仗助「ローストビーフを食べに行こう」(210)
億泰「しっかしよー、仗助は女にモテモテだし、康一は彼女がいるしよー、うらやましいぜぇー」ハァ
仗助「俺だって彼女なんかいねぇーぜ?」
億泰「お前は歩く度に女にこえかけられてんじゃねーかよぉっ」
康一「確かに仗助君は学校でも人気者だよね」
億泰「康一だって由花子がいるじゃねーか、ちょっと『あぶない』所に目をつむれば、
かわいいし料理もうまいしサイコーの女だろうがよぉー」
康一「えへへ、まあねっ!」
億泰「ケッ、のろけやがって! 聞いたかよ仗助」
仗助「話はかわるけどよー、料理、といえば億泰、お前家では自炊してんだよなぁー」
億泰「まあな、俺んちは蓄えはあるけど親父もいるし、一人で外食ってのもなあ・・・
毎日ほか弁じゃあきちまうしよっ」
康一「へー億泰君料理するんだ。どんなの作るの?」
仗助「おいおい康一、億泰のことだぜ、どーせチャーハンとかだろ、へたしたらインスタントラーメンで料理っていうかもしれねーぜっ」ウププ
億泰「えーっとよー、親子丼とか、カレーなんかは得意だぜぇ」
仗助&康一「えっ!?」
億泰「ぶりの照り焼きとかもよく作るし、おとといは肉じゃがつくったなぁー」
仗助「おいおいマジかよぉー ホラふいてんじゃねーだろな」
康一「なんて言うか・・・以外だね」
億泰「マジだって。この前はハンバーガーとか作ったし、先週作ったローストビーフは最高だったぜぇー」
「ウマすぎて全部一気にくっちまったからなぁー」
仗助「・・・・・・」
康一「・・・・・・」
億泰「あん?どうした」
仗助「ぎゃははは!!わらかすんじゃねーよ億泰!」バンバン
康一「もう、冗談いわないでよ」ケラケラ
億泰「何笑ってんだよっ! まさかお前ら信じてねーのかぁ!?」
仗助「あたりめーだろ! お前にローストビーフなんて作れっこないモンねー!」
億泰「なんだとぉ!?」
康一「さすがに無理があるでしょ」
億泰「康一まで何いいやがるんだぁー!!」
仗助「でもよぉ・・・」
康一「ねえ・・・」
億泰「アッタマきたぜっ!!証拠見せてやるっ!!」
億泰「今からスーパーいって材料そろえて、お前らに『笑ってすいませんでした虹村億泰サマ』っていわせてやるからな!!
仗助「俺、今日クツ買いに行く予定だったんだけどよぉー」
億泰「うるせぇっ!! はよついてこいこのダボがぁっ!!」
仗助&康一「はいはい・・・・」
スーパー
億泰「おっ、イイ大きさの牛肉があるじゃねぇーかっ」
億泰「後は料理用の酒かってよぉー」
仗助「おい康一、これはきっと、でまかせ言って後に引けなくなっちまった、ってやつだぜ」ヒソヒソ
康一「うん、僕らも笑いすぎたね・・・」ヒソヒソ
仗助「ここはよぉ、多少まずくても『ウマイッ!』って言ってやるのが大人の対応だとおもうぜぇー」
康一「そうだね。そうしようか。億泰君がかわいそうだし・・・」
虹村家
億泰「さあ、早速つくるぜっ」
仗助「キッチンは結構きれいじゃねーか」
康一「他はぼろぼろのままなのにね」
億泰「用意する物はこれだぜぇっ!!」
牛もも肉(ブロック) 300gぐらい
塩 適量
コショウ 適量
醤油 適量
日本酒 適量
ケチャップ 適量
オリーブオイル 適量
億泰「牛もも肉のブロックはスーパーに行けばあると思うけどよぉー、無かったら肉屋で買うんだぜっ!」
康一「億泰君、これじゃ分量がわからないよ・・・」
億泰「だいたいでいいんだよぉーだいたいで。考えるのもめんどくせぇー」
http://n2.upup.be/wWeqEx0AxC
億泰「まずはもも肉に塩コショウをまぶしていくぜぇっ」
「手ですり込むようにするのもイイかもしんねーなぁ」
億泰「そうしたらラップでつつんで30分以上ほったらかしにしておくんだぜ」
仗助「なんで放置しておくんだよぉー?早くつくらねーのか?」
億泰「しらねーけどこうしたほうがうまいんだよっ、マジで」
1時間後
億泰「じゃあそろそろ焼いて行くぜぇー」
仗助「なんでお前の家にオリーブオイルなんかあるんだ?にあわねーなっ」
康一「ホントに作れるの?」
億泰「だぁーかぁーら見てろって、この料理人億泰サマの活躍をよぉー!」
康一「こうしてみるとおいしそうだね」ゴクリ
仗助「でもこれじゃあただのステーキじゃねぇかっ」
億泰「ここからだよぉーん。 こんな感じで10分くらいかけて全部の面を焼いていくぜぇっ」
http://m2.upup.be/THM1Fk4Q8M
うまそう
俺も食いたい
確かホット・パンツがこういうの作ってたよな
仗助「なんかアンジェロ岩みてーだなぁー」
億泰「ちょっとくらいコゲてもダイジョーブだからしっかり表面を焼いていくぜっ」
康一「いいにおいがしてきたねっ!」
http://m2.upup.be/JBl6UdmZLS
あっ! こりゃたまらん! ヨダレずびっ!
ロ / /::━-ヽ "| /::━-ヽ;;;;;;;;;; / ┌; ┌; ☆ _ノ 食 あ ジ
サ | L_ i::━━- i┴!::━━- );;;;;;;;/.☆ | |_ .| | ☆ ) .べ こ い ャ
ン ス /;; ヽ::━- ノ'─ヽ:━- ノ '、;;〈 ;-‐! '、__,,.ノ:ノ''ー- ::、_ ☆ヽ て ん つ イ
. ド .ト /─'--:: ./.,,,,_l_,,,... ゞ-──/::L_ `ー‐''" ,,、,--ュ ';;ヽ、 i ん .な 毎 ロ
イ ビ l |;|┌--‐フ ┌----、、 |::ヾ;r''‐ヽ, ,、ィ'r-‐''''''‐ヽ ';;;;;;く の の 日 !!
ッ | i |l ~~__´ 、 ``'__''''┘ |:::;;l rO:、; ´ ィ○ヽ 'i;;;;;厶, か
チ フ l _|. <,,O,> 〉 <,,O,,> .|:::;| `'''"/ `'''''"´ !;;;;;;;;ヽ !!
だ ._ゝ'|. / 、 |:::,' / 、 |;;;;;;;;;;;;;レ、⌒Y⌒ヽ
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ヽヽ | `゙ ゙´ ;:/ ', ゞ,' '"'` '" i;;;;;i, `' /
⌒レ'⌒ヽ厂 ̄ `| __ ;'/ ' ', i、-----.、 !:;/ i`'''l
人_,、ノL_,iノ! ', :i゙''''''''''`l' `_人__人ノ_ヽ ヾ゙゙゙゙ニニ'\ " ,:' ト、,
卵 オ ス / .◇ L __」 「 止 よ L_ ヽ〈 i| Vi゙、
入も ニ ゴ{. ◇ U、、、 ' ノ ま だ 了゙, ,ヽ===-'゙ ,' , // ヽ
っ オ イ ヽ. ハ ) ら れ | . ',.' ,  ̄ , ' ノ /./ ヽ,
て ン ぞ > /|ヽ ヽ、___,,,,、 'く ん が > ヽ.  ̄´ / ,、 ' / / \
る と ! / ノ. | ヽ フ / ノ:lゝt-,-‐''" / ,.ィ゙ /
億泰「じゃあここで火を止めてっと」
仗助「おいおい億泰、これじゃあまだ中は生焼けじゃねぇーのかっ」
億泰「だいたいこんぐらいでいいんだよ」
康一「ほんとかなぁ・・・」
億泰「じゃあこの肉をアルミホイルで巻いて、その上をタオルで巻いてまた30分以上
ほったらかしにするぜぇ」
康一「それだけなの?」
億泰「そ、これで時間がたった後は、冷蔵庫に入れて冷めるのを待つだけだぜっ」
http://m2.upup.be/jxlooWurXa
http://l2.upup.be/PvLJlIGlW5
やっぱり料理は時間がかかるよな
漫画とか文章だと早いけど
仗助(おいおいおいぃぃぃーーー、こんな簡単にローストビーフが作れるわけねーだろっ
最初は大人の対応!なんていってたけどよぉー、ヘタしたら焦げた生肉くわされるぜっ)
仗助(こりゃあ、腹くくらなきゃならねーかもな・・・)
康一(不安になってきたよー・・・家に胃薬あったかな・・・)
億泰「さて、待ってる間にソースを作るとするかぁー」
億泰「さっき肉を焼いた油をそのままつかうぜぇー」
康一「あっ! それグレービーソースってやつじゃないの!?」
億泰「そうだけどよ、俺がそんな本格的なの作れるワケねーから、オレ流に作らせてもらうぜっ」
仗助(グレービーソース? なんだそれ)
>グレイビーソース(英:gravy) は、調理された肉から出る肉汁 (au jus) を元に作られるソースのこと。日本では「グレイビーソース」と呼ばれるが、これは和製英語で、英語ではgravyとだけ呼び、sauceは付けない(gravy自体にsauceの意味が含まれている)。
へー
億泰「醤油と日本酒をぶち込んで、煮立たせた後、ケチャップを投入ずるぜ!」ジュワワー
康一「こ、これはスゴクいいにおいだッ!!」
仗助「確かにいいにおいだな・・・」ゴクリ
億安「肉汁がソースと絡んで美味いらしいぜぇー」
http://l2.upup.be/iD9d7kOFGi
1時間後
1時間後
億泰「そろそろいいかなー」
康一(あの後ずっと遊んでただけだけどホントにできてるのかな・・・)
仗助(アルミでつつんだだけで肉が焼けるワケがねえだろうがよォ・・・)
億泰「後はタオルとアルミをとって、ラップしてから冷蔵庫で30分冷やしたら終わりだぜっ!」
億泰「これで一応完成だぜ!」
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仗助「見た目は美味そうだけどよォー・・・」
康一「ちゃんと火が通ってるの?」
億泰「そこは切ってみてのお楽しみィーってやつだ!」ウヒヒ
仗助「こ、これは・・・・」
億泰「おーっし、よくできてんじゃねーかっ」
仗助「た、確かに見た感じ、ローストビーフそのものだぜぇ・・・」
康一「綺麗なピンク色だねっ!」
http://l2.upup.be/tlOT9xa0Lt
億泰「さて、これを薄く切っていってだなぁー」
仗助&康一「ゴ、ゴクリ」
http://l2.upup.be/vdTHfEBJXO
億泰「ソースをかけて完成っと!」
仗助「こ、これはマジで美味そうだぜっ!」
http://n2.upup.be/qXsLoNjSO6
泰「美味そう、じゃなくて、マジでうまいんだよぉん」パクリ モグモグ
康一「あっ!!!!」
仗助「た、食べたっ!!!」
億泰「・・・・・・・・・・・・」
仗助&康一「・・・・・・・・」ゴクリ
億泰「ウンまあぁぁぁーい!!!」テレレッテレー
億泰「しっとりとして柔らかいのに肉の感触とうまみが残っててよォー、」
「いくらでもぺろりといけちまう感じだぜえー」
億泰「ちょっと小腹がすいたからポテチを食べようとして、気がついたら一袋無くなってたっつー感じでよー」
億泰「どれ、もう一枚・・・」パクッ
億泰「んまぁーい!!」
仗助「クッ!がまんできねえ! 億泰!俺たちにも食わせてくれぇー!!」
康一「は、早くっ!」
億泰「いいぜぇー別に。でもその前によー、言わなきゃいけねえ事があるんじゃねーのかっ」
仗助&康一「?」
億泰「誰かさん達は俺が料理できないだろってバカにてくれたよなぁー」チラッ
康一「あっ!」
仗助「うぐぐ・・・!」
億泰「謝ってもらわなきゃこの『ウンまーい』ローストビーフはやれねーよなあ」イヒヒ
仗助「・・・わ、笑ってすいませんでした虹村億泰サマ」チクショォー
康一「う、笑ってすいませんでした虹村億泰サマ」ウググ
億泰「そこまでいわれちゃあしかたねーなっ!! ほら、食えよ」
康一「パクッモグモグ・・・お、おいしいッ!!」
仗助「こ、これはマジでグレートなうまさだぜえー!!」
億泰「だあっろおー!?」
オナカイッパイ
康一「いやーホントおいしかったー」
仗助「でもよー億泰、何でこんなに料理できるんだ?」
億泰「いや、俺蓄えはあっても今稼いでるワケじゃねーし、
欲しい物も買いてーから、自炊しねーとダメだしなぁ・・・」
仗助「でもよー、いくら何でもローストビーフなんてしゃれた物作れるってのは驚きだったぜ」
億泰「ま、まあな」テレテレ
康一「あれ、億泰君こんな所に本が落ちてるよ?」
億泰「ハッ!!!康一ィ!! それにさわるんじゃねぇ!!」
仗助「!! もしかしてエロ本かぁー?康一!俺にも見せろ!!」ウヒヒ
泰「そんなんじゃあねぇんだよおぉぉおおおー!!!」
仗助「どれどれ、えーと『モテる男の女子ウケレシピ ~料理ができる男はモテまくる!~』?」
仗助「なんだこりゃあ、お前これを真に受けて・・・・!!」
康一「あ!・・・・・・・・」
億泰「」オーマイガ
. / /:/ .| 何だ
. / /:/ ノ これはぁぁ
/ ./:/ x≦::::く ー―――‐ ッ
′ ./:/ /:::::::>'‘\ ‐- ─‐ァ _,ノ ┼ __ 七_
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Vハ \ヽl{´ _アr。、 、
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`ーく /
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億泰「『ザ・ハンド』!!!! 」ガオン
康一「あ、本が・・・」キエチャッタ
億泰「・・・・・・・・・・・・」フゥーフゥー
仗助(き、気まずいぜぇー、まだエロ本の方がましだぞこりゃあ、
例えるならおふくろにラブレター読まれちまった、みたいなよぉー)
康一(な、なんて声をかければいいんだ・・・)
仗助「あ、あのよ億泰、べ、別に恥ずかしいことじゃねーと思うぜっ」
康一「そ、そうだよ!確かに料理できる男の人って格好いいし!」
億泰「うるせぇっ!!」
仗助&康一「!!!」ビクッ
億泰「お、俺だってなぁ・・・・・・」
億泰「お、俺だってモテたいんだよぉー!!」オロローン
仗助&康一(な、泣いたー!!!)
億泰「いつもお前らばっかりイイ思いしやがってよー!!」ウエェェーン
億泰「俺だってこんなにがんばってんのによぉー!!」オロローン
仗助「な、泣くことねぇだろぉー、今度ドゥ・マゴおごってやるからよー」アセアセ
億泰「ち、ちくしょぉー!!」ビエエェーン
← To Be Continued
ということでおわりです。
ローストビーフは実質肉を焼く→アルミで放置
だけでできちゃうので、時間はかかるけどめちゃくちゃ簡単なのでやってみてね
4部が一番好きだ
億泰と康一がいいよね
康一くんは由花子以外にもててる訳じゃないけどあれだけ美人の彼女いたら
十分だよね 隠れファン多そうだし
みなさんよんでくれてありがとうね
実はまだ7部もってない・・・
少年ジャンプの頃はよんでたのになー
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