春香「だって私は――スーパー天海春香だから!」 (14)


※劇場版ネタバレ注意

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P「今度のアリーナライブ。リーダーはおまえだ……スーパー春香」

S春「――仕方ありませんね。私に任せてください。最高のライブにしてみますよ!」

伊織「フン。まぁいいんじゃない。スーパー春香ならなんとかするでしょ」

美希「美希もスーパー春香ならリーダーにピッタリだと思うの!」

雪歩「頑張ってね!スーパー春香ちゃん!」

春香「…………え!? だれ!?」

響「おいおい春香。なにいってるんだ? スーパー春香のこと忘れちゃってたのか?」

真美「もー、はるちんってば、スーパーはるちんの事忘れちゃったって、そのジョーク面白すぎるっしょー♪」

春香「え、いや、そうじゃなくて! なんで私が……あれ?」

S春「落ち着いて春香。疲れているの?何か悩みがあればリーダーであるこの私にいつでも相談してよね!」

春香「だから貴方だれ!?」

P「よーし、それじゃあアリーナライブに向けてスーパー春香を中心に、みんな頑張っていくぞ!」

約全員「おおーっっ!!」

春香「ちょっと、みんな!? プロデューサーさん!?」

P「よーしっ、それじゃあ合宿初日だ。スーパー春香、皆を代表して何か一言いいか」

S春「いいっ、みんな……黙って私に付いてきなさい! 今まで見たことの無い最高の景色を貴方達に見せてあげるわ!」

約全員「ハイッッ!!」

春香「あ、あっれぇー……いいのかなこれで…?」

律子「スーパー春香、ちょっと皆にお手本を見せてもらっていいかしら」

S春「ええ、もちろん……ハァッ!シュバッ!ズババババッ!ズビシィ!!ジャキーンッ!!!!」

美希「す、すごいの! まるで天使が舞い踊っているかのようなの……」

響「いくら完璧な私でもダンスじゃぁスーパー春香にはどう足掻いても勝てそうに無いぞ…」

真「おいおい、ダンス以外でもスーパー春香に勝てることなんてそうそうないじゃないか」

響「アハハ、そうだったぞ! 完璧って言葉はスーパー春香の為にある言葉だったな!」

春香「やめてぇ……なんか気恥ずかしいからやめてぇ……!!」

美希「……? 春香、どうかしちゃったの?」

雪歩「晩御飯だけど……バックダンサーの子達、食欲が無いみたいだね……」

S春「……ここの席、座らせてもらっていいかな?」

可奈「ス、スーパー春香ちゃ――スーパー天海センパイ!?」

S春「みんな大丈夫? 食欲が無いみたいだけど?」

奈緒「え、えっと想像以上にきつうて……あんまり食欲が……」

奈緒「皆さんはいつもあんなに練習してはるんですか?」

雪歩「いつもあれくらい練習しているのはスーパー春香ちゃんくらいだよー」

S春「アリーナ前だしね……練習はキツいと思うけど、ご飯はしっかり食べないとね」

美奈子「ですよね!カロリーは大事ですよね!」

杏奈「で、でも食欲がどうしても……」

S春「フフ……一口だけでも食べてごらん」

百合子「そ、そうですね、無理してでも……はむっ――なっ!? こ、これは!?」

星梨花「口の中で香りが広がりながら蕩ける! なのにしっかりとした歯応え!?しかも胃に優しい!」

奈緒「一口噛み締めるだけで全身に活力が漲ってくるのがわかる、こ、これはいったい!?しかも胃に優しい!」

S春「さっき、民宿の人に頼んで調理場を貸してもらったの、疲れている皆の口に合ったら良かったんだけど」

可奈「これ、スーパー天海センパイの手作りなんですか!?」

美奈子「こんなに美味しいご飯まで作れるなんて……さすがスーパー天海さん……」

S春「このくらい単なる趣味の延長だよー。たくさん作ったからいっぱい食べてね」

「「「「はいっ!!」」」」

春香「あ……この煮物美味しいなー」モグモグ

可奈「ふぅ……今日も練習大変だったなー」もぐもぐ

S春「……可奈ちゃん?」

可奈「え、スーパー春香ちゃ――う、うわぁっ!?」お菓子バサァッ

S春「フッ――シュババババババババ!!」ヌルヌルヌルヌル

可奈「す、すごい!? 散らばったお菓子を全部空中でキャッチしてる!? しかも凄いヌルヌルな動きで!?」

S春「はい、気をつけないとダメだよ可奈ちゃん」

可奈「あ、ありがとうございます。あ、よ、よかったらスーパー天海センパイもお菓子どうですか、た、たくさん!」

S春「フフ、じゃあ一つだけ貰おうかしら。でも可奈ちゃんも食べすぎには注意しなきゃね」

可奈「は、はい! ありがとうございます!」

春香「いまなんかこっちから声が……ふぎゃ!」コケッ

P「みんな、俺は今度のアリーナライブが終わったら、ハリウッドに研修に行くつもりだ」

S春「行くな!」

P「えっ!!??」

S春「ハリウッドなんかに行かなくても、私と一緒に行けば輝くステージへ……いいえ」

S春「輝きの向こう側へ連れて行ってあげる」

S春「だから、私と共にいなさい。プロデューサー!」

P「スーパー春香……そうか、俺、間違っていたよ! おまえとずっと一緒に居るよ!」

貴音「流石はスーパー春香……千年に一人の逸材と呼ばれるだけはありますね」

亜美「スーパーはるちんがいれば、765プロも安泰だね!」

春香「あ、バーベキューの残り片付けておきますねー」

可奈「あわわわ……ミニライブなのに緊張して、頭が真っ白に……」

可奈「ええっと、次のステップは……きゃあ!」

S春「おっと、危なかったね」ガシッ

志保「スーパー春香さん!? こちらに背を向けたまま可奈の動きをフォローしてる!?」

可奈「す、すみません、私……」

S春「迷ったのなら、私の背中を見なさい。答えはそこにあるわ!」

可奈「スーパー春香ちゃん……」

志保「スーパー春香さん……」

S春「さぁ、皆このまま駆け抜けるわよ!」

春香「はい!スーパー春香さん!!」


その後もなんやかんやありましたが、スーパー天海春香がなんとかしてくれました。

おしまい

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