~見滝原中学校~
和子「今日はみんなに転校生を紹介します。じゃあ暁美さーん」
ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」
ほむら(この前の時間軸ではキュウべえにしてやられてしまったけど、
今度こそ、まどかを救ってみせる!
……あら? おかしい。まどかが見当たらないわ?
それに美樹さやかもいない?
……どういうことなのかしら、こんな事今までなかったのに)
クラスメイトA「暁美さんって前はどこの学校だったの?」
クラスメイトB「前は部活とかやってた?」
ほむら「……ごめんなさい。何だか緊張しすぎたみたいで、ちょっと、気分が。
保健室に行かせて貰えるかしら。このクラスの保健委員の人は……」
???「ああ、私だよ。 今案内するね?」
ほむら(やっぱりまどかではないわね。この時間軸には、まどかがいない?)
???「ふぅ~、今日は暑いよね~(汗ふきふき)」
ほむら「いや、今日は初夏にしては涼しい方だと思うけど」
ほむら(というかずいぶんぽっちゃりした娘ね。制服もぴちぴちだし。
こんな太った娘、クラスにいたかしら?)
ほむら「あのー、あなたの名前は?」
???「私? 鹿目まどかだよ?」
ほむら「……は? 」
ほむら(そ、そういえば、たしかに髪の色も同じだし、赤いリボンで結んでるし、声も同じだわ!
よおく見ると顔にも面影はあるような……)
まどか「?」
ほむら(ああでも、こんなにぶくぶく太った無残な姿になっているなんて!
一体どうしてこんなことに……)
ほむら「……か、鹿目まどか。貴女は自分の人生が、貴いと思う?
家族や友達を、大切にしてる?」
まどか「うん! 私食べるの大好きだし! 毎日おいしいもの食べられる今の人生ってすばらしいもん!
あと家族も、友達のみんなも。大好きで、とっても大事な人達だよ」
ほむら「そう。もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わ……
思わ……
…………いやでも体型は今とは違うまどかになってほしいような……」
まどか「?」
ほむら「あの、もう一つ聞いてもいい? 最近、何か生活に変化はなかった?
こう、食生活とか生活習慣が変わるきっかけとか出会いとか」
まどか「ええ? 急に言われても……ああでも、最近とても優しい先輩と知り合ったの!
いつもケーキとかご馳走してくれるんだよ!
最近は放課後ついついその先輩の家に入り浸って……」
ほむら(犯人はあいつかぁっ!)
ほむら(……いや、落ち着くのよ、私。
どういうわけかこの時間軸ではすでにマミとまどか達は接触している。おそらくキュウべえとも。
だったら今さらキュウべえを排除してマミと敵対するような行為は避けるべきだわ。
むしろ、マミを味方にした方がワルプルギスの夜との戦いに有利になる)
ほむら「あの、よかったらその先輩に私を紹介してくれないかしら?
私も興味あるわ」
まどか「えっ……えっとそれはちょっと……」
ほむら「? ああ、魔法少女の事は一般人には秘密にしなくちゃいけないものね」
まどか「! どうしてそれを!?」
ほむら「私も実は魔法少女なの。その先輩、巴マミでしょう?」
まどか「ほ、ほむらちゃんも魔法少女だったの!?」
ほむら「この中学にマミという凄腕の魔法少女がいるという噂を以前から聞いていて
ぜひ会いたいと思っていたの。
お菓子作りが得意という話も聞いたことがあったから、もしかしてと思ったのよ」
まどか「なあんだ、同じ魔法少女として尊敬しているマミさんに会いたいってことだったんだね!
それならマミさんに話してみるよ! きっと会ってくれると思うよ!」
ほむら「そう、よかった」
まどか「あ、さやかちゃん! 今日もマミさんの家行こう!?」
さやか「待ってよ、まどか。転校生もつれていくの?」
ほむら(……ああ、美樹さやかまでこんなふとましい姿に。
というか美樹さやかもやっぱりこの時間軸にいたのね。変わり果てていたから気づかなかったけど)
まどか「それが、ほむらちゃんも魔法少女らしいの。それでマミさんに会ってみたいんだって。
一応マミさんの了解ももらってるよ?」
さやか「ふーん、ま、いっか。あたしは美樹さやか。よろしくね」
ほむら「え、ええ」
ほむら「ここが待ち合わせ場所なの?」
まどか「うん、もうすぐ来ると思う。あ、来た」
ズシン ズシン
ほむら(え? 向こうから髪型を縦ロールにした相撲取りが?
いや、まさか)
マミ「ふ~、今日も暑いわね! その人が暁美さん?」
ほむら「……うううううぅぅぅぅっ!」
マミ「え、なに、どうしたの? 何でこの人いきなり涙ぐんでいるの?」
まどか「きっとあこがれのマミさんに会えて感極まっているんですよ。
マミさんのこと、同じ魔法少女として尊敬しているって言ってましたし」
マミ「まっ! 何だか、照れちゃうわね」
ほむら(「よくもまどかをこんな変わり果てた姿にしてくれたわね」って一発殴ってやりたいぐらいの気持ちだったけど
一度は憧れもした、あの、格好良くてスタイルもよかったマミがこんな姿になってしまったのを見ると
情けないやら悲しいやら……もう、泣けてきたわ)
マミ「それじゃあさっそく私の家に行きましょう?」
ほむら「因果の糸が巻き付き過ぎてまどかが消えた」
これの作者が最近調子に乗ってる
QB「やあ、こんにちは。君も魔法少女なのかい?……契約した覚えがないような?」
ほむら「ええ、あなたが覚えてないだけで私も魔法少女よ。あなたと契約した、ね」
マミ「キュウべえ、細かい話は抜きにしてまずは親睦を深めましょう?
さあ、自慢のケーキよ。どうぞ召し上がってちょうだい」
さやか「やったー!」
まどか「ご馳走になります!」
ほむら「……いただきます」(パクッ)
ほむら(こ、これは! 口の中でとろけるショコラクリームとスフレの2層構造!
まろやかでしかも濃厚な味わい!
ビターチョコレートをアクセントとしてパウダー状に振りかけているのが
また味わいを引き立てている!)(パクパク)
まどか「うー、美味しい~」
マミ「でしょう?」
ほむら(確かにこの時間軸のマミのケーキの味はプロ級、いえそれ以上かもしれないわね。
私としたことがつい1ホールたいらげてしまったわ)
…………
まどか「あ、テレビで料理レポート番組やってますよ」
さやか「へえ、こんなラーメン屋さんあるんだ。
それにしてもこのタレントさん、ほんっと太ってますよね」
ほむら「えっ」
マミ「全くね。
そういうキャラで売っているのかもしれないけど、自己管理できてないように見えるわよね」
ほむら「!!」
まどか「ちょっとみっともないですよねー」
ほむら(き、気づいてないの!?
今のあなたたちもTVの中の彼と大差ない体型になっているわよ!?)
マミ「さて、今日は夕飯食べていくのよね?」
まどか「はい!」
さやか「またまたご馳走になりまーす」
ほむら(え、この上夕飯も食べるの? まどかたちも私以上にケーキ食べていたわよね?
正直、今日はこれ以上は入らないというか、夕飯食べなくてもいいかなって思ったぐらいなんだけど)
マミ「デザートにも、もちろんケーキ作ってあるわよ! 楽しみにしててね!
……それはそれとして、そろそろ本題に入りましょうか。
魔法少女とソウルジェムの話、魔女との戦いとグリーフシードについては
この間説明したわよね?
どう? 願い事は決まったのかしら?」
まどか「いやあ、それがなかなか決まらなくて」
さやか「私も……」
マミ「そっか、魔法少女として私と一緒に戦ってくれるなら、これから毎日でもケーキご馳走しちゃうんだけどなぁ」
さやか「え!? マミさんのあのケーキを毎日たべられるんですか!?」
まどか「わぁい! じゃあ契約しちゃおっかなぁ!」
QB「本当かい? それじゃあさっそく…」
ほむら「!!」
ほむら「待ちなさい、二人とも!
それと巴マミ!」
マミ「何?」
ほむら「あなたは二人を魔法少女に誘導している!
……ついでに肥満になるようにも誘導している!!」
マミ「……自分より胸の大きい人は肥満扱いってわけ? 貧乳っ子の発想ね」
さやか「なにこいつ、私たちがグラマーだからって嫉妬してデブ扱い?」
まどか「ほむらちゃん……、胸が小さいことは恥ずかしいことじゃないと思うけど、
自分にないものを持ってるのが悔しいからって、人をおとしめるのはどうかと思うな」
ほむら(…………駄目だわ。
誰も真実を信じない。誰も真実を受け止められない。)
マミ「気を付けて、二人とも。どうやらこの娘は、私の縄張りを奪いに来た敵対的な魔法少女みたいね。
まあ、私たちを前にして敵愾心を隠し切れなくなって、悪口が飛び出したってところかしら」
ほむら「いや、私、別にあなたとは戦いたくないのだけれど」
マミ「なら二度と会うことのないよう努力して。話し合いだけで事が済むのは、きっと今夜で最後だろうから」
ほむら(結局こうなるのね。……仕方がない、しばらくまどか達の様子を監視しながら臨機応変に動くしかないわね)
~翌日、見滝原の病院~
さやか「お待たせ~」
まどか「上条君、どうだった?」
さやか「いやあ、それがさあ恭介ったら私見るなり、
『最近さやか何だか変わったね……大きくなったっていうか』
なんていって恥ずかしそうに目をそらしちゃうの。
もー、どこを見てたのかしら。
私たちそういう関係になるのは、まだハ・ヤ・イ・ゾ! なんてね~」
まどか「そう、それはよかっ……、あれ? あそこ…何か…」
キュゥべえ「グリーフシードだ!孵化しかかってる!
マズいよ、早く逃げないと!もうすぐ結界が出来上がる!」
さやか「何ですって? まどか、先行ってマミさんを呼んで来て。あたしはこいつを見張ってる」
まどか「そんな!」
キュゥべえ「まどか、先に行ってくれ。さやかには僕が付いてる。
ここでさやかと一緒にグリーフシードを見張っていれば、最短距離で結界を抜けられるよう、マミを誘導できるから」
まどか「わかった。私、すぐにマミさんを連れてくるから」
ほむら(……まずいわ。この魔女はマミと相性が悪い。先回りして私が倒さないと)
ズシッズシッ
ほむら(しまった、マミたちが近づいてきている!)
マミ「……言ったはずよね。二度と会いたくないって」
ほむら「……今回の獲物は私が狩る。貴女達は手を引いて」
マミ「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えに行かないと」
ほむら「その二人の安全は保証するわ」
マミ「信用すると思って?」(シュルルルル……ギュッ!)
ほむら「(うっ、これはマミの拘束魔法!)ば、馬鹿。こんなことやってる場合じゃ」
マミ「おとなしくしていれば帰りにちゃんと解放してあげる」
ほむら(くっ! このままじゃ、マミがやられてしまう)
ほむら(なんとか、この拘束を抜け出さないとって……あら?)
ほむら(この拘束、縛ってる部位はともかく、結び目が緩いわ。
……マミったら自分の体格基準で結び目を設定しちゃったのね)
ほむら(これなら、もう少しで抜け出せそうね。急いでマミを助けに行かなくては! )
マミ「お待たせ!」
キュゥべえ「気をつけて!出て来るよ!」
マミ「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて…もらうわよ!」
……
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
シャルロッテ「……ギュムウウウウ」
さやか「やったぁ!……?」(あれ、敵から蛇みたいな分身が出てきて……)
まどか(マ、マミさんが危ない!)「あっ、あっ」
さやか「あぁ!」
まどか(……た、食べられた、マミさんが敵に)
ほむら(どうにかたどり着いたけど、マミがいない。
ま、間に合わなかったの!?
…………でも、魔女の様子がおかしいわね? 苦しそうにのた打ち回っているわ)
ほむら「まどか、何が起こったの!?」
まどか「……それが、敵の魔女がマミさんを食べてしまったんだけど
その後、魔女が苦しんで動けなくなっちゃったの。でも私たちどうしたらいいか……」
ほむら(そうか……おそらく魔女はマミの頭を食いちぎろうとしたのね。
でも、あまりに首回りが太っていて、どこまで頭かわからず、口を開けすぎて顎が外れてしまったんだわ。
そのうえ無理に口の中に入れようと、噛まずに飲み込んだから、マミの巨体をのどに詰まらせてしまったのね)
ほむら「何にせよ……とどめを刺すチャンス!」
まどか「ええーっ!」
ほむら(大丈夫、丸呑みにされたのならマミは生きているはず。
のどのあたりは避けて、頭と胴体を集中攻撃すれば……)
シャルロッテ「ギィェェー!」
さやか「魔女が消えて、マミさんが出てきた!」
まどか「マミさああああん!」
マミ「…? わ、私、確か魔女が迫ってきてそのまま……。
私助かったの?」
さやか「よかったあああ!」
まどか「マミさん、ほむらちゃんが助けてくれたんですよ! 」
マミ「! そうだったの! あ、暁美さん、ごめんなさい。
私、あなたのことを、縄張りを奪いにきた敵対的な魔法少女と勝手に思い込んで……
ひどいこと言って……」
ほむら「いいのよ、気にしないで。当たり前のことをしただけだわ」
マミ「本当にありがとう!」
ほむら(……これなら、私の話を聞いてもらえるかもしれないわね)
~数日後~
まどか「それでほむらちゃん、私たちに話があるって聞いたから集まったんだけど、何なの?」
ほむら「実はあなたたち3人に見せたいものがあるの」
さやか「見せたいもの?」
ほむら「まず、この写真を見て。どう、この人は痩せている? それとも太ってると思う?」
マミ「これは……ファッション雑誌のモデルの写真? まあ、痩せているんじゃないかしら。
職業柄そういうものなんでしょうけど」
まどか・さやか「うんうん」
ほむら「じゃあこの今流行ってるアイドルの写真はどう? 痩せてる? 太ってる? それとも普通?」
まどか「別に痩せてるって程じゃないね、普通じゃない?」
マミ「そうね」
ほむら「最後に、この写真はどうかしら」
さやか「これは、最近TVに出てる、デブキャラの女芸人トリオ?」
まどか「これは……どう見ても太っているよ」
マミ「まあ、こういったら失礼だけど……デブよね」
ほむら「それ、あなたたちの写真なの」
三人「「「 えっ! 」」」
ほむら「先入観をなくして、客観的に判断できるように
あなたたちを撮った写真の首から上だけをコラで別人につなげたの」
さやか「……」
まどか「……」
マミ「……」
さやか「ど、どうしよう、まどか……?
これじゃ恭介に私のこと好きになってもらえないよお!
……でも私、何も出来ない。
だって私、太ってるもん。デブだもん。こんな身体で抱き締めてなんて言えない。
キスしてなんて言えないよぉ! 」
まどか「……ひどいよ。あんまりだよ! こんなのってないよ!」
マミ「……!」
QB「諦めたらそれまでだ!」
まどか「キュウべえ!」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
QB「まどか、君なら運命を変えられる。
避けようのない成人病も、体脂肪率も、全て君が覆せばいい。
そのための力が、君には備わっているんだから! 」
まどか「本当なの? 私なんかでも、本当に元通り痩せられるの? こんな体型を変えられるの?」
QB「もちろんさ。だから僕と契約して、魔法少女に……ぐふぉ!」
ほむら「あなた……私の目の前でよくもまあいけしゃあしゃあと、勧誘してくれるわね。
女の子の弱みに付け込んで…
まさか、マミのケーキがプロ並みに美味しかったのって…」
QB「いや、僕は、マミにより美味しくてエネルギー効率のいいケーキのレシピを調べあげて伝授しただけで、別に悪気は…」
ほむら「や っ ぱ り、あなたが元凶だったわけね。……消えなさい! 今すぐ!」
QB「訳が分からないよ……ぼくはただ困っている少女の力になろうとしただけなのに」
ほむら「まどか! さやか! マミ! 安心しなさい。
私があなたたちを痩せさせてあげる!」
さやか「えっ」
マミ「ほ、本当に?」
ほむら「ええ、だから今日から3人とも私の家に泊まりなさい。みんなでダイエット合宿よ!」
まどか「ほむらちゃん……私たちのためにそこまで。……ありがとう!」
さやか「転校生! いや、ほむら! ありがとう!」
~見滝原市の河原~
まどか「……と言ったのが1日前だけど、私、早くも後悔してるよ。ぜえ、はあ」
さやか「わたしも、うう、苦しい。わき腹が痛い」
マミ「ねえ、暁美さん。魔法を使って走るのは……」
ほむら「駄目に決まっているでしょう。ランニングの後は、腹筋と背筋を100回1セットずつよ! 」
まどか「ひええええ」
ほむら「いい? 痩せようと思ったらまず基礎代謝量を増やさないといけないの。
それにはまず運動よ! 運動で筋肉をつければ自然と痩せやすくなっていくの。
さあ、もうひと頑張り! 」
~ほむらの家~
まどか「つ、つかれた」
マミ「ようやく終わったわね」
さやか「うん、くたくた」
ほむら「それじゃ、3人ともお風呂に入って就寝よ」
まどか「えっ ゆ、夕飯は?」
ほむら「夕飯というのはね、一日の三食のうち最後の食事なんだから、
あまりたくさんのカロリーを摂取しない方が良いの。
貴方たちはダイエット中なんだからむしろ抜いてちょうだい」
さやか「ええーっ」
マミ「そんな!?」
ほむら「どうしても我慢できなかったら、飲み物は飲んでもいいからそれでごまかして。
冷蔵庫に牛乳でもジュースでもお茶でもあるから。いいわね」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
さやか「ううううう、おなかがすいて眠れない」
マミ「……鹿目さん、今何時?」
まどか「22時前くらいですけど……なにか?」
マミ「近くのレストランの出前がまだぎりぎりやっている時間だわ」
さやか「えっ、まさか…………、注文するつもりですか?」
マミ「だってこのままじゃおなかがすいて眠れないもの」
まどか「で、でもさっきほむらちゃんが……」
マミ「よく思い出してちょうだい。暁美さんはね「飲み物ならいい」っていったのよ?」
さやか「はあ……」
マミ「だったら、カレーは飲み物なんだから問題ないじゃない」(ニッコリ)
まどか「えっ」
さやか「ちょ、ちょっと待ってください! マミさん!」
マミ「何? 私の解釈に問題でもあるの? 」
さやか「そうじゃなくて……カレーが飲み物なら、ラーメンだって飲み物じゃないですかね?」
マミ「……いいところに気が付いたわね。それも注文しましょう」
まどか「ちょ、ちょっと二人とも!」
さやか「なに?」
まどか「いえ、カレーには、付け合せがつきものですよね?
だったらピザなんてどうでしょう?」
マミ「その発想はなかったわ。
……流石は鹿目さん。やはり私を超える才能を秘めているだけのことはあるわ」
まどか「えへへ、それほどでも」
マミ「それじゃ、私の携帯で注文するわね。
……暁美さんを起こすのは申し訳ないから、インターホンを鳴らされないように
玄関の外で待って受け取りましょう」
さやか「はい!」
出前「こんばんは~レストラン見滝原です。ご注文の品になります」
マミ「あ、ありがとうございます。これ、支払です」
出前「毎度~」
まどか「やったー!」
さやか「ど、どこで食べる?」
マミ「暁美さんの家の中はバレ……いえ、迷惑がかかるから近くの公園で食べましょう」
まどか「はい!」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
マミ「…このあたりならよさそうね」
さやか「それじゃ」
まどか「いただきまーす!」
ほむら「貴方たち何をしているの?」
三人(ギクッ)
ほむら「何か、こそこそする気配が聞こえたから様子をうかがってみれば
カレーにラーメンにピザ? 眠る前にこんなカロリーの高いものを食べていいわけないでしょう!?
何考えてるの?」
マミ「いや、あの、ね。飲み物なら良いって言ってたから」
ほむら「これのどこが飲み物なの!? これは全部没収します!!」
三人「えええーっ!」
まどか「ひどいよ、あんまりだよ! こんなのってないよ! おなかの方は完全に食べる準備できていたのに!」
さやか「返せ! 返せよ。それは…それは…あたしのものだ!」
マミ「食べたい時に食べたいものが食べられないなら、私、死ぬしかないじゃない!」
ほむら(うーん、ちょっと厳しくしすぎたかしら)
ほむら「わかったわ、明日からは夕食もちゃんととるようにしましょう」
マミ「ホント?(キラキラ)」(期待の目)
ほむら「でも今日は我慢して。
寝る前にこんなカロリーの高いもの食べたら
今日一日、つらい思いして運動したのが、すべて無駄になってしまうわ。
わかるでしょう?」
さやか「ううう……わかった、我慢する」
まどか「はーい」
~翌日 ゲームセンター~
ほむら「探したわ、こんなところにいたのね。佐倉杏子」
杏子「何だ? あんたどこかであったっけ?」
ほむら(よかった。杏子はいつも通りだった。なんかようやく知っている人間に出会えたような気分だわ)
ほむら「……本当に会えてよかった。あの、魔法少女のあなたにお願いがあってきたの。」
杏子「? それを知っているってことは、あんたも魔法少女なのか?
何かしらんが、切実だな。 わかった、とりあえず言ってみなよ」
……
杏子「なるほど、この街にもうすぐワルプルギスの夜が来るから協力して欲しいのか」
ほむら「そうなの、倒すのを手伝ってほしいの。
見返りとしてワルプルギスの夜のグリーフシードはあなたに譲るわ」
杏子「んー、まあいいけどさあ」
ほむら「ありがとう。それともう一つお願いがあるの」
杏子「まだあるのか? 何だよ?」
ほむら「ダイエット合宿に付き合ってほしいの。
参加する間は、こちらが食事を用意させてもらうから」
杏子「は?」
まどか「なに・・・これ・・・」
まどか「よりにもよってあの壁山が一位・・・?
こんなの絶対おかしいよ」
まどか「松風くんが低いのはうなずけるけど・・・」
まどか「絶対に許せない!」
まどか「そうだ、仲間の反応は・・・」カタカタ
秋子
2012/11/XX
またVIPが余計なことを・・・!
彩名
2012/11/XX
またぁ?一昨年から組織票してたよね
まどか「新規だから知らなかったけど前からVIPって人たちが邪魔してたんだね」
4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:2012/11/11 20:10:59 ID:2TLOe39oO [2/15回(携帯)]
まどか「わたしも負けられない!」
まどか「奇跡もツールもあるんだよ!」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
>>22
んーと、それは私ではないですね。興味あるので読んでみます。
ちなみに私の過去作は
まどか「この世界はとても美しくてうんたらら
さやか「ほむらの机にまどかのパンツー
マミ「おねしょしちゃった…
まどか「ほむらちゃんがほむほむしか言えないほむほむー
とかいうやつです。
次回は、
仁美メインの百合ん百合んなラブコメディーになるかも?
他にも、まどマギ18禁ダークストーリー
バットマンとのコラボ
も予定しているけど、どれも長くなりそう…。
~ほむらの家~
ほむら「というわけで、今日から、新しい仲間にダイエット合宿に参加してもらうことになりました」
杏子「まあ、なんだ、よろしくな」
マミ「さ、佐倉さん!」
杏子「お、お前、マミなのか!? ……話には聞いたが本当に激太りしてたんだな」
マミ「うっ(ションボリ)」
杏子(何だろう、喧嘩別れしたきりなのに……
いつか倒すべき目標としてきたマミがこんな姿になったのを見たら、何だか急にやるせない気持ちになってきた)
杏子「……その、なんだ。あたしも協力するから頑張ろうぜ」
マミ「さ、佐倉さん、ありがとう」
ほむら「早速だけど、杏子。」
杏子「何だよ」
ほむら「服を脱いで」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
杏子「は?」
ほむら「いいから脱ぎなさい!」
杏子「お、おいちょっと!?」(ジタバタ)
……
杏子「…な、何するんだよ、は、恥ずかしいじゃん、こんなの」
ほむら「さあ、みんなよく見て!
全身にほどよく筋肉がついていて、スレンダーながらも、出るべきところが出ているボディライン!
女らしさをほどよく主張したバスト! きゅっと締まって弾力のあるヒップ!
貴方たちが目指すのはこれよ!」
さやか「おおーっ」
まどか「わかったよ!」
マミ「……頑張らないと」
ほむら(具体的な目標を示して、モチベーションを高めるのには成功したわね)
ほむら「それはそれとして、ブラはつけた方が良いわよ。成長期なんだから」
杏子「やかましい!」
ほむら(こうして、私たちのダイエット合宿は続いた)
マミ「こ、これが夕飯なの? ご飯とお味噌汁の他はお魚とひじきの煮物?」
ほむら「和食は油ものも少ないし、体にいいのよ。それと、よく噛んで食べてちょうだい。
咀嚼回数が多ければ満腹感も高まって、食べすぎを防いでくれるから」
さやか「それでも少ないような…」
ほむら「足りなかったら、人参スティックかこんにゃくを食べてちょうだい。 ローカロリーだから」
まどか「いよいよ今日からイナイレ人気投票だね ウェヒヒ」
まどか「女キャラは邪魔だから伸びてないで欲しいな
特に菜花黄名子は声が似ててそれはとっても気持ち悪いなって」
まどか「一番伸びててほしいのは松風くんだね
ミキシマックスは微妙だけど・・・」
まどか「さて、今の順位は・・・」
まどか「え?」
ほむら「今日はあと1kmよ、頑張って!」
まどか「うん!」
マミ「もう少しね」
さやか「……ダメ、し、死にそう」
杏子「なあに、ヘタってんだよ。あたしなんか、もうお前の倍くらい走ってんぞ?」
さやか「う、うるさい!」
杏子「その調子じゃ今日のデザートもあたしがいただきだな」
さやか「負けるもんですか!」
ほむら(さやかが、脱落するんじゃないかと心配だったけど
杏子がいい感じにライバル心をあおってくれているわね。あの二人いいコンビかも)
ほむら「今日はショッピングに行きましょう。水着を買うのよ」
まどか「み、水着?」
さやか「え、でも今のあたしたちじゃ」
マミ「うう、着てみたいけど、でも」
ほむら「着てみたいと思うのを買えばいいの。痩せたらこれを着てやるんだって。
目標を達成した後のご褒美になるでしょう?」
杏子「えーと、あたしは……」
ほむら「ああ、その……いいわ。私がおごってあげる……あまり高いのは無理だけど」
杏子「いいのか?」
ほむら「ダイエットに成功したら、皆で泳ぎに行きましょう。
達成した後の楽しみは多いに越したことはないわ」
ほむら(そろそろ、基礎代謝量が増えて、食事を我慢するのが一番つらくなってくる時期ね。ここが正念場だわ)
ほむら「きょうの夕飯は、ハンバーグよ」
マミ「えっ、いいの?」
ほむら「といっても、おからとトリ肉のローカロリーのものだけれど。はいどうぞ」
まどか「肉ってだけでもうれしいよ! いただきまーす!」
さやか「わーい…って、うわ! 手が滑って! (ガシャン)」
ああああっ! は、ハンバーグが床に!
……あのー、ほむら。お替わりは…」
ほむら「……え、えっとごめんなさい。余分には買っていなかったの」
さやか「……」
マミ・杏子(ムシャムシャ)(←空気を悟って急いでかきこんでる)
さやか「まどか、あんた前に、おから苦手だって言ってたわよね。
私が食べてあげるから、それよこしなさいよ」
まどか「そんな…無理だよ! それに、そんなのさやかちゃんのためにならないよ」
さやか「あたしの為にって何よ。私がこんなに空腹で苦しんでいるのに、分けてくれないで、何が私の為になるって言うの? いいからよこしなさいよ!」
まどか「あっ、そんな無理やり!」
さやか(むしゃむしゃ)
まどか「あ、……あ、さやかちゃんの、さやかちゃんのばかああああ!」(ダッ)
ほむら「まどか! ……飛び出して行っちゃった。 私、まどかを探してくる!」
マミ「……美樹さん、今のはいくら何でもないと思うわよ」
さやか「はっ、私。まどかに何て事言ってんのよ…。」(←おなかがふくれて理性が戻ってきた)
さやか「ホントに私って馬鹿だ。もう救いようがないよ…
一度は正義の魔法少女になろうと思ったこともあったのに…。
マミさんにも顔向け出来ないよぉ!」
マミ「そりゃ今のあなた、首に肉が付きすぎて、座ったままだと顔の向き変えられないものね」
さやか「うわああああああん!」(ダッ)
杏子「さやか!」
~公園のベンチ~
まどか「えぐ、ぐすっ。 さやかちゃんはね、本当は優しくていい子なんだよ?
いつだって私のことを助けてくれて…。
でも太ってショックを受けたり、ダイエットのせいでストレスがたまって、
それでついああなっただけなんだろうけど。でも、でも私……」
QB「……」
まどか「元通りやせていたら、優しいさやかちゃんのままだったのかなぁ?
ねえ、キュウべえ、私があなたと契約したら、私たちの体を元に戻せる?」
QB「その程度、きっと造作もないだろうね。その願いは君にとって、魂を差し出すに足る物かい?」
まどか「…いいよ。いくら食べても太らない体と、魔法少女は女の子の夢と希望だもん!
私、魔法少女に」
パァン!(銃声)
QB「!!」
まどか「ひ…ひどいよ、何も殺さなくても」
ほむら「鹿目まどか。どこまであなたは愚かなの?
命がけで戦う魔法少女になる覚悟があるなら、その前にその心意気でダイエットしてちょうだいよ!」
ほむら「あなたを大切に思う人のことも考えて! いい加減にしてよ!
あなたが死んでしまったり、太ったりすれば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気づかないの!
あなたを守ろうとしてた人はどうなるの!」
まどか「それ、ほむらちゃんのこと?」
ほむら「!」
まどか「どこかで会ったことあるの? 私と。
痩せていたころの私を知っているの?」
ほむら(…これ以上隠せそうにないわね。でも…)
ほむら「言っても信じてくれないかもしれないけど、私は未来からきたの…。」
くぅ~?
……
まどか「…そうか、それでほむらちゃんは何度もこの1か月間を繰り返してきたんだね」
ほむら「し、信じてくれるの?」
まどか「だって、魔法少女が存在するんだから。今さら何を聞いても驚かないよ。
それにほむらちゃんが戦う時に使っていた魔法も時間を操っていたんでしょう?
……私のためにこんなに一生懸命になってくれるのにも、つじつまがあうし。
……ところで、ほむらちゃんが初めて会った時の私ってそんなに勇ましかったの?」
ほむら「ええ、あなたはとっても格好良くて、勇気があって、優しくて、私にとっての憧れだった」
まどか「何だか照れちゃうなあ。よしわかったよ。わたし契約しない!
奇跡の力を借りなくたって痩せてみせるよ!」
くぅ~…
まどか「私って、昔から得意な学科とか、人に自慢できる才能とか何もなくて
魔法少女になれば、誰かの役に立てる胸を張れる生き方ができるんじゃないかって思っていた。でも今、違うってわかったよ」
ほむら「……」
まどか「魔法さえあれば、なんて考えている人間が、魔法少女になったってきっと大したことはできないよ。
独善的なことに力を使って自滅するか、自分の欲望に負けて悪用するのが関の山だよ。
…きっと本当の意味での魔法少女は心に魔法を持っているんじゃないかな。
私たちみんなの心の中にある「勇気」と「信念」が本当の魔法なんじゃないかな?」
ほむら「まどか、あなたは……、あなたはやっぱり姿かたちは変わっても
私の大好きな鹿目まどかだわ。私があこがれた鹿目まどかだわ」
まどか「大好きだなんてそんな、照れちゃうよお」
ほむら「まどか…、抱きしめてもいい?」
まどか「ちょっと恥ずかしいけど。こんな私でよかったら……いいよ」
ほむら「ありがとう!……(ギュッ)」
まどか「!……」
ほむら「まどか」
まどか「何?」
ほむら「ごめん、やっぱり暑苦しいから離れて」
まどか「……ああ、うん」
マミ「暁美さん! 鹿目さん! 大変なの!」
まどか「マミさん! 一体どうしたの?」
マミ「美樹さんが飛び出して行ってしまったの!
鹿目さんにしてしまったことを後悔して、激しい自己嫌悪でやけを起こしたみたいで。
今、佐倉さんと一緒に探しているのよ」
ほむら「わかったわ。私たちも探しましょう。まどか。」
まどか「うん!」
~駅のベンチ~
杏子「やっと見つけた…。」
さやか「悪いね、手間かけさせちゃって」
杏子「何だよ、らしくないじゃんかよ」
さやか「うん。別にもう、どうでも良くなっちゃったからね
希望と絶望のバランスは差し引きゼロだって、言うけどさ。今ならそれ、よく分かるよ」
杏子「……?」
さやか「確かに私は美味しいものを食べるたびに幸せになったけどさ、
だけどその分、体には脂肪やコレステロールが溜まって。一番大切な友達さえ傷付けて」
杏子「! さやか、アンタまさか?」
さやか「美味しいものを食べた分、カロリーを消費しなければ太っていく。
私達人間って、そう言う仕組みだったんだね。
……あたしって、ほ ん と バ カ」
杏子「さやかぁぁっ!! 」
(バキッ)
さやか「いたぁ! ちょっと何で殴ったりなんかするの!?」
杏子「ああ、すまん。なぜか分からんが、さやかが人間以外のモノになりかけてる気がして。
正気を取り戻させようと、つい」
さやか「いくら太ってるからって「人間以外のモノになりかけてる」は言いすぎでしょう!?
何気ない言葉が人を傷つけることだってある! デブにだって心はあるんだよ!?」
杏子「正直すまんかった。言い過ぎた。
……とにかく、みんなの所に帰ろうぜ。きっと心配してる」
さやか「でも何だか顔あわせづらいし。とくにまどかとは……」
杏子「まどかだって、謝ればきっと許してくれるって、な?」
さやか「……う、うん」
杏子「たとえ、他の二人が先に痩せちゃっても、あたしが最後まで付き合ってやる。
一人ぼっちでダイエットは寂しいもんな。 一緒にいてやるよ、さやか」
さやか「杏子、……ありがとおおおおお! (泣)」
まどか「さやかちゃあああん! 戻って! お願いだから」
ほむら「美樹さやか! そこにいたの!」
さやか「まどか! 私を探しに来てくれたの? うう……私なんかのために。
さっきは本当にごめんなさああい! (泣)」
マミ「うう、ぐすっ。美しい友情ね(ムシャムシャ)」
ほむら「……マミ、どうでもいいけど、どさくさに紛れて買い食いしないでくれる?」
ほむら(こうして紆余曲折はあったけれど、私たちの心は、一つにまとまり目標達成に向けて一丸となった。
そして、ダイエットを始めて、数週間が過ぎた)
ほむら「いいわよ、みんな。鏡を見て!」
まどか「やったあああ! 服が! 服が着られるようになってる!」
さやか「これなら、水着だって大丈夫だよ!」
マミ「やったわ。元通りの体型に戻ったわ!」
杏子「やれやれ」
ほむら(やっと……、やっと、私の可愛いまどかが戻ってきたわ!)
まどか「ありがとう、ほむらちゃん! ほむらちゃんのおかげだよ!」
さやか「本当にありがとう!」
マミ「暁美さん、ありがとう!」
ほむら「私も一緒に喜びをかみしめたいところなんだけど、実は大事な話があるの」
……
マミ「なるほど、2,3日後にこの街にワルプルギスの夜がやってくるのね」
さやか「そんなに恐ろしい魔女が? じゃあ私たちも契約して魔法少女になった方が良いんじゃ……」
ほむら「いいえ、それはやめてちょうだい。今から魔法少女になってもろくに戦い方を覚える暇もないわ。
言い方は悪いけど、足手まといになってしまうと思う。
だけど、あなたたちを守りたいと思う気持ちが私たちの力になるから
陰から私たちのことを応援してくれれば、それで十分よ」
まどか「ほむらちゃん、……死なないでね」
ほむら「大丈夫、マミと杏子と3人で力を合わせればきっと勝てるわ。
この戦いが終わったら、約束通りみんなで泳ぎに行きましょう、ね?」
まどか「うん」
~ワルプルギスの夜 襲撃の日~
杏子「畜生! なんて嵐だ! これもあいつの力の影響か!」
ほむら「杏子、使い魔の群れが近づいてきているわ!
できるだけ私が引き付けるから、大技で一気に仕留めましょう」
杏子「マミのやつはまだなのか?」
ほむら「それが、あの娘、最近ダイエットばかりで攻撃魔法とか使っていなかったでしょう?
ちょっと練習してくるって言って、昨日から戻っていないの」
杏子「まじかよ? ……おい、きやがったぞ!」
使い魔「……」
ほむら「杏子! バックアップをお願い! 行くわよ! 使い魔ども!
たっぷり弾丸をご馳走してあげるわ! (ダダダダダ!)」
杏子「よし、集まってきたな! くらいやがれ!」
ほむら「やった……いや、また集まってきたわ!」
杏子「きりがねえよ! こういう集団相手にするのはマミの方が得意だったんだよな、畜生!」
ほむら「杏子! 後ろ!」
杏子「えっ」
使い魔「……」
マミ「トッカ・スピラーレ!」
使い魔「ギィエエエ!」(断末魔)
杏子「マミ! 待たせやがって!」
ほむら「ひやひやさせてくれるわね」
マミ「遅れてごめんなさいね。ここは私が突破口を切り開くわ。さがっていて!」
杏子「えっ」
マミ「無限の魔弾!」ズドドドドド!
杏子(て、敵の大半が吹き飛んだ!?)
使い魔「ウゥゥゥゥ」
マミ「まだ、来るわけね! 魔弾の舞踏!」
使い魔「ギイィィィ」」(断末魔)
マミ「ボンバルダメント!」
マミ(体が軽い!(物理的に))
マミ(こんな気持ちで戦うなんて初めて……)
マミ(もう何も(体重計に乗るのも、成人病も)怖くない!)
マミ(私、もう太っていないもの!!)
……
杏子「す、すげえ! 群がってくる使い魔どもが片っ端から吹き飛んでやがる。
マミの奴こんなに強かったか?」
ほむら「推測だけれど、魔法の力は、使い手の意志の強さ、心の力にも影響されるから…」
杏子「ということは」
ほむら「ええ、ダイエットをやりとげたという達成感が、マミに自信と意志の強さをもたらしたのね。
……なんにせよ今なら、魔女本体に攻撃が届く!」
ほむら「いくわよ、杏子!」
杏子「おお!」
ワルプルギスの夜「アハハハハハハ」
ほむら「いまなら邪魔は入らない!
ロケットランチャー! さらに! タンクローリーよ!」
杏子「よっしゃ、一緒に切り込むぜ! くらえ!」」
ほむら「対艦ミサイル!」
ワルプルギスの夜「ウ、アハハハハハ……、ハハハ、ハ」
……
ほむら「ワルプルギスの夜が……」
杏子「消えていく……」
マミ「やったの!?」
ほむら「やった! 私たち、勝ったんだわ!」
杏子「やったあ!」
ほむら(こうして、私たちの戦いは終わった。私はついにワルプルギスの夜を倒し、まどかを救ったのだ)
ほむら(その後私は、心臓病の治療の事後経過の検査のため、2~3日の間、見滝原を離れた。
といっても魔法少女になった時点で身体能力の強化に伴い、心臓病は後遺症さえのこっていないのだけれど)
ほむら(そして、戻ってから、ダイエットの成功とワルプルギスの夜を無事倒せたことを祝って
まどか達とささやかなパーティをすることになっていた)
ほむら(思えば、ダイエット合宿中はいろいろきついことを言ってしまったわ。
これからはみんなで仲良く青春を謳歌しましょう。
マミやさやかにも優しく接してあげなくちゃね)
ほむら(……というわけで、今日は約束の場所のファミレスに来ているのだけれど。
おかしいわ、時間なのに。まどか達がまだ来ない。
あら? 向こうから相撲取りみたいな体型した人たちが近づいてくるわ?)
マミ「あ、あのね、暁美さん。
言いづらいんだけど、私たち3日くらい前に、歩いてたらケーキ食べ放題の店見つけちゃって。
それで、お祝いの前にプチ祝いしようってことで3人で店に入ってしまったの」
ほむら(ゴシゴシ)(目の錯覚かしら、目の前の太った人からマミの声が聞こえる)
さやか「そしたら、勢いで誰が一番食べられるか競争しようってことになっちゃって。
1日目だけじゃ決着つかなくて……、結局3日連続で店に入ってしまったんだよ…」
ほむら「……」
まどか「そしたら、見事にリバウンドしちゃって……
ほむらちゃん、お願い聞いてくれないかな?
ほむらちゃん、過去に戻れるんだよね? 歴史を変えられるって、言ってたよね?
こんなことしでかす前の馬鹿な私たちを、助けてあげてくれないかな?」
ほむら「……………………………………………………………………………………」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら(プッツン)
ほむら「オラオラ! 走れ! 走るのよ! この豚ども!!
体重の重さはそのまま、おのれの怠惰と暴食という罪の重さと知りなさい!」
(ダダダダダ!!)
さやか「うわあああ! 走る! 走るから! マシンガンはやめてえええ!」
まどか「ひえええええ! ほむらちゃんが鬼軍曹に!」
マミ「とほほ。結局こうなるのね」
杏子「なにやってんだか……。こりゃ、泳ぎに行くのはもう少し先になりそうだな」
おしまい
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