女「ふふ、来たわ。遂に来たわ!」
女「オタクの聖地もとい私にとっては」
女「エス・ティ・ジー」
女「そう、シューティングの聖地!!」
女「地方のど田舎から受験戦争を勝ち抜いて東京に上京してきた甲斐があったわ!」
――――――――――――――――――――
前日
女「もしもーし、あ、女友ちゃん?」
女友「『ずっとこの時を待っていた… 必ず通話す!』」
女「…」
女友「…」
女友「ちょww女氏、女氏、黙らないでツッコミなさいよ!セセリン乙とかwww」
女「…せせりんおつ」
女友「棒読みなうえに遅いですしおすし」
女友「デュフフwwwところで女氏、引越しオワタ?」
女「無事に引っ越し完了したから女友ちゃんに電話したんじゃない?」
女友「ああ、そうであったでござるかwwwすまんでござるすまんでござる」
女友「大事なことなので二回言いました」
女友「あ、引っ越しおめ」
女「ありがとう女友ちゃん」
女友「新しい新天地はどうでござるか?」
女「うん、前にも言ったけど普通のワンルームよ」
女「いつでも良いから遊びに来なさいよ」
女友「近いうちに凸するでござるよwwww」
女友「引っ越し祝いのキャスパーたんの手作りコスプレを持参してprprしてあげるwww」
女「止めてくださいお願いします」
女友「うはwwwバッサリwwwwww」
女「あ、それでね女友ちゃ」
女友「だが断る!!!!!1!!」
女「えーまだ何も言ってないのに全力で断らないでよね」
女友「フヒヒwwwww」
女「明日、さっそく秋葉原行こうと思ったから女友ちゃんにゲーセン案内してもらおうと思ったのに」
女友「そうだと思って先読みで断ったでござるwww」
女友「残念ながら明日はコスプレイベントで外せないんだお」
女「あら、そうなの?それなら仕方ないわ」
女友「その代わり、お店の行き方は拙者特製のあんちょこメールを送っとくでござるよwwww」
女「ありがとう」
女友「べ、別にお礼言われて照れてなんてないんだからねっ!セルフツンデレ乙wwww」
女「とりあえず明日は一人で頑張るわ」
女友「そこは、ガガガッガンバリマス!だろwww常識的に考えてwwwwwww」
女「」
女友「まあ、その、秋葉原デビューガンガレ!超ガンガレ!」
――――――――――――――――――――
女「…にしても、秋葉原はメイドが多い多いって聞くけど本当に多いわね」
女「秋葉原はメイドで成り立ってるんじゃないのかって言うぐらいうじゃうじゃ居るわ」
女「あそこにもチラシ配ってるメイド居るわね」
メイド「良かったらどうぞ~」
メイド「そこのお嬢様もよろしければお寄りくださ~い」
女「どうも」
女「は?」ピタッ
女「『メイド喫茶STG』?なんなのよこれは!」
メイド「お、あのお嬢様、チラシ見て足止めたわね!私の心の警告音が鳴ってる。脈ありだわ」
ファワワン!ファワワン!ファワワン!ファワワン!ファワワン!ファワワン!
WARNING!!
A HUGE BATTLE SHIP
OJYOUSAMA
IS APPROACHING FAST.
ドン!ファーワァーーーフワァァァァァーーーーーン!!!ツッタンツッツッツツッタタッ!!!
メイド「捕鯨じゃなくて捕お嬢様よ!ボス戦開始!」
メイド「あのぉ、お嬢様、ひょっとしてSTGに興味お有りでございますか?」
女「え、ああ、って私?」
メイド「そうでございます」
メイド「チラシを見て足を止めたので」
女「今からゲーセン行ってシューティングゲームやろうと思ってたから間違ってわないわね」
メイド「(ビンゴ!)」
女「でもこのチラシの見出し酷くないかしら?」
メイド「え?どれです?」
女「『WELCOME TO THE SPECIAL MAIDCAFE』ってケツイ裏のテロップのほぼ丸パクリじゃない?」
メイド「パクリとは心外な!パ、パロディでございますよパロディでお嬢様!」
メイド「でも、このパロディが分かるとはお嬢様はかなりケツイを嗜まれておられてる様子」
メイド「しかし残念ながら…」
メイド「当メイド喫茶にはケツイ裏突入出来るメイドはおりませんがケツイ愛に溢れるメイドばかりです」
女「な、なるほど納得出来ないけどケツイ愛があるなら許してあげるわ」
メイド「お嬢様ありがとうございます」
メイド「お嬢様、STGに理解あるようなのでもし良かったらゲーセンに行く前に」
メイド「『ウォーミングアップ』として」
メイド「当メイド喫茶にてSTGが好きなメイド達と談話などいかがでございましょう?」
メイド「かの名作グラディウスだって電源立ち上げると『ウォーミングアップ』されてますし」
メイド「ゲーセンでのSTGが捗ること間違いなしでございますよ」
女「ごめんなさい。私メイド喫茶とか興味ないわ」
メイド「(うわああああバッサリ断られたああああっっっ)」
女「悪いけど他の人当たってもらえるかしら」
メイド「畏まりました。お嬢様に良い弾幕が訪れますように。では」
メイド「あ、お嬢様、最後に一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」
女「どうぞ」
メイド「どこのゲーセンに赴かれられるのですか?」
女「秋葉原のゲーセンでもSTGの台数が多いとされるH店よ。それがどうかしたかしら?」
メイド「ああ、やっぱりでございますか」
メイド「H店は今日は止めた方が良いかと、行くなら平j
女「H店に行くために秋葉原来たのに行くなとは失礼なメイドね!さようなら、ふん。」
メイド「あ… 行ってしまわれたわ……。」
メイド「H店は土・日・祝は午前中なら多少は空いてるのだけど」
メイド「この時間からは激混みでカオスだから止めて、空いてるT店を教えて差し上げようと思ったのだけど」
メイド「どうやら癇にさわったみたい。悪いことしたわ」
女「ふん、なによ!あのメイド!お客の勧誘酷すぎない!?」
女「ゲーセンに行くなとか強引すぎでしょ!」
女「いくら私がSTG好きだからって……」
女「まあ、あれだけメイドが群がってちゃ競争なんだから仕方ないのだろうけど」
女「ちょっと酷いわね。ゲーセンの帰りに面白そうだから寄ろうと思ったのだけど止めたわ」
女「あー止め止め、気持切り換えてH店に行くことに集中よ」
女「うーんと、女友ちゃんのあんちょこメールによると」
女「なになに」
『入口は狭いのでMブックスを目標にすると楽にわかるお』
女「え、それだけ?」
女「秋葉原初めての人間にこれだけの文章とかで探せとか難易度ベリーハードすぎじゃないかしら?」
女「こうなったら電話で聞くしかないわね」
女「女友ちゃんにはコスプレで楽しんでいるところ悪いけど」
女「邪魔をさせてもらうわ」ピッピッピ
プルルルル… プルルルル…
プルルルル… プルルルル… プッ
『やあ、よく電話をかけてきてくれたねぇ』
『伝言は、きみに頼みたいんだ』
『きみならピーっと鳴ったら留守番電話にメッセージを吹き込むことができるよ』
『ほら、しっかり ピィィィーーーーーーー』
女『「ほらしっかり、じゃないわよ!光点ずらしするわよ!まったく」
女「あと、ゲーセンの場所分からないから電話したけど、着信に気が付いたら電話ください」』
ピッ
女「コスプレに夢中でやっぱり電話出なかったわね…」
女「あ、そうだわ」
女「こういう時こそ、向こうから寄ってきてくれるメイドを利用する手はないわ」
樹海メイド「メイドカフェ樹海でーす!どうぞご主人様お嬢様の樹海入りをお待ちしてまーす」
樹海メイド「どうぞ」
女「あのぉ?」
樹海メイド「お嬢様、樹海にお入りですか?」
女「あ、お尋ねしたいお店がありまして」
女「Mブックスと言うお店の場所を教えて頂きたいのですが?」
樹海メイド「(ちっ客じゃないのかよ)」
樹海メイド「あ、でもでも、もしかしたら」
樹海メイド「お嬢様が当樹海に入ってくれたら思い出すかもしれないですぅ」
女「(お店の入店と引き換えにとか性根腐ってるわね)」
女「じゃあ、結構です。お手数をお掛けしてすみません。」
樹海メイド「くはああああバッサリ断られた……」
女「ここらへんのメイドはどいつもこいつも商売根性丸出しだわね」
女「こんなふうに客引きしないとメイドカフェって儲からないのかしら?」
女「秋葉原のメイドカフェはどこも行列が凄いってなんかで見たのだけど」
女「嘘だったのかしら」
女「まあいいわ、そんなこと、それよりもMブックスを探さないと」
女「って、どうせ尋ねるならMブックスじゃなくてH店を直接教えてもらえばよかったわ」
女「よし、電気店の街頭販売の人に尋ねたら親切に教えてくれたわ」
女「信号渡って右に少し歩いたら着くって」
女「おお!ここじゃないかしら?H店って名前出てる!」
女「ふふ、ついにH店に到着したわ」
女「でも、たしかに女友ちゃんが言うように入口狭いし分かりにくいわね」
女「で、女友ちゃんが言ってたMブックスはどこにあるのかしら?」キョロキョロ
女「ちょっとぉ、Mブックスなんて影も形もないじゃないのよ!」
女「女友ちゃんにあとで文句いわなきゃ」
女「ま、いいわ、どうせMブックスなんて行かないんだし」
女「ッッッ!!!!!!!!」
女「こ、これが噂のH店のA級シューターご用達の晒し台の入口モニター」
女「入口に大きいモニターとかインパクトあるわね」
女「しかもプレイしてる人のレベルも高いわ」
女「おお、墓場の羊でリチャージなんて粋なことやるわね」
女「お店に入る前なのに見入っちゃうわね」
女「と言うことは、このプレイをしてる人が実際に居るってことよね」
女「早速、エスカレーターに乗ってシューティングの聖地にゴーよ!」
女「ひゃああああああああっっっ」
女「何、この、人!人!人!の数は!?」
女「そして、設置して並んでる筺体の山々」
女「あ、ありえないわ…田舎じゃこんな風景は」
女「さすがシューティングの聖地」
女「本当に来てよかったわ」
女「え、なにあれ?デススマイルズの四台並びとか」
女「こ、こっちのゲーセンじゃありえない光景…」
女「しかも次は俺の番だ!と言わんばかりに後ろに沢山の人が並んでるし」
女「もしくはギャラリーなのかしら?」
女「それにしても凄い!圧巻だわ!」
女「でもおかしい!」
女「私の知ってるゲーセンはSTGなんて隅っちょに追いやられてて」
女「私ぐらいしかプレイしてないのに…」
女「おかしいわ此処、別次元に迷い込んだみたい…」
女「それと、デススマイルズのデコレーションされた台のギャラリーは特に凄いわね」
女「目立つ場所にギャラリーがひいふうみい~」
女「~って、うそぉ、15人近く居るわ!」
ゴクリ
女「あれが噂の入口モニターの晒し台!!!」
女「ぐあ、眩しすぎるわ」
女「それにしても、あのプレイヤー凄いわね!」
女「あれだけのギャラリーを背にしてプレイにブレがないわ」
女「私だったら緊張してミスしまくりよ、、、」
女「凄い…サイクロプスのキャラオーバーを計算しての回収とか完璧だわ…」
女「私もいつか晒し台でプレイしてみたいわね」
女「地元のゲーセンじゃギャラリーなんて店長ぐらいしか居なかったし…」
女「さぞ、気持良さそうなことでしょうね」
女「ふう、凄いプレイを堪能したわ」
女「地元じゃ他の上手い人のプレイなんて滅多に見れないから」
女「それじゃあ、店内をぐるぐるーっと見て回ろうかしら」
女「それにしても凄いわね」
女「これだけのSTGが稼働してて、しかも8割方台が埋まってるなんて信じられない」
女「!!!!!」
女「うおおお!あれは私が以前から凄い気になってプレイしてみたかった…」
女「…カ、カネコの『CYVERN(サイヴァーン)』じゃないのよ!!!」
女「ま、まさか、こんなにも早くサイヴァーンに逢えるなんて夢のようだわ」
女「しかもドマイナーなSTGなのにギャラリーが5人とかなんなのよこれ」
女「ひょっとしたらこれギャラリーじゃなくてサイヴァーン待ち?」
女「うそ、あり得ない…」
女「いや、あり得なくないわ、私が気に入ったSTGなのだから…」
女「待ちがあって当然のことよ、おほほほ」
女「凄い凄いわサイヴァーン!!!!」
女「他の台に比べて音量も若干大きいしサイヴァーンは優遇されてるわね、ふふんっ※」
※勘違いです(笑)
女「…」
女「……」
女「それにしても見惚れちゃうほど上手いわね、プレイしてる人…」
女「弾速も早いし攻撃も激しいし、ひょっとして2周目かしら?」
女「あの敵の三葉虫みたいなの可愛いわね、わらわら出てきて面白いわ」
女「私も空飛ぶ三葉虫っぽい敵をバッサバサと撃ちまくりたい!」
女「……お、ボス撃破」
女「あ、いいわ、この面の曲、民族音楽っぽいの?最高すぎる!」
女「なにげにメカと民族音楽って相性いいのかもしれない」
女「はぁ、やっぱり予想通りサイヴァーン最高!早くプレイしたい!」
女「…」
女「……」
女「……雰囲気からして最終面かしら?」
女「ゴクリッ」
ドカアァアン!!!!テレレテッテー
女「あ、あっと言う間にクリアなの?エンドロール流れたわ」
女「す、凄いっていうか不覚、、、」
女「ラストの速攻パヤーンのネタバレ見てしまった」
女「まだプレイもしていないのに……」
女「サイヴァーンをプレイしたいけど待ちが多いから今日はパスね」
女「これからはいつでも遊びに来れるのだから焦らなくてオッケーよ」
女「待ってなさいサイヴァーン!必ずクリアしてみせるわ!!」
女「さて、いきなり最高の出会いをして足止めくらったけど」
女「他にも気になるSTGが置いてあるかチェックよ!」
女「むむ、あれは東亜プランのヴイ・ファイヴじゃないのよ」
女「そしてお隣は、セイブ開発のバイパーフェイズワン」
女「私がプレイしたい台ばかり置いてあるとか泣けてくるわ」
女「なんなのよ!このお宝(STG)の山は!まさに天国じゃない!!」
女「ふぅ、なんか息が苦しいわ…」
女「ちょっと興奮しすぎてなのか頭がフラフラする…」
女「ふぅ、こんなにも大勢の人がいるから緊張と人ゴミに囲まれて酔ったのかも…」
女「まだ、一回もプレイしてないのだけど」
女「こんなに客付きが良いなんて予想外」
女「ふぅ、ふぅ…」
女「一旦、外に出て休憩よ!」
女「ふぅ、とりあえず入口晒しモニター前に来たけど」
女「ちょっとここで一息つこうかしら」
女「ここは人通りは多いけど、モニター見てる人少なくていいわね」
女「落ち着いて見れるわ」
女「このプレイヤーも凄いわ。峡谷ルートの弾幕の捌きが格段と上手いわね」
ブブブ ブブブ
女「あ、電話、女友ちゃんかしら?」ピッ
女「もしもーし」
女友「きみに会えてよかった」ピッ
プーップッープッー
女「」
女「電話してきて電話切るとかなんなの女友ちゃんは!」ピッピッピッ
プルルルル プルルッ ピッ
女「もしもし女友ちゃん?なんで電話切るのよ」
女友「いや、だって留守電で女氏に光点ずらしされたから陥落したんだおwwww」
女「あ?、ああっ、なるほどってそういう問題じゃないわよ!」
女友「フヒヒwww」
女友「ところで女氏は目的地のゲセンには無事に着いたかお?」
女「着いたけど、女友ちゃんのあんちょこメールは全く役に立たなかったわよ!!!」
女友「いつから私のあんちょこメールが役に立つと錯覚していた?」
女「」
女友「m9(^Д^)プギャー」
女友「で女氏、今どこだお?」
女「H店の入口の晒しモニターのとこでちょうど休憩中よ」
女友「晒しモニターを鑑賞しながら休憩するシューティング系女子ktkrwwwwww」
女友「あ、そうだ、女氏ついでにMブックスでお買い物頼んでもおk?」
女「な、なんで役立たずのあんたの買い物しなきゃいけないのよ!」
女友「ツンデレキタコレwwww」
女「あとMブックスなんてどこにもないじゃないのよっ!」
女友「そこに上がりのエスカレーターがあるじゃろ?」
女「あるわよ」
女友「その地下じゃ」
女「は?」
女「あら、女友ちゃんの言うとおり地下に降りる階段があるわね。気が付かなかった」
女「でも、降りるの躊躇するくらいのいかがわしいポスターで辺り埋め尽くされてるのだけど…」
女友「こやつめははは」
女友「いかがわしいとは失敬なww神聖な書物を扱うお店ですぞwwwww」
女友「女氏は休憩オワタら二回戦?」
女「いや、今日はH店は止めておくわ」
女友「どしたん?wwwww」
女友「さては、プレイしてたらギャラリーのベガ立ちのイケメン諸氏達に後ろから視姦されまくったとか?」
女友「それとも、メガネ男子率100パーセントの解説君だらけのギャラリーの解説を聞きすぎて発狂とか?wwww」
女「どっちとも違うわよバカっ」
女友「ツンデレ女子のバカっ発言入りましたー!!」
女「怒るわよ」
女友「サーセン」
女「むしろ、私が解説君だったくらいよ!」
女友「マジかお?」
女「上手い人ばかりなのよ!だから解説もしたくなるわ、って解説してたけど心の中で」
女友「デュフフwww拙者も解説プレイをされたいでござるwwww」
女友「でもなんでH店は行かないんだお?」
女「予想以上の混雑ぶりでプレイヤーもギャラリーも凄い多いのよ」
女友「だから私が『土日祝はH店には近寄るんじゃねえぇ!痛い目見るぜお嬢ちゃんげへへ』って言ったじゃない」
女「そんなこと一言も言ってないじゃない女友ちゃん」
女友「Exactly(そのとおりでございます)」
女「今まで快適な空間でのんびりSTGやってきた身だから正直面を食らったわ」
女「人混みだらけの空間や妙なテンションや緊張やらでなんか疲れたのよ」
女友「>>女氏乙」
女「あと実はまだSTGをプレイしてないけど、プレイする気力も今はないわ」
女友「YOUシューティングをプレイしちゃいなよ!」
女「だから今は疲れてやる気ないわよ」
女友「で、ですよね……」
女友「わかったお(小声」
女「えっなに?」
女友「あ、今知り合いのローザさんじゅうななさいからデススマ合わせやるからってお呼ばれしたお」
女「そういえば女友ちゃんコスプレ中だったわね!忙しいところごめんなさい」
女友「絶対に許さない」
女「え」
女「あーうそうそ、今のネットスラングだから気にしなくていいお」
女「コスプレの邪魔したから嫌われたかと思ったわ!紛らわしい」
女友「フヒヒwwwサーセンwwwww」
女友「拙者、コスプレの合わせ終わったらまた電話するお」
女「あ、とりあえず目的は達成出来たから、夜にでもこちらから電話するわ」
女友「おkww把握wwwww」
女友「じゃwwデススマの合わせコスプレ五人でくんずほぐれつしてくるwwwww」
女「コスプレ頑張って」
女友「ゾクゾクするぅ~~」ピッ
女「女友ちゃんコスプレ楽しんでるわね。私もSTGのキャラならやってみようかしら?」
女「それよりこれからどうしよう?」
女「うーん、ちょっと落ち着いてきたけど座ってのんびりしたいわね」
女「嫌なこと思い出したけど、あの最初に会ったメイドの言ったことあながち間違っちゃいなかったわ」
女「現にやりたいSTGはいっぱいあるのに今日はもう行きたくないし…」
女「あの最初の光景のインパクトが強くて、その印象に中てられたのかしら」
女「今度は空いている時にサイヴァーンに逢いに行こう」
女「で、思い出したついでで仕方ないのだけど」
女「座って休憩したいから、あのメイドの喫茶店に行こうかしら?」
女「チラシは捨てなくて良かったわ」
女「んと、どれどれお店の場所はどこかしらっと」
・G店からは徒歩で約五分
・H店、CS店、TRL店からは徒歩で約十分
・T店、J店からは徒歩で約十分
女「お、親切にゲーセンからの行き方が載っているのね」
女「H店からだと歩いて十分」
女「せっかく秋葉原に来たのだから楽しまないとね」
女「あのメイドのメイド喫茶STGにWingleader to the base, wingleader to the base, commencing operation!!!!!っよ!」
女「あーやっぱり蜂シリーズのオペレーターボイスは初代のおっさんボイスが最高だわ!」キリッ
女「こういうときはマネしたくなるわね」
女「地図によるとこの辺りなのだけど?」
女「あ、あのビルだわ!あのビルの三階ね!メイド喫茶STGって看板あるし」
女「早速、突撃よ!あのチラシ配りのメイド居るかしら?」
カランカラーン
メイド「!!!」
メイド「死ぬがよい」
女「しゅばるりっつ・ろんげーなたいさおつ」
メイド「来店早々の棒読みのツッコミありがとうございます」
女「似たような事言う友達が居るから反射的に言っただけよ」
メイド「なるほどでございます」
メイド「そして当メイド喫茶STGにようこそお嬢様!」
女「でも、あんたが居て良かったわ」
メイド「不躾なことを言ったので、まさか来店されるとは思ってもおりませんでした」
女「ま、確かに言われた時はカチンときたわ」
女「でもH店に行ったけどお店の雰囲気に圧倒されて少し居たら疲れて出てきたわ」
女「外出て一息ついたときあんたの言ったこと思い出して、メイドの言ったことも一理あるなと思い」
女「このお店に来たのよ!ついでにゆっくり腰を降ろして休憩もしたかったし」
メイド「そうでしたか!本当にご来店ありがとうございます」
メイド「立ち話もなんなのでお席にご案内致しますね」
メイド「失礼ではございますがお嬢様はお煙草はお吸いになられますか?」
女「未成年だから吸わないわ」
メイド「では、禁煙席にご案内致します。こちらのお席にどうぞ」
メイド「お嬢様、メニューでございます」
女「ありがとう。実際、落ち着くとお嬢様って言葉はなんか恥ずかしいわね///」
メイド「そうでございますか?そのうち慣れますよきっと」
女「それはゲーセンのようにバンバン通いなさいってこと?」
メイド「そうして貰えるとわたくしどもも嬉しいですが」
女「ま、考えておくわ」
メイド「そういえばお嬢様、お昼にお会いした時に渡したチラシはお持ちですか?」
女「チラシ?ああチラシ見て来たから持ってるわよほら」つチラシ
女「ここ来るときにチラシ見ながら来たのだけど、酷すぎないこの文章?」
メイド「どれでございます?」
女「『メイドを越えてメイド喫茶となれ』ってなにこれ?意味分かんないわ!」
女「しかもこれ達人王のキャッチコピー『達人を越えて王となれ』でしょ?」
メイド「詳しいですねお嬢様……」
女「ケツイに続いてまたパクリじゃないのよこれ!」
メイド「だからお嬢様、パロディでございますよ。」
メイド「ご来店されるSTGが好きなご主人様、お嬢様に笑ってもらえるようにと当メイドの気の利いた洒落でございます」
女「気の利いた洒落って聞くとなんか許せちゃうわね」
メイド「このチラシを持参していただくとサービスとして当店オリジナルピザを差し上げますが?」
メイド「お召し上がりますか?」
女「お昼も食べてないし、歩いてお腹ぺこぺこだからサービスのピザ頂くわ」
メイド「ありがとうございます。あと御注文がお決まりになられたらお呼びください」
女「もう決まったわ!レモンスカッシュ頼めるかしら?」
メイド「畏まりました」
女「今店内に流れてる曲ってゼビウスのアレンジかしら?」(ドヤ
メイド「おお!でも半分は当たりでございます」
女「えっ半分?正解じゃないのかしら」
メイド「そうです。実はこれゼビウスのアレンジじゃなくてACスーパーゼビウスのアレンジです」
女「あ、なるほどってこんなの判るわけないじゃない」
メイド「だから半分正解と言ったのですよお嬢様」
女「自信あったのだけど完敗だわ」
女「だけどこうやって落ち着いてSTGの音楽を聴くなんて不思議な感覚だわ」
女「普段はゲーセンの無数の音に囲まれながらゲームやってる訳だし」
メイド「皆様そうおっしゃられますね。STGのBGMを目当てに来るご主人様も多いですよ」
女「なるほどね。ここの良さが少し理解出来たわ」
メイド「あ、なんか嬉しいです。ありがとうございます」
メイド「でも惜しかったでございます。あと、これCDじゃなくてレコードなのですよ」
女「レコードってレコード盤の?」
メイド「そうです。ジャケット見ると1984年の作品ですね」
メイド「あと、古い作品から最新のSTGゲームミュージックまでなら大体揃ってます」
メイド「そしてマニアックな所ではBeepの付録のソノシートの音源もありますので」
メイド「当メイド喫茶STGはCD音源、レコード音源、カセットテープ音源、ソノシート音源と網羅してるので」
メイド「よろしければ、どんどんリクエストしてくださいね」
女「流石はSTGを売りにしてるだけのお店ね!ますます気に入ったわ」
メイド「申し遅れましたがわたくしメイド喫茶STGのメイドのメイド長をしておりますメイド長と申します」
メイド長「今後ともよろしくお願い致しますお嬢様」
女「私は女よ!こちらこそよろしくメイド長」
メイド長「それでは御注文のレモンスカッシュとサービスのピザが来るまでしばらくお待ちください」
女「わかったわ!」
女「それにしても壁にはパネルに入ったポスターだらけね」
女「ネビュラスレイ、デンジャラスシード、フェリオス、バーニングフォース、ナムコのSTGばっかりじゃない」
女「ナムコマニアなお店なのかしら?」
メイド長「お嬢様レモンスカッシュお待たせ致しました」
女「ありがと」
女「ところで見渡す限りナムコのポスターばかり飾ってあるけどナムコ贔屓なの?」
メイド長「実は今月はナムコフェアをやっておりましてナムコのSTG達が主役なのでございます」
女「あ、道理で。店内の音楽もスーパーゼビウスだったし。今はスカイキッドのアレンジね」
女「でも店内のポスターを一通り見たのだけどナムコフェアのくせに私の一番好きな作品が飾ってないわ?」
女「私に対する嫌がらせなのかしらね?ふふっ」
メイド長「その作品、当ててみせましょうかお嬢様?」
女「当ててごらんなさい!おほほほ」
メイド長「ズバリ『エアバスター』でございますよねお嬢様」
女「大正解!お見事よ!!!」
メイド長「実は多くのご主人様達から同じようなことを散々言われておりまして……」
女「なるほど、エアバスターのファンが多いとは嬉しいことね」
女「で、飾らないのはエアバスターは販売はナムコだけど開発はカネコだから?」
メイド長「そうでございます!ポスターを飾ろうか迷ったのですが結局取り止めにしました」
メイド長「ですが近いうちにカネコフェアでポスター飾る予定なのでご安心を」
女「!!!」
女「カカカ、カネコフェアとかマジで!?」
メイド長「マジもマジでございますお嬢様!」
女「私、カネコのSTG好きなのよ!ばんざーい!」
メイド長「あ、ならH店で稼働のしてるサイヴァーンはもうプレイされましたか?」
女「残念ながらプレイしてないわ……」
女「プレイしたかったのだけど、プレイしてる人は上手いしギャラリーは沢山居るしで諦めたわ!」
メイド長「休日のH店は本当に込み合って初めて来る方には地獄ですから仕方ないかと」
メイド長「ひょっとして秋葉原の滞在は今日だけでございますかお嬢様?」
女「違うわ、今年の春から大学生で地方から上京組みなのよ私」
メイド長「ならば、サイヴァーンは空いてる時間を狙っていつでもプレイ出来ますね」
女「サイヴァーン三昧楽しみだわ!あとカネコフェアは絶対開催しなさいよね約束よ!」
メイド長「ナムコのように作品が多くないので一ヶ月とかは無理ですが」
メイド長「一週間ぐらいならカネコフェアを開催出来るので楽しみにしていてください」
女「期待してるわよカネコフェアを!!!!」
メイド長「お嬢様、サービスのピザお待たせいたしました」
女「ありがとって、これドクロ柄のピザじゃない!!!」
メイド長「そうでございます。当店特製『TATSUJIN』のドクロボム風ピザでございます」
女「またパクリ?」
メイド長「パパパ、パクリじゃなくパロディだと何回申せば」
女「ふふっ分かってるわよ!ジョークよジョーク!(笑)」
女「ところでTATSUJINの三面のボムが沢山回収出来る地帯は脳汁出まくりじゃない?」
メイド長「あの地帯は緊張しますよね!ボムを節約しようものなら即死に繋がりますし」
女「そうそう、分かってるじゃないのよ!」
女「だけど、ナムコフェアにタツジンボムは合わなくないかしら?」
メイド長「それなのですが、フェアが開催される前からのサービスなので」
メイド長「実はチラシにもサービスのこと載ってるんですよ」
女「-ん、どれどれ」
・このチラシをご持参でご来店のご主人様、お嬢様には当店特製TATSUJINピザをサービス致します(初回来店のみ)
女「本当ね。なら仕方ないわ」
女「今流れてる曲、スターラスターね!しかもまたアレンジ」
メイド長「よくご存じで」
女「おじいちゃんが好きなゲームで小さい頃よくゲーセンでのプレイを見てたわ」
メイド長「ゲーセン?スターラスターはファミコンなのでは?」
女「実はスターラスターはアーケード版もあるのよ!ふふん」
メイド長「それは初耳でございます」
女「ファミコン版ベースで若干の仕様変更でゲーセンで稼働したっておじいちゃん言ってた」
メイド長「お爺様もSTGが好きなんて素晴しいことでございます」
女「おじいちゃんゲーセン経営してたからSTG好きって言うかゲームが好きなのよ!」
メイド長「なるほど」
女「で、お店に珍しい任天堂のVS筺体ってのがあって、そこにスターラスターが入っていたわ」
女「懐かしいわね…ワープ音が今でも心に響くわ……」
メイド長「お爺様の影響でSTGに興味をお持ちになれたのでございますか?」
女「そう。小さい頃からおじいちゃんのゲーセンが遊び場だったから…」
女「でもおじいちゃんのゲーセンはもう閉店してしまったわ…」
メイド長「やはりゲーセン業界は不況のようで閉店するお店が多いみたいですね」
女「いや、あの当時はなんとか黒字っておじいちゃん言ってたけど」
女「結局、色々あって閉店してしまったわ」
メイド長「さぞお爺様は苦しいご決断だったのでございましょう」
女「そうね。ゲーセンが閉店したのはショックだったけど」
女「…今でもこうしてゲーセンのゲームに触れ合っていられるから」
女「寂しくないわ」
メイド長「お嬢様に歴史ありでございますね」
女「湿っぽい話は止めて明るい話にしましょう!」
――――――――――――――――――――
女「ふう、結構長居してしまったわね」
メイド長「いえいえ、こちらこそお嬢様とSTGのお話が沢山出来て光栄でございます」
女「私だってこんなにSTGの話をしたなんて久しぶりだわ」
女「日も落ちてきたことだし、暗くなる前にそろそろ帰るわ」
厨房メイド「あのメイド長お話が(ボソ」
メイド長「ふむふむ、ええっ分かった伝えておきますありがとう(ボソ」
メイド長「あのお嬢様、今聞いた情報によるとヘビーユニットが稼働されてるお店があるそうですよ」
女「ヘビーユニット?ああ、タイトーの横シューね」
女「それがどうしたのかしら?」
メイド長「販売はタイトーでございますが、なにを隠そう開発はカネコでございます」
メイド長「なのでヘビーユニットは歴としたカネコSTGでございます」
女「え、マジで?」
メイド長「マジでございます!」
女「し、知らなかったわ!」
女「で、どこのゲーセンなの?ひょっとしてH店?」
メイド長「いいえ、違いますよ。T店って言うお店です」
メイド長「ここからならH店と同じくらいの距離で10分ぐらいです」
女「近いわね?なら帰りにでも少し寄ってみようかしら?」
女「H店みたいに混雑してるってことはないわよね?」
メイド長「ご安心を。現在はほとんどのお客がH店に流れてる状態なので」
メイド長「プレイされてる方が居なければ快適にプレイ出来ますよ」
女「なら安心ね」
メイド長「T店、以前はレトロゲーの大御所だったのですが…」
メイド長「ダンススクールやらなんやらで迷走していて」
メイド長「今やT店は規模は縮小してレトロゲーもなくなったのです。が」
メイド長「STGフロアがまだ存在してるのでSTGの穴場になってございます」
女「ちょっと、だったらなんでお昼に会ったときにそのT店とやらを教えてくれなかったのよ!」
メイド長「教えようと引きとめたのですが…」
女「あ、私引きとめられて頭に血が上って怒ったのだったわね(笑)」
女「ごめんごめん、ごめんなさい」
メイド長「わたくしの引き止め方が悪かったので謝らないで下さいお嬢様」
女「T店への道順も聞いたしバッチリだわ」
女「それとカネコフェア始まったら連絡してほしいわね!」
女「必ず遊びに来るから!約束よ!!!」
メイド長「カネコフェアの開催が決定した時点でご連絡致しますので楽しみにお待ちください」
女「絶対よ!それじゃ今日はありがとう!」
メイド長「あ、」
女「なに?」
メイド長「なんでもありません。お嬢様に良い弾幕が訪れますように」
女「それじゃ」
カランカラーン
厨房メイド「行ってしまったね」
厨房メイド「なにか言いそびれてたけど?言わなくてよかったのかい?」
メイド長「ええ、実は此処で働いてみない?って言おうとしたのよ」
厨房メイド「やっぱり」
メイド長「でも、今はメイドの求人募集してないの思い出して…」
厨房メイド「ウチは今、メイドのシフトが埋まってるだから無理だろうね」
メイド長「でしょ?」
メイド長「でも女の子であれだけSTGが好きなんて中々居ないから」
メイド長「ぜひ、ここでメイドとなってご奉仕してもらいたわね」
厨房メイド「賛成」
女「ふふ、それにしても楽しかったわね!」
女「本当にいろんなSTGの事を話したわ」
女「女友ちゃんとも話すけど、キャラクターの話ばっかりだし」
女「しかも一方的に何々のキャラが萌えるとか何々は俺の嫁とか」
女「でも今日はSTGの本質?みたいなこと話せて良かった本当に」
女「それと今日は大収穫があったことだし、ふふっ」
女「私、エアバスターの影響でカネコ好きだけど、、、」
女「まさかあのヘビーユニットがカネコ開発だったとは驚きだったわ」
女「おじいちゃんのゲーセンに置いてあったけど、なんか暗いイメージがあったから手を付けてなかったわ」
女「く、あの時カネコと気付いていれば……」
女「まあいいわ、ヘビーユニットとはもうすぐ再会出来るのだから」
女「ん、そろそろ目的地ね」
女「T店に到着よ」
女「たしかメイド長がエレベーターは一階のプライズコーナーの奥にあるって言ってたわね」
女「エレベーターあったわ」ポチッガー
女「STGフロアにあるっていってたわね」ピッ
ポーン -STGフロア-
女「あら、、、なんか閑散としてるわね」
女「H店とは大違い…」
女「ヘビーユニットヘビーユニットっと」
女「とっとと姿を現しなさいヘビーユニット!」
女「!」
女「ヘビーユニット発見!!!」
女「あら、その隣は斑鳩、しかも黒ずくめの女の子が斑鳩やってるわ、珍しい…」
斑鳩女「(フヒヒwww分裂しすぎwwwテラワロスwww)」
斑鳩女「(´・ω・`)」
斑鳩女「(むっ最後チェーン切ったけど無問題)」
斑鳩女「(3ボスの鶉を81秒で倒せば元取れますしおすし)」
斑鳩「(取れてないww取れてないwww)」
シュパパパパ!!パシュン!パシュン!!!
『71』
斑鳩女「(うはwwいつもよりさらに7秒落ちwww)」
斑鳩女「逝ってヨシ」
チラッ←ブラウン管に映り込む人影
斑鳩女「(ちっ調子悪いと思ったら視姦されてたの巻)」
斑鳩女「(お?女のギャラリーなんて珍しくね?)」
斑鳩女「(なんかぶつぶつ言ってるし…恐ええよ)」
斑鳩女「(さては解説君の女版?解説さん?)」
斑鳩女「(解説さんがみてるwwwwデュフフwww)」
斑鳩女「(それなんてラノベwwww)」
ギャラリー女「お待ちなさい!」
斑鳩女「あのぉ……。私にご用でしょうか?」
ギャラリー女「レバーが曲がっていてよ」
斑鳩女「えっ////」
斑鳩女「(レバーなんて曲がるわけないのに、曲がっていてよとかwww百合妄想乙!)」
女「なんかプレイしてる女の子、突然喋りだしたわ」
女「曲がってるだの曲がるわけないだの百合だの、、、な謎だわ…」
女「斑鳩の4面が始まったわ」
女「ほう、きっちりチェーン繋げるわね手慣れたものね」
Chapter:04
[現実 Reality ]
そして現実はその姿を現す。
何を求め・・・・・・・・・・
何を見て・・・・・・・・・・
何を聞き・・・・・・・・・・
何を思い・・・・・・・・・・
何をしたのか・・・・・・・・・・
ヒュゥゥゥゥンン バシュゥゥゥゥン!!!!!!
斑鳩女「…」サッ
斑鳩女「……」ギロッ
女「!!!」ビクッ
女「テロップ中に振り向かれて睨まれたわ」
女「気が散るから見ないでってことかしら?」
女「なんか悪いことしたわね」
女「私もお目当てのヘビーユニットをプレイしようかしら」スッ
斑鳩女「(あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!)」
斑鳩女「(おれは奴の前で睨んで後ろから居なくなったと思ったらいつのまにか奴が隣に座っていた)」
斑鳩女「(な… 何を言ってるのか わからねーと思うが(ry)」
斑鳩女「(まさにこれが噂のポルナレフ状態!)」
女「ヘビーユニット逢いたかったわ!」
女「早速、プレイ開始よ!」チャリーン
ピキーン!!!
女「ッッッ!!!」
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
斑鳩女「!」ビクッ
ドヒョオオォォォン!!!!!
斑鳩女「( ゚д゚)」
斑鳩女「( ゚д゚ )」
女「うおおお!ヘビーユニットはやっぱりカネコだわ!」
女「コイン投入後の『PUSH 1P BUTTON』がエアバスターと同じ」
女「右上上がりの表示だわ!!!!」
女「カネコ最高!!!!」
斑鳩女「ちょっと、そこの女!」
斑鳩女「いきなり、大きな音を立てて立ち上がらないでよ!」
斑鳩女「繋がってたのに、ビックリして死んじゃったじゃないのよ!」
斑鳩女「非常識にも程があるんじゃないの?」
斑鳩女「なんとか言いなさいよ!」オラッ
女「あまりにも感動的だったので…」
女「…気持ちが昂ぶって立ち上がってしまいごめんなさい」
女「ご迷惑をおかけしました。プレイしていたお代は払います」ペコリッ
斑鳩女「(ちょwwこいつ素直すぐるwwwww)」
斑鳩女「(悪気はないみたいだから許してあげるわ(ドヤァ)」
斑鳩女「(ま、悪いのはそっちですしおすし)」
斑鳩女「ふん、もういい、帰るから…」
斑鳩女「あとプレイ料金は入らないわ!」
斑鳩女「でも、これからは気を付けなさいよね」
女「本当にすみません……」
斑鳩女「ふんだ」」スタタタタッ
斑鳩女「(ぐおおお、3面落としたけど」
斑鳩女「1面自己べ決めて3200マソペースだったのにぃぃぃ)」
斑鳩女「(まっでも、結局はツインシングルツインシングルのとこでミスるんだけどなっ!)」
斑鳩女「(鬱打氏脳)」
斑鳩女「(あ、台の横に置いた日傘忘れた…)」
斑鳩女「(鼻を鳴らして勢いよく出てきたのに戻るとかどんな罰ゲームだよwww)」
斑鳩女「(ヌホホww日傘のために戻ってやんよwwww)」
女「あら、台と台の間に傘が置いてあるわね」
女「あの女の子の忘れ物かしら?」
ポーン!ガー 斑鳩女「」ノッシノッシ
女「あ、戻ってきた」
女「これ忘れ物でしょ?はいどうぞ」つ日傘
斑鳩女「あ、ありがと…(くっなんで私がこいつにお礼を言うはめになるのかと小一時間問い詰めたい)」
女「さっきはごめんなさい。いきなり失礼なことして」
斑鳩女「は、反省してるならそれでいいよ(女、必死だな(藁)」
女「それで迷惑かも知れないけど良ければお友達になって欲しいのだけど?」
斑鳩女「えっ」
女「私、引っ越してきたばかりで友達全く居ないから…」
女「さっき斑鳩のプレイ見てたけど凄い上手で驚いたわ!」
女「だから、私と友達になってくれると嬉しいかも」
斑鳩女「////(ちょwww友達フラグktkrwwwww)」
斑鳩女「は、なんでアンタなんかと友達にならないといけないよの!」
斑鳩女「バッカじゃないの!ふん(あーあたしのばかばかばか!なんでツンデレで返してるの?)」スタタタッ
女「ま、当然よね。私だって調子の良い時に邪魔されたら怒れてくるもの」
女「でも女の子のシューターなんて滅多にいないから」
女「お友達になりたかったわ…」
女「私もヘビーユニットやって帰らないと」
デレデーデレドレドー デレデーデレドレドー デーン
プルルル プルルル ピッ
女「もしもーし」
女友「合言葉は?」
女「えっ」
女友「合言葉は?」
女「キャスパーたんのうなじぺろぺろ?」
女友「うっはーwwww」
女友「違うけど、女氏が言うとエロい」
女「へ、変なこと言わせないでよ///」
女友「フヒヒwwww」
女友「正解は『合言葉は?』と言ったら『Bee!!』が正解だお」
女友「今帰ってきたのかお?」
女「ええ、結局ゲームやってたら遅くなっちゃって」
女友「はじめての秋葉原はどうだったお?」
女「ええ、色々あったけど最高に楽しかったわ!!」
女友「ちょww特に色々をwwwkwskwww」
女「メイド喫茶行ったり」
女「斑鳩上手い女の子にお友達になってって言ったら断られたり」
女友「うはwww女氏ww一日で充実しすぎだろwwwww」
――――――――――――――――――――
女友「なるほどだお」
女友「たぶん、斑鳩ちゃんは恥ずかしがり屋さんなんだお」
女「そうかしら?悪いことしたから許してくれてないかも」
女友「斑鳩ちゃんはきっとツンデレだから心配しなくてもお友達になれるお」
女「そうだといいのだけど…」
女友「女氏、女氏?拙者もメイド喫茶デビューしたいでござるよ」
女「え?女友ちゃんメイド喫茶行ったことないの?」
女友「ぐは、屈辱でござる…。」
女友「まさかメイド喫茶に興味ない女氏に先にメイド喫茶処女を捨てられるとは」
女友「女氏、さっそく明日連れてってほしいでござるの巻」
女「本当は今日疲れたからのんびりしようと思ったのだけど」
女「しょうがないわ。いいわよ!その代わり、メイド喫茶でなにか御馳走しなさいよ」
女友「コポォwwwwやったでござるwwwおkwwwww把握wwwwww」
女友「ついに拙者もメイド喫茶デビューwktkしてきたでござるよwwwww」
女友「それじゃ女氏、秋葉原駅11時に待ち合わせでよいでござるか?」
女「あ、駅よりH店の入口の晒しモニター前にしないかしら?」
女「待ってる間、上手なプレイ堪能できるし」
女友「了解したお!じゃ女氏乙!」
女「女友ちゃんお疲れーおやすみなさい」ピッ
女「まさか、明日もメイド喫茶に行くことになるとは!」
女「初日ですでに秋葉原に毒されてるのかも」
女「恐ろしきメイドの街・秋葉原」
女「明日、もしT店行ったら斑鳩の女の子、居るかしら?」
女「会える、いや、違うわね。逢えるといいわね」
女「女友ちゃんは斑鳩ちゃんって呼んでたわね!会ったこともないのに。ふふっ」
翌日 -メイド喫茶STG-
斑鳩女「ちょっとぉメイド長、話しを聞いてもらいたいのだが」キリッ
メイド長「どうなされましたかお嬢様?」
斑鳩女「昨日、酷い目にあったのよ!」
斑鳩女「斑鳩やってたら隣のヘビーユニットに座ってる女が突然全裸になって」
メイド長「!」
斑鳩女「ヘビーユニット!イヤッッホォォォオオォウ!」ガタン
斑鳩女「とか叫び出して大変だっ
カランカラン
斑鳩女「ああぁーーー!!昨日のヘビー女!!!!」
女「あ、もしかして斑鳩ちゃん?」
斑鳩女「なにが斑鳩ちゃん?だよ!馴れ馴れしいだろwwテラワロスwwwwww」
おわり
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