鷺森家
灼「憧は、アイスティーだよね?」コポコポ
憧「もちろん。和は、もう着くって」
灼「アイスティーでいいかな?」
憧「いいと思うよ。和もあの人も、多分アイスティー好きだと思うし」
灼「わかった。とっておき出す」
ピンポーン
灼「来たみたいだね」
和「すいません、遅れました」ゴトッ
大きいトランクケースを持って居る和
憧「別にいいわよ。無理難題頼んだわけだしね」
灼「これが…、例のアレかな?」
和「はい、苦労しました。あの人に気付かれないように長野出て、阿知賀まで来るのに…」
カパッ
トランクを開ける和
久「む~~~~~~」モガモガ
和「こちらが清澄の部長の竹井久さんです」
灼「初めまして。阿知賀の部長の鷺森灼です」ペコリ
憧「やっほー久しぶり。全国大会の中堅戦以来ね」ペコリ
久「む~~~~~~」モガモガ
和「よろしくと言ってるみたいです」
灼「今回の作戦は、憧と二人で考えた」
憧「難易度はベリーハード。正直、恋より命が惜しいなら和はここで引き返しなさい」
和「…何をいまさら。咲さん以上に大事な物などありませんよ」
久「む~~~~~~」モガモガ
灼「とりあえず、猿轡を取りますね。アイスティー飲めないし」
・
・
・
久「…ぷはっ。あんた達!一体、私に何させる気よ!?」
憧「まず、和に問うよ。和って処女厨?」
和「言ってる意味がわかりません」
久「どちらかって言うと、経験豊富な子より初な子に燃えるわね、私は」
灼「違う聞き方をするね。宮永咲の処女が貰える権利と、宮永咲と恋人になって毎日イチャイチャする権利。どっちがいい?」
和「…」ウーン
和「どちらも欲しいですが、欲しいのは圧倒的に後者ですね」
憧「NTRってジャンルの漫画読んでて閃いたんだけどね」
灼「…正直、私達、告白する勇気もないし、恋愛経験も全くない」
和「まぁ…、そうですが…」
久「んなもん、適当にパッパッとヤっちゃって、流れで好きですとか言えばいいのよ」
憧「…だからね。任せてみようと思うの」ウツムキ
灼「私はもうハルちゃんが、恋愛経験初めてではないのはこの前、偶然知ったから…」ウツムキ
和「…どう言う事ですか!?」ガタッ
・
・
・
久「私に、貴方達の代わりに高鴨さん、赤土さん、咲を落とせって!?」
憧「はい、頼みます。私達の体と入れ替えてね」
久「はぁ~~~~~!?」
灼「私達の体を一時的に竹井さんと交換します。それで、鷺森灼としてハルちゃんと恋仲になって下さい」
久「ったく、何で私がそんな面倒な事しなきゃいけないのよ」ブツブツ
憧「だって、竹井さん恋愛の百戦錬磨でしょ!?」
灼「噂では、落とし神なんてあだ名も」
和「まぁ、確かに私に落とせない女なんて居ないのよ!なんて、言ってた事もありましたね」
久「う~ん、まぁ不可能ではないけどね。特に咲に至っては…」
久(和の体で、咲と恋愛するんでしょ?じゃあ、普通に好きですって言えば、10秒で終わるけどね)
久「ちなみに断った場合は?」チラッ
灼「残念ながら、二度と麻雀が出来ない体になります」
和「…部長、申し訳ありません」ペコリ
久「先輩に手を上げるような後輩に育てた覚えないんだけどな…。ってか、私に何かあったら美穂子が黙ってないわよ?」
憧「それも覚悟の上。だから、今回の作戦はベリーハード。リスクもかなり高いのよ」
灼「福路さん、三人でかかっても倒せるかな…」
和「…うーん。自信無いですね」
久「…まぁ、私も痛い思いはしたくないし、協力するわよ」
久「ってか、ノーって選択肢ないんでしょ?」
憧「もちろん!」
久「はぁ…、ったく。で、どこに行くの?鹿児島?」
和「鹿児島だと、福路さんがすぐ気付きませんか?」
憧「うん、だからね。今回は少し小細工してみた」
書き込めるか
いいかげんにしてください!
いくらなんでもやっていいこととダメなことがあるはずです
そんなことしても本物の愛は手に入りませんよ
もう謝っても許しませんからね!これは姫様の恨みです
ついには誘拐にまで手を染めて!
とうとう人の道を踏み外してしまったみたいですね
やむをえませんから神代本家分家総力を挙げてあなたたちの計画を阻止します
れんこん
鹿児島
小蒔「持ち物はこれでいいですね」
霞「あら、小蒔ちゃん。旅行でも行くの?」
小蒔「はい、宮守女子の熊倉さんからお誘いがありまして」
霞「へぇ…、一人で電車乗れる!?岩手まで遠いわよ」
小蒔「の、乗れますよ!電車で寝過ごさないか心配ですが」
霞「宮守女子か…。私も行ってみたいんだけどね」
小蒔「手紙には、一枚の切符と宿泊券しか入ってませんでしたよ」
霞「あらあら、他の永水女子メンバーは自費で来いって事かしら」
小蒔「だ、出しましょうか?」
霞「冗談よ。小蒔ちゃん、私よりお小遣い少ないの知ってるわよ。楽しんで来なさい」
霞「姉帯さんによろしくね」
小蒔「はい!」
お、再開してたか
支援ぞ!
宮守女子
小蒔「本日は招待して頂き誠にありがとうございました」ペコリ
豊音「あー、神代さんだ!どうして岩手に?」
白望「誰か話聞いてる?」
胡桃「熊倉先生なら知ってるかもね」
憧「はーい、みんな動くな」
エイスリン「…タスケテ」カタカタ
和「大人しくしてれば危害は加えません」
小蒔「あ、あ、あ、貴方達は!?」ガタガタブルブル
久「相変わらずエロい腰回りね…。燃えるわ」サワサワ
塞「ちょっと、どこ触ってるんですか!?」
憧「私が適当に名前借りて、手紙書いただけよ」
小蒔「そんな…」カタカタ
豊音「ふ、二人を離してよ!」
和「後で私のサイン上げるから協力して下さい」
灼「麻雀打つだけです。練習試合だと思えば…」
豊音「いい加減にしないと私も怒るよ!」
久「おおっ…、怖っ…、姉帯さんが怒ると迫力あるわね」
一方、鹿児島
初美「大変ですよー。福路美穂子さんらしき人が鹿児島で目撃されたらしいです」
霞「なんですって!?」
巴「しかし、姫様は今現在、ここに居ませんからね」
春「姫様だけ安全ですね」ポリポリ
霞「また四人揃ってのご登場かしら?」
初美「いえ、報告によると一人だけみたいです。ケンカでもしたんでしょうか」
霞「…一人ね。ふんふむ」
確か、もう一個書いたよ。灼・和・憧・美穂子、四天王で
霞「みんなよく聞いて。これはチャンスよ」
初美「チャンスですか?」
霞「えぇ、いつもは小蒔ちゃんを守りながらの防戦一方。しかし、今日は…」
巴「姫様が居ません」
霞「私も悪しき者を全力で降ろせるわ!ふふふ…」
春「体に負担がかかります。止めた方がいい」
霞「いいえ、私はやるわ。例え、この身が滅びても、あの人達の一人だけでも封印出来たら…」
霞「貴方達、万が一の時は小蒔ちゃんを任せるわよ」
巴「辞めて下さいよ。一人でカッコつけるなんて」
初美「分家に生まれた時から覚悟してますよー。姫様を厄災から守ります」
春「分家とか関係なく、姫様が好きだから…」ポリポリ
霞「みんな想いは同じなのね。いいわ、武器を取りなさい」
初美「はいですよー。今日こそ目に物見せてやりますよー」
こうしてキャップと、鹿児島総力戦の火蓋が切って落とされた
美穂子「わ、私は今日はお話を聞きにきただけです!」アセアセ
霞「お黙りなさい!ここは絶対に通さないわよ。オーバーソウル!」ボボボ
岩手
豊音「きゅ~~~~~~」パタン
和「姉帯さん、体格に恵まれてるのですから、もう少し鍛えた方がいいですよ」
憧「重要なのは、鹿児島ではなく神代小蒔一人なのよねー。今頃、福路さんは永水女子に追いかけ回されてるんじゃないかな」
灼「自動卓の用意出来たよ」
久「麻雀打ってればいいの?」
小蒔「…はぁ、岩手に来てまで麻雀」ドンヨリ
和「では、失礼して」ギュウゥゥゥゥ
小蒔「…ぐぇぇぇぇぇ」バタバタ
エイスリン「」カタカタ
そして…
憧「あっ、新子さんになった」
久「じゃあ、穏乃を落として下さい。お願いします!」スリスリ
憧「わかってるわよ。恋心も性にも目覚めてないんでしょ?少し強引に行くわね」
久「お願いだから、嫌われないようにしてよ~」ウルウル
小蒔「…やっと終わりましたか」ホッ
和「まだ私と灼さんが居ます」
灼「よっこいしょっと」
小蒔を持ち上げる灼
>和「では、失礼して」ギュウゥゥゥゥ
>小蒔「…ぐぇぇぇぇぇ」バタバタ
KOEEEEEEEEEEE
灼「誰か、車持ってませんか?」
豊音「岩手は車の運転くらい出来ないと生活できないからね。私が免許持ってるよ」
久「じゃあ、阿知賀までよろしくねー。晴絵のサイン上げるから」
灼「ハルちゃんのサインとか、一生のお宝になるよ」
豊音「…別にいらな灼「なんだと…、こらぁ!」
豊音「ナンデモナイヨー」ブルブル
豊音「長距離運転チョーガンバルヨー」カタカタ
久「どっかの17歳(笑)より、素直でよろしい」ウンウン
口説きシーンはキンクリ
穏乃「あ、憧。ホントにやるの?」
憧「なに?今更、怖気ついたの?シズって見かけによらず臆病なのね」ヌギヌギ
穏乃「臆病とかそんな事じゃ無くて…、女同士でこんな事///」
憧「ふふっ…、それは…、体験した後でも同じ事が言えるかしらね…」ブラ、ポイッ
・
・
・
モニター中
久「ふーふー」フンガー
和「憧、気持ちはわかりますが抑えて!」
灼「そうだよ!ここを乗り越えれば、穏乃とのラブラブエッチが毎日したい放題なんだよ!」
久「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」バタバタ
穏乃「あん…、あん…」ビクンビクン
憧「この子、体力ありすぎ。もう四回イかせたわよね!?」
穏乃「あこ~、そこ気持ちいい~」トローン
憧「もー!勘弁してよ!」クチュクチュ
・
・
・
久「しずうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…」ポロポロ
和「まぁ、自分の姿だからいいんじゃないですか?穏乃も憧とした記憶しか残りませんし」
灼「し、しゅごい///これがレズセクロス、NTRなんだ///」
憧「はぁ、疲れた…」
久「この女…、殺殺殺殺…」ギロッ
憧「穏乃ちゃんは体力あり余ってるから、文字通り猿のように乱れるわね。まぁ、頑張りなさいよ」フキフキ
久「言われなくても!」
憧「激しく動くのが好きみたいね。後、多分本質的にはSっ気があるような気がするわ」
久「え~、シズに迫られたら…、そんなの断れない…」クネクネ
憧(胸がないから、男の子としてるみたいだったなんて言えない)
憧「次、赤土先生、行くわよ」
灼「はい!」ゴキッ
小蒔「きゅうぅぅぅぅぅ…」パタン
またキンクリ
灼(中身は久)「ハルちゃん、私が心の隙間を埋めてあげるね」サワサワ
晴絵「ちょ!灼!悪ふざけは辞めろって!私達は、教師と生徒なんだぞ」アセアセ
灼「だから、余計に燃えるよ。ねっ…、ハルちゃん、好き。子供の頃からずっと好きだった」チューーー
晴絵(私、灼にキスされた!?四年ぶりのキス…、ってそうじゃなくて!)
・
・
・
和「しっかし、部長って強引ですね…」
憧「私達もあれくらい強引に迫れたらいいんだけどね」
久「ガルルルルルルル!ハルちゃん、突き飛ばしていいよ!」
和「まぁ拒絶されてから、どう持ち直すかも見て見たいですけど…」
結局
晴絵「うわっ…、最悪だ…、私快楽に流されてんじゃん…」ズーン
結局
晴絵「うわっ…、最悪だ…、私、快楽に流されてんじゃん…」ズーン
灼「大丈夫大丈夫!二人だけの秘密ですよ」ナデナデ
晴絵「バレたら、クビ。教え子に手を出した淫行教師…。はぁぁぁぁぁぁぁ…」ズーン
灼「その時は、一緒にボーリング場やりますか!」
晴絵「自営業ね…。そんな生き方も悪くないかも」
灼「ところで、気持ち良くなかったかしら?」ウルウル
晴絵「…」フルフル
晴絵「逆だよ。すごいスッキリした。やっぱり私も一人の女だったみたい…」
晴絵「しっかし…、お前、ホントに処女か!?すごい手慣れてるような…」
灼「血、出ましたよ?」
晴絵「…確かに。責任取った方がいい?」
灼「もちろん。卒業まで待ってますよ」ニコッ
晴絵「まぁ…、灼はしっかり者だし。恋人より結婚したい相手だよな…」
灼「ハルちゃん、最後にハルちゃんからキスして欲しいな」
晴絵「…」ウーン
晴絵「…」ポリポリ
晴絵「ここまで来たら、もうどうにでもなれだ!」ガバッ
灼「あーれー」
灼「はい、ミッションコンプリート」
憧「す、すごい!結婚まで意識させるなんて!?」
和「部長は麻雀の才能よりこっちの才能の方がありますね!」
灼「余計なお世話だ!」グリグリ
久「…」プルプル
久「むふふ///」ニヤニヤ
久「卒業したら、ハルちゃんと結婚か…。まさか18歳で結婚なんて…。ざまぁみろ、アラフォーめ」ニヤニヤ
灼「あっ、部屋にあった私服はダサ過ぎて、服屋にまで買いに行っちゃった。お金、少し使っちゃったけどいいわよね?」
和「いよいよ、私の番ですね」キュッ
小蒔「ぐえぇぇぇぇぇぇ…」パタン
長野、和の家
咲「和ちゃんの家に泊まるなんて、初めてだね」
和(中身は久)「えぇ、今日はお父さんが帰って来ないらしくて、絶好の狩り日和なの」
咲「狩り?」
和「こっちの話。ゲームとか一緒にやってみる?」
咲「私、下手くそだよぉ」
和「誰だって最初は下手くそよ。私も最初はボタンの使い方すら知らなかったわよ」
・
・
・
久「あれぇ…、咲さん、私の家に泊まってくれるんですか…」
憧「今まで一度も無かったの?」
久「いやぁ…、自分の家に泊める発想はありませんでした。咲さんの家に忍び込む発想はありましたけど」
和「そろそろ寝る時間ね、一緒に寝る?」
咲「えっでも…、和ちゃんと寝たら…」チラッチラッ
和「襲われるって?」クスッ
咲「いやぁ…」アハハ
和「随分、自意識過剰なのね。私、貴方の事なんて友達にしか思ってないのよ?」
咲「えっ…、嘘!?」ガタッ
和「さて…、どうかしらね…。おやすみ…」パチッ
咲「ま、待ってよ」ガバッ
咲「ねぇ…、和ちゃん。さっきの言葉…」
和「なぁに?友達って言葉?優希も須賀君もいい友達よ。もちろん咲もね」
咲「友達ねぇ…」ウーン
和「なによ?友達がいいんでしょ?だから、わざわざ言ってあげたんじゃない」
咲「そうだね」
咲(和ちゃんの大きなおもちが目の前にある…)ジーーー
和「友達の癖に私の胸が気になるの?」
咲「えっ!?みみみみみ、見てない!見てない!」ブンブン
和「今日は…、暑いな…」ヌギヌギ
プルルルルン
咲(和ちゃんが脱いだ!?)
咲「…」ジーーーー
和「触ってみたい?」
咲「全然!そんな事、思うわけないじゃん!」
和「咲の周りで、これだけおもちが育ってるのは…、私しか居ないわよ?」
咲「う、羨ましいよ。全くもって」プイッ
キンクリします
咲「和ちゃんのおもち…、はむはむ」ペロペロ
和「んっ…、咲。おもちばっかりじゃなくて…、下も…触って欲しいかも…」アンアン
咲「は、はい」クチュクチュ
・
・
・
久「咲さんが攻め!?こんなオカルト、ありえたんですか!?」
憧「和ならとっくに押し倒してるわよね」
灼「それで宮永さんが涙目になって、逃げる姿が簡単に想像出来るよ」
憧「和はオラオラ過ぎるのよ。ちょっと引いて、押すくらいが一番いいのかも」
灼(よく言うよ…)
次の日
和「ってわけで、咲と三回もしちゃった」テヘッ
久「そんなオカルトありえません」ゴゴゴ
憧「先生、お疲れ様です」
灼「今すぐ元に戻しますので…、こら、起きろ」パチパチ
小蒔「…もう麻雀打ちたくない」ポロポロ
憧「あんたが打たなきゃ、終わらないでしょうが!さっさと卓につく!」
小蒔「…はい」フラフラ
久「ん~、やっぱり元の体が一番ね」
憧「これ少ないけど、謝礼です」
灼「私達の感謝の気持ち」
和「貯金、全部下しました」
久「うわぁ…、分厚いわね。有難く貰っておくわね」
憧「先生は彼女居ないんですか?」
久「私、誰ともお付き合いした事がないの。意外でしょ」
和「福路さんの気持ちは気付いてるんですよね?」
久「まぁね。あれで気付かないのはラノベの主人公くらいでしょ」
灼「お付き合いしないんですか?」
憧「今の私達なら、祝福しても…」
久「ふふっ、付き合うとか付き合わないとかじゃなくてさ…。私みたいなろくでもなしと付き合ったら、美穂子が不幸になるのは目に見えてるわけよ」
和「そうでしょうか…」
久「美穂子なんて、頭もいいし、顔やスタイルもいいし、家事料理も完璧、性格は聖人」
久「私みたいなのと付き合わなくても、もっといい女、いい男と付き合うべきだと思うのよね」
久「私にはちょっと眩しすぎるかな…。私なんかが隣に居ていいのかなってずっと考える」
久「私はきっと誰にも愛されずに、最後は一人で死ぬのかもね。今まで散々、人の心を弄んで来たもの」
和「咲さんに振られたら、私が付き合って上げますよ」
久「えー、すぐ浮気するけど?」
憧「和は、嫉妬深いは短気だわで、すぐボコられますね」
久「怖い怖い。まぁ…、愛も恋も怖いからしたくないな…」
灼「楽しいですよ。ハルちゃんと喋れただけで、その一日がいつもより楽しい気がして」
久「ふふっ…、何で私があんた達にアドバイスされてるのよ…」
久「後は、自分の力で頑張りなさい。付き合う事よりも付き合って行く事の方が難しいからね」
久「私は長続き出来る気がしないわ。きっと私の事を深く知れば誰もが私を嫌いになるから…」
憧「竹井さんは自分の事には鈍感みたいですね」
・
・
・
鹿児島
霞「えぇ~~~~~~!?小蒔ちゃんが攫われた!」
白望「はい、動ける者が私しか居ないからダルいけど報告してみた」
そしてアコチャーの悪巧みを知るキャップ
美穂子「…援軍を呼びます」ギロッ
霞「福路さん、疑って悪かったわね!今回ばかりは、無関係だったのね」
美穂子「電話貸して下さい。上埜さんを利用するなら、私にも考えがあります」ピポパ
美穂子「徹底的に痛めつけて、生まれた事を後悔させてやります」
・
・
・
?「遥々遠い所、やって来たで。なんやねん、うちに用事って」
?「鹿児島特産プリンが食べられると聞いて…」
美穂子「申し訳ありません、こんな所まで来て貰って」ペコリ
?「飛行機代出してくれたからええで。で、話って?」
初美「薩摩芋プリンですよー」
?「おいしい…」モグモグ
美穂子「実は…」
?「なんやて!NTRが行われたやって!?」
美穂子「嫌がる上埜さんをきっと無理矢理…、力で従えさせて…」ポロポロ
?「なんて酷い奴らや…。NTRだけは、あかんで!あれは…、恋愛において核兵器を使うみたいなもんやで!?」
?「NTRはもっともうちが憎むべき犯罪行為や!いや、テロ行為や!」
美穂子「えぇ…、上埜さんが嫌がってるのに…、きっと…嫌々…」ポロポロ
?「NTRする奴らは、死刑や!死刑!」
?「…」タラタラ
?「チャンピオンもそう思うやろ?NTRする、させる奴らは、皆殺せって!」
?「半殺しくらいでいいんじゃないかと…」カタカタ
美穂子「あぁ、後、宮永咲さんの処女が原村さんによって散らされたみたいです」
照「な、なんだってーーーーー!?」ポロッ
竜華「チャンピオンがプリン落とすなんて、相当動揺してるみたいやね」
美穂子「ぜひ、私にお力を…」ドケザ
竜華「ええよ、竹井さんやら神代さんの事は正直、あまり首を突っ込みたくないけど、NTRだけは別や」
竜華「許さん!うちはNTR撲滅運動を始める!NTRしたら、死刑執行の清く正しい世の中を作るんや」ゴッ
照「…ガンバッテネ(棒読み)」
そして、阿知賀
憧の家
憧「今日は、お祝いだー!」
灼「カンパーイ」
和「祝いましょう!私達の新しい門出を」
憧「シズとの長かった幼馴染も卒業か…。明日からは恋人の距離なんだね」
和「私も咲さんと、新しい高校生活です。ふふっ、どんな顔して教室に入って来るんでしょうね」
咲『のののの、和ちゃん///お、おはお…おはよう!』
和「きっと、顔を赤らめて、私をチラチラ見るんですよ…。あぁ!咲さんは可愛いなぁ~もう~」テレテレ
灼「私は、憧や原村さんと違って心に大きな余裕があるから、いつも通りの教師と生徒を演じるよ」ドヤッ
憧「流石、結婚を意識されてる灼先輩は違いますな~」ツンツン
和「流石、二年生。大人の余裕ですね」
灼「ふふん」
ピンポーン
憧「あれ、こんな時間に誰だろ?」
?「ねぇ 聞こえてる?君と共にギリギリのファイト♪あからさまにミゼラブルなファイト♪ラブはいつもアナキズムなファイト…」
ガチャ
憧「…灼ァ!和ァ!今すぐ、窓から逃げなさい!」
和「!?」
灼「!?」
ガシャーン
二人とも別の窓から、飛び降りる
シュタ!
灼「…ぐっ、憧ごめん」
竜華「逃がさへんでえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
ドガッ!
灼の体を蹴り飛ばす竜華
和「早く長野に帰らなくては…」
照「ピンクうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」ギュルルルルルル
ドギャアアアァァァ!
和の腹にコークスクリューを叩き込む照
照「お仕置きの時間だ!」
憧「ぐっ…」ボロッ
美穂子「何か言いたい事は?」ギョロ
憧「な、ないわね。竹井さんすごい!女たらし込む能力は魔物級だわ!」
美穂子「…」ジーーー
憧「あはは…」
美穂子「ビンタビンタビンタ…ビンタビンタビンタ…」
パン!パン!パン!パン!パン!
憧「あぅ、あぅ、あぅ、あぅ、あぅ」
美穂子「そーれ」
憧を空中に投げる美穂子
美穂子「だりゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
美穂子「ジェットアッパーーーー!」
憧「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
竜華「あっ…この子、怜に似てる子や」
灼「むっ…」スッ
構える灼
竜華「チャンピオン、うち、この子殴られへん。代わって」
照「仕方ないな…。ピンクの顔も奇形になるくらい殴っといて」
竜華「りょーかい。怜ちゃん、貸したるわ」
ボボーン
怜ちゃん『チャンピオン、久しぶりやなー』
照「なに、このチビ園城寺さん?」
竜華「うちの能力や。未来見せてくれるから、まぁ負けはせんやろ」
照「ふーん」
怜ちゃん『チャンピオン、今日は共闘といこうや』
照「わかった、借りとく」
竜華「ほな、いくで…。原村和」
和(まずい…、さっきのお義姉さんの攻撃でアバラが何本か逝きました…)
和(この人も、元々は肉体強化系。非常にマズイです)
竜華「撃壁背水掌!」
竜華「撃壁背水掌!」
ドン!
和「ごふっ…」ポタポタ
寸勁(いわゆるワンインチパンチ)の掌底版で、敵の懐に入りいったん敵に触れた後僅かな間隙を作って身を引く瞬間に打撃を見舞うというモノである。
リュウカの戦法は「身を擦り合わすほどの接近戦」をその真髄としており、この技は自身の拳と敵の身体に僅か数ミリの間隙さえあれば致命的な打撃を与える事を可能としている。
竜華「はい、終わり」クルッ
和「そんな…」グラッ
和「咲さん…」パタリ
灼「おっけーぃ!」
バッ!
被っていたキャップを投げ捨てる灼
ちなみにホームセンターで500円だったらしい
灼「バーンナックル!」
怜ちゃん『チャンピオン、突進技やで』
照「わかった」スッスッ
灼(躱された!?)
灼「クラックシュート!」
怜ちゃん『ただの飛び蹴りや。しかも真正面』
灼「ガードすらさせれない!?」
照「ボディがガラ空きだよ」
ドコッ、ドコッ、ドギャア!
灼「ぐぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ…」ビチャビチャ
照「喰らい…やがれえぇぇぇぇぇぇぇ」ギュルルルルル
灼「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
怜ちゃん『さぁ、チャンピオン。今の内にボコるんや』
灼「うっ…うっ…」ヨロッ
照「もう満身創痍だし、これ以上するのは…」
灼「パワァぁぁぁぁぁぁぁ、げ…」
怜ちゃん『アホ!手負いの獣が一番怖いんや』
照「!?」キュイーン
灼「げいざあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドバァアァァァァァァ!
照「園城寺さんが未来見せてくれなかったら、危なかったよ…」
怜ちゃん『うちのおかげやな』
照「ありがとね」チュッ
怜ちゃん『わわ///竜華には内緒やで///』
灼「ぐっ…、もう力が残ってないよ…」プルプル
照「ハリケーンアッパー!」ギュルルルルルルル
灼「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
竜華「さて、チャンピオンも終わったみたいやな」ピポパ
美穂子「荒川さんに連絡ですね」
竜華「もしもし、うちやうち。憩ちゃん、急患三名ね。地下10階でも100階でも、好きな所ぶち込んどいて~」
竜華「ほなね~」ピッ
・
・
・
照「後は竹井さんだけだね」
竜華「あの人、普通の人やから殺してしまわへんように手加減せんと」
美穂子「…」
美穂子「お二人にお願いがあります」ドゲザ
竜華「お礼ならいらへんで。NTRが悪いんや。何もかんもNTRが」
照「…ソウダネ」
美穂子「上埜さんについてです」ドゲザ
竜華「きっちり落とし前つけんと。顔は、殴らんようにするからな」
照「うん、顔は可哀想だね。お尻にでもしようか」
美穂子「…上埜さんを見逃して下さい」ドゲザ
竜華「は?」
照「それは出来ない。咲ちゃんの処女を奪ったのは、ピンクの体だけど中身は竹井さん」
美穂子「どうか…、どうか…、上埜さんにご慈悲を…」ペコペコ
竜華「あかんで。ここらで痛い目あわせた方が、浮気しなくなるかもしれんで?」
照「竹井さん、豆腐メンタルだからなぁ…。すぐカタカタしそう」
竜華「じゃあ、どうするんよ?このまま、ほったらかしかいな?」
照「筋が通らないよ。一応、罰を与えないと」
美穂子「上埜さんの罰は全て私が引き受けます」ペコリ
竜華「正気かいな!?あんた、今回は何もしてないんやで?」
美穂子「上埜さんは罪は、私の罪。どうぞ、私を気が済むまで殴って下さい…」ゴリゴリ
地面に頭を擦り付けるキャップ
照「…」
竜華「…どうしよ?」
照「清水谷さんが決めてよ」
竜華「チャンピオンが決めーや」
怜ちゃん『うーん』
美穂子「お二人も私の気持ちがわかるはずです。好きな人より自分が殴られる方がよっぽどマシだと…」
照「まぁ、一理あるな」
竜華「怜なんか殴られたら死んでまうで…」
怜ちゃん『せやせや、竜華に身代わり頼むわ』
竜華「…おい!」
怜ちゃん『マイハニー、冗談やで』ウィンク
照「仕方ないな」
竜華「せやな、福路さんの顔に免じて。今回だけはあんたボコったるわ」
美穂子「ありがとうございます、ありがとうございます…」ポロポロ
そして、荒川病院地下100階
憧「あぁ…、シズとのイチャラブ高校生活が…」
灼「はぁ…、ハルちゃんとの禁断の愛」
和「咲さんが私のおもちに興味あったなんて…。いくらでも揉ませてあげるのに…」
憩「ちなみにとある人の協力で、穏乃ちゃん、咲ちゃん、赤土さんからその時の記憶を完全に消したから」
憧「残ったのは、NTRされた事実だけとか…」シクシク
和「咲さんの痴態を見たから、もうオカズには困りませんね」
灼「ハルちゃんの体、やっぱりキレイだったなぁ…」ポワワーン
憩「あっ、今日からここに入院する患者さん、一人増えるから」
灼「こんな監獄に?」
憧「病院じゃなくて、まるで牢屋ね」
ガラガラ
憩「まぁ、もう紹介の必要ないな」
美穂子「…しばらく、よろしくお願いしますね」ペコリ
憧「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!出たーーーーーーー」
・
・
・
一週間後
久「美穂子、お見舞いに来たわよ」
美穂子「上埜さん!?」キラキラ
久「私、果物とか剥けないから、クッキー買って来たの」
美穂子「まぁ!クッキーですか!」
久「喜んで貰えるかわからないけど…」
美穂子「喜びますよ!」
久「…」ポリポリ
和「…」ジーーー
憧「…」ジーーー
灼「…」ジーーー
久「なによ…、何か文句あるわけ?」
和「別に…」
憧「ふん、やっぱりヘタレね」
灼「それくらい、私でもハルちゃんに出来るよ」
美穂子「あ~~~~~~ん」
口を大きく開けて待ってるキャップ
久「ちっ…、仕方ないわね」
久「ほれ」ヒョイ
パクっ
美穂子「…」モグモグ
美穂子「美味しいですね!上埜さん、もう一個。あ~~~~ん」
久「自分で取りなさいよ///」
憧「そーいや、シズ来てない」
和「咲さんも…」
灼「ハルちゃんは仕事が忙しいだけだから…」
終わる
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません