平塚静「私もついにーー歳か…」 (41)
ガチャ
静「ただいま~」
静「って誰もいないか、ははは」
静「えっと…お、手紙か。何々…」
手紙『静~!元気にしてる?私達結婚することになりました!式場の場所書いておくので来て下さい!』
静「……ふん、くだらん。」ポイッ
カシュ ゴクッ ゴクッ
静「ーーぷはぁ!」
静「私も今日でーー歳…か…。」
静「…この前までは学生だったんだが…」
静「今じゃあ独身高校教師…。周りの同級生は結婚はするわ子供作るわ。訳が分からん」
静「何故奴等に結婚が出来て私に出来ない。毎回いいところまでは行くんだが…」
静「………」グスッ
静「っといかんいかん。こんなこと考えても無駄だな、お風呂入るか」
静「…いい湯だった。」ホクホク
静「……11時か…。」
カチ…カチ…
静「暇だな…。そうだ比企谷にメールでもしてみるか。」
静『比企谷、明日は2時間目に国語だぞ。忘れ物をしないように。』
静「よしっ」
ー30分後ー
静「…返ってこない…。」
静「比企谷、寝たのか?」
平塚「あいつがこんな時間に寝るわけないしな」
平塚「気づいていないのだろう」
平塚「全く世話のやける生徒だよ、比企谷は」
平塚「追撃メール送信っと」ポチポチ
~5分後~
平塚「・・・まだかな」
~20分後~
平塚「来る気配すらない」
平塚「・・・・・・」
平塚「丁度風呂にでも入っているのだろう」
平塚「タイミングの悪い奴だ」
平塚「テレビでも見ながら待つとするか」
~2時間後~
平塚「ははは・・・ん?」
平塚「もうこんな時間か」
平塚「深夜帯の番組も存外見れるものだな。さて、比企谷からのメールは・・・」
平塚「むぅ・・・」
平塚「たしか今日からアニメの新番が始まるはず。まだ寝てはいないとは思うのだが・・」
平塚「またメールしてみるか」
平塚「しかし送り過ぎて重い女だと思われるかもしらん」
平塚「・・・・・・ふむ」
平塚「・・・・・・」
チュンチュン チュンチュン!
平塚「・・・・・・あ」
平塚「朝チュンか・・・ふふ・・・」
平塚「・・・ハァ」
平塚「少し早いが学校へ行く準備を始めるか」
平塚「・・・・・・」ガサゴソ
PiPiPiPi!
平塚「!」ガバッ
平塚「・・・請求確定のお知らせ、か」
平塚「よし、準備出来たな」
平塚「早すぎる気もするが、別段家ですることもなし」
平塚「行くとしよう」
平塚「行ってきます」
・・・シーン・・・
平塚「・・・行ってきます」
平塚「・・・む?」
平塚「メールが・・・比企谷・・・!?」
平塚「ふ、ふふ・・・」
平塚「遅過ぎるぞ、全く」
平塚「どれどれ」ポチポチ
比企谷『すんません寝てました』
平塚「・・・・・・」
平塚「・・・・・・」
平塚「・・・・・・っ」プルプル
平塚「ひ~き~が~や~!!」
おしまい!
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ドンマイ
ドンマイ