
―そうか!母チョコを毎年1個ずつ×15年=トータル15個ってこともあるな―
想定外のことを聞いた時、人は辻褄を合わせようとこじつけを考える
それはリヴァイとて例外ではなかった
しかし、悪びれない様子でエレンが続ける
「いやーそうか、今日バレンタインだったんですね!すっかり忘れてました」
エレンは手に持った紙袋をリヴァイに見せた
「だから皆チョコくれたんだ!なんでだろーって思ってました!俺鈍感すぎますね」
そこには15個の包み紙が並んでいた
リヴァイが1つも手にしていないチョコ達
―俺は本命どころか義理さえ貰ってないのに―
その時リヴァイの心にある決心が宿った
―リア充を駆逐してやる。まずエレンに>>28してやる―
チョコレートを全部砕いてやる
その時リヴァイの心にある決心が宿った
―リア充を駆逐してやる。まずエレンのチョコレートを全部砕いてやる―
「貸せ!」
「わ!なにするんですか!」
エレンから強引にチョコレートを取り上げると
リヴァイは紙袋の上からパンチした
「リヴァイ兵長!なにしてるんですか!」
「うるせぇ!」
恨みと妬みと嫉みを込めて、何度も何度もパンチを繰り返すリヴァイ
パキッパキッっと、小気味の良い音を立ててチョコが割れて行く
「どうしたんですか急に!やめてください!」
「うるせぇ!止めるな!」
「いえ、ダメです!」
バキッ!!
―!?―
辺りに鈍い音が響いた
エレンが、チョコとリヴァイの拳の間に体をねじ込んだのだ
リヴァイの拳は、エレンの顔面にクリティカルヒットした
「!!?…何だお前は…そんなにチョコが大事か!」
「違います!兵長の手は人類にとって大切なものだから止めてるんです!」
「!!」
「…もし、もし兵長が手を怪我なんてしたら、兵団にとって大きな兵力損失になります。」
思いがけないエレンの言葉にリヴァイの拳が止まる
「そしてそれは、人類にとって大きな損失になります。だから…だからやめてください」
「>>32(リヴァイの台詞)」
なら踏み潰す
「なら踏み潰す」
そう告げると、リヴァイは今度はチョコの紙袋を地面に置いた
「…これは持論だが。リア充に一番効くのは妬みだと思う」
そう呟くリヴァイに、グシャッグシャッと踏みつけられるチョコ達
「お前みたいなリア充に一番必要なのは、言葉による『教育』ではなく『教訓だ』チョコレートだから丁度割りやすいしな」
そこまで話す頃には、すでにチョコレートは紙袋ごとぐちゃぐちゃになっていた
―よし!全部割れたな。これでリア充の討伐数1と言うところか―
―さて次はどうしようか―
次のリヴァイの行動>>35(他の人を討伐に出かけても、他のことを始めても、エレンの討伐を続けてもおk)
アルミン強姦祭
―次はアルミン強姦祭だな…まずはアルミンを探すか―
「待って!」
「!!?」
「…エレンを殴った…あなたを私は許さない」
声をかけたのはミカサだった
「あなたは審議所でエレンを蹴った…だけではなく…また殴った…」
―ああこいつ、エレンにやたら執着してる馴染みの女か―
「あなたは調子に乗りすぎた…許さない」
―めんどくせぇ…―
―適当にあしらって、こいつにアルミンの場所まで案内させるか―
「お前のチョコも入ってたのか?」
「え?」
「お前のチョコもあの紙袋の中にあったのか?と聞いている」
「あ…私はエレンの家族なので、家族チョコは夜に渡すもの、な…のでまだ渡してない…」
「じゃあ、今年エレンが食うチョコは、お前のだけになるんじゃねぇか?」
「…え?」
「そういうことだろ」
「…あ……ありがとう」
女というのは恋愛に対してはチョロイのである
それがスイーツ脳と言われる所以である
そして、それはミカサとて例外ではなかった
ミカサはあっけなくあしらわれてしまった
「アルミンがどこにいるか知らないか?」
「アルミンなら>>38(場所)に居る」
図書室
「アルミンなら図書室に居る」
―図書室―
―やっぱり図書室は楽しいな―
アルミン・アルレルトは時折、図書室を利用することがある
その日の彼も、ちょうど非番であったこともあり、図書室で過ごしていた
―今日はVD(バレンタイン)だから、チョコの本でも借りていくか―
―昔はVDといえば女の子から贈るモノだったけど―
―今は友チョコや逆チョコなんてのもあるんな―
―もう女が女に、男が女に、男が男にチョコを贈るのも珍しくないからね―
お菓子作りの本を、数冊手に取りパラパラとめくる
―うーん友チョコは…エレンとミカサに贈るのは決定―
―あとは…ジャンとコニーかな?―
―ジャンなんて、どうせ今年もチョコを貰えないといじけてたからね―
―クリスタやユミル、アニにも逆チョコを贈ってみたいけど、それはさすがに照れるな…―
―ライナーにもお世話になったから贈りたいけど…そうするとベルトルトにも贈るほうがいいよね?―
―うーん、そうするとキリが無くなっていくから…―
ガラッ
アルミンが考え事をしていると、図書室の扉が開いた
「アルミンいるか?」
「あれ?リヴァイ兵長?どうしたんですか?」
「>>45」(リヴァイ→アルミンへの台詞)
寝ます
続きは明日
>>41+巷で噂のうさミンの格好で
「俺もチョコほしいチョコほしいよ!なあ俺にもチョコくれないか、お前なら女子枠でいけるから!」
そう叫ぶとリヴァイはアルミンにすがり付いた
「え?え?な、なんですか急に?」
「+巷で噂のうさミンの格好で」
「う…うさミン?」
「衣装なら心配はするな。憲兵団管轄の余興グッズからちゃんと拝借してきた」
そういうとリヴァイは、ポンチョの中からバニーコスプレを取り出した
「僕にこれを着ろと…?」
「そうだ」
渡された衣装はリヴァイの体温でほんのり温かい
「イヤだと言ったらどうなるんですか?」
「断ることは出来ねぇ、これは命令だ」
―うわ!このおっさん、ここで命令出してきた!!―
―最低だ最低だ!パワハラでいつか審議所に訴えてやる!―
―でもここは乗り越えるために慎重に…答えを間違えるな―
アルミンはそう思うとゆっくり口を開いた
「>>49」(アルミン→リヴァイへのうさミンに対する返事)
だが断る
このアルミン・アルレルトが最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ」
「だが断る!」
アルミンは堂々と答え、更に続ける
「このアルミン・アルレルトが最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ」 」
そこには居たのは、いつもの守ってもらうだけのアルミンではなく
一人の兵士、一人の男、アルミン・アルレルトであった
そうして、アルミンはうさミンの衣装をリヴァイに付き返す
「>>53」(上記受けての、リヴァイ→アルミンへの返事)
ほう、いい目をしている
お前も非モテか
「ほう、いい目をしている。お前も非モテか 」
―これは、非モテの目つきだ―
リヴァイはそう確信した
草食系ブーム等と言われているが、女は何だかんだ言っても肉食系に弱い
それは男が肉食系女子より、草食系女子を好むのと同じく本能から来るものだからだ
「非…非モテ?」
「そうだ…」
「なんですか…それは…」
「てっとり早く知るには…そうだな。今日貰ったチョコの数を教えろ」
「>>56」(今日アルミンが貰ったチョコ数)
20こ
「20こ」
「は?…ああ2個か?」
「いいえ、20個です」
リヴァイは戦慄した
この目の前の草食系が20個も貰っているのである
さっきのエレンの15個でもリヴァイにとっては
『盛ってんじゃねーよリア充!』のレベルだったのである
それがさっきより5個も多い…
肉食系のエレンより5個も多い20個なのである
「…どうせ盛って言ったんだろ」
「え?」
「どこにあるんだ?そのチョコレートは」
「あ…そこに」
アルミンは机に置いていた紙袋を手に取った
「多すぎて、覚えてないんだけど…」
そう言いながら机にチョコレートを並べて行くアルミン
「これは>>59から、これは>>60から…そしてこれとこれは>>61と>>62から貰いました」(全て進撃のキャラ名で)
エレン
クリスタ
ライナー
ミカサ
「これはエレンから、これはクリスタから…そしてこれとこれはライナーとミカサから貰いました」
誰から貰ったか覚えていたチョコの中から
とりあえず、特徴のある4つをアルミンは取り出した
「でも、これ殆ど義理ですよ…クリスタやミカサがが僕を好きなわけないし、エレンやライナーは男だし」
「なるほど…たしかに半分が男からだな」
「そうでしょ?今は友チョコって言って、男同士、女同士でも送るんです」
「でもエレンは俺にはくれなかったぞ…エレンの馴染みの女も」
「ミカサは無理ですよ…兵長の事きらって…ごふんごふん」
―しまった…危うくミカサが嫌ってることを言って機嫌を損ねるとこだった―
「…え…ええと、ミカサと兵長ってそこまで親しくないじゃないですか」
「まあそうだな」
「そうですよ。ミカサは幼馴染だから僕にくれるわけで…あとエレンも、兵長には渡しにくいでしょ」
「そういうもんか…まあ男から貰ってもな」
「でしょ?そんなことしたら、下手したら変な噂になっちゃいますよ」
「そうか…じゃあ俺も、部下や同僚の女子兵士からの義理チョコを狙うか」
「はい。頑張ってください」
「…ん?アルミンよ…このチョコには何か手紙が付いてるぞ」
「え?どのチョコですか?まさか…クリスタから…とか?」
アルミンはドキドキしながら尋ねた
>>68(誰からのチョコか>>59-62の人物内で)
>>70(手紙の内容)
ご飯行ってきます
続きは0時頃
エレン
いつもありがとう
ずっと友達でいてくれよな
「これだ」
リヴァイがアルミンにチョコを手渡す
それはエレンからのチョコだった
添えられた手紙には、こう書かれていた
いつもありがとう
ずっと友達でいてくれよな
「エレン…」
アルミンはその手紙とチョコを抱きしめた
「エレン僕こそだよ…僕の方こそ…いつも…ありがとう」
そしてアルミンは目に涙を浮かべ、それが流れ落ちないようこらえた
そんな光景を目の当たりにして、リヴァイは自分の言動を恥ずかしく思った
友情も愛情も浅いアルミン相手に、チョコレートをねだったことを
それと同時に、ここに最初に来た理由も思い出した
―アルミン強姦祭をしに来たんだったな―
リヴァイは思った>>74(アルミン強姦祭について)
だから>>76することにした(アルミン強姦祭をどうするか)
くだらないと
敢えて実行
―アルミン強姦祭をしに来たんだったな―
リヴァイは思った。
―くだらない―
しかし、だからこそ、敢えて実行することにした
目の前で感動に浸るアルミンに声をかける
「おい」
「はい」
「今から祭を開くんだが、誰を呼びたい?」
「え?…お…お祭りですか?」
「ああ、お前が主役だ」
「え?僕が?」
「そうだ。あまり大人数だと、負担が重くなるから3人にしろ」
「じゃあ>>79-81」(アルミン強姦祭の参加者・進撃キャラで)
エレン
「じゃあエレンとライナーとベルトルトで…」
「了解だ」
リヴァイからの緊急招集がかかった
三人は図書室に至急来るように呼ばれた
真っ先にやって来たのはエレン
到着と同時に大きな声で叫ぶ
「兵長、緊急事態って!もしかして巨人が出たんですか!?」
続いて、ライナー、ベルトルトが不安そうにやってきた
―緊急招集ってんだんだろう―
―俺達とエレンが同時にリヴァイ兵長に呼ばれるなんて…まさか正体が―
「おい。最後の…ノッポのやつ、扉に鍵かけとけよ」
「あ…はい」
カチャリと鍵がかかるのを確認すると、リヴァイがアルミンの横に立ち
駆け付けた三人に説明をはじめた
「これから第一回アルミン強姦祭を開催する」
「!!?」
リヴァイ以外の四人は驚いた表情を見せる
エレン「>>85」
ライナー「>>87」
ベルトルト「>>89」
アルミン「>>92」
(全員台詞で)
俺はアルミンとは和姦が良かったのに
くだらんな、俺は抜けさせてもらう
嫌だ…嫌だよ…なんで僕ばかり、いつもこんな目に…
「俺はアルミンとは和姦が良かったのに」
エレンは完全に拒否はしないものの
やはり幼馴染への強姦に抵抗があるようだ
「やった!童貞をアルミンで卒業出来るなんて夢みたいだ!」
ベルトルトは童貞だったようで大喜びである
そんな中、ライナーだけは
「くだらんな、俺は抜けさせてもらう 」
そう言って、一同に背中を向けた
アルミンの肩が小刻みに震える
「嫌だ…嫌だよ…なんで僕ばかり、いつもこんな目に…」
そんな問いかけにリヴァイは答える
「>>100」(嫌がるアルミンへのリヴァイからの回答)
今日は血のバレンタインだからだ
この世界は残酷なんだ
そんな問いかけにリヴァイは答える
「今日は血のバレンタインだからだ。この世界は残酷なんだ 」
「ざ…残酷すぎるよこんな…」
さっきは感動で溢れ出た涙が、今度は悔しさから湧き出す
「エレン…ねえ助けてよ。チョコの手紙読んだよ…エレン…友達だろ」
「アルミン…」
すがるような目で問いかけるアルミンに
エレンは>>104した(エレンの行動)
ドッキリ大成功の看板を出した
急用のため
次の更新2時頃になります
すがるような目で問いかけるアルミンに
エレンはドッキリ大成功の看板を出した
「え?」
「ははははは!」
エレンが大笑いしてアルミンの肩を叩く
「ええー!!なんだよそれ…なんだよそれ」
アルミンの目からは、悔しさと安心感から、こらえていた涙が溢れだした
「すまんな!皆に加わらない俺、かっこ良かっただろ」
わははは…!と笑うライナー
「僕の喜びかたもすごかっただろ。はは…」
力ない笑い声で語るのはベルトルト
「エイプリルフールにしようと思ってたんだけど、それじゃバレちゃうから今日にしたんだ」
そして、こどもみたいな屈託のない笑顔でエレンが話しかける
「…もう!びっくりしたじゃないか!」
頬に涙を伝わせながら、アルミンが怒る
続いてリヴァイに向き直り
「兵長もグルだったんですか?…なんなんですか」
と問いかけるアルミン
「だから祭だと言っただろ」
「…祭、たしかに言ってましたけど…」
「義理とはいえ、チョコをいっぱい貰ってたお前が憎かったから、ドッキリしてはめてやったんだ」
「なんという大人気なさですか…」
何はともあれ、その場は大いに笑いに包まれた
アルミンはエレン達に連れられて図書室を出て行った
リヴァイはそれを見送ったあと考えた
―104期訓練兵団卒…か―
―あいつらは侮れないな―
実はリヴァイは、ドッキリなんて仕掛けていなかった
もし仮にドッキリであれば、祭の参加者をアルミンが指定する時に
偶然、仕掛け人を指定出来るはずがないのだ
あの三人は、あの場で咄嗟に連携して、穏やかに事を終わらせたのだ
きっとアルミンを傷つけないように…
ドッキリ大成功の看板も、簡単に作られた物だった
恐らくライナーが後ろを向きながら、即席で看板を作り、エレンに渡したのだ
―ただ者じゃないな…エレンはともかく、あの二人も―
―もしかしたら人類じゃないのかもしれない―
この時、リヴァイの中でかすかな疑惑が生まれた
一人で一連の出来事を思い浮かべていると
アルミンがさっき開いていた本が目に入った
【簡単手作りバレンタイン・チョコレート】
パラパラとページをめくってみた
そこに目に留まる項目があった
【チョコが貰えない男のための逆チョコ・友チョコ】
チョコが貰えない男性の諸君
嘆いたり妬んだりするのはまだ早い
これからは料理男子の時代!
レシピが掲載されているが、どれも簡単に出来そうだ
―ああ、もらえないなら渡すのもありなんだな―
―でもこのままリア充に嫌がらせを続けるのもありだし…―
―さっきアルミンと話したように同期や部下の女にチョコをせがむのもいいな―
さてどうする?>>112(リヴァイのこの後の行動)
アルミンに痛チョコ(友チョコ)を作り、さっきのお詫びにプレゼント
―アルミンに痛チョコ(友チョコ)を作り、さっきのお詫びにプレゼントするか―
そう決めるとリヴァイは材料を集めることにした
本には以下の材料が書かれていた
・チョコレート(適量)
・チョコペン
・クッキングシート
・>>117
・>>118
寝ます
続きは明日
安価なら↓に一個ずらしで
食紅
【材料】
・チョコレート(適量)
・チョコペン
・クッキングシート
・食紅
・髪の毛
「髪の毛…?」
―髪の毛なんて料理に入ってたら俺は許さないがな…―
―しかし俺はVDチョコを貰ったことがないから―
―だから知らなかったが、全部髪の毛が入ってる物なのかもしれないな―
そう考えた後リヴァイは材料調達に出かけた
>>124(材料調達が出来る場所・市場や食料庫等)
手作りチョコを作ってそうなユミルのところ
―兵舎の調理室―
「やっぱりVDチョコは手作りの作りたてがいいよな!」
ユミルは予想通りチョコを作っていた
「材料調達ならやっぱりここだろう」
リヴァイはそう呟くと扉をノックした
コンコンッ
「はーい」
「お前がユミルか」
「は…?そうだけど…誰?」
「俺は兵士長のリヴァイだ」
「…え?そういえば見たことがある!」
「お前ならチョコを作ってそうだからここに来た」
「え、それは…どうも」
―私、上官とか苦手なんだよな…―
―早く用件すませて帰って貰おう―
ユミルは忙しさをアピールするためコンロに火を点けた
コンロに水を沸かしながら振り返り、ユミルが尋ねた
「…で、用件はなんですか?」
「チョコレートの材料を調達しに来た」
「あーそういうことか、うーんたくさんあるから分けてあげてもいいけど…」
「悪いな」
「あーでも、安いもんじゃないからね。一個条件があるんだけど…」
「なんだ?」
「>>129」(ユミル→リヴァイへのチョコを譲る条件)
飯と風呂行きます
2~3時間後に再開予定
私の本命にチョコを渡すときにさ、ムード作りを手伝ってくれよ
「じゃあ、私の本命にチョコを渡すときにさ、ムード作りを手伝ってくれよ」
「そんなことでいいのか…?」
「ああ」
「その本命って誰だ?」
ユミルの本命>>134(進撃のキャラ名で)
「ムード作りって何をしたらいい?」
リヴァイがするムード作りの内容>>137
すぐ安価きたのでもう一個投下しました
今度こそほんとに飯行きます
エレン
絶叫しながら裸踊り
アルミンは正直に謝ることにした
ちゃんと謝罪したらきっと大丈夫だ
カツン…カツン…
部屋に響き渡る靴音
アルミンはその人物の前に飛び出した
「私はとうに人類の復興の為なら心臓を捧げると誓った兵士!」
敬礼のポーズと取りさらに続ける
「戦艦を見たかったのです…ごめんなさい!!」
アルミンは全力土下座をした
顔をあげるとそこには
誰がいた
1、リヴァイがいた
2、エレンがいた
3、ハンネスがいた
4、その他
※4の場合は再度安価を振ります
>>191-196で多数決
エレン
顔を上げるとそこにはエレンがいた
「エ…エレン…?」
「…アルミン…か?なにやってんだ?」
「ああ、よかった…」
安心してへなへなと力が抜けるアルミン
「エレンはどうしてここに?」
「ああ、VDとか言って女子に追いかけられるから、ここに逃げてきたんだ」
「そうだったのか…ここだったら立ち入り禁止だしね」
「ああ、身を隠すには最適だよな。アルミンはどうしてここに?」
「僕、戦艦とか好きなんだ」
「そうだったのか…アルミンは物知りだもんな」
二人がそうこう話していると、また靴音が聞こえた
「!!」
「…アルミン大丈夫だ。俺が様子を見てくる」
「エ…エレン気を付けて」
物陰から様子を伺うと、人影は船内を散策しているようだった
今なら隙がある
エレンの行動
1、後ろからブレードで斬り付ける
2、叫ぶ
3、アルミンを置いて逃げる
4、自分が盾になりアルミンを逃がす
5、普通に話しかける
>>199-205で多数決
※2の場合は、叫ぶ言葉は再度安価を振ります
こういう時、意外と叫んでみるのが効果的だ
アルミンがいる部屋と逆方向で叫べば
相手を誘い出すことも出来る
エレンはとりあえず叫んでみることにした
「>>208」どこで叫ぶか?
①アルミンの居る部屋②アルミンのいる部屋と逆方向
「>>210」(エレンが叫ぶ、効果的な言葉)
2
―よしアルミンのいる部屋と逆方向で叫ぼう―
エレンは息を殺しそっと船内を移動する
大きく息を吸い込み
そして…
「アルミン!アルミン!アルミン!アルミンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!アルミンアルミンアルミンぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!アルミン・アルレルトちゃんの金色ボブカットの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
訓練兵時代のアルミンちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
調査兵団にも入れて良かったねアルミンたん!あぁあああああ!かわいい!アルミンたん!かわいい!あっああぁああ!
VDチョコもいっぱいもらって嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!」
腹の底から叫んだ!!
人影はすぐさまエレンに気づいて近づいて来た
エレンはその人影に
>>214した(行動)
優しく東南アジアに生息する昆虫サティポロジア・ビートルの腸の筋(3万匹分)を乾燥させて編んだマフラーを巻いて
波紋を流した
エレンはその人影に、優しく東南アジアに生息する昆虫
サティポロジア・ビートルの腸の筋(3万匹分)を
乾燥させて編んだマフラーを巻いて波紋を流した
「コオオオオオオオオオオオオオオ 波紋疾走!!!」
それは、小さい頃にアルミンが持っていた禁書【JOJOの奇妙な冒険】の中で読んだ
ジョセフ・ジョースターの技である
波紋を受けた相手は、倒れ………なかった
エレンは波紋の修行をしていないので当然である
―あれ?でもこのマフラー…マフラー…?―
顔を上げてよく見てみると、目の前の人物はミカサだった
エレンが巻いているマフラーをよく見ると
子供のころにエレンがミカサに巻いてあげたものであった
「私は波紋法の達人、ミサミサ。マフラーを返して欲しい」
「なんだよそれ…ミサミサだとデスノートじゃないか…リサリサだろ」
「それだと丸パクリになる…じゃあミカミカで」
「せっかく【サ】が付いてるんだから、カサカサでいいだろ」
そんなやりとりをしてると
「不毛!」と言ってミカサがブレードを抜いた
たしかに不毛である。
「ちょっと待て!わかった!わかったって!返すから!」
エレンはそういうとミカサにマフラーを巻いてやった
「私に…マフラーを巻いてくれてありがとう」
ミカサはブレードを戻し、普段より可愛い顔で笑った
「ところでミカサは何しに来たんだ?」
「…私はエレンが、チョコを持った女子達に追われてた。ので心配で追って来た」
「…ああ。さすがにミカサを撒くことは出来なかったか…」
「え?なに?撒く?」
「…いや、なんでもねぇよ」
「エレン大丈夫?変な女に童貞を奪われたりしてない?」
「うるせぇな!俺はお前の弟でも子供でもねえよ」
「…わたしは弟や子供に、いつ童貞を奪われた。なんて話しはしない」
エレンがミカサを会話をすると、しばしば話が噛みあわない
エレンは心の中で舌打ちをした
そんなことも構わずミカサが続けて尋ねる
「さっきの叫び声の意味を教えて欲しい」
「さっきの?」
「アルミンモフモフ。アルミンクンカクンカって…」
「ああ。あれは>>219-225(の中から好きなのを選ばせてもらいます)」
寝ます
続きは明日
14日で終わらせるため
少し急ぎ足にするため
安価が多数決や選択肢になってます
また、乙レスありがとうございました
お礼が遅くなってすみません
ksk
「ああ。あれは父さんから教えてもらったお前とアルミンを守るためのおまじない」
「!!」
ミカサは少し苦い表情を見せた
「そうだったのか。私はエレンとアルミンの関係を疑っていた。私は冷静じゃなかった」
「まあ勘違いされても仕方ない。気にしなくていい」
「ごめんなさい…。」
「…ところで、ここ立入禁止だから、見つかったら全員処分になっちまう。これからどうする」
「>>227-231」(ミカサ→エレンへの回答・選択肢で多数決)
1.アルミンを連れて3人で移動
2.アルミンを連れて3人で潜伏(見つかった時の事は考えない)
3.アルミンを放置してエレンと逃避行
4.アルミンを放置してエレンと潜伏
5.エレンはアルミンに任せて一人で帰る
1
「アルミンを連れて3人で潜伏しよう。」
「は?おまえ、人の話聞いてるのか?見つかったら処分なんだぞ!」
「見つかった時の事は考えない。その時に考えたらいい」
ミカサはそう告げると、エレンにアルミンの元に向かうように促した
タンッ
カツンカツン
リヴァイは戦艦の上に降り立った
―アルミンは多分ここだろう―
リヴァイには確信があった
さっきユミルとエレンを救出した時に
壁の上からここに向かうアルミンを見かけたからだ
「ラッピングも完璧だし、さあこれを渡して謝ろう」
近くのドアからリヴァイは船内に入った
「あれ?ミカサ!」
突然のミカサの登場に驚くアルミン
「エレンさっきのは?…なんでミカサが?大丈夫だったの?」
「大丈夫だアルミン。さっきの人影はミカサだったんだ」
「そう。あれは私だった。」
「そうだったのか!よかった!」
三人は和気あいあいと会話を続ける
久しぶりに幼馴染の三人で水入らずで会話した気がする
その時!!
カツン!
「シッ!」
いち早く物音を察知したのはミカサ
二人に伏せるように促す
カツ…カツ…カツ…
また誰かの靴音が船内にコダマする
見つかったらまずいどうする?
>>234-240 選択肢・多数決
1.ブレードで三人同時に斬りかかる
2.ミカサ単独で確実に削ぐ
3.アルミンが飛び出して、いつかのように全力で説得
4.普通に話しかける
5.全員で逃走
2
ミカサからの提案はこうだった
「ここは、普通に話しかけよう」
「そうだね。さっきの人影も結局エレンやミカサだったし…」
アルミンもその意見に同意する
「そうだな。相手が知り合いってこともありえるしな」
エレンも異議なしといったところだ
「私が上手く話してくる…」
「え?ミカサが?よければ僕が行って来るけど…エレンはどう思う?」
「俺は>>242が話しかけるのがいいと思う」
※ミカサ、アルミン、俺(エレン)の中から
エレン
「俺は…俺が話しかけるのがいいと思う」
エレンは続けて二人にこう説明する
「ミカサは会話が苦手だし、アルミンは相手がヤバイやつだったら危ない。だから俺がいいと思う」
ミカサもアルミンもそれに納得したようだ
エレンは二人を操舵室に残して人影を追った
「あの…すみません」
エレンが声をかけると人影が振り向いた
「……エレンか?」
「あ…れ?リヴァイ兵長?」
その人影はリヴァイだった
「またお前か…」
「はは。今日は兵長とよく会いますね」
本日4度目の再会である
リヴァイは思った
なぜ、こんな日(VD)にも関わらず、行くところ行くところ
このリア充(リア充)と顔を合わせなければならないのか…
しかもエレンばかりがカッコいい役割をしている
俺はチョコ欲しさにアルミンにすがったり、全裸立体機動したりなのに…と
その悔しさから、少しでもリア充より優位にに立ちたい気持ちから
リヴァイは偉そうに言ってみた
「なあ、エレンよ。ここは立入禁止だぞ。お前わかっているのか?」
「…わかっています。すみませんでした。処分なら受けます」
言い訳をせずに堂々と謝るエレン
その態度に、もっと偉そうにしたかったのに…と面食らってしまった
「ふん…とりあえずここに立ち入った理由を聞こうか?」
「…はい。今日がVD(バレンタイン)だからと言って、女子が追いかけてきたからです」
「は?」
「俺にチョコを貰ってくれと…俺そういうの面倒臭くて…それでここに隠れていました」
―おいおい、リア充ってそういう生き物なのか?―
―何故チョコを貰うのに逃げる必要がある?―
―俺はアルミンにすがりついたのに、断られたんだぞ―
―いっそ自分で作って渡そうと思ってここに来たのに―
リヴァイは自分の気が遠のきそうな眩暈を覚えながら
なんとか自我を取り戻す
「おまえの処分についてだが>>247にする」
※エレンが立入禁止区域に入った処分内容(処分無しでもOK)
市中引き回しの上に斬首
首は朽ちるまで河原に晒させてもらう
「おまえの処分についてだが…」
リヴァイは鬼のように睨み付けてこう告げた
「市中引き回しの上に斬首。首は朽ちるまで河原に晒させてもらう」
―エレンよ。おまえはやりすぎた―
―こんな日(VD)に非モテ(俺)を刺激し過ぎたのだ―
―なにがチョコレートだ!なにがバレンタインだ!―
―リア充は全員駆逐してやる!―
リヴァイは思いっきり私情で処分を決めていた
「そ…そんな!兵長!俺はただ、立入禁止場所に入っただけじゃないですか!」
エレンの抗議は当然だ
「しかも、その場所は税の無駄遣いスポットで紹介されている朽ちた戦艦で、重要な場所とも思わないですし!」
エレンの抗議は続く
しかし…
「もう決めた。お前を連行する」
無情にもリヴァイはそう言い放った
ジャキッ
リヴァイは超硬質ブレードを抜いてエレンの首にあてがう
エレンの行動>>250-255:選択肢の多数決
1.身代わりにアルミンを差し出す
2.ミカサに助けを求める
3.俺がチョコレートをあげる
4.女の子を紹介する
6.コンパを開く
5.戦え
6
5と6の位置が逆になってる!
5=5、6=6の数字通りで行きます
安価延長>>250-257
すみません
安価ミスの為
5と6で再度多数決
5.戦え
6.コンパを開く
↓から数えて5レスで多数決
戦え!!
オレ達は皆 生まれた時から自由だ
それを拒む者が どれだけ強くても
関係ない!!
戦え!!
エレンは全身の血が沸騰するのを覚えた
目の前のリヴァイは人類最強の兵士だ
しかしそんなことは関係ない
男にはやらなきゃならない時があるのだ
ジャキッ
エレンもブレードを抜いた
「ほう、俺と戦うと言うのか」
リヴァイは余裕の表情でエレンを見つめる
「>>268」
(エレン→リヴァイへの台詞・戦うこと前提で)
勝てなければどんな正論を吐こうとも意味はない
勝ち負けがある以上、皆が楽しめる戦いなんて理想でしかない
だからせめて味方が楽しめるようにするのだ
それが俺達の繋がり方だ
「勝てなければどんな正論を吐こうとも意味はない。勝ち負けがある以上、皆が楽しめる戦いなんて理想でしかない」
エレンはリヴァイから目をそらさず、更に続ける
「だからせめて味方が楽しめるようにするのだ。それが俺達の繋がり方だ」
そう告げると、エレンはリヴァイに斬りかかった
リヴァイは立体機動で回避する
「なに!?」
この狭い空間の中で、立体機動を巧みに扱うリヴァイ
非モテといえど、さすがは人類最強である
エレンは回避と同時に上空から狙われたことに気づき
近くのドアを開け、隣の部屋に回避する
すぐに追うリヴァイ
リヴァイがドアを開けるのを狙って
エレンがブレードの刃を放つ
それを見据えたようにまたリヴァイは上空に舞う
「早い!!」
仕掛けるリヴァイ
迎え討つエレン
次の一瞬で勝負が決まる
!!!!!!!!
結果は?
>>273-278
1.エレンの勝ち
2.リヴァイの勝ち
3.引き分け
4.アルミンが止めに入る
5.ミカサが止めに入る
6.アルミンとミカサが止めに入る
>>272
すみません
多数決で
カラーンッカラーンッカラーンッ
エレンの右手のブレードが円を描き
床にくるくると転がる
左手のブレードはリヴァイの足により踏みつけられており
エレンは床にねじ伏せられていた
エレンの惨敗である
「くそっ!!」
悔しさをにじませるエレン
それでもまだ諦めきれず
どうにか左手のブレードだけで戦うことを試みたが
それもむなしく、パキッっとブレードをへし折られてしまった
「くそおおおおお!!」
「俺に勝てると思ったか?ガキが」
リヴァイはクールに振る舞っていたが
リア充に勝った喜びで心の中はウキウキであった
―こいつのチョコレートもブレードも自尊心も―
―俺がすべてへし折ってやった―
―ははははははははは!!―
―これで俺のVDの思い出は楽しいものになりそうだ!―
リヴァイは口元が緩むのを抑えるのが必死だった
「エレンよ。お前を連行する。まずは市中引き回しだ」
その時…
「待って!」
「待ってください!」
背後から声が聞こえた
ミカサとアルミンだ
ミカサはエレンの姿を見つけてギョッとする
ブレードを首にあてがわれているからだ
「大きな音がしたから来てみたら…エレンを離せこのチビ!!」
ジャキッ
ミカサもまたブレードを抜きリヴァイを威嚇した
「ちょ…ちょっと待って!ミカサ」
アルミンはミカサの前に割って入った
「とりあえず、話し合いをしようよ。エレンも大した怪我をしていないようだし…」
アルミンはエレンが今の状況になった理由をリヴァイから聞くことにした
「なるほど…それが理由なら僕もミカサも同罪だ。一緒に市中引き回しにならなきゃいけない」
「私はエレンと一緒なら…処罰を受けても構わない。」
「>>283-290」(リヴァイ→ミカサ・アルミンへの回答は?)選択肢・多数決
1.全員処分する
2.エレンだけ処分する
3.アルミンがチョコを受け取ってくれるなら全員無罪にする
4.ミカサと戦う
3
エレンと一緒に処分を受けると言う二人
兵士長という身分とはいえど
私情だけで三人もの部下を、市中引き回しの末斬首するのは無理だ
それならば…と、リヴァイは続けた
「アルミン。俺がここに来た理由なんだが。これを図書室の件での詫びに、作ってきたんだ」
リヴァイはそう言いながらポンチョの中から何かを取り出した
「お前が、これを断らず受け取ってくれるなら、全員処分なしにしてやってもいい」
リヴァイはアルミンの前に生肉柄のパッケージを差し出した
「…え?生肉!?…ぼ、僕…生の肉はあまり…」
「心配するな。こう見えても中はチョコレートだ」
「え?チョコレート…兵長が手作りの…?」
アルミンは少し怯えた
「受け取ってくれるよな?」
「>>291-300」(選択肢・多数決)
1.断る
2.喜んで!
3.嫌々だけど受け取る
4.俺も前から好きでした
5.叩き割る
食事&風呂行きます
14日に終わるよう頑張るけど
収束するか心配になって来た
選択肢ばかりになりごめんなさい
23時頃再開予定ですが
間があれば少し再開します
「…喜んで!」
アルミンは満面の笑みを浮かべた
最初は少し怖くて怯えてしまったが
兵長の手を見たら心が動いた
小さなヤケドの痕があったからだ
きっと慣れないチョコ作りでヤケドしたのだろう
「開けてもいいですか?」
「ああ」
アルミンは早速包みを開いた
生肉の包み紙が超大型巨人の皮膚のようで不気味だ
中身を出すと痛チョコが3つ入っていた
どれから見てみる?
>>300-305(選択肢・多数決)
1.美兵長チョコ
2.長文チョコ
3.アルミンリア充死ねチョコ
2
時間が無く
安価が過半数に満たないので
あげさせてもらいます
次に過半数に満たなければ
14日まで時間も無い為
残念ですが終了とさせてもらいます
>>300-302
>>304-306
(選択肢・多数決)
1.美兵長チョコ
2.長文チョコ
3.アルミンリア充死ねチョコ
いや、これ2で決定じゃないの?
2
>>304-306
300-305の6レス分だったので
過半数を超える4レス分を待ってました
ご協力ありがとうございました
2で続行します
アルミンは入っていたチョコレートの中から1つを取り出した
小さな文字がびっしりと書いてある
「うわーすごい凝ってるな!なになに?」
アルミンは目を凝らしてその文字を一つずつ音読した
「ああ、悪い。俺のこと知りたいんだったな! もちろん教えてやるよ。いなくなった時はお前のこと ずっと考えてしこってた。お前のかわいいお尻とか、ス ラッとした足を舐めまわしたいなって。お前って小柄だ からな、絶対抱き心地良いと思うんだ。かわいい声で鳴 くんだろうな…もちろん、かわいいのは声だけじゃない けど。基礎訓練の時は、お前が一生懸命走る姿を後ろか らずっと見てた。お前が走る姿って本当に興奮するよ な。気付かなかったか?毎日毎日見てたんだぞ。小振り な尻が左右に揺れてるのずっとさ、背中が汗でビショビ ショに濡れてて、自分の気持ちを抑えるのに必死だっ た。俺とお前が良い関係だってバレたら困ると思って な。気にするな。アルミンは恥ずかしがり屋だもんな。 わかってるさ。仕方ないから、お前のにおいをいっぱい 吸い込んだシャツで我慢した。あれ、脇のところだけめ ちゃくちゃ濡れてただろ?あそこ舐めるとさ、すごくア ルミンの香りがするんだよ。それをアルミンが一生懸命 手で洗うんだと思ったら、本当に興奮したな…結局、 シャツに出しちまったよ。そこはちゃんと拭き取っとい たから、気付かなかっただろ?あのシャツを洗う姿は最 高だったな…頑張って手でゴシゴシ擦ってさ。あれ、わ ざと出したやつを、ちょっとだけ残しといたんだよ。そ の方がお前が喜ぶと思ってさ。大丈夫だ。言わなくても わかってるからさ。今さらだろ?今さらと言えば…最近 忙しいのかもしれないけど、あまり夜更かしするなよ? 昨日なんかいつもより16分も寝るのが遅かっただろ?心 配なんだ…いや、俺のことは気にしなくていいさ。確か に夜、お前と触れ合う時間が減って寂しいけど。もう4年 目だろ?気にするなよ、 あれで我慢してるからさ…ほら、あれだよ。3年間お前の ベッドから集めたコレクションだ。今も毎日続けてるん だぞ?お前のベッドでお前がいないうちに枕の裏側を舐 めまわしとくんだ。もちろん全裸で寝転んだ後でだ。寂 しくないようにな。お礼なんて良いって。恋人だろ?そ れと、風呂場ではもっと警戒しないとダメだろ?お前の かわいい体を、あんまり無防備にさらすなよな。本当に かわいいよ…アルミン。風呂でいっしょになった後は さ、興奮して大変だったよ。お前の無防備なケツに、俺 のモノぶちこんだらどうするかって考えててさ。いろい ろ考えてたんだぞ?暇なときはどうやってお前をめちゃ くちゃに犯すか考えるのが日課だった。お前って本当に 無防備だよな。あ、今だったらお前を犯せるなとか。今 だったら誰にも気付かれないなとか。チャンスはいっぱ いあったよ。その度にどうしようか悩んでた。トイレで 会った時とかさ。でも、あんまりがっつきすぎるのも良 くないからな。我慢したよ。俺は紳士的にいきたおから な。まあ、お前から告白してくれた今となっては、我慢 する必要なんて無いんだけどな。他に何が知りたい?な んでも聞いてくれよ。その代わり、俺もお前のこと、 もっと知りたいんだ。なあ、いいよな?俺たちは恋人同 士だもんな」
ひぃっ!
アルミンは怯えた声を出してチョコを放り投げた
そんなアルミンにリヴァイは話しかける
「読んでくれたか?これは>>311だ」(チョコに書かれている文字の意味)
本心
そんなアルミンにリヴァイは話しかける
「読んでくれたか?これは本心だ」
「ひぃっ!近寄るな!変態!」
アルミンは腰を抜かしてしまった
「アルミンに近づくな。チビ。あなたは調子に乗りすぎだ」
ミカサは抜いたままのブレードを構え、アルミンを庇う
エレンも、その時にはもう
リヴァイのブレードから解放されていたため
一緒になってアルミンを庇う
「>>316」(エレン→リヴァイへの抗議)
やめろ、この変態が!
「やめろ、この変態が!」
エレンがそう焚き付けても
悪びれない顔でリヴァイは続けた
「オイ…俺は純粋な気持ちでそう思っただけで、別に変態じゃねぇよ」
そして一歩、アルミンに近づくリヴァイ
「ひぃぃぃ!!」
怯えるアルミン
ミカサは全身に緊張を走らせる
それを物ともせず近づくリヴァイ
「なあ、あとチョコは2個残ってるんだ。見てくれるよな?」
「>>319」(台詞は自由に。見る、見ない、は入れてください)
無言で頷く
「ア…アルミン無茶はするな!こんな変態、もう兵長でもなんでもねぇよ!」
怒りのあまり声を荒げるエレン
「アルミン無理しなくていい。私が削ぐ」
相討ち覚悟でリヴァイに挑む気のミカサ
しかしアルミンは考えていた
―僕が約束通りにチョコを貰わなければ―
―三人とも処罰されてしまう…―
―僕さえ我慢したら二人を助けられるんだ―
アルミンは無言でうなずいた
次は開けるのは>>321-323のチョコだ
1.美兵長チョコ
2.アルミンリア充死ねチョコ
※二択・多数決
1
アルミンが次に選んだのは美兵長チョコだった
そこには凄いイケメンキャラが描かれている
それはリヴァイが自分をモデルに自画像として描いたものだ
「す…すごいイケメンの絵が描いてある」
アルミンは呟いた
どれどれ?とエレンとミカサも覗き込む
「ほんとだ…凄いイケメンだな。」
アルミンに同意するのはエレン
「…カッコいいけど大したことない。エレンの方がかっこいい」
ミカサは彼女らしい感想を漏らした
「でも、このキャラ…調査兵団の制服を着てるな」
エレンが尋ねる
「ほんとだ…一体誰だろう…あ!もしかして>>325かな?」(アルミンの台詞・調査兵団キャラで)
リヴァイ兵長
「ほんとだ…一体誰だろう…あ!もしかしてリヴァイ兵長かな?」
「は?」
「え?」
エレンとミカサは不満そうな声をあげる
しかしアルミンは続けた
「だってほら>>328-332だし」(選択肢内・多数決)
1.リヴァイ兵長ってイケメンだし
2.髪型が刈り上げだし
3.目の下にクマがあるし
4.全裸だし
5.僕の身体に鳥肌が立ってるし
4
割れたので再安価
>>334が下から選択(3は割れた安価のミックス)
1.全裸だし
2.僕の身体に鳥肌が立ってるし
3.全裸な上に僕の身体に鳥肌が立ってるし
2
「だってほら…僕の身体に鳥肌が立ってるし」
まさに小動物の勘と言うやつなのだろうか
そのチョコレートを持つアルミンの手には
アレルギーでも起きたかののように
ブツブツがたくさん浮き上がっていた
エレンとミカサは、なるほど…と納得した
「さすがアルミン。すぐに俺とわかったようだな」
そんな事情も知らず、リヴァイは嬉しそうに話しかけてくる
「さあリヴァイチョコを食べてみてくれ…」
食べることを勧めてくるリヴァイ兵長
さあどうする?
>>337-340(選択肢内・多数決)
1.喜んで!
2.断る!
3.もう1個残りのチョコを見たいという
4.ミカサとエレンと分けて食べる
5.うっかり落としたふりして踏んで粉々にする
3
「じゃ…じゃあせっかくなので、ミカサとエレンと三人で分けて食べます」
「!!」
「!!」
いきなりアルミンに、試食に巻き込まれた二人は
思わず顔を見合わせた
パキッ
三等分に割られたチョコが
ミカサとエレンに配られる
少しだけアルミンが多めに取っているのは
二人を巻き込んだ罪悪感からか…
パクッ
「>>344」
(エレン→チョコの味の感想)
パクッ
「>>346」
(ミカサ→チョコの味の感想)
パクッ
「>>348」
(アルミン→チョコの味の感想)
…これは!?…毒!?…ぐっ…身 体が動か…ゴフッ
意外といける
背が・・・リヴァイ兵長より縮んでいく・・・?
パクッ
まずはミカサが味見をした
「意外といける 」
意外なことにミカサの口には合うようだった
そのまま何事もなく、モグモグと食べた
パクッ
そんな様子に安心してエレンが食べ
パクッ
続いてアルミンも食べる
しかし…エレンの様子がおかしい
「…これは!?…毒!?…ぐっ…身 体が動か…ゴフッ 」
なんと毒だったのか!?
エレンは体が動かなくなった
「え?」
アルミンがエレンの様子がおかしいことに
気づいた時にはもう遅かった
「背が…リヴァイ兵長より縮んでいく…?」
アルミンの身体がみるみる縮んでいった
用事のため
次回再開23:30頃になります
乙レスありがとうございます
再開
「エレン!!アルミン!!」
ミカサが叫ぶ
アルミンの背は兵長より1㎝小さい159㎝で止まった
「僕は大丈夫だ!ミカサ!ショタキャラにとって4㎝くらいどうってことない」
「それよりエレンは…!?」
自分の事は構わず駆け寄るアルミン
「それが…」
エレンは静かに横たわっていた
「エレン…まさか死…」
エレンの傍らにひざまずき急いで脈を取るアルミン
体温や、呼吸、瞳孔を確認する…死んではいないようだ
どうやら深い眠りについているらしい
「仮死状態だ…」
「仮死状態…?」
「そう、冬眠みたいな深い眠りについてるような状態」
「なぜそんなことに…」
「うーん。やっぱりさっきのチョコレートかな?」
ジャキッ
アルミンがそう言い終るが早いか
ミカサはブレードをまた構え、リヴァイに尋ねる
「そこのチビ。チョコの中に何を入れた?」
リヴァイも予想外の出来事に少し戸惑いを感じている
「何も入れてねぇぞ」
「嘘をつくな」
「…」
「…」
しばしの沈黙のあと、リヴァイが答えた
「…髪の毛を入れたな」
「…髪の毛?」
そうだ、材料としては変だと思っていたのだ
リヴァイは髪の毛を入れたことを思いだした
アルミンは推理をはじめた
チョコレートの材料は普通だった
問題は髪の毛が入ったことだ
わら人形などや西洋呪術にも
髪の毛が必要なことはよくある
つまり今回、リヴァイの髪の毛が入ることによって
呪術的な効果を生んだのだ
リヴァイの体の一部であった髪の毛には
リヴァイの念、密かな願望が宿っていたのだ
それは『人類小人化計画』と『リア充駆逐計画であった』
今回その二つが反映され、エレン(リア充)が仮死状態になり
アルミンがサイズダウンしたのだ
「僕の推理はこんな感じだ」
「アルミン私は?」
「そこまで設定したらこの話が終わらないよ」
アルミンの話を聞いてミカサが考えをまとめた
「つまりエレンは仮死状態。白雪姫とか眠り姫と同じような状態。ならば」
エレンを蘇らせる方法
1.ミカサのキスで目覚める
2.ミカサのキスで目覚める
3.ミカサのキスで目覚める
「この中から選んでもらうのはどう?アルミン」
「ちょ!このSSのタイトル、リヴァイのバレンタインだよ。これじゃミカサのバレンタインじゃないか!」
むっとした顔をするミカサを横目にアルミンが再提案した
エレンを蘇らせる方法
1.ミカサのキスで目覚める
2.アルミンのキスで目覚める
3.リヴァイのキスで目覚める
4.空手チョップでとどめを刺す
「おぞましいのが入ってる。それは選ばないで欲しい」
ミカサが猛反対しているが4つの中から>>360-365の多数決で決定
1
「色々考えたけど…やっぱりミカサのキスで目覚めさせるのが一番だと思う」
「ありがとう。アルミン。みなさん」
ミカサは誰にでもなく、ぺこりと頭をさげた
「早くしろ」
リヴァイは、何故リア充のキスシーンを
自分のバレンタインSSでちょうど14日になったばかりの今
見なきゃらならないのかとイライラしているようだ
ミカサはエレンの傍に近づく
そしてひざまずき…
チュッ♪
ミカサはエレンにキスをした
すると…
「…う…ううん。…あれ?ミカサ…お前…髪伸びてないか?」
エレンはいつぞやのように目覚めた
色々あったものの、エレンの件は無事に解決したようだ
そういえば最後に一個、チョコレートが残っていた
ついでだから開けてみよう
がさごそとアルミンが袋を開けると
『リア充死ね!』と台詞が付いているアルミンのチョコレートが出てきた
これが最後のチョコレートだ
これをどうする?
>>367
食べる
「何だこのチョコは?」
アルミンはまじまじと眺める
どうやら自分の姿を模したチョコレートのようだ
自分の絵はなかなか上出来である
しかし横の言葉が気になる
しかも、さっきまで
あんなにトラブル続きだったのだから
当然口にするのは憚られると思われたのだが…
そのことを綺麗さっぱり忘れたかのように
アルミンは『リア充死ねアルミンチョコ』を食べた
パクッ
>>370
どうなった?
背が120cmまで縮んだ
アルミンがチョコレートを口にすると
みるみる身長が縮んでいく
159㎝からあっという間に120㎝になった
「うわあああああああああああああ」
これにはさすがのアルミンも驚嘆した
「アルミン!」
「アルミン!」
エレンとミカサが駆けつける
「ほう…」
自分よりミニマムになったアルミンを見て
リヴィは少し満足気な顔をしている
「いくらショタでも、これは酷すぎるよ!」
ぐすん…ぐすん…と涙声になるアルミン
「いくらなんでもこれはない。アルミンを戻せ」
またもやミカサは血走った目でリヴァイを睨む
「いくらなんでも酷い!ここまで縮んだら馬にさえ乗れないじゃないか!」
常にアルミンを兵士として考えるのは
さすがエレンである
「僕…僕…こんなんじゃポニーにしか乗れないよ」
ブカブカの袖で涙をぬぐうアルミン
キュン☆
キュン☆
キュン☆
三人ともミニミンにキュンとしてしまった
しかしそんなことを言ってる場合ではない
小さくなっても頭脳はアルミン
名探偵アルミンはこう推理した
「原因が髪の毛によるものなら、僕が小さくなったのもエレンと同じ原理のはず」
「なるほど」
「…」
隣でうなずくエレンとミカサ
「それなら僕もキスで元に戻ると思う…けど」
「…けど?」と尋ねたのはエレン
「ミカサに頼むわけにはいかないし…」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ」
「でも…僕はエレミカ好きさんの恨みを買いたくない。ここは多数決で決めよう」
1.ミカサにキスを頼む
2.エレンにキスを頼む
3.リヴァイにキスを頼む
4.どこからともなくライナーがキスしにくる
5.アニに筆おろしを頼む
>>374-380(選択肢内・多数決)
そろそろ寝ます
明日が最終日です
どうにか収束に向かってよかった
乙レスありがとうございました
おやすみなさい
乙レスありがとうございます
今日最終日なので
時間の合間を縫って
亀更新します
再開
「多数決でエレンになったね…」
アルミンは申し訳なさそうにミカサを見た
ミカサがきっと怒ると思ったからだ
しかし、ミカサは目が合うと
コクリとうなずいただけだった
アルミンの事態を冷静に把握したのだろう
今まで『冷静じゃなかった』を繰り返していた
ミカサだったが、成長をしたのだろう
「よし!アルミン俺がキスしてやる」
エレンはひょいとアルミンを抱え上げた
120㎝のアルミンはこどものようでとても可愛い
「エレン…迷惑かけてごめん」
アルミンは申し訳なさそうに言った
「大丈夫。心配するな」
「ありがとうエレン…」
そんな二人のやり取りを見て
イライラしている男がいた
もちろんリヴァイだ
彼は眉間にしわを寄せ
腕を胸の前に組み、壁にもたれながら考えていた
―なんでこいつら三人のチューを俺が見なきゃならねぇんだ―
―俺のSSなのに…俺のバレンタインはどこに行った―
―進撃の巨人12巻以上に俺が空気じゃねぇか…―
そしてフゥと溜め息をついた
「早くしろ!エレン」
「わかりました!へんた…兵長!」
アルミンとチュウか…
女の子ともキスしたことないのに
※ミカサとのさっきのキスは目覚める前なので覚えていない
まさか男の幼馴染にそんなことする日が来るとは…
俺のファーストキスか…
冷静な振りをしていたが
実はエレンの心はドキドキしていた
さあどんな感じにキスしよう?
1.軽くチュッとしたらいいか
2.まずは自分の唇を舌なめずりでベトベトにしてみるか
3.言葉責めでムードを高める
>>388-392(選択肢・多数決)
2
2
割れてしまったので
>>394-396で再多数決
2.まずは自分の唇を舌なめずりでベトベトにしてみるか
3.言葉責めでムードを高める
すれたので>>395~3レスを取ります
―まずは自分の唇を舌なめずりでベトベトにしてみるか―
エレンはキスの定義を完全に勘違いしてみた
ペロペロペロベタベタベタ
ペロペロベタベタテカテカ
エレンの唇は本人の唾液で
ベトベトベタベタテカテカになった
「エ…エレン…?」
エレンに抱え上げられているアルミンの顔が青ざめる
「エレン!なにやってるの!」
黙って様子を見ていたミカサも、これには黙っていられないようだ
「エレン!早くしろ」
リヴァイのイライラは、限界近くになっているようだ
エレンの行動
>>401が決める
1.唾液をふき取って軽くキス
2.唾液がついたまま軽くキス
3.唾液をなすり付けるようにディープキス
1
―あれ?―
エレンは気づいた
アルミンとミカサの態度がおかしいことに
―…なんだ二人とも?キスってこうやるんじゃないのか?―
―…うーん、一度唾液をふき取ってみるか―
エレンが唾液をふき取ると
アルミンがホッとした顔をし、ミカサの顔つきも元に戻った
―あ、なんだ。普通にそのまましたらいいのか―
チュッ
エレンの唇は軽くアルミンの唇に触れた
「…あ!ああ…!」
するとアルミンの身体がぐんぐん大きくなり…
163㎝のいつものアルミンに戻った
「アルミン!」
「アルミン!」
エレンとミカサが駆け寄ってくる
三人は手を取り合い
お互いの無事を確認して喜んだ
そんな三人を傍から見ていたリヴァイは
まだしつこく考えていた
―俺のSSなのにあいつら(リア充)ばかりがチューなんて―
―うらやま…うっとおしい―
―こういうSSは非モテがハッピーエンドになってこそ価値があるんだろうが―
―俺は元々執念深いんだ…非モテのままで終わってたまるか―
そうして、ふと足元を見てみると
チョコレートが落ちていることに気が付いた
アルミンが最初に開けた長文チョコだ
アルミンが怯えて放り投げたものが
そのまま食べられずに落ちていたのだ
―このチョコも同じ成分…ならば俺が食えば―
そう。リヴァイは考えたのだ
自分がチョコを食べたら、何かが起こるかもしれない
そしたら自分にも、誰かがキスをしてくれるかもしれないと
>>405-410(選択肢・多数決)
リヴァイはチョコを
1.食べる
2.食べない
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約一時間後
たべゆ
―よし食っとくか―
リヴァイはチョコを拾い上げた
幸い、透明の袋で覆われていたため
落ちていたとはいえ、チョコは綺麗な状態であった
パクッ
モグモグモグ…
リヴァイはどうなった?
>>414-420の中から選ばせて貰います
※収束出来なくなると怖いので
自由度が少なくてすみません
胸毛がもっさもさになった
「うう…うおおお…!?」
リヴァイはグングン身長が伸び180㎝級になった
―これは…―
よく雑誌の裏なんかに
身長がグングン伸びるなんて広告があるが
それとは比にもならないほどの効果だった
そうなのだ。よく考えれば
あのチョコに掛かった呪詛はリヴァイの願望
リア充は駆逐、他の奴はチビになれ、でも俺は身長が伸びたい
リヴァイの願望が反映されるなら、そうなるのが当然なのだ
―俺が非モテである一番の理由はきっと身長―
―だって他に理由がないだろう…強いし結構いいやつだし―
そう思ったリヴァイはとりあえず
近くにいる女子であるミカサに感想を聞いてみた
「オイお前、俺のことどう思う?」
「>>426」(ミカサ→180㎝級リヴァイへの見た目の感想)
ろくろ首
「…ろくろ首」
ミカサはポツリと答えた
「うわっ!化け物!」
エレンはリヴァイを見てのけ反る
「ひぃ!オバケ!ミカサ危ないから離れて!」
アルミンは腰を抜かした
―!!?―
180㎝級になってもリヴァイはリヴァイ
察しの良い彼は、三人の反応を見てすぐに気がついた
自分が伸びた身長分20㎝が全て首に回ってた事に
「なんだこれは…」
リヴァイは身長が伸びた時に、一瞬チョコの呪縛を喜んだ
『チューして解除して貰わなくてもいいな』
なんて思っていたが、撤回だ
「これでは困る。立体機動もやりにくいしな」
リヴァイは三人に向き直って頼んだ
「お前ら三人の誰か…俺にもキスして、これを元に戻してくれ」
「>>428->>429」(ミカサ→リヴァイへの返答)
「>>431-432」(アルミン→リヴァイへの返答)
「>>434-435」(エレン→リヴァイへの返答)
※2つの安価内からどちらかを選ぶかミックスさせて貰います
大人は大人同士でやるべき
化け物は化け物同士でしてください
流石に無理ですよ
「お前ら三人の誰か…俺にもキスして、これを元に戻してくれ」
リヴァイがそう言うと
真っ先にミカサが答えた
「無理。大人は大人同士でやるべき」
続いてアルミンが答える
「だが断る。化け物は化け物同士でしてください」
最後にエレンがこう告げた
「さすがに無理ですよ。冗談は首だけにしてください」
なんとパーフェクトに拒否されてしまった
これがポーカーだったらロイヤルストレートフラッシュだ
―このままでは洒落にならんぞクソが!―
リヴァイはバレンタインで酷い目に遭っていることより
リア充を駆逐することより、脱非モテを目指すことより
とにかく、今は首を元に戻したいと思った
そんなリヴァイの心中などお構いなしにアルミンが告げる
「僕、約束通りちゃんとチョコを貰ったから、これで三人ともお咎め無しですよね?」
続けてエレンが話す
「そういえばそうだ。ここ立入禁止場所だし、そろそろ帰りますね。兵長」
「私たちは約束を果たした。これ以上引き止めることも、追ってくることも許さない」
最後にミカサが無情な宣告した
三人はそうと決まるとガヤガヤと操舵室を出て
立体機動装置であっという間に立ち去ってしまった
一人残されたリヴァイ
―この首をどうするか…やっぱりキスして貰うしかねぇのか…―
リヴァイは頼み込めばキスしてくれそうな知り合いを当ることにした
>>444-448の中から>>450が決定
※キャラはリヴァイがよく知る者のみ
ペトラ
ペトラ
―もしかしたらペトラなら…―
ペトラはリヴァイのことを信頼している
リヴァイもまた、ペトラのことを部下として信用していた
彼女は討伐の腕はもちろんだが
聡明で甲斐甲斐しい女性だ
負傷兵の介抱なども任すことが出来るペトラのことだ
俺が頼めばきっと快くキスを引き受けてくれるだろう
リヴァイはすぐペトラの元に向かった
市街地での立体機動は禁止されている
ろくろ首状態のリヴァイは
ポンチョを上に上げ、フードを被って誤魔化し
ペトラがいる調査兵団の兵舎に向かった
コンコンッ
「はい」
「ペトラか?俺だ。リヴァイだ」
「え…リヴァイ兵長!!!」
ペトラは突然のリヴァイの訪問に驚き
急いで扉を開けた
しかし扉を開けた彼女は、更に驚いた
いつものリヴァイと目線の位置が違う
「兵長!?どうしたんですか!!」
リヴァイはそれまでの経緯を説明した
その時、うっかり
何をアルミンにしたのかまで話してしまったため
ペトラは少し引いてるようだった
「ペトラ。そこでお前に頼みがある」
「はい」
「>>455-460」(リヴァイ→ペトラへの頼み)
1.キスしろ
2.お前が自分で何をするか考えろ
3.胸を揉ませろ
4.とりあえず脱げ
5.やっぱり恥ずかしい
※選択肢内・多数決
4
「とりあえず脱げ」
ペトラはしばらくフリーズした
「…………………は?」
さっきの経緯にどん引きしていたペトラ
しかしまさかあのリヴァイ兵長が
そんなことを言うとは思っておらず
自分の聞き間違いかと耳を疑う
「聞こえなかったか?とりあえず脱げと言ってる」
もう一度ペトラに脱ぐように指示するリヴァイ
それには理由があった
リヴァイがペトラに脱ぐように言った理由
(単にセクハラでも、何か事情があるとかでもおk)
>>462-465の中から選ぶorミックスさせて貰います
とっさに逃げられないようにする
リヴァイがペトラに脱ぐように言った理由
それは単にスケベ親父の発想というわけではなかった
さっき、エレン、アルミン、ミカサ
三人もいたのにも関わらず、揃ってキスを拒否された
だから、今度は確実にやり遂げなければならない
それには咄嗟に逃げられないようにする必要があったのだ
あと…普通におっぱいが見たかったし
最後の理由は完全にスケベ親父である
「なんで脱がなきゃならないんですか!」
さすがのペトラも、脱げ発言にはおかんむりである
「脱がないと治らないからだ…」
「なんでですか!」
「それは…元に戻るには汚れない乙女のキスが必要なんだ」
「…!!」
「そうだったんですか…」
ペトラはすっかり信じていた
同情もしていたし、そんな事情なら…と
リヴァイのためにひと肌脱いでも良いと思っていた
次のリヴァイの発言を聞くまでは
「…と言うわけで、お前が汚れてないか確かめさせて貰う」
「>>470-475」(ペトラ→リヴァイへの台詞)
※ミックスor選ばせて貰います
しばらく外します
次回更新
19時過ぎ以降
お父さん、お母さん、今からリヴァイ兵長のために嫁入り前の娘は脱ぎます
いいんです、リヴァイ兵長に全てを捧げると決めたんだから
「…と言うわけで、お前が汚れてないか確かめさせて貰う」
そう告げるリヴァイにペトラは静かに呟く
「憐れな…」
尊敬していた上官の思わぬ言葉に笑いすら出てくる
「ふふ、舌を噛み切って死んでください」
しかしリヴァイも、今さら引き下がることは出来ない
「まだ死ぬことはできねぇ…俺が死んだら調査兵団はどうなる?」
その言葉を聞いたペトラは
覚悟を決めたように、目を閉じて言った
「…わかりました。お父さん、お母さん、今からリヴァイ兵長のために嫁入り前の娘は脱ぎます」
「!!」
驚くリヴァイに構わず、ペトラは続ける
「いいんです、リヴァイ兵長に全てを捧げると決めたんだから」
「!!」
「死ねとか言ってすみませんでした。兵長が死んだら人類にとって大きな痛手になります…」
ペトラは大きな瞳に涙をためて尚も続けた
「そしたらお父さんやお母さんも…だから…だから私」
リヴァイは気づいた
ペトラには娘を宝物のように思っている両親がいることを
そしてどさくさに紛れてキスだけではなく
裸まで見てやろうとしていた自分を恥じた
「もういい…ペトラ。すまなかった」
「…リヴァイ兵長…私は…いいんです。」
「いや、よくねぇ…もういい」
「…いいんです。私が…梅毒持ちで非処女でもいいなら。」
人生30年も生きていると
思わぬ出来事から余計なことを聞いてしまうことはある
その時のリヴァイもそうだった
決して惚れていたわけではないが、可愛い部下であったペトラ
そのペトラのイメージがガラガラと音を立てて崩れていく
「いや…ほんとにいい。他を当る」
「>>479-485」(ペトラ→リヴァイへの台詞)選択肢内・多数決
1.非処女でいいなら、私がキスします。
2.処女じゃなきゃいけないなら○(人物名)に頼むといいと思います
3.いっそそのまま首長族として生きていくのはいかがですか?
4.処女じゃなきゃいけないのは本当なんですか?
5.いくじなし!ペトラが脱いで、リヴァペトエロSSに突入
※2を選んだ場合は、人物名は再度多数決になります
(時間的に最後の人物安価)
「非処女でいいなら、私がキスします」
ペトラはそう告げると、長くなったリヴァイの首に手を回した
チュッ♪
軽くペトラの唇が触れる
「うう…うおおお…」
リヴァイの身長…というか、首はぐんぐん縮んで
元の160㎝級の体格に戻った
「兵長!」
ペトラは喜びの声を上げる
リヴァイも慌てて自分の首を確認する
治っている!
「すまんなペトラ」
「いえ…私は…あれ?そういえば、処女じゃなくてもよかったんですか?」
「あ、あああれか…>>487」(リヴァイ→ペトラへの言い訳)
清らかっていうのは体のことじゃない、その精神性のことだ
「清らかっていうのは体のことじゃない、その精神性のことだ」
そう言ってリヴァイは、ペトラの頭をポンッと軽く叩いた
「兵長…」
じゃあ脱がなくていいじゃないか…と言いたいところだが
それよりもリヴァイが元に戻ったので
そこは敢えて言及しなかった
リヴァイはペトラに礼を言ってペトラと別れた
「散々な一日だった…」
リア充討伐も、エレンを少しいじめただけで終わったし
アルミンやミカサには確実に前より嫌われただろう
「まあ最後にペトラが優しくしてくれたからいいか…」
さあもう今日も終わる
家に帰るか?
1.家に帰る(これが最終安価になります)
2.諦めずチョコを誰かにせがみに行く(最終人物を再安価)
3.何かする(行動安価を再安価します)
>>490が決定
2
「家に帰るか…」
しばしリヴァイは考えた
―でも俺はまだチョコを1つも貰っていない―
―ペトラとチューは出来たけど…チョコもせがんでおけばよかったか?―
よしチョコをせがみに行くぞ
>>492-495の中から>>497が決定
(最終人物安価になります)
イルゼ
ハンジ
ハンジ性別不詳だけど女設定でいきますね
―エレンやアルミンが10個も20個もチョコを貰っているのに―
―30代の俺がこのままじゃ引き下がれないだろ―
―あ、あいつならくれるかもしれないな―
リヴァイはハンジが居そうな
>>450(場所)に向かった
安価ミス>>501ですすみません
死後の世界
―死後の世界―
「あはは。死後の世界ってこうなってたんだね」
ハンジ・ゾエは死後の世界に居た
聖バレンタインという聖なる日が死後の世界と現世を繋いだのだ
「だけどすごいなここは。死後の世界の中でも地獄と言う場所かな?」
血の池地獄や針の山を見て驚きと物珍しさでいっぱいのハンジ
「こっちでは串刺しにされてる。痛そうだな。助けようか?」
地獄に落ちた死者を助けようとした時に
鬼がやってきてハンジを踏んずけようとした
「おっと危ない!…わあ鬼って巨人みたいだね。赤いのや青いのがいるね」
巨人のような鬼を見て大興奮で近づくハンジ
「オマエコロス」
鬼が金棒を振り上げてハンジに叩きつけようとしたその時
パシュッ
ビュンッ
ハンジの身体が宙に浮いた
「あれ?…リヴァイ?」
「なにやってるんだ。クソメガネ」
リヴァイは最後のチョコの望みをかけ
ハンジがいつもいる実験施設を訪れた
そこには巨人への実験や研究用に
大きな穴が開いているのだが、どうしたことか
その穴からハンジのハイテンションな声が聞こえてきたのだ
―オニ…?鬼って何だ?―
―あいつ訳のわからないことを言ってやがるな―
そうしてその穴を覗いて見たら
まさにハンジが赤い色をした巨人に殺されそうになっていた
そうしてさっきの登場である
「リヴァイここどこか知ってる?」
「実験用の施設だろうが」
「違うよ地獄だよ」
「は?」
わけがわからない
リヴァイは思った
もうこれは進撃なのかなんなのかさえわからない
それより地獄でチョコをせがむってどうなんだ?
ロマンもへったくれもないじゃないか
そう思った時に気づいた
そうか、安価は死後の世界だったから
いっそ天国でもいいんじゃないかと
三途の川みたいなところでもいいんじゃないかと
それなら鬼を避けながら進まなくてもいいし
天国なら天使とかいてバレンタインらしいじゃないかと
>>507-502 選択肢・多数決
死後の世界は
1.天国
2.地獄
3.三途の川みたいなところ
安価ミス
>>507-512 選択肢・多数決
死後の世界は
1.天国
2.地獄
3.三途の川みたいなところ
0:00までに収束しない気がしてきたので
ちょっと休憩します
明朝までには終れたらなぁ…と思います
地獄
「いや。地獄のままがいい!」
そう言いだしたのはハンジだった
「は?お前何言ってやがる」
「だって地獄の方が楽しいじゃないか」
ここなら安全だと思われる
血の池地獄の中州に一旦身を置いて
リヴァイはハンジに行き先を相談をしていた
同じ死後の世界なら天国
…せめて三途の川なら安全だと諭すリヴァイに
ハンジは真っ向から反対した
「だってここ(地獄)には、巨人みたいなのいっぱいいるし」
「ありゃ巨人じゃねぇよ。鬼だろうが」
「鬼にいじめられてる人放っておけないし」
「あいつらは罪人だから仕方ねぇンだよ」
「めったに来れるもんじゃないし」
「そりゃ、三途の川や天国でも同じだろうが」
全く意見が合わない
「じゃあリヴァイだけ先に帰ってくれていいよ」
「あ?」
「私も立体機動装置で自分で帰れるからさ」
地獄の中は鬼がうじゃうじゃいる阿鼻叫喚の世界で
チョコとかねだる雰囲気ではない
ハンジが自分を放って帰れというなら
リヴァイもそうしたいところなのだが
ハンジを止める人間がいないのは少し心配である
ハンジは腕も立つ人間なので
殆どの場合は大丈夫なのだが
珍しい物を見つけたり興味を持っていかれると
気づかないうちに近づいたり、判断が遅れることがあるからだ
リヴァイはどうする?
>>516-520
1.帰る
2.一緒にいる
選択肢内・多数決
風呂&飯
再開は0:00頃
1
―ハンジなら一人でも大丈夫だろう―
リヴァイはそう判断した
いくらハンジでも、身の危険くらいは一人で守れる
それにまさか、死後の世界で死ぬなんて
洒落みたいなことはしないだろうと思ったからだ
「じゃあ俺は帰るが…生きて戻れよ」
「うん。わかった…」
そう言ってリヴァイが
もと来た道を戻ろうとすると
「リヴァイ、一個お願いがあるんだけど…」
ハンジがそう話しかけてきた
「…なんだ?」
「帰りに、ついでに天国に寄って行こうなんて思わないでね」
「…は?言われなくても寄らねぇよ」
「よかった…」
冗談でも始まるのかと思っていたが
ハンジの顔は真剣だった
「私たちの仲間が、今までにたくさん死んだ…」
「そうだな…」
「みんなが行ったのは、きっと…いや絶対に天国だ。間違いない」
「ああ…」
ハンジはリヴァイの目を見つめ更に続ける
「みんなは巨人が居なくなる日を信じて死んでいったんだ」
「…」
「だから…みんなの願いどおりの来るまで、会いになんて行けないよ」
リヴァイは言葉にはしなかったが
―そうだな―と思った
「…だからか?」
「え?」
「だから、さっき天国へ移動するのを反対したのか?」
ハンジは無言でコクリと頷いた
リヴァイは帰り道で思う
自分の使命やこの世界のこと
志半ばで死んでいった仲間のことを
リア充とか非リア充とか
チョコレートを10個とか20個とか
俺は今年もゼロでしたとか
クリスマスとかバレンタインとか
寒い季節はただでさえ人肌恋しいのに
なんでこうリア充の儀式が続くんだ馬鹿野郎
エレンが羨ましいぞ、この野郎とか
もうそんなこと
どうでもいいじゃないか…と
自分の使命は、巨人の恐怖が無い世界にすること
巨人の侵入を阻止して、ウォールマリアを奪還して
領土が減ることによる失業者や餓死者を出さないことの方が
よほど大切な使命なんだと…そう気づいたのであった
そうこう考えていると
気づけばリヴァイは自分の部屋の前に着いていた
そして部屋の前を見ると
誰かが立っていることに気づいた…エレンだ
今日5度目の再会である
しかし、もうエレン(リア充)の顔を見ても
嫉妬したり動揺する、さっきまでのリヴァイではなかった
「5度目だな」
「そうですね」
「一体何の用だ?」
リヴァイが尋ねるとエレンは申し訳なさそうに言った
「チョコレートを渡しそびれたので…」
「は?」
友チョコならぬホモチョコでも渡しに来たのか?こいつ…と
突っ込みを入れる前にエレンが続ける
「…から預かっていたチョコがあったんです」
「…ほう」
申し訳なさからか声が小さくなり
誰から預かっていたチョコなのか聞き取りにくい
「兵長、今日休暇でしたよね。」
―そういえばそうだったな。>>1にも書いてある―
「だから俺が預かったんですが、今朝、兵長に粉々にされてしまって…」
「!!!!!!!」
「だからすみません。渡しそびれました!!!」
エレンはペコリとお辞儀をすると
全速力で去って行く
その後ろ姿にリヴァイは問いかける
「おい!誰からのチョコだったんだ!?」
「>>528-999(さん)からです!!!」
―まさか…まさか俺があいつからチョコを贈られるとは…―
―バレンタインも捨てたもんじゃないな―
【END】
>>528-999は皆さんのご自由に安価付けて下さい
※(さん)は付けても付けなくても自由に
乙、面白かった
また是非書いてほしい
アルミン
最後までお付合い頂きありがとうございました
14日過ぎで終ることが出来てホッとしました
ハンジと一緒にいる場合、もう少し安価を出す予定だったのですが
帰る。だったので、収束の方向にさせてもらいました
最後のほう安価を出せなくてすみません
秀逸な楽しい安価レスを頂いたおかげで
書いていてとても楽しめました
乙レスなど嬉しいレスありがとうございました
それではまた
このSSまとめへのコメント
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