アニ「緊急会議」(9)
更新遅いですが、ま、読んでくれれば幸いです
マルコ「え……どうして?何があったの?」
ミーナ「アニは設定上結晶になってるだけだから、まだ出番が」
アニ「そういう問題じゃ……ない」
ミーナ「ふぅん、出番が欲しいんだぁ乙女ね」
アニ「………ずいぶん余裕があるね、あんた達は。」
マルコ「いやぁ、余裕なんて……」テレ
アニ「っはぁ!?ちょ、マルコは獣の巨人とかいろんな噂があってさあ、ミーナはSSで出番多くてさぁ!」
ミーナ「で、でもホラ、アニはエレアニとかアルアニとかさ……」
マルコ「女型の巨人だし!」
アニ「おのれいさやまああああ」
ミーナ「ちょ、神とも言える諌山先生に!」
アニ「もーーーーーーっクールビューティでしか言い表せないのかよ!」
ハンナ「まあ、これでも飲んで」つココア
アニ「………ふぅ」
フランツ「落ち着いたね」
アニ「私は……大罪を犯した。それはエレン達にも謝りたいけど」
アニ「何よりライナー達に謝りたいんだ。計画をこじらせたこと。ユミルやクリスタを巻き込んだこと。私は、何も出来なかったから。」
ミーナ「…………」
アニ「だから、出番が欲しいんじゃなくてやり直したいんだ。」
アニ「何かを犠牲にしても、誰かを犠牲にしても、私は何もできなかったから。なら、もう一度、最初からやり直したい。」
ミーナ「……………前にさ」
ミーナ「アニが、死んだ私にごめんなさいって言ったじゃない?」
ミーナ「あの言葉をアニがどう思って言ったのかは私には分からないけどね」
ミーナ「あの一言で私は救われたよ?」
アニ「………………でも」
ミーナ「自分を責めるのはアニの悪い癖だよ?」
マルコ「アニはコニーの命を救ったしね!」
アニ「……………マルコ、あんたは?あんたは、この世界に来てどう思ってんの」
マルコ「あは……痛いとこつかれちゃったなあ……」
マルコ「……まぁ、一番嬉しいのはジャンの成長かな。」
ミーナ「顔つきが変わったよね」
マルコ「うん。僕らの思いをちゃんと受け継いでくれてる気がするんだよ」
マルコ「僕の死によって何か掴んでくれたのかな……………なんて、自惚れだよね」
ハンナ「ううん、本当にジャンはマルコの死によって何か掴んだよ!ね、フランツ!」
フランツ「うん!僕らも愛が深まったし………ね」
ハンナ「やだ!フランツったら」
アニ「………本当、仲良いね」
ミーナ「良いなあ…私も一からやり直せないかなあ」
アニ「!」
ミーナ「ホラ、私が一からやり直しても、モブだから何の意味もないけどね」
ミーナ「でも、どうせこの世界に来るのなら、一人の命でも多く救いたいなあ……ってね」
ハンナ「………アニが何を背負っているのか……私達にはよく分からないけど」
ミーナ「私達は、味方だからね」
マルコ「悪いことは必ずそれなりの報いはあるだろうけど………」
マルコ「何かを、守ろうとしたんでしょ?」
ミーナ「さすがにアニ達が巨人ってことには驚いたけどね」アハハ
アニ「………………」
ハンナ「実はアニは優しい人だもんね」
フランツ「そういう姿は、いつもみんなが見てたし」
ミーナ「エレンにも慕われてたしね」
アニ「…………あ」
マルコ「?」
アニ「あ、りがと」
ミーナ「ふふっ照れ屋さんですね~」
アニ「……うるさい」
ハンナ「うふふふ」
ー現世・夜中ー
エレン「う、うあ、ああああああっ」ガバ
アルミン「エレン、どうした………!」
エレン「?なんだ?」
アルミン「泣いてる……よ?」
エレン「はぁっ!? 嘘、だろ……」
アルミン「何か……あった?」
エレン「………………夢、だよ」
アルミン「夢?」
エレン「マルコにミーナにハンナ、フランツ………」
アルミン「アニ、とか?」
エレン「怒りがないんだよ……どうしても、懐かしいって、思ってしまうから」
アルミン「別に、それは責めることじゃないんじゃないかな」
ジャン「……んだよ、うっせえな」
アルミン「起こしちゃった?ごめん」
ジャン「ほぉ、マルコがねぇ」
エレン「…………」
アルミン「僕らが死んでも、そっちに行くんだろうね」
エレン「もう、何が正しいのか、わかんねぇよ」
エレン「結局、今まで信じてきたものが真実じゃないなら、俺はどうすればいいんだよ……」
アルミン「……今は、限られた情報しかないから妄信するしかないよ。何かを突き止めるにも多大な犠牲を払わなければならない」
ジャン「犠牲がでたところで、なんの成果も得られないが、な」
エレン「マルコの言ってることはいつも的を射てるよな。」
ジャン「はぁ?」
エレン「だから、余計にこんがらがるんだよ」
アルミン「しょうがないよ。今は……
前に進むしかない」
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