俺「代行」
泉「おめでとさん!」パチパチパチ
やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ
睦月「うむ」パチパチパチ
玄「みんな、ありがとー!」
竜華「玄ちゃんと結婚出来て、うち――とっても幸せやでー!」
ワーワー
キャーオメデトー
宥「嫌だよぉ! 玄ちゃんが他の人のお嫁さんになるなんて絶対にいやああああああぁ!」
宥「お願い……行かないで……私を捨てないでぇ……」ポロポロ
竜華「お義姉さん、今頃そんなこと今更言われても」
玄「もう! おねーちゃんはこれを気に妹離するべきなのです!」
宥「そんな……私、私――玄ちゃんが居ないと生きていけないよぉ……」
玄「それがおねーちゃんの駄目なところなの!」
宥「」ビクッ
玄「家ではいつもいつも炬燵に潜ってばかり」
玄「旅館の仕事だってボイラー室のことしかしない」
玄「挙句の果てには『玄ちゃん、あれやってー、これやってー』って私に依存しっぱなし!」
宥「う、ううぅ……」
玄「いい加減におねーちゃんのお世話は――うんざりなの!」
宥「――うああああああああああああああああああぁ!」
宥「許して玄ちゃん! 私、これから変わるよ!」
宥「面倒臭がったりしない! あったかくないことだってなんでもする!」
宥「だからお願い! 行かないで……行かないでえええええええええええええええぇ!」
玄「もう遅いよ。私はこれから――竜華さんと幸せになるんだから。ねー」ギュー
竜華「せやでー。全身全霊で幸せにしてみせるで、私の可愛いマイドラゴンロード」ギュー
玄「えへへ」
宥「あ、ああぁ……」ガタガタガタ
豊音「それでは、これから幸せな家族をとなる2人の新婦による近いのキスを、どうぞー」
玄「竜華さん――」
竜華「玄ちゃん――」
チュ
宥「――うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!」
宥「玄ちゃあああああああああああああああああああん!」ガバッ
宥「……あ、あれ……ここ、私の部屋……?」
宥「玄ちゃんは……? 竜華さんは……?」
宥「――ゆ、夢落ちかぁ……良かったぁ……」ポロポロ
玄「おねーちゃん、朝だよー! そろそろ起きようよー……あれ、起きてる? 珍しいねぇって!?」
玄「おねーちゃん!? 何で泣いてるの!?」
宥「玄ちゃん……玄ちゃああああぁん!」ガバァ
玄「どうしたの!? 怖い夢でもみたの!?」
宥「玄ちゃん、私、これから変わる……」グスグス
宥「全部玄ちゃんに押し付けない……寒いからって炬燵に引きこもったりしない……」
宥「だからどこにも行かないで……今は駄目なお姉ちゃんだけど、これからちゃんとしたお姉ちゃんになるから」
宥「私を置いて違うところに行っちゃいやぁ……1人にしちゃ、嫌だよぉ……」
玄「……」
玄「大丈夫だよ」ナデナデ
玄「私は、ずっとおねーちゃんと一緒にいるから!」
宥「本当……? 嘘じゃない……?」
玄「おまかせあれ! それにしてもどうしたの? いきなりそんなこと言いだして」
宥「うん、あのね……」
――説明中
玄「凄い夢みたんだね」アハハ
宥「ぐすっ、ぐすっ」
玄「――おねーちゃん、私は、おねーちゃんのこと、駄目なおねーちゃんなんて一度も思ったことないよ?」
宥「そんなわけないよ……自分でもわかるもん、私は基本的に駄目な人間だって……」
玄「駄目って言うけど、何処らへんが駄目なの? 言っておくけど、私はおねーちゃんの頼み事って、どんなことでもとっても嬉しいんだよ?」
宥「……え?」
玄「大好きなおねーちゃんに頼み事された時、“ああ、私はおねーちゃんに頼りにされてるんだなぁ”って思って、心がぽかぽかするの!」
玄「だから、おねーちゃんの頼みごと……どんなことだって面倒だとか、嫌だとか思ったことなんて一度もない」
玄「おねーちゃんは知らなかったかも知れないけど――」
玄「私、この世界で一番、いーちばん!」
玄「おねーちゃんのことが大好きな妹だって自負してるのです!」フフン
宥「……玄ちゃん! 私も世界で玄ちゃんの事が一番大好き! 一番愛してるお姉ちゃんだよ!」ワーン
玄「好き! 私もだーい好きだよー!」
宥「ずっと一緒にいようね」
玄「うん! ずっと一緒にいる! ずっと一緒に、お母さんが残してくれたこの旅館を守っていこう!」
宥「うん……!」
玄「――はっ!? しまった、もうこんな時間!?」
宥「時間……?」
玄「そうだったそうだった! おねーちゃん、早く着替えて!」
宥「着替え? 今日、何かあったっけ……?」
玄「もう、忘れちゃったの!?」
玄「今日は竜華さんとセーラさんの結婚式だよ!」
泉「おめでとさん!」パチパチパチ
やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ
睦月「うむ」パチパチパチ
玄「おめでとう!」パチパチパチ
宥「おめでとー」パチパチパチ
セーラ「みんな、ありがとなー!」
竜華「セーラと結婚出来て、うち――とっても幸せやでー!」
ワーワー
キャーオメデトー
怜「いややぁ! 行かんといてー! 捨てないで! 竜華ああああああああああぁ!」
セーラ「怜ー、いい加減にしときやー」
竜華「幼馴染同士が結婚なんて普通のことやん?」
怜「竜華の膝枕はうちのもんやぁ!」ポロポロ
竜華「はー、なぁ怜。うちはそれが嫌なんよ」
怜「ど、どういうこと……?」
竜華「正直な? うちが怜に優しくしてたのは同情とトキシフトがあったからやで?」
竜華「それがなかったら膝枕なんてせえへんよ」
怜「嘘っ……そんなん、嘘や……!」
竜華「大体なぁ、怜の病弱アピールって結構ガチイラしてたんや」
竜華「膝枕のソムリエとかいうとったけど、あんなもんただのセクハラやん」
竜華「無理して心配かけまくるし」
竜華「それになー……怜はちょっと、重すぎやで? 色々と」
竜華「――あっ! セーラ、今うちの中の赤ちゃん、ちょっと動いたで!」
セーラ「ホンマ!? 俺に似て元気な子なんやろうなぁ」
怜「うあああぁ、あああぁ……」
やめろ
やめろ
竜華「元気な子を生むから、絶対に幸せにしてや?」
セーラ「当たり前や! これから2人の祝福のバスガデルデー」
豊音「それでは、これから幸せな家族をとなる2人の新婦による近いのキスを、どうぞー」
セーラ「竜華――」
竜華「セーラ――」
チュ
怜「――うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!」
怜「竜華あああああああああああああああああああぁ!」ガバッ
怜「……あ、あれ……ここ、うちの部屋……?」
怜「竜華は……? セーラは……?」
怜「――ゆ、夢落ちって……んなお決まりな……」ポロポロ
竜華「怜、朝やでー。そろそろ起きなあかん……って怜!? 何で泣いてるんや!?」
竜華「どうしたん!? 体が辛いんか!? 医者、医者いる!? ちょっと待ってて、すぐ呼んでくる――!」
怜「ちゃう……ちゃうねん竜華ぁ……」ギュー
怜「な、なぁ竜華。正直に言って……うちが膝枕して欲しいってお願い、迷惑?」
竜華「なにを言うとるんや、迷惑なわけないやん!」
竜華「怜を膝枕していいのは私だけやし、怜が膝枕していいのは私だけ!」
竜華「うちらの絆みたいなもんやんか、膝枕!」
怜「ホンマ? 嘘やない?」
竜華「どうしたん、いきなり」
怜「それがな……」
――説明中
竜華「いやないない。セーラと結婚とか、地球が一巡してもないで」
怜「けど、竜華とセーラって中学時代からの幼馴染やし、仲いいし……」
怜「セーラはかっこええし、器量もいいし……私なんて病弱で――あっ!?」
怜「い、今は病弱なのは確かやけど、それとかもこれから努力で治すっ……せやから、せやから……」ポロポロ
竜華「あのなぁ……何度もいうとるけど、うちが愛してるのは怜だけや」
竜華「怜を初めて一目みたときから、もうあかん。一目惚れや、キューピットの矢どころか通天閣が心に刺さったわ」
竜華「怜が病弱なのはしゃぁないやん? そりゃ、治るなら治るのが一番やけど……」
竜華「病弱な怜を支えてるって思うだけで、私はなんでも出来そうなんや」
竜華「病弱な怜も、病弱じゃなくなった怜でも――どんな怜でも、愛して愛して、愛しまくっとるでー!」
怜「竜華ぁ! うちもや! うちも愛してる! 竜華の膝はうちのもんや! おもちも全部うちのもんやー!」
竜華「ずっとうちとおってなぁ、怜……」
怜「一生放さへんよ、竜華……」
竜華「えへへ、なんやくすぐったいなぁ――はっ!?」
竜華「しもた!? もうこんな時間やん! 怜、早く着替えんと!」
怜「え、着替え? 今日なんかあったか?」
竜華「そりゃどえらいことがあるやんか!」
竜華「今日は新道寺の哩さんと煌ちゃんの結婚式やで!」
泉「おめでとさん!」パチパチパチ
やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ
睦月「うむ」パチパチパチ
玄「おめでとう!」パチパチパチ
宥「おめでとー」パチパチパチ
竜華「幸せになー!」パチパチパチ
怜「元気な子を産むんやでー」パチパチパチ
哩「こんなにも祝福されて、ちょっと照れると///」
煌「皆様、すばらな拍手ありがとうございます!」
ワーワー
キャーオメデトー
姫子「ぶちょおおおおおおおぉ! 花田あああああああああぁ! こんなんおかしかよぉぉぉぉ!」
煌「部長、本当に私なんかでいいんですか……?」
哩「煌、敬語。それと名前」
煌「あっ……ま、哩さん。私なんて、目立った特徴だってないし……」
哩「ふー、なんで煌はそう自分の評価が低かと?」
哩「煌でいいんやなか――煌がよかばい」ニコ
煌「――はい///」
姫子「うああああああぁ!? うああああああああああああああ!」
姫子「なんでですかぶちょー! なんで花田なんですか……!」
姫子「私じゃ、私じゃあかんとですか……」ポロポロ
煌「ごめんね、姫子」
哩「姫子は確かに麻雀のパートナーやったと」
哩「けど、それだけやろ?」
姫子「そんな、そんな……!」
哩「リザベーションの相性は確かに姫子が一番やったけど」
哩「――体の相性は、煌が一番やけんね///」
煌「ちょ、ちょっと哩さん! こんな人前で……///」
姫子「嘘、嘘だあああああああぁ!」
哩「煌――ずっとお前を縛っていいと?」
煌「哩さんに生涯縛られる――そんなにすばらなことはない!」
豊音「それでは、これから幸せな家族となる2人の新婦による近いのリザベーションを、どうぞー」
哩「リザベーション――13翻!」
煌「あぁん!」
ビビクン
姫子「――うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!」
誓いのリザベーションワロタ
姫子「ぶちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ!」ガバッ
姫子「……あ、あれ……ここ、私の部屋……?」
姫子「ぶちょーは……? 花田は……?」
姫子「……夢落ちで、よかったと……」
哩「姫子ー、天気のいい朝と、起きんしゃい――わぁ!? なして泣いとると!?」
姫子「ぶちょー! ぶちょおおおおおおぉ!」ダキッ
哩「落ち着き、何があったとね?」
姫子「うううぅ、それがぁ……」
――説明中
哩「私と花田がねぇ」クスクス
姫子「ぶちょー、花田んばのことは、私も好いとるとです……」
姫子「あんな聖人君子のような性格に、決して諦めない前向きさ……正直、私が勝るものなんて数えるほどもない」
姫子「けどっ、けど……ぶちょーを思ってるこの気持ちだけは、何人にも負けない自信があります!」
姫子「だから、ぶちょー、ぶちょー……」ポロポロ
哩「リザべ!」
姫子「ッ!!」ビビクン
哩「予約!」
姫子「ッ!!」ビビクン
???
姫子「ぶ、ぶちょー!? いきなり、何を……」
哩「私も確かに花田ばのことは好いとる」
哩「けど、一番好いとるのは――愛しとるのは、姫子のことだけばい」
哩「中学から姫子がついて来てくれたとき、本当に嬉しかった」
哩「麻雀だけのパートナーってだけじゃない。もう姫子は私の生涯のパートナーと」
哩「なぁ、姫子。姫子がよければ――お前を、一生縛らせて欲しい。愛してる」
姫子「……喜っ、こんで!」ポロポロ
哩「リザベーションは、私達だけの」
姫子「大切な絆とです!」
哩「ふふっ――はっ!?」
哩「しまった!? もう時間がなか! 姫子、早く着替えると!」
姫子「え、着替え? 今日なんかありましたと?」
哩「ああ! とびっきりの出来事ばい」
哩「今日は白糸台の菫と淡の結婚式とよ!」
そっちか!
泉「おめでとさん!」パチパチパチ
やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ
睦月「うむ」パチパチパチ
玄「おめでとう!」パチパチパチ
宥「おめでとー」パチパチパチ
竜華「幸せになー!」パチパチパチ
怜「元気な子を産むんやでー」パチパチパチ
姫子「お嫁さん、大事にしてあげてください」パチパチパチ
哩「絆を大切にな」パチパチパチ
ワーワー
キャーオメデトー
照「菫えええええええぇ! 淡いいいいいぃ! なんで! なんでえええええぇ!」
>泉「おめでとさん!」パチパチパチ
>やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ
>睦月「うむ」パチパチパチ
こいつらの皆勤率はなんなのw
むっきーはなんなんだ
淡「みんなー! ありがとー! 私達、幸せになるよ!」
菫「こんなにも温かい応援、感謝する」
照「嫌だよ! 2人が結婚なんてやだやだやだー!」
淡「もうテルー、わがままいわないの!」
菫「お前は子供か、まったく。ほら、祝儀のおかしをやるから落ち着け」
照「こんな時にお菓子なんて食べてられないよおおおおおおおぉ!」ポロポロ モグモグ
淡「だって、スミレは厳しいとこもあるけど、頼りになって――私だけに見せてくれる可愛い部分のギャップがいいんだよね///」
菫「淡は私が見張ってないと何をしだすかわからないからな」
菫「だから、ずっと私が見守っててやるぞ――淡」
淡「うん! 一生見ててよね!」
照「やだぁ! やだぁ! 菫は私の! 菫が私以外をずっと見てるなんてっ……うわあああああぁ!」
菫「あのなぁ、照。三年間お前と付き合ってきたが、いい加減お前のわがままにはうんざりなんだ」
菫「外面と内面の温度差が激しすぎるし、部活でも自分が強くなることを優先しすぎて淡以外の下級生のことなんてほったらかしじゃないか」
菫「妹さんとも仲良くしないし。私は家族を蔑ろにする奴は大ッキライなんだ」
照「あああああぁ……!」
淡「幸せにしてよ? スミレ」
菫「幸せにしてやるから少しは麻雀以外も真面目にな」
豊音「それでは、これから幸せな家族となる2人の新婦による近いのキスを、どうぞー」
菫「淡――」
淡「スミレ――」
チュ
照「――うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!」
毎回近いになってるのはなんか意味があるのかこれ
>>168
うわマジだ
全然気づきませんでしたすんません
近い× 誓いです。脳内変換お願いします
照「菫えええええええええええええええええええぇ!」ガバッ
照「……え? え……ここ、私の家……?」
照「菫は……? 淡は……?」
照「……夢落ちで……助かった……」
菫「照、朝だぞ。起きろ……何を泣いてるんだ?」
照「菫っ! 菫ええええええええええええええぇ!」ダキッ
菫「うわわ!? ど、どうしたいきなり!?」
照「治すよ! 悪いとこ全部治すから! だから見捨てないでええええぇ……」ポロポロ
菫「……お菓子やるから落ち着け」
照「うっ、うっ」モグモグ
――説明中
菫「私は人生をドブに捨てるつもりはないんだが?」
照「それはそれで酷いよ菫……」
照「菫……私、これからはわがまま言わない。下級生の面倒だってちゃんと見る」
照「咲とだって仲直りするし、出来るだけ営業スマイルも控える」
照「だから、私だけを見てて……他の人なんて見ないで……」
菫「――はぁー、それがわがままというんだよ、この駄々っ子姫め」ナデナデ
菫マジオカン
菫「安心しろ。お前は確かにあれな部分もあるけれど、根っこは優しいって知ってるし」
菫「妹さんとの確執も、きっかけが掴めないだけで本当は仲良くしたいんだってのも知ってる」
菫「下級生のことだって、不器用なもんだからどう接していいのかわからないんだろう?」
照「うん……」
菫「お前は、私が居ないと本当に駄目だな」
照「うん」
菫「――安心しろ、私は一年の時からずっとお前だけを見てるよ」
菫「だから、お前の営業スマイルじゃない本当の笑顔を見せる相手は――」
菫「私だけにしておけ」
照「――うん!」ニコ
照「菫……大好き!」
菫「私も、お前のことが好きだ」
照「菫っ、菫!」
菫「全く……むっ!? もうこんな時間じゃないか!?」
照「時間……?」
菫「早く着替えろ。妹さんとこれを気に仲直りするんだって言ってたのは照だろ?」
照「……あぁ! そっか!」
菫「やっと思い出したか」
菫「今日は咲ちゃんと久の結婚式だろ」
あーこれは和ちゃんキャプテン発狂コースだわ
泉「おめでとさん!」パチパチパチ
やえ「お見せしよう――王者の祝福を!」パチパチパチ
睦月「うむ」パチパチパチ
玄「おめでとう!」パチパチパチ
宥「おめでとー」パチパチパチ
竜華「幸せになー!」パチパチパチ
怜「元気な子を産むんやでー」パチパチパチ
姫子「お嫁さん、大事にしてあげてください」パチパチパチ
哩「絆を大切にな」パチパチパチ
照「咲! 離れ離れになることのない幸せな家族をつくるんだよ!」パチパチパチ
菫「親族になる者として心から祝福しよう」パチパチパチ
ワーワー
キャーオメデトー
和「こんなオカルトありえません! こんなオカルトありえません! こんなオカルトありえませえええええええええええええええええええええええん!」
咲「お姉ちゃん! みなさん! どうもありがとうございます!」ペッコリン
久「ふぅ、ついに私も身を固める時が来ちゃったかー」
咲「えへへ、観念してくださいね。久さん――私、すごく嫉妬深いですから」
久「ふふっ、観念するのは咲の方ね。私の独占欲はとてつもないわよ?」
咲「望むところです」ギュー
久「渡さないわよ、誰にも」ギュー
和「いやああああああああああああああああああああああああああああああぁ!」
和「なぜ、なぜ部長なんですか咲さああああああああああああん!」
和「っていうか部長もなんで咲さんなんですかああああああああああああああああぁ!」ポロポロ
久「だって咲って可愛いし、それに私――もとい清澄を全国に導いてくれた一番の功労者だしね」
久「好きにならない方がおかしいと思わない?」
咲「久さんには、よくお姉ちゃんのこととか相談に乗って貰ったし」
咲「とっても優しくて、いろんなことを私に教えてくれた人だから」
和「私だってお姉さんのことは咲さんによく相談受けてたじゃないですかぁ!」
和「それに教えてくれたって一体何を教えて貰ったんですかあああああぁ!」
咲「――お……おとなの、遊び……?////」
和「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!!!!!!?????」
>和「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ!!!!!!?????」
かわいい
和「私だって、私だっていくらでもそういう遊びなら手取り足取り教えてあげれます!」
和「ですから今からでも遅くありません! 咲さん、是非私と!」
咲「ごめんね和ちゃん。私は友達として和ちゃんが好きだけど……正直、付き合うとなると」
咲「……怖い……」
和「」
和「」
豊音「それでは、これから幸せな家族となる2人の新婦による誓いのキスを、どうぞー」
咲「久さん――」
久「咲――」
チュ
和「」
美穂子「―――――――――――――」
>美穂子「―――――――――――――」
こわい
和「――アハ」
和「ア ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ」
和「はっはっはっはぁ――さて、青酸カリとクロロホルムはどこにありましたっけ……」
和「大丈夫ですよー咲さん。咲さんはちょっと部長にたぶらかされてしまっただけなんです」
和「今、正気に戻してあげますからねー」
美穂子「待ちなさい」
和「あなたはっ! 福路美穂子――!」
美穂子「その危険なものを、あなたはどうするおつもりですか?」
和「決まっています。部長から大切なものを取り戻す為に使います」
美穂子「……」
和「あぁ、ひょっとしてご協力してくださるんですか? そういえば、あなたも部長のことが好きなんでしたっけ」
美穂子「――ええ。私は、上埜さんのことを愛してるわ」
和「ならば協力してくれませんか? 私は咲さんを取り戻し、あなたは部長を手に入れる」
和「私達が組めば出来ないことはありません。さぁ、協力の誓いにこの手を握ってください。共に手に入れましょう」
和「幸せを」スッ
美穂子「……」スッ
――パァン!
和「――」ヒリヒリ
美穂子「……目が、覚めたかしら」
和「――ふふっ。頬を叩かれたなんて、生まれて初めてですよ」
和「ふふっ、ふ……ふぐっ、うううぅ、うあああああぁ! ああああああぁ!」ポロポロ
美穂子「――駄目なの。他人の幸せを奪ってまで手に入れていい幸せなんて」
美穂子「あっては、駄目」
和「わ"がっでま"ずよ"ぉ! でも、でも納得出来ないじゃないですかこんなの!」
和「咲さんが大好きなのに! 部長のことを信じていたのに!」
和「何で咲さんと部長が結婚するんですか!」
和「なんであの2人は! あんなにも幸せそうなんですか!」
和「なんで……部長の場所にいるのが、私じゃないんですか……」
美穂子「……そんなの、あの2人にしかわからないことよ」
美穂子「確かのは、あの2人は愛し合っているということ。愛し合っているからこそ、結婚するのだということ」
和「美穂子さんは、美穂子さんは! それでいいんですか!? 好きなんでしょう!? 愛しているんでしょう!」
美穂子「好きよ。愛してるわ」
美穂子「だからこそ、見守るの。好きな人の幸せが、私の幸せなのだから」
和「…………私は、無理です。そんな考え方は、できません……っ!」
和「……出来ません、けど」
和「しなくちゃ、いけないんですよね。私だって――本当に、咲さんのことを愛しているのだから……」
和「咲さんの幸せを、祈る者として……」ポロポロ
美穂子「……」ナデナデ
和「……しばらく、咲さんの傍から離れようと思います」
和「私にはまだ、美穂子さんの境地には立てそうにありませんから……」
美穂子「なら、しばらくの間だけ風越に来るといいわ」
美穂子「これでもキャプテンだもの。ちょっとくらい、融通を効かせられる」
和「……お世話になります」チラ
美穂子「……」チラ
咲「久さん……愛してる」
久「私もよ……咲」
美穂子(どうかお幸せに――上埜さん)
――数カ月後
咲「もう、久さんが起きてくれないから遅刻しちゃいそうじゃないですか!」
久「だって、今日のことが楽しみで楽しみで仕方なかったんだもん」
久「私の大親友の晴れ舞台よ?」
咲「私だってそうですよ!」
咲「何はともあれ、急ぎましょう!」
咲「だって今日は!」
咲「美穂子さんと和ちゃんの結婚式なんですから!」
まさかのキャプ和で締めか
灼「……」ペラ
灼「……」ペラ
灼「……」ペラ
灼「……」ペラ
灼「……」ペラ
灼「……」ペラ――
灼「ふーむ」
灼「……うん」
灼「駄作だな、この漫画は」
カン!
え? え?
ま た あ ら た そ か
乙
乙
あらたそ~
>>251
咲SSで?
そうだったら、datもらえたら、それはうれしいかな
>>252
宥「炬燵あったかーい」玄「あったかいねー」菫「全くだな」
咲「お姉ちゃん!」照「――いい加減にして」
菫「はじめてーのー宥ううううううぅ! 君とチュウゥゥゥゥ!」
宥「ああ!玄ちゃんが讃甘高校の新免那岐に刀で刺された!」
灼「この世界中の誰よりも、私は赤土晴絵を愛してるから」
スタジオアラタシリーズはこれ
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