矢部「パワプロ君は屑でやんす」【パワプロ】 (115)
パワプロSS
ゆっくり書いていきます。
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矢部「今日は練習試合なのにパワプロ君がまた来ないでやんす。こうなりゃ電話で…」
矢部「もしもし、パワプロ君でやんすか?今日の練習試合の件で」
パワプロ「あー…今日は休む。監督にはよろしく頼むよ。」
矢部「何言ってるんでやんす!試合はもう始まるでやんす!!」
パワプロ「俺がいなくても問題ないだろ?」
矢部「ダメでやんす!エースで4番のパワプロ君がいなきゃ」
パワプロ「つーか『俺がいないから負けたでやんす!』とか言わないよな?矢部君?」
矢部「そ、それは…」
パワプロ「ま、矢部君がいれば大丈夫だよね。」
「ねー、誰から―?」
パワプロ「矢部だよ。くっつくな。それに、今は少し黙ってろ」
「した後はいっつもそうだよね。いーもん。勝手に抱きついちゃうから!」
矢部「その声…もしかして、みずきちゃんでやんすか!?」
パワプロ「離れろ。みずき」
「きゃっ!」
矢部「どうして二人が!?そ,それより早く来てほしいでやんす。主力の二人がいないと」
パワプロ「ちっ…おい、矢部」
矢部「な、なんでやんすか?タクシーの手配ならすぐにでも」
パワプロ「そこにあおいいるだろ?」
矢部「い、いるでやんす!今、聖ちゃんと肩を作って」
パワプロ「あおい出せ」
矢部「は、はいでやんす!あおいちゃーん!」
あおい「今肩作って…誰から?」
矢部「パワプ「貸して!!」」
あおい「もしもし、今かわったよ!」
パワプロ「あおいか。今日の試合は任せた。」
あおい「で、でも…パワプロ君も試合に出ないと…」
パワプロ「俺がいなくても勝てるだろ。」
あおい「でも…ぼく、パワプロ君と一緒に「話長くな~い~?」」
聖「何をさっきから話して…パワプロ先輩か?私も会話したいぞ」
あおい「ちょっと!今、女の子の声したよ!だれ?」
パワプロ「うっせーな…でかい声「誰?あおい先輩?」」
あおい「みずき…今日休むって言ってたのはそう言うことだったんだね…」
聖「あ、私も話しがしたいぞ。あ、電話...もしもし先輩か?聖だぞ。元気か?」
あおい「どうして…先週ぼくの部屋で一緒に」ブツブツ
聖「うん。うん。しょうがないな全く。きんつば今度一緒に?それはデートか?楽しみだぞ」
あおい「いいな…でも、みずきとは遊びだよね。」
聖「あおい先輩にも?なにを伝えるんだ?……わかった。頑張ってくるぞ!バイバイ。」
あおい「電話…ああもう、電源落としたな…きっとみずきの入れ知恵だね」
矢部「た、大変なことになったでやんす…」
聖「ヒット一本で~決勝点をあげたら~か。ふふっ、楽しみだぞ。」
矢部「あれ、あおいちゃんにも伝言があるんじゃないでやんすか?」
聖「ちっ…このメガネ…余計なことを」
矢部「そ、空耳でやんす。聖ちゃんがこんなに口が悪いわけ…」
あおい「それで?パワプロ君は何を?」
聖「勝利投手なら~らしい、あ、ちなみに負けたら無しだぞ?」
あおい「ふふっ…それいいね。」
聖「よし、肩を作ろう。今日は大事な試合になりそうだぞ。」
あおい「エラーしたら承知しないよ。矢部君?」
聖「ノーヒットなんてしたら…わかっているな?」
矢部「おかしいでやんす。いつもなら興奮するはずが…萎びているでやんす」
あおい「返事は?」
矢部「ハイでやんす!!(モテるからって調子乗ってるでやんすね。羨ましいでやんす)」
矢部君の評価は下がった。
あおいちゃんの評価があがった。
聖の評価が上がった
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パワプロ「おら、さっさと服着ろ。」
みずき「えー…もう一回、もう一回しない?ほら、私サイドスローでしょ?だから下半身のトレーニングって…んむっ!」
パワプロ「…これで我慢しろ」
みずき「んふふ♪しょうがないな~」
みずき「先輩ってばキスで黙らせるなんて…やっぱり大胆♪さっすが私の彼氏!それに~ここに先輩との印も出来たし~…そうだ!」カシャッ
みずき「よし、コレをあおい先輩に送って…これで誰の彼氏かはっきりするよね。パワプロせ・ん・ぱ・い♪...あれ?」
みずき「何でいないのよ―!!うがー…あ、手紙だ。なになに~アハッ♪」
聖の評価が上がった。
逃げ球を取得した。
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パワプロ「ただの遊びの癖になにを調子乗ってんのかね。あいつは…」
パワプロ「さてと…よし」
パワプロ「試合前に「パワプロじゃないか。」」
パワプロ「猪狩か。人違いですよ。じゃあなバーカ。」
猪狩「待て。サングラスをしていても僕は騙せないぞ!」
パワプロ「ストーカーかよ…」
猪狩「今日は練習試合じゃなかったのか?君がいなければ点が取れないんじゃないか?」
パワプロ「うっせーな。今忙しいんだよ。じゃあな」
猪狩「待て!忙しいわけないだろ。それに、何故ユニフォームじゃないんだ!」
パワプロ「野球していない時にまでダサいユニフォーム着るバカがどこにいるんだよ。」
猪狩「中学時代のキミはいつもそうだったろ!」
パワプロ「さっきからパワプロ、パワプロ、お前…ホモか?俺のこと好きなの?」
猪狩「ば、馬鹿なことを言うな/// 君には興味を抱いているが…ま、周りも写メをとるな!写メをやめろー!!」
猪狩「クソ、パワプロめ。何処へ行ったんだ…そういえば、進が前に言っていたな。『好きな子を苛めてしまう男がいる』と…ふふふ」
猪狩「今度自慢のトレーニングルームで彼と『友情』を深めあうのも良いかもな。ボクの自慢のライバルとしてね。」
猪狩からの評価がかなり上がった。
パワプロ「ふぅ…危ない危ない。アイツ『勝負だ』『勝負だ』めんどくさいからな。ボンバー○ンかよ」
???「もしもし、さっきの話から察するに、あなたは高校球児っすか?」
パワプロ「違います。」スタスタ
???「待つっス。2人とも坊主じゃないにしてもさっきの会話、その日焼けした肌…間違いないっす!」
パワプロ「今日は厄日か?さっきから…」
???「やっとこっちを向いたっスね。」
パワプロ「君は?」
ほむら「ほむら、川星ほむらっス!」
パワプロ「君みたいな可愛い子…忘れるはずないんだけどな。何処で会ったかな?」
ほむら「可愛いかはどうでもいいっす!それに初対面っス」
パワプロ「おっと…ごめんごめん。(口説きどころを間違えたか…)」
ほむら「そうっすか。なんかチャライっすね」
パワプロ「活発な所がすごく可愛くてね。」
ほむら「そんなことより「野球だよね。」」
ほむら「へ?」
パワプロ「好きなんだね。野球のこと」
ほむら「大好きっス!」
パワプロ「へー…じゃあさ。耳を貸してくれないかな?耳よりの情報があるんだけど」
ほむら「なんすか?」
パワプロ「ヒソヒソ」
ほむら「ホントっスか!?」
パワプロ「だからさ、一緒に行かない?」
ほむら「行くっス!」
川星ほむらに出会った
川星の評価が上がった
今回ここまで。またね
パワプロ「じゃあしっかり手をつないでね。」
ぎゅっ
ほむら「な、なんだか恥ずかしいっスね。」
パワプロ「いずれなれるよ。じゃあ行こうか」
ほむら「ハイっス。これが高校球児の手っすか。」
パワプロ「その前に君のことが知りたいな。」
ほむら「わ、ほむらのことっスか?」
パワプロ「うん。だって、そんなに野球好きなら色々教えてくれそうだしね。」
ほむら「任せるっス!プロ野球から少年野球まで、なんでもまかせろっス!」
パワプロ「じゃあ俺も、高校球児として色々教えてあげるね。」
ほむら「それは楽しみっスね。さっそく行くっス!」
パワプロ「その前に飯食っていいかな?お腹減っちゃって」
ほむら「スポーツ選手は体が資本。でも、試合が始まるっすよ?」
パワプロ「試合は20分後から始まるから、多少遅くても間にあうよ。」
パワプロ「そうだ、一緒に食べに行かない?奢るよ?」
ほむら「ほむらはごはんより…でも試合は良いんスか?」
パワプロ「いいよ。試合は2試合やるからね。俺は2試合目から登板さ。」
ほむら「ピッチャーだったんスか!?」
パワプロ「うーん…後はライトかファーストくらいかな。器用貧乏なんだよね。」
ほむら「それでもジューブン凄いっす!」
パワプロ「ありがと。それより、定食屋で良いかな?出るの早いし」
ほむら「ほむらは良いっすよ。高校球児の食べっぷり…見せてもらうっス」
パワプロ「おまかせあれ。お姫様もドンドン食べていいからね。」
ほむら「お、お姫様!?な、何言ってるんスか!?」
パワプロ「ほむらちゃん、髪の毛綺麗でお姫様見たいだからね。」
ほむら「そ、そんなこと急に…ひゃっ!くすぐったいっスよぉ」
パワプロ「ま、おてんばお姫様だけどね。」
ほむら「言ったっすねー!!」ポカポカ
パワプロ「ごめんごめん。ほら、定食屋着いたし入ろうよ。」
ほむら「こうなったらたっぷりおごってもらうっスよ!」
パワプロ「どうぞご自由に、お姫様」
ほむら「また言ったっスね~!」
パワプロ「あはは」
川星の評価が上がった
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矢部(1アウト満塁…サインは無いでやんすね。)
矢部「いつもなら確実に決める漢矢部…しかし今日の矢部は一味違うでやんす!」
あおい「矢部―!」
聖「先輩頼むぞー!」
矢部「任せるでやんす!」
聖「バントで良いぞ。後は任せろ」
矢部「漢・矢部、一発狙うで…フン!」
カキーン!
矢部「良い当たり…で、あーーでやんす!!」
聖「まさかの…」
あおい「サードライナー…しかも、飛び出してたからゲッツー…」
チェンジ!
矢部「ち、違うでやんす。あたりは最高でやんす!」
聖「仕方ない。あおい先輩行くぞ」
あおい「そうだね。ま、メガネだしね。」
聖「うむ、メガネだからな。」
矢部「二人がおいらを責めるでやんす…」
矢部「パワプロ君がいるせいで、イケメンのおいらが霞むでやんす」
矢部はチャンスに弱くなった。
・・・
・・
・
ゲームセット!
監督「0対0か…」
あおい「クソっ!!」ガンッ
聖「先輩、物にあたるのは良くないぞ。しかし、今は私もあたりたい気分だな。」
あおい「0点に抑えたのに…抑えたのに点をとってくれなきゃ、パワプロ君がいなきゃ勝てない。パワプロ君がいれば…」
聖「ランナーがたまるも矢部…メガネ先輩が2回もゲッツーか…」
『パワプロ(先輩)…』
矢部(チャンスで打てないだけでなのに酷い言われようでやんす...)
矢部君は評価が下がった。
あおいの評価が上がった
聖の評価が上がった
監督「さて、2試合目の先発は誰にするか…」
あおい「監督、ボクが投げます!」
監督「いや、しかし…さっきの試合で100球以上」
あおい「投げます!」
監督「そ、そうか?なら…」
みずき「監督、私が投げます。あおい先輩はアイシングでもしてて下さい。」
監督「お、橘か。今日は休むんじゃなかったのか?」
あおい「みずき…」
みずき「他校との練習試合、公式戦はまだ出られないので…ダメでしょうか?」
あおい「みずきは下がっててよ。ここはボクが」
このパワプロはドレッド頭かな?
>>29 そうでやんす
みずき「え~先輩は休んでて下さいよ。ほら、アイシングアイシング…聖も手伝って」
聖「そうだな。ほら、あおい先輩無理はするな。」
あおい「二人して…邪魔しないでよ!」
監督「よし、次の試合はみずき、聖バッテリーでいこう」
あおい「監督まで!」
監督「悔しいだろうが早川はゆっくり休め。素晴らしい投球内容だったぞ。公式戦参加できるよう頑張るからな。」
あおい「…ふん。わかりました。」
監督(えらく女性陣がやる気だな。たぶんパワプロのおかげだな。さすがキャプテンだ。うんうん)
みずき「ふっふーん♪(勝ったらご褒美、勝利投手でご褒美)」
みずきの評価が上がった
監督の評価が上がった
~~~~~~~~~~~
5回裏
監督「0対3で、1アウトランナー1・2塁。今回は勝てるかもな。」
みずき「ふっふーん♪ご褒美ご褒美~」
あおい「チッ…」
聖「2打点…ふふふ。きんつば食べ放題、食べ放題」
矢部「4点目をとって駄目押しでやんす!」
みずき「せんぱーい、がんばってー!」
矢部「任せるでやんす!うぉぉぉ!」
カキーン
みずき「やたっ!左中間抜けた!」
矢部「よっしゃー3ベースでやんす!!」
みずき「さっすが矢部先輩!みずきほれちゃいそ~」
あおい「どうせならボクの時に打てよ。」ボソッ
聖「まぁまぁ、いいじゃないか。よし、私も続くぞ。打点はいただいたぞ」
矢部は評価が上下した。
監督「ココは確実に…2アウトになるがバントだな。」
聖「サインは…なー!!」
矢部「聖ちゃんが困っているでやんす。(サインはバント…聖ちゃんは打点を、バントを嫌がって…そうでやんす!)」
聖「仕方ない…」
ボール! ハシッタ!
矢部「うぉぉぉ!見よ、おいらの黄金の足!」
監督「あの馬鹿!!」
ザザーッ アウト―
矢部「しまったでやんすー!」
聖「ランナーが消えた…馬鹿メガネめ…余計なことを」
みずき「あーあ、やっぱダメねー」
矢部は評価が下がった。
監督「7回表、2対5か…橘もそろそろ限界かな?」
みずき「はぁ、はぁ、ふんっ!」
ボール、フォアボール!
みずき「今のどう見ても…何処に目つけてんのよ!」
矢部「落ち着くでやんす―」
みずき「うっさい、ダサメガネ!」
矢部「ひ、ひどいでやんす…」
みずき「男ばっかエコひいきしてんじゃないわよ」ボソッ
聖「満塁か。ココは前進守備で」
みずき「パワプロ先輩、パワプロ先輩...よし、落ち着いた。よーし、みんな守備は頼むよ―!」
守備陣「任せろ―!みずきちゃーん」
カキーン
矢部「ここはおいらの自慢の肩で」ブツブツ
みずき「センター!」
矢部「次の歓声はこうでやんす。『キャー!矢部クンすごーい!』」
みずき「矢部!!」
矢部「なんでやんすか?あ、もしかして」
みずき「ボール、ボール行ってんのよ!!」
矢部「へ?」
みずき「サッサととりに行けー!」
「回れ―回れ―!」
雑魚プロ「1点、2点、3、同点!!」
みずき「さ、最悪なんですけど…」ガクッ
あおい「くすっ」
監督「しかし…このタイミングでこれとは…」
矢部「あわわわ」
雑魚プロ「ランニングホームラン!逆転だ。やったー!」
みずき「最悪、最悪、最悪!!」ウガー
監督「橘も精神的に限界だな。よし、ピッチャー交代、次は」
みずき「ちょっと待って。交代はアイツでしょ?」
監督「矢部のことか?」
みずき「そうよ、です。だって、私ならまだ…この点数だってエラーのせいだし」
監督「これは練習試合。無理する必要は無い。代わりの投手はそうだな…」
みずき「アイシングしてきます…」スタスタ
みずき「うぅ…これじゃあ勝利投手は無理じゃないのよぉ…」
あおい「残念だったね。『勝利』投手になれなくて」
みずき「先輩…どうしてここに?」
あおい「遊んでばかりで疲れたんじゃないの?」クスクス
みずき「ええ…今日は『腰』が少し疲れているみたですね。そのせいかもしれません。」
あおい「…へ、へぇ~」ピクッ
みずき「あ~あ、やる気も下がっちゃったし~…そうだ、みずき今日はもう上がりますね~」
あおい「パワプロ君」
みずき「アハッ、写メ見ました?」
あおい「うん。キスマーク、綺麗に出てたね。」
みずき「彼ってば強引で…でもそんな所もかっこいいでしょ?」
あおい「でも、朝になると別れたんでしょ?」
みずき「はぁ!?別れてないし」ムカッ
あおい「だって、この前のボクの時はずーっと一緒だったよ?」
みずき「この前…そういえば、二人とも休んだ日が…」
あおい「『遊び』は遊び。割り切らないとね。プロを目指している『パワプロ君』にも迷惑かかるよ?」
みずき「遊びじゃないもん。」
あおい「遊びだよ?」
みずき「遊びじゃないもん!先輩のバカ~!」ダダダッ
あおい「パワプロ君とは僕の方が付き合い長いもん…長いもん」
監督「9回表…7対5…モブ投手では荷が重いか」
聖「ノーアウト2・3塁、1点は覚悟するか。」
モブ投手「はぁ、はぁ…」
ボール
聖「コントロールは悪い、伸びもない…限界だぞ。」
聖「くっ、フォアボール。満塁か。タイムをお願いする」
ターイム
聖「うーむ、先輩…どうすれば…」
パワプロ「呼んだ?」
聖「先輩!先輩か!?」
パワプロ「抱きつくな。それに痛い、レガースが当たって痛い」
聖「す、すまない。嬉しかったからつい」
パワプロ「試合は…あらら、負けてるよ。」
聖「ごめんなさい。」
監督「パワプロじゃないか!今日は背中が張るから休むんじゃなかったのか?」
パワプロ「治ったので大丈夫です。迷惑をかけてすみませんでした。」
監督「それより、今の状況だが…」
パワプロ「わかってますって。ラスト一回ですが俺が投げますね。あ、着替えるので少し時間良いですか?」ヌギヌギ
監督「ああ。先方にも了承をもらってくる。」
聖「こ、ここで…先輩の腹筋///」
パワプロ「あ、それとって。」
聖「こ、これか?はい。お、終わったら肩を作るぞ」
パワプロ「必要ねーよ。軽く流すだけだしな。」ナデナデ
聖「そ、そうか?」
パワプロ「球種はあれだけだ。しっかりとれよ?」
聖「わかったぞ!」
パワプロ「よし。モブ、御苦労さん。後は任せろ」
モブ投手「はい!お願いします!」
雑魚プロ「満塁…転がせば1点は取れる!」
パワプロ「ほいっと。」
ふわっ
雑魚プロ「スローボール…もらった!」ブンッ スカッ
ストラーイク
パワプロ「ドンドン行くぞ。」
雑魚プロ「今度こそ…」ブンッ スカッ
ストラーイク、バッタアウッ!
パワプロ「初見じゃコレは打てねーよ。」
監督「相変わらずパワプロのナックルは素晴らしいな。」
ットラーイク、バッターアウト!
チェンジ!
聖「よし、よし!」
パワプロ「よくこぼさなかったな。」
聖「先輩の球だぞ?そらすものか」
パワプロ「偉い偉い。」
聖「撫でるならじかに撫でてほしいぞ。」
パワプロ「生意気な口はコレか?」
聖「は、ははひひへははひほ!(な、なまいきではないぞ!)」
パワプロ「わかってるよ。聖が可愛くてついな。」
聖「なー!」
ほむら「試合はもう9回っスか…ちょっと長引いたっスね。それにまだヒリヒリするっス///」
ほむら「でも、やっぱり彼はすごいっス。あんなナックルを高校野球で見られるなんて…」
ほむら「でも、2点ビハインド…どうするんスか?」
パワプロ「練習試合とはいえ簡単には負けないぞ。よし、ここから逆転するぞ!」
『おー(やんすー!)!!』
ほむら「おお、白熱してるっス!それにしても…やっぱり良い体っスね///ちょっと思い出しちゃったっス」モジモジ
ほむら「あっ、今こっちを見たっス!おーい!」
パワプロ「さて、下位打線か。と言っても俺も今は9番か」
聖「1発頼むぞ!」
パワプロ「今は繋いでかき回した方が良いんだが…」
聖「なるほど…お、ランナーが出たぞ!」
パワプロ「なら…1発狙うか」
あおい「パワプロ君頑張ってね!」ギュッ
パワプロ「任せとけ!あおい、それにみずきもな。」
みずき「!」ビクッ
パワプロ「負け投手になんかしないからよ。」
みずき「先輩、期待してるわよ!」
フォアボール
パワプロ「あれ、敬遠…様になんないな」
パワプロ「だがランナー1・2塁…監督のサインはバント…確実にってところか」
パワプロ「あれ?投手代わるのか?あの高校に女の部員なんていたかな?」
太刀川「投球練習いっくよ―!」
パワプロ「速いな。それに…あの球…」
太刀川「向こうにも女子がいて無理やり混ぜてもらったけど…うん。やっぱり楽しい!」
矢部「来いでやんす!女にバントなんてせこい真似はしないでやんす」
矢部「来いでやんす!女にバントなんてせこい真似はしないで」
太刀川「おりゃー!」ブンッ
矢部「ふんっ!」
ボテッ
パワプロ「サイン無視にしかもショートゴロかよ…あの野郎」ダダダッ
雑魚プロ遊「6、4、」
パワプロ「させっか!」ザザーッ
雑魚プロ二「うわ!」
矢部「ほっ…ゲッツーは免れたでやんす。」
パワプロ「俺はアウト…ま、ゲッツーよりましか。」
あおい「だいじょうぶ?怪我してない?」
みずき「ほら、滑った時に接触したでしょ?あのメガネ…また凡退して」
パワプロ「いや、二人とも心配ありがとう。大丈夫だよ。それよりタイムお願いします。」
ターイム!
パワプロ「聖!」
聖「な、なんだ?ち、近いぞ///」ビクッ
パワプロ「ヒソヒソ」
聖「ふむふむ。なるほど、それなら」
あおい「……」ムカッ
みずき「なんか面白くなーい」
あおい「ボクもだよみずき」
聖「え、わかったぞ。うん。」
太刀川「タイムまだかかりますかー?」
矢部「あのサイン…了解でやんす。」
パワプロ「もう大丈夫です。」
聖「…よし」
試合描写カット
聖「結局、7対7か」
パワプロ「ごめんね。作戦失敗しちゃった。」
聖「でも惜しかったぞパワプロ先輩。」
パワプロ「相手の方が上だっただけだよ。おっと、噂をすれば」
太刀川「今日はありがとうございました。」
パワプロ「お疲れ様。君の球威凄いね。何か秘密があるのかな?」
太刀川「ありがとうございます。けど、球威は内緒です」
パワプロ「あはは、残念。そんなに緊張しなくてもいいよ?俺はパワプロ。君は…太刀川さんだっけ?」
太刀川「あれ?あたし名乗りましたっけ?」
パワプロ「君のチームの人がそう呼んでたからね。」
太刀川「そうでしたか。あ、さっきの変化球すごかったですね。」
パワプロ「あはは。ありがとう。太刀川さんも可愛いよ。投げている時とか特にね。笑顔が良い。」
太刀川「え、あ、投げるのってすっごい楽しいから、ですから。」
パワプロ「緊張しないで普段の口調で良いよ。ところで、あんなに凄いのになんで9回から登板を?それに、どうもチームメートと息が合ってないような気がしたけど」
太刀川「実は…かくかくしかじか」
パワプロ「なるほど。ゲストとして参加したんだね。」
太刀川「どうしても実践的な投球がしたくて…監督の知り合いのいるこの高校にお願いしたんです。大事な練習試合を邪魔してすみません。」
パワプロ「いや、むしろ戦えてよかったよ。そうだ、コレ俺のアドレス。」
太刀川「アドレス?」
パワプロ「そう。1人で練習は大変でしょ?投球練習や打者を想定した練習をしたいときは呼んでよ。もしかしたら手伝えるかもしれないからさ。」
太刀川「あはは…球威の秘密を探るつもりですか?」
パワプロ「あははは…ばれた?」
太刀川「バレバレですよ。アハハハ」
パワプロ「一人で練習すると無茶しやすいから心配でね。知り合いの投手で、練習のしすぎでひじを壊した奴いるしさ。」
太刀川「……」
パワプロ「君みたいなすごい投手特に…あれ?ジャスミン?」
太刀川「はい…まだ人数が集まっていないので野球部としては」
パワプロ「女性の公式戦参加の署名活動もあるし、お互い大変だね。」
ほむら「太刀川さんっスか?」
太刀川「君は…」
ほむら「川星っす。ほむらで良いっすよ。」
パワプロ「そうか、ほむらちゃんと同じ高校だ。」
ほむら「愛し合う二人はまさかの敵同士!燃える王道的展開っすね!」
パワプロ「でもそれ、野球漫画ではないよね。」
太刀川「ほむらちゃん知り合い?それに愛し合う?」
ほむら「えっ...と//」
太刀川「ほむらちゃん?」
聖「先輩、仲間はずれはさみしいぞ」ムスっ
パワプロ「あ、ごめんごめん。仲間はずれなわけじゃないよ。もしかしてやきもち?」
聖「おもちはきな粉派だぞ。ほら、パワプロ先輩…ミーティングをするぞ。ほら、はやく!」
パワプロ「引っ張るなって…じゃあ、もし人数が集まったら今度こそ最初から」
太刀川「うん!」
ほむら「またねっスよパワプロ君!次はほむらも敵として、ライバルとしてお相手するっス…あいたたた」
太刀川「え、それって…って、どこか悪いの!?」
ほむら「し、心配しないでほしいっスよ。ただ、腰がちょっと…それに」
ほむら「昨日の敵は今日の友、といっても、太刀川さんとはもともと仲間ですけど…今日からほむらも野球部の一員っす!」
太刀川「やったー!」
???「ふふふ…さすがボクのライバル。相変わらず素晴らしい球だ。ボクのライジングキャノンもこんなに伸びているよ…ふっふふ」
ほむらの評価が上がった
太刀川さんの評価が上がった
聖の評価が下がった
猪狩の評価が上がった
・・・
・・
・
パワプロ「全体的なミーティング終わり!さ、今日はもう解散しよう」
あおい「じゃあボクと帰ろうよ」ギュッ
みずき「みずき今日は疲れちゃったなー」ギュッ
聖「じゃあ私も…あ、抱きつくスペースがないぞ」ショボン
パワプロ「何か食べに行く?」
あおい「食べるのも良いけど…」
みずき「そうだ、私、先輩の家に行きたいな~」
聖「それはいいな。そうだ、先輩のご両親にお土産を買っていこう。きんつばがいいぞ。うん」
みずき「それよりあの店のプリンじゃない?それに、先輩は推薦組だから一人暮らしだよ?」
聖「ん?推薦ならば寮生活じゃないのか?」
みずき「普通はそうだけど、先輩はあの猪狩守と同等、もしかしたらそれよりも上!って言われていたから特別らしいよ?さすが私のパワプロ先輩♪」
聖「そ、そうなのか。なら、ご両親の分は私が食べるぞ。」
パワプロ「そんな勝手に決めるなって…それに、まだ良いって言ってないぞ?」
聖「だ、だめか?きんつば…美味しいぞ?今日は疲れたから1人3個だぞ?」
パワプロ「……そうだね。今日はきんつば食べよっか。」
みずき「…ムスっ」
パワプロ「2人も頑張ったけど、今日は聖の番だ。」ナデナデ
あおい「ふきゅ///」
みずき「しょ、しょうがないわねー///」
聖「なんかムカムカするぞ。二人だけなでなでか…」
パワプロ「聖もね。」ナデナデ
聖「そ、そんなんじゃ…」ムカムカ
パワプロ「そんなんじゃ?」
聖「あれ、ムカムカが収まったぞ?先輩はもしかして超能力者か?」
あおい「さ、下着買ってこよっと」
みずき「私はちゃんと準備してるもんね」
パワプロ「おっと、あおいとみずきは食べたら今日は帰れよ?」
あおい「え?」
みずき「なんで?」
パワプロ「あんまり泊まると怪しまれるだろ?」
あおい「で、でも…」
みずき「先輩は私の「みずき」」
みずき「なんでもないです…」
パワプロ「いいこだ。」
聖「ふ、二人ともずるいぞ。私に内緒でお泊まり会なんて」
聖「あれか、あれなのか?私がパジャマを持っていないからか?そうなのか!?」
パワプロ「さ、今日は俺の家できんつば食べて、ミーティングしたら終わり。帰りは送っていくからさ、わがまま言わないでね。」
あおい「…はーい」
みずき「…むすっ」
パワプロ「みずき、返事は?」
みずき「試合の後に和菓子は重たくない?あの店のプリンなら」
パワプロ「わがまま言うなら置いてくぞ」
みずき「ちゅう」
みずき「じゃあチュウしてくれたら大人しく帰ってあげる。」
聖「なーっ!」
パワプロ「じゃあみずきは置いて行くか」
みずき「ゴメン、先輩、ゴメン!冗談。じょーだんだってば~あそこは堅くても、頭が固いと~」
聖「じょ、冗談か...びっくりしたぞ。」
みずき「あは、あはは…」
パワプロ「言うこと聞いたらまたイッパイしてやるよ」ボソッ
みずき「ホント!?うん、約束、約束だからね!今度はアレやってみたいかも」
あおい「ボクにもして欲しいな。パワプロ君」
聖「いつもの2人とちょっと違うぞ…」
あおい「ふふっ…しょせん友達は友達、焦っててみっともないなぁみずき。彼女(私)は常に余裕をもてってね」
聖「あおい先輩、何か言ったか?」
あおい「空耳じゃないかな?ほら、和菓子屋さん見えたよ。」
聖「きんつばだぞー!」ダダダダ
その後、俺たちは俺の家できんつばを食べて、個人的なミーティングやゲームをして盛り上がった。
3人の評価が上がった
~~~~~~~~
パワプロ「遅くなっちゃったね。」
聖「狭いけど、密着してキャンプのようで楽しかったな。また来たいぞ。」
みずき「今度は絶対プリンだからね」
パワプロ「はいはい。」
あおい「ねぇ、パワプロ君。一つ提案あるんだけど」
パワプロ「何かな?」
あおい「私たちの中からじゃんけんで勝った人だけを送ってくれない?」
パワプロ「じゃあ負けた人は?」
みずき「タクシーで帰ればダイジョーブ♪」
パワプロ「いいの?」
聖「わ、私もいいぞ」
あおい「じゃあいくよ。最初はグー」
みずき「じゃーんけーん」
聖「ポン!」
あおい +1
みずき +2
聖 +3
+4がぞろめだと…コンマが一番大きい人が勝利(この後の話に少し影響が出ます。)
ひとつききたいでやんす。
あおいちゃんとかのスリーサイズってどっかに乗ってるでやんすか?
あおいは3角フラスコなのはわかるんだけど、聖とみずきがわからんでやんす。
まぁ、まだ関係ないので続けるでやんす。
あおい「よしっ!さすがボク!」
みずき「ああー…」
聖「残念だが負けは負け、素直に帰るぞ」
みずき「パワプロせんぱ~い♪私今日鍵忘れて~だからぁ」
聖「往生際が悪いぞ。ほら、タクシーが来たぞ。そうだ、うちに泊まっていくといいぞ。パジャマパーティーをしよう」
みずき「あーー!!パワプロ先ぱーい!」
あおい「じゃあ2人ともまた明日ね~」
聖「お疲れ様だぞ」
パワプロ「ばいばい。またね」
あおい「二人とも行ったね。」
パワプロ「で、どうするんだ?」
あおい「決まってるじゃん。シャワー借りるね。」
パワプロ「はぁ、待て。俺も入る」
あおい「ふーん…やっぱり彼女と一緒に入りたい?」
パワプロ「彼女にした覚えは無いぞ?」
あおい「嘘だ…嘘だ…」
パワプロ「あぁ?」
あおい「ボクの初めてはパワプロ君、ボクの初めてはパワプロ君、ボクの初めてはパワプロ君」ブツブツ
パワプロ「ああもうわかったよ。ほら、脱げ」
あおい「きゃっ!」
パワプロ「相変わらず腰や尻は良いな。」
あおい「あっ…ちょ、そんなにがっついちゃ…んんっ!」
あおい「もう、キスならベットでゆっく…れろっ」
パワプロ「風呂は後回しだ。」
あおい「あっ、ちょ、あんっ!」
パワプロ「今はあおいで楽しむか」
あおい「ゴムは…んっ、いらないよ。あんっ!」
パワプロ「言ってろ。それに、俺はお前との子供はいらん。」
あおい「今日は…無失点で頑張っ..あんっ!」
パワプロ「しかし…相変わらず胸がないな。」
あおい「えっ…んんっ!」
パワプロ「まぁいいか。」
あおい「ねぇ…みずきとは何回やったの?」
パワプロ「なにが?」
あおい「トボケないでよ。S○Xしたんでしょ?みずきから…んんっ、聞いたんだから」
パワプロ「覚えてないな。あおいと同じくらいだよ(お喋りな女め…)」
あおい「な、なら…っつ…沢山、沢山しよ?」
パワプロ「みずきよりか?」
あおい「そう…あぁぁ、いい!ねぇ、ボクもう我慢できないよ。ちょうだい?」
パワプロ「がっつきやがって…」
あおい「ちゅ♪いただきまーす。ん、んぅ、あむ!」
パワプロ「ホントに好きだな。」
あおい「だって、パワプロ君の…せいだよ。ぷはぁ、ん~美味しい♪」
あおい「ねぇ、もういいんじゃない?」
パワプロ「そうだな。あ、メールだ」ピロリーン
あおい「もう、今はそんなことどうだって…」
パワプロ「太刀川か。電話番号まで…不用心だなぁ」
あおい「ねぇ、早く入れてってば」
パワプロ「今日はこれで終わりだ。ベッドは好きに使え。」
あおい「…して」
パワプロ「シャワー浴びとくか」
あおい「どうしてそんなに冷たいの!?この前まであんなに求めてくれたのに…ねぇ、どうして?他の女が出来たの?まさかみずきに鞍替え?ボクはもう用済み?そんなの許せないよ!」
パワプロ「めんどくせえな…」バシッ!
あおい「イタっ…でもこれも愛情表現だよね?この前だって終わったらギュッてしてくれたし…そうだよね!」
あおい「ほら…ここはもう準備できてるよ。ほら、パワプロ君だって」
パワプロ「1回やったら大人しく寝てろよ」
あおい「え、1回?」
パワプロ「嫌なら今日は「ううん、ボクそれでいいよ。ほら、ほら!」」
あおい「あ、入ってる…んっ、これ。これ~!」
パワプロ「ふっ、んっ!」
あおい「いい。1週間ぶり、すごい、んひぃっ!」
あおい「はぐっ!ああっ!」
パワプロ「いったら終わりな。」
あおい「だめ、もっと、でも、んぃ、あぁーー!」
パワプロ「はぁ、終わったか。」
パワプロ「明日の朝か。場所は…ほむらも来るのか。意外と用心深いな」
あおい「あ、あはっ…いぎぃっ!」ズブッ
パワプロ「さっきのは無しだ。俺が飽きるまでやってやるよ」
あおい「待って、少し…あんっ、やす、」
パワプロ「あおいとやる時はこの体位が一番楽しめるな。」
あおい「ぼ、ボクは…あっ、だ、んっ、抱き合い…ああっ!」
パワプロ「いずれな。」
あおい「や、やくそくだよ。いくぅ!」
スタミナが上がった。
コントロールが上がった。
早川の評価が上がった
パワプロ「体が重い…あおいのせいか。」
あおい「パワプロ君…子どもは何人…むへ」ギュ
パワプロ「おっと時間だ。急がないと」
あおい「……」
パワプロ「さて、行くか」
あおい「何処に?」
パワプロ「起きてたのか」
あおい「ねぇ、何処に行くの?おはようのチューは?ちゅーは?」
パワプロ「今忙しいのに…んっ、これで良いだろ?」
あおい「えへへ…ねぇ、ボクも一緒に行っちゃだめ?」
パワプロ「ダメだ。着替えたらさっさと帰れ」
あおい「ぶー…」
パワプロ「よし、行くか。じゃあな あおい。」
あおい「いってらっしゃーい」
パワプロ「おう。お前も早く家帰れ」
タッタッタ......
あおい「…がボクの家だもん」ボソッ
あおい「本当にボクを置いて行くんだね……パワプロ君」
ブロロロロ…
パワプロ「ここかな?」
太刀川「おーい!」
パワプロ「おはよう。太刀川さん。」ニコッ
太刀川「おはよーパワプロ君。」
パワプロ「いきなりメールが来て驚いたよ。」
太刀川「ほむらちゃんが勧めてくれてね。『パワプロ君とやればもっと強くなれるっス!』て」
パワプロ「そっか、それじゃ良いところ見せないとな。」
太刀川「それよりすごいね。バイク乗れるんだ」
パワプロ「この前とったんだ。何かと便利だしね。今度乗る?」
太刀川「でも…少し怖いかも」
パワプロ「大丈夫大丈夫。無茶な運転しないからさ。本題に戻るけどいいかな?」
太刀川「あ、野球、野球の練習するんだった」
パワプロ「そういえば、ここにほむらちゃんもいるのかな?」
太刀川「残念だけどいないんだ。『筋肉痛がー!』ってメールも着てたよ」
パワプロ「じゃあ二人っきりだね。もしかしてそれ狙ってた?」
太刀川「え、あ、ち、ちがうよ。た、たまたま。そう、たまたまだよ」
パワプロ「わかってる。可愛い太刀川さんをからかっただけだよ。じゃあ軽くアップして始めようか。」ギュッ
太刀川「あっ…手をつながれると…その…」
パワプロ「しっかり練習してる手だね。さすが太刀川さん」
太刀川「で、でも…豆とかできて」
パワプロ「それだけ野球が好きってことさ。真剣な太刀川さんも素敵だね。」
太刀川「あ、ありがと///」
太刀川「あ、ありがと///」
パワプロ「あれ、顔真っ赤だよ?熱でもあるのかな」ピトッ
太刀川「か、顔が…(男の子の顔がこんなに…それに)」
パワプロ「キスでもしようか?」
太刀川「えぇ!?」
パワプロ「して欲しそうだったからさ」
太刀川「え、でも…恋愛は、そう、野球!野球が終わってから!!だからパワプロ君とは…その、早いかも」
パワプロ「そりゃ残念だ」
太刀川さんの評価が上がった
~~~~~~~~~~~~
太刀川「うぉりゃーー!!」
パワプロ「ナイスボール!相変わらず良い球だね。」
太刀川「君も凄いね。」
パワプロ「ところで、メンバー集まりそう?」
太刀川「えーっと、今は女子が数人で内野がぎりぎり守れるくらいかな?」
パワプロ「そうなんだ。メンバー―集め大変そうだね。キャッチボールも済んだし、軽く投げ込む?」
太刀川「いいの?」
パワプロ「勿論。今日は太刀川さんが主役だからね。じゃあ俺が構える場所に投げてくれよ。」
太刀川「うっしゃー!いくよー!」
パワプロ「こい!」
太刀川「おりゃー!」
ズバーン!
太刀川「とりゃー!」
パワプロ「ナイスボール!良い球だ。次は変化球」
太刀川「いっくよー!」
・・・
・・
・
太刀川「もいっちょー!」
パワプロ「ストップだ太刀川さん」
太刀川「え、急に…もしかして、あたしなにか」
パワプロ「いや、良い球だったよ。ただ時間も時間だ。そろそろクールダウンをしよう。」
太刀川「げ、もうこんな時間?あっという間だったなー」
パワプロ「乗って。学校まで送るよ。」
太刀川「え、でも…ほむらちゃんに」
パワプロ「大丈夫、ほむらも気にしないはずさ。『ライバルとの特訓熱い展開っす!』ってね。」
太刀川「そ、そう?」
パワプロ「周りへ気配りも出来る...優しいんだね広巳」
太刀川「へ、え、ひ、広巳!?」
パワプロ「だめかな?名字だとなんか壁を感じるだろ?」
太刀川「でも…いきなり呼ばれると恥ずかしいような」
パワプロ「嫌なら辞めるけど…どうする?広巳」
太刀川(あたしをまっすぐ見つめてくれてる///)
パワプロ「広巳?」
太刀川(見た目と違って気配りも出来るし優しい…でも、ほむらちゃんの)
パワプロ「おーい」
太刀川(ほむらちゃんも名前で…あたしも)
パワプロ「太刀川!」グイッ
太刀川「ひゃい!!」
パワプロ「さっきから呼んでたんだけど、どうしたの太刀川?」
太刀川「あ、いえ、って太刀川?」
パワプロ「名前で呼ぶのは嫌みたいだったからさ」
太刀川「い、嫌じゃないよ!ひ、広巳でおねがいします…///」
パワプロ「わかった。じゃあ広巳」
太刀川「な、なに?パワプロ君」
パワプロ「けが予防のためにしっかりダウンしたいだろ?」
太刀川「う、うん…」
パワプロ「どこかいい場所は…そうだ、あそこに行こう」
太刀川「銭湯?」
パワプロ「あそこの銭湯ならシャワーも浴びれる。制服は持ってきてる?」
太刀川「一応…」
パワプロ「じゃあ行こうよ。タオルとかは買えば良いしね。奢るよ」
太刀川「え、でも、悪いよ。汗かいてるし」
パワプロ「それは俺も同じ。それに広巳との朝練楽しかったからね。ほら、乗って。荷物はサイドカーに、ヘルメットもそこにあるよ」
太刀川「う、うん。じゃあ、お願いします。」ギュッ
パワプロ「じゃあしっかり掴まってね」
太刀川「は、はい!」
広巳の評価が上がった
~~~~~~~~~~
太刀川「パワプロ君、これどれがいい?」
パワプロ「じゃあコーヒーで」
太刀川「はいどうぞ。朝のお礼であたしが奢るね」
パワプロ「サンキュー」ゴクゴク
太刀川「美味しいよね。お風呂上がりに飲むと」ゴクゴク
パワプロ「湯上りだと何だか色っぽいね。うなじとか」
太刀川「ブッ!え、そんなこと…女子に告白されたりするし」
パワプロ「あ~もう、口の周りべとべとになるよ。ほら、拭いてやるから」
太刀川「え、あ…う…うん///」
パワプロ「よし、これでいいかな。」
太刀川「あ、ありがとう……」
パワプロ「じゃあ乗って。ジャスミンだよね?」
太刀川「うん。でも、パワプロ君はいいの?」
パワプロ「推薦組だしな。授業は別に関係ないよ。そうだ、まだ時間あるからアイス食べる?」
おばちゃん「朝から仲良くお風呂?良いわねーカップルは」
パワプロ「ははは。お姉さんも綺麗ですよ。」
おばちゃん「あら、嬉しい子と言ってくれるわね。そうだ、お嬢ちゃん」
太刀川「は、ひゃい!」
おばちゃん「こんないい男手放すんじゃないよ?あんたも、女の子は大事にね。じゃあまたね」
パワプロ「ははは、任せてください。」
太刀川「あ、あう……///」
その後、バイクに乗っている間の広巳は終始無言だった。お互い名前予備だったせいか、学校についたら凄く女子が騒いでいた。ほむらには「羨ましいっス!今度はほむらも行くっス!」とメールが届いた。広巳からは「今度必ずお礼するね」とシンプルなメールが来た。
疲れが取れた
太刀川の評価がとても上がった
ほむらの評価が上がった
流し打ちを取得した
回復が早くなった
~~~~~~~~~~~~~~~
2時間目
矢部「お、おはようでやんす。」
パワプロ「おーす。矢部。今日は何かあった?」
矢部「朝にあの3人がクラスに突撃してきたぐらいでやんす。」
矢部「それよりパワプロ君、なんだかいい匂いでやんす。そう、これは石鹸の香りがするでやんす」
パワプロ「朝風呂してきたからな。いいもんだぞ」
矢部「混浴でやんすか!?それとも、大人の」
パワプロ「銭湯に混浴があるわけないだろ。」
矢部「あ、先生が呼んでたでやんす。女子の公式戦について」
パワプロ「そうか。教えてくれてありがとな。じゃあ行ってくるよ」
矢部「いってらっしゃいでやんす(相変わらず外面は完ぺきでやんす)」
みずき「先輩居ますかー?」
矢部「なんかようでやんすか?」
みずき「パワプロ先輩いる?」
矢部「さっき職員室に「こっちの先輩は使えない先輩だな~」
みずき「じゃあ私も職員室いこーっと」
・・・
・・
・
放課後
みずき「パワプロセンパーイ!」ギュッ
聖「みずき、今は私と先輩が変化球練習を始めるところだぞ?」
みずき「なによ~ いいじゃない。私は先輩に変化球を指導…いえ、私の体のしど」
あおい「パワプロ君…はい飲み物」
パワプロ「サンキュー」
あおい「みんなにも用意したよ。どうぞ」
「「やったー(やんす)!」」
あおい「ふふっ」
パワプロ「あ、そうだ。来週の練習からたまに特別ゲストが来るから」
あおい「特別ゲスト?」
パワプロ「そ、特別ゲスト。おっと…もうこんな時間か。俺もう上がるね」
聖「なー、やっと先輩との…」
みずき「なにそれ、まだ1時間も先輩と一緒に…」
パワプロ「悪いね。じゃ、お疲れさまでーす」
「お疲れさまでーす!」
ブロロロロ
みずき「えーー!!」
あおい「怪しい…」
聖「残念すぎるぞ」
あおい「まさか…また別の?」
3人からの評価が下がった
パワプロ「待った?」
ほむら「ま、待ったっス!すごく楽しみにしてるんスよ?」
パワプロ「ごめんごめん。で、今日はどうしたの?」
ほむら「ここじゃ…」
パワプロ「そうなの?じゃあ俺の家でも行く?」
ほむら「ハイっス!」ギュッ
パワプロ「シャワー浴びてないから汗臭いよ?」
ほむら「高校球児の汗は大事っス!練習の証っス!」クンクン
パワプロ「ほむらちゃんは変態だったか…」
ほむら「否定はしないっス」
川星の評価が上がった
~~~~~~~~~
パワプロ「なるほど…突然上手くなって驚かせたいのか」
ほむら「そうっス!だから特訓っスよ!」
パワプロ「わ、急に抱きつくなって」
ほむら「まずはクロスプレーとゲッツー妨害の練習っす!」ダーイブ
パワプロ「なら…どうだ!」
ほむら「ひゃん!!」
パワプロ「ひゃん!って…試合で笑われるよ?」
ほむら「いきなり首筋とは…こうなったら…次はバットコントロールっス!」
パワプロ「最初からそのつもりだったのか…じゃあ俺も」
ほむら「え…ずるいっす…そんなこと言われて逆らえるわけないっスよ」
パワプロ「ささやき戦術」
ほむら「恐るべき、ささやき…んっ」
パワプロ「ここからは体にってね」
ほむら「受けて立つっス…あっ」
パワプロ「記念撮影ってね。大丈夫、他の人なんかには見せないからさ」
ほむら「約束っスよ」
・・・
・・
・
結局ほむらちゃんは俺の家に泊まっていった。慣れてきたのか、後半はほむらちゃんは凄く求めてきた。「さすが高校球児、驚異のスタミナっス!」と終始興奮もしていた。途中ドアがガチャガチャ音がして、ほむらちゃんが怯えて抱きついてきた時はちょっと興奮した。
川星の評価がすごく上がった
ささやき戦術を取得した
スタミナが8上がった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちゃぽん…
パワプロ「もう行ったみたいだよ?」
ほむら「な、なんだったんスか?」
パワプロ「幽霊だったりして」
ほむら「怖い子と言わないで欲しいっス」
パワプロ「見つかったらお互い裸見られちゃうね。」
ほむら「そ、それは恥ずかしいっスね。あうっ」
パワプロ「もう1回しない?」
ほむら「今度こそ負けないっスよ!」
パワプロ「昨日からずーっといってるね。」
ほむら「そうだ、銭湯の約束はもういいっス」
パワプロ「いきなりどうした?」
ほむら「ほむらは銭湯で別々に入るより、一緒に小さな湯船につかる方が嬉しいっス」
パワプロ「はいはい。ほら、舌出して」
ほむら「あー…んっ、ちゅ、あっ」
パワプロ「湯船の中でやるとお湯があそこに入るね。」
ほむら「あ、パワプロ君のでチュウ和…あんっ、して」
アッ、ヤンッ、アンッ、ソコハダメッス
あおい「居留守…中から知らない女の声や微かな喘ぎ声…カギが…どうして?彼女が来てるのにチェーンまでかかってる。パワプロく―ん!パワプロくーん!」ガシャガチャ
みずき「ふんふふーん♪あ、やっと出た「こちらパワプロ、御用の方は…」」
みずき「先輩大好き、先輩先輩、先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩先輩大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き今度はいつ抱いてくれるの?明日?12時間後?それともすぐ?今どこにいると思う?ふっふーん…正解は家の前でしたー♪開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて開けて。可愛いみずきが来ましたよ―!」ドンドンドン!
太刀川「ふふっ…今度は球威について…いや、だめだよ。パワプロ君はいい人だけど敵、やっ、敵なんだよねぁ…あんっ、でも綺麗って言われちゃった。綺麗って…ほむらちゃんの彼氏かぁ…いいなぁ…いまごろ…ひぅっ、そうだ、ほむらちゃんもいるんだから、パワプロ君転校してこないかなぁ。お礼もしたいし…一人だとさみしいかも…」クチュ、グチュ
猪狩「パワプロ、パワプ、うっ!三こすり半どころか一こすり半か…そこまでボクを燃えさせるとは…次に会うのが楽しみだよ。しかし、ボクの秘球から放たれる『ソニックIKRライジング』は威力はそのままに連投を可能にした。つまりマシンガンのごとく君を襲う…勿論、君のミットが壊れるまでね」
聖「もきゅもきゅ…あいかわらずここのきんつばは最高だな。そういえば、先輩がバッテリーは夫婦だと言っていたな。それは今度私の両親に会いたいということなのか?ふふっ、困ったやつだぞ。そうだ、今度着物を見繕ってやろう。くふふ」
続く
次回の一部
太刀川「い、いいよ…でも、ほむらちゃんには」
パワプロ「大丈夫、広巳の言ったように『修行』って言ってあるからね。といっても鍛えるのは下半身だけどね。」
太刀川「よ、よろしくお願いします。」
パワプロ「じゃあ最初は一緒にお風呂にいくよ」
太刀川「あ、あんまり見ないで…腹筋とか恥ずかしいヒャン!」
パワプロ「広巳に恥ずかしい場所なんてないだろ?」
太刀川「パワプロ君…今だけは、今だけはあたしの彼氏でいてほしいな///」
パワプロ「マウンドとはえらい違いだな。おいで、体洗ってあげる。」
パワプロ「一皮むけた広巳…いや、一膜やぶれた広巳をほむらに見せてあげようね。」
_______
/:::::::::::::::::::::::::_::::::::\
/ ::::::::::::::::::::::::::::| D`,::::::::::ヽ
. |::::::::::::::::::::::::::::::::|_r‐'::::::::::::::::',
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. |___/, .- -.,,__, .-- ,____ニ=
| i´ Υ. `i
| ====| _____ | __ |..,,_
ヽ. `''´ `''`''´ `'' ) 「予告はここまででやんす。」
ヽ. , /
>ー-r------r‐弋 ´
. /::::::::::::|. i::::::\
. /::__:::::|.. i:::::_ _ヽ
. f´ ヾ|____,f´ `,
{ )::::::::::::::::::::人. 丿
残念なお知らせでやんす。
前回の終わりに「続く」と書いてあったでやんすが、本当は続かないでやんす。
予告も嘘でやんす。
終わる理由は実生活が物凄く忙しいのでやんす。嘘でやんす。ただ飽きたのでやんす
なぜならパワプロ君が成功するとムカムカするからでやんす…あ、今のはジョークでやんす。It’s a YABE JOKE(やべ~じょ~く つまり最高のジョークでやんす)
だからこのSSはこれで終了となるでやんす。
最後に、これは優しいおいらから、おいらのファンへプレゼントでやんす。
めかね でぼず とのじ へずが よをの ぬげみ
きせや にそと あらべ らゆみ ぞそひ ねみや
をこせ さやた むしぎ ぎそご うもみ れざろ
つさこ はかぞ けぼれ どげん べぞち ぶるり
をろゆ てけわ ぞくぼ ずをど はもが とか
ぼはす ちてあ ほすと ろんほ めあろ りべの
よいた びたへ あつろ ずばま そみん かひが
やいあ へもひ かつせ ゆたの ひです ざかひ
れよべ ずぐお こやま ふちみ じおな こせと
かずは げらば でとち ひねら ろぼが たもひ
じたこ ろえも かんぶ そろぶ
おまで げむひ しんげ さらぬ ぶにば んろは
_______
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| i´ Υ. `i
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ヽ. `''´ `''`''´ `'' )
ヽ. , / 「いや~本当に申し訳ないでやんす。やんす」
>ー-r------r‐弋 ´ 「けど、パワプロ君のことは嫌いになっても、おいらのことはみんな大好きでやんす」
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. /::__:::::|.. i:::::_ _ヽ
. f´ ヾ|____,f´ `,
{ )::::::::::::::::::::人. 丿
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