早朝 黒の組織 キッチン
ウォッカ「ふぅ、まだまだ冷えるな。朝はきついぜ」
ウォッカ「今日が朝食の当番じゃなきゃなー」ファーア
ジン「なんだ、早いなウォッカ」
ウォッカ「兄貴!おはようごぜえます!」
ジン「あぁ、おはよう」
ウォッカ「今朝はパンケーキですぜ、兄貴何枚にしますかい?」
ジン「一枚でいい。シロップは多めで頼む」
ウォッカ「へい!」
ジン「頂こう」
ウォッカ「へい!兄貴、ココアも一緒にどうぞ!」
ジン「貰おうか。うん、うまいな」カチャカチャ
ウォッカ(うちの組織では基本的に兄貴が料理を任されている)
ウォッカ(しかし、今は当番制になっている。なぜならジンの兄貴は年始にちょっとした手違いでアポトキシン4869を服用してしまい)
ウォッカ(見た目は子供頭脳は大人になってしまったんですぜ)
子供ジン「ウォッカ、ココアをもう一杯貰おうか」
ウォッカ「へい!」
子供ジン「ごちそうさま」キチン
ウォッカ「へい!どうでしたかい、兄貴。今日のパンケーキは」
子供ジン「そうだな、俺が教えたとおり作れていた。見直したぜ、ウォッカ」ニヤリ
ウォッカ(見た目は子供の兄貴可愛いぜ)
子供ジン「どうかしたか?」
ウォッカ「い、いえ。あ、兄貴は今日予定ありますかい?」
子供ジン「いや、特に無いg」ムギュッ
ベルモット「おはよぉ~ジン~」ナデナデ
子供ジン「離れろ、ベルモット」
ウォッカ「おはようごぜえます!姉御」
ベルモット「ウォッカ~私はパンケーキ二枚食べる!あとベーコンは脂とってからカリカリに焼いて~」
ウォッカ「へい!」
子供ジン「おい、ベルモット離れろ。俺を子供扱いするな!」
ウォッカ(姉御はジンの兄貴が見た目は子供になってから溺愛してるな)
ベルモット「えーっ?どう見ても子供だもんねぇジンは。ね、ウォッカ?」ナデナデ
ジン「……」ギロリ
ウォッカ(にらみつける兄貴可愛い)
ベルモット「でも今日の夕方には解毒剤が届くらしいわよ」
子供ジン「なに?本当か?」
ベルモット「本当本当、佐川急便で17時に時間指定で届くみたいだから誰か受け取れるように残っておけって連絡があったのよ」
子供ジン「そうか、ようやく元の姿に戻れるか」ニヤリ
ウォッカ「し、しまった!昨日の買い出し忘れちまってました兄貴!」
子供ジン「なに?冷蔵庫に何もないはずだぞ」
ベルモット「えーっベーコンはー?」
ウォッカ「す、すいやせん!兄貴、買い出しにつきあってもらえませんかい?」
子供ジン「しかたねぇ、ウォッカ、ジャスコ行くぞ」
ウォッカ「へい!」
イオンモール米花店
ベルモット「もぅ、ウォッカはうっかりミス多いわね?しっかりなさい」
ウォッカ「すいやせん、姉御にまでつきあってもらっちまって」
子供ジン「おい」
ベルモット「帰りにミスタードーナツ買って帰りましょ、100円フェアやってるみたいよ」
ウォッカ「いいっすね、俺久しぶりですぜ。ミスド」
子供ジン「おい、なんでベルモットまでいるんだ」ギリッ
ベルモット「え?今日で可愛い子供ジンとお別れだしね?」
子供ジン「……」ギリッ
ウォッカ「ま、まぁ兄貴。早く食品売り場いきましょうぜ」ハラハラ
ベルモット「あ、ジン君。おねぇさんが手をつないであげようか?」ヘラヘラ
子供ジン「おい、ウォッカ。こいつを何とかしろ」
ウォッカ「すいやせん、俺にはどうすることも」
ベルモット「もー!ジン君恥ずかしいの?可愛いwww子供ジンwww」
子供ジン「ところでウォッカ、何を買うんだ?」
ウォッカ「へい!今晩は唐揚げにするんでもろもろの食料品と、あとパンケーキのレパートリーを増やしたいんですぜ」
子供ジン「そうか、それなら買い物しながらパンケーキのレシピを教えてやろう」
ウォッカ「ほ、本当ですかい?」パァー
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