男「童貞狩り??」 (54)

妹「そうよ、お兄ちゃん。30を超えた男が魔法使いになれる話は知ってるでしょう?」

男「あぁ確かに知ってるけど」

妹「ここ最近、30になり魔法使いになった男による事件が頻発していてね…」

妹「ついに国は魔法使いを取り締まる政策に乗り出したわ」

男「嘘…だろ」

妹「そういえば明日がお兄ちゃんの誕生日だったよね?」

妹「まさかとは思うけどお兄ちゃん、童貞……な訳ないよね?」

男「ん、ん、んなわけねーだろ!ハハハッ!」

妹「だよね!よかったー!30超えて童貞なわけないよねー!」

男「(どうしよう…)」

妹「よかったー!!お兄ちゃんが童貞じゃなくて!」

妹「なんでも捕まった魔法使いは処刑されるらしいね」

男「え!?」

妹「あとあと、魔法使いになった後に捕まえるのは困難だから30になる前の男に童貞検査するらしいよ!」

男「へ、へー!でも童貞なんてどうやって判断すんだよ!?」

妹「捕まえて死刑にする魔法使いに恩赦を持ちかけてね」

妹「その魔法使いを利用して童貞チェックするらしいんだよー!」

妹「当然、童貞検査にひっかかった人は処刑されるらしいよ」

男「ちょっと外行ってくるわ」

妹「素人童貞でもアウトなんだってー。きびしいよねー!」

男「(ど、ど、ど、どうしよう…)」

~男の部屋~

男「どうしよう…」

男「そ、そうだ2ちゃん!2ちゃんの奴らも童貞が多いはず!」

男「こんな政策が起きたら暴動が起きるぞ!!」カタカタ

2ちゃん「童貞狩りとかww」

2ちゃん「30で童貞とかいんの?ww」

2ちゃん「あれみんなノリだろwwマジで童貞とかいるわけねーじゃんwwww」


男「うわあああああああああああああ!!!!!!!」

~外~

男「あ、あの、僕と付き合って下さい!!」

女1「いやどす」

男「あ、あの、僕と付き合って下さい!!」

女2「はぁ?やだよ。なんかアンタがっつきすぎて嫌…」

男「あ、あの、僕と付き合って下さい!」

女3「こいつもしかして童貞じゃね?キャハハ!本当に童貞いたんだー!!」

女4「処刑されっからって焦ってやがるwwチョー受けんだけどww」



男「どうすんだよぉ!!!!!!!」

男「こ、こうなったら仕方ねぇ…」

男「ふっふふふふふふふ!!」

男「死ぬくらいなら…」

男「死ぬくらいならオレは犯罪者にだってなってやる!!!」

男「レ○プだ!!レ○プしかねぇ!」

ブーブーブー

男「なんだ妹か!?こっちは今忙しいんだよ!!」

妹「いい忘れてたけど、レ○プ防止のためにレ○プで卒業しても処刑だって!きびしいよねー」ピーピーピー

男「こいつ、ホントはオレが童貞ってわかってんじゃ…」

男「っていよいよ退路がねぇじゃねーかー!」

男「ホントのホントにどうすんだよぉ!!!!!!!」

~夜・家~

男「ううっ、アレから女の人に告白しまくって百連敗…」

男「こうなりゃ仕方ねぇ…」

男「妹様、一生のお願いです!」

男「僕の童貞を奪ってはくれないでしょうか!!!」

妹「えぇ!?お兄ちゃん、やっぱり童貞だったの!?」

男「ううっ、見えはっちまった…。スマン…」

妹「べ、お兄ちゃんのためなら別にHしちゃダメって訳じゃないんだけど…」

男「妹様!!ありがとう!!」

男「今日からオレはお前の奴隷だ!好きに使ってくれ!!」

妹「───ダメなのよ…。」

男「え!?さっきOKって…」

妹「素人童貞はダメって今日言ったよね?」

男「言ってたな。それが何か?」

妹「魔法使いになる条件は童貞であるという心の負い目…。だから素人童貞では結局、童貞になっちゃうの…」

妹「お兄ちゃんはホントに私のことを異性として見てくれる?」

男「な!?」

───────妹「ふぇぇ、お兄ちゃん転んじゃったよぉ」

男「妹、大丈夫か!?」

───────妹「ふぇぇ、お兄ちゃん犬が怖いよぉ」

男「俺が守る!安心しろよ」

───────妹「ふぇえ、誕生日プレゼントだよぉ」

男「オレからお前へのプレゼントだ。大事にしてくれよ」




男「─────無理だ。やっぱりお前はオレの大事な妹…」

男「お前を異性としては見られない…。異性じゃない!妹なんだよ!!」

男「オレのたった一人の大事な妹だ…」

妹「お、お兄ちゃん…」ポッ

ピンポーン

???「失礼しますよ~」

妹「はっ!お兄ちゃん、童貞検査よ!」

妹「このままじゃ処刑される!逃げてお兄ちゃん!!」

男「────絶対にまたこの家に帰ってくるからな…」

妹「うん…。お兄ちゃんが約束を破ったことないもんね」

男「あぁぜってぇ帰ってくる!」

妹「うん…!」ポロッ

~外~

ブーブーブー

男「ん?友からの電話か」

友「いよぅ、男ちゃん元気かーい?」

男「わりぃーがこっちはたてこんでんだ!話なら後に…」

友「その焦りよう。もしやと思ったがやっぱりお前童貞だったの?」

男「ぐっ、そーだよ!童貞だよ。わりぃーかよ!」

友「ネタだと思ってんだけどな」

友「よし!なら今から俺んち来いよ」

男「いいのか?」

友「水くせぇな。オレとお前のなかじゃねーかよ!」

男「────すまねぇ」

~友の家~

男「わりぃーな、友」

友「なぁに、友人を見殺しにした日にゃ飯もロクに食えやしねぇよww」

男「サンキューな!」

友「まぁ温かいお茶でも飲んでゆっくりしてけよ。これからのことはそれから考えよう」

男「おう」ゴクゴク

男「?」クラッ

友 ニヤァ

~少し前~

テレビ「○○町の魔法使い予備軍の童貞が逃げ込みました!付近の皆様はくれぐれも童貞にご注意下さい!!」

テレビ「また国はこの逃げ出した童貞に懸賞金5000万を───」

テレビ「なにが情報が有りましたすぐに警察への通報よろしくお願いします!」

友「────こいつは男じゃねぇか!」

友「フフッ…」

男「──友…」ヨロッ

友「わりぃーな。恨むなら己の童貞を恨めよ。男ちゃーん!!」ニヤニヤ

男「────お前」ドテッ

友「さぁて通報だ!5000万円ゲットぉ!!!」

友「さーて通報、通報っと。ちっスマホの充電きれてんじゃねーか」

固定電話ブルブルブル

友「童貞を捕獲しました!場所は○○です!」

友「さぁーて、あのクソったれの童貞の寝顔でも記念撮影でもしようか」

友「!?」

友「消えやがった!?まさか二階から!?あの睡眠剤の量だぞ!!」

男「うぅ、眠気が…」

男「どこまで逃げられる?」フラフラ

男「オレは死ぬわけにゃいかねーんだよ…」ヨロッ

男「くそったれ…」ドテッ


~数時間後~

警察「いたぞ!童貞だ!!!」

警察官ズララ!!!!

男Zzz

警察「こいつが童貞で間違いないな」

魔法使い「へへっ、間違いねぇよ旦那ァ」キィィィン

魔法使い「それよりこれでホントに恩赦を受けられんだろぅな?」

警察「あぁ、我々に協力すれば晴れて君は無罪。君の首についている爆弾も取り除こう」

警察「さぁ魔法使い。こいつに処刑を」

魔法使い「へへっ、恨みはねぇが死んでもらうぜぇ」キィィィン


ドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!

魔法使い「へへっ、少しやり過ぎちまいしたねぇ旦那」

警察「やり過ぎくらいがちょうどいい。死体を確認次第、次の童貞狩りに行くぞ」

魔法使い「やれやれ人使いの荒い旦那ですねぇ」

モヤモヤモヤ

警察「貴様!?」

魔法使い「何故、生きている?」

魔法使い「この童貞力…。まさか目覚めたというのか…。魔法使いに!!!!」

警察「ばかな!?」

男 カッ!!!!!!!!

警察「くっ!皆、撃て!撃ちまくれ!」

警察官たち  ドドドドドドドドドド!!

男「──────童貞魔法其の一『全身勃起』」

カキキキキィィィン!!!!!

警察「全弾、弾いただと!?」

男 ニャ

男「───まだだよ」

男「童貞魔法其の二『賢者TIME』」

警察官たち「うわぁ、なんでこんなことしてんだろ。オレ帰りますわ」

警察「貴様ら何をやっとるんだ!?」

魔法使い「あの男の魔法でしょうねぇ…」

男「童貞魔法其の三『床オナ』」

警察官たち「ぐわぁ!体が地面に!こ、こすれりゅう~///」 ドピュ


男「童貞魔法其の四『夢精・ドリームバースト』」

警察官たち「ムニャムニャZzz。うっ…」ドピュドピュ!!!


男「────いい夢みれたかよ」ニャ

男「───童貞魔法其の五『催眠オナ』」

双子の声『『いらっしゃーい!!』』

警察官たち「こ、声は!?ひゃい、言うとおりにしましゅう///」ドピュドピ



警察「これは!?」

魔法使い「────あっしが出やしょう」

男「やっと本丸が出てきやがったか」

魔法使い「へへっ、互いの童貞力を競うとしやしょう」

男「ほう、魔法使いの力は童貞力の高さ知ってこのオレに挑むか」ニャ


魔法使い「へっへっ、童貞魔法『皮オナ』!」


男「童貞魔法其の六『亀頭オナ』」


カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い「へっへっへ」ドテッ…

男「さぁて残りはお前一人だな」ギラッ

警察「お、覚えてろよぉう」ドピュ!!

男「あとはケジメをつける奴が一人」


~友の家~

友「き、貴様まだ生きて!」

男 スタスタ

友「や、やめろ!やめてくれ!」

男「童貞魔法其の七『ED・不能』」

友「ぐわあああああああ!!!!」シナッ… ポロン

男「──命はとらないでおいてやる。タマは取ったがな」ニャ

~一ヶ月後・山の方~

男「さぁためにためたこのオレの魔法を受け取れ!!!!」

男「童貞魔法其の九十九『童帝』」

オオオオオオオオオォォォォ!!!!!!

~外国~

プレイボーイ「オーマイガ!!童貞になっちまった!?」

プレイガール「キャ!ダーリンが童貞に!!」

~日本~

いろんな人「俺が童貞になった!?」

たかし「────やりがったな、あいつ」ニャ

~男の家~

妹「この童貞力!?お兄…ちゃん?」

お姉さん「うふふ、あなた、童貞?」

男「そ、そんなわけ」

お姉さん「うそ。私には分かるのよ?…ふふ」ジー…

男「あっそんなジッパーを」ボロン

お姉さん「あらっ…!?…と、とても大きいわね、これで童貞なの?勿体無いわよぉ?」

男「うぅ…」ビンビンコ

ってのかと思ったのに

─────世界は童貞に包まれ魔法使いは激増した。そのため世界は童貞よりの世界になったのだ。魔法使いの処刑制度は撤廃されたのだった。


~数日後~

男「ただいま」

妹「おかえりなさい…。お兄ちゃん…!」ポロッ

男「これから何かと物騒になるかもしれんがオレが妹を守るよ。絶対に!」

妹「うん!うんっ!」ポロポロッ

~数年後~

解説者「さぁ魔法使いバトルロワイヤル開催だぁ!!」

解説者「優勝賞金10億円と『童帝』の称号を手にするのはだれだー!?!?」

解説者「もちろん本命はこの人!童貞の始祖『男』だぁああ!!!」

ドワァアアアアアアア

妹「お兄ちゃん、がんばってー!!」

男「────あぁ行ってくる!」

たかし「お前とやれるときが来るとはな」フッ

実況「勝つのは一体だれだー!?!?!?」

カッ!!!!!!!!!!!!!!!!


              完

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月21日 (月) 18:04:52   ID: sYFLNp3p

くだらねぇwwwww

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