穂乃果「海未ちゃんが泊まりにきた」 (73)

穂乃果「いらっしゃい海未ちゃん。あがってあがってー。」

海未「お邪魔しまーす……って誰もいないんでしたね。」

穂乃果「うん。誰もいなくてさみしかったぁ~」ギュッ

海未「はいはい、わかりましたから。」ヒキハガシ

穂乃果「もー、海未ちゃんのケチ。抱きつかれて何が減るってわけじゃないじゃん!」プンスカ

海未「私の精神が擦り減ります。」

穂乃果「その一言で穂乃果の精神も擦り減りました!」

海未「まあそんなことは置いといて」

穂乃果「置いとかないでよ!」

海未「まずこたつに入りましょう。寒いです。」

穂乃果「それには賛成!」

ヌクヌク

穂乃果「んまんま」

海未「このみかん、普段のよりも美味しいですね。」

穂乃果「でしょ?こないだ、お父さんとお母さんが和歌山行ったからってお土産にどっさり!」

海未「なるほど、それなら美味しいのも納得ですね。」モグモグ

穂乃果「今日は山口に行ってるらしいんだけど、山口って何かあったっけ?」

海未「山口……ですか。河豚……ぐらいしか聞いたことがありませんね。すみません、地理はあまり……。」

穂乃果「そっかぁ、海未ちゃんは日本史メインだもんねー。河豚かぁ~、美味しそ~!」

海未「あの河豚刺しを箸でぐわーっとするやつ、一度やってみたいんですよね。」

穂乃果「海未ちゃんもそう思ってた?誰しも1度はやりたいって思うよね!」

海未「ええ。ですが、河豚刺しよりもてっちりの方が今の季節には合うかと。」

穂乃果「それもいいなぁ~……ねえねえ、じゃあお父さんとお母さんが河豚買ってきてたら海未ちゃん食べにおいでよ!」

海未「いいんですか?」

穂乃果「うん!」

海未「では、お言葉に甘えて。ことりも誘いましょうか。」

穂乃果「海未ちゃんと二人っきりがいいなー。」

海未「そういうわけにはいかないでしょう。」

穂乃果「まあ、そうだけどさー。」ブー

海未「わがまま言っちゃいけませんよ。」

海未「食べ物の話をしてたら、なんだかお腹が減ってきましたね。」

穂乃果「みかん食べてたはずなのに、不思議だねー。」

海未「………こたつから出たくないですね。」

穂乃果「そーだねー………晩御飯、みかんでいっかー。」

海未「それは良くないでしょう。せめて何かお腹に入れないと……。」

穂乃果「じゃあパパッとカップ麺かカップ焼きそばでいいやー。」

海未「だから……」

穂乃果「じゃあ海未ちゃんなんか作ってー。」

海未「まったく……しょうがないですね、穂乃果も少しは手伝ってくださいよ?」

穂乃果「はーい。」ゴソゴソ

海未「とはいっても、今作るとしたら炒飯ぐらいですが……お米はどれぐらい?」

穂乃果「…………あっ」

海未「どうしました?」

穂乃果「チャ、炒飯はやめとこ?」

海未「……? まあ、いいでしょう。となると……あ、ここに麻婆豆腐の元があります。豆腐もありますね。」

穂乃果「マ、麻婆豆腐も……やめとこ、ね?」

海未「どうしたのですか、中華、嫌いでしたっけ?」

穂乃果「いやまあ、そーいうわけじゃないんだけどさー……。」

海未「ならなんだと言うんですか。」

穂乃果「い、いやあ、なんでもないよ?」

海未「じゃあもうカレーでいいですね?」

穂乃果「カ、カレーもちょっと……まずいかなーって……。」

海未「……なんですか一体………………まさか」

穂乃果「あっ、ちょ、そっちには炊飯器が、駄目っ!」


パカッ



       チャポン…………

海未「…………やっぱり、そういうことでしたか。」

穂乃果「あ、あはは、あはははははー……。」

海未「なんで炊飯器のスイッチ押すの忘れるんですかあああああああ!!」

穂乃果「ごめんなさあああああああい!!」ドゲザー

海未「花陽じゃないですが、お米がないと話にならないでしょう!!」

穂乃果「え、えっと、お米がなくても食べられるものはあるよ!」

海未「たとえば?」

穂乃果「……あれとか?」

UFO カップヌードル ドンベエ アーカイキツネトミドリノターヌキー ムカシナガラノソースヤキソバ ペヤング

海未「結局さっきの会話に逆戻りですか。」

穂乃果「ま、まあいいじゃん!さ、このカップ焼きそばたべよ、ね!」

海未「はぁ……。」

穂乃果「ほらほら、ぐちぐちいつまでいっててもしょうがないよ!お米は炊けてないんだし!」

海未「なら、穂乃果はこの水浸しのかったいかったいお米でも食べてればいいじゃないですか。私はどこかで買ってきますから。」スタスタ

穂乃果「それだけはやべでぐだざいおねがいじまずうううぅぅぅぅうぅ」ズリズリ

海未「もういいです。とりあえずスイッチ押しますから。」

ピッ

穂乃果「……ねえ、海未ちゃんもしかしてすごい早く炊けるモード押した?」

海未「ええ、それが何か?」

穂乃果「あー……うちの炊飯器壊れててね、そっち使うと逆に普通のより時間かかるんだー……。」

海未「先に言わんかあああああああああ!!!!!!!」

ガコン チチチチチチチチチチッ ボオォォォオォォオ

海未「結局こういう食べ物に……。」

穂乃果「普段海未ちゃんこういうの食べないでしょ、いいじゃん今日ぐらいさ!」

海未「穂乃果は普段からこういうの食べてるからいけないと言ってるんです!」

穂乃果「違うよ!これお父さんのだもん!」

海未「え、それは本当ですか?」

穂乃果「うん。よくずそそーって音聞くよ?」

海未「あの人が……ねえ。」

穂乃果「あーっ、信じてないでしょー!」

海未「すぐに信じろと言う方が無理です。ていうか人のものを勝手に食べてることになりませんか、これ?」

穂乃果「あ、それならお父さんは旅行中はこれ食べたかったら好きにしていいぞーって。」

海未「あ、そうですか……。」

穂乃果「で、どれにするー?カップラーメンでもいいよ!穂乃果はもうこの焼きそばとっちゃったけど!」

海未「じゃあ、私も同じものを。」


ビイイイィィィイィッ


穂乃果「へ?」


ガサゴソ  シャカシャカ  スパッ  サッー


穂乃果「ちょっと待ったああああああああ!」

海未「え?」




海未「………………あっ」


穂乃果「海未ちゃん……やっちゃったね………。」

海未「ほ、ほのか、どどどどどど、どうしましょう、ソ、ソースの粉、先に入れちゃいました!」

穂乃果「どうしようって、どうしようもないよこれ!とりあえず小皿だして!そこにソースの粉出来る限り回収するから!」

トントントン サァーーーッ

海未「ああ、かやくの野菜がいっぱい出てきちゃいましたよ!」

穂乃果「そんなの気にしてる暇ないよ!あとで戻せばいいじゃん!」

海未「あぁああぁぁ………。」

穂乃果「変な声出してる暇あったら粉出して!」

海未「うぅ、はい………。」

ジョボボボボボボ   ジョボボボボボボボ


穂乃果「海未ちゃんの、すっごい薄味になりそうだね……。」

海未「い、いいですよもう……。」

穂乃果「しょーがないなあ、穂乃果のとごちゃまぜにしちゃおう!」

海未「えっ?」

穂乃果「海未ちゃんのパックに穂乃果の焼きそば放り込んで、ソースかければいいんだよ!」

海未「い、いいんですか?穂乃果のも薄味に……。」

穂乃果「いーのいーのっ!もとはと言えば炊飯器のスイッチ押し忘れてた穂乃果が悪いんだから!」

海未「穂乃果ぁ……!」ジーン

ドババババババババ ベコン ベココン  ドバババババババ

ドチャッ  シャカシャカ  スーッ  ファサー

マゼマゼ  マゼマゼ


穂乃果「量、多いね……混ぜるの、一苦労だよ……。」

海未「代わります。」

穂乃果「ありがと。」

海未「あ、これは少し骨が折れますね……。」

穂乃果「もうそれぐらいで十分じゃない?」

海未「そうですね。じゃ、食べましょうか。」

ズゾッ ズゾゾゾーッ

穂乃果「んー……。」

海未「………薄いですね………。」

穂乃果「まあ、2パック分のソバに1袋じゃそりゃねー……。」

海未「うーん……何かソースでも加えられれば……。」

穂乃果「あっ、思い出した!」

海未「なんです?」

穂乃果「和歌山土産にソースもあったんだった!」

海未「先に言ってくださいよ!!」

穂乃果「なになに、どろソース……?」

海未「あまりソースは使わないので、知りませんね……。」

穂乃果「まあいいや、いっぱいかけちゃえー!!」


ドバババッバババババババババッ


海未「ちょっとかけすぎでは……?」

穂乃果「濃いぐらいがちょうどいいんだよ!恋と一緒で!」

海未「最後の一言は余計でしたね。」

穂乃果「穂乃果もそう思う……。」

ズゾッ

穂乃果「んふっ……!」

海未「穂乃果?」

穂乃果「げっほ、げっほげっほげっほげほっ!!」

海未「だ、大丈夫ですか?むせました?」トントン

穂乃果「へ、平気だよ。一度食べてみて。」

海未「はぁ……。」

ズズッ

海未「んむ゙っ!!??」

海未「んげっほ!ごほっ、ごっほ、ごほごほごほんっ!!」

海未「これすっごい辛いじゃないですか!絶対ソースのかけすぎですよ!」

穂乃果「そ、そうかなあ?穂乃果にはこれぐらいがちょうどいいと思うよ?げっほ」

海未「咳き込んでる人が言っても説得力がありませんよ!!」

穂乃果「はぁ……どうしよ、これ……。」

海未「食べるしかないでしょう……。」

穂乃果「そーだねー……。」

海未「なんで私がこんな目に……。」

穂乃果「ちょっと、穂乃果はあって当然みたいな言い方やめてよ!」

海未「そりゃあそうでしょう?もとはと言えば穂乃果が」

穂乃果「海未ちゃんがソースあんなことしなけりゃよかったじゃん!」

海未「さっき元凶は穂乃果だと自分で!」


ギャース  ギャースカ  ピーピー  フンギャー


穂乃果「…………。」

海未「…………。」

穂乃果「冷めた上に……。」

海未「伸びました……。」

しょっぱいを辛いと表現するってことは、東北のひと?

穂乃果「うへぇ、舌がひりひりすりゅ……。」ヒリヒリ

海未「もう二度とカップ焼きそばなんて食べません。そうしましょう。」ヒリヒリ

穂乃果「カップ焼きそばに罪はないよ!」

海未「もう二度とごめんです。だいたい紛らわしいんですよ。粉があったらかけたくなるじゃないですか!」

穂乃果「わからなくもないけどそこはガマンしようよ!鍛錬が足りてないんだよ!」

海未「うっ、それを言われると反論が……。」

穂乃果「まあいいや、もう疲れたよ……お風呂先入る?後入る?」

海未「どちらでもいいですよ。」

穂乃果「じゃあ一番風呂は海未ちゃんに譲ってあげよう!ゲストだもんね!」

海未「わかりました。では失礼して。」

>>37
どろソースはしょっぱいんじゃなくて本当に辛いです

チャプン……

海未「はぁ……温まりますね……。」

ガラガラッ

穂乃果「おっじゃましまーす!」

海未「ほ、ほほほ穂乃果ぁ!?」ザパンッ

穂乃果「お背中を流しにきましたー!」

海未「結構です!もう洗いましたから!」

穂乃果「まあまあ、そんなこといわずにさ、ね?」

海未「はぁ……まあ、いいでしょう。」

穂乃果「さぁさぁ、こちらにお座りくださいませ。」

穂乃果「~♪」ゴシゴシ

海未「(穂乃果に背中を洗ってもらうのも久しぶりな気がします……。)」

穂乃果「ふーんふふーんふ ふふふふふふ♪ふーんふふーんふ ふふふふーん♪」

海未「(一番気持ちいい強さ……穂乃果は私の事なんてなんでもお見通しなんですね。)」

穂乃果「ふーんふふーん」シャワーーー

海未「(シャワーの温度も一番心地いい温度……流石ですね。)」

穂乃果「………それっ!」ワシッ

海未「ひゃあッ!?」ガタンッ

穂乃果「うーむ、もっと精進せよ、だね!」

海未「お、大きさなんてどうでもいいんです!」

穂乃果「えー、そうかなー?」

海未「そうですっ!もう私はあがらせてもらいますから!」プンスカ


ガラガラ ピシャッ


穂乃果「ぶー……寝てる間にもう1度しかけてやる!」

穂乃果「ただいまー。」ホカホカ

海未「おかえりなさい。」

穂乃果「何みてるのー?」

海未「特に集中して何を見てるわけではありませんね。ザッピングってやつです。」ピッ

穂乃果「じゃあ、特に面白いのないんだー。」

海未「ええ。ドラマももうほぼ終盤ですし、こういうバラエティは好きじゃないですし、野球はあまりくわしくないですから……。」ピッ

穂乃果「あっ、ちょっとストップ海未ちゃん!」

海未「はい?」

穂乃果「見て見て!サヨナラのチャンスだよ!」

海未「あ、本当ですね。」

穂乃果「この人がサヨナラ打ったら穂乃果のいうことなんでも1つ聞いて!」

海未「はぁ?」

穂乃果「いーじゃん!そのかわり打てなかったら海未ちゃんのことなんでも1つ聞いてあげる!」

海未「いいんですか?バッターって確か、だいたい3割打てばいいほうで、それだと穂乃果に不利ですよ?」

穂乃果「3割?打つか打たないかのどっちかだから、50%じゃないの?ていうか3割って何パーセントだっけ?」

海未「はぁ……。」

穂乃果「まあいいのいいの!この人が打つって直感で感じたんだから!」

カキーン  ショートノアタマヲコエタ! ニルイランナーサンルイマワッテカエッテクル! サヨナラー!サヨナラー!

穂乃果「ほら!」

海未「なんということでしょう……。」

穂乃果「じゃあ海未ちゃん、穂乃果の言うことを1つ聞いてもらおう!」フンス

海未「あまり無茶なことはやめてくださいよ?」

穂乃果「そんなことじゃないよ!今日、一緒のおふとんで寝て!それだけ。」

海未「そんなことですか?別にいいですよ。」

穂乃果「やったー!」

海未「まだ寝るまで時間ありますね。」

穂乃果「そーだねー。何する?」

海未「トランプでもしませんか?」

穂乃果「いいけど……2人で何するの?」

海未「ババ抜き……とか?」

穂乃果「あれ2人でやって面白い?」

海未「面白くないですね……。」

穂乃果「うーん……スピードだと敵わないしなあ……。」

海未「ポーカーでどうでしょう?」

穂乃果「ポーカー!それにしよ!」

チャッチャッチャッチャッチャッチャッ

スッスッスッスッスッ スッスッスッスッスッ

穂乃果「チェンジ何回までー?」

海未「面倒なので1回にしましょう。」

穂乃果「わかったー。じゃあ3枚変えるね。」

海未「私も3枚変えます。」

穂乃果・海未「「せーの」」

穂乃果「ワンペア!」

海未「ツーペア!」

穂乃果「あー負けたぁー!」

海未「今度は勝ちましたよ。」フフン

穂乃果「1回かったくらいで良い気になられても困るなー。」

海未「じゃあ次は勝てるとでも?」

穂乃果「なにおー!絶対勝ってみせるからね!」

穂乃果「大分やったねー。」

海未「やめますか?」

穂乃果「うん、もうやめるー。」

海未「私としてはけっこう負け込んだのでまだやりたいのですが、ちょうどいい時間です。寝ましょうか。」

穂乃果「うん、寝ちゃお寝ちゃおー!穂乃果先入るねー!」

ガサゴソ モゾモゾ

穂乃果「ほら、海未ちゃん。お・い・で?(超セクシーボイス)」ポンポン

海未「入りたくなくなるんですが……。」

穂乃果「じょーだんだよ、じょーだん!ほら入って!」

海未「はいはい。失礼します。」モゾモゾ

穂乃果「んー……海未ちゃんあったかーい……。」モギュッ

海未「穂乃果もあったかいですね……。」ギュッ

穂乃果「えへへー、海未ちゃんだーいすきー。」モギューー

海未「んっ、ちょっと強いですよ……。」

穂乃果「あ、ごめーん……。」




海未「…………起きてます?」

穂乃果「……はっ、起きてるよー。」

海未「あまり夜更かしはいけませんよ。早く寝ちゃってください。」

穂乃果「んー……(危ない危ない、海未ちゃんの胸をわしわししない……と……。)」

穂乃果「すぅ……すぅ……。」

海未「穂乃果ー。」

穂乃果「すぅ…………すぅ……………。」

海未「ほーのーかー。」

穂乃果「すぅ……………すぅ…………………。」

海未「寝ましたね……それっ。」ワシッ

穂乃果「んっ……。」ピクッ

海未「風呂場での仕返しです。」ワシワシ

穂乃果「んんっ……。」

海未「おやすみなさい、穂乃果。」ギュッ

穂乃果「んー……………。」ギュッ

チュンチュン(・8・)


穂乃果「ん………。」パチッ

穂乃果「うーみちゃーん、あっさでっすよー。」ユサユサ

海未「んー………。」

穂乃果「あんまり強く起こしちゃまた合宿みたいになるし……そっと抜け出して、また起こしにこよっかな。」

海未「穂乃果ぁ……。」ギュッ

穂乃果「あっ……っと、これじゃ出られないよ、海未ちゃん。」

海未「穂乃果ぁ……私も、すきですよー……。」

穂乃果「ふふっ、穂乃果も、だーいすきだよ、海未ちゃん。」

海未「ふわぁ~~……。」パチッ

穂乃果「あ、起きた?」

海未「んふ……おはようございます……。」

穂乃果「朝ごはん作りに行ってくるね!」トタトタトタ

海未「あっ、穂乃果ぁ……。」

海未「……」ポツーン

海未「私も、手伝いにいかないと……。」

ジイイイイイイイ  ッチーーン


穂乃果「ほっ。」

穂乃果「おまたせー。」

海未「(そういえば穂乃果はパン好きでした……。)」

穂乃果「いっただっきまーす!」

海未「いただきます。」

穂乃果「はむっ、ん~~~、パンおいしー!」

海未「んむ……」

穂乃果「もぐもぐもぐもぐ……。」

海未「(本当に美味しそうに食べますね……見てるこっちが幸せになってきます。)」

穂乃果「……海未ちゃん、食べないの?さめちゃうよ?」

海未「あっ、はい!」モグッ

海未「(あ、ひょっとして、さっきの……。)」

海未「残り、食べます?」

穂乃果「いいのっ!?」キラキラ

海未「(やっぱり。)昨日の焼きそばがまだお腹に残ってるみたいで。」

穂乃果「ありがとー!」パクッ

穂乃果「ねえういひゃん。」

海未「口に物を入れたまましゃべらない……なんですか?」

穂乃果「ごくん、ねえ海未ちゃん、また泊まりにきてくれる?」

海未「ええ、いつでも。ていうか穂乃果が家に来てもいいんですよ?」

穂乃果「いいの?」

海未「たまに私以外が家を空ける日もありますから。」

穂乃果「じゃあ今度は穂乃果が海未ちゃんち行くー!」

海未「わかりました。しっかりと炊飯器のスイッチを押して待ってますから。」

穂乃果「あ、あはは、それは蒸し返さないでほしいなーって……。」

海未「ふふっ。じゃあ焼きそばのソースの件もなかったことに」

穂乃果「それは無理かなー。」

海未「ってなんでですかー!」

穂乃果「なんとなく!」

海未「そんなこという悪い子は泊めてあげません!」

穂乃果「えー、そんなー!」

海未「ふふっ、冗談ですよ。いつでもいいですから。」

穂乃果「もう、海未ちゃんったら!」




おわり


また書いてくれ
それとよければ今まで書いたやつあったら教えてくれ

>>69
VIPで立てたの初めてです
SS速報で現行1と過去作2つありますがそんなレベルでもないです

ほのぼのほのうみは最高ですね

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