キングクリムゾン「『時間を切り飛ばす』…それが我が能力」 (7)

キンクリ「切り飛ばされた時間の中では全ての人間がその足跡を覚えていない… 『結果』だけが残る」


ナランチャ「…?」
  ミスタ  「…??全然意味がわかんない」


 キンクリ「いやだから」

キンクリ「つまり『切り飛ばされた時間』の中では消えた火は消えた瞬間すら認識しないんだよ
      切り飛ばされた時間の中では全ての行為が無意味になる。その中を私だけは動ける。」

  ミスタ「さっぱりわからん。」

 キンクリ「どこがわかんないんだよ」

ナランチャ「つまり…自分以外動けなくするって事?」

 キンクリ「いやちがう。」

キンクリ「いいかじゃあ限界までわかりやすく言うぞ。お前ら水飲む時コップ見る→コップ持つ→コップから水飲むだろ?
      でもここで私が『コップ持つ』時を切り飛ばすとお前らコップ見た次の瞬間には水飲み終わってるの。」

  ミスタ「…え、じゃあ結局水は飲めないの?」

キンクリ「いや水は飲めるよ。そうじゃなくコップ持たずに水飲むとこまでいくわけ」

  ミスタ「え?え?じゃあコップ使わずに水飲む事になるわけ?」

キンクリ「違うよだからコップは持ってるけどその時間はなくなるの」

ナランチャ「あ、俺わかった!!お前時間止める能力だろ!!」

 キンクリ「もうお前黙ってろよ。」

ジョルノ「わかりやすく言えば、キング・クリムゾンの能力時間内ではボスを除く全ての物体が実体を失って、虚ろな状態にあるわけです。
      その中では、時空間破壊直前の「原因」から時空間復旧直後の「結果」へと至る「動き」だけが、「残像を残していく立体の軌跡」としてボスから見える。」

トリッシュ「スタンドを含むこれら実体の無い物体の動きはボスに対しては無力なわけね…」

 ジョルノ「ええ…無敵です…。」

 キンクリ「どれほど自分たちが絶望的な状況にあるか理解したか?もっとも理解した所で死ぬ運命なのだがな。」

   ミスタ「全然わかりやすくねぇよ。」

ナランチャ「気をつけろジョルノ!そいつ時間止める能力だぞ!」

 キンクリ「誰だよこの二人採用した奴。」

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