下半身不随の妹「お兄ちゃん…私の お願い聞いて…?」 (203)

オレ「お願い?」

妹「1日だけでいいから歩けるようになりたいんだぁ…」

オレ(そんな話 なんでオレにするの?)

妹「歩いて学校に行きたい」

妹「そして友だちとかけっこをして…」

妹「最後に友だちから自転車を借りて 自転車をこいで家に帰りたい…それだけ…それだけでいいの…」
ラララララ

オレ(自転車返せよ…)

姉「妹ちゃん…」
シクシク

オレ「ほーん で?いちいち同意求めんなカス」

母「こらたかし!あんたは本当に心が汚いねッ!!」

オレ「…」

オレ(言えやしない…言えやしないよ…)

オレ(妹が歩けなくなった理由がオレだなんて…)

オレ「お願い?」

ブサイク「1日だけでいいから歩けるようになりたいんだぁ…」

オレ(そんな話 なんでオレにするの?)

ブサイク「歩いて学校に行きたい」

ぶ「そして友だちとかけっこをして…」

ブサイク「最後に友だちから自転車を借りて 自転車をこいで家に帰りたい…それだけ…それだけでいいの…」
ラララララ

オレ(自転車返せよ…)

姉「ブサイクちゃん…」
シクシク

オレ「ほーん で?いちいち同意求めんなカス」

母「こらたかし!あんたは本当に心が汚いねッ!!」

オレ「…」

オレ(言えやしない…言えやしないよ…)

オレ(ブサイクが歩けなくなった理由がオレだなんて…)

妹が歩けなくなったのは
2年前だったはず…

久々に お姉ちゃんが帰ってくるから
妹といっしょにケーキを買いにいったときのこと

在りし日のたかし「おまえは本当にノロマだなァ!!お姉ちゃんに笑われるぞ!」

妹「ま…待ってよぉ…お兄ちゃ~ん…」
ノロノロ

妹「あ…赤信号になっちゃった…」

在りし日のたかし「わたっちまえよ!」
ダッ

妹「ふぇぇ…いかないでぇ…」

ガッシャーンッ

在りし日のたかし「え?」

在りし日のたかし「妹?!」

振り返ったら そこには
トラックに轢かれ 血を流して倒れている妹がいた

在りし日のたかし「なんじゃこりゃあああああ!!」

なんじゃこりゃー
じゃねーよwカス

トラックに激突した妹は脊髄を損傷し 歩けなくなった
事故のショックで妹の記憶は一部 失われており
オレのせいで轢かれたということは忘れていた

姉「お姉ちゃんがおまじないをしてあげるよ いい子にしてたら必ず歩けるようになるからね」

妹「ありがとう お姉ちゃん大好き!」
ギュッ

オレ(お姉ちゃん…そんなバカなことをしても治らないよ…)

オレ(大丈夫…オレが絶対に歩けるようにしてやるからな)


-パチンコ

オレ「うわああああああ!!全財産スったァァァァッ!!」

>>17
クッソワロタwww

オレ「お姉ちゃん!頼む!金貸して!5000円!」

姉「え~ たかし この間貸したお金もまだ返してくれてないよね~??」

オレ「うう…頼むよ~…」

姉「しかたないな~ たかしも学生さんだし いろいろ使うことあるもんねっ!はいっ!」

オレ「ありがと!恩に着るよ!」

-パチンコ

オレ「よっしゃ!!今度は勝った!!5000円が2万円になったぞ!ありがと~お姉ちゃん!!」

オレ(これを妹の足を治す貯金に…ん?)

オレ(あ!『デュエル少女 みおん☆スタダ』の美音のフィギュアの発売日だ!!)

オレ(たしか1万3000か!残った7000円でDVDが買える!)

オレ(妹には悪いが 貯金はまた今度勝ったときにするか)

姉「はい 妹ちゃんが大好きなココアさんだよ~」

妹「わぁい!お姉ちゃんが作るココア大好き!」

歩けなくなってから毎日が大変でとても辛いです
この間まで できていたことが できなくなってしまう
それがとても悲しくて辛い

でも歩けなくなってよかったこともあります
1人暮らしをしていたお姉ちゃんが
私のために 家に帰ってきてくれました
お姉ちゃんは優しくてかわいいから大好きです

それともう1つ…
歩けなくなってから…
『能力』が使えるようになりました

-朝

お母さんの車で学校まで送ってもらい
そこから車イスに乗って エレベーターで教室に行きます


-聖ホーリー小学校

妹「おはよう」

日影「妹…おはよう…頭にプラモデルついてる…」

妹「あわわ…ごめんねっ…朝急いでたから…」

この娘は日影ちゃん
私の大親友で とってもかわいいです

お嬢様「ウフフ…妹さんは おっちょこちょいですわね~~~ッ!!ブハッ!」

この人はお嬢様
私以外に友だちはいません
でも優しい人です

委員長「い…妹さんにそんなこと言わないでくださいっ!」

この娘が委員長
マジメでいい人
いつも私に気を遣ってくれる

憂うつなのが体育の時間です
みんなが楽しそうに体育しているのをただ見ているだけ

妹「はぁ…」

お嬢様「うふっ…私も見学しちゃった~」

妹「あ!お嬢様!お嬢様がいるから退屈じゃないよ!」

お嬢様「私もですわ」

日影「妹…」

日影「そうだ…キャッチボールしよ…」

妹「いいの?」

委員長「先生からボールを借りてきます」

瓦田「あの3人 イラつかない?」

土井富「わかる…絶対に先生からいい評価もらうために 妹さんと仲良くしてるよね」

中屋「うちらでブチのめしてやろうよ」

土井富「ねェ!!妹さん!」

妹「はわわ!土井富さん!どうしたんですか?」

瓦田「どうしたもこうしたもないよ…委員長とお嬢様と日影」

妹「?」

土井富「あいつらは先生からいい評価もらうために あんたと付き合ってんの」

妹「違うよ…日影ちゃんたちはそんなことしないよ…お嬢様以外は私が歩けるときから友だちだし…」

中屋「バーカ!だまされてることにも気づいてねェのか!!みんなおまえのことなんて大嫌いだよ!」

土井富「おまえいると授業遅れるし」

瓦田「しゃべり方ゆっくりでイラつくしね」

妹「ガガーン」

妹「シクシク…ひどい…」

土井富「罰ゲーム執行~これなんだと思う?」

妹「ふぇ…家庭科の授業で使う お裁縫の針…??」

土井富「こうしてやる」

妹の足に針を刺す

妹「え?!なにをしてるの?!やめて!」

瓦田「こいつ…本当に感じてねェ!!おもしろいからもっと刺してやろうぜ!」
ブスッ

妹「やだっ!怖いよ!!やめて!!」

中屋「ねェ!!足の爪の中に針入れても平気かな?」
グサッ

妹「お願いします…やめて…やめてくださいっ…」

土井富「黙れ」
ブスッ

妹「いたっ…」

瓦田「土井富ィ!!腕は感じるからやめなって!」

土井富「ごめんごめん!ついイライラして針刺しちゃったよ」

-家

姉「妹ちゃ~ん!着替え手伝うよ」

妹「いいってば」

姉「恥ずかしがってるぅ?」

妹「触らないでっ!気を遣われるの好きじゃないの」
バシッ

姉「ご…ごめんね…」

妹(お姉ちゃんには こんなキズだらけの足…見せられないよ…ごめんね…)

妹は自分の部屋にこもってしまった

コンコン

姉「お姉ちゃんだよ」

-妹の部屋

妹「入ってこないで」

「妹ちゃん学校楽しい?」

妹「と…友だちがいるから…楽しいよ…」

「本当…?じゃあ心配しなくてもいい??」

妹「う…うん…いいよ…心配なんてしないで!」

お姉ちゃんが立ち去る足音が聞こえた
本当は学校に行きたくないし
お姉ちゃんに心配してもらいたい

母「起きなさい妹!学校の時間よ」

妹「やだー…学校行きたくない…」

妹「なんだか頭が痛いし…休んでもいいでしょ…??」

母「しかたない子だよまったく…今日だけだからね」

妹(ごめんなさい…)


妹「最近のキシリデントガムはあんまり辛くないな~」

妹「お母さん寝てるし…久しぶりに お散歩でもいこ…」

器用に車イスに乗って 家をでる妹

キュキュキュ…

妹「なんか逆にお姉ちゃんやお母さんに心配かけちゃったなぁ…明日は学校にいこ…」
チチチ

妹「あっ!かわいい!野生のモモンガさんだ!」

おっさん「妹ちゃん!こんにちは!」

妹「おじさん!こんにちは!!」

妹(外にはまだ私が知らない世界がいっぱいある)

オレ「ヒィィィィッ!!許してくださいッ!!」

マッドドッグマン「謝ってすむか!噛み殺すぞ!!」

妹「お兄ちゃん!?なにやってるの?」

オレ「ひぃっ!!妹!パチンコで負けた腹いせに そこらへんのバイクに射精したら…」

オレ「あの口にするのも恐ろしい暴走族『ドゥークス・オブ・ドゥーム』のバイクだったんだ!!」

妹「ふぇぇ…大変だよぉ…」

マッドドッグマン「マッドドッグパンチ!!」

オレ「ひぃぃぃ~!!助けて妹~!!」

妹「や…やめてください!私は殴っていいから お兄ちゃんを殴るのはやめて!」

オレ「え…本当?!」

マッドドッグマン「車イスに乗ってるからって同情すると思ったか!!」

マッドドッグマン「マッドドッグパンチ!!」

ガァンッ

妹「ブッ」
プチプチ

妹の顔面にマッドドッグパンチが炸裂したッ!!

下半身不随の妹「お兄ちゃん…私の お願い聞いて…?」

妹「一回だけでいいからおなにいってことしてみたいんだぁ…」

妹「…」

オレ「な…なんともない?!」

マッドドッグマン「こんなことが…!!マッドドッグニーキック!!」
ギャッ

妹「…」
プチプチ

オレ「なにィィィィッ!!ダメージを受けていない?!」

マッドドッグマン「こんなことが…まさかこのガキ…」

マッドドッグマン「『能力者』か?!」

妹「そうだよ」

オレ「妹が…オレや…お姉ちゃんと同じ…『能力者』…!!」

妹「私の能力は気泡緩衝材の能力…全てのダメージを吸収してしまうから 打撃攻撃ではダメージを受けない」

妹「能力名は『クッショニングマテリアル』」

マッドドッグマン「そんな無敵の能力があってたまるかーーーーッ!!毒牙-ポイズン・バイト!!」

妹「…」

妹「プチプチプチプチッ!!」
ドギャドギャドギャ

妹「プチプチプチプチプチプチ!!」
ドギャドギャドギャ

妹「エミリオッ!!」
ボッギャーンッ

マッドドッグマン「ワブーッ!!」

ドサッ

オレ「う…ウソだろ…妹がこんなに強かっただなんて…」

妹「お兄ちゃん…私のこと…嫌いになった?」

オレ「えっ…いや…」

妹「なんでもするから…能力のことは…みんなに黙っていてね…」

妹「怖がられるから…」

オレ「う…うん…」

オレ(お…おそろしい…もしも妹が歩けなくなった原因がオレだと知ったら…)

オレ(コロサレチャウヨ~~~~ッ!!)

ガチャ

妹「ただいまぁ」

母「あんたどこいってたの!」

妹「お兄ちゃんといっしょに お散歩してたの」

姉「心配したんだよー」

妹「明日はちゃんと学校に行きます」

妹(私のクッショニングマテリアルの破壊力があそこまで高かっただなんて…)

-次の日

妹「おはよう」

日影「妹!昨日は…」

お嬢様「心配しましたわ~!!」

妹「えへへ…ごめんね…ただの風邪だよぅ」

委員長「うっ…それにしてもなにか臭くないですか??」

妹「クンクン…本当だ…なにこのにおい…」

日影「死臭のようなにおいね…」

ブロロンブローン

お嬢様「!!」

お嬢様「校庭に3台のバイクがァァーーッ?!」

委員長「あれは聖ホーリーの暴走族『ドゥークス・オブ・ドゥーム』!!なぜここに?!」

妹「あのマッドドッグマンは…まさか昨日の…」

ドゥークス・オブ・ドゥームが
わざわざバイクで教室までやってきた

マッドドッグマン「ワンワンワン!!あの車イスの女だワン!」

“狂犬病”マッドドッグマン

アンセム「あの女がそんなな強いのか?車イスだぞ」

“ガスバス爆発”アンセム
(ドゥークス・オブ・ドゥーム 副リーダー)

カーカス「どんなヤツだろうとオレたちはなめられたら終わりなんだよ!2度とオレらに逆らえないようにしてやる」

“残☆虐☆王”カーカス
(ドゥークス・オブ・ドゥーム リーダー)

妹「ふぇぇ…とんでもねぇことになっちゃったよぉ…」

マッドドッグマン「ヤツは気泡緩衝材の能力だッ!!打撃攻撃はきかねェ!!」

カーカス「なるほど…それだけわかれば十分だ」

日影「悪臭の原因はこいつらね…」

委員長「しかたない私たちが相手になりましょう」

お嬢様「オーホッホッホ」

妹「みんな!戦ってくれるの?!」

委員長「はい…妹さんは私たちの切り札ですから」

日影「そうやすやすと妹を戦わせるわけにはいかないわ」

お嬢様「ここは兵隊たちの私たちに任せてください」

翻弄するエルフの女騎士「待て!!」

『!!』

妹「エルフちゃん?!ダメだよ!ここは私たちに任せて…」

翻弄するエルフの女騎士「ドゥークス・オブ・ドゥーム!!私の恋人はおまえらに轢き逃げされた!!」

翻弄するエルフの女騎士「彼氏の仇をうってやる!!」
バッ

翻弄するエルフの女剣士「ウオォォォォッ!!エルフ・ブレード!!」

マッドドッグマン「毒牙-ポイズン・バイト!!」
ガッ

翻弄するエルフの女剣士「うわああああ!!」

アンセム「毒ガス!」
ボフッ

翻弄するエルフの女剣士「グハッ」

カーカス「七公害の1つ!!水質汚染-工場廃液シュート!!」
ビシャッ

翻弄するエルフの女剣士「ぎゃあああああ!!」
ドサッ

翻弄するエルフの女剣士 死亡

妹「エルフちゃ~~~~んッ!!」

『キャーッ!!』

『殺人よー!!』

日影「もう」

委員長「絶対に」

お嬢様「許しませんわ!!」

妹「エルフちゃんが死んじゃったよぉ…」

カーカス「オレは校庭!」

アンセム「オレは理科室!」

マッドドッグマン「オレは生活準備室!」

カーカス「それぞれ待ってるぜェ!!好きなとこに来いッ!!」

ブロローン

妹「はわわ・オブ・ザ・デステニー…」

-生活準備室

マッドドッグマン「オレに噛み殺されるのはどいつだ~ッ??」

妹「ここだよ!」

お嬢様「ブッ殺してやりますわ!」

委員長「私が倒します」

日影「…」

マッドドッグマン「全員で来た?!」

マッドドッグマン「ふざけんなこんなのなしだろッ!!せめて2人で来いやッ!!」

お嬢様「しかたありませんわ!私がやります!!みなさんは他のとこに…」

妹「がんばってね」

マッドドッグマン「毒牙-ポイズン・バイト!!」

お嬢様「ふんっ」
ガッ

お嬢様がマッドドッグマンの胸に両手をあてる

お嬢様「私の能力は貧乳を巨乳にする能力!」

マッドドッグマン「な…!!」

お嬢様「それは とどのつまり 相手の心臓を破裂させることができるッ!!」

マッドドッグマン「ゲッ!!」

お嬢様「ハッ!!」

ボンッ

マッドドッグマン「ワブーッ!!」

マッドドッグマン 死亡

-理科室

ガララッ

日影「な…なんてこと…すでに毒ガスが充満しているわ…」

妹「ふぇぇ…苦しいよぉ…」

アンセム「オレの相手は車イスの女と…チビか」

アンセム「しかしここはすでにガスが充満しているオレのフィールド!!」

アンセム「おまえたちに勝ち目はねェぜ!!」

日影「ツインテール・フリージング!!」
クルクルクルッ

日影がツインテールを回転させると
雪が降ってきた

アンセム「これは…!!天候を操る伝説の殺人技!!」

妹「ふぇぇ…ガスが凍っていくよぉ…」

日影「…」
シルシルシル…

日影のツインテールが
巨大な牙になった!!

日影「ビッグ・タスク!!」
ズサッ

アンセム「グエェェェッ!!」

アンセム 死亡

妹「いつ見ても恐ろしい…日影ちゃんのビッグ・タスクは…」

日影「妹…大丈夫だった??」

妹「!」

妹が校庭を見ると委員長と
ドゥークス・オブ・ドゥームのリーダー カーカスが戦っていた

妹「は…はやく…助けにいかなきゃ」

日影「うん」

日影「フェンリル!!」
ボフッ

フェンリル「わん!」

日影「あたしのペットのフェンリルよ!妹!フェンリルに乗って!」

妹「ありがとう!」

フェンリル「ペロペロ」

-校庭

カーカス「ヘドロばくだん!」
ベチョ

委員長「うっ」

委員長「くっさ!!オエーーーーーッ!!」
ゲロゲロ

委員長「へ…ヘドロ…!!これは…」

委員長「環境汚染の能力!!」

委員長「私の能力は『ペイン・ペイント』!!写生の能力!!受けた技をコピーできます!」

委員長「おまえがくらえッ!!」

委員長がヘドロを飛ばす

カーカス「ヘドロ人間のこのオレにヘドロが通用すると思ったか」

委員長「なんてこった…」

カーカス「七公害の1つ!!悪臭-ハイパースメル!!」
ブシュアッ

委員長「ぐえっ!これは!!」

委員長「臭ェ!!息ができない…」

カーカス「油断したな 必殺の内臓大爆発ッ!!」

委員長「ぎぃぃぃあああああ!!」
ドモンッ

委員長「う…うぅ…」

妹「委員長!!」

妹がフェンリルに乗って現れた!!

委員長「すみません…役に立てなくて…」

日影「はぁはぁ…」

妹「日影ちゃん?!おまたから血がでてるよ!」

日影「く…きてしまった…生理の日は能力が使えないの…ごめんなさい…」

妹「そんなこと全然気にしなくていいよ」

妹「私とフェンリルであの悪い人を倒す!」

カーカス「ならばオレも」

愛車に乗るカーカス

委員長「いよいよ出しやがった…七公害の1つ 騒音-カーカス バイクモード!!」

日影「フェンリルVS違法改造バイク…」

カーカス「轢き逃げアタック!!」

妹「ダイレクトアタック!!」

ガァンッ

キキッ

フェンリル「互角か…妹さん!しっかりつかまっていてください!」

妹「え?なにする気?!」

フェンリル「ラグナロク・ビーム!!」

フェンリルの口からビームがでてきた!

妹「た…頼もしい!これなら勝てるよっ!」

カーカス「七公害の1つ!!地盤沈下-重機落盤落とし!!」

フェンリル「!!」

ガァンッ

フェンリル「げぁっ!!」

妹「きゃっ」

妹はフェンリルから振り落とされてしまった

カーカス「!」

プクー

妹「緩衝材で…ノーダメージ…」

カーカス「重機落盤落としのダメージを受けていなくてもフェンリルに乗ってないおまえは 地面を這うことしかできない」

カーカス「イモムシのようにな」

妹「くっ…!!」

妹(くやしい…!!)

カーカス「ここから一歩も動かずにおまえをしとめてやる!」

カーカス「ヘドロばくだん!!」

妹(嫌だァァァァァッ!!)

妹は思い出す 姉の姿を

姉「アネハメ波!」
ボシュッ

姉の手からエネルギー波が放出された

妹「すっごーい」

姉「こうやって手にエネルギーを集中させてー…一気に解き放つんだよー」

妹「私にも始められるかな?」

姉「お姉ちゃんの妹だから大丈夫だよ~」


-

妹「あれは…足を使わずとも…できるッ!!」

妹「やるしか…ないッ!!」

ドンッ

カーカス「!!」

妹「ギャルッ娘砲ッ!!」

カーカス「このガキにこんなパワーがッ!!ギャーーーッ!!」

ドォーンッ

日影「まさかあんな隠し技があっただなんて!」

委員長「さすがのカーカスも下からのギャルッ娘砲には対応できませんでしたね!」

妹「う…全エネルギーを使っちゃった…もう手も動かせないよぉ…」

カーカス「よくもやってくれたな…」

『!!』

妹「ゲェーッ!!」

カーカス「たしかコイツには打撃攻撃は通用しない…ならば…」

カーカス「七公害の1つ!!大気汚染-毒ガス攻撃!!」

妹「ぷぁぁぁぁぁッ!!」

「そこまでだ!!」

『!!』

カーカス「誰だ!」

お嬢様「私ですわ」

お嬢様「もう妹さんは戦えない…すでに決着はついてるはず…」

お嬢様「これ以上 妹さんを攻撃するのなら 私を倒してからにしろーーーっ!!」

日影「まだ…あたしも…いる…」

委員長「私も…」

妹「み…みんな…」

妹(な…なにが…先生から評価されるための口先だけの友情だ…みんな…みんななんて優しいんだ…)

妹(でも今回だけは口先だけの友情でいてほしかった…このままじゃあ…みんな殺される…!!)

お嬢様「リメイクパ…」

カーカス「内臓大爆発!!」

ボギャンッ

お嬢様「ぐあああああ!!」

ドサッ

お嬢様「なめやがって庶民がぁぁぁぁっ!!プリンセス・セスタスッ!!」
ブンッ

カーカス「無駄だ」

カーカス「七公害の1つ!!騒音-カーカス バイクモード!!」

バイクに乗るカーカス

カーカス「轢き逃げアタック!!」
ゴンッ

お嬢様「ウギャーッ!!」

妹「お嬢様ァァァァァッ!!」

妹「もうやめてよぉ…私の命ならあげるからっ…!!」

日影「もういいあたしがいく」

委員長「でもあなたは今 能力が…!!」

日影「関係…ない…」

日影「パゴォーーーッ!!」

カーカス「!!!」

妹「日影ちゃん!」

バリッバリバリッ

妹「!?」

ズリュズリュズリュ

ザッパァァァァァッ

妹「空間が裂けていくッ!!」

妹「これは…これは…!!」

妹「空間を引き裂くお姉ちゃんの能力だッ!!」

バァーンッ

姉「…妹ちゃん…助けにきたよ…」

姉「たかしから聞いた…妹ちゃん…がんばったね」
ギュッ

妹「ううう…でも勝てなかったよ…」

姉「よく戦った…それだけで十分よ」

カーカス「こ…コイツはまさか…!!」

カーカス「21世紀最強の能力者ッ!!」

カーカス「ってことはオレが勝てばオレが21世紀最強じゃねェか!!」

カーカス「七公害の1つ!!大気汚染-毒ガス攻撃ッ!!」

姉「…」

ピシュンッ

カーカス「消えた!?」

姉「ここよ」

姉がカーカスの背後に瞬間移動したッ!!

カーカス「ゲッ!!」

姉「なんで街を汚そうとするの…?」

カーカス「決まってるじゃねェか…きれいなものは汚したくなる!!多少 汚れていたほうが物は美しい!!」

姉「…」

姉「アネアネアネアネッ!!」
バキバキバキバキッ

姉「アネアネアネアネオネアネアネッ!!」

姉「アネアネアネッ!!」

姉「アネデパミッ!!」
ガァンッ

カーカス「ぎゃあああッ!!」

姉「ア…ネ…ハ…メ…」

姉「波ァァァァァッ!!」

カーカス「!!」

カーカス「スティアァァァァァッ!!」

ボッギャーンッ

カーカスはあとかたもなく消滅した
そしてカーカスが消滅すると
悪臭が消え汚れていた学校も綺麗になり
ガスが消え青空が広がった

姉「…」

妹「お姉ちゃん…ありがとう…」

姉「今度からムチャしちゃあダメだよ」

姉が妹を抱きかかえる

姉「車イスは??」

妹「わからない…でも…」

妹が倒れているフェンリルを見る

-帰り道

妹「ごめんね フェンリルさん…まだケガ治ってないのに…」

フェンリル「気にしないでください 妹さんの車イス代わりに使っていいですよ」
グヘヘ

姉「フェンリルちゃんかわいいね~好きなご飯なにー??」

フェンリル「おでんが好きです」

姉「じゃあ今日はおでんにしよっかー」

妹「わあい」


第1部『ファントムブラジャー』 完


兄・たかしのせいで半身不随に
その事実は忘れたことにしているが 本当は覚えている
能力『クッショニングマテリアル』
気泡緩衝材の能力であらゆる衝撃を吸収し無効にする無敵の能力
打撃攻撃以外はダメージをくらってしまう(特に熱に弱い)


たかしと妹のお姉ちゃん
21世紀最強の能力者らしい?!
能力『ウォリアーズZ』
空間を裂いて移動する能力

日影
妹の親友で口数が少ない
能力『ブリザード・エモーション』
姉すらも怯える氷の能力(生理の日は使えない)

お嬢様
友だちは妹しかいない
能力『リメイク・パズル』
貧乳を巨乳にする能力
相手の心臓を破裂させられる

委員長
体育と音楽が苦手
能力『ペイン・ペイント』
受けた技をコピーできる
威力や特殊な技はコピーできない

第2部『戦闘潮吹』

ここは愛エンジェル団地
女の子が閉ざされた蒸し暑い部屋で母親の帰りを待っていた

幼女「シクシク」

幼女「おかあさんは クマちゃんのぬいぐるみをおいて いなくなってしまいました…」

幼女「おなかすいたよぉ…おかあさん…ココアさんつくってぇ…」
グスン

幼女「もしかしたら おかあさんわるいひとに つかまっちゃったのかも…」

幼女「おかあさんを さがしにいこう!」

幼女ちゃん
ねんれい きみとおなじ
すきなたべものは シュークリーム
すきなことは えをかくことだよ!


ガチャ

幼女「ひとりでおそとでるのこわいよぉ…」

幼女はクマのぬいぐるみと
水筒を持って外へ出た

幼女「おかあさん いるかなぁ…??」
キョロキョロ

幼女「おかあさん わたしおなかすいたよぉ」

ハゲ男「どうしたんすか?お嬢ちゃん」

幼女「あのぅ…わたしのおかあさん しりませんかぁ??」

ハゲ男「お嬢ちゃんのお母さん?」

ハゲ男「よし お母さんのとこへ連れてってやろう」

幼女「本当!?」

ハゲ男「ほら こっち来て」

幼女「ふぇぇ…ひっぱらないでぇ…」

幼女「おじさん だれぇ…??」

ハゲ男「テルテルチョップ!」
バシッ

幼女「ゲフェ」

ハゲ男「拉致監禁しよ」

幼女「やだよぉ…」

ホネホネライダー「おい待て その幼女はオレがもらった」

ハゲ男「あの気味の悪いシャレコウベは!!」

ホネホネライダー「ムヒョヒョヒョヒョ!!シューティング・アロー!!」

ボスッ

ハゲ男「グエッ」

ホネホネライダー「こっちへ来い!」

幼女「ふぇぇ…ヤダよぉ!はなしてぇ…」
バタバタッ

ホネホネライダー「誘拐してやるぜェ~ッ!!」

ドサッ

幼女「ひゃん」

幼女はホネホネライダーのバイクに乗せられて
廃墟へ連れていかれた

幼女「うわああああん」

-からくりの廃墟

幼女「おうちにかえりたいよ~~~っ!!」
ビャビャビャ

ホネホネライダー「家に帰りたいならよォォォ~~~さっさと家の電話番号を言え」

幼女「わかりません」

ホネホネライダー「わからねェだとォォォ??ウソつくんじゃねェぞ!!」
ガァンッ

幼女「ひぇぇ…」

ホネホネライダー「幼稚園は?どこに行ってる??」

幼女「いってません…」

ホネホネライダー「ウソつくんじゃねェぞ!!」
ガァンッ

幼女「ほんとうです…」

ホネホネライダー「これじゃあ誘拐した意味がねェじゃねェか!!ちくしょう!」

幼女「ふぇぇ…」

幼女「おかあさんはもうずっと かえってきてません」

ホネホネライダー「なに!?」

幼女「わたし とってもおなかすきました…」
グルグル

幼女「おねがいします…なにかたべさせてください…」

ホネホネライダー「この眼は…雨に打たれている捨て犬の眼だ…」

ホネホネライダー「オレと同じ…」

ホネホネライダー「チッ…これでも食ってろ!」

ベチャ

幼女「いいんですか…??」

幼女「いただきます!」
パクパク

幼女「おじさぁん…わたし みたいテレビがあります…みせてください」

ホネホネライダー「調子に乗るんじゃねェ!!」

幼女「こわいよぉ…」
ブルブル

ホネホネライダー「ムカつくガキだぜ」

ホネホネライダー「少し痛い目にあえば黙るだろ…シューティング・アローッ!!」
バッ

幼女「ひゃあ」
ザシュッ

幼女の腕をかすった

幼女「いたいよぉ…いたいよぉ…」
ガクガク

ホネホネライダー「これくらいで泣きやがって ガキが」

幼女「…」
スルスルスルッ

ホネホネライダー「!!」

グサッ

幼女から小さいハサミが飛んできた

ホネホネライダー「今 なにをしやがった!!」

幼女「ふぇぇ…なにもしてないです!」

ホネホネライダー「ウソをつくなァ!!じゃあこのハサミはなんだ」

幼女「しりません!ゆるしてください!」
チュルッ

ホネホネライダー「このガキ…!!指から糸がでてるじゃねェか!!」

ホネホネライダー「まさかコイツ…!!能力者!!」

ホネホネライダー「なるほど!コイツは儲けた!ガキの能力者は能力者オークションで高く売れるぜ~~~っ!!」

幼女「て…テレビをみせてください」

ホネホネライダー「テメェ自分の立場わかってんのか!!」

幼女「いじわるしないでください…」

ホネホネライダー「…」

ホネホネライダー「仕方ねェ!!買い物に行ってくるから テレビは好きなの見とけ」
ピッ

幼女「わあい!『闘将!モモンガマン』が見られるよぉ!」

ホネホネライダー「逃げたら殺すからな」

-闇のコンビニ

テロンテロン♪

牛乳パックマン「よぉ!ホネホネライダーじゃねェか!!」

ホネホネライダー「おまえは…牛乳パックマン!」

牛乳パックマン「今度 能力者オークションがあるんだよ」

牛乳パックマン「おまえも何か出品する能力者はいるか?」

ホネホネライダー「あ~…」

ホネホネライダー「…」

ホネホネライダー「いねェな…」

牛乳パックマン「そうか ガキと女の能力者は高く売れるらしいぜ!!」

ホネホネライダー「そうか じゃあな」

ホネホネライダー「帰ったぞ」

シーーーーン

ホネホネライダー「まさかクソガキ!!」

幼女「スースー…」

ホネホネライダー「なんだ…寝てやがったのか」

ホネホネライダー「…」

寝ている幼女に毛布をかけるホネホネライダー

幼女「あ…おかあさんのゆめみてました…」

ホネホネライダー「目が覚めたか ほらよ 食べろ」

幼女「あーっ!カップラーメン!!」

幼女「わたしカップラーメン だいすきです!ありがとうございます!」

ホネホネライダー(カップラーメンが大好きか…親からろくに飯も作ってもらったことがねェのか~~~っ??)

ホネホネライダー「いや カップラーメンは明日だ」

幼女「え…?」

ホネホネライダー「今日は外食 いくぞ」

-ファミレス『ジョイフル』

幼女「えーっ!!すきなのたべていいんですか?!」

ホネホネライダー「ああ」

幼女「わあい!ごちそうだ~っ!えーとえーと…このサイコロペッパーステーキがたべたい!」

ホネホネライダー(ファミレスがごちそうねェ…)

ホネホネライダー「こんなところ あんまり来ないのか?」

幼女「はい こういうとこは…おたんじょうびのひかクリスマスのときしか…」

ホネホネライダー「ジュース入れてきていいぞ」

幼女「わあい」

命マン「あ!ホネホネライダーさんじゃないですか!!」

ホネホネライダー「あ?おまえは命マン」

命マン「今のガキは?あ!オークションに出すヤツですか?」

ホネホネライダー「おい!」

ホネホネライダー「あいつはオレの妹だ」

命マン「ヒィィィィッ!!すみません!!」

-ファミレスの駐車場

命マン「牛乳パックマンさん!」

牛乳パックマン「どうした命マン」

命マン「ホネホネライダーさんに妹っていましたっけ?!」

牛乳パックマン「あいつは妹といっしょに親から捨てられたはずだが…妹はすでに死んでいるぞ」

命マン「じゃ…じゃああのガキは?!」

牛乳パックマン「ん?」

ホネホネライダーが幼女と食事しているのを見る

命マン「おかしくないッスか?!」

牛乳パックマン「チッ…あいつ…オレたちに黙ってオークションで儲けようって気かよ」

命マン「マジすか?!」

牛乳パックマン「だったら逆にあのガキ オレたちのもんにすりゃあ いいんじゃねェか?!」

命マン「さすが牛乳パックマンさん!頭いいッス!」

命マン「いくらぐらいで売れますかねェ??」

牛乳パックマン「ガキでしかも女だ…能力はわからんがマニアが高値で買うからな…1億は軽い」

幼女「ごちそーまさー」

幼女「こんなにおなかいっぱいになったのはじめて!シャレコウベのおじさん だーいすきっ!」

牛乳パックマン「よお!なんだそのガキは」

ホネホネライダー「牛乳パックマン!なにしに来た!」

牛乳パックマン「そのガキ オークションに出すヤツだろ?くれよ」

ホネホネライダー「ふざけんなよ!こいつは…」

命マン「命頭突き!!」
ゴンッ

幼女「ぐっ…」
ガクッ

ホネホネライダー「おい!よくもガキを!!」

牛乳パックマン「このガキはもらったぜ…ダーク・サイクロンッ!!」
グルンッ

ホネホネライダー「ぎっ」

牛乳パックマン「命マン!!おまえはそのガキを連れて逃げろ!」

命マン「はいっ」
ダッ

ホネホネライダー「待て!!」

牛乳パックマン「おまえの相手はオレだ!ホワイトクローッ!!」

ザンッ

ホネホネライダー「あ…相変わらず強力だな…おまえのホワイトクローは…」

牛乳パックマン「バカめ…オレはあの日よりもさらに体を鍛え上げた!!」
バッ

牛乳パックマン「殺人技 カラーマークッ!!」
ドスドスドスッ

ホネホネライダー「ギャーーーッ!!」

牛乳パックマン「死んでろ!!」

牛乳パックマン「必殺 ミルクカートンッ!!」
ドギャッ

ホネホネライダー「ブッ」

牛乳パックマン「オレの勝ちだな…さて命マンのほうは…」

ホネホネライダー「シューティング・アローッ!!」

ザンッ

牛乳パックマン「ゲッ…」

シューティング・アローが牛乳パックマンの心臓に突き刺さった

ホネホネライダー「バカが…油断したな…」

牛乳パックマン「て…てめェ…」
ドサッ

ホネホネライダー「命マンはどこへ行きやがった…」

命マン「へへへっ!!かわいいなァ…味見でもするか」

幼女「ひぃっ…たすけて!シャレコウベのおじさん!」

命マン「あいつは牛乳パックマンさんに殺されたから来ないよ~」
ペロペロ

幼女「ふぇぇ…きもちわるいよぉ…」
ジョキ

ハサミを投げた!

命マン「ぎゃあああああ!!オデの舌がァァァァッ!!」

幼女「こわいよぉ…」

命マン「殺すッ!!命頭突き!!」

幼女「ヒィィィィッ!!」
チュルッ

幼女の指と指から糸がでてくる

ザンッ

コローンッ

命マン「」

命マンの首は幼女の糸で切断されてしまった!!

幼女「うえええん…こんなのイヤァ…」

ホネホネライダー「見つけた!おい大丈夫か!!」

ホネホネライダー「ゲッ…!!これは…!!」

幼女「こわかったよぉ…」
ギュッ

ホネホネライダー「おまえがやったのか…」

幼女「…う…うん…ゆびからいとがでてきてねェ…それでくびが…」

幼女「とれちゃった」

ホネホネライダー「コイツは…!!」

ホネホネライダー(とんでもねェ能力者だ!!命マンも牛乳パックマンほどではないが 実力はあったはず…)

ホネホネライダー(それをコイツは…)

ホネホネライダー「今日はもう帰るぞ」

幼女「は…はいっ…」

-次の日

幼女「おじさんはどんなことするひとなのぉ??」

ホネホネライダー「ヒットマンだ」

幼女「??」

ホネホネライダー「殺し屋…金をもらって依頼されたヤツを殺す仕事」

幼女「こ…こわい…」
ブルブル

ホネホネライダー「今日も仕事が入ってる…おまえもついてこい 一応 人質だからな」

幼女「は…はい…」

-

ホネホネライダー「シューティング・アロー!!」
ザンッ

ザ・カプチーノ「グハッ」
ドサッ

ホネホネライダー「今日の仕事はこれで終了か」

ホネホネライダー「あら…幼女は…どこだ…??」

-パチンコ屋

幼女「キョロキョロ…」

ホネホネライダー「おい なにしてんだ こんなとこで」

幼女「おかあさん さがしてたの…」

幼女「おかあさんよくパチンコやさんに いってたから…」

ホネホネライダー「はぁ…」

ホネホネライダー「おまえの母親はどんなヤツだったんだ?探すほどの価値があるヤツなのか?」

幼女「おかあさんにそんなこといわないで!」

ホネホネライダー「悪かったな…今日はもう帰るぞ」

-からくりの廃墟

ホネホネライダー「次のターゲットはコイツらか…」
バラッ

写真にうつっていたのは
なんとお嬢様に日影に妹
そして姉!!

ホネホネライダー「コイツらが…あのドゥークス・オブ・ドゥームを潰したヤツらか!!」

幼女「そんなにわるいひとたちなの??」

ホネホネライダー「悪いヤツだろうがいいヤツだろうが関係ない…仕事を遂行するだけだ」

ホネホネライダー「しかし…援軍が必要だな…ヤツらを呼ぶ」

幼女「??」

ドンッ

ブルドーザー「よぉ!ホネホネライダー!!」

勝子「あんたがあたしたちを呼ぶなんて珍しいね」

女の子としゃべるブルドーザーが現れた

幼女「こわいよぉ…」

ホネホネライダー「安心しろ オレの仲間…同業者だ」

ブルドーザー「なんだそのガキは」

ホネホネライダー「人質だ」

勝子「はあ…?」

勝子「よろしくね」

幼女「よろしくおねがいします…」

ブルドーザー「おまえの顔を見てもなにも言わないな」

勝子「うるさいわねッ!!子供は純粋なのよ!」

ホネホネライダー「勝子!ブルちゃん!おまえらの分だ」

金をわたす

勝子「こんなにもらっていいの?!」

ホネホネライダー「ああ」

ブルドーザー「税金が引かれない分 儲かるんだよ この仕事は」

勝子「人殺して 儲かるなんて最高の仕事だよね!」

ブルちゃんに乗り込む勝子

-聖ホーリー小学校

先生「最近 女の子の顔の皮が切り取られて殺される事件が起きています」

ザワザワ

妹「怖いよぉ…」
ブルブル

日影「怯えないで妹…こんなひどいことをするのは変態よ」

お嬢様「私の美しい顔が…」

委員長「誰もあなたなんかを殺そうとは思いませんよ」

お嬢様「いいえ!このあいだ ブルドーザーに轢かれかけましたもの!誰か私の命を狙っていますわ!」

委員長「ん…待って!!」

委員長「教室が揺れている!!」

グラグラグラッ

委員長「誰がこんなことを…」

ブルドーザー「ブルブルブルッ!!」
ガァンッ

ブルドーザーのブルちゃんが
学校に体当たりしていた!!

妹「ふぇぇ…ブルドーザーがしゃべってるよぉ…」

お嬢様「あのブルドーザーは…!!」

お嬢様「私を轢こうとした巨大すぎるブルドーザーですわ!!」

日影「お嬢様を殺しにきたのね…」

妹「戦おう!パワーファイターが相手なら 私に任せて!!」

妹「フェンリルさん!!」

フェンリル「わん!」

妹がフェンリルに乗り ベランダから飛び出した!!

妹「クッショニングマテリアルーーーッ!!」
ポヨンッ

ブルドーザー「なんだおまえは」

妹「学校を壊さないで!」

ブルドーザー「歩けねェみたいだな…そんなんでオレの相手がつとまるかよッ!!」
グシャッ

妹がブルちゃんに轢かれた!!

お嬢様「妹さんーーーーッ!!」

日影「轢かれたわね」

委員長「うん」

お嬢様「あなたたち…なんてことを…!!妹さんが轢かれたのですよ!!」

プチプチ

妹「ふぇ」

ブルドーザー「なにィ!!潰れていない!!」

妹「私の能力だよぉ…」
ボフッ

妹「プチプチプチプチッ!!」
ドギャドギャドギャ

ブルドーザー「ぐあっ」

ホネホネライダー「どうだブルちゃん」

勝子「倒せそう?」

ブルドーザー「勝子にホネホネライダー!!歩けないガキはオレ1人で十分だ!」

ホネホネライダー「写真では気がつかなったが…コイツ歩けないのか」

妹「まさかこの3人…悪辣なお金稼ぎをしている恐怖の殺し屋『D3』では?!」

ホネホネライダー「ムヒョヒョ…よくわかったなガキなのに」

妹「な…なんてことだぁ~…」

翻弄するエルフの女剣士「待て!!」

『!!』

翻弄するエルフの女剣士「私の父はおまえらD3に殺された!!父の仇をうってやる!!」
バッ

翻弄するエルフの女剣士「ウオォォォォッ!!エルフ・ブレード!!」

ブルドーザー「重機落盤落とし!!」
ガァンッ

翻弄するエルフの女剣士「グッ!!」

ホネホネライダー「ムヒョヒョヒョ~!!シューティング・アローッ!!」
ザンッ

翻弄するエルフの女剣士「ガハッ」

勝子「止めはあたしがさす!」

勝子の腕が剣に変型する!

勝子「お面頂戴!」
ベリベリベリッ

翻弄するエルフの女剣士「ぎゃああああああッ!!」

ビッ

翻弄するエルフの女剣士の顔の皮が剥がされた!

妹「エルフちゃんーーーっ!!」

勝子「またあたしのコレクションが増えた」
ペロペロ

翻弄するエルフの女剣士 死亡

妹「くっ…許さない…!!倒してやるッ…!!」

勝子「あなたの顔の皮もほしいな~」

ブルドーザー「おいおい コイツはオレの獲物だぜ」

ホネホネライダー「そうだぞ勝子」

勝子「ちぇ~!だってブルちゃん…相手の全身の肉削り取っちゃうじゃん!顔の皮剥がせなくなるもん!」

妹「ひっ…」

ブルドーザー「たぶんおまえは気泡緩衝材の能力!!打撃攻撃はきかないか…!!」

妹「!」

ブルドーザー「だったらひきちぎるまでだ!!ディザスター・タンク!!」
ギャギャギャ

妹「ギギギ…」

ブルちゃんのキャタピラーで
妹の体が削られていく!!

妹「ぎゃあああああ!!」

日影「まずい…妹は打撃攻撃や激突技には強いけど…斬られたり…削られたり…燃やされたりするのには弱かったはず…」

日影「早く助けにいかないと」

お嬢様「やめなさい日影!あなたは生理で能力が使えないのでしょう??」

お嬢様「私と委員長がいきますわ!日影はここでみんなを守ってください!」

委員長「頼みましたよ」

日影「うん」

妹「プチプチプチプチッ!!」

ブルドーザー「ブルブルブルッ!!重機落盤落としィィーーーッ!!」

ガッシャーン

妹「う…うぅ…」

ブルドーザー「まず1人」

妹(なんて威力だ…私が緩衝材ボディじゃなければ死んでいたよぉ…)

クルンッ

妹「今まで吸収したダメージを まとめて返すッ!!」

ブルドーザー「な…!!ブルッ!!」

バァーンッ

妹「ふぇぇ…汚い花火だよぉ…」

ブルちゃん 死亡

勝子「ブッ…ブルちゃん?!」

ホネホネライダー「よくもやってくれたな」

妹「そ…そういえば仲間がいたんですね~…」

ホネホネライダー「シューティング・アローッ!!」

妹「ハッ」

ザシュッ

なんとか かわし
ダメージを最小限に抑えた!!

妹「うッ…?!」
ガクッ

ドボドボドボ

妹「血が…止まらないィィィィッ?!」

勝子「あたりどころが悪かったみたいね」

妹「ヒッ」

勝子「今…あたしの顔を見て嫌な顔をしたなッ!!」

勝子の腕が剣に変型した!

妹「おしまいだ…血が止まらない上に…2人も…相手しなきゃいけないなんて…」

ドンッ

お嬢様「妹さんは休んでいて!」

委員長「コイツらは私たちが倒します!」

妹「お嬢様!委員長!超助かる!!」

勝子「邪魔なヤツらめ…」

ホネホネライダー「いや…そうでもねェ!!このお嬢様は!!」

ホネホネライダー「以前から殺してほしいと依頼が来ていたヤツだッ!!」

勝子「そうなの?じゃあ お嬢様はあたしにやらせてよ!」

お嬢様(ゲェ!!コイツの顔…)

委員長「私の相手はあなたね」

ホネホネライダー「ムヒョヒョヒョヒョ!!」

妹「血が…血が…」
ドボドボドボ

保健室の先生「大丈夫?」

妹「保健室の…黒川先生…」

保健室の先生「待ってて…止血するわ…」

妹「すみません…ありがとうございます…」


勝子「ふふっ…最近ここらへんで女の子の顔が切り取られる事件が相次いでいるでしょう?」

勝子「その犯人はあたしよ…この腕が剣になる能力でね」

お嬢様「…そうですか…理由はあなたの顔を見ればわかりますわ…」

勝子の顔の右側は髪で隠していたが
ひどい火傷の跡があった

勝子「カースド・ブレード!!」
ザンッ

お嬢様「お嬢様ディフェンス!!」
サッ

勝子「おまえの顔の皮を剥いでやるッ!!」

お嬢様「なめやがってですわ!」
モミッ

お嬢様が勝子のおっぱいを掴んだ!

勝子「な…なにをするの?!」

お嬢様「リメイク・パズルッ!!おまえの心臓は破裂する!!」

ボンッ

勝子「ガハッ!!」

勝子 死亡

お嬢様「あ…あぶなかった…」

ホネホネライダー「ムヒョヒョヒョヒョ!!リバースパワーボム!!」
ガァンッ

委員長「うぎゃあああ!!顔面が割れるッ…!!」

妹「委員長ーーーーッ!!助けにきたよ~~~~ッ!!」

妹がフェンリルに乗って現れた!!

委員長「妹さん!」

ホネホネライダー「シューティング・アローッ!!」
ザンッ

委員長「うっ」
ガクッ

妹「委員長!」

妹「委員長ーーーー!!!」

妹「よくも!よくも委員長を!」

妹「許さないッ!!プチプチプチプチッ!!」

ホネホネライダー「ムヒョヒョヒョ!!ナスティ・ギムレットーーーッ!!」

ホネホネライダーの足がドリルのように回転し
妹を攻撃した!!

妹「うわあああああ!!」
ガクッ

ホネホネライダー「オレのシューティング・アローで心臓を貫いてやるぜッ!!」

妹「くぅぅ…」
ポチッ


-家

君がいるなら~♪
どんな時も~笑ってるよ~♪

姉「妹ちゃんから着信?」
ポチッ

『ヒィィィィッ!!助けてくれェェェェッ!!』

姉「妹ちゃん?!」

ホネホネライダー「息の根を止めてやるッ!!シューティング・アロー!!」

妹とフェンリル「おしまいだァァァァッ!!」

バリッバリバリッ

妹「!?」

ズリュズリュズリュ

ザッパァァァァァッ

妹「空間が裂けていくッ!!」

妹「これは…これは…!!」

妹「空間を引き裂くお姉ちゃんの能力だッ!!」

バァーンッ

姉「これは…すごくヘヴィな状況ね…」

ホネホネライダー「コイツは!!21世紀最強の能力者!!」

姉「そういうあなたは…悪辣な殺し屋チーム『D3』のリーダー ホネホネライダーじゃない?」

ホネホネライダー「そうだぜ…ナスティ・ギムレット!!」
ギャルギャルギャル

姉「きゃっ」
ガァンッ

姉「やるじゃない」

ホネホネライダー「ホラ吹きが…全然きいてねェだろうがッ!!」

妹「私を倒したナスティ・ギムレットをまともにくらって…全然きいてない?!」

ホネホネライダー「ホネホネホネホネッ!!」

姉「アネアネアネアネッ!!」

ギャギャギャ

ドォンッ

姉「くっ…」

ホネホネライダー「ムヒョ…」

姉「いっちょやってみっか!」
バッ

姉「アネハメ波ッ!!」

ホネホネライダー「!!」

ドギャスッ

ホネホネライダー「があああああ!!があああああああ!!」

ドサッ

ホネホネライダー「なんて…強さだ…」

ガサガサガサッ

幼女「まけないでシャレコウベのおじさん!」

『!!』

ホネホネライダー「幼女…!!」

幼女「またいっしょに ごはんたべにいこうよ!」

姉「あの娘は…??」

ホネホネライダー「そうだったな~~~ッ!!」
バッ

ホネホネライダー「止めだ!!シューティング・アローッ!!」
バシュッ

姉「!!」
ヒュンヒュンヒュンッ

姉がシューティング・アローをかわした!!

ホネホネライダー「そんなことをしても無駄だ!このシューティング・アローは地獄まできさまを追って 心臓を刺し貫くッ!!」

姉「えっ…エ~~ッ!!」

妹「嫌ァ!!お姉ちゃん!!」

姉「ならば…」

姉「アーーネーーー…」

姉「ハーーーメーー…」

姉がアネハメ波を溜めている!!

妹「そ…そんなことをしたら!!」

ピシュンッ

姉が消えた

ホネホネライダー「消えた?!」

ホネホネライダー「だがシューティング・アローはすぐにおまえの居場所を突き止め…」

シュンッ

姉がホネホネライダーの目の前に瞬間移動したッ!!

姉「波ァァァァァッ!!」

妹「瞬間移動アネハメ波だ!!」

ホネホネライダー「グウフェハァー!」

ドゴォン

姉「…終わった…」

幼女「そんなぁ…シャレコウベのおじさん…」

姉「この娘は…?」

ホネホネライダー「…」

ホネホネライダーは何も言わず 幼女を抱きしめた

ホネホネライダー「身代金目当てで誘拐したガキ…」

ホネホネライダー「親から見捨てられたガキだ…」

ホネホネライダー「だがオレには他人に思えなかった…だからこうしていっしょに住んでる…」

姉「ホネホネライダー…」

ホネホネライダー「最後の…頼みがある…聞いてくれ…」

姉「私にできることなら…」

ホネホネライダー「あの幼女の…母親になってほしい…後生の頼みだ…」

姉「…」

ホネホネライダー「オレみてェな犯罪者に育てられるより あんたみたいないい人に育てられるほうが幼女にもいいだろう…」

姉「それより場所を変えましょ あの娘の前じゃ あなたを殺せない」

幼女「おねがいします!おじさんをころさないでくださいっ!」

幼女「わるいひとだけど…わたしにとって たったひとりの おとうさんなんです!!」

ホネホネライダー(幼女…そこまでオレのことを…)

ホネホネライダー「オレは仕事で遠いところへいく」

ホネホネライダー「オレが帰ってくるまで あのお姉さんがおまえの母親だ…いい子にしてるんだぞ」

幼女「やだ!いかないで!」

ホネホネライダー「すまないな…おみやげ…なにがほしい??」

幼女「『オサレ魔女モモ&モンガ』の変身グッズ…」

ホネホネライダー「わかった…必ず買ってくる…」

ホネホネライダー「じゃあな…」

ホネホネライダー「ちっ…今になって命が惜しくなりやがった…」

ホネホネライダー「今まで犯した罪の罪悪感すら感じる…」

姉「アネ…ハメ…」

姉「波ァァァァッ!!」

ドギャス

姉(幼女のことは心配しないで…あの世で償いなさい)
バッ

-帰り道

幼女「よ…よろしくおねがいします!」

姉「こっちこそよろしくね幼女ちゃん」

妹「かわいいねっ」

姉「そうだ幼女ちゃん なにが食べたい~??」

幼女「えっ…えっと…ジョイフル!ジョイフルに いきたいです」

妹「私もちょうどお腹減ってたんだぁ」

姉「じゃあジョイフルに行こっかー」


第2部『戦闘潮吹』

幼女
ホネホネライダーが誘拐してきた親に捨てられた幼女
能力『トロイメライ』
裁縫の能力
傷口を縫って治すこともできる

ホネホネライダー
悪辣な金稼ぎをする殺し屋『D3』のリーダー
能力『ボーン・ディス・ウェイ』
腕の骨が伸びる
それを利用して相手の心臓を撃ち抜く『シューティング・アロー』は一撃必殺の殺人技だ!

カーカス
環境を破壊する暴走族『ドゥークス・オブ・ドゥーム』の総長
能力『硫酸どろどろなんでも溶かす』
環境破壊の能力

第3部『ブターダストクルセイダース』

ガッシャーン

美音「シンダ…」

あたしの名前は中岡美音
トラックに轢かれました
今から死にます

バササッ

魔法のモモンガ「やぁ!大丈夫かい?!」

し…白いモモンガ!?
しかもしゃべっている!
なんだコイツは!

魔法のモモンガ「キミはすごい才能を持っているのに こんなところで死んでしまうのは惜しいな」

美音「死にたく…ないィ…」

魔法のモモンガ「だったらボクと契約しておくれ!」

美音「契…約…??」

魔法のモモンガ「どうやら『ゴッド』の力を持つ女の子がこの聖ホーリーにいるみたいなんだ!」

美音「な…なんでもするからァ…はやく…」

魔法のモモンガ「ボクたち『能力者開発機構-テスタロス-』はゴッドの力を持つ女の子を手に入れたい!!」

魔法のモモンガ「だから能力を授ける代わりに ゴッドの少女を探してくれる『能力少女』を集めているんだ!」

美音「ひ…ひんじゃうゥゥ…は…はやく…たひゅけて…」

魔法のモモンガ「ボクと契約すればランダムで能力が発現する!その代わり我ら『テスタロス』のために仕事をしてもらうよ!」

美音「おねがい…」

魔法のモモンガ「契約成立だ!ボクのチンポに刺されたら キミは能力が発現する!!」

ズンッ

ドッギャーンッ

魔法のモモンガ「ま…まさか…発現したらいきなり能力を使うなんて…とんでもない破壊力だね」

美音「これがあたしの能力…」

美音「道路が吹き飛んでしまった…」

-真夜中の鉄塔

たかし♀「胸の炎が~マットを焦がす~♪」

魔法のモモンガ「やはりここにいたんだね!たかし♀!!」

たかし♀「モモンガッ!!現れたわね!」

たかし♀「あなたたちテスタロスのくだらない計画のために…私の仲間はみんな死んでしまったわ…」

魔法のモモンガ「仕事なんだから仕方がないだろう それに彼女らの命はボクが能力を発現させてあげなければ もっと早くに終わっていただろうけどね!」

たかし♀「それ以上の侮辱は…殺してやるッ!!」

たかし♀がナイフで魔法のモモンガを刺そうとする

魔法のモモンガ「ひぃっ!!よしてくれよ!ボクがキミと戦ってかなうはずがないじゃないか!」

魔法のモモンガ「それよりボクを殺せばボスがくるよ!いくらキミの能力でも我が組織のボスにはかなわない!」

たかし♀「く…!!」

魔法のモモンガ「ボクがここに来たのは他でもない!新しい『能力少女』が5人できたんだ!」

魔法のモモンガ「キミの仲間となる能力少女がね」

たかし♀「死んだ紐パンマンやジャイコ・ツェペリが言っていたように 私たちは同じ『能力少女』というだけで『仲間』ではないわ」

魔法のモモンガ「まぁ そう言うなよ」

ケツマン子「ケツマン子…インドの炎使いといえばわかるかしら?」

たかし♀「!!」

ケツマン子「あたしが作ったカレーよ…食べて」
ベチャ

チャラ男「ちぃーっす!!オレが能力少女のチャラ男ッス!!ってかマジ泣けたッス マジヤバくねェ?!」

たかし♀「は?!男?!」

ぼっち「ボソボソ」

たかし♀「こいつも男?!」

ブラッシー「ワンワン」

白い犬が吠えていた

たかし♀「『能力少女』なのに『男』でいいの?!しかもこいつにいたっては犬じゃない!!」

魔法のモモンガ「名称が『能力少女』なだけでボクは男でも動物でも才能があれば能力者にできるよ…『帰国子女』みたいなもんさ」

魔法のモモンガ「ボクが作れる『能力少女』は6人までだ…6人目の美音は自分の能力を楽しみまくってるからここにはいないよ」

たかし♀「なにが能力少女よ…」

チャラ男「いーねいーね!賛成~ッ!!」

たかし♀「ちょ…ちょっとあなたたち!!」

チャラ男「まずはオレからァ!!オレの能…」

たかし♀「味方でも自分の能力は見せるべきではないわ…その…言いにくいんだけど裏切り者やスパイがいるかもしれないし…能力って戦闘以外で他人に見せるようなものじゃないと思うの」

ケツマン子「はぁ…?」

チャラ男「キモッ!裏切り者がいるとかそういう発想自体がなんか根暗だな!キメェ~!!」

たかし♀(なんなのよ…こいつら…)

バサッ

魔法のモモンガ「ボスからの連絡だ」

たかし♀「む!」

魔法のモモンガ「どうやらこの聖ホーリーには あの暴走族『ドゥークス・オブ・ドゥーム』や殺し屋チーム『D3』を潰したヤツらがいるらしい」

魔法のモモンガ「そいつらにゴッドのことを知られると厄介だから 殺してほしいそうだ」

たかし♀「バカな…私がいればそんなヤツら倒すのは楽勝だけど…顔もわからないようなヤツを…」

魔法のモモンガ「写真はちゃんとあるよ」
バッ

妹と日影 お嬢様や委員長の写真だった

チャラ男「コイツらを潰せばいいんだな!」

ケツマン子「楽しそう!」

魔法のモモンガ「じゃあキミたちに任せたよ!みんな聖ホーリー小学校の生徒だ」

たかし♀「ふぅん…」

翻弄するエルフの女剣士「待て!!」

『!!』

翻弄するエルフの女剣士「私の姉は おまえら能力少女に殺された!」

翻弄するエルフの女剣士「ウォォォォォッ!!」

翻弄するエルフの女剣士「姉の仇だ!!エルフ・ブレード!!」

ケツマン子「ケツファイア」
ボッ

翻弄するエルフの女剣士「ぎゃ」

ぼっち「クリアリングナイフ」
ザスッ

翻弄するエルフの女剣士「がっ」

ブラッシー「わん!」

おっさんが3日間連続で使いつづけた歯間ブラシを鼻にあてた

翻弄するエルフの女剣士「ぐえっ」

チャラ男「タンクタックルーーーーっ!!」
ガァンッ

翻弄するエルフの女剣士「ぎゃああああ!!」

ドスンッ

翻弄するエルフの女剣士の顔面に隕石が落ちてきた!!

グシャ…

チャラ男「この能力は!!あいつ見ていたのか…」

たかし♀「あいつ!?この隕石はあなたの能力じゃあないの?」

チャラ男「違ェよ!!これは最後の能力少女…!!」

ケツマン子「中岡美音の能力ね」

たかし♀「待って…この隕石が能力ってことは…」

たかし♀「そいつはそうとうヤバい能力なんじゃ…!!」

翻弄するエルフの女剣士「ふがっ…」

翻弄するエルフの女剣士 死亡

-聖ホーリー小学校

キキキッ

お嬢様「のどが渇きましたわ」

妹「ジュース飲む?」

お嬢様「わぁい」

日影「爪切りないかしら?」

妹「はい」

車イスから爪切りをだす

委員長「妹さんの車イスはいろんなものが入っていますね」

妹「うん~忘れ物しちゃうと大変だからねぇ」

日影「あそこに犬がいるよ…学校に迷い込んでしまったのかしら…??」

ブラッシー「わん!」
ハフハフ

ブラッシー「きゃんきゃん」
ペロペロ

妹「この白いわんちゃんかわいいねぇ」

お嬢様「変な犬!こんな犬見たことないですわ」

委員長「きっと新種ですよ」

ブラッシー「わんわん」

日影「これは…」

ブラッシーが歯間ブラシをだした

日影「歯間ブラシ??」

チャラ男「ヒヒヒ」

たかし♀「ほ…本当にあんなのでうまくいくのかしら」

チャラ男「心配すんなって!!あの犬 ブラッシーの能力は『歯間ブラシを出す能力』!!」

チャラ男「そしてあの歯間ブラシには毒を塗ったァ!!歯間ブラシを使えばヤツは人生おつかれピーヤってわけッスよォォォォッ!!」

たかし♀「それ 給食に毒を混ぜるほうが確実だったんじゃないかしら」

チャラ男「!!」

たかし♀(失敗しろ失敗しろ!旧世代の能力少女のほうが優秀ってことを思い知らせてやるわ)

チャラ男「ヤツらが歯間ブラシを手にとったぞ!!」

たかし♀「!」

日影「歯間ブラシがいっぱい…」

お嬢様「まァ!!どうしてこんなに…??」

妹「きっとこのわんちゃん 歯間ブラシが好きなんだよぉ」

委員長「この歯間ブラシはピンク色ですわ」

チャラ男「ヤツらアタリを手にしたぜーーーっ!!」

チャラ男「あれはオレが作った歯間ブラシの糸がカミソリになってる歯間ブラシだァァーーッ!!」

チャラ男「使ったら最後 おまえの歯茎は終わる!使え使え使えェェェェッ!!」

たかし♀「…」

お嬢様「汚いから捨てましょう」

委員長「そうですね」
ポイッ

日影「わんちゃん…こんな汚らしいのは拾ってきちゃあダメよ…誰が使ったかもわからない…」
ポイッ

チャラ男「なにィィィィッ?!!歯間ブラシを捨てやがったァァァァッ!!」

チャラ男「マジかよ!!オレの細工を見破ったわけが…こんなことがあってたまるかァ!!」

チャラ男「なんで使わねェんだ!!パネェ!!」

たかし♀「ねぇ…あなたは…」

たかし♀「女の子が友だちの前で歯間ブラシなんか使うと思ってるの??」

チャラ男「ハッ…」

しかしこんな危機的状況も
数々の修羅場をくぐり抜けてきたブラッシーにとっては
想定の範囲内だった!!

ブラッシー「ぱうぱう」
ペロペロ

妹「えひひっ…本当にかわいいね!このわんちゃん!!」

ブラッシー「あん!」

妹「飼ってあげたいけど…うちにはフェンリルがいるし…」

お嬢様「うちにも18体以上もペットがいますわ!ゴールデンレトリバーにオコジョにマングースにガラガラヘビにツチノコにペルシャネコにハシビロコウに金魚にアザラシにハムスターにインコにメガラダピスにウサギにカメにニャオニクス!」

お嬢様「でももっといますわよ」

委員長「私…お母さんに頼んでみます…」

妹「委員長…」

委員長「こんなかわいいわんちゃんを捨てるだなんてひどいです」

ブラッシー「わんわん!」

チャラ男「天才的だぜ…ブラッシー!!」

チャラ男「ヤツが…モモンガがブラッシーを能力少女にした理由がわかった…これを狙っていたのかよ…!ヤツは…!」

妹「じゃあねー」
バイバーイ

お嬢様「委員長は優しいし きっとあのわんちゃんを大切にしてくれますわよね」

日影「あたしもそう思う…それよりさっきからあたしたちのあとを つけているあのバカはだれ?」

『!!』

ケツマン子「見つかったのなら仕方がない…」

ガサガサガサッ

チャラ男「ケツマン子が戦うぜ!」

たかし♀「私はこそこそ見ているだけでいいの?」

チャラ男「まだ敵の能力もわかってねェんだぜ!!少し様子を見て 対策法をねって戦うのほうがいいんじゃね?」

たかし♀(意外と賢明ね…)

ケツマン子「ズームパンチ!」
ガァンッ

妹「きゃぁぁぁぁんっ」

お嬢様「腕が伸びた!?能力者か…」

ケツマン子「能力者だと~~~?!そんなヤツらといっしょにしてくれるなよなァァァ!」

ケツマン子「あたしは能力少女!!選ばれた能力者ァァァァァッ!!」

ケツマン子「ケツファイア」
ボッ

日影「お尻から…」

お嬢様「炎が…!!」

ジュ…

お嬢様「うわあああああ!!」

日影「待って!今冷やす!」
シュッ

ケツマン子「…! 氷の能力者!!やった!」

ケツマン子「今日はついてる!!ケツファイア!」

日影「炎をも冷やすクール&クレバー」
シュンッ

お嬢様「能力の相性を克服した!!すごいですわ!!」

ケツマン子「炎を凍らせる氷だと?!そんなものがあってたまるかーーーっ」

ケツマン子「ケツテレポ」
シュンッ

日影「!」

ケツマン子が日影の目の前に
テレポーテーションした!!

ケツマン子「ケツフレイム」
ボッ

日影「ぐっ」

お嬢様「そんな…日影ッ!!」

日影「大丈夫よ…心配しないで…」

ケツマン子「死ねッ!!ケツインフェルノ!!」

日影「ビッグ・タスク!!」

日影のツインテールが
巨大な牙になった!!

ズサッ

ケツマン子「プリィィィィッ!!」

ドサッ

日影「…」

日影「大丈夫だった…?」

妹「う…うん!日影ちゃんはとっても強いね!」

妹「でもあの人が言っていた『能力少女』ってなんだろう??」

日影「あたしも気になっていた…選ばれた能力者なんて言っていたけど…」

お嬢様「今日 おばあちゃんに聞いてみますわ!」

日影「頼んだわ…」

お嬢様「それにしても ズームパンチをくらったとき とても痛がっていましたが本当に大丈夫ですか…??」

妹「なんだか最近 胸にしこりみたいなのが出てきて痛いんだぁ…」

日影「…」

お嬢様「すでになにか攻撃を受けているかも…」

妹「ふぇぇ…嫌だよぉ…」

日影「待って…少し…触らせて…」
ギュッ

妹「ん…なにするの…日影ちゃん…」

日影「胸が…ふくらんできているだけ…」

日影「明日…いっしょにブラジャーを買いにいこ…」

お嬢様「なんですかそれは~~~っ 私もついていきます!」

妹「ふぇぇ…楽しみだよぉ…」

チャラ男「バカな…ケツマン子が…」

たかし♀「やられた…!!」

たかし♀「どうするの?!仲間の仇を打つの?!」

チャラ男「待て…あの車イスの女と巻き髪の能力がまだわからねェ…戦うのはまだだ…」

たかし♀「クールね…」

たかし♀「さっきの会話…聞いた??ブラジャーを買いにいくって…」

チャラ男「ブラジャー…まさか…」

たかし♀「おそらくヤツらは明日 あの店でブラジャーを買うはずよ」

チャラ男「こうなったらアイツをぶつけるか…」
ポチッ

チャラ男「おまえの出番だ…ぼっち…」

チャラ男「安心しろ…おまえはもう1人じゃない…」

-ランジェリーショップ『ランチキ』

妹「かわいいブラがいっぱいあるねぇ」

妹「でもどれがいいんだろう??」

日影「試着させてもらえば…?妹にはこれが似合うと思うわ…サイズも」

お嬢様「う~~~ん」

日影「あなたは悩むほど胸ないじゃない…」

たかし♀「どこにいるの?あなたが呼んだ能力少女は?あの店員?」

チャラ男「いや…たぶん…あそこらへん…」

たかし♀「あそこらへん??曖昧な答えね…まさか今度は虫の能力少女??」

チャラ男「いいや…これがヤツの能力なんッス…」

ぼっち「デュフフ…」

ぼっち「これがボクの能力…『ワンマン不安』…背景と一体化する能力…」

妹「わぁ!ここの試着室広いよぉ!」

店員「当店の試着室は車イスのまま試着できますよ」

お嬢様「よかったですわねっ!いっしょに試着しましょう」

日影「待って…あたしはちょっと…」

日影「さっきから覗いているネズミを倒してくる…」

お嬢様「敵がいるのですね!」

たかし♀「気づいたみたいよ」

チャラ男「オレがやる…先輩は待ってろ」

-試着室

ガララッ

お嬢様「!」

妹「誰か入ってきた?!」

お嬢様「いえ…誰もいませんわ…イタズラで誰か開けたのでしょう」
ピシャッ

妹「きゃっ!!」

ガシャーンッ

妹が車イスから落ちた!!

お嬢様「妹さん?!」

妹「うぐっ…」

妹「『落ちた』んじゃない…『落とされた』…!!」

妹「誰かいるよッ!!この試着室ッ!!」

お嬢様「!!」

お嬢様「誰かいるって…ここには私とあなた以外 誰もいないじゃない!」

妹「クッショニングマテリアル!!」

妹「私に攻撃は通用しないよッ!!」

お嬢様「いったい誰がいるのですか?!」

グサッ

妹「ぐえええっ…!!」

妹が刺された!!

お嬢様「妹さん?!妹さん そんなッ!!」

妹「信じがたい話かも…刺される間際…呼吸音が聞こえた…なにかを遠隔操作してるとかじゃない…」

お嬢様「まさか…透明人間の能力?!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月08日 (月) 04:06:47   ID: WPZe4tnv

なぁにコレぇ?

2 :  SS好きの774さん   2016年02月08日 (月) 04:07:53   ID: WPZe4tnv

思ってたのと違うwww感動系かと思ってwktkしてたのになんだこれはwww適当なギャグ小説じゃねぇかwwww

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