御坂「記憶喪失!?」(104)

御坂「ちょっとあんた待ちなさいよ!」

上条「く、またビリビリかよ、いい加減にしてくれセールタイムにおくれちまう!」

御坂「誰がビリビリよ!」バキューン

上条「わぁああああ」

御坂「げ、やば木に当たっちゃった!」

上条「へ?木がこっちにたおれてくるぅぅぅ?」

上条「不幸だぁぁぁああ!」

上条(くそ、いつも御坂にからまれては不幸な目にあってる。あいつもしかしたら俺がこれで大けがするかもとか思わないのか?)イテテ

上条(いっそ一度怪我でもして御坂を反省させた方がいいんじゃないのか?)

上条(そうだ!)

御坂「ちょっとあんた大丈夫?」

上条「あいたた!どうもご丁寧にすいません。」

御坂「今のは流石にわたしが悪かったわ、それにしてもあんた頑丈ね」(ひーーんごめんなさいやりすぎちゃった)

上条「はぁ、どうも?」

御坂「なによ、その喋り方怒ってんの?」(ごめんなさいごめんなさい)

上条「えっとどなた様ですか?」

御坂「え?」

病院にて
医者「ショックによる一時的なものじゃろ時期にかってに治るじゃろう」

上条「はぁどうも有難うございました。」

御坂「えぇぇ!そんなぁ。」(私のせいだ)

公園にて
御坂「どうしよう、どうしよう、わたしがあんなことしたから。」ぐすん

上条(ふっふっふ、うろたえていやがる俺に毎度毎度電撃を食らわすこと後悔するがいい)

上条「まぁ自然に治るっていいますし気にしないでください。っと御坂さんでしたっけ?」(もっときにしやがれ!)

御坂「そんなこといわれても…。」(わたしのこと忘れてるんだ。やだやだやだ!)

上条(今日はこのままでいって、後日思い出した振りをするか)

上条「運良く自分宛の葉書を持ってるみたいなのでそこの住所に今日は帰ります。」

御坂「だ、だめよ!」

上条(くそ、解放してくれ!タイムサービスに遅れちまう)

上条「はぁ、僕自身のことなんでいいですよ。では」

御坂「ちょ、まちなさいよ!」

上条(うぜぇ!)

上条「さっきからあなたなんなんですか?関係ないでしょ?」

御坂「あ、あるわよ!あるもん。わたし貴方の彼女なんだから!」

上条「へ?」

御坂(さっきは咄嗟にあんなこと言っちゃって、もし全部思い出したらその時どうするのよわたし。)

上条(こ、こいつ何を企んでやがるんだ?今更嘘でしたなんて言えねえし)

上条「あの御坂さん、とりあえず俺としては家に帰りたいのですが?帰ってもいいですか?」

御坂「み、美琴よ。」

上条「はい?」

御坂「私の名前。あんたいつもわたしのこと美琴って呼び捨ててたじゃない。そう呼びなさいよ。」

上条(なんだなんだ)

上条「じゃぁ美琴。」オソルオソル

御坂「ふにゃあ。」

上条「」ビクッ

御坂(なにこれなにこれなにこれ!嬉しすぎるぅぅぅうう!)

上条「あ、あの美琴?」

御坂「なによぅとうまぁ」

上条(なんだ、こいつ?突然甘えたような声出しやがって。」ドキドキ

御坂「はっ!ゴホンゴホン。何でもないわ」(いけないいけないトリップしてしまった。)

御坂「記憶喪失がまともに家に帰れるわけないじゃない!わ、わたしが送ってあげるわよ!」

上条「へっ?」

上条の家

上条「美琴ありがとう。じゃあ俺はこれで。」

御坂「え?」(こいつとの恋人役これでおわり?)

御坂「な、なに言ってんのよ?今の状態で一人にできるわけないじゃない!門限までつきそってあげるわよ」

上条「は、はぁ」(く、しつこいこいつなんか俺の弱みでもつかんでゆする気か?」

上条「でも、まぁ女の子をとめるなんて流石によくないわけで。」

御坂「だ、大丈夫よ。」

上条「いや、でもさ倫理的に。」

御坂(何でこいつこんなに固くななの?)

御坂「大丈夫よ!だってわたしいつも貴方の部屋に泊まってるじゃない!」

PCにかえる

上条「へ?」(どいうことだ?本当に俺は記憶喪失になったのか?)

上条「それはどういうことでせうか?」

御坂(ああああ、いきおいで!わたしのばかばかばかばか)

御坂「べべべべべつにただお泊りしただけよ。なにもないわよ?あんた何想像してるの?」

上条「いや、とまったっていうと…。」

御坂「とにかく!!部屋に入れなさい。」

上条「は、はひ!」

上条(インデラルが丁度イギリスにビザ発行に帰っていてよかった…。)

御坂(ここがこいつの部屋かぁ ドキドキ)

上条「えっと何か飲みますか?」

御坂「え、な、なんでもいいわよ。」

御坂「そ、それよりなんでそんなによそよそしい言い方なのよ?彼女に話すんだからもっと普通にいつもみたいに話しなさいよ。」

上条「はぁ?でもいつもみたいにっていわれても覚えていないわけで。」

御坂「いつもみたいはいつもみたいによ!」

上条「はぁ」

上条「じゃあ美琴、なんかのむか?」

御坂「当麻が選んでくれた奴なら何でもいいわよ。」/////

御坂(きゃぁあああ、なんか本当の恋人みたいじゃない?)デヘデヘ

上条「わ、わかった。冷蔵庫みてくる。」(くそこいつ本当に何が狙いなんだ。そろそろ思い出したふりでもしておいだすか。)

御坂「あ、わたしがやるわ。あんたけが人なわけだし。つ、ついでにご飯も作ってあげるわよ。」

上条「え?」

御坂 トテトテ
                                      御坂fromキッチン「なによー冷蔵庫なにもないじゃない!」

上条「・・・・・・・・・・。」

上条「もう少し様子をみるか」ジュルリ

御坂「冷蔵庫なかみないからちょっと買ってくるわね」

上条「え、そんなさすがに悪いだろ。俺が行くよ。」

御坂「あんた、けが人なんでしょ。わたしがいくわよ。」

上条「じゃあ一緒にいくか?」

御坂「え?」


スーパー

御坂(これってもしかして恋人同士が夕方前になるとするというスーパーでのデート?)////ソワソワ

上条「さすがにサービスセールはおわってんなぁ」

御坂「え?」

上条「ん?」

御坂「なんであんたサービスセールやってんのしってるのよ?」

上条(や、やべえ、どうするどうする俺?)

上条「え?な、なんでだろう。もしかして少し記憶が戻ってきてるんかな?」

御坂「え?」

上条「早く、美琴のこと思い出せるといいな。」

御坂「そ、そうね」(そうだった。こいつとの恋人ごっこが楽しくて完全に忘れてたけどこいつとわたし本当はそんなんじゃなかったんだ。全部思い出したらわたしの事軽蔑するかな。)

御坂(もしかしたら二度と口もきいてくれないかもしれない。)

御坂 ズーン

上条「ど、どど、どうした?」(まさかこいつ俺の演技に気が付いたのか?)

御坂「」ポロ、ポロリ

上条「お、おい?」(泣いてる?なんでだ?)

御坂「うぇええええん、当麻~。」

上条「お、おちつけ!皆見てるし、と、とりあえず外行こうぜ。」(なんだなんだなんだ?)アセアセ

【スーパーの前のベンチ】
上条「落ち着いたか?」

御坂「」コクリ

御坂(わたし馬鹿みたい。嘘ついて、ひとりで浮かれて恋人気分になって。)

上条「俺が記憶喪失になったからか?」

御坂「」コクリ

御坂(全部わたしの自業自得。きえちゃいたい。)

上条「そうか、ごめんな。」(まさか俺の嘘がこいつをこんなにおいつめるなんて。)

御坂「ううんアンタは悪くない。」(謝らないで…。悪いのはわたし。)

上条「でも、俺前の事思い出さなくても美琴の事前よりも大事にするから。」(すまんビリビリ。)

御坂「え?」

御坂(やだそんな風に優しくしないでよ。)

上条「だからもう泣くな。」

御坂「本当に前よりも大切にしてくれる?」(だめ、あまえちゃ。記憶を思い出したらわたしの事絶対軽蔑するもん。)

上条「あぁ」(もう嘘はつかないから許してくれ。本当どうやって切り抜けよう。)

御坂 キュン

御坂(やだ、やだやだ。なんでこんな気持ちになるの。わたしこいつのこと好きなんだ。もう記憶何て戻らないでほしい。はなしたくないよ。)

御坂「とうまぁ、絶対だよぉ。」ウルウル

上条「うっ」(か、かわいい。)

上条(ビリビリなんでこんな表情してるんだ。だきしめたい。)

御坂「すきぃ」ギュー

御坂(すき、あんたが好き!本当に今はっきりわかった。わたしあんたが好き。)

上条「み、美琴」(いい匂い…。こ、これは本当に演技じゃないよな?かわいすぎる。)

初春「御坂さん?」

御坂「」ビクゥ!

御坂「うい…はる…さん?」

初春「あーやっぱり御坂さんだー!」

佐天「こんにちは!隣にいる人は誰ですか?もしかして彼氏?」

御坂「え、いや、これは。」(わたし今こいつに抱きついてた!ハズカシイイイイ)

上条(今おもわず押し倒してしまうところだった…。)

初春「なに照れてるんですかーw」

上条「俺は美琴の彼氏だよ。君たちは美琴の後輩かな?」

御坂「え?」

上条(俺はビリビリの彼氏って思ってるはずだから答え方はこれであってるよな。)

初春&佐天「キャーーーーー!!」

初春「御坂さんやっぱり付き合ってる人いたんですね!なんでいってくれなか…。あれ?」

上条「ん?」


御坂「ふにゃあ/////」


上条「・・・」
初春&佐天「・・・」

初春「おじゃまみたいなんでわたしたちこれで消えますね。ごゆっくり。」

上条(といって二人は帰って行ったが、あれからビリビリの様子がおかしい…。)

御坂「とうまぁーお肉安いよ!ハンバーグつくってあげようか~。」

御坂「オムライスもいいかも!“スキ”ってけっちゃっぷでかいてあげるぅ。」

上条「あぁ・・・。」

上条(もしかして本当に俺の事好きなのか?)

御坂「♪~~」

上条(いや、まさかな。こいつなりの作戦なのかもしれない。しかしそれにしても)

上条「かわいいな…。」ボソ

御坂「へ?」

上条「え、あ、いや。」

御坂「やだ。みんないるのに。////」

上条「ご、ごめん。」

御坂(俺は美琴の彼氏だ、だって。)

御坂(もーーーーーーー///////)

御坂「すき」ギュ

上条「ビクン」

上条(かわええええーーーーーーー)

御坂「と、とうまの家って医薬品とかもないよね。ついでに絆創膏とか色々かってちゃお////」

上条「お、おう。」

御坂「えーっとマキロンは・・・」

【明るい家族計画】

上条「美琴それ・・・。マキロン違う…。」

御坂「//////」

上条「//////」

御坂「ゴメンナサイ」

御坂(は、はずかしい。もしかして誘ってるなんておもわれたかな…。)

上条(うぅさっきまで明るかった雰囲気が一気にダウンですよ。)

御坂「・・・。」

上条「あ、あのさ」(なんか話しないと)

御坂「う、うん」

上条「美琴って俺んち泊るときどこでねてたの?」アセアセ

御坂「え?」

御坂「」カーーー

御坂「きょ、今日は駄目だよ。当麻怪我してるんだから。」////

上条「え?あ、そういう意味じゃなくて。」

御坂(ごめん当麻。わたしたちまだだし、いきなりそんな勇気ないよ。)

上条「ご、ごめ。」///

御坂「////」

【上条家】

トントントントントン

上条(あれから一言も話さないで買い物から帰ってきちまった。美琴もくもくと夕飯作ってるし…。」

御坂(さっきの恥ずかしかったなぁ。)

御坂(はずかしそうな当麻の顔。かわいかったな。)

御坂(本当につきあってたら、色んなことしてるのかな。色んな所にデートにいって、他の人には言えない関係までなってたりするのかな。)

御坂(そうだ。わたしたち本当は恋人じゃないんだ。)

御坂「・・・。」

御坂 ズキン

御坂(せつないよぉ。こんなに当麻の事が好きなのに。)

御坂(当麻が思い出したら全部おしまいなんだ。)

御坂(胸の奥がキューってなる。“胸が痛い”って本当に胸が痛くなるんだ。)

御坂(当麻の記憶がもどらなければいいのに・・・。)

御坂(ううん。)

御坂(そんなまやかしの恋人関係何て駄目だ。)

御坂(あいつにいおう。本当は恋人同士なんかじゃないって。)

御坂(そして土下座してでも謝って記憶を戻す手伝いをさせてもらおう。)

御坂(軽蔑されるかもしれない。でもあいつのことが好きだから。)

御坂(本当のことをいおう。)

御坂 ズキン

御坂(あいつがわたしの料理食べ終わって「ごちそうさま」っていってくれたら。)

御坂(嘘の恋人関係をやめよう。本当のことを話そう。)

御坂「…。」



御坂「よし!」




御坂(がんばれわたし。)

御坂「とうまーできたわよ!」

上条「おぉー上条さんはまちくたびれたですよ。」

御坂「わたしの手料理が食べられるなんて、貴方はラッキーボーイですよ!」

上条「はひ!肝に銘じます」

上条(よかった。なんか元の雰囲気に戻れてきたきがする。)

御坂「はい、煮込みハンバーグとオニオングラタンスープよ。」

上条「おおおおおおお。なんて神々しい。」

上条(御坂こんなことも出来るのか。)

御坂「はやく食べて!」ニコ

上条「いわれなくても上条さんはもうまてません。いただきます!」

上条「ハフハフ、本当うまい。さすが常盤台のお嬢様!まじおいしいです。」

御坂「そう、よかった。」

上条 モグモグ

御坂(おいしそうに食べてくれてる。あんなにがっついて。)

御坂(当麻がたべ終わったらちゃんといわなきゃ。)

御坂「当麻、ゆっくりたべてね。」

上条「おうモグモグ」

上条「ふいーーごちそうさまです。上条さんはこんな彼女をもって三千世界で一番の幸福ものです。」

御坂「ありがと。」ズキン

上条 ゴクラクゴクラク

御坂「あのね、とーま。話があるの。」

上条「ん?」

御坂「あのね、本当は…」

TELLLLLLLLLLLLLL

上条「お、すまん携帯だ。ちょっとまってくれ」

御坂「う、うん」

御坂(わたしほっとしてる。)

上条「もしもし?」

インディアナゴッデス『とーまー!?電話に出るのが遅いんだよ!』

上条「インデックス?」

御坂「」ピクン

インデックス『とーま、もしかしてわたしがいないから寂しがってたんじゃないのかな。明日日本に帰るから成田まで迎えに来てほしいんだよ。』

上条「え?明日?」

インデックス『長旅でお腹がすいてるからちゃんとごはん用意するんだよ。でなととーまのことかみついちゃうかも』

上条「あ、ちょっと、おい」

プツ ツーツーツー

御坂(たしかに女の子の声だった。)

御坂(しかも話から推定するとかなり親しい仲。)

御坂(もしかしたらこいつの“本当”の恋人なのかもしれない)



(一度抑え込んだ“わがまま”がバチバチと帯電していくのがわかる。)


御坂(当麻の事わたしたく・・・ない。)

上条「な、何の電話だったんだろうな。たぶん知り合いなんだろうけどさ」アセアセ

上条「まぁたいしたことなさそうだけど。」

上条(俺インデックスっていっちゃったよなぁ、さすがに記憶があるのばれたかな?)アセアセ

上条「ところでさっきの話ってなに?美琴。」

美琴「」

上条「美琴?」

チュ

上条「へ?」

上条「美琴…さん…?」

美琴「とうまは怪我人だから、今日はわたしがうごいたげる。」

(嘘の関係とか、はずかしさとかどうでもよかった。)

(ただひとつの思いだけがわたしを書きたてた。)


美琴「とうまのこと離したくない」

上条「ちょ」

チュ ギュー

(腕をあいつの首に回す。唇を重ねるだけのキスが舌をからませるヤツに変わる。最初だけ少し抵抗していたあいつの口内がわたしの舌を受け入れてくれる。)

美琴(うれしい。)

(耳年増のクラスメートに聞いたこと、雑誌で読んでしった知識。その瞬間全部ふきとんでしまった。)

(自分がどんなふうに動いたかなんてもう覚えていない。)

(無我夢中だった。)

上条(く、いいのかいいのか俺…。嘘をついたままこいつをだいてもいいのか。)

御坂「とーまぁ///」ハムッ

上条(く・・・気持ちいい)

上条(なにも考えられない。)

上条「もう我慢なんて無理だ。」

御坂「ビクン」

御坂「とーま?」

(いつのまにか受け身だったはずのアイツが突然わたしを求めてきた。)

(アイツの触れる手が無我夢中だったわたしを引き戻す。)

御坂(わたし、今から当麻にだかれるんだ。)

(アイツの触れた場所が熱い。まるで触られた場所が全部火傷したみたい。)

(好き)

(好き、当麻が好き)

(身体はもうほどけないほどに絡まってしまった。このまま当麻と溶けてしまいたい。)

御坂「ン・・・ンフ」

上条「美琴、感じてる?」

御坂「感じてるに・・・決まってるじゃない・・・」

上条「美琴さわるよ」

御坂「」ビク

(あいつの腕がわたしの女の子に)

(ふれた)

(まるで雷にうたれたかのような快感が身体をつらいぬいた


御坂「」ビクビクビク

御坂「とうまー!とうまー!」

上条「み、美琴」

御坂「お願い。当麻と一緒に」

上条「え?」

御坂「一緒になりたい…。」

【上条の部屋】

(してしまった。)

(当麻をはなしたくないという欲望にまけ、わたしは当麻をだましてしまった。)

(当麻との営みが終わりわたしは当麻をまただましてしまったことに気が付いた。)

上条「美琴」

御坂「」ビク

上条「愛してる。」

御坂「・・・。」

上条「美琴?」

御坂「・・・ナサイ」

上条「え?」

御坂「ごめんなさい」

上条「な、なんで謝るんだよ。」

御坂「ちがうの」

上条「え?」

御坂「わたしあんたの彼女なんかじゃないの。」

御坂「でも、あんたのこと好きだったから。大好きだったから嘘ついたの。」

上条「美琴。」

御坂「ごめんなさい。わたし最低でしょ?」ポロ

御坂「うそついて、だまして、恋人の振りして最後までして」ポロポロ

御坂「軽蔑して…いいよ。」

上条「美琴俺も話がある。」

御坂「ごめん、聞きたくない。悪いのはわたし、でも聞きたくない。」

上条「ちょ、まってくれ。」

御坂「ごめんね、ごめんね」ポロポロ

御坂「でもね、あんたのこと好きだったのは本当だよ。」ダッ

上条「おいまてよ!」

(必死に止めてくれる当麻の静止を振り払って、わたしはアイツの部屋を後にした。)

【寮】
黒子「お姉さまたまにはお出かけでもしませんか?ふさぎ込んではどんどん落ち込んで行ってしまいますわよ。」

御坂「・・・」

黒子(お姉さまが泣きながら帰ってこられてから1か月。理由を聞いても答えてくれず、ずっと部屋に閉じこもったまま。さすがの黒子もお手上げですわ)

黒子(この手は使いたくありませんでしたが仕方ありません。)

黒子「そういえばあの殿方がお姉さまの事を探していましたわよ。」

御坂「」ビクン

黒子「その反応!やはりあの殿方がお姉さまに何かしたのですねえええええええ!!」

御坂「黒子止めて」

黒子「いえ、やめません。あのにっくき類人猿!」

御坂「お願い、アイツは関係ないの。」

黒子「お姉さま」シュン

御坂(記憶もどったのかな。)

【夜】

黒子「すやすや、お姉さまそこは違うところですぅ ムニャムニャ」

御坂(ねれない)

御坂(アイツの事ばっかり考えてる。)

御坂(ただ街でからむだけで幸せだったのに・・・。)ポロ

御坂(なんであんなことしたんだろ。)ポロポロ

御坂(外にいこう、こんな真夜中なら誰にもあったりしないだろうし)

【公園】
御坂(おもわずここにきてしまった。)

御坂(会うたびに勝負挑んで、悪態ついて)

御坂(楽しかったな)

御坂(なんであれ以上望んだんだろ)



御坂「わたしの馬鹿・・・。」

上条「ようビリビリ!」


御坂「!!!」

上条「どうした?こっちむけよ。」

御坂「とーま・・・。」

上条「ここ最近全然街で見かけねえから心配したぜ。」

御坂「こ、こないで!!」

ズキューーーーーン!!

上条「おいおい、いきなりレールガンかよ。あいかわらずだな。」

御坂(あいかわらず    っていったわね。)

御坂(記憶とりもどしたんだ。)

上条「あれからちょっとして全部おもいだしたぜ。」

御坂「そ、そう」(やっぱり・・・。)

御坂「ほんとわたし最低だったわ、ごめんな・・・」

上条「それでついでに分かったことあったわ。」

御坂「な、なによ。」

上条「俺、前からお前の事好きだったってことをな。」

御坂「え、え?」

上条「俺とつきあってくれないか。」




おわり。

後日談はもし夜残ってたらかきます

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