垣根「友達が欲しい…」 (17)

垣根「友達が欲しい…」

垣根「とは言っても、俺はここに来てから外に出させてもらえないからな」

垣根「どうしたもんか…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391948725

垣根「まぁ、学園都市に来る前は普通に友達いた訳だし…」

垣根「コミュニケーション能力とかは問題ない…はず」

垣根「確かここには低レベルの能力者を育てる学校もあったよな…」

垣根「とりあえず、そこに行ってみるか…」

~研究所内~
垣根(よし、今まで研究者に従順にしてきただけあって、警備はたいして施されてないな…)

垣根(監視カメラとかは未元物質使えば問題なさそうだな)

垣根(よし、これなら行ける…!)

~研究所外~
垣根「ふう…なんとか出てこれたな」

垣根「この施設ってこの研究所以外にも建物が結構あんのな」

垣根「お、案内板がある」

垣根「どれどれ…」

すみません、書き忘れてました
時間軸は15巻の三年前です
あと、この時点で垣根や他の能力者は現在のlevelになっています

垣根「さっきの案内板によるとこっちに『低能力者管理施設』ってのがあるって書いてあったよな…」

垣根「お!あれか」

垣根「……どう見ても普通の学校だな」

垣根「この時間だともう生徒はいねぇか…」

垣根(管理施設っていうから寮みたいな所を想像してたんだけど…)

垣根「まぁ、ちょっくら見に行ってみるか…」

~~~~~~~~~~
垣根(流石に何らかの警備はあると思ったが…何もないな)

垣根(まぁ、まだ夕方だからな、こんな時間に忍び込むやつはいないと思っても不思議じゃないか…)

垣根「多分まだ職員室には先生はいるだろうから、屋上から入るか」ファサ

垣根(このメルヘンチックな翼…ダサいけど便利なんだよなぁ)

垣根「よし、後は未元物質で屋上のドアを開けて…」ガチャガチャ

垣根「潜入完了っと」

垣根(おぉ!早速誰かいるぞ)

垣根「…よぉ、何してるんだ?」

???「!……誰?」

???(この学校の生徒はみんな値を引き下げているのに…)

垣根「俺は垣根提督、よろしくな!」

垣根「ところでお前の名前は?」

???(…鬱陶しいわね、まったく)

???(能力を使って………!?能力が効かない!?)

???(ということは、まさか!?)

垣根「おーい、聞こえてるか?」

???「…ねぇ、あなたのlevelを教えてくれない?」

垣根「俺のlevel?…俺はlevel5、学園都市だと一応第二位だ」フフン

???(やっぱりlevel5、しかも第二位!?)

???「そう…私はlevel4の心理定規よ、よろしく」

心理定規「でも今後は私に近づかないでね…私は能力者が大嫌いなの」

心理定規(というより能力が、だけど)

垣根「は?何言ってんだ、お前」

垣根「お前も能力者だろ」

心理定規「ええ、そうね…だから私も大嫌いよ、私はね」

心理定規(そう、何より一番自分が嫌い)

垣根「おいおい、大丈夫か?お前」

心理定規「とにかく二度と私の前に姿を見せないでね、第二位さん」スタスタ

垣根「おい!ちょっ、待てよ!」

垣根「行っちまった…何だったんだ、あいつ」

垣根「今日は戻るか、とりあえず」

垣根「また明日、他の生徒がいる時間に来よう」

とりあえず今日はここまで
あとここでは未元物質の要素があります
受け付けないかたは戻ることを推奨します

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