男「可愛いよな、女さんって」
友「まあな、地味だからイマイチ目立たないけど、素材としては素晴らしいものだな」
男「絶対、メイド服とか似合うと思うんだよね」
友「クラスメイトをものっそい不純な目で見てるのな」
男「男子高校生としては純粋そのものだろ」
友「そりゃまあ…そうかも」
男「純粋ムクムクだよ」
友「今、何か膨らんだな」
男「ああ…夢…かな」
友「分かった、その夢の内容は説明しなくていいわ」
男「え、聞けよ」
友「やだよ」
男「今、決心したんだよ。俺…女さん貰うわ」
友「拒否ったのに言いやがった」
男「色んな意味で、俺無しでは生きられないオンナにしてみせる」
友「ちなみにお前は目立たない上に素材としても可も不可もないレベルだぞ」
男「だからどうしたよ」
友「いや、どうもしねえけど。お前、女さんと仲良かったっけ?」
男「え? 話した事もないけど?」
友「なんで今、俺が『何言ってんだコイツ』って目で見られたんだ」
男「よし、思いたったら即行動だな」
友「何か行動のアテはあんのかよ」
男「まずは当然、話し掛けるとこからだろ」
友「ちょうど一人でいるな」
男「行ってくる」
友「散ってらっしゃい」
… … …
男「やぁ、女さん」
女「……ええと、男…君?」
男「>>4」
今暇?ちょっと話そうよ
男「今暇? ちょっと話そうよ」
女「……何、それ? 教室でナンパでもしてるつもりなの?」
男「ん? いつからクラスメイトに話し掛ける行為はナンパって呼ばれるようになったんだ?」
女「クラスメイトに話し掛けるのはナンパじゃないかもしれないけど、今の言い方がなんだか軽くてイヤ」
男「あれ? ちょっと意識し過ぎじゃね? もしかして俺が女さんに好意をもってて、それで話し掛けたとでも思ってる?」
女「……そんな事…ないけど」
男「まあ、解らなくはないけどね。女さん可愛いし、そんな風に話し掛けられる事も多いんでしょ?」
女「かっ…可愛いって、変な事言わないでよ/// それで、話し掛けた用は何なの?」
男「女さんの>>7って何なのかなって、訊こうと思ったんだ」
.
趣味
男「女さんの趣味って何なのかなって、訊こうと思ったんだ」
女「やっぱりナンパじゃない」
男「えー? クラスメイトに趣味を訊く行為っていつから……」
女「はいはい、ナンパじゃないよね。解ったわよ。私の趣味は……うーん、何だろう?」
男「思い当たる程のものは無い感じ?」
女「そうだね……ひとつ思いつくけど、ちょっと言えないかな?」
男「何それ、死ぬほど気になるんだけど」
女「気になっても言わないから」
男「ちぇっ……」
女「話はそれだけ?」
男「ん、ちょっと出直す」
女「別にもう来なくても……」
男「じゃあ、また来るから」フリフリ
女「………」シーン
男(当たり前だけど、まだちっとも進展はしねえな……)
男(こりゃ、友と作戦会議だな)
… … …
友「よう、どうだった?」
男「まあ普通に話せはしたよ」
友「へー? 上手くいきそうか?」
男「そんなにあっさりは落ちねえだろ」
友「まあな」
男「でもしばらく、話し掛け続けてみようと思うんだ」
友「うん、ずっと頑張る姿勢を見せ続けるのは誠意が伝わっていいんじゃないか」
男「道程は長いけど、いつか性的に依存させるぞっ!」
友「ごめん、誠意って言葉使った俺が間違ってたわ」
【三日後】
男「だいぶ話し掛けてからの間がもつようになってきたし、次のステップに行こうと思うんだ」
友「ほほう」
男「『弁当を一緒に食べる』か『一緒に下校する』か『週末に誘う』のどれかにしようと思う」
友「後ろの案になるほど難易度高けえな」
男「ま、当たって砕けろだよ」
>>12 みっつの内どれか選択
>>13 秒単位計測
弁当/一桁台が偶数か0で成功
下校/一桁台が奇数で成功
週末デート/一桁台が0か5で成功
お弁当が良いです
ワンチャンあるで
男「女さん」
女「……最近、よく来るわね」
男「仲良くなりたいからね」
女「調子のいい事言って…ナンパじゃなかったんでしょ?」
男「まあまあ、よかったら一緒に弁当食べようよ」
女「……やめとく」
男「えっ」
女「また今度ね?」
男(くっ……また明日でもなく、今度って…あしらわれた感満点だな)
… … …
男「おはよう、女さん」
女「……おはよ」
… … …
男「弁当食べよう?」
女「またね」
… … …
男「一緒に帰らない?」
女「寄るところがあるから」
… … …
男「ケータイ番号、教えてくれない?」
女「いや」
男「難攻不落っ……」プルプル
友「予想はついてたけどな」
男「だからって諦めるかよっ! 絶対『◯内に出してぇ!』って言わせてやる!」
友「目的地遠いのに明確過ぎ」
男「……というわけで、女さんの身の回りにいる娘に状況を訊いてみよう」
友「ほほう、誰?」
男「まあ他の人と一緒にいる事は少ないっちゃ少ないんだけど……強いて言えば>>17かな」
女の友達はどんなタイプの娘か
ヤンデレ
誰に対するヤンデレ?>>19
男
ヤンデレの身体的特徴を頂けまいか
ポニテとか黒髪とか、それを名前にする
>>21
ツインテロリ巨乳
男「ねえ、ツインテさん」
ツインテ「えっ……男君…!?」
男「?」
ツインテ「う、ううん…何でも無いの、どうしたの?」アセアセッ
男「なんか、焦ってない…?」
ツインテ(嬉しい…男君から話し掛けてくれるなんて……今、私達…向かい合ってる……男君の吐いた息を吸ってる…)ドキドキ
男「あ、あの…ツインテさん…?」
ツインテ「そっか……男君、やっと気付いてくれたんだね」ニコッ
男「はい?」
ツインテ「……ずっと信じてたんだ。強く強く想っていれば、必ず通じるって」
男(……ああ、ツインテさんは俺の女さんへの気持ちに気付いてたのか)
ツインテ「大丈夫…絶対に幸せになれるよ?」
男「そうか、ありがとう。がんばるからね」
ツインテ「ううん、焦らなくていいの……ずっとずっと前から…もう貴方の物だったのよ」
男「うん…そう言ってくれるのは嬉しいけど、でもさすがにそれは思い上がりじゃないかなぁ」
ツインテ「思い…上がり…?」ピクッ
男「ああ…さすがにまだね、所有物にまでなってるとは思えないよ」
ツインテ「……じゃあ、誰のものなの」フルフル
男「誰のものでも無いんじゃないかな?」
ツインテ「そんなの…だめよ」
男「?」
ツインテ「だって、片方が自分の全てを差し出しているんだもの、同じようにそれに応えなきゃ…」
男「うん……そうなればいいんだけどね」
男「ところで、俺の事って話題に上がる事あるのかな?」
ツインテ「話題…? 心の中はいつも男君の事でいっぱいだよ?」
男「え? またまた…さすがにそれは無いでしょ、あんまりその気にさせないでよ」
ツインテ「本当なのに……」
男(でも、話題には出るって事でいいのかな…?)
… … …
男「…だってさ」
友「いやいや、よく解らねえよ」
男「うん…あんまり参考にはならなかった気がする。でも、嫌われてはないんじゃないかな?」
友「それで、これからはどうすんだ?」
男「そうだな……今度は>>26」
ツインテのおっぱいを揉む。女が嫉妬するまで
男「ツインテさんのおっぱい、揉みしだいてみるわ」
友「あ、もしもし警察ですか」
男「ちょ、待てよ」
友「ああ…悪い悪い、聞き違えたらしい。あやうく110番するとこだったわ。…で、なんて?」
男「うん、女さんが嫉妬してくれるまで、見えるところでツインテさんのおっぱいを揉みしだいてみようと思うんだよ」
友「おさわりまん! こいつです!」
男「なんで通報するんだよ!」
友「それが人の道だからだよ!」
男「そりゃ、無理矢理におっぱい揉んだりしたら犯罪だ…警察に通報されるのも仕方ないかもしれねえ」
友「……? 無理矢理じゃないってのか?」
男「嫌がるかどうかは、やってみなきゃ判らないだろ!」キラーン
友「お前、この世から消えるべきだわ」
男「とにかく俺……やる! やってみるよ!」
友「なんで無駄に爽やかなんだよ」
男「万一、ツインテさんが嫌がったら通報してくれてもいいから! じゃな!」シュタタッ
友(…なんでそこを万一って思えるんだよ)
… … …
男(ちょうどいい、二人が一緒にいる…!)
男「ツインテさん!」
ツインテ「!!」
女(……あれ? 私じゃないんだ?)
ツインテ「男君…今度は何──?」
男「ちょっと揉ませてね?」モミモミッ
女「!?」
友(…ああ、あいつマジでやりやがった)
男「うわ…でけえ、こんな可愛いロリ顔してんのに」モニュモニュ…
ツインテ「やっ…/// どうしたの…急にっ///」カァッ
女「ちょ、ちょっと! なんて事をしてるのっ!?」
友(……終わったな、あいつ。さて、警察は可哀想だから生徒指導の先生でも──)
男「うわぁ…これは幸せな感触だな…」ムニュムニュ
女「男君っ! 何を考えてるの…!?」
ツインテ「はっ…/// ……んっ…男く…んっ////」ピクンッ
友(……ん? なんで引っ叩かないんだ?)
>>33 秒数計測
さすがのツインテも嫌がる/一桁台が0
ツインテが喜ぶ/一桁台が奇数
女が止める(まだ嫉妬はしてない)/一桁台が偶数
おっぱい
トリプルブラックジャックwww
ツインテ大喜びフィーバー突入
ツインテ「やぁっ/// んっ…男君…いいの…よっ…////」
女「え?」
友「え?」
ツインテ「ふふ…ふっ…//// 我慢できなかったんだね…あぁっ…/// えっちな男君…」ビクンッ
男「あれ? …嫌がらないの?」モミモミモミ
ツインテ「うん…嫌じゃ…ない…か…らっ…////」ピクッ…
友「…え?」
女「ななな…なにを…」
ツインテ「男君が…求めてくれるの…嬉しいっ///」ビクビクッ
男「なにこれエロい」
ツインテ「屋上行こう? ここじゃ、最後までできないよっ…///」ニコッ
男「はい?」
女「ちょ…!?」
ツインテ「私、もう我慢できないからっ」ギュッ
男「わ…引っ張るなよ! 屋上なんか行ったら、女さんから見えない──」
ツインテ「もう…あんな事しといて、今さら照れないで…?」
男「女さーーーんっ!」ズルズル…
友「ツレが女の子のおっぱいを突然揉みしだくという犯罪行為を働いたと思ったら、拉致られてるのはツレの方だった。何を言ってるのかわからねーと思うが」
女「………」
友「どういう事なんだ……」ポカーン
女「………」
女「………」
女「……何よ…それ」ボソッ
友「……ん?」
ありがとうございました、また明日
【屋上】
男「つ、ツインテさん…ここに来てどうするの?」ガクブル
ツインテ「え? 続きだよ?」ニッコリ
男「続きって……」
ツインテ「やだ…言わせないで」ポッ
男(まま…まずい、どういうわけかツインテさんにスイッチが入ってる)
男(そりゃ、このロリ巨乳も魅力的ではあるけど……あくまで俺の目標は女さんなわけで)
男(幸い今は手を離してくれてる……逃げようと思えば可能か…?)チラッ
男(よし…! 離脱だっ!)
>>43 秒数計測
一桁台が0または偶数で離脱成功、奇数で失敗
上げ&酉忘れ
>>44にスライド
据え膳食わぬは
男「ツインテさん、ごめんっ!」ダッシュ
ツインテ「あっ…」
男(よし…振り切れるっ──)
ツインテ「シッ!」ビシィッ
男「うわっ!?」ドテッ
ツインテ「ふふ…逃げられないわよ」ニコッ
男「し、しゃがみ小キック鋭いね…」ガタガタ
ツインテ「でも、どうして逃げようとしたの?」
男「うっ…」
ツインテ「おかしいよね? 突然おっぱい揉んで、私をその気にさせておいて」
ツインテ「遊んでるの? 私の気持ちを振り回して? そんなの──」
男「つ…ツインテさん…?」
ツインテ「──どんな罰を受けても、仕方ないよね?」
ツインテ「えへへ…つかまえたぁ」
男(くっ、マウントポジション…! 水色と白の縞々パンツ確認っ!)
男「あ、あの…パンツ丸見えだけど」
ツインテ「いいの、男君なら見られても……それより」チキチキッ…
男(カッターナイフ…!)
ツインテ「動かないでね? これから男君の身体に、快感を刻みつけてあげる。でも、動いたら目に見える傷を刻みつける事になってしまうわ…」クスッ
男「うぅ…」
ツインテ「ね、キスしましょう…? んっ…んん…」チュッ…チュウッ…
男(くっ…! ちくしょう……ちっとも嫌じゃない…!)
男(いかん…このままじゃ、俺自身の欲望に負ける…)
ツインテ「男君、可愛い……ふふっ」ツツツー
男(どういうわけか、ツインテさんは完全にヤンデレ化してる)
ツインテ「首筋……欲情しちゃう…」チロチロッ
男(だとしたら……この窮地から逃れる術はある…うっふぅ…)
男(よし……俺の理性が勝つか、欲望が勝つか)
男(ここは>>○○に決めて……いや、それは男らしくない)
男(こんな時くらい、自分の意思は──)
秒数セルフ計測
このレスの書込み時間1桁台、偶数なら理性の勝ち、奇数なら欲望の勝ち
男(──自分で決めるっ!!)
男「ツインテさん…」
ツインテ「……なぁに?」
男「君の気持ちを弄んだわけじゃないんだ」
ツインテ「うふっ…だめよ? 今さらもう逃がさない」
男「俺だってオトコだ、確かにおっぱい揉んだのは性的衝動によるものだった」
ツインテ「嬉しい…やっぱり私のカラダを求めてくれたのね」
男「でも、まだ俺達はお互いをよく知らない……ここまでの行為に至るような間柄じゃないはずだよ」
ツインテ「私は男君の事ならよく知ってるわ?」
男「……無理にこんな事をされたら──」
ツインテ「?」
男「──嫌いになってしまう」
ツインテ「!!」ビクッ
男「……俺が先に手を出しておいて、勝手な事を言ってると思うけど」
ツインテ「…い…いや…っ」フルフル
男「君を、嫌いになりたくはないんだ」
ツインテ「うん…ごめんっ、やめるから…嫌わないで……」ジワッ
男「ありがとう、解ってくれて」
ツインテ「ごめんなさい…ごめんなさい……」グスッ
男(ちょっと酷い気もするけど、一応事なきを得たな…)
【教室】
男「…というわけで、何とか帰ってきた」
友「驚いたな、ツインテさんがお前を好いてたとは」
男「全くだ、これから気をつけないと」
友「でも、ツインテさんも悪かないじゃないか? どうせスレタイも女さんだけに括ってるじゃなく『女の子』としか書いてないわけだし」
男「スレタイとか言うな」
友「ま、どんなルートに進むかはこれからも見えざる神の手に託されてるわけだ」
男「まあな」
友「で? しばらくはおとなしくしてるのか?」
男「そんな俺じゃねーよ、次は>>53を試してみるつもりだ」
スカートめくり
男「スカートめくりをしてみようと思う」
友「通報すべきか……そのくらいはある話か…」
男「そんなん言ったら小学生男子なんか、みんな捕まってるぜ?」
友「とりあえず自分が高校生だって自覚を持とうか」
男「オトコはいつになっても少年の」
友「いいから、そういうの」
男「……まあ、やるよ? 俺、やる」
友「何なんだよその得体の知れない決意。……で? それは女さんにするの?」
男「そりゃそうさ、ツインテさんにしたらまた同じ展開じゃねえか」
男「ほら…ちょうど今、教室にはほとんど人はいないし、女さんはいるし」
友「結果によってはお前、このクラスでの居場所を失うぞ」
男「そんな事言って、めくった瞬間はお前も見るんだろ?」
友「ぜんぜん俺の忠告に対する返答になってねーよ。……まあ、見るけど」
男「よし、行ってくる」スタスタ
友(あーあ……)
男「……なあ、友…」ピタッ
友「お? 思いとどまったか?」
男「俺……パンツ、白だと思うんだ」
友「とっとと行けよ、もう」
女「………」ペラッ
男(女さん、読書中か……立ち上がらないかな)
女「………」パタンッ
男(お、本を閉じた。背後に寄っとこう…)
女「………」ゴソゴソ
男(…本を鞄にしまって……)
女「………」ガタッ
男(立った…! この後、椅子を引っ込めに横に出る…その時しかない!)
女「………」スッ
男(今だっ…!)
男「もらった!!」バッ!
女「きゃっ…!?」
友(あ、ほんとに白だ)
男「…素晴らしい、純白&装飾控え目…! イメージ通りっ!」
女「なななっ…何をっ…!!」
女の反応、>>58 秒数計測下一桁
偶数(0を除く)/引っ叩かれる、激おこ
奇数/ちょいおこ
0/怒らない(ちょいデレ?)
ほい
女「このっ──」
シュッ…
男「ん?」
女「──馬鹿ぁぁぁっ!!!」
…バッチイイイィィィンッ!!!
男「へぶぁっ!?」
女「…はあ…はあ……」プルプル
男「い…いてぇ……」
友(まあ、当然だわな……これが伝わって、アイツ明日からクラス中から白い目で……)
男「な…」
友「?」
男「何すんだよっ!!!」
友(…はぁっ!?)
女「え? え? なんで私が怒られて…」オドオド
男「ひっぱたく事ないだろっ! あぁっ!?」
女「そ、そんな…逆ギレしないでよっ!」
男「逆じゃねえよ! キレてんだよおぉっ!」
女「うぅっ…」ビクッ
男「そりゃ俺は今、いきなりスカートめくったよ! それは悪かったよ! でも何にも理由がないのにそんな事するわけねえだろ!?」
女「あ、え…えと、何か理由があったの…?」
男「言わなきゃ解らねえのかよ!? にっぶい奴!」
女「あぅ…ご、ごめ……」ウルウル
男「謝んなくていいよ!! 驚かせたのは俺なんだろ!?」
女「え…え……でも、男君…怒って…」
男「怒ってねえよっ!!」
女「ひっ…」ビクゥッ
友(なんて理不尽なんだ……)
女「お、怒って…ないの…?」
男「……怒って…ねえよ…」
女「え? …何? なんで今度は落ち込んで…」
男「……情けねえんだよ。こんな形でしか気持ちを表現できない自分が」
女「男…君…」
男「スカートめくったのだって、目の前でツインテさんのおっぱい揉んだのだって…」
女「………」
男「全部……同じ理由だった」
友(なんか知らんが、意外と場が収まってる…)
女「同じ理由…って」
男「いや、いいんだ……さっきも言ったけど、言わなきゃ解らないって事はまだ気持ちは届いてないって事だから」
女「……届く…気持ち」
男「ごめん、女さん……ごめん…」
女「ううん…私こそ、叩いてごめんね」
友(……すげえ、事なきを得やがった)
… … …
男「危なかった……」
友「なんかある意味尊敬したわ」
男「うーん……じゃあ次はどうするかな」
友「ツインテさんにお前が拉致られた時さ、なーんかちょっとだけ女さんに変化があった気がすんだよな」
男「まじか、やっぱ嫉妬させる作戦は当たるのか?」
友「ハッキリは判らないけど……」
男「じゃあ今度は……>>64に協力願おうか」
新キャラでもツインテでもOK
女の子限定、新キャラの場合は呼び名と希望があればちょっとした設定を
お嬢様(男にヤンデレ)
男「お嬢様だな」
友「えー、よりにもよって高嶺の花を…」
男「だってツインテさんの件があるからさ……お嬢様ならまさか俺にヤンデレてる事はないだろ」
友「そりゃまあ…そうだろうけどな」
男「というわけで、女さんの前でお嬢様とイチャついてみるわ」
友「お前、イチャつく事が許されるためのプロセスは無視か」
男「細けえこたぁ」
友「よくねえよ」
男(……おお、おあつらえ向きに女さんの近くにお嬢様がいるじゃねえか)
男(もう放課後だからな…チャンスを逃さない内に利用しないと、女さん帰っちまう)
男「お嬢様、ちょっといいかな?」
嬢「えっ…男さんが私に、何か御用?」ドキッ
男「うん、用ってわけじゃないんだけど」
嬢「用も無いのに…」
男(あ、やべ……)
嬢「…それでもわざわざ話しかけて下さったのね、ありがとう」ニコッ
友(…ん?)
嬢「…よかった、ずっと私も話し掛けたかったんです///」
男(なんか予想外な感触……まあ、好都合か?)
嬢「だけどいつも男さんは友さんと一緒にいるから…遠慮してしまって」
男「そうだったんだ? あんな奴、気にしなくていいのに」
友(俺って心、広いよな)
嬢「いいえ、男さんの大切なお友達ですもの。まあ、もしそれがオンナの人だったら権力を利用してでも……」
男「え?」
嬢「ああ、失礼しました。気になさらないで?」
男(…っと、いけねえ。イチャついてみせるんだった)
嬢「どうかなさいました?」
男「いや……お嬢様ってやっぱ綺麗だなと思って」
嬢「まあ…///」
男「髪のツヤとかもすごいよね、ちょっと触っていい?」
嬢「触るどころか咀嚼して頂いても構いませんわ…///」
男(…聞き間違いかな?)ナデナデ
嬢「あ…ふぅ……もっと…////」ウットリ
男(女さんは……見てるか?)
女「………」
女「………」
女「………」チラッ
男「ん…シャンプーのいい香り…」スンスン
嬢「……っ…///」モジモジ
女「………」イラッ
男「肌も…白くてハリが良いな」サワッ
嬢「あっ…」
女「………」イライラッ
男「なんか改めて近くで見ると、すげえ好みのタイプかも」
嬢「…嬉しい……///」ポッ
女「……くっ…」
>>71 秒数計測(難易度:高)
二桁ゾロ目で女がツンデレ状態にクラスチェンジ
どうだ
男(まだ駄目か……少し変化をつけてみるか)
男「女さん」
女「えっ…な、なに?」ドキッ
嬢「?」
男「第三者の目で見て、やっぱ俺とお嬢様って釣り合わないかな?」
女「……なんで、私に訊くの?」イライラッ
嬢「そんな…訊くまでもありませんのに」
男(さあ、何と答える……?)
>>74 秒数計測(難易度:中)
一桁台が0~3で、女がツンデレにクラスチェンジ
せやな
女「……似合ってる…と思う」ギュ…
嬢「あらっ…女さんって見る目があるのですねっ///」
男(……堅いな、こりゃまだ暫くは無理か)
嬢「男さん、せっかくグッとお近づきになれたのですし…今日は一緒に帰りませんこと?」
男「ん? ……ああ、そうだな」
女「………」
嬢「なんでしたらウチに寄って下さってもよろしくてよ?」
男(…お嬢様とこうなるつもりじゃなかったんだけどな……)チラッ
女「……男…君…」ボソッ
>>77 秒数計測(難易度:低)
一桁台が0~5で、女がツンデレにクラスチェンジ
ただし6・8の場合はお嬢様暴走
7・9の場合はツインテ乱入
へい
男「…女さん、また明日ね?」
女「……さよなら」
嬢「さあ…男さん、行きましょう?」ギュッ
ツインテ「ちょっと待った…」
女「ツインテちゃん…?」
嬢「……あら?」
男「ヒッ」ガクブル
ツインテ「…誰に断りを得て、男君と腕を組んでるわけ?」
お嬢様「はぁ? 貴女なにを…」
ツインテ「いえ…『誰に』じゃないわね。その腕は私のモノ、その身体も、声も、心も全部、私の許可なくして触れる事は許されない。そして私は──」
男「つつつ…ツインテさん……」ダラダラ
ツインテ「──この世の誰にも、それを許可しない」
お嬢様「……貴女、ムカつくわ」ピキッ
つづく
男「つ…ツインテさん、落ち着いて!」
ツインテ「ごめんなさい、男君……今は例え貴方に嫌われてしまっても、退く事はできないの」
嬢「ははっ…じゃあ今は好かれてるつもりなの? この私を差し置いて!」
ツインテ「男君に嫌われるのは嫌よ……でも男君を誰かに取られるのは、もっと…一番許せない事だからっ!」チキッ
女「ツインテちゃん! だめよ! カッターナイフなんか出さないで!」
嬢「面白いわ……令嬢たる私が、護身術の心得が無いとでも?」
ツインテ「護身術? 身を護るだけの技術が、殺す気で迫る相手に通用するかしらねっ!」シュッ
嬢「……くッ…! 甘いわ!」ササッ
男「やめろっ! ツインテさん!」
ツインテ「今度は…外さないっ!」バッ
嬢「…とった!」ガシッ!
ツインテ「あっ…!?」
嬢「この腕、この体勢から引けば貴女は倒れる……でも」
男「お嬢様、そのまま取り押さえるんだ!」
嬢「…捻れば、折れるっ!」ミシィッ!
ツインテ「あああぁぁぁっ!!」
女「ツインテちゃんっ!」
嬢「あははっ……いい音ねぇ! 折れる寸前よ? あと紙一枚破る力を加えれば、手首が逆に曲がるわ!」ミシ…ミシ…
ツインテ「うぁっ…! くっ……折りなさい…よっ! 腕が千切れたって、その喉を切り裂いてやるっ!」
友(…こりゃ、ヤバイ!)
友「──お嬢様! ごめんっ!」バッ
嬢「え…っ」
友「奥義! 男直伝 ス カ ー ト め く り !」バサァッ
男(……なっ…! クマさん柄…だとっ…!!)
嬢「き……きゃあああぁぁぁっ!!」ババッ!
友「女さん、男を頼む…そいつがいない方が、場が収まるだろう」
女「え…なんで、私?」
嬢「あぁ…見ら…れ…た……っ…」ガクガク
友「男、逃げるんだ…」
男「と……友っ…!」
友「…生きてたら、また会おうぜ──」
男「友おおぉぉぉーーーっ!!!」
女「わけわかんないけど…男君、行くわよ!」ガシッ
男「ひゃっほう、女さんから手を繋いでくれたぞ!」
女「いいからっ!」ダダダッ
友(……生きろ、男…)フッ…
嬢「貴方…私の秘密のお気に入りパンツを見たわね……」フルフルフル
友「…ああ、木綿だったな」
嬢「許せないっ…!」ギリッ
多数決で友の運命
1、その場で友死亡
2、ツインテが友を庇う(ツインテのヤンデレ先が友にチェンジ)
3、お嬢様のヤンデレ先が友にチェンジ
この下5レス内で多いルートへ。同数の場合投票延長、最初に3票獲得したルート採用
3
失礼、最後の3はタイプミス
この次のレス番から投票
嬢「私の秘密を知っていいのは、男さんだけなのにっ…!!」
友「くっ……だが、俺もそう簡単に殺られやしないぜ!」バッ
クラスメイト「何だ? なんの騒ぎだ?」ガヤガヤ
クラスメイト「え? なんかお嬢様とツインテさんがモメてる?」
ツインテ(痛たた…何とか腕は折れてないみたい……でも、少ないとはいえクラスメイトが騒ぎ始めてる)
嬢(これは…ちょっとマズイですわ……私の立場とイメージが…)
友「さあ、来いよっ!」ホワチャー
嬢「…死んでもらうしかないわね」チラッ
ツインテ「そうね……社会的にっ」コクッ
嬢「きゃあああぁぁぁっ!!」
ツインテ「やめてっ! 友君…お願いっ!」
友「え?」
クラスメイト「あれ? 友が何かしたのか?」
嬢「友さんが私のスカートを無理矢理…」グスッ
ツインテ「こ、殺される…っ!」ガタガタ
友「あれ? なんかいつの間にかカッターナイフ握らされてる?」
嬢「いやあぁっ…! 服を切らないで…!」
クラスメイト「おいおい…まじかよ」
クラスメイト「俺、先生呼んでくるっ!」
友「え? …え?」
… … …
嬢「…連行されていったわね」
ツインテ「ええ…」
嬢「今からまた騒ぐわけにもいかないし。ふふっ…いいわ、今日は貴女も見逃してあげる」
ツインテ「それはこっちの台詞だってば」
嬢「男さんを完全に私の物にするには、いつか貴女を倒す必要がありそうね」
ツインテ「……私も、覚えておいてあげる」
嬢「光栄よ、同じ価値観を持った者同士……貴女の事は嫌いじゃないわ」
ツインテ「違う人を好きになっていれば、私達…友達になれたかもね」
嬢「戯言はおよしなさい。それじゃあ、私は帰るわ。ごきげんよう──」
… … …
男「なんかごめんね、女さん。結局そのまま下校する形になっちゃったし」
女「うん……構わないけど、ツインテちゃんがあんな怖い事するなんて…それがショックだよ」
男「…ってか、あの様子だと…たぶんお嬢様も俺の事……」
女「好きなんだろうね、ううん…間違いない」
男「好かれる覚えがないんだけどな」
女「本当に?」
男「え?」
女「そもそも男君が悪いんだよ? ツインテちゃんの胸触ったり、お嬢様とイチャついたり……その気にさせるような事ばっかり」
男「胸触って惚れられるもんかな」
女「……私だって、その気にさせられたのに」ボソッ
男「ん?」
女「………」プイッ
女「じゃあ、私…こっちだから」
男「うん、また明日…………あっ」
女「?」
男「……荷物持ってないから、鍵が無い…」
女「ええぇ…」
男「うーん……友の家にも行けないしな」
女「はぁ……仕方ないなぁ、ウチ…来る?」
男「いいのっ!?」
女「でもなぁ……最初に内緒にした趣味の事、バレちゃうな…」
男「そういえば教えてくれてなかったね。……そんなに言い難い事なの?」
女の趣味>>98
801
女(…BL好きなんて、やっぱり言えないよね……)
女「男君、ウチに来てもいいけど……玄関で10分くらい待ってくれる?」
男「…うん? けど、家の人とか大丈夫なのか?」
女「私、実家が遠いから…一人暮らししてるお姉ちゃんのアパートに同居してるの。でもお姉ちゃんは出張ばかりだから…」
男「え、それって」
女「うん、ほぼ一人暮らし状態…だから気を遣う事はないんだよ」
男(友がどうなってるか判らないのに、俺だけがこんな恵まれたイベントに……)
女「男君は? 遅くなっても平気?」
男「うん、お泊りでも平気!」
【女のアパート、玄関前】
女「じゃ、じゃあ…ここで待っててね?」
男「解った」
女「ぜっ………たい、待っててよ? 入らないでね?」
男「……入れって言ってる?」
女「帰る?」
男「解った、待ってる。絶対に入らない」
…パタンッ
男(……気になる、けど…突入したらこのイベントは台無しだろうな)
男(まあ、ここは大人しく待とう)
… … …
女「ふわ…散らかりまくりだよ…」
女(一般から18禁まで、雑誌、単行本、薄い本……全部通販で買ったりお姉ちゃんから貰ったグッズ)
女(このBLキャラのお尻の形したプニプニマウスパッドなんか、ドン引きモノだよね…)
女(PCも隠さなきゃ、デスクトップには溢れんばかりのフォルダとショートカットがあるもの)
女(とりあえず、全部この押入れに…!)
ゴソゴソ……ツメツメ……ギュッギュッ
…ピシャッ
女(よかった……何とか入った!)
女(これからこの部屋に男君を入れるんだ…)
女(…うぅ、認めたくないけど)
女「ドキドキしてる……」
女(BLは好き、確かに趣味……でも、現実と混同する気はないんだ)
女(だけど今まで、現実で恋をする事なんか無かった…)
女(じゃあ、今は…? 私、恋をしてる?)
女(……しつこく話し掛けられたり、スカートをめくられたり)
女(嫌だと思ってたけど……それも彼の狙い通りだったりするのかな)
女「『気になる人』なのは、認めるよ…男君……」
女(……よしっ、呼びに行こうっ)
(本文外)
決して構ってちゃんをしたいわけじゃないんですが、現在ここを見てくれてる方ってどの位おられるでしょう?
もし5~6名以上おられたら、この後ちょっと違う安価形式を試してみようと思ってまして
よかったらこれから15分間くらいの間に『あ』でもなんでもいいので、レス頂けるとありがたいです
少なかったら、普通の安価にします
残念、普通の安価にします
… … …
女「…お待たせ、いいよ」
男「お、おう」
女「そんなに片付いてないけど、気にしないでね」
男「……大丈夫、さすが女の人だけの部屋だよ。綺麗なもんだ」
女「あんまりジロジロ見回さないでよ」
男「ごめん、つい…」
女「…お腹、空いてるよね? 何か作るから」
男「まじすか」
女「何か食べたいものある? あんまり無理言ったら却下するけど>>110」
北京ダック
まあ深夜だし夕方に貼りついてる奴は少ないだろうな
十時ごろならもう少しいるんでないか
男「北京ダック」
女「さっきの私の台詞、聞いてた? はい、却下……罰としてチャルメレね」
男「ごめんなさい、まじで、心から」
女「全く…北京ダックは無理だから、あんまり期待しないでね」
… … …
女「はい、どうぞ。一応、鶏肉料理にしたよ?」
男「おお…普通に美味そう」
女「普通で普通でしょ? チキンソテーのチーズのせ……胸肉だけどね」
男「いただきます」
女「召し上がれ」
>>111
サンクス、話の流れでタイミングがちょうど合ったら試してみるかも
女「……どう、でしょう?」ドキドキ
男「くっそうめぇ」
女「表現汚いよ」
男「照れ隠しだよ」
女「……照れ隠し、か……本当に気をもたせるんだから」
男「ん?」
女「男君、いつか刺されるよ?」
男「……誰に?」
女「お嬢様か、ツインテちゃんか……」
>>115 書き込み時間秒数が奇数で、親密度ちょいアップ(女が少し素直になる)
あ
女(……私かも…なんてね)クスッ
男「?」
男「ぷは、ご馳走さまでした」
女「お粗末さま」
男(さて…まだゆっくりしててもいいのかな…?)
女「……て、テレビ…つけよっか」ソワソワ
男「うん」
女「えっと…リモコン……あれ?」
男「無いの?」
女(…しまった、押入れに一緒に入れたかも)
女「…ごめん、リモコン見つからないや」
男「ん、いいんじゃね」
女「じゃあ、音楽かけよう」
男「うん」
女「…えっと」
女(……はっ! 今、デッキの中にはレーベル面がグラフィックのBLドラマCDがっ!)
男「女さん、どんな音楽聴くのかなー」
女「……ごめん、そういえばデッキ壊れてたよ」
男「あれ? そうなんだ……まあ、いいけど」
……ミシッ
男(…ん? 今、何か軋むような音が)
女「ごめん…何もないね」
男「え? …いいんだよ、俺…女さんと部屋にいるだけで嬉しいよ」
女「……っ…///」
2ndトライ、書き込み時間秒数が奇数で親密度ちょいアップ >>119
そい
女「私も…」
男「ん?」
女「私も、嬉しい…よ? 男君といるの///」
男「!!」
男(これは…少なくともデレる兆候はある)
男(イケるか……もしかして、今夜…目標達成なるのか?)
男「……そう言ってもらえるなんて、びっくりだよ」
女「ふふ…自分でもびっくり」
男「そうなの?」
…ミシミシッ
男(…まただ、何の音だろう?)
女「私…最初、男君に話し掛けられ始めた頃は、なんとなくそれを鬱陶しく思ってたもの」
男「そりゃひでえ」
女「だって、本当…なんだか軽い調子に思えてね? ああ…男君は女の子みんなに対してそんな感じなのかな…って」
男(…まあ、その後のツインテさんやお嬢様へのアクションを考えても、無理もないだろうけど)
女「その頃は、そうだね…ちょっと幻滅してたかも」
男(……『幻滅』って言葉は、ちょっとおかしくないか?)
女「あの時……男君が私のスカートめくった時にね? 男君、その後の話で『まだ気持ちが届いてない』って言ったでしょ?」
男「あー、言ったな…」
女「それって……どんな気持ちの事だった? …あ、これじゃダメか……あの時と同じ、言わなきゃ解らないんじゃダメなんだよね」
男「………」
女「じゃあ…もう、ハッキリ訊くよ?」
男「え」
女「男君…あの時、そして今……私の事、好き?」
…ミシッ…ミシミシッ
男「…本当、ストレートに訊いてきたね」
女「あはは…ハッキリさせたかったからね」
男「そうだな…じゃあ、俺もハッキリ答えないとな」
女「うん」ドキドキ
男「俺は…あの時、そして今も…>>125」
連投はいつぐらいからありなの?
>>125
すまねえ、続けて書ける時はできるだけ直下安価にしてるんだが
じれったい時は連投してくれても、自分は何とも思わない
男「君に、恋してるつもりだよ」
女「!!」
男(…目標、目的はもう少し不純だけど……嘘ってわけじゃない)
女「さすがに…そこまでストレートに答えられると……えへへへ…////」
男「よかったよ、少なくとも嫌そうじゃなくて」
女「……よし、じゃあ…私もがんばるよ」
…ミシミシッ
女「いつからか…もうハッキリ解らないけど、私……私も…男君の事──」
…ミシッ!
──ミシミシッ…バキッ!!
男「えっ…!?」
女(…詰め込んだ…押入れが!!)
バタンッ!…ドサドサドサッ!!
男「わわ…わっ…! なんかいっぱい出てきたっ!?」
女「やっ…やだぁっ…!! 見ないで…お願いっ!!」
男「見ないで…って……どうしたって目に入る……え? …何、これ……」
女「ああ…あ……ぁぁ…」フルフルフル
男(…どれも…これも……いわゆる『やおい本』やグッズじゃねえか……)
男「これ…が……もしかして…女さんの趣味……?」ポカーン
女「ああ……もぅ…なんでっ…」グスッ
男(なるほど……これは隠したがるわけだな…)
女「違う…違うのっ! 本当に、現実でまで同性愛を望んでるわけじゃないの…」
男(まあ…男だって百合物をただのシチュとして楽しむ事は、理解できなくはない)
男(でも、ここまで大量のグッズ……この入れ込みようは…さすがに──)
男の心情について
>>131 書込時間秒単位一桁台を計測
偶数・0/ドン引き
1・5・9/ちょい引き
3・7/気にしない
しまった
安価>>133にスライド
ほい
男(…ただの趣味…だ、現実と混同してるわけじゃない…けど、全く引かないといえば嘘だな……)
女「ね…? 解ってくれるよね? こんなのオトコの人がエッチな本見るのと一緒なの…」
男「う、うん……けど…今日はもう、おいとまするよ…」
女「えっ」
男「いや、この状態じゃ…このあと片付けもあるでしょ? 手伝いたいけど、たぶん手伝われるのも嫌だろうし」
女「……そっか、そうだね」ギュ…
男「ご飯、ありがとう。その…気にすんなよな…?」
女「………」
男「じゃあ、おやすみ…」
女「おや…すみ……なさい…」
… … …
女「嫌われた」
女「男君に嫌われた」
女「気にしないフリをしてくれてたけど、きっと少しは……ううん、ドン引きしてたはずだよね」
女「あはっ」
女「馬鹿だ…馬鹿だなぁ、私…」ポロッ
女「……っ……うっ…」グスンッ
女「うえええぇぇぇん……」ボロボロ…
次レス、書込時間秒単位計測
一桁台偶数で女がヤンデレモードに移行
奇数なら引き籠りモードに移行
… … …
…メラメラ……パチッ
女「………」
…ボオオォォォ……
女「………」
オバサン「あら…? ちょ、ちょっと…203号室の女ちゃんでしょ? だめよ、勝手にアパートの裏で焚火なんかしたら!」
女「………」
オバサン「お…女ちゃん……?」
女「全部……この子達が悪いの」ボソッ
オバサン「………」ゾクッ
女「この子達のせいで、あと少しで掴めるはずだった大切なモノが逃げてしまったの」
オバサン「な、何を…」
女「あとで必ず、消すから…全部燃やさせて」ギロッ
…パチンッ…メラメラ
女「男君…嫌われた」
女「でも、大切なのはキモチだよね」
女「大丈夫……私はずっと、男君が好きだよ」
女「私、今まで大事にしてたもの全部、捨てるからね」
女「だから……その代わりに、新しい大切なモノ…くれるよね」
女「そうじゃないとおかしいよね──」
…メラメラ…… … …
【翌日、学校】
男(友は、休みか……ってかもしかして謹慎でもくらったかな)
男(そうなら今度、なんか詫びの食い物でも持っていこう)
ツインテ「あ、男君…おはよう!」ニコッ
お嬢様「あら男さん、おはようございます」ペコリ
男「お、おはよう」
男(なんで何事も無かったかのようなんだ…)
女「男君、おはよう」
男「あ…女さん、昨日は…」
女「昨日は楽しかったね」
男「……え? う、うん…」
男(なんか…ズレてるような)
… … …
女(学校に来たのは、男君に会うためだけ)
女(…男君、普通に話してくれた)
女(でも心の中でどう思ってるかは解らない)
女(……いいんだ、今は男君がどう思ってても…私が男君を幸せにしてあげるんだ)
女(そのためには…まず、どうしよう)
女(急ぎすぎるのもよくないかもしれないけど……でも…)
女(……男君と…幸せになるために…)
女(まずは…そうだ、>>145をしなきゃ)
邪魔者の排除
女(邪魔者…消さなきゃ)
女(私と男君の未来に陰をさす存在を排除しなきゃ)
女(とりあえず思い当たるのは、お嬢様……そして)
女(……ツインテちゃん)
女(大事な大事な…昔からの友達)
『ずっと友達でいようね!』
『好きな人ができたら、お互いに隠さないんだよ! ねっ?』
女(でも……貴女は隠してた)
女(私は隠さないよ…ツインテちゃん、約束したものね──?)
女(…昨日の様子を見る限り、ツインテちゃんはカッターナイフを使いはするけど、格闘に慣れてるわけじゃない)
女(私も何の心得も無いけど……)
女(不意打ちなら、勝機はある)
女(あるいは、直接には手を下さない方法で……例えば誰か代わりの人に消してもらうとか)
女(でも、そんな事を頼めるつては無い…)
女(一番いいのは、ツインテちゃんとお嬢様が潰しあって…疲弊した勝者を私が消す事)
女(何か、いい方法はないかな…)
女(…>>148が知恵を貸してくれないかな……)
友を虜にして使おう
… … …
女「男君、ちょっといいかな」
男「どうしたの?」
女「あの後、友君がどうなったか…男君は知ってる?」
男「それがモブ友が言うには、何故か友が悪かった事になって謹慎処分くらってるらしいんだよね」
女「うん、私もそう聞いたの……それでちょっと友君の家に行ってみようかと思って。住所、男君なら知ってるよね」
男「それなら俺も一緒に行くよ」
女「ん……ちょっと一人で行きたいんだ」
男「え? …そうか、じゃあ住所…メールで入れるから行ってやってくれ」
女「うん、お願い」
男(……なんだかんだ言っても、やっぱ昨日の事があるから、俺と一緒には居づらいのかもしれないな)
【友の家】
友「女さん…!? どしたの、一人で?」
女「うん、なんか昨日は酷い目にあったってきいたから」
友「ああ…まあね、一応ケンカの仲裁に入っただけってのは理解してもらえたけど、スカートめくったのは事実だから…謹慎処分は受けちまった」
女「男君を助けるためにした事なのに、可哀想……ねえ、今は外出はできる?」
友「一応、謹慎だから駄目なんだけど…」
女「ちょっと付き合ってくれないかな」ニコッ
友「う、うん……でもな…」
女「男君を庇う友君、格好良かったんだよね……」
友「えっ」ドキッ
女「少しでも、慰めてあげられないかな…と思ったんだけど──?」クスッ
… … …
友「ね、ねえ…女さん…ここは?」
女「大丈夫、この小さな廃ビルは誰にも使われてないから」
友「いや…そうじゃなくてさ、なんでこんなところに?」ドキドキ
女「言ったじゃない、慰めてあげたいんだって」
友「な、慰めるって…」
女「ふふっ……全部、言わせる気なの?」
友「……っ…」
女「友君……私の虜にしてあげる」サワッ
友「だ…だめだよ! 女さんっ!」
女「おやすみなさい」バチィッ!
友「うっ…!? (スタン…ガン……?)」ドサッ…
… … …
友「…う…うぅ」パチッ
女「あら、意外と目覚めるのが早かったわね」
友「女さん…! これは…」ジャラッ
女「ごめんなさいね、動けないわよ…手錠とロープで拘束させてもらったから」
友「どういうつもりなんだ!」
女「ちゃんと予告したはずよ? 虜にしてあげる…ってね」ニコッ
友「くっ……何のために…」
女「うん、実際にはもう用は済んだようなものなんだけどね……ほら」ピッ
友(ケータイの写真…? これは…俺か?)
女「ふふっ…もちろん、拘束された状態の今の貴方よ。でも、どうかしら…項垂れてるから顔は見えないでしょ」
友(確かに、これじゃハッキリ俺だとは判らない……それに)
女「ごめんなさいね。友君の髪は薄っすらブラウンだったから、スプレーのヘアマニキュアで黒く染めさせてもらったわ。……ねえ、それ…誰に見える?」
友「……髪色が黒で…背格好も、体格も近いのは……まさか」
女「光栄に思ってね? 私の大事な男君の役を演じられたんだから」
友「な…何のために? 大事な…って、どういう意味なんだ」
女「そのままの意味だけど…?」キョトン
友(まさか、本当に女さんは男にヤンデレたのか……!? だとしたら、目的は──)
… … …
…メール デス オジョーサマ、ピコーン
お嬢様(あら…どなたからかしら?)
お嬢様(……知らないメールアドレス。私のアドレスなど、クラスの限られた方しか知らないはずですのに)
件名/ツインテです
本文/男君は◯◯の三軒隣りの廃ビルに預かりました。私達の勝負に白黒をつけましょう。来なければ貴女は逃げたものと考えて、男君は私の好きにさせて貰うから。
お嬢様(……!!)
お嬢様(添付画像がある……ダウンロード…)
お嬢様(嘘……拘束されて…! 男さん…そんなっ…!!)
お嬢様(許せない……こんな卑怯な手段を使うような方だったなんて…!)
『違う人を好きになっていれば、私達…友達になれたかもね──』
お嬢様「堕ちてしまったようですね……ツインテさんっ…!」ギュウッ
… … …
…キラキラリーン、ピコーン
ツインテ(ん? メール……女ちゃんかな?)
ツインテ(あれ、知らないアドレスだ……えっと)
件名/お嬢様ですわ
本文/男さんは預かりました。預かるとは言っても元々、私のものだけれど。不服があれば◯◯の三軒隣りの廃ビルに来なさい。格の違いを教えて差し上げます。
ツインテ(どういう事…! 何よ、この添付画像…!)
ツインテ(男君…手錠で拘束されてるじゃないっ!)
ツインテ「ふざけないで…!」
『光栄よ、同じ価値観を持った者同士……貴女の事は嫌いじゃないわ』
ツインテ(ライバルであり、理解者だと思ってたのに…)
ツインテ「一度言ったはずよ……男君に触れる事は、決して許可しないって」
ツインテ「今度こそ…葬ってあげるっ!」
すまん、今回安価が出せなかった
… … …
男(女さん、友のところ行ってみたのかな……)
男(しかし女さんのメアドを手に入れるきっかけが、友絡みってのもどうなんだ)
男(俺としても友のところへ行きたくはあったんだけど)
男(わざわざ一人で行きたいって言う女さんの事を思えば、鉢合わすわけにもな)
男(女さん……)
男(あのやおいグッズに引きはしたけど……嫌いになったかというと…)
男(………どうなんだろう? 俺は女さんの事…>>164)
むしろラブが深まった
男(女さんは…ちょっと地味で)
男(真面目で……成績も良くて)
男(目立ちはしないけど、すごく容姿端麗で)
男(部屋に訪ねてみて何となく解った事だけど、性格も良い娘で…)
男(そして…たぶん、俺の事を…好いてくれてて)
男(……BL好きとか、その程度の趣味が決定的な否定理由になるか?)
男「…ならないよ、女さん」
男(きっかけや動機は不純なものだったけど、今は…本当に)
男「俺……やっぱり君が好きだよ」
【三十分後、廃ビル】
ツインテ「はあ…はあ…」
ツインテ(ここが、メールの廃ビルに違いないわ…)
ツインテ「男君っ!どこなのっ!?」
…ヒュッ!
ツインテ「……っ…!」バッ
お嬢様「…よく避けたわ」
ツインテ「貴女…!男君をどこにやったの!」
お嬢様「ふんっ…見え透いた事を、訊きたいのはこちらでしてよ?」ジリッ…
ツインテ「どうせ卑怯な貴女の事だから、仲間も揃えてるんでしょうね…」
お嬢様「見くびらないで下さる? …男さんだけは、私一人の力で救わなければ気が済みませんの」
ツインテ「救う…? どの口が言ってんのよ!」チキチキッ
お嬢様「あはっ…また馬鹿の一つ覚えみたいにカッターナイフなんか振るうの?」
ツインテ「うるさいっ!」シュッ!
お嬢様「甘いわ…! 今度こそへし折って──」ババッ
ツインテ「どっちが馬鹿の一つ覚えよ…?」ピタリ
お嬢様「──しまっ…」
ツインテ「シッ!」ビシィッ!
お嬢様(しゃがみ小キック…! 速いっ!)グラッ
ツインテ「貰った…!」ブンッ
…ドゴォッ!
お嬢様「くっ…は…!」ゴフッ
ツインテ「まだまだぁっ!」シュッ
ゴスッ!ドガッ!バキィッ!
お嬢様「ああっ…う……ぐっ…!」
ツインテ「とどめ──」ヒュッ…
お嬢様「……調子にっ」ギロッ
ツインテ「!!」ゾクッ
お嬢様「乗らないでっ!」パシッ…グルッ
お嬢様「…えいっ!」ギリッ
ツインテ「あああぁぁっ!」ミシミシィッ!
お嬢様「終わりよ…今度は抵抗したら、本当に折るわ」
ツインテ「うっ…! 折って…みなさいっ!」
お嬢様「……強がりを」グイッ
ツインテ「ああっ…!」
お嬢様「…男さんの居場所、吐きなさい。そうすれば折らないでおいてあげる」
ツインテ「何を…訳の解らない事をっ…! くっ…」
お嬢様「強情ね……悪く思わないで頂戴?」
…ググッ!
>>171、書込み秒数計測
偶数でツインテの腕破壊
奇数でツインテ脱出
ぽきっとな
ボキィッ…!
ツインテ「きゃああああぁぁぁぁっ!!!」
ツインテLIFE3→2
お嬢様LIFE3
ツインテ「ああっ…はあ……はーっ…うぅっ…」ビクビクッ
お嬢様「て…抵抗するからよっ!」
ツインテ(右手が…握れないっ……痛い…痛いよぉっ)ガタガタ
お嬢様「さあ…もう負けを認めて──」
ツインテ「で…も……まだ終わらないっ…!」ダッ!
お嬢様(タックル…! 利き腕が使えない癖にっ…)
ツインテ「おおおおぉぉぉっ!!」ガシィッ
>>173、書込み秒数計測
偶数でタックル成功(嬢ライフ-1)
奇数で失敗
はい
お嬢様「くっ…!」ドサァッ
ツインテ「あははっ…いい眺めよ?」ニヤッ
お嬢様(マウントを取られた…!)ゾクッ
…ドガッ!バキィッ!ゴスッ!
お嬢様「ぐっ…あぁっ! うっ…! やめっ…!」ゴフッ
ツインテ「はあ…はあ…今度は私が言わせて貰うわ」
お嬢様(痛い…怖いっ……)
ツインテ「悪く思わないで頂戴…?」
お嬢様「…くっ……」ギリッ
ツインテLIFE2
お嬢様LIFE3→2
>>175、書込み秒数計測
偶数でマウント続行(嬢ライフ-1)
奇数で嬢反撃(ツインテライフ-1)
よっ
…バキッ!ゴスッ!
ツインテ「私だって…!」
ドカッ!ミシッ!
ツインテ「女の子の顔を滅多打ちにするなんて、怖いよっ!」
ベキィッ…
ツインテ「でも…貴女は男君を傷つけたからっ!」
…グシャアッ!!
お嬢様「う…ぐっ……!」ガタガタ
ツインテ「言って…! 言ってよっ! 男君がどこにいるのかっ!」ポロポロ…
ツインテLIFE2
お嬢様LIFE2→1
… … …
女(…もう少し……あと少しバレなければいいけど)
女(上手い具合に二人ともダメージを受けてる…)
女(少し、ツインテちゃんが優勢かしら…)
友「もう…やめさせろ」
女「黙ってて、大きな声を出したらまた眠らせるわ」キッ
友「ツインテはお前の友達だろ…?」
女「……スタンガン、そんなに気に入ったのかしら?」
友「よせ…こんな事、男が許すと思うか」
女「……っ…」ビクッ
友「男は…あいつは最初から、君の事が──」
女「言わないで! 解ってるわよ……でも、もう嫌われてしまったの!」
友「なんでそう思うんだよ」
女「……私ね、BL…やおいが趣味だったの」
友「は?」
女「それを男君に知られた……嫌われてないわけが無いわ」
友(……まじか)
女「友君、私ね…本当は昔から男君が好きだったのよ?」
友「昔から…?」
女「うん、学校で…貴方と一緒にいる男君を見た時から」
友「俺と…って、まさか」
女「本当に現実と二次元を同一視してるわけじゃないんだけど、いつも一緒にいる貴方達は綺麗だったわ……最高のオカズだった」
友(……ドン引きです)
女「だから、男君が軽率なナンパみたいに私に話しかけてきた時、私は彼に『幻滅』したの」
友「そんな勝手な…」
女「でもね、脳内で変換したのよ」
友(嫌な予感しかしねえ)
女「これは私が友君から男君を奪う、NTR鬱展開ストーリーだって──」
友「……もうやだ、この変態ども」
… … …
ツインテ「はあっ…はぁっ……もう、終わりよ…男君の居場所を教えなさい…」
お嬢様「……さっきから…何を…言ってるの…」
ツインテ「しらばっくれないで、貴女が男君を拉致したんでしょう」
お嬢様「それは…貴女の方よ……あんなメールを送っておいて…!」
ツインテ「……?」
お嬢様「貴女が男君を拘束したんでしょうっ! まさか男君を穢すような真似…してないでしょうね!」
ツインテ「何を…私は…メールを見て…」
お嬢様(…隙が出来た! 今なら…脱出できるかも──)
次レス、秒数計測
偶数でお嬢様反撃(ツインテLIFE-1)
奇数でお嬢様脱出失敗(嬢LIFE-1)
お嬢様「…はっ!」ガバッ!
ツインテ「しまった…!」
お嬢様(よし…脱出できた──)
ツインテ「…なんて、ね」チキッ
お嬢様(──カッターナイフ!)
ツインテ「ふふっ…やっぱり刃物は怖いのね、動きが止まったわよ」
お嬢様「ああ…あ…」ガタガタ
ツインテ「ボディがガラ空きよっ!!」ドゴォッ!
ツインテLIFE2
お嬢様LIFE1→0
お嬢様「…くっ……ぅ…」ガクッ
…ドサァッ
【友の家付近】
男「はあ…はあ…」
男(女さんも、友も家にいない…)
男(友は謹慎を受けてるはずなのに…なんだよ、胸騒ぎがする)
男(さっき、女さんにメールを送ってみたけど…まだ返信は来てないよな?)
…ピッ
男「え…!?」
男(なんで宛先不明エラーで返ってきてるんだ…!?)
男(放課後に友の住所を教えた時は届いてたのに……アドレスを変えたのか?)
男(…電話番号は知らないし)
男(くそっ……友にかけてみるか)
…プルルルルル、プルルルルル
男(出ろよ…友…)
プルルルルル、プルルルルル…
男「出ろよっ!」
>>190
友の携帯にかけた結果
女が出る
… … …
ピピピピピッ…ピピピピピッ…
友(携帯が…!)
女(まずい、ツインテちゃんに聞こえたら…!)バッ
ピピピピピッ…
…ピッ
友「あっ…くそっ! 切るなっ!」
女「切ってないわ」
友「…えっ」
女「だって、今…いちばん話したかった人だもの」
女「…もしもし」
男《え…あれ? 友の携帯じゃ…》
女「そうだよ、男君…これは友君の携帯」
男《お…女さん? なんで君が出るんだ》
女「今、友君と一緒にいるから」
男《そうなのか…でも、どうして友が出ないんだ?》
女「……男君、私…ぜんぶ捨てたよ」
男《捨てた…?》
女「うん、今までの大切なもの…ぜーんぶ」
男《……あのグッズの事?》
女「そう…それも、捨てたんだよ」
男《それもって…じゃあ、他には?》
女「全部だよ……友達も、今までの日々も、普通の未来も、みんなみんな捨てたの」
女「だから、もう何にも持ってないんだよ」
男《……どういう意味だ?》
女「右手も左手も、全部空っぽになったから…今ならどんなものでも持てるんだ」
男《女さん、さっきから何を──》
…バンッ!
ツインテ「はあっ…はあっ…」
女「…男君、私…◯◯の三軒隣りの廃ビルにいるから。そこで貴方を待ってるから…」
男《お、女さんっ…どういう──》プツッ
ツーッ、ツーッ、ツーッ…
女「それまでに、全部終わらせて…待ってるからね? …男君」
幼「いきます、てーい!」ビシュッ!
男「ちょ、狙いと反対に飛んでます」
幼「ばっちりです、狙い通り」
男「ん…? アタッてますか?」
幼「をっ…本当です。ほら、狙い通りでした」
男「えらそうに…ラッキーヒットの癖に」チッ
幼「ラッキーなのは私が幸運の女神だからでしょう」フフン
男「ベタな事言ってないで、とっとと巻いて下さい、バラシてしまいます」ヤレヤレ
誤
爆
失
礼
女「……やっぱり、携帯の音…聞こえちゃったんだね」
ツインテ「女ちゃん…なんで、ここに?」ハア…ハア…
女「腕、どうしたの?」
ツインテ「え? …ああ、うん…ちょっと」
友「逃げろっ! ツインテさん!」
ツインテ「えっ!? 男君…! え……違う…?」
女「ツインテちゃん、ごめんね──」
…スッ……
ツインテ「……えっ…」
…バチィッ!
… … …
男(……どういう事なんだ、女さんはいったい何を…)
『◯◯の三軒隣りの廃ビルにいるから。そこで貴方を待ってるから──』
男(ここからなら、五分とかからない)
男(……女さん…)
男(思いつめたような声だった…)
男(それに話してた内容も)
男(もしかして…女さんがもうヤンでるんだとしたら、俺のせいだ)
男(そう仕向けたのも…昨日、その場で彼女の趣味を受け入れずに悲しませたのも)
男(全部…俺のせいだ…!)グッ
… … …
ツインテ「はあっ…はあっ……どういう…事っ…!?」
女「それだけ息を切らせて、よく避けられたね…ツインテちゃん」
ツインテ「なんで! なんで…女ちゃんが…! まさか、あの写真は…そこで拘束されてる友君…!」
女「私、貴女の事…ずっと友達だと思ってたよ」
ツインテ「思って…た…?」
女「好きな人ができたら、絶対に隠さないって…約束したよね?」
ツインテ「女ちゃん…」
女「なんで…言ってくれなかったの」ギュウッ
ツインテ「え…? えっ…!?」
女「なんで、私の男君を奪おうとするのっ!」
女「誰であっても…! 男君を奪おうとする人は…消すっ!」バッ
ツインテ「やめて…! 女ちゃんと戦いたくないっ!」
女「だったらっ…!」ビュッ
ツインテ「くっ…!」
女「男君に手を出さないでよっ…!!」シュッ……バチバチッ!
ツインテ「……っ…!」
次レス秒数計測
偶数…女の攻撃HIT(ツインテLIFE-1)
奇数…ツインテのカウンター(女LIFE-1)
女「…えいっ!」バチィッ!
ツインテ「あああぁぁぁっ…!!」ガクガクッ
ツインテLIFE2→1
女LIFE3
女(友君でも一撃で気絶させたスタンガン…もう終わったはず…!)
ツインテ「…うっ……ぁ…」フラッ
女(……よかった、男君が来るまでに間に合った)
女(あとはツインテちゃんとお嬢様が、私に逆らえないように…)
女(裸の写真でも撮るか…それとも、いっそ──)
女「……えっ」ゾクッ
ツインテ「はぁっ!!」ビュンッ!
女「きゃっ…!?」スパッ
…ハラハラッ
ツインテ「髪の毛だけ…か」チキッ
女「…よく、倒れなかったね」
ツインテ「馬鹿にしないで……自分が一番、男君を想ってるつもりになってるみたいだけど…」
女「そのつもりだよ?」
ツインテ「私が倒れなかったのも…想う強さ故よっ!!」バッ…!
次レス秒数計測
偶数でツインテの攻撃HIT(女LIFE-1)
奇数で女がカウンター(ツインテLIFE-1)
女(カッターナイフは突く事はできない…! 振りかざしてくるはず!)
ツインテ「もう…迷わないっ!」ブンッ…
女(まして利き腕じゃない方でなら…避けられるっ!)
女「…はっ!」パシィッ!
ツインテ「あっ…!?」
女(お嬢様の見よう見まねだけど──)グルッ
ツインテ「ちぃっ…!」ギシッ
女「…動かないで、動けば今度は左腕が折れる事になるよ」ミシミシ…
ツインテ「ああっ……く…ぅっ…」
ツインテ「なんで…折らないの……迷ってるんでしょ? 怖いんでしょ…?」
女「う…うぅ…」
ツインテ「折りなさいよっ! 私より想いが強いって言えるんなら! ビビッてんじゃないわよ!」
女「……うるさいっ!」グッ…
バッ…
…バチッ!
ツインテ「ああああぁぁぁっ!」フラッ
女「はあ…はあ…」
ツインテ「…ちぇ…引っ掛からなかった…か…」ドサッ
女「……素手に触れたままスタンガン使うほど、馬鹿じゃないわ」
ツインテLIFE1→0
女LIFE3
書いたあと思ったけど、スタンガンって触れてたら自分も感電するものなのかな…
違ったら許して
… … …
男(廃ビル…ここだ)
男(嫌な予感が、どんどん大きくなってる気がする)
男(たぶん女さんは何かを企んでる)
男(友はそれに利用されたに違いない…)
『捨てたんだよ』
『友達も、今までの日々も、普通の未来も、みんな──』
男(友達…って、誰だ? 友か? いや…)
男(……きっと、その友達も俺が巻き込んだ)
男「ツインテさん…もしかしたら、お嬢様も…」
男(ここから入れそうだ…)
男(暗いな……)
男「女さんっ! どこだっ!」
「…ぅ……」
男「誰だ…? 倒れて……お嬢様かっ!?」ガバッ
お嬢様「お…とこ…さん……どうして…」
男「どうした…女さんにやられたのか!」
お嬢様「わから…ない…貴方はツインテさん…に…拘束されていたので…は…?」
男「ツインテさんに…? 何の事だ?」
お嬢様「ああ…やっぱり……ツインテさんと戦いなが…ら何か…おかしいと…」
男「顔…ひどい痣だ、痕が残らなきゃいいけど……抱き上げるよ? 痛かったら言ってくれ」ヒョイ
お嬢様「きゃ…」
男「綺麗じゃないけど、そこに待合いみたいなソファーがある。横になってて」
お嬢様「ツインテさん…が犯人じゃ…ないとしたら……彼女も利用されて…います…」
男「…ツインテさんはどっちへ?」
お嬢様「ごめんなさい…気を失っていたから……」
男「わかった…探してみるよ」
お嬢様「一人じゃだめです…! 危険だから、私も…!」
男「お嬢様は休んでてくれ、犯人なら…見当はついてる」
お嬢様「えっ…」
男「その犯人がこんな事をしたのも、君が傷ついたのも…全部俺のせいだから」
… … …
友「…男を呼び出してどうするつもりなんだ」
女「邪魔しないで、ツインテちゃんの弱みを手にしなきゃいけないの」
友「やめろよ、男に嫌われるだけだぞ」
女「もう嫌われたんだってば!」キッ
友「……この際だから、言うよ。あいつが君をどうしようとしてたか」
女「…え……」
友「あいつは君の事が好きだった…まあそう深い愛情じゃ無かったかもしれないが」
女「そんな事なら、本人から聞いたわ。…直後に嫌われたけどね」
友「深くは知らない君の容姿に惹かれたあいつは、君をヤンデレ化しようとしたんだ……これはただの趣味だけどな」
女「ヤン…デレ…?」
友「そのために、わざと君の目の前でツインテさんやお嬢様にスキンシップをとったりした」
女「………」
友「まさか二人が既に自分にヤンでるとは思いもせずに…な」
女「馬鹿な人……私だけを見てくれてたら、それで良かったのに」
友「つまりツインテさん達が傷つけあった事は、男にも重大な責任があるって事だよ」
女「…何それ? 私にツインテちゃん達への同情でも求めてるわけ?」
友「違う…解らないのか」
女「……?」
友「女さんは男が望んだ通りにヤンだ。そしてツインテさん達の事は男自身も悪い……君ばかりを責める事はできないって事だよ」
女「!!」
友「これ以上罪を重ねなければ…男はきっと、君を受け入れるはずだ──」
女「……嘘よっ」
友「どうして信じない?」
女「そんな都合のいい話、あるわけないっ!」
ツインテ「…うっ……」
女「!!」
友(いけない…今、目を覚ましたら…!)
ツインテ「…うぅ……」ググッ
女「やっぱり…死んでもらうしかないようね…」
友「よせっ! バカな事を…男が来るぞ! 殺人なんて、許せるわけが無いだろ!」
女「許して貰えないなら…男君も監禁する。いつかはそれでも幸せって思わせてあげるの」
女「もうっ…今さら平穏な日常の幸せなんて、掴めるわけ無いの!」カラーン
ツインテ(鉄パイプ…! 逃げなきゃ……でも身体が…動かない…)
友「やめろ! 女さんっ!」
女「さよなら…ツインテちゃん…」スゥッ…
「やめろっ…!!」
女「!!」ピタッ
友「……男…」
ツインテ(男…君……)
男「…やめてくれ、女さん」
男(…床に臥せたツインテさん……)
男(拘束された友……髪色を染められている事を思えば、およそいきさつは解る)
男(そして…ヤンだ瞳で鉄パイプを握る、女さん…)
男(状況は最悪…いや、その僅か一歩手前だ)
男「女さん…俺は…」
男(女さんが鉄パイプを振り下ろせば、走っても間に合わない)
男(どうする…俺は彼女に、何と言えばいい)
考えろ……今まで、いくつもの過ち…誤りを犯した、その中のどこかに答えがあるはずだ……
見つけろ! 必ず答えはある…!!
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最初に三票集まったルートへ進みます
男「女さん…俺──」
…バッ!
男「うっ…!?」
お嬢様「女さん…動かないで」
友(お嬢様…!? 目覚めてたのか!)
男(くそっ…細い腕が喉を締めて…動けない)
お嬢様「貴女が犯人…ツインテさんも被害者だったのね」
女「や…やめてっ! 男君に手を出さないで!」
お嬢様「ツインテさんから離れなさい……さもなくば」チキチキッ
友(ツインテさんのカッターナイフ…! あんなところに!)
男「くっ…」
女「だめ! 男君だけはっ!」
お嬢様「殺めたいほど愛していても、それを人に殺められるのは嫌でしょう…?」
女「う…うぅ…」
ツインテ「…くっ……」ヨロッ…ググッ…
女「ああ…た、立ち上がらないでっ! いやっ…あと少しだったのに!」
ツインテ「女ちゃん…諦めよう?」
女「なんで…男君が来るのが…こんなに早いの……こんなはずじゃ…」ポロッ…
…カラーンッ…カラッ…コロコロ…
男「……君からの電話を受けた時、俺は友の家の近くまで来てたんだ」
女「一人で行くって…言ったのに……昨日の事があるから、そう言えば男君は来ないと…」
男「ごめん…でも、心配だったんだ。…友が、そして…君が」
女「……私…が…?」
男「女さん…あの時、君の趣味を受け入れてあげられなくて…悪かった」
女「…男君……」
男「まさか本当にこうなるとは思ってなかったけど…君がこんなに心を傷めるまで追い込んだのも、俺だと思う」
友(…よかった、やっぱり男は女さんを)
男「ツインテさんやお嬢様を傷つけたのも俺だよ。…二人にはどう詫びていいか解らない」
女「ち…違う! 二人を騙して怪我をさせたのは、私…!」
男「君にそうさせたのが、俺だと言ってるんだ」
女「……でも…でもっ」
男「女さん、俺は君にも詫びなきゃいけない。そして俺は…」
友(…えっ……待て…男…)
男「…君の全てを、受け止めたい。趣味も、その想いも…全部。女さん、俺は今でも君の事を──」
友「待て…! 男っ!」
男「──愛してるから」
友「馬鹿野郎っ! お前は今、ヤンデレの腕の中にいるんだぞ!」
お嬢様「そんなの、許さない」スパッ…
男「…えっ」
…ブシュッ!
お嬢様「……男君は、私以外の人にそんな事言わない」
友「男おおおおぉぉぉぉっ!!!」
ブシュウウウゥゥゥッ!
…ボタボタッ…ビチャビチャビチャッ
男「…あ…あぁ……かはっ…」ガクガク
女「お…男君っ! いや…いやぁっ!!」
ツインテ「お嬢様、私のナイフ返して」
お嬢様「…どうぞ」
ツインテ「この人、私が愛した男君じゃないわ」
お嬢様「そうみたいね、ごめんなさい? 先に手を下してしまって」
ツインテ「いいのよ、まだ息があるもの」チキッ
スパッ!…ザクッ!ザクッ!
女「やめてええええぇぇぇぇっ!!!」
男「……っ…」ガクッ
…ドサァッ、ピクッ…ピクッ…
友「お…とこ……」
お嬢様「早く本当の男さんを探さないといけませんね」
ツインテ「そうだね、どこにいるんだろう…」
女「ああ…あ…」
お嬢様「女さん…『それ』でよろしければ差し上げます。よかったですね、この時期だからすぐには腐りませんよ?」ニコッ
ツインテ「いっぱい愛しあってね! 女ちゃん!」ニッコリ
女「あはっ…男君……真っ赤…あははっ! いいの…私、腐女子だから…腐った男君もだーい好き…あはははっ──」
友(男……お前、ヤンデレを甘く見過ぎたんだよ……)
【BAD END】
おしまーい
すまん、でも見えない運じゃないんだ
今の俺の酉と、>>217の『誤りの中に答えが~』という言葉を踏まえて、途中であった誤爆レスを見てみてくれ
男「女さん…昨夜は本当に悪かった。君をこんなに追い込んだのは、その場で君の趣味を受け入れられなかった俺だ」
女「……その場凌ぎの慰めなら、よして」
男「その場凌ぎじゃない。俺は、やっぱり君が好きだ…現実と二次元を混同したりはしてないんだろ?」
友(…ちょっとしてる風にはあったけどな)
女「そんなの…信じられない。それに今、邪魔者を消さないと…いつか男君を奪われるかもしれないもの!」ググッ
ツインテ「くっ…」
男「俺だってオトコだ! 実際に女の子に力づくでいいようにされたりはしない!」
あ、やべえ。何も書いて無かった
ブラインド安価で正解(1番)を選んでた場合のエンドだけ、追加しときます
>>217からの続きだと思って下さい
女「でも、ツインテちゃんに…お嬢様に誘惑されたら!? 二人がそうしたって不思議じゃないわ!」
男「女さん…それはどんな恋人にだって言える事だよ。誘惑に負けないってのは、これから時間をかけて証明する他に手はない」
女「だからその場凌ぎだって…!」
男「俺の事、好きなんだろ!? だったら信じてみてろよ! それで俺が裏切ったら殺せよ、俺を!」
女「……っ…」
男「どうしても信じられなくて不安に負けそうなんだったら、その時に一緒に死んでやるよ!」
女「男…君……」フルフル
男「これから互いを知っていく…大切な恋人の手を、汚させたくなんかないんだ」
女「恋人…私…が? 男君の…」
男「鉄パイプ、捨てろ。そんなもん似合わないよ」
女「………」ポロッ
…カラーン! コロコロ…
女「男…君っ…!」グスンッ
男「抱き締めるのは後だ、早く友の手錠を外してやってくれ」
ガチャガチャ…カチャンッ
友「ふぅ…どうなるかと思ったよ」
女「ごめんなさい…」
友「謝るなら、何よりツインテさん達に対してだろ」
ツインテ「……結局、男君は私のものにはならないのね」ヨロッ
女「ツインテちゃん…私……」
男「いや、俺のせいだよ。ツインテさん、本当にごめん」
ツインテ「痛いよ」
女「え…」
ツインテ「折れた右手の痛みなんか忘れちゃう位、心が痛い」
男「……うん」
ツインテ「でもね……女ちゃんになら、任せるよ。私達、友達だもん…ね…」ポロポロッ
女「ツインテちゃん…!」グスッ
ツインテ「女ちゃん…これで女ちゃんが男君を裏切ったりしたら、許さないからねっ…!」
女「うんっ…!」
友「よかった…なんとかなったか」
…スタッ
お嬢様「こんな結末…!許さないっ!」ダッ…!
男「お嬢様…! しまった、落ちてたカッターナイフを…!」
女「あ…っ…」
お嬢様「死ねっ…!」チキチキッ
ツインテ「女ちゃん! 危ないっ…!」ドンッ
女「ツインテちゃん…!」
男(…間に合わないっ!)
ザクッ…!
…ボタボタッ……ボタッ
女「ああ…あ…」
ツインテ「……え…」
お嬢様「そん…な…!」
男「……と…友っ…!!」
友「痛っ…てぇ……」ガクッ
ツインテ「友君っ! 腕が…!」
友「大丈夫だ…死にゃしないよ……くっ…」
お嬢様「ナイフ…刃が折れちゃった…」ポロッ…カシャーン
友「…諦めろよ、もう」
お嬢様「なんで…なんで二人とも邪魔をするのっ! ツインテさんだって女さんが憎いはずなのにっ!」
友「ふざけんなっ!!!」
お嬢様「……っ…!」ビクッ
友「なんでだよ! ここにいるのはみんな高校生なんだぞ!? まだいくらでも新しい恋ができる年齢の奴ばっかりだ!」
ツインテ「……友君…」
友「人殺しなんかしちまったら、もうそんな普通の幸せなんか掴めない! どうして三人の中で一人しか幸せになれない…いや、そんな事したら全員が不幸になる!」
お嬢様「幸せ…なんか…もうっ」
友「なれるよ! 誰だって、幸せになる権利はあるだろ! どうしても信じられないなら──」
【教室、一ヶ月後の昼休み】
お嬢様「はいっ! お弁当、作ってきましたわ!」
友「う、うん…ありがとう。顔の傷、だいぶ目立たなくなったね」
お嬢様「今日のお弁当は最高級の鶏肉をトマト煮にしましたの! いかがです?」
友「ああ、すげー美味い」
お嬢様「ふふっ、隠し味は私の血液少量なんですよっ」
友「聞き間違いかな?」ダラダラ
お嬢様「大丈夫、色はそんなに変わりません!」ニコッ
ツインテ「誰の許可を得て友君に薄汚い血を飲ませてるわけ…?」ユラリ…
友「つ、ツインテさんっ!」
ツインテ「ううん、誰にじゃないわ。友君の身体も、心も、胃袋も、私の許可無くして触れる事は許されない。そして──」
お嬢様「──私は許可しないって? ムカつくわ、貴女…」
ツインテ「台詞を取らないで貰えるっ!?」バッ
お嬢様「ふんっ! まだ利き腕の包帯が取れない貴女に何ができるかしら…!?」
ツインテ「利き腕が使えまいと、カッターナイフの使用を友君に禁じられようと…! 貴女には負けないっ!」ヒュンッ
お嬢様「私は友君に『俺が幸せにしてやる』って言われたのよっ!」
ツインテ「あれは私に言ったのよ! 友君は自分の危険を承知で、二回も私を救ってくれたわ! 貴女の手からね!」
お嬢様「あれは私の手を汚させたないためよっ!」
男「おお…今日もやってるわ」
女「友君には申し訳ない気もするけど、私は二人が男君から手を引いてくれて嬉しいな」
男「あ、お嬢様…今日はウサちゃんパンツか」
女「ん?」ピキッ
男「ツインテちゃんもおっぱい揺らしちゃって…」
女「何を見てるのかな?」ピキピキ
男「え?」
女「なんで、そんなものに興味を示す必要があるのかな?」ゴゴゴゴ…
男「あれ?」
女「ないよね? 私のものだもんね? どうしても信じられない時は…」
男「お、女さん…?」ダラダラ
女「一緒に死んでくれるんだよね…?」
男(友…俺達はヤンデレを甘く考え過ぎたんだよ…)
【END】
ほんと、当初は解りにくい設問で申し訳なかったです
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