P「プロデューサーグッズ始めました…」(380)
<アリアトッシター!
P「さて確認っと…」
小鳥「なんですかそれ?」
P「ああ、今度のライブで出すアイドルグッズの見本ですよ」
小鳥「あー、完成したんですかそれ!」
P「ええ、新しい写真とかいっぱい使いましたから結構いい感じなんじゃないかと」
小鳥「はやく!早くあけてくださいよ!」
P「はいはい、ちょっとまってくださいね」
P「…はい、ご開帳~…は?」
小鳥「!?」
P「…俺?」
小鳥「………まさか」
P「…なんで俺の顔が印刷された団扇が…」
P「…また社長とかがおもしろがって入れたのかな?」
小鳥「あ、あはは…」
P「まさか全部俺のってわけじゃないでしょうしね、気にせず確認していきましょう」
………
P「全部俺のグッズでしたね」
小鳥「ええ、まったく」
P「団扇やポストカード、果ては抱き枕からちょっと口には出したくないものまで」
小鳥「…しゃ、社長ですかねー!?」
P「でしょうか…ちょっと連絡とってみます」ケイタイトリダシポパピプペ
P「…あ、お疲れ様です。ちょっと今度のグッズのことでお聞きしたいことが…」
小鳥「…まさか、私やっちゃった?」
一ヶ月前
小鳥「あなたのっ噛んだ~小指がっ痛い~♪」
小鳥「ふぅ、なんとか書類整理も終わり…お?」
小鳥「この書類は…こんどのグッズの奴ね」
小鳥「ふむふむ…団扇…写真…タオル…なるほど、結構あるわねー」
小鳥「律子さんのもでるのね、ふむふむ…これは結構な量ね…」
小鳥「あ、予備欄があるわ…これ、たぶん確認済みの書類よね?」
小鳥「…ふふ、ならちょっと暇つぶしに…」
小鳥「………」キュッキュッ
小鳥「ふふ、プロデューサーグッズも追加っと…」
小鳥「これでよしっ!…本当にプロデューサーさんのグッズとかできないかなぁ…」
小鳥「…あ、そういえばお茶菓子が切れてたんだったわ!買いに行かないと!」
<ガチャ
………
<ガチャ
律子「ったく…私としたことが、書類のファックスを忘れるなんて…」
律子「気が抜けてたのかしら?…忙しいのも困るわねってのは贅沢か」
律子「確認はもうしてあるからあとは送るだけっと」ピーフョロロロロロ
律子「…これなんで私のグッズまであるのかしら…まぁたしかにまたライブにはでるけど」
律子「…ってこんな時間!?直ぐにでなきゃっ!!」
律子「ファックスよし!次の書類も…持った!」
律子「行ってきますっ!」
<ガチャ!
………
……
…
小鳥「(…まさかあの書類がまだ送ってなかったやつだったりして)」
小鳥「(でもそうとしか考えられないわよね、注文したものと一緒だもの)」
P「はぁ…電話終わりました」
小鳥「しゃ、社長はなんですって!?」
P「それが…身に覚えがないって」
小鳥「それはそうでしょうね…」
P「?…それで、一応経費を使ってるしなんとかして捌きたまえ!と…」
小鳥「…これを?」
P「え、ええ…でもこんなの会場で売れないですし、ホームページでも…ねぇ?」
小鳥「あ、あはは…どうでしょう…」
P「今思えば、なぜかみんなの撮影のときになぜか俺もジョークってことで撮られたんですよね」
P「あれがこれの素材になったんだろうなぁ…どうしようこれ」
小鳥「ど、どうしましょうねー…あは」
P「社長からは捌かないと全部買い取ってもらうって言われちゃったし…うーむ」
小鳥「…だ、だったら!売って見たらどうでしょうか!?」
P「え?これをですか?…って言ってもどこで」
小鳥「ここでですよ!ここで!」
P「…ここというと事務所ですか?」
小鳥「そうです!ほら、アイドルのみんななら買ってくれるかもしれませんよ?」
P「えぇー…いくらなんでもこんなの買わないでしょう…そのへんのイケメンアイドルのグッズならまだしも」
小鳥「じゃあ、これ買い取るんですか?結構な量ですけど」
P「それを言われると…でもなぁ~」
小鳥「だったらやってみましょうよ!ね?」
P「…まぁ、やるだけならただですしね、わかりましたやってみましょう」
小鳥「ふふっ、売れるといいですね?」
P「こんなの誰も買わないと思いますけどね…」
小鳥「(明日は現金をたくさん持ってこなきゃ…朝一で買占めよっ!!)」
小鳥「ぐふ…ぐふふふふ…ふふっ…おほ…おーっほっほっほー!!!」
P「…女性がそういう笑い方しちゃいけないと思いますよ」
翌日
P「…うん、これで設置はいいかな?」
P「事務所の一画を勝手に借りちゃったけど…結構数あるんだよなこれ」
P「…ま、やるだけやるか…売れるとは思えないけど」
<ガチャ!
春香「おはようございまーす!」
P「おはよう、春香」
春香「おはようございますプロデューサー…さん?」
春香「…なにかお店でも開くんですか?」
P「あー、んーっとだな、この看板をみてくれ」
春香「プロデューサーグッズ始めました?」
P「ああ、そういうことなんだ、なにか買っていくか?」
④
春香「ぷ…プロデューサーグッズってその…」
P「ここにあるそうだな、俺の写真が印刷されてる団扇とか、ポストカードとかだ」
春香「あー、私たちのライブとか物販で売っている物のプロデューサーさんヴァージョンってことですね!」
P「飲み込みが早くて助かるよ…なんの手違いかわからないけど俺のグッズが届いちゃって」
P「すぐに連絡して止めてもらったけど今ここにある分はどうしようもなくてな」
春香「あはは…なるほど、じゃ、じゃあちょっと見させてもらいますね?」
P「ああ、とくにおもしろくもないと思うけどよかったら見てってくれ」
<ガチャ
千早「おはようございます」
P「お、千早か、おはよう」
春香「(なにこれなにこれなにこれ!私の望んでいたものがこんなに!)」
春香「(お財布は…ううっ…心もとない…全部欲しいのに…)」
千早「春香?なにを屈んで…!?」
P「ああ、よかったら千早も見てってくれよ」
千早「これは…一体?」
P「俺の…グッズ販売?」
千早「…なにをやっているんですかあなたは」
P「俺もなにをしてるかよくわかないよ…」
春香「うわぁー!可愛いー!ちっちゃくデフォルメされたプロデューサーさん!」
P「…で、デザイナーとか通しちゃってるのかな…料金表があったから見ておくか」
千早「春香」
春香「あ!千早ちゃん!見てみてこれ!可愛いよね!」
千早「…そうね、可愛いと思うわ」
春香「おお…千早ちゃんが素直に認めるってことはすっごい可愛いんだねこれ!」
千早「…どういう意味かしら?」
春香「うそうそ!ほら千早ちゃんも見よ?」
千早「ええ、どんなグッズがあるのかしら…」
春香「クリアファイルとかもあるね」
千早「T…Tシャツ…これ…いいわ」
春香「結構あるなぁ…どうしよう本当に」
千早「…私は決めたわ」
春香「どれ買うの?」
千早「えーっと…このTシャツ、こっちとこれを」
P「え?まじで買うのか?」
千早「…いけませんか?」
P「いや、いけなくはないけど…いるか?こんなの」
千早「…ど、どうせ私が買わないと売れないでしょうから、私くらいは買ってあげようと思いまして」
P「そ、そうか…いやそうなんだけど改めて言われるとちょっと…」
千早「あっ!いや別にプロデューサーが嫌われてるとかそういうことではなくっ!」
P「まぁ…千早が買ってくれるならそれだけで十分かな?ありがとう千早」
千早「っ!!…え、ええ…問題ないです、いくらですか?」
P「…Tシャツだと…1着3000円になります」
千早「…これは高いのでしょうか?」
P「どうだろう…たぶんライブの物販と一緒だと思うけど」
千早「(高かろうが安かろうが買いますけど)」
千早「じゃああと…このポスターとポストカードセットお願いします」
P「か、買うな千早」
千早「…1万円くらいなら今持ってましたので」
P「ポスターが3000円で…カードセットが2000円だから…シャツが2着で」
P「合計1万1000円です」
千早「はい、これで」
P「ぴったりいただきました…本当にこんなの買ってよかったのか?」
千早「わ、私が買わないと売れ残りますからね、ただそれだけです」
P「…ありがとう千早」
千早「ふふ、気にしないでください、こっちも…ふふふ」
P「…?」
春香「うう…結構買うなぁ千早ちゃん…私…うーん…」
千早「は、春香?私あっちで待ってるからゆっくり見てていいわ」
春香「ごめんね千早ちゃん、優柔不断で」
千早「いいのよ、ポストカードの確認をしているわ」
春香「うーん…このPチャームストラップは欲しいし…でもこっちのフィギュアもいいなぁ…」
千早「ポストカードにはどんなのがあるのかしら…」ペリペリ
千早「!?」
千早「(ぷ、プロデューサーの…上半身裸でバラをもってポーズをとってる写真!?)」
千早「(ほかにも笑顔のドアップっ!!こっちは恋をはじめようポーズ!?)」
千早「…ふふふふふふっふふふふ、これで1ヶ月は戦えるわね…ふふふ」
P「…なんだか千早がにやけてる…なにかいいことでもあったんだろうか」
春香「うう…お金さえあれば…」
<ガチャ!
真「おはようございまーす!」
雪歩「おはようございますぅ」
P「二人ともおはよう」
春香「おはよー!」
真「春香なにみてるの?ってうわっ!なんだこれ!」
雪歩「ぷぷぷプロデューサーがいっぱいですぅ!!」
P「…グッズ買う?」
真「どういうことですか?」
………
雪歩「なるほどぉ…それでグッズを…」
P「そういうことなんだ、まぁよかったら買ってくれよ」
真「へへっ!じゃあ遠慮なく見させてもらいますね!」
P「見るだけならただだしどうぞ」
真「…うはっ!抱き枕!」
雪歩「いくら!?」
真「よ、4000円…結構するなぁ…」
P「値段を決めたのは俺じゃないからな!?」
雪歩「でも欲しいですぅ…スーツで寝てるプロデューサー…」
真「これ裏面はどうなってるんだろう…ぶっ!!」
雪歩「真ちゃん?どうしたってきゃああああああああ!!」
春香「ど、どうしたの!?」
P「なにがあったのさ」
雪歩「ここここれ!!」
P「ぶふぅ!!!!!」
春香「…は、裸のプロデューサーさんだね…うん」
真「だ、大事な部分はなぜか765プロのあのロゴで隠されてるけどね…」
春香「こ、これは…すごいね」
P「なんだこれは!?こんなの撮った覚えないぞ!」
小鳥「へくちっ!!…うう、早く列減らないかな…あ、そういえばこの前つくったコラ画像USBに移さないと…ばれたら終わるわ」
春香「あ…あはは…いろんなものがあるね…本当に」
雪歩「プロデューサーの裸プロデューサーの裸プロデューサーの裸プロデューサーの裸プロデューサーの裸プロデューサーの裸」
真「…これ!買います!!」
P「え!?」
真「ここここんなのほかのアイドルに渡したらだめですよ!!悪影響ありまくりですよ!!」
P「たしかにそうだけど…いやこっちで処分」
真「だめですっもったいない!!いや僕が処分します!!」
P「処分するなら買わなくても」
真「買いますっ!!はい4000円!!はい買った買いましたよ!?」
真「じゃあ僕あっちでテレビ見てますから!じゃ!」
P「あ、おい真!?…はぁ…いいか、売れたし…」
春香「(私もほしいなぁ…)」
雪歩「プロデューサーの裸ぁ!!私も買いますぅ!!」
P「ごめん雪歩、あれ1点物なんだ」
雪歩「…マコトチャンチョットオハナシシヨウカ」
<ムハムハスーッ!!ウワーカッテヨカッタッ!!
<…ソレモカエバヨカッタワ
雪歩「………」
春香「雪歩!?無言でスコップ構えるのやめよう!?ね!?」
雪歩「………ほかにはどんなものがあるんですか?」
P「あ、ああほかにだと…そうだな、タオルとかキーホルダー小物が多いぞ」
春香「缶バッチとかもありますねー…本当に物販みたい」
P「まぁ…一応業者製だしな」
雪歩「…!?これかいますぅ!!」
P「お、決まったか…ってこれ…」
春香「なんですか?なにか液体が入ったビンのようですけど」
雪歩「ぷ…プロデューサーの臭い液…」
春香「oh…」
P「…な、なにに使うんでしょう雪歩さん」
雪歩「あ、あの私男の人が苦手ですから!に、にに臭いから克服していこうかと!!」
P「…それ訓練になるんだろうか」
雪歩「なりますぅ!!いいからお値段おしえてくださいぃ!!」
P「えっと…1万円だな」
雪歩「思ったよりも安いですぅ!はい1万円です!!」
春香「や、安くないですよね?」
P「う、うん…あ、確かにいただきました」
雪歩「えへへ…真ちゃ~ん」
真「なに雪歩?この抱き枕なら貸さないよ?僕のプロデューサーなんだからっ!」
千早「私も買えばよかったわ………でもこの写真があるからいいわね、ええ」ペロペロ
雪歩「…ここに、プロデューサーの臭いのする液があるの」
真・千早「!?」
雪歩「これを…抱き枕にかけたら…わかるよね?」
真「雪歩…まさか」
雪歩「…抱き枕貸してくれたら、これ…かけるよ?」
真「よしきたっ!!」
千早「萩原さん、私のこのTシャツにもかけてくれるかしら?5000だすわ」
<キャッキャ!
P「なんか…あっちはにぎわってるな」
春香「そうですね(私もあとであれなにかにかけてもらおう)」
<ガチャッ
響「ハイサーイ!」
貴音「おはようございます」
P「おはよう響、貴音」
春香「おはよ~ふたりとも」
響「今日も寒いぞ…お?」
貴音「これはまた…面妖なことを」
P「はは、たしかに面妖な光景だな…グッズなんだけど、見ていくか?」
響「グッズ?プロデューサーのか?」
P「ああ、じつはだな…」
………
貴音「なるほど、つまり買い占めればよいのですね」
なんだいつもの765プロか
P「貴音!?」
貴音「冗談ですよ、買占めができるほど私も銭を持ってはいませぬので」
響「お金あったら買占めするんだ…」
貴音「では、すこし拝見させていただきます」
P「おお、ごゆっくり…」
貴音「…なるほどなるほど…品揃えは豊富ですね」
響「へぇ…ギャグにしては結構手が混んでるね!」
P「ギャグじゃないけど…いやギャグみたいなものか」
響「…ごちゃごちゃあるからどこになにがあるのか…うわ!写真集まである!」
春香「本当!?あ、最初の10ページ見れるね」
貴音「見本というものでしょう…どれ」ペラ
響「…うわ、結構きわどい」
春香「うん…結構筋肉あるなぁ…うーんこれも欲しい」
貴音「…美味しそうです」
P「貴音さん!?」
響「いつの間にこんなの撮ったんだ?まさか…自分で…」
P「違うわ!この前の撮影で…ジョークだって言われてたんだけどなぁ…」
響「さすがにそこまでナルシストじゃないよね…うん」
春香「…も…もっこり…」
P「なにを見てるんだ春香、やめなさい」
響「じ、自分これ買おうかなぁ~」
P「え!?」
響「い、いやほら!ポーズの研究とかに!」
P「それならこんなのよりレッスンで」
響「じ、自分完璧だからな!自主練も欠かさないんだぞ!?」
響「やっぱり参考があると違うからな!うん買おう!いくら!?」
P「えっと…写真集は…5000円だ」
響「結構するね…はい、5000円」
P「はい、たしかに」
響「ハム蔵の餌代がちょっと減っちゃったけど…これは大きな成果だぞ…えへへ…」
ハム蔵「今までお世話になりました」
ハム蔵「ちょっとカメラ止めろ」
響「…さっそく見なきゃ…」
P「響…自主練習はすばらしいけどあれを見ながらやらなくても…」
貴音「あなたさま、これは」
P「ん?ってなんだこれ」
春香「プロデューサー監修!あの四条さんも満足!特製765らぁめんセット?」
P「俺こんなの監修してないよ…」
春香「あ、あはは…グッズってそういうところありますよね…あはははは…あんまり突っ込まないでおこう」
貴音「………」
P「貴音?」
貴音「あなた様」
貴音「あるだけ持ってきてください、すべて買います」
P「…全部?」
貴音「ええ、すべてです」
P「…在庫どのくらいあったかな…」
貴音「…いざとなったらこの身で支払いますのでご安心を」
>>60
>貴音「…いざとなったらこの身で支払いますのでご安心を」
???「その言葉が聞きたかった(ハァハァ」
春香「(その手があったか)」
P「いやそれはお断りだけど…はい、12セットあったよ」
貴音「いくらになりますでしょうか」
P「一セット1000円だから1万2千円だな」
貴音「少々、足りません…」
P「あー…なら」
貴音「やはりここはこの身を使い」ヌギヌギ
春香「わー!わー!足りない分は私がだしますから!」
春香「はい!これで足りますよね!?はいしゅーりょー!お会計おわりでーす!!」
貴音「…かたじけない」
P「いいから服着なおして、いろいろ見えそうだから」
貴音「これは失礼」
春香「プロデューサーさんも!だめですよお金の代わりにその…体を求めたりしちゃ!」
P「俺か!?」
貴音「…ふふ、ではあなた様、それはまたの機会に………らぁめん♪」
春香「…ふぅ、あぶなかった」
P「はは…なんだろう、貴音に攻められるとこうなんか受身になっちゃうんだよな」
春香「むむむ…真の敵は美希じゃなくて貴音さんかも…」
<ガチャ
亜美「おはおは~!」
真美「おはだよ~!」
P「こら、ちゃんといいなさい」
春香「おはよう、二人とも」
亜美「おは~!ってなんだかおもしろそうなことやってるじゃん!」
真美「…なにこれ?」
P「えーっと、俺のグッズ?」
亜美「えぇー!?兄ちゃんついにしょっけんらんよーしちゃった?」
真美「しかも自分のグッズ…兄ちゃんナルシスすぎっしょ→」
P「俺が自分で作ったんじゃないわ!あのな…」
??「やよいっちは貧乏だから買えないっしょ→」
亜美「なるほど…じゃあ亜美もなにか買っちゃおうかな!」
真美「あ!なら真美も!」
P「欲しいのがあればどうぞ」
亜美「うーん…ってもこんなの買っててパパに見られたら…ちょっちまずいよね」
真美「…兄ちゃん解剖されちゃうかも」
P「…小物にしてね」
亜美「んー、じゃあ亜美これでいいや」
P「…CD?」
亜美「うん、これならばれても番組の企画で作ったって居えそうだし」
P「…これなにが入ってるんだろう」
亜美「聞いてみようよ!ちゃんと買うからさ!」
P「お、おう…えーっとじゃあコンポに…セットと」
亜美「なにが入ってるんだろう?」
春香「CDだから歌じゃない?」
P「じゃあ流すぞ」カチッ
<テレレレンッあーいーしってるっ愛しってるっいつか未来で~♪
P「!?」
春香「あ、これジュピターの歌だ」
真美「歌ってるの兄ちゃんだけどね」
P「え、いやなにこれ!?」
亜美「兄ちゃんが収録したんじゃないの?」
P「するわけないだろう…カラオケでたまに歌うことはあったけど」
<ゲッチュッ☆
P「うるせぇ!!」カチッ
亜美「えー!もうちょっと聞こうよ!」
P「あとは一人で聞きなさい、頼むから?」
亜美「むむむ…いいもん、コピーしてみんなに配布してやるから」
P「やめて!本当にやめて!」
真美「兄ちゃん、真美も買うの決まったよ」
P「お、どれだ?」
真美「…こ、これ」
春香「またCD?」
P「…これも聞くのか?」
真美「い、いい!聞かなくていいから!」
P「そ、そうか…じゃあCDは1枚1200円だな」
亜美「はい、じゃあこれで!」
真美「…はい」
P「たしかに」
亜美「おーい!みんなー!おもしろいもの買ったよー!」
P「亜美!!」
真美「…えへへ」
春香「真美真美、そのCDどんなCDなの?」
真美「…な、内緒にしてね?」
春香「うん、内緒ね」
真美「…プロデューサーとラブラブCD:遊園地デート編」
春香「…真美、それコピーさせて、お金払うから」
真美「…だめっ!これは真美だけで楽しむからっ」ダッ
春香「あっ!真美!!…うう…買っておけばよかった…」
P「はぁ…散々な目にあった…なんでPVが入ったDVDも付属してるの…しかも俺がカラオケで踊った奴」
春香「あ、あはは…不思議ですね」
<ガチャ!
やよい「うっうー!おはようございまーす!」
あずさ「おはようございます~」
P「ああ、おはようやよい、おはようございますあずささん」
春香「おはようございます!」
あずさ「…あら、これは…」
やよい「お店ですか?」
P「ああ、それは…」
あずさ「なるほど…間違って作っちゃったんですねぇ…」
P「ええ、まぁよかったら見てやってください」
やよい「でもでも!プロデューサーのグッズってなんだか楽しそうですね!」
P「そうか?そう言ってもらえると俺も嬉しいよ」
やよい「その、私はお金がないので…たぶんこういうのは買えないとおもいますけど…」
やよい「み、見るだけならただですよね!」
P「…あ、ああ、いくらでも見てくれ!」
やよい「はいっ!うわぁー!可愛いストラップですー!」
あずさ「あらこっちにはタペストリー、いろいろあるわねぇ~」
春香「抱き枕とかありましたし…売れちゃいましたけど」
あずさ「ちょっと来るのが遅かったわね~」
春香「買う気あるんですね」
あずさ「ふふ、どうかしら?」
あずさ「なにかおもしろいものは…あら」
P「なにか見つけたんですか?あずささうわっ!!!春香!!」
春香「はいっ!やよいは見ちゃダメ聞いちゃダメ!耳ふさいで!」
やよい「はわっ!!は、春香さん前が見えませんよ!」
春香「いいいいから!耳を塞いでね?あとでクッキーあるから!ね?一緒に食べよう!?」
やよい「は、はぁ…わかりました…これでいいですか?」
あずさ「…これは、随分と立派な…」
P「…その、あのですね」
春香「…どうみても…プロデューサーさん…あの」
P「…あれだな」
あずさ「あれねぇ」
春香「あれですね」
やよい「うぅ…なにも聞こえないし見えないです…でも春香さんはいい匂いがしますね!」
P「…ちょっと貸して下さい」
あずさ「は、はい」
P「………」
P「(俺のあれの完全状態とそっくりなんだけどなにこれ)」
P「失礼、どうぞ」
あずさ「そっくりでした?」
P「ええそれはってなに言わせるんですか!?」
春香「っていうかなんでそんなものが…」
P「俺が聞きたいよ」
あずさ「あ、こんなところにスイッチが」カチッ
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
P「………捨てましょう」
あずさ「これ、買いますね~」
P「え?」
あずさ「え?」
うっうー!言い値で買いますよー?
P「いやそんなもの買ったって」
あずさ「私、肩こりが酷くて…これマッサージ器具ですよね?」
P「…たぶんジャンル的には」
あずさ「ふふ、じゃあ買っちゃいますね~」
P「いやでも…」
あずさ「お会計、お願いします♪」
P「いやいやこんなもの買わせるわけに」
あずさ「お・か・い・け・い・お願いしますね?」ゴゴゴゴゴ
P「…1万6千520円です」
あずさ「ふふっ、じゃあこれで」
P「はい、たしかに」
春香「あ、あずささん!?それでなにを!」
あずさ「え?決まってるわよ~」
あずさ「マッサ~ジ♪」
あずさ「(これでご奉仕の練習ね…ふふ、これはいいものだわ)」
春香「…私、プロデューサーさんをすこし見損ないました」
P「…俺はちょっとこの会社にいるのが怖くなりました」
<ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
P「あずささん!見せびらかすのやめてください!!!」
<これ在庫ないんですかぁ!!
春香「えーっと…もういいよ?」
やよい「…なにかあったんですか?」
春香「ううん、なにもなかったの、なにも」
やよい「う?」
春香「やよいはなにが欲しいの?」
やよい「私ですか?そうですね…うう、どれもやっぱり高いです…」
春香「これは?携帯とかにつけるストラップだけど」
やよい「私携帯ないです…」
春香「あっ…」
春香「で、でもやよい携帯は社長からもらわなかった?」
やよい「あれはオシゴトで使うものですからっ!そーゆーのはつけちゃいけないです!」
春香「そ、そうだよね…うん、じゃじゃあこの缶バッチとかは!」
やよい「まだ小さな兄弟ばかりなので…針がついてるものは…」
春香「そ、そうだよねー!危ないモンねー!」
春香「(どうしよう…助けてプロデューサーさん!)」
P「ないから!本当にあれ一つだから!!」
雪歩「隠しても自分のためになりませんよ?」スチャ
千早「早くだしてください、あるんでしょう在庫、早く早く早く」
P「あ、あずささぁん!!」
あずさ「ふふっいいわ~これ~」ヴヴヴヴヴヴヴヴ
雪歩「…早く」
千早「…出せ」
P「ひぃぃぃ」
千早「なんだ、こんな所に隠していたんですね」カチャカチャ
雪歩「でもなんだか小さいですぅ」ツンツン
千早「そうね、あずさのとは別の商品なのかしら?」ツンツン
雪歩「でも、こっちのほうが柔らかくて好きかなぁ」ニギニキ
千早「あっ、なんだか大きくなってきたわ」ニギニキ
雪歩「わっ!さっきのと同じくらいになりましたぁ♪」シコシコ
P「…いっそ殺せ」
春香「プロデューサーさんはだめか…」
やよい「うーん…1000円を越えるのは私の自由に使えるお小遣いを越えちゃうので…」
春香「1000円以下だとなんだろう…」
やよい「あ」
春香「ん?なにか欲しいのあった?」
やよい「いえ!なんでもないです!」
春香「(やよいの目線の先は…あ、プロデューサーさんと同じ手帳、1500円かー)」
やよい「えへへ、やっぱりどれもちょっと手が出ないかなーって!」
春香「そ、そんなことないよ!ほら仕事でお金も入るし、手帳欲しいんでしょう?」
やよい「な、なんでそれを!」
春香「いやぁ…目線で」
やよい「ううぅ…その、あんまりお顔が写ったものは…その、恥ずかしいですから…」
やよい「だったら!私もよく使いますし!お、おそろいの…手帳がいいかなーって…えへへ」
春香「やよい…」
やよい「でもちょっと予算オーバーですね!残念です!」
やよい・・・(´;ω;`)ブワッ
春香「あ、なら私が」
やよい「いえ!春香さんもおなやみのようですし!私はグッズが見れただけでじゅーぶんです!」
やよい「あっちでみなさんと待ってますね?」ダッ
春香「あっ!やよい!」
P「ふぅ…危うく本物をもぎ取られるところだった…」
P「あれ?やよいは?」
春香「いえ…その、あっちでまってるようです」
P「そっかー、やっぱりこんなものいらないよなぁ…」
春香「いや、そういうわけじゃ…いえ、なんでもないです」
<ガチャ
美希「あふぅ…おはようなのハニー」
P「あ、ああおはよう美希」
春香「おはよう!」
美希「今日も寒いの…お布団からでるのがたいへな…の?」
美希「ハニー!なにこれ!なんなの!?なんなのなの!?」
じゃあやよいちゃんにはお兄さんが買ってあげよう
P「ん?いや俺のグッズなんだけど」
美希「ハニーのグッズ!?いつの間にそんなのでてたの…」
P「いや、誤発注でな、よかったら買ってくれると嬉しい」
美希「ハニーのグッズなんて全部買ってあげるの!…って言いたいんだけど」
美希「来るときおにぎりいっぱい買っちゃってあんまりお金ないの…」
春香「………ッシ」グッ
P「まぁ、あんまり高いのは無いし見てみてくれよ」
美希「うわー!ハニーのフィギュアなの!…たかっ!」
美希「Tシャツなら買える…けどこっちも欲しいの!」
春香「これは?」
美希「うーん、ちょっとこれはないかなー…」
春香「ふむふむ…これなんか」
P「…嬉しいなぁ…美希にはちょっと優しく接しよう、うん」
美希「むむむ…全部欲しいの…」
P「そうか?微妙そうなのもあったようだけど」
美希「ハニーのならデザイン的に微妙でもぜーんぶ欲しいの!」
P「そ、そうか…」
美希「でも…お金そんなにないから…これ!」
P「…めざまし時計?100均に売ってそうなもんだけど」
美希「美希もね、これハニーの写真が張ってあるわけでもないし、ただの時計だと思ってたの」
美希「でも…こうやって目覚ましをセットして、時間がくると…」
<おーい、起きろー!朝だぞー!
美希「ハニーの声が出るの!」
P「ほんとだ…ってかいつの間にこんなもん」
春香「しかも音声これだけじゃないんですよ」
<…おはよう、今日も可愛いな
P「…うへぇ」
美希「パッケージには全356種類の音声って書いてあるから…毎日楽しめる!」
これは何か意味があるのか?
それとも本気で一年を間違えてるのか
春香「しかもこれで3000円!安い!」
美希「てなわけでこれ買うの!」
P「ま、まぁこんなんでよかったら」
美希「はいお金!これで毎朝快適に起きれそうなの!」
春香「…あれ?閏年いれたら1日足りませんよね?」
P「4年に一回だし…さすがに」
美希「あ、これ一つだけ録音できるみたいなの」
美希「…ハニー、録音していい?」
P「あー、うんまぁ買ってもらったしいいぞ」
美希「…なら、こう言って欲しいの」
美希「『美希、おはよう』って」
P「そんなんでいいのか?」
美希「うん!だってこれ、365個も入ってるけど…一つも美希の名前を読んでくれてるのは無いの」
美希「でも!この中に一つだけ入ってて、もしそれが聞けたら…さいっこうの朝になるの!」
美希「だからハニー、お願い?」
ああ、かわいい
………
美希「~♪明日から楽しみなのー!」
P「喜んでもらえて俺も嬉しいな」
春香「私もあれにすればよかったなぁ…」
P「そういえば春香は結局選んだのか?」
春香「へ!?あ、いやその…なんだかみんなが選ぶのを見てたら自分も買った気になっちゃって…えへへ」
P「あー、そういうのあるよな」
<ガチャ
律子「おはようございます」
P「おお律子、おはよう」
春香「おはようございます!」
律子「今日はちょっと遅れちゃったわね…ふぅ、さって今日の予定は…ん?」
律子「…なにしてるんですか、これ、散らかして…」
P「あ、いやその…グッズ販売なんだけど」
律子「グッズ?」
やれ臭い、やれバイブと、まったくみんなかわいい
P「っていうわけなんだ」
律子「それでアイドルからお金を取ってゴミを売りつけてると」
P「…そのとおりでございます」
律子「あさっぱらからこんなに散らかして…仕事してくださいよ仕事」
P「面目ない…」
律子「それで?どんなのがあるんですか?」
P「へ?」
律子「だって私が買わないとほかのアイドルがゴミを売りつけられちゃうんでしょう?」
P「い、いやそういうことでは」
律子「だったら私が買うしかないですね、はいどいたどいた、ちょっと見ますから」
P「お、おう…」
春香「欲しいなら欲しいって言えばいいのに…」
律子「春香、なにか?」
春香「いえ、なにも」
リッチャンハカワイイデスヨ
律子「ふむふむ…品揃えは確かに、今度ライブでうちが出すものと被ってる物が多いですね」
P「まぁ…誤発注だし」
律子「私が確認したときはそんなの書いてなかったんだけど…なんでだろう?」
律子「まぁいいや…えーっと…一番いいの…もとい害悪な物は…」
律子「あ、このフィギュアいいですね」
P「あ、ついにそれか」
律子「ついに?」
春香「ちょくちょく目には付くんですけど…高いですから」
律子「高さは…50センチくらい?結構精巧にできてるわね…」
P「ああ、これいくらだろう…5万!?」
春香「さ、さすがに手がでないなぁ…」
律子「はい、5万」
P「え!?」
律子「確かに払いましたから、では」
律子「…開封開封っと、カッターで綺麗にあけないと…」
春香「即決でしたね、律子さん」
律子「当たり前よ、だって今事務所にいるメンバーを考えると欲しいものを今手に入れないと…きっとね」
律子「…間違えたわ、害悪な物を」
春香「もういいですよ?」
律子「………開封するわね」
春香「うーん、見ればみるほどそっくりですね」
律子「ええ、でも私の気になるのはここだけじゃないわ…服よ」
春香「あ、これまさか」
律子「ええ、俗に言うキャストオフできるようね」
律子「では、ひん剥くとしましょう」
春香「わくわく!わくわく!」
P「…あの、できればやめてもらえると」
律子「もうお金は払いましたから、クーリングオフもしませんし、これは私のものです」
律子「なにをしようがなにに使おうが私のかってですけど?」
P「…お、俺あっちで商品まとめておくわ…うん」
律子「どうぞご自由に、ではこちらは…」
春香「ひん剥きましょう」
律子「ええ、ひん剥くわ」
律子「スーツ姿…なかなか服もいい生地使ってるわね」
春香「間接は球体ですけど…なんだか丁寧なつくりですね」
律子「まずは上着…ふふ、ワイシャツ姿ね」
春香「なんだかどきどきしますね!」
律子「…ネクタイを…とれた」
春香「ちょ、ちょっと胸元があいてるワイシャツって好きですよ私」
律子「私もよ、じゃあ…ワイシャツ…取るわね」
春香「はい!!」
律子「………」
春香「………」
律子「…乳首もしっかり着色してあるわね、最高よ」
パーフェクトだ、ウォルター
最高だな
春香「技術の高さに惚れ惚れしますね!」
律子「すばらしいわね」
春香「…じゃ、じゃあ…その」
律子「え、ええ…そりゃもちろん次は…」
春香「ず、ズボン…」
律子「…っ!」
春香「ボクサーパンツ…って焦らしますね、一気におろしてもよかったのに」
律子「楽しみはすこしずつね、いい?おろすわよ」
春香「は、はい!」
律子「………いざっ!」
春香「押して参る!!」
ズサッ!
律子「………」
春香「………」
律子「なんでここだけのっぺらぼうなのよっ!!」
春香「まぁ…そうですよね、普通ここまで脱がしませんよ」
律子「でも完璧な仕事をするなら細部までこだわるべきだと思わないかしら?」
春香「まぁまぁ…バービー人形とかでもここはこんな感じでしたし」
律子「でもっ…そんなのって!製造元に文句言ってやるわっ!!」
P「あ、あの律子さん?」
律子「なんですか!?今忙しいですけど!?」
P「あの、なんだかフィギュアのアタッチメントパーツとか出てきたんだけど…」
律子「貸してっ!!」
春香「ま、まさか!!」
律子「…でてきたわ…R-18用股関節部パーツ」
春香「…やりますか」
律子「…ええ、合体よ」
>律子「ふむふむ…品揃えは確かに、今度ライブでうちが出すものと被ってる物が多いですね」
つまりアイドルたちの臭い液やフィギュア、抱き枕とか型入れしたアレとかが世に出る可能性があるということですね?
律子「えーっと…まず上半身を…引っこ抜いて」
ポンッ!
P「ひぃ!!」
春香「精巧だからなんかこう…本当に引っこ抜かれたみたいですね」
律子「それで…足もひきぬいっっって!」
ポンッ!ポンッ!
P「おう…なんだか足が痛くなったような」
春香「見なきゃいいと思いますよ…」
律子「…っ!よし、はまったわ」
春香「…パンツ、はいてますね」
律子「ええ、履いてるわね」
春香「…脱がしますか?」
律子「…もちろん」
ススススス…
律子「…あぁ…あっ…ああっ!!」
<ちゃんとついてるー!!やったー!やりましたね!
P「なんだかいつもの律子じゃない…」
P「…でも結構売れたなぁ、変なものは大体売れたかな?」
P「…ってか明らかにライブの物販とは違うものまざりすぎなんだよねこれ」
<ガチャ
伊織「おはよう、ごめんなさいすこし遅れたわ」
P「ああ、伊織おはよう」
<あずささんそれ貸して下さい、1日だけでいいので
<すごいよ雪歩!!匂いがしてすごいよこれ!!
<ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ
<すごいわぁ…お尻の造形とか完璧じゃない…
伊織「…これ、どうなってるの?」
P「あ、いや、あはは」
春香「ふぅ…いいもの見た~」
伊織「あら春香おはよう、なんだかつやつやしてるわね」
春香「伊織おはよう、えっとね、こっちこっち」
伊織「なによ?…ってなにこれ」
P「えーっと…グッズ?」
春香「説明するとね…」
伊織「…なるほど、馬鹿ね」
P「…そうなんだけどさ」
伊織「…ってもわりと普通ね、タオルとかサイリウムとかCD、あんまり変なのはないのね」
伊織「アンタのことだからてっきり抱き枕とか自分のフィギュアとか売ってるのかと思ったわよ」
春香「あ、あはは…その」
P「ま、まぁそんなことはいいから!い、いるか?」
伊織「そうねぇ…ちょっと見させてもらうわ」
P「お、おう」
伊織「ふーん、さすがに業者を通してるだけあって見た目はまともね」
やよい「あ、伊織ちゃん!おはよう!」
伊織「あらやよい、おはよう、あんたもこの馬鹿からなにか買ったの?」
やよい「もー!プロデューサーを馬鹿って読んだらダメっていったでしょ?めっ!」
伊織「わ、わかったわよ…それで、やよいはなにか?」
やよい「私?あ、うーんとね…その…ち、ちっちゃなキーホルダー!買ったよ!」
伊織「どのやつ?参考に教えてもらえると嬉しいわ」
伊織「ここからここまで全部」
やよい「へ!?あ、うん…その…」
春香「………」チラッ
やよい「!…こ、これ買ったよ!」
伊織「ふぅ~ん…なるほど、それを選ぶなんていいセンスねやよい」
やよい「うん!そうだよね!やっぱりはるっ」
伊織「はる?」
やよい「…う、ううん!なんでもない!」
伊織「ちなみに、やよいのオススメはどれなの?」
やよい「オススメ?」
伊織「ええ、これだけあればその買ったもの意外にもおすすめがあるんじゃないかと思って」
やよい「なるほど!えっと…じゃあ…その、あの手帳がオススメかなーって!」
伊織「手帳?」
やよい「うん!あの手帳プロデューサーとおそろいで!一番後ろのページにちっちゃくプロデューサーの写真が貼ってあるだけなんだなけど…」
やよい「………」キョロキョロ
やよい「これなら、みんなに見られても手帳だっていえるし!ちょっと恥ずかしくても使えるよ!伊織ちゃん!」ゴニョゴニョ
伊織「…!?べ、別に私には恥ずかしいことなんてなにも無いわよ!!」
やよい「えへへ…だから、私のオススメはあの手帳かなーって!」
伊織「なるほど…わかったわ、あんたも買ったの?」
やよい「あ、その…私は…たまたま持ち合わせがなくて!えへへ!」
やよい「で、でもこのキーホルダー買ったからいいかなって!」
やよい「じゃ、じゃあ私みんなにお茶入れるから!またね!」ダッ
伊織「………なるほど」
P「あー、うん…」
のヮの「………」
伊織「あんた」
P「ん?」
伊織「購入制限とかないわよね?」
P「ああ、ないけど」
伊織「なら買うわ」
伊織「すべて、買うわ。端から端まで、底から天井まで、すべて買うわ」
春香さん涙目ww
P「ぜ、全部!?」
伊織「ええ、なにか問題でも?」
P「いや、結構するぞ?いくら1個単価が安いって言っても…」
伊織「………」ケイタイトリダシポパピプペ
伊織「新堂?来なさい」
新堂「ここに」
伊織「財布」
新堂「はい」
伊織「………これで足りるかしら?」
P「…財布って言うの名のアタッシュケースを開けて見せ付けないでください」
春香「…こ、これいくら入ってるんですか?」
伊織「いくらくらいかしら?」
新堂「このサイズですと3000万ほどでしょうか」
春香「ひぇぇぇぇ…」
P「ま、まじか…」
伊織「それで、足りるの?」
P「た、束一つもあれば…」
伊織「あら、在庫がもっとあるのかと思ったわ」
P「ああ、ここにあるものだけなんだ」
伊織「そう、新堂、このグッズを箱につめて頂戴」
伊織「いい、傷一つつけないで頂戴」
新堂「承知いたしました」
P「あ、手伝います」
新堂「これはご親切に」
P「お、お疲れ様です」
新堂「…可愛いものでしょう?お嬢様も」
P「…あ、あはは…」
伊織「そこ!無駄口叩かない!!」
伊織「あ、これだけは今もらうわ」
伊織「(在庫…二つあってよかったわ)」
伊織「…やよい!ちょっと来なさい!!」
やよい「なに?伊織ちゃん?」
伊織「………その、さっき買い物をしたんだけど」
伊織「間違って同じものを二つ買ってしまったの、だから…そんなもので悪いのだけれども」
伊織「…これ、もらってくれるかしら?いつもの感謝ってことで」
やよい「あ、この手帳…」
伊織「私も馬鹿よねっ!こんなの二つも買っちゃうなんてっ!」
伊織「まぁ、必要なかったら捨ててくれてかまわないわっ!」
やよい「伊織ちゃん!」ギュ
伊織「やよいっ!?」
やよい「えへへっ!本当にありがとう伊織ちゃん!」
伊織「な、なによ!私はただ余ったものをあげただけなんだからね!」
やよい「それでも!ありがとー!大好き!」
伊織「ふ、ふんっ!ま、まぁ私も…その…なによ…す、す……嫌いじゃないわっ!!」
やよい「…もう!そこは好きって言って欲しいかなーって!」
伊織「…そ…そんなの…」
やよい「………」
伊織「………す…す…好きよ…」
やよい「…うん!」
伊織「……~っ!!もう言わないんだからね!!」
やよい「あははっ!でも、プロデューサーさんとおそろいの手帳!うれしいですー!」
伊織「ま、まぁ…私もその…これならあんまり恥ずかしくないしね、うん…」
やよい「あ、でも」
伊織「なに?」
やよい「その…伊織ちゃんと、私と、プロデューサーで…3人でおそろいになって、もっと、もーっと嬉しいかなーって!」
伊織「…そうね、にひひ!あの馬鹿にはもったいないわね!」
やよい「あ!馬鹿ってまた言った!」
伊織「この馬鹿は言っていい馬鹿なのよ♪」
やよい「う~ん、よくわからないけど…えへへ、伊織ちゃん嬉しそうだからいっか!」
中学組は天使ってことが証明されたな
伊織「(それに…買ったグッズは元からあるPコレクションの一部になるだけだし)」
伊織「(ふふ、本当にいい買い物をしたわね…)」
<ガチャ!
小鳥「遅れましたぁ!!!!!」
小鳥「ったく!!なんで銀行にお金を下ろしに言ったら銀行泥棒に遭遇するわ!」
小鳥「どぶにはまるわ雷は落ちてくるわ犬に追いかけられるわ!!なんなの!」
小鳥「プロデューサーさん!グッズください!!100万用意しました!全部買います!」
P「あ、音無さん…おはようございます」
小鳥「さぁ!私にグッズを!!私に癒しを!!」
P「その…グッズなんですけど」
小鳥「はい、早く!ハリー!!」
P「全部、売れちゃいました」
小鳥「………へ?」
P「完売です」
小鳥「…………へ?」
やつはとんでもないものを盗んで行きました。
銀行です。
小鳥「ぐ、グッズは…」
あずさ「ふふ、あ~肩こりにきくわぁ~」ヴヴヴヴヴヴヴヴ
千早「くっ…肩こりなんて…でもこの匂いがついたTシャツ…すばらしいわね」
雪歩「1回100円で匂いつけますぅ」
律子「あ、頼める?」
美希「美希も!」
小鳥「…みんな、買ったの?」
亜美「ぴよちゃん、物販は早さが物をいうんだよ?」
真美「早く帰って聞きたいなぁ…」
響「うわっ…これは…ふむむ…なんくるある…」
貴音「………美味なり」
小鳥「………買ったの?」
P「…ええ」
伊織「…なんか、ごめん」
春香「あ、私も買い忘れた」
小鳥「そ…そんな…わたしの…グッズ…はっ!在庫は!」
P「気が付いて直ぐに連絡をしたのでこれしか」
小鳥「…そんな…そんなのって…ないわ…」ガクッ
P「お、音無さん!?」
小鳥「私の考案した抱き枕…臭い液…フィギュア…バ○ブ…すべて…すべて買われたというの?」
P「残念ながら…え?考案した?」
小鳥「…ひぐっ…えっぐ…」
やよい「お、音無さん!?」
小鳥「やだぁぁぁぁぁ!!私も買いたいぃぃぃぃ!!」
真「ま…マジ泣きだよあれ…」
小鳥「やぁぁぁぁだぁぁぁぁなんなのっぉぉっぉぉぉひっぐっ…」
春香「…わ、私も買いたかったかなーって…」
伊織「…分けようかしら」
P「いや、たぶん買い占めしたことにめちゃくちゃ切れるとおもうぞ…」
<ピンポーン
P「あ、お客さんかな?はーい!」
<ガチャ
SAG○WA「しゃっすっ!!さーせんっす!昨日の荷物で私忘れがありやしぁっ!!!」
P「え?ああ、そうなんですか?」
SAG○WA「させっっす!!これが品になりぃっす!!このたびはしゃせっした!!」
<ガチャ
P「………」ベリベリ
P「…お?」
伊織「なにか来たの?」
P「いや、どうやらグッズの残り物らしいだけど…」
小鳥「!?」
P「あ、ちょうど二つありますね」
春香「じゃ、じゃあ!」
P「その…グッズ、買う?」
春香・小鳥「はいっ!!」
律子「それで、なにがあるんですか?」
P「ちょっとまってな…一つは箱?」
P「もう一つは…あ」
千早「リボンですね」
P「これあれだよ、すこし前に俺がデザインしたんだ」
律子「へぇ~…なんでリボンのデザインなんて」
P「いや、春香がいつもおんなじ柄のリボンだからこう…ほかに似合うのはないかなーって」
P「ノートの端に落書きしてた程度なのに…なんで製品化されてるんだか」
春香「買います!!」
伊織「そりゃ、これはアンタよね」
P「じゃ、じゃあ…その、1000円です」
春香「はいっ!えへへ…早速」
キュッ
春香「似合ってますか?」
P「…うん、我ながらいい出来だ、似合ってる、可愛いぞ!」
春香「えへへ…残り物には福があるってのは本当ですね!」
千早「春香、よかったわね」
春香「うん!」
雪歩「匂いつけますかぁ?」
春香「あ!お願いしようかな!」
雪歩「は~い」
伊織「つけるんだ…匂い」
律子「いい話っぽくなってたのに…さて」
小鳥「………」
P「のこるはこの箱ですけど」
小鳥「…あけてみても、いいですか?」
P「ええ、どうぞ」
小鳥「………」パカッ
小鳥「化粧品のボトル?」
P「…透明のボトルに白濁職のなにかが入ってますね」
小鳥「化粧品かしら?これもデザインしたんですか?」
P「いえ…そんなことしてませんけど…開けてみたらどうですか?」
小鳥「買う前にあれですけど…じゃあ失礼して…」スンスンッ
小鳥「…いか臭い!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」」」」」」
小鳥「………それになんだから粘りもあるようだし…これは完全に…」
伊織「それ買うわ!!言い値でいいわよ!!よこしなさい!!」
律子「いいえ私が!!」
千早「ちょっと!押さないで!!私がっ!!」
雪歩「みなさんどいてくれないと掘りますぅ!!私が買いますぅ!!」
\私が!!自分が!!ギャー!ギャー!/
P「…え?」
小鳥「私が手に取ってるから私のものよぉおおおおおおおお!!!」
小鳥「はいプロデューサーさん!お金!」
P「え?はい、500円たしかに」
真美「やややすすぎっしょ!!真美も!!」
小鳥「もうだめよ!!私が買ったんだから!!」
あずさ「…困ったわね、本当に」
春香「あ、あはは…なんだか私…前座?」
やよい「とっても似合ってますよ?すっごい可愛いですから問題ないです!」
春香「やよいぃ~…ありがとう!」
P「ふ、二人ともとりあえずご飯でも食べに行こうか…」
貴音「私も行きましょう」
P「おう、こいこい」
貴音「あなた様と居られる時間のほうが尊きものと」
P「…いいこだなぁ…貴音」ナデナデ
春香「あ!いいなぁ!私も!」
やよい「で、できれば私も!なにもしてませんけど!」
P「うんうん、とりあえずご飯いこう…ここは危ない」
\ギャー!ンアー!メッ!!ファアアアア!!/
おい美希はどうした
夜 小鳥 自宅
小鳥「ふふ…死守できたわ…」
小鳥「…うふふふふふ…あははははははっ!!」
小鳥「勝った!!音無小鳥2X歳!!人生最大最高の勝利!!」
小鳥「これがあれば…ふふふ、まっててくださいね、二人の愛の結晶は近いですよ」
小鳥「でもそのまえに…」
小鳥「お猪口に…そーっとそそいで…」
小鳥「このとろみ!!」トローンッ
小鳥「…いか臭いわね…ふふ」スンスンッ
小鳥「…さて、やっぱり最初はテイスティングよね」
小鳥「すーはーすーはーひっひっふーひっひっふー」
小鳥「………いざ、実食!!」
小鳥「………甘い」
小鳥「これ、とろみをつけたカルピスね」
小鳥「………計ったなぁあああああ!!だましたなぁああああああああ!!うわああああああああああああ!!!」
春香とやといと貴音のユニット
同時刻 とあるバー
高木「ふぅ…昨日はすこし疲れたよ」カランッ
黒井「ああ、あのあほらしいグッズ企画の話か」
高木「うむ、最終確認で私のところに電話が来たんだがね」
高木「おもしろそうだったから許可してしまったよ!はっはっは!」
黒井「…たまに貴様は私より黒くなるな」
高木「なに、レクリエーションというものだよ」
高木「さすがに業者で作れないものは私がなんとかしたがね」
黒井「そんなものまで用意したのか?」
高木「ああ、さすがに彼の…何の原型とかは私が用意しないとね」
黒井「…どうやって用意をしたのだか」
高木「なに!ちょっと忍び込んでこうっくいっとやれば簡単だよ!」
黒井「私は時々一番恐ろしいのは貴様みたいな奴だと心底思うよ」
高木「はっはっは!彼女たちは楽しんでくれたかなぁ!!」
後日、キレた音無小鳥にしこたま怒られる社長の悲鳴が765プロに響いたとかなんとか
キレた音無小鳥に本物を搾り取るべく襲われそうになったプロデューサーがいたとかなんとか
終わり
乙
さてその後日談をだな
10年たっても、やよいおり、一番好きなのは律っちゃんです、リッチャンハカワイイデスヨ
支援ありがとうございました、ところどころ誤字ごめんなさい
リッチャンハカワイイデスヨ
さぁ少し休んだら後日談を
乙です
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