穂乃果「また私の周りには女の子がry」 (55)

ラブライブのssです。

息抜きに書き溜め→放出→書き溜め→……
なんで、いつも通り低速です。


【安価】穂乃果「活動日誌A月A日」
【安価】穂乃果「活動日誌A月A日」 - SSまとめ速報
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続き
穂乃果「私の周りには女の子がいっぱい」
穂乃果「私の周りには女の子がいっぱい」 - SSまとめ速報
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チュンチュン

雪穂「おにいちゃーん、早く起きないと今朝も朝練遅刻しちゃうよー?」

穂乃果「……うーん、今何時……?」

雪穂「時間?7時過ぎだよ?」

穂乃果「……」

穂乃果「……ふぇ!?ちょっ、なんでそんな時間まで起こしてくれなかったの!?仕事遅刻しちゃうよー!!」

雪穂「し、仕事……?お兄ちゃんなに言ってるの?」

穂乃果「何寝ぼけてるのさ!毎度毎度遅刻の度に課長に怒られるのはうんざりだよ!」

穂乃果「だからいつも海未ちゃんは早起きだからちゃんと起こしてねって言ってるのに……って、あれっ?……雪穂?」

雪穂「そうだけど……」

穂乃果「なんでユッキーが私の家にいるの?」

雪穂「いや、ここが私の家なわけだし。お兄ちゃんって私のこと嫌いだったっけ?」

穂乃果「そ、そんな!滅相もない!雪穂のことはずっと、ずぅーっと大好きだよ!」

雪穂「あ、ありがと///」

穂乃果「それよりさ、本当にどうして雪穂がここにいるの?……ま、まさかとは思うけど雪穂まで私の子を妊娠して……!」

雪穂「妊娠!?そ、そんなわけないでしょー!!?一体全体どんな夢見てたのさ!」

穂乃果「……夢?」

雪穂「ま、まぁお兄ちゃんの子供を身籠りたいと思ったことは何度もあるよ?/// でも私たちは歴とした血の繋がってる兄妹なわけだし?/// で、でも?お兄ちゃんがどうしても私を孕ませたいって言うなら愛の逃避行さえも厭わな……」

穂乃果「……そうか!!あれは全部夢だったんだ!!」

雪穂「きゃっ、ちょっ、急に大声だしてどうしたの!?」

穂乃果「ねぇ雪穂!!私って今高校生!?」

雪穂「う、うん。高校2年生だよ……?」

穂乃果「やった……!私はまだ自由の身なんだ!!」

雪穂「……」

穂乃果「ありがとねー雪穂♪ それじゃあ私学校行ってきまーす♪」ランラランララーン

母『こら穂乃果! 食パン加えながら学校行くのやめなさいっていつも言ってるでしょ!』

穂乃果『ご、ごめんなさーい!』

雪穂「……」

雪穂「なんだったんだろう……」

雪穂「けどやっぱりお兄ちゃんは可愛いなぁ……/// なんて言うか、守ってあげたくなる/// どうしてあれで男の子なんだろ///」



ことり「穂乃果ちゃん遅いね?」

海未「どうせまた寝坊でしょう。いつものことじゃないですか」

穂乃果「うーみちゃーん!こっとりちゃーん!おっはよー!!」ダキッ

ことり「きゃっ、ほ、穂乃果ちゃん!?」

海未「な、なんですかこんな朝早くから!重いので離れてください!」

穂乃果「えー?そんなこと言わないでよー♪」スリスリ

ことり「ほ、穂乃果ちゃーん/// ほっぺすりすりしないでー」

海未「暑苦しいので離れなさいって!」

ことうみ(じゃないと大洪水になっちゃう!)

穂乃果「もぅ仕方ないなぁ」

ことり「ふぅ、危なかった……」

海未「私は少し湿ってますよ……はぁ」

穂乃果「なんの話?」

海未「乙女の秘密です! ほら、はやく行かないとまた絵里から一喝いれられますよ」

穂乃果「絵里ちゃん怒ったら怖いからなぁ……。よし、走って行こう!」ダッ

ことり「えっ!?穂乃果ちゃん!?」

穂乃果「ほらほら!2人とも早くー!」

海未「ま、待ちなさい!女子の私たちが男子であるあなたの脚に追いつけるわけないでしょう!」

穂乃果「そんなのやってみなくちゃわからないでしょー?ほら2人とも、よーいどん!」

海未「もぅ……穂乃果ったら……って速い!?」

ことり「あの身体にまったく力みがなくて流麗なフォームはまるで……」

ことうみ「ボルト!?」

海未「というかあれがローファー履いてる人間のスピードなんですか!?」

ことり「速い……速すぎるよ穂乃果ちゃん!!」

穂乃果「」ピタッ

ことり「……あれ?」

穂乃果「……」

海未「……穂乃果?どうしました?」

穂乃果「……」ゼェ、ハァ

ことり「ま、まさか……」

穂乃果「疲れた。もう動けない」

海未「やはりですか……。まだ30mもいってませんよ」スタスタ

穂乃果「あっ、ま、待ってよぉ……。置いてかないで……」

ことり「ことりたち先に行ってるから、苦しくなくなったら追いかけてきて?」

穂乃果「そ、そんな……!見捨てないで……!」

海未「私たちまで一緒になって怒られるわけにはいきませんから。では」

穂乃果「うわーん……。ひどいよぉ……」


穂乃果「ほんとに行っちゃったし……」


お前ら「おっ?www 新作エロゲの発売40時間前から店の前で待機してようと思ってたら、なにやら尻突き出しながらハァハァ言ってる美少女発見www」

お前ら「ま、周りには誰もいないよな?www よしwww せっかくだから昨日A○pStoreでインストールした『女の子になんでも言うことを聞かせるアプリ』でも試してみるかwww」


穂乃果「……っ!」

穂乃果「……な、なんだろうあの人……。さっきから私の方にスマホ向けて……」

穂乃果「ま、まさか盗撮!?」


お前ら「よぅしwww まずは『四つん這いで俺のところまで走ってこい』www」ピッ


穂乃果「ど、どうしよう……。怖い……」

穂乃果「とりあえず警察に電話しなきゃ……だよね」


お前ら「あ、あれ……?www おかしいなwww この、この!www」ピッ、ピッ


穂乃果「あ、あの……警察ですか……?……はい、はい。その人、ニヤけながら私にスマホを向けていて……はい。はい。よろしくお願いします」

お前ら「やっぱりこのアプリは不良品じゃないか!www くそっ、容量損したぜこの野郎!www」

トントン

お前ら「あん?www なんだよあま……って、えっ?www」

警A「君、今なにしてたのかな?何やらそこにいる女の子を写してるように見えたが」

お前ら「えっ……ち、違います!www こ、これにはわけが……www」

警A「はいはい。続きは署で聞かせてもらうからな」

お前ら「ち、ちっくしょー!www クソアプリに釣られてさらには警察に捕まるなんて……今日はなんて日だ!www」

穂乃果「よ、よかった……。さて、とりあえず学校行かなきゃ」

警B「ちょっとキミ!」

穂乃果「は、はい……!?私ですか……?」

警B「そうそう。キミってもしかして、小学生の頃よく私にちょっかいかけてた子だよね?」

穂乃果「……あっ!あのおまわりさん!?」

警B「ははは。やっぱりそうだったか。あの時から比べたら随分おおきくなったねぇ」

穂乃果「あはは。そりゃもう何年も経ってますから」

警B「あの頃は髪も短くて絆創膏だらけで、まるで男の子みたいだったのに…………あれ?」

穂乃果「…………はっ!?」

穂乃果(こ、この人と初めて会ったのって……私がまだ普通の男子だったころ……!)

警B「キミ、確か男の子だったよね!?その制服って女子校の音ノ木坂のものじゃ……」

穂乃果「……い、いや、ごめんなさい!やっぱり人違いだったみたいですよ!?」

穂乃果「そ、それじゃ!私はこれで!!ありがとうございました!!」ピュー

警B「あっ、ちょっと待っ……」

穂乃果「もぅ!通報から何分もかからずにやってきて、昔のこともよく覚えてるとか本当にイイおまわりさんだよあなたはー!!」

穂乃果「はぁ……はぁ……」

絵里「遅いわよ穂乃果。もう30分もないじゃない」

穂乃果「ご、ごめんなさい……。実は不審者に遭遇したりいろんなことがありまして……」

海未「またいつもの言い訳ですか?あなたも懲りないですね」

穂乃果「こ、今回は本当だもん!いろいろとすっごく怖かったんだから……」

絵里「それで?今回はどんな不審者だったの?前の『全身タイツで執拗にゴムパッチンやらないか?って聞いてくる不審者』はなかなか面白かったわよ」

穂乃果「え、絵里ちゃんまで……!ひどいよぉ……」シュン

ことり「げ、元気だして……?」

穂乃果「ことりちゃん……。ことりちゃんは私の言うこと信じてくれるよね……?」

ことり「……えっ?あっ、う、うん!もちろんだよ!」

穂乃果「ほら!ことりちゃんはいつでも私のこと信じてくれる優しい子なんだよ!?2人とも少しは見習ったら!?」

海未「ことりの目が泳いでるのですがそれは……」

ことり「あ、あはは……なんのことかな?」

絵里「はぁ……。まぁ今回はその真剣そうな演技力に免じて少しは多めに見てあげるけど……」

海未「あなたは一度オオカミ少年のお話をじっくり読んで見た方がいいですよ」

穂乃果「なにそれ?おいしいの?」

海未「……」

絵里「海未、諦めなさい」

海未「はい」

ことり「そ、それじゃあ練習再開しようか?」


にこ「ちょっとー!いつまでくっちゃべってるのよー!穂乃果が来たなら早く続き始めるわよー!」

穂乃果「あれ?今日はにこちゃんも真姫ちゃんもいるんだ」

海未「今日はって、いつもいるでしょう?」

穂乃果「えっ?2人とも朝練は全然来てなかったよね?」

海未「……?」

絵里「もしかしてあなた……まだ寝ぼけてるの?」

穂乃果「えっ、いや、そんなことはないけど……」

穂乃果「ねえねえにこちゃん、真姫ちゃん」スタスタ

にこ「なに?」

真姫「どうしたのよ」

穂乃果「ちょっと、もうちょっと寄って」

にこ「も、もう/// なんなのよ///」

真姫「近いじゃない///」

穂乃果「えっと、今朝はヤッてこなかったの?」ヒソヒソ

にこ「……はっ?」

真姫「何をやってきたって?」



穂乃果「だからー、にこちゃんと真姫ちゃんは付き合ってて、いつも朝はHしてから来てたよね?」



にこまき「…………!!!??」

真姫「な、ななななな何言ってんのよあなた!!?自分が何を口走ってるのかわかってるの!?」

にこ「あ、ありえない!女の子同士とか絶対にありえないぃぃー!!」

真姫「そ、そうよ!!それに第一私にはもう心に決めた人がいるからにこちゃんとなんて……!」ボンッ

にこ「にこにも大好きな人がいるから真姫ちゃんとなんて……!」ボンッ

にこまき「」プシュー

穂乃果「うぇっ!?た、大変!にこちゃんと真姫ちゃんがショートしちゃった!な、何か冷やすもの持ってくるね!?」タッタッタッ

にこまき「……」


真姫「……はぁ」

にこ「……好きな人、ねぇ」

真姫「……お互いライバルは多いけど、がんばりましょうね」

にこ「そんなの今さらじゃない。真姫ちゃんに言われるまでもないわよ」

真姫「ふふ、そうね」


真姫(穂乃果を落とすのはこの私なんだから)
にこ(穂乃果を落とすのはこのにこなんだから)

ためてくるから、チョットマッテテー!
チョット(数分とは言ってない)

そう言えば穂乃果の隣の席ってことりだったよね
なんで前作書いてる時に気づかなかったんだろう……

教師「よーし、今日はここまで。課題はしっかりやって来いよー」

『はーい』


穂乃果「zzz」

ことり「穂乃果ちゃーん、もう休み時間だよー」

穂乃果「んんー……」

ことり「次体育だよー。早く行かないとロッカー全部取られちゃうよー」

穂乃果「もうちょっと……。あと1分だけ……」

海未「あの、穂乃果?ちょっといいですか?」

穂乃果「んー……なにー?」

海未「なんだか今日のあなた、いつもと違いませんか?」

穂乃果「なにがー?」

海未「今日は珍しく一時限目から真面目に授業を受けていましたし、先ほどの数学の時間も前半は別人みたいに集中できていたじゃないですか」

穂乃果「……あぁ、そう言えばそうだね。なんでだろう?」

海未「……はっ!もしかしてやっと私の熱意があなたに伝わって……!」

穂乃果「それは違うよ」

海未「……」

穂乃果「なんかさ、寝て起きたら海未ちゃんに怒られるような状態になるような気がして」

海未「どんな状態ですか……」

穂乃果「……うーん、いや、なんでもないよ。とりあえず更衣室行こっか!」

ことり「はーい」

海未「あっ、ちょっと待ってください。私も今準備しますので……」

穂乃果「」スタスタ

ことり「」スタスタ

海未「あっ……!ちょっと2人とも!置いていかないでください!」

穂乃果「えー。早く来ないと先に行っちゃうぞー。不審者に襲われても助けてあげないんだからね」

海未「もぉ!今朝のことは謝ったじゃないですか!いつまで根に持つつもりです!?」

穂乃果「」スタスタ


海未「お願いですから待ってくださいってー……!」



ことり「……はぁ。まさか今日の授業急にマラソンになるなんてね……」

穂乃果「ホントだよ!先週は短距離と幅跳びしかやらないって言ってたのに!」

海未「まぁ体力のトレーニングになってよかったんじゃないですか?」

ことり「ことりたちにとってはそうだけど……」

穂乃果「なんで海未ちゃんはそんなに涼しい顔してるのさ……」

海未「? そりゃあなたたちのペースで走ってれば全然疲れませんし……」

穂乃果「ずるい!ずるいよ海未ちゃん!その体力を少しは私に分けて!」

海未「そう言われましても……。第一私はあなたとは違って毎日トレーニングを繰り返していましたから……」

穂乃果「あぁ、もういいよ!海未ちゃんのケチ!」

穂乃果「教室に戻って不貞腐れながらお昼ごパン食べてやるんだから」タッタッタッ

ことり「穂乃果ちゃ……!……あーあ、行っちゃったよ?」

海未「いや、あーあとか言われてもどうしようも……」

ことり「へー、海未ちゃんそんなこと言うんだね。ことりももう知らない!」タッタッタッ

海未「えっ!?あなたもですか……!?……はぁ、なんなんですか2人ともぉ!」


放課後

穂乃果「あっ」

ことり「? どうしたの?」

海未「なにか教室に忘れ物でもしましたか?」

穂乃果「いや、そうじゃないんだけど……」

海未「?」

穂乃果(そういえば今日の体育の時は1人でトイレで着替えてたけど、いつもはどうなんだろう?やっぱりことりちゃんにテープ貼ってもらってるのかな?)

穂乃果(なんか夢と現実がゴチャゴチャになってる今の私って相当重症だと思うけど……、でも一応聞いておかなくちゃ)

穂乃果「ごめん海未ちゃん!ちょっと先に部室に行っててくれない?」

海未「どうしてですか?」

穂乃果「ちょっとことりちゃんに秘密の用事があってねー」

ことり「えっ?」

海未「……?」

ことり「…………あっ……!」

ことり(も、もしかして……告……!?)

ことり「穂乃果ちゃん、お話って何かな!?早く聞きたいな!!そういうわけで海未ちゃんごめんね!またあとで!!」ダッシュ

穂乃果「わっ!ちょっと、ひっぱらないでよー!」

海未「あっ、2人とも……!」


ポツン


海未「……」

海未「なんか今日の私、いじめられてる気がします……」

海未「……」

海未「……ひとーりぼっちのよるー」ボソッ

『園田さんが廊下の真ん中で上を向いて歩こう歌ってる……』ヒソヒソ

『なにか辛いことでもあったのかな……』ヒソヒソ

海未「……!?///」カァーー


屋上

ことり「そ、それで穂乃果ちゃん/// お話って?///」モジモジ

穂乃果「えっと、それはね」


穂乃果「ことりちゃん」ガシッ

ことり「……ひゃ、ひゃい!?」

ことり(ほ、穂乃果ちゃんがことりの両肩をがっしりと掴んで、)

穂乃果「……」

ことり(今にもキスしちゃいそうな距離でことりのことまっすぐ見てる/// なんだか女の子みたいな甘い香りもするし、これやばいよぉー///)

ことり(それにしてもやっぱり穂乃果ちゃんってすごく可愛い/// いや、でも男の子だからこういうときはかっこいいって思った方が嬉しがるのかな?///)

穂乃果「……」

ことり「……」ドキドキ



穂乃果「…………?」


穂乃果(…………あれ?ここまで来たはいいものの、ここからなんて切り出せばいいんだ?)

穂乃果(まさか『ことりちゃんっていつも体育の時に私のおちん○んにテープ貼ってくれてるよね?』なんてストレートに聞くわけにもいかないし……)

穂乃果(だってもし違った場合……幼馴染とはいえど取り返しのつかないことになっちゃうよきっと)


穂乃果(……あ!いいこと思いついた!この質問なら二重の意味でも確認が取れて効率がいい!)

ことり「……」ドキドキドキドキ


穂乃果「すー……はー……」


穂乃果(……よし、)

ことり「……///」ドキドキドキドキドキドキ

ことり(うぅ、もうダメー……!緊張やら恥ずかしさやらで体温がどんどん上がってくのがわかる……!)

ことり「……」プシュー

穂乃果「……って、ことりちゃん!?顔真っ赤だし、頭から湯気出てるよ!?」

ことり「……へっ!?あ、な、なんともないから気にしないで!ことりは大丈夫だから!」

穂乃果「そ、そっか。いやー、これからもっと恥ずかしくなるようなこと聞いちゃうからさ、それ以上赤くなっちゃわないか心配だな。あはは」

ことり(は、恥ずかしくなっちゃうようなこと!?こ、これはもう……確定だよね!?)

ことり(やっと……やっと長年に渡ることりの想いが通じたんだね……!今日という日が来るのを何度夢見たことか……。海未ちゃんごめんね。抜け駆けとかなしで、穂乃果ちゃんはもうことりのものになっちゃってたみたい)

穂乃果「それじゃあ、聞くね?」

ことり「……は、はい!」

ことり(落ち着いて……落ち着いてことり。ただことりは穂乃果ちゃんの言葉に『大好きです』とか『愛してる』って答えるだけでいいんだから。……うん、大丈夫)

穂乃果「ことりちゃん、」

ことり「……っ」グッ…




穂乃果「エッチ……したことある?」

ことり「はい、大好きです!」




穂乃果「……えっ?」


ことり「愛してます!!」

穂乃果「…………」

真姫「ちょっと待ちなさい!」

ことり「えっ、真姫ちゃん?」

穂乃果「私ってやつは本当にどうしようもないやつだああもうだめだ死のうそうだ死のう」

真姫「しっかりしなさい」ストッ

穂乃果「いたっ!……あれ?真姫ちゃん?」

真姫「そうよ」

穂乃果「どうして真姫ちゃんがここに……」

真姫「どうしてって、それはこっちのセリフよ。屋上で風を浴びてたらあなたたちがやってきてそれで……」

真姫「ことりが大好きやら愛してるやら叫んでたから……」

穂乃果「あ、あぁ……それは……」

ことり「き、聞かれちゃってたんだ/// 恥ずかしい///」

真姫「とにかく抜け駆けなんて許さないんだからね! だからこの告白もなかったことにしなさい!」

穂乃果(告白……?)

ことり「抜け駆け? 違うもん! 告白してきたのは穂乃果ちゃんからなんだから!」

真姫「なんですって!? 本当なの穂乃果っ!」

ことり「本当だよね!? ことりに恥ずかしくなるようなこと聞いてきたよね!?」

穂乃果「えっ、えっ?2人ともさっきからなんの話をしてるのかわからないんだけど……」

穂乃果「わ、私はただことりちゃんにエッチしたことあるか聞いただけで……」

真姫「……は?」

ことり「……え?」

穂乃果「それでことりちゃんは大好き、愛してるーって……」

ことり「……」

真姫「……そう」

真姫「とんだ痴女がいたものね。穂乃果。こんなビッチと一緒にいたら性病が感染っちゃうかもしれない。早く別のところに行きましょ」

ことり「ま、待ってよ! ことりはエ……エッチが大好きどころかまだそういうことは一度も……!」

穂乃果「え? それじゃあつまり私とことりちゃんに身体の関係は……」

真姫「ほら、行くわよ」

穂乃果「わわっ、なんでみんなひとの手を引っ張りたがるのかなぁ……」

バタン

ことり「」


ことり「ビッチ……そんな……ことりが……?」

真姫(抜け駆けは許さない……か。まぁ私は私のやりたいようにやるわ。ふふ)



絵里「それじゃあ今日の練習始めるわよー!各自準備ができたら屋上に集合ね」

『はーい!』

穂乃果(うわぁ、みんな着替え始めちゃったよぉ……。みんな私の正体知ってるのに遠慮なさすぎ……)

希「あれ、そういえばことりちゃんは?」

海未「そういえばいませんね。穂乃果、何か知りませんか?」

穂乃果「えっ?あっ、うん。知って……」

真姫「」ジッ

穂乃果「……たら捜しに行ってるんだけどなぁ。あはは」

海未「? 2人で話をしに行ってたではないですか」

穂乃果「う、うん。そうだけど……」

海未「それなら一緒に戻ってくればよかったのに」

穂乃果「あ、あははー……。ホント、なんでことりちゃん私についてこなかったのかなー……」

海未「…………ことりとケンカでもしたのですか?」

穂乃果「えっ!?そ、それは違うよ!私とことりちゃんは仲良……」

真姫「」ジィー

穂乃果「ま、まぁケンカしたわけではないから……」

海未「そうですか……。では私は着替え終わりましたので先に行ってますね」

穂乃果「うん。わかった」

海未「あなたも早く着替えないと皆に置いてかれますよ」

穂乃果「う、うん。すぐ行くから……」

バタン

穂乃果「……」

穂乃果「ねぇ真姫ちゃん。やっぱりことりちゃんはそんな悪い子じゃないよ……?」

真姫「でもエッチが大好きって言ってたんでしょ?」

穂乃果「それは……ことりちゃんが穂乃果の質問をよく理解してなかったみたいで……」

真姫「どうやったら告白とその質問を聞き間違えるのよ」

穂乃果「それは、まぁ……緊張してて私の言葉が耳に入ってこなかったとか……」

真姫「……ふぅん。どこまでもあの子肩持とうとするのね? 実は本当にことりのことが好きだったり?」

穂乃果「べ、別にそういうわけじゃ……!」

真姫「ふふっ、本気にしちゃって可愛い」

穂乃果「ま、真姫ちゃん……!」

真姫「冗談よ。からかってごめんなさい」

穂乃果「うん……。じゃあ私たちも早く着替えて行こうよ」バタッ

真姫「ちょっと、どこに行くのよ」

穂乃果「え?トイレまで着替えに……」

真姫「ここで着替えなさいよ」

穂乃果「え……?い、いや、ダメだよ。真姫ちゃんだって私の秘密知ってるでしょ?」

真姫「気にしないわよ。わざわざ行って戻ってくるのも面倒でしょ?」

穂乃果「ま、まぁそれはそうだけど……」

シュル

穂乃果「!?」

真姫「それにしても今日は暑いわね。 服なんて着ないでこのままでいたいわ」

穂乃果「ま、真姫ちゃん……/// 少しは隠して……」

真姫「なに穂乃果? もしかして私の下着姿見て興奮してるの?」

穂乃果「ち、違……! っていうか近……い」

真姫「じゃあ私のこんな姿みてなんとも感じないの? それならもうちょっとサービスしてあげようかな?」

プチッ

穂乃果「……へ!? わ、わっ!」

真姫「ふふっ、必死で目覆っちゃって。少し見えたでしょ?」

穂乃果「やっ、み、見てないよ……!真姫ちゃんのキレイなさくらんぼ色なんてこれっぽっちも……!」

真姫「別に我慢しなくてもいいのよ? 見たいなら私の身体に穴が空くほど見てくれて構わないわ」

穂乃果「ま、真姫ちゃん……、手退けようとしないで…………っ!?」

真姫「ほら、もっと見て……?」

穂乃果「……っ」

穂乃果(う、真姫ちゃんに腕抑えられてるせいで目隠しもできない……! なんか今日の真姫ちゃん変だよぉ……誰か助けて……)

真姫「顔逸らさないで? 私のこと、見て」

穂乃果「だ、ダメ……。そういうことは本当に好きな人と……」

真姫「好きな人、か。それなら構わないわ」

穂乃果「……え?」

真姫「好きでもない人にこんなこと……しないんだから」

穂乃果「真姫ちゃ……」

真姫「それに、」

モギュッ

穂乃果「!!?」

真姫「ココこんなにしちゃって、あなたも我慢できないでしょ?」

穂乃果「あっ、真姫ちゃん……ダメ……っっ……」

真姫「制服越しに触っただけでそんなにビクビクしちゃって。これなら直に触ったらどうなっちゃうのかしら」

穂乃果「……」

真姫「触ってほしい?」

穂乃果「……」

真姫「何か言ってくれなきゃわからないわよ」サスッ

穂乃果「……っ!」

真姫「ねぇ、穂乃果」

穂乃果「……だ、ダメ……だよ……。真姫ちゃんの気持ちは嬉しいけど、やっぱりこういうことは……」

真姫「…………穂乃果さ、私のこと嫌い?」

穂乃果「……いいや、好きだよ。……でもここじゃ誰か来るかも……」

真姫「私は別にそんなこと気にしないけど」

穂乃果「……」

真姫「……そ。それじゃあやめるわね」

穂乃果「……ぇ」

真姫「ごめんなさいね、急に襲いかかるようなマネしちゃって。ほら、みんな待ってるわ。行きましょ」

穂乃果「……」

真姫「どうしたの?早くしなさいよ」

穂乃果「……ま、真姫ちゃん……」

真姫「なに?」

穂乃果「……いじわる、しないでよ」

真姫「いじわる?なんのこと?」

穂乃果「とぼけないで……。私のことこんなふうにしておいて……」

真姫「でも嫌なんでしょ? せっかくあなたの意思を汲んであげたんだから…………って、んんっ!?」

チュッ

穂乃果「……」

真姫「……穂乃果?」

穂乃果「みんなに見つかるより……、このまま真姫ちゃんを手放す方がツライから……」

真姫「……」

穂乃果「真姫ちゃん、いい?」

真姫「……」


真姫「…………優しくしてね」

バタン

絵里「なるほど。それはいいアイデアね」

海未「でしょう? だからその部分でトライアングルからサークルへ……」


ことり「……」


海未「……ことり、何をやってるんですか?」

ことり「……」

海未「ことり。聞いているます?ことり?」

ことり「……」

ことり「ことりが……」

海未「……?」

ことり「ことりが勘違いして……穂乃果ちゃんが真姫ちゃんに奪われちゃって……私ビッチって……」

海未「あ、あの……わけがわかりません。とりあえずそのいかにもな四つん這いの姿勢をやめてもらってもいいですか?」

ことり「ことり……ビッチじゃないもん……」

海未「……あっ、もしかして穂乃果や真姫と何かあったのですか?」

ことり「……」

海未「……無言は肯定と同じようなものですよ。みんなの前で話しづらいようなら、あちらで2人で話しましょう」

ことり「……うん」

海未「それでは少しの間失礼します。絵里、よろしくお願いしますね」

絵里「ええ。できるだけ早めに戻ってくるのよ?」

海未「はい」


ことり「かくかくしかじか……ということがあったの」

海未「それはまた……穂乃果もそんなこと聞くなんて困ったものですね」

海未「……まぁそんな明後日の方向に聞き間違えるあなたもあなたですけど」

ことり「……」

海未「とりあえず練習に出ませんか? 着替えるのに部室までついて行ってあげますから」

ことり「……うん」


海未「そういえば穂乃果と真姫がまだ屋上にいませんでしたね」

ことり「そうだね。部室にも来てなかったの?」

海未「いえ、あなた以外は皆ちゃんと集まっていたのですが……」

ことり「……。……はっ!?」

海未「!? ど、どうしたのですかいきなり!」

ことり「ま、まさか……真姫ちゃ……!!」

海未「えっ!? あっ、ことり!!」

ことり(お願い、間に合って……!)

ガチャ

ことり「穂乃果ちゃん!!!」


穂乃果「あっ、真姫ちゃん激しい!/// もうでちゃうよぉ!!」

真姫「んっ、んっ、……いいわよ。 好きなだけ中に出しちゃいなさい」

穂乃果「っ! そ、それ以上早く動かれたら……! い、いっちゃうううぅぅぅ!!」

真姫「……あ、あぁぁぁぁ……!」

穂乃果「はぁ、はぁ……」

真姫「お腹のなかが穂乃果でいっぱい……。幸せ……」

穂乃果「真姫ちゃん……。もしできちゃっても、私がちゃんと責任とるから」

真姫「ふふっ、ありがと♪ 頼りにしてるわ」

穂乃果「だからさ、もう一回しよ?」

真姫「あん……。もう、全然萎えないわね/// ほんと元気なんだから///」


海未「こ、これは一体……?」

ことり「……っ!」ダッ

海未「ことり!?」


穂乃果「!?」

真姫「ひっ!? ちょっと! 急に腰突き上げないでよね!」

穂乃果「あっ、ごめん。いやさ、なんか声聞こえたからビックリしちゃって……」

真姫「……」

「ことり! 待ちなさい!」

真姫「きっと誰かが部室前を通ったんでしょ。……それより、早く続きしましょ?」

穂乃果「う、うん」

真姫「……♪」



ことり「嘘、嘘、嘘。こんなのありえない。穂乃果ちゃんがことり以外の女の子とあんなことを……。それに責任取るだなんて……。これは夢だよ。そうだ、現実なわけない」

海未「ことり……」



そしてその4ヶ月後。

2年、高坂穂乃果
1年、西木野真姫

両名の退学届は受理され、その後の2人の行方を知る者は誰一人としていなかった。


ことり「あの女狐……必ず見つけ出してやる。何年、何十年かかろうが見つけ出して、ことりから穂乃果ちゃんを奪ったことを後悔させてやるんだから。うーん、その時はどんなおしおきをしてあげようかな? 今から楽しみで仕方ないや!
あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」




ー完ー

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