時は進み~~~
鈴「一夏ァァァ!!!」ドドド
一夏「ぐふっ!?」ドカ
鈴「全く!もう!一夏は~~~」ブツブツ
一夏「かはっ……くっ……」バタ
一夏ルーム
一夏「はぁ……今日も酷い目に遭った……」
一夏「なんでこんな目に……」
一夏「唯一マトモだと思った鈴も今やキチ勢の一人だもんな……」
一夏「はぁ~あの頃の鈴は良い奴で仲良く出来ていけそうだったのにな……」
一夏「勿体無いな……」
一夏「…………もう寝るか………………」バタ
廊下
鈴「全く!一夏はしょうがないわね!…………ん?」
アノコロノリンハイイヤツデナカヨクデキソウダッタノニナ
モッタイナイナ
鈴「!?」
鈴「そ……そんな!あたしのした事が……」
鈴「反省しないと……これからは考えなきゃ……」
鈴(これはチャァァァンス!!!あのアホ4人を出し抜く機会!この機を逃すもんですか!)ニヤニヤ
次の日
セシリア「一夏さぁぁぁん!!!ご一緒に昼食などいかがですか~」
ラウラ「ま、待て!嫁は私と食べるに決まっているだろ!」
箒「んっんん!!!弁当を作り過ぎてしまったな~んん!!!」
一夏「え~と……」
シャル「もう皆!一夏が困ってるでしょ!」
一夏「シャ、シャル……」
シャル「と、言う訳で一夏!一緒にご飯食べに行こ♪」ニコッ
一夏「え!えぇ……」
セシリア「いいい一夏さぁぁぁん???」
ラウラ「シャルロット!貴様!!!」
箒「一夏……貴様ァ……」チャキン
一夏「え……えっと」
セシ・ラウ・シャル・箒「一夏(さん・嫁)!!!」グワッ
鈴「…………」
鈴(なんて言うか……客観的に見ると酷いわねコレ)
鈴「ってこうしちゃいられない!」
鈴「はいはいはい!落ち着く落ち着く!」
セシリア「なんですの2組のくせに!」
ラウラ「そうだ邪魔するな!」
シャル「部外者は帰ってよ!」
箒「全くだ!立場を自覚して欲しいものだ!」
鈴(コ、コイツ等……言いたい放題言いやがって……)ワナワナ
鈴「………………はいはいゴメンナサイね~」
一同「!?」
鈴(耐えるのよ自分!)ワナワナ
一夏「り、鈴?」
鈴「どうせなら皆で食べた方がいいでしょ!一夏もそう思っていたんじゃない?」
一夏「!!!そ、そうだ!皆で食べた方が楽しいし美味しいからな!そう思っていたんだ!」
鈴「だってさ……どうすんの?」ニヤァ
セシリア「一夏さん……流石です!お供させて下さいな!あ、2組もたまにはやるんですね」
ラウラ「嫁の横に私アリだからな!もちろん行くぞ!スズ、中々やるな」
シャル「わ~僕も同じ事考えていたんだ~奇遇だね~チッ!」
箒「ふむ!良い案だな!うむうむ……真幼馴染は私だ」
鈴「そ……そう……じゃあ皆で……行こっか一夏」ワナワナ
一夏「そうだな!じゃあ行くか!」ニコッ
鈴(コイツ等……いつか潰してやる……)
鈴(ってかスズって誰よ!リンよリン!!!)
一夏「あっ!鈴………………ありがとな」ボソッ
鈴「へ?…………い、いいってそんなの!」ブンブン
鈴(…………まぁプラマイむしろプラスね♪かませ勢も役に立つ日があるのね!)ガッツポーズ
それからも鈴の奮闘?は続いた
一夏「鈴~居る…………か………………!?」ガチャ
鈴「ふえ?……………………んな!?」着替え中
一夏(し、しまった!IS武装が叩き込まれる!!!)
一夏(………………あれ?)チラッ
一夏「り、鈴?」
鈴「……一夏~ちゃんとノックしなさいよね~」
一夏「へ?」
鈴「ま、まぁ~私だからいいけど『アイツ等』だったらタダじゃすまないわよ」
一夏「あ、あぁ!す、済まない!!!」ガチャ
一夏(な、なんだったんだ鈴の奴……いつもなら7割近く殺されるパターンなのに……)
鈴(あっぶねぇ~ついIS展開してぶっ飛ばすとこだったわ~セーフ!)
鈴(我慢!私はアイツ等と違って優秀なんだから!)
ID変わったわ
別の日
セシリア「い~ちかさぁぁぁん~~~マッサージして下さいな~」
一同「なっ!?」
一夏「せせセシリア!?」
セシリア「今回は邪魔にならないように下着は……その……着けて……」モジモジ
箒「なっ!キェェェェ!!!一夏貴様ァァァ!!!」ブン
一夏「ひぃっ!?」ガキン
一夏「…………アレ?」
箒「な……なんの真似だ!えっと……スズ!」
鈴「リンよ!」
一夏「鈴!?」
鈴「箒!今の……生身の人間なら本気で危ないよ?」ニヤッ
箒「んなっ!?」
一夏「り、鈴……お前……その言葉!?」
鈴「真剣なんて振り回してさ危ないって思わないの?」
箒「え、えぇ!?」
鈴「それにセシリアもさ、そんな事人前で言うもんじゃないよ!」
鈴「レディーとしての器が知れるし、下品に思われるよ!」
セシリア「な、ななっ!?」
一夏「り、鈴……お前……ありが―――「「好機!」」――」
ラウラ「そこだ!」ドス
箒「かはっ!?」
シャル「ご・め・ん・ね♪」グググ
箒「あァ……ぐっァ……ァ…………ァァ…………」バタ
シャル「全く~こんな所で真剣振り回すだなんて正気とは思えないね一夏♪」
ラウラ「暴れるだけの者に武器を触る資格は無い!」
一夏「……シャルもラウラもありがとうな」
シャル「えへへ」
ラウラ「気にするな!」
鈴(……まぁ良い私の印象には勝てまい)
一夏「……………………」
なんやかんやで月日は流れ
いつも通りなんかの大会の一回戦に敵が乱入
大会は中止、皆頑張って戦って撃退しました
一夏「イテテ……」
鈴「一夏……大丈夫?」
一夏「はは……大丈夫だって」
鈴「一夏……」
一夏の状態は命には別状は無くても無事では無い
右目は負傷し、一時的で有るが視力が無く
左腕にはヤケドの痕
右足は打撲
他にも身体中傷だらけだった
箒「腰痛いわ~」
セシリア「髪の毛がボサボサに~」
ラウラ「突き指痛いよ……」
シャル「ふぐぅ!?間違えてコイツ等に飲ます下剤飲んじゃったぉ」
一夏「…………」
鈴「…………」
鈴「ごめん……一夏を守れなくて……」
一夏「いいって!無茶し過ぎた俺が悪いって」
一夏「それにさ鈴は俺の守ってくれてただろ?」
鈴「え?」
一夏「皆の争いとかでの攻撃とかからさ……アレ凄い嬉しかった」
鈴「一夏……」
一夏「最初は鈴も結局奴等と同じ頭オカシイ連中じゃないかって思ってた。私利私欲傲慢屑底辺低学歴だと思っていた」
鈴「」
一夏「でも違った!鈴はそんなんじゃないって!俺が……俺の……」
鈴「あはは……いいってさ別にそんなの」
一夏「本当に済まなかった!!!」アタマサゲ
鈴「…………大事な話しても良い?」
一夏「え?あ、あぁ……良いけど」
鈴「あたしはさ、一夏が考えてるような良い子じゃないよ……
ただ良い様に見られたかっただけ……」
一夏「鈴?」
鈴「最低だよね……いくらアイツ等が頭沸いた低脳無能煩悩淫乱ガバマンだからって言っても利用して言い訳ないよね」
一夏「…………」
鈴「でもね!あたしがどれだけ最低でもこの言葉だけは……これだけは言わせて……」
鈴「一夏……あたしは……一夏の事が………………好き……です…………」
スーパスーパースィーカンジテルヨー
一夏「あ!この電話は!!!」ピ
一夏『はいはい!どうしたどうしたの~~~?』
一夏『え?今からか……いや~今身体中ボロボロで動けないんだよね~』
一夏『ちょっ!?じゃ、じゃあさ……その応援してくれたら頑張れるかな~』
一夏『ふぉ!ふぉ!ふぉぉぉ!!!シャァァァ!待ってな!王子様が今行きますよ愛しのお姫様』
一夏「悪い鈴!俺ちょっと出るわ」
鈴「」
一夏「って鈴が俺の事好きなハズ無いか!だって幼馴染だもんな!」ニコッ
鈴「」
一夏「おっと無駄話が過ぎた!愛しの姫に会いに行かねば!今行くぞ蘭!」ブーン
鈴「」
箒「ひぐっ!?痛……痛……湿布を……」
セシリア「ゴワゴワしますの~」
ラウラ「小指……ぶつけた…………」
シャル「はうっあぁぁ!!!」
その後一夏と蘭は結婚し幸せに暮らしました
箒は掃除ロッカーに閉じ込められ死んだ
セシリアは家が潰れパンの耳を齧って生きている
ラウラは千冬姉の義妹になって幸せだとさ
シャルは円光で捕まったとか
鈴は俺と蘭の幸せを祝ってくれた
蘭がとっても喜んでたな
それからも鈴と蘭の関係は続いてる。以前よりも仲はかなり良いようで楽しそうだ
鈴には色々助けて貰っている
本当に鈴には感謝しているよ。
思えば鈴が居たから今俺はこうして蘭と過ごせて居るのか
ありがとうな鈴!お前は天使だったんだな
俺の幼馴染みは天使だったなんてな・・・・・・ビックリだよ
いや~通りで可愛い訳だよ!納得納得
蘭「一夏さ~~~ん?」ニコッ
おっと!愛しの妃のラブコールだ!
寂しいがまた今度だ
じゃあまたな……鈴♪
鈴「……うん……またね……」
ラウラ「嫁―――じゃなくてお義兄ちゃんよ!見ろ四つ葉のクローバーだ♪」ドヤッ
千冬「ん?なんだ鳳来ていたのか?帰るのか……また来いよ」
鈴「え、えぇ……」トボトボ
鈴は負けない
鈴は知っている。一夏の幸せが自分の幸せだって
ライバルに負けたけど蘭は良い子だからさ
だから鈴は歩き続ける
心には愛する者の笑顔が力を
それに無惨に消えたモップとチョロQとビッチよりはマシだしアイツ等より上に居ると思うと苦しくないから
頑張れ鈴!負けるな鈴!
どうも遅くまでお付き合いありがとうございます
蘭が結ばれるSSが有っても良いと思って書き始めたらこんなことになってしまいました
蘭と鈴のコンビ良いですよね
認め会うライバル的な関係凄い良いと思います
原作の絡みが少ないのが悔やまれますね
※爆発オチはテンプレだから外してみました
ではまた会えたら
おやすみなさい
このSSまとめへのコメント
とりあえず、さ、一夏込み蘭以外クズすぎ
あれだけ奮闘して、このオチはかわいそうすぎるぞ…