シロッコ「私だけが、死ぬわけがない・・・、貴様の心も一緒に連れていく
・・・カミーユ、ビダン・・・！」

カミーユ「これで終わったのか・・・？光、だけが、広がっていく・・・？」

カミーユ「くっ、まぶしい……！目が……」

ファ「どうしたの？うなされてたみたいだったけど」

カミーユ「何でもない…。それよりそれはなんだい？」

ファ「差し入れよ」

カミーユ「な、何だよこれ…」

ファ「何って、サンドウィッチーズだけど？」

カミーユ「俺はカラテとかスシとかニギリ・メシが好きなんだよ！ふざけるな！」ｶﾞｼｬｰﾝ

ファ「ごめんなさいカミーユ」

カミーユ（俺は何をしているんだ…。これじゃあまるで親父と一緒じゃないか…）

カミーユ（このままじゃダメだ。ガンダムを降りても俺には何かできるはず…。いや、何かをするんだ！）

カミーユ「ファ、俺、また戦場に出ようと思うんだ」

ファ「ファッ！？」

ファ「で、でも、もうティターンズとエウーゴの戦争はもう終結したのよ？…はっ、ま、まさか」

カミーユ「ファ、今エゥーゴって言ったか？」

ファ「ええ、言ったわ」

カミーユ「バカヤロウ！エゥーゴってちゃんと言えよ！エゥーゴだよ！」

ファ「エ…エウーゴ？」

カミーユ「ジーザス！ファック！マザファッカー！ビッチ！オーノー！」

ファ「カミーユ、貴方疲れてるのよ」

カミーユ（ほっといてくれ！）ﾋﾟｷｰﾝ

ファ「今、カミーユの思考が直接脳内に！？」

カミーユ「今、世界はネウロイという新たな敵と戦っているんだ」

ファ「でも、貴方はもう十分戦ったじゃない！」

カミーユ「アムロさんやシャーさんだってストライカーユニットという装備を穿いて戦ってるんだ！俺だけ手をこまねいて見ているなんてできないよ！」

ファ「止めても無駄なのね…」

カミーユ「ああ」

ファ「これ、差し入れ」

カミーユ「これは…？」

ファ「イナリ・ズシよ。体内のカラテエナジーを回復させるわ」

カミーユ「スシか…。ありがたい、オイナリさんありがたい」

ファ「死なないでねカミーユ」

カミーユ「あはは、おっけー」

ミーナ「我が小隊に新しいメンバーが加わることになりました」

シャーリー「へぇ、使えるのかい、その新入りは？」

美緒「前大戦でのトップエースだ」

芳佳「わぁ、すごーい」

リネット・ビショップ「怖い人だったらどうしよう…」

エイラ「でも前大戦にはストライカーはなかったんダロ？」

バルクホルン「そうだな」

ミーナ「でも、適性はあったわ」

エーリカ「ふーん…」

ミーナ「カミーユ中尉、入ってどうぞ」

カミーユ「失礼します」

ルッキーニ「えぇ～、男なの～！？カミーユなんて名前だから女かと思った～。でもでも、ストライカー使えないんじゃない？」

カミーユ「カミーユが男の名前で何が悪い！」ﾄﾞﾝｯ

ミーナ「カミーユ注意！」

カミーユ「すみません、つい」

ルッキーニ「えーん、新入りに突き飛ばされたー。芳佳ー、痛いの飛んでけー、してー」

芳佳「よしよし」

バルクホルン「今のはルッキーニの失言だった。だが、あれはないだろう中尉」

カミーユ「すみません。以後気をつけます」

美緒「はっはっは、血気盛んなのはいい事だ。では、早速だが実力を知りたい。模擬戦で腕前を披露してくれないか？」

カミーユ「相手はどなたがするんです？」

ミーナ「そうね…」

ミーナ（うちのエースであるフラウやトゥルーデだと、新人さんと差があり過ぎて自信喪失させちゃうかしら？）

ミーナ（かといってエイラさんだと未来予測の能力があるから相手にならないだろうし…）

ミーナ（宮藤さんやリーネさん…。いや、でも…）

俺も見てる

俺も

カミーユ「見たところ、貴方は扶桑出身では？」

美緒「いかにも。扶桑海軍少佐、坂本美緒だ」

カミーユ「うわぁ、感激だ。俺、カラテとかサムライマンとか大好きなんです。そのサムライブレード本物ですか？」

美緒「あ、ああ…」

エイラ「ナンダ、扶桑かぶれかよ」

カミーユ「扶桑をバカにするな！」

美緒「いや、多分お前がバカにされたんだと思うが…」

カミーユ「ミーナ中佐、俺と彼女を模擬戦でぶつけて下さい」

ミーナ「エイラさんと？でも…」

エイラ「面白いじゃなイカ。新人のワザマエがどれほどのものか確かめてヤルヨ」

サーニャ「エイラ…」

エイラ「心配するなよサーニャ。私が負けるわけがない」

カミーユ「その自信、俺が打ち砕いてやりますよ」

芳佳「あわわ…」

リネット・ビショップ「大変な事になっちゃったね芳佳ちゃん…」

エイラ「おい新人、これが何かわかるか？」

カミーユ「ネウロイの破片……？」

エイラ「バーカ、サルミアッキだ。私はこれを食べるとテンションが上がるンダ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

カミーユ「へぇ、面白い…。じゃあ、これが何かわかりますか？」ﾎﾞﾛﾝ

美緒「それは！？」

芳佳「まさか！？」

ミーナ「二人はアレが何か知ってるの？」

カミーユ「ふふ、オイナリさんですよ。幼馴染が持たせてくれたものでね」ﾑｼｬﾑｼｬ

カミーユ「空は孤独だ。だけど俺は一人で飛ぶわけじゃない。絆の力、とくとご覧に入れますよ」

エイラ「な、何だと…。サーニャ、私にも何かクレ」

サーニャ「何もないわ」

エイラ「ぐぬぬ…」

>サーニャ「何もないわ」
>>エイラ「ぐぬぬ…」

エイラかわいい

エイラ「おい新人。私のストライカーユニットはBf109K-4ダ」

カミーユ「へぇ」

エイラ「お前のストライカーはどうしたんだ？何も穿いてないじゃなイカ」

カミーユ「俺にはこれがあれば十分です」

ペリーヌ「あれは訓練用の箒！？まさかあんなのでウィッチと空戦を繰り広げる気ですの！？」

カミーユ「ふっ、よく見て下さい。この箒を」

美緒「この箒の材質…」

芳佳「もしかして！」

カミーユ「そう、これはバンブーでできています。しかも扶桑の職人が作った最高品質の物で、クィディッチで使用禁止になる程の魔力を秘めています」

ルッキーニ「うじゅじゅ、いいなー」

カミーユ「触るな！この箒はデリケートなんだ！」

ルッキーニ「ひぃ、怖いー」

ミーナ「では模擬戦を始めましょう。ペイント弾を先に相手に当てたら勝ち。それでいいわね？」

エイラ「ああ、文句はナイ」

ミーナ「それじゃ、スタート！」

エイラ（何ダ…？アイツ、速いゾ…！？）

カミーユ（コクピットじゃなく直に戦場の空気を感じる…。いける…いけるぞ…）

エイラ（くっ、ピッタリ後ろに張り付かれたじゃなイカ…。でも、私は被弾ゼロの未来予測がある！）

カミーユ「そこだっ！」ﾊﾟﾝｯ

エイラ「はっ、当たるモンカ！」

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　 ＼ ､　　　　 ／, ‐' ´　　 } }　 　 ﾘ　　　 i,　　`;‐ ､.　l
　　　ヽﾞ､,,. -‐'rf'´ ､ノｰ--‐'ﾉー-ｧ'ヽ.ﾘ＿ﾉ_　,ノ'　 ;' ヽ.ヽ
.　⊃　| |　　　| |　　}ﾉ´─‐- ､,ノ'´　ヽ､ヽ＼へ、ノ' 　 ヽ.}
.　　　 | |　　　| | "´}　　 ,二二_`'‐-=ソﾉ｀ ;{＿_;ゝ、_,.ノ'ヽ!
　　 　 ! !　　　! !　_,l.　`'　 （｡P} `　ヾ´　 /r;c-､,｀〉 ） _,,ﾉ'
　　 　 ! !　　　! !　　} 　 `ー--‐'　'"　　　ヽﾞ‐'ﾉﾞ,ﾙ'/ _ﾉ
　　 　 | |　　　| | "´!　'"´　 　 　 　 　 　 ＿｀!　:{'ﾉ ,ｲ
　　 　 | |　　　| |　 ﾘ　　　　　　　 　 　 ´ '',.ィ' 　 ! _}.!　　この感覚・・・
　　　　| |　　　| |　 } 　 　 　 　 ,.-──‐-､　　　 l　}l
　　　　| |　　　ヽ:､"｀ヽ､　　 ／ｰ'´￣￣｀y}　　　l｀ｿ!　　　　ニュータイプ！？
.　　 　 ! ! 　 　 　 ｀`'‐ ､ヽ,､l, -─- ､- ､　!　　 ﾉ､）l
　　-‐''　|、　　　　　　　 ｀'' ゝ、 ,.. -────‐-'､!
　　-‐ ' ´＼` ‐ ､　　　　　　　 ｀!　　　　　　　　　　|
　　　 　 -‐'/7￣{{｀`' ‐ ､　　　 |　　　⊂ニﾆ⊃　　|

>>21
ジュドーさんは木星へ帰るんだ

と思ったら違ったORZ

カミーユ（あの反応…。こっちの動きを読んでるのか…？）

カミーユ（だったら…）

エイラ（何だ、一発撃ってもう終わりカ？この先は森林地帯…。あそこで振り切って後ろを取って終わりにサセル！）

エイラ「はっ、どうだ新人！この木々が生い茂る森林をこの速度でついてコレルカ！？」

カミーユ「子どもじゃありません、ついて行けます！」

カミーユ「ここだ！」ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾝｯ

エイラ「どこを撃ってる！そんなんじゃ当たらな…」

エイラ（ペイント弾で木の枝を！？前方の視界が！？）

エイラ（未来は…！？ダメだ、ペイント弾を避ければ木に激突スル！木を避ければペイント弾が！詰んだ！？）

エイラ「うわぁぁぁぁぁっ」

カミーユ「戦い慣れしているようだが、精神的プレッシャーは感じない。ただ勘がいいだけだ」





サーニャ「白い方が勝ったわ」

ミーナ「あのパイロットスーツ？そう、カミーユ中尉が…」

バルクホルン「嘘だろ…。竹箒でストライカー相手に勝利だって！？」

芳佳「私、聞いたことがあります。前大戦で活躍したっていう『ニュータイプ』の伝説を…」