ウサミ「ほえ!?どういうことでちゅか?」
日向「いいか、英雄は英語でヒーローだ」
ウサミ「は、はい…そうでちゅね」
日向「ヒーローのスペルはHeroだ」
ウサミ「はいはい」
日向「つまり H + ero だ」
ウサミ「???」
日向「だから俺は英雄になりたいんだ」
ウサミ「つまり…どういうことでちゅか?」
日向「俺はヒーローに憧れてるんだよ」
ウサミ「えーと…そうでちゅか…先生にはよくわかりまちぇん…」
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※2のネタバレありかも
※アイランドモードだと思うよ
※キャラ崩壊注意
→砂浜
日向「なあ、左右田」
左右田「なんだ?」
日向「世界のどこかにはパンツという概念が存在しない世界があるらしいぞ」
左右田「そうなのか…」
日向「もしここがそういった世界だったら俺は仲良くなったみんなから何をもらえるんだろうな?」
左右田「さあな…」
日向「ブラジャーとかだろうか…」
左右田「男はブラなんてつけないし西園寺なんてブラつけてるかどうか怪しいぞ」
日向「そうか…」
左右田「あ、じゃあ靴下なんてどうだ?」
日向「靴下か…まあありだな」
左右田「ああ、ギリでありだな…」
左右田「なあ、日向」
日向「なんだ?」
左右田「ソニアさんのパンツ譲ってくれないか?」
日向「それは…駄目だな…」
左右田「どうしてもか?」
日向「あれは絆だからな…譲ることができるものじゃない」
左右田「そうか…」
日向「すまんな」
左右田「いや、いいんだ」
日向「もし…靴下をもらうことがあればそれは譲ってやるよ」
左右田「…その時は頼むぜ」
日向「ああ」
→ホテルロビー
日向「なあ、七海」
七海「…なにかな?」ピコピコ
日向「おっぱい揉んでもいいか?」
七海「駄目」ピコピコ
日向「そうか…」
七海「うん」ピコピコ
日向「でもそんだけゲームに熱中してるなら胸を揉んでも気がつかないんじゃないか?」
七海「……でも駄目」ピコピコ
日向「そうか…」
七海「うん」ピコピコ
日向「なあ、七海」
七海「…なにかな?」ピコピコ
日向「じゃあ寝てるときにこっそり揉むのはどうだ?」
七海「…駄目…だと思うよ」ピコピコ
日向「そうか…残念だ…」
七海「でも…」ピコピコ
日向「でも…?」
七海「頭なでるくらいならいいよ」ピコピコ
日向「…そうか」ナデナデ
七海「うん」ピコピコ
→ジャバウォック公園
日向「なあ、弐大」
弐大「なんじゃ?」
日向「この間こっそり見たんだが…終里にマッサージしてたよな?」
弐大「ああ、したのぉ…もしかして日向もして欲しいのか?」
日向「俺はいいんだ…いや、して欲しくないこともないが…」
弐大「がっはっは!マッサージを望むならいつでもやってやるぞ!」
日向「その時は頼む…それよりもだな…」
弐大「む、他に何かあるのか?」
日向「…ああ」
弐大「何じゃ?話してみんかい」
日向「マッサージする時って…終里のヤツ上半身裸だったよな?」
弐大「ああ、そうじゃのぉ」
日向「もしかして…終里のおっぱい見たりしたか?」
弐大「そうじゃのぉ…見てないと言えば嘘になるか…」
日向「マジかよ…」
日向「なあ、弐大」
弐大「なんじゃ?」
日向「…終里のおっぱいはどうだった?」
弐大「ふむ…形、大きさともに中々良いものを持ってるのぉ…」
日向「そうか…羨ましいぜ…」
弐大「…日向よ」
日向「なんだ?」
弐大「本来なら門外不出の秘儀なんじゃが…」
日向「……」
弐大「良かったらお前さんに指圧を教えてやっても良いぞ」
日向「…俺にもできるだろうか?」
弐大「お前さんの頑張りしだいじゃな」
日向「弐大…」
弐大「……」
日向「俺頑張るよ」
弐大「ああ、ワシに任せておけ」
→ダイナー
日向「なあ、九頭龍」
九頭龍「どうした?」
日向「九頭龍って辺古山と付き合ってるのか?」
九頭龍「つ、付き合ってなんかねーよ」
日向「そうか…」
九頭龍「ああ、そうだ」
日向「……」
九頭龍「……」
日向「でも辺古山のこと好きなんだろ?」
九頭龍「…ま、まあ…そう…かもな」
日向「羨ましいな…」
九頭龍「…そうか」
日向「なあ、九頭龍」
九頭龍「どうした?」
日向「辺古山が黒のティーバック穿いてるって本当なのか?」
九頭龍「ぶっ、ふ、ふ、ふざけたこと聞いてんじゃねーよ!」
日向「九頭龍は辺古山のパンツ見たことないのか?」
九頭龍「ねーよ」
日向「でもあれだけ激しい動き見せてればパンチラくらいしそうなものだが…」
九頭龍「あいつはそんなヘマしねぇよ」
日向「そうか」
九頭龍「そうだ」
日向「……」
九頭龍「……」
日向「本当にないのか?」
九頭龍「まあ、ねーこともないけどよ…」
日向「…そうか」
九頭龍「…そうだ」
→西園寺コテージ
日向「なあ、西園寺」
西園寺「なによ」
日向「西園寺って可愛いよな」
西園寺「へ、な、何よいきなり…わたしが可愛いのは当たり前じゃん」
日向「いや、違うんだ。すごく可愛いと思うぞ」
西園寺「ひ、日向おにぃのお馬鹿…」
日向「着物がこんなにも似合うヤツなんて他にいないんじゃないのか?」
西園寺「まあそりゃそうだけど…そんなに褒めたってデレなんてしないんだからね」
日向「いや、そんなことよりあれやっていいか?」
西園寺「あれってなによ?」
日向「よいではないか~よいではないか~ってやりたいんだが」
西園寺「タンスの角に小指ぶつけて死ね」
日向「なあ、西園寺」
西園寺「……」
日向「さっきのはちょっとした冗談なんだ」
西園寺「……」
日向「着物を見たらついやりたくなるというのは男なら誰でも思うことなんだ」
西園寺「……」
日向「そろそろ機嫌治してくれないか?なんでもするからさ」
西園寺「…さっき言ったことも冗談なの?」
日向「さっき言ったこと?」
西園寺「わたしが可愛いってこと…」
日向「それは本当だ。西園寺は可愛い。世界の真理と言っても過言じゃないな」
西園寺「…そう…じゃあ許してあげる」
日向「本当か?」
西園寺「…やっぱ駄目」
日向「な、やっぱり許してくれないか…」
西園寺「…日向おにぃがわたしのイスになってくれたら許してあげる」
日向「イス?それで許してくれるならかまわないが…四つんばいにでもなればいいのか?」
西園寺「いいからそのまま座っててよ」ポフッ
日向「………」
西園寺「か、勘違いしないでよね。日向おにぃの膝の上がちょうど良さそうだっただけなんだからね」
日向「…なあ、西園寺」
西園寺「なによ」
日向「着物の下は下着を付けないって本当か?」
西園寺「肥溜めに突っ込んで死ね」
→ソニアコテージ
日向「なあ、ソニア」
ソニア「なんでしょうか?」
日向「結局のところマカンゴってなんなんだ?」
ソニア「いいですか、日向さん。マカンゴについて話すことははしたないことなのですよ」
日向「そうなのか?でも最初に言ったのはソニアだよな?」
ソニア「それはそれ、これはこれです」
日向「そうか」
ソニア「そうですよ」
日向「じゃあママンゴってなんなんだ?」
ソニア「駄目です!ママンゴなんてはしたない言葉口にしないでください!」
日向「じゃあ、スコングについて…」
ソニア「日向さん、それはセクハラです。やめてください」
日向「ママンゴ!」
ソニア「駄目ですってば!」
日向「なあ、ソニア…いや、ソニア様」
ソニア「どうしたんですか?様なんてつけないでソニアと呼んで下さい」
日向「一度でいいから俺を下僕として扱ってくれないか?」
ソニア「嫌ですよ!何を言ってるんですか!?」
日向「本物の女王様に罵られるのは男のロマンなんだ。どうしても駄目か?」
ソニア「男のロマン…ですか?そうですね…」
日向「……」
ソニア「ええと…具体的には何をすればよろしいのでしょうか?」
日向「まずは俺のことを売られていく豚を見るような目で見てくれ」
ソニア「ぶ、豚を見るような目ですか…?」
日向「そして俺がこれから言う台詞を言ってくれ」
ソニア「は、はい…」
日向「卑しい豚が…跪いて私の足を嘗めなさい…」
ソニア「え?え?」
日向「あ、今の台詞は俺のこと踏んづけながら言ってくれないか?」
ソニア「嫌ですよ!」
→軍事施設
日向「なあ、辺古山」
辺古山「なんだろうか?」
日向「九頭龍にパンツあげないのか?」
辺古山「な、な、な、なにを言っている!?」
日向「だって九頭龍のこと好きなんだろ?」
辺古山「九頭龍はただの幼馴染だ。別にそういうあれではないぞ」
日向「隠すことないだろ。バレバレだぞ」
辺古山「そ、そんなにバレバレなのか…?」
日向「九頭龍本人以外にはだいたいバレバレじゃないのか」
辺古山「そ、そうか…」
日向「それで九頭龍にパンツあげたりしないのか?」
辺古山「九頭龍とはパンツ以上の絆がある…あげる必要はないさ」
日向「そうか」
辺古山「そうだ」
辺古山「なあ、日向」
日向「どうした?」
辺古山「やはりパンツをあげたほうがいいだろうか?」
日向「さっきあげないと言ったばかりじゃないか」
辺古山「うむ、そうなのだが…」
日向「俺はあげるべきだと思うぞ」
辺古山「む、そうか…?」
日向「ついでに九頭龍からパンツをもらえばいいじゃないか」
辺古山「は!?く、くるりゅうのぱ、ぱんちゅを!?」
日向「焦りすぎだろ」
辺古山「…すまない、少し取り乱した」
日向「きっとあいつはパンツの交換を望んでるはずだぞ」
辺古山「そういうものなのか…?私にはよくわからないのだが…」
日向「男はみんなそう思ってる。もちろん九頭龍もな」
辺古山「そうか…」
日向「そうだ」
辺古山「…すまないな、こんな相談してしまって」
日向「俺でよければいつでも相談に乗ってやるさ」
辺古山「ああ、これからもよろしくな」
→遺跡
日向「なあ、田中」
田中「どうした、特異点よ」
日向「女子の風呂でも覗きに行かないか?」
田中「貴様…なにを言っている…?」
日向「覗きしようぜ」
田中「くだらん…俺様がそんな下劣な行為に付き合うとでも思ったのか?」
日向「俺たち親友じゃないか。親友ってのは友が危険なとき助けるものだろ?」
田中「む…そうだな…親友とはそういうものだな…」
日向「だから一緒に覗きしようぜ」
田中「だが…親友に危険が迫っているならそれを食い止めるのも親友というものだ」
日向「それは違うぞ!こんな言葉を知ってるか?」
田中「言葉…だと?」
日向「友人の役割は、あなたが間違っている時に味方をしてくれること」
日向「正しい時には、誰だって味方をしてくれるのだから…という言葉だ」
田中「聞いたことはあるな」
日向「だから一緒に覗きしようぜ」
田中「自分で間違いに気がついてるならなおさらやめるべきではないか?」
日向「ぐぬぬ」
田中「時に日向よ…」
日向「なんだ?」
田中「男のロマンとはなにかわかるか?」
日向「男だけが夢見る憧れのようなものか…届きそうで届かない…決して実現不可能ではないが決して実現しない夢」
田中「なるほどな…」
日向「それにしても田中が男のロマンなんて言葉使うなんて意外だな」
田中「ああ…闇の聖母がな…」
日向「ソニアのことか?」
田中「ああ…ソニアが…」
日向「何かあったのか?」
田中「男のロマンがどうとか言って俺様を踏みつけてきたのだがあれはいったい…」
日向「お前…なんて羨ましいことを…」
田中「もしや機関の陰謀か…!?まさか闇の聖母にまで手を出すとは…」
日向「くそ…なぜ田中のやつばっかり…」
→終里コテージ
日向「なあ、終里」
終里「あん?なんだ?」
日向「俺のマッサージはどうだ?」
終里「オメーのマッサージいまいちだぞ。おっさんの半分以下だ」
日向「そうか…」
終里「そうだ」
日向「やはり一丁一石で身に付くものじゃないな」
終里「オメーなんでこんなこと始めてんだ?」
日向「おっぱいを見たいからだ」
終里「おっぱいだ?そんなもんいくらでも見れんだろ」
日向「いくらでもって…俺は女の子のおっぱいが見たいんだ」
終里「ふーん、でもオレのは見せてやんねえぞ」
日向「どうしてもか?」
終里「オレに勝ったら見せてやるよ」
日向「そうか」
終里「そうだ」
終里「おい、日向」
日向「……」
終里「おい、さっさと起きろよ」
日向「うう…俺はいったい…」
終里「あ、起きたか。それにしてもオメー弱ぇな」
日向「そうか…俺は負けたんだな…」
終里「もう少し強くなったらまたバトってやるよ」
日向「ところで後頭部のこの感触は…」
終里「胸枕のことか?」
日向「胸枕!?」
終里「どうだ?気持ちいいだろ?」
日向「最高だ…!俺生きてて良かったよ」
終里「なんだ大げさなやつだな」
日向「もしまたバトることがあったら胸枕お願いしていいか?」
終里「おう!もしオレに勝つことがあったらオレが直接胸枕やってやるよ」
日向「…は?これは終里の胸じゃないのか?」
ウサミ「あちしでちゅ…なんであちしがこんなことを…」
日向「」
終里「なんだまた気絶しやがったぞ」
→レストラン
日向「なあ、花村」
花村「どうしたんだい、日向君」
日向「この島は最高だな」
花村「ンフフフフフ、よくわかってるじゃないか」
日向「こうも女の子に恵まれるなんてもう一生来ないんじゃないか」
花村「ちっちっち、甘いよ日向君」
日向「何が甘いんだ?」
花村「女の子だけじゃなくて男の子にも恵まれているとは思わないかい?」
日向「俺はそっちの趣味はないからな」
花村「じゃあもっと見聞を広げられるようにぼくが手取り足取りレクチャーしてあげるよ」
日向「遠慮しておく」
花村「そうかい?ぼくのテクニックを手に入れることができればどんな女の子もイチコロだよ」
日向「マジかよ」
花村「マジですよ」
日向「でも遠慮する」
花村「残念だね」
日向「なあ、花村」
花村「どうしたんだい?」
日向「前に辺古山が穿いてたパンツを当ててたよな?」
花村「ぼくにかかればそれくらい朝飯前さ」
日向「じゃあ女子全員のパンツも当てられるか?」
花村「そうだねぇ…できると思うよ」
日向「マジか」
花村「たとえば…小泉さんは意外に紐パンとか穿いてそうだね」
日向「当たってるな」
花村「ソニアさんは王女らしく控えめなレースの付いた下着じゃないかな」
日向「それも当たってるな」
花村「ちなみに男子のパンツだって当てられるよ」
日向「まさか…」
花村「田中君はシースルーで日向君は和柄のパンツだね?」
日向「すごいな、全部当たりだ」
花村「…ところで日向君、どうしてそれが当たりだってことを知ってるんだい?」
日向「そりゃあ全員からパンツもらったし」
花村「え?」
日向「え?」
→ライブハウス
日向「なあ、澪田」
澪田「なんすか?」
日向「澪田って色気ないよな」
澪田「くっはー!創ちゃんの痛烈な一言が唯吹の小さな胸に突き刺さるっす!」
日向「なんかこう…お前を見ててもムラムラこないんだよな」
澪田「創ちゃんひどすぎじゃないっすか!?」
日向「だからちょっとだけ脱いでくれないか?」
澪田「創ちゃんがすげーキモイっすー!!」
日向「別に全裸になる必要はないからさ。数枚だけ」
澪田「創ちゃんてば希望のカケラを集めてからずいぶん変態さんになっちゃったすね」
日向「そうか?仲良くなった相手にパンツ渡すほうがどうかと思うけどな」
澪田「何言ってんすか。それくらい普通っすよ」
日向「そうか」
澪田「そうっすよ!」
澪田「創ちゃーん!」
日向「どうした?」
澪田「一緒に遊ぼうぜっ!」
日向「ああ、何する?」
澪田「今日は創ちゃんも一緒に2大鬼さん激闘鬼ごっこしようぜっ!」
日向「終里と弐大を怒らせるて逃げる鬼ごっこか…それよりもいいことしないか?」
澪田「創ちゃんがいいことしないかって言うとやらしいっすね!」
日向「やらしくなんかないぞ。ただ鬼役を別の人間にするだけだ」
澪田「別のっすか?」
日向「それから鬼ごっこだけじゃなくてかくれんぼも兼ねてる」
澪田「それはおもしろそうっすね!」
日向「そうだろ?じゃあさっそく行くか」
澪田「ところで鬼役って誰っすか?」
日向「小泉と西園寺だ」
日向「なあ、十神」
十神「どうした、愚民よ」
日向「なかなかエロ本見つからないな」
十神「くだらん、そんなことより幻のレシピ本を探すことに集中しろ」
日向「それは駄目だ…!俺には幻のエロ本を探すという使命があるんだからな」
十神「使命…だと?それはどんな使命だと言うんだ?」
日向「俺の中の何か…いや、男のマロンが俺にエロ本を探せと叫んでいるんだ」
十神「色欲に囚われてもいいことなど何一つないぞ…もっと己の食欲に従ったほうがいい」
日向「でもこの色欲こそ俺が俺であるアイデンティティーな気がするんだ」
十神「俺が俺である…か、なるほどな」
日向「…十神?」
十神「そういうことなら俺もエロ本探しを手伝ってやろうじゃないか」
日向「十神…!」
十神「愚民を導いてやるのも俺の使命だからな、俺にまかせておけ」
日向「…さすが十神だ、頼もしいぜ」
日向「なあ、十神」
十神「どうした、愚民よ」
日向「十神財閥なら幻のエロ本くらいあるんじゃないのか?」
十神「悪いがそういった下賎な代物はないな」
日向「じゃあお前が個人的に持ってるエロ本とかは?」
十神「この俺がエロ本なんてもの持っているわけがないだろう」
日向「一冊も?」
十神「一冊もだ」
日向「じゃあAVとかは?」
十神「ないな」
日向「嘘…だろ…?それでも男子高校生かよ」
十神「俺を誰だと思っている?“超高校級の御曹司”十神白夜だぞ」
日向「さすがは別格だな…俺にはお前が聖人に見えるぞ」
十神「当然だ」
日向「でも仲良くなった相手にはパンツを渡すんだな」
十神「当然だ」
→ビーチ
日向「なあ、小泉」
小泉「なにかな?」
日向「小泉って以外と人の裸に興味あるよな」
小泉「ちょ、ちょっと勘違いしないでよ。アタシは被写体として興味があるだけなんだから」
日向「やっぱり興味あるんじゃないか」
小泉「そりゃあアタシが撮るのは主に人だからね。少しくらいは…ね」
日向「俺が脱ごうかと提案した時も喜んでくれたよな」
小泉「へんな言い方しないでよ。まるで私がアンタの裸を見たがってるみたいじゃない」
日向「違うのか?」
小泉「違うに決まってるでしょうが。あくまで被写体として興味があるの」
日向「そんなもんなのか」
小泉「そうよ、ヌードって割と映えるんだから」
日向「なるほど…たしかにそうかもな。ところで…」
小泉「あ、私は脱がないわよ」
日向「…そうか」
小泉「そうよ」
小泉「ねえ、日向」
日向「どうした?」
小泉「たしかにヌードもいいって言ったけど全裸にならなくてもいいのよ」
日向「そうか?俺は全裸でもいいぞ」
小泉「いいからそれしまいなさいよ」
日向「これをしまえばいいのか?」
小泉「いちいち指指さないでくれるかしら?」
日向「そんなこと言ったってそれじゃわからないぞ」
小泉「馬鹿じゃないの?いいからパンツはきなさいよ」
日向「しかたがないな…ほら、はいたぞ」
小泉「どうみても何もはいてないんだけど?」
日向「このパンツはシースルーだからな」
小泉「もっとまともなパンツはないわけ?」
日向「しょうがないこっちをはくか…」
小泉「ちょっとそれアタシのパンツじゃないの!?」
日向「そうだけど問題あるか?」
小泉「大ありよ。自分のパンツをはきなさいよ、自分のパンツを」
日向「俺のパンツはもうみんなにあげたから持ってないな」
小泉「しかたがないわね…これはいときなさい」
日向「これは俺のパンツじゃないか。いつも持ち歩いてるのか?」
小泉「た、たまたまに決まってるでしょ」
日向「そうなのか?」
小泉「そうよ」
→砂浜
日向「なあ、狛枝」
狛枝「どうしたんだい?ボクみたいなたいした才能もないゴミクズでよければなんでも聞いてよ」
日向「相変わらずだな、お前は」
狛枝「ボクにとってはこれが普通なんだけどね」
日向「お前は女とかに興味はないのか?」
狛枝「大いに興味があるよ。希望を持ち合わせているのは男だけじゃないからね」
日向「そうじゃない。こう…エロスだよ、エロス」
狛枝「エロスか…興味ないことはないよ。ただそういった才能を持ってる女性ってなかなかいないからね」
日向「そうじゃなくてだな…お前は恋愛とかしたことないのか?」
狛枝「ないよ」
日向「そうか…」
狛枝「うん」
日向「恋愛とかには興味ないのか?」
狛枝「うーん…特別興味わかないんだよね」
日向「女に興味なしか…」
狛枝「ごめんね…ボクみたいなヤツつまらないよね…」
日向「狛枝、お前は他人と関わることを恐れすぎてるんじゃないか?」
狛枝「そりゃあそうだよ。ボクの才能は他人に影響するからね」
日向「そうか…それはもったいないな」
狛枝「もったいない?ボクみたいなゴミのような才能にもったいないもなにもないよ」
日向「俺はお前の中には誰よりも大きな希望があると信じてる」
狛枝「ボクの中に?」
日向「ああ、そうだ。お前だってこの島でそれを感じとっていたはずだ」
狛枝「…たしかにそうなのかもしれない。ボクはいつもどこか、手の届く場所、目に見える範囲に希望を探していた」
日向「……」
狛枝「でも、今は違う。希望は始めから…このボクの中にもあったんだ」
日向「ああ、その通りだ」
狛枝「ねえ、日向クン」
日向「なんだ?」
狛枝「この島に来てからというものボクは不運続きだよ」
日向「…そうか」
狛枝「だからそろそろ幸運が訪れてもいいと思うんだ」
日向「幸運?それって…」
狛枝「日向クン、ボクと友達になってくれるかい?」
日向「…何言ってるんだよ。俺たちはもう友達だろ」
狛枝「日向クン…ありがとう」
日向「俺は誰よりもお前の希望を信じてるぞ」
日向「超高校級の幸運…いや、ラッキースケベという希望をな」
→病院
日向「なあ、罪木」
罪木「なんでしょうか、日向さん」
日向「なんで俺は病院にいるんだっけか?」
罪木「それは日向さんがみなさんにセクハラばかりするからですよぉ」
日向「セクハラか…たしかに覚醒後の狛枝はすごかったな」
罪木「はい…狛枝さんは今だに目を覚まさないですからね…」
日向「これもラッキースケベの代償というわけか…」
罪木「あ、でも命に別状はないのでもうすぐ目が覚めて元気になると思いますよ」
日向「それはよかった。あいつを誘ったのは俺だったからな」
罪木「もうあんなことはしないでくださいね」
日向「ああ、こうして俺のことを庇ってくれるのも罪木だけだしな」
罪木「ええ、私はいつでも日向さんの味方ですよ…ところで…」
日向「なんだ?」
罪木「頭に刺さってるその栗はなんですか?」
日向「え?」
日向「なあ、罪木」
罪木「はい、なんでしょうか」
日向「栗が抜けてからなんだかすごくすっきりしてるよ、ありがとう」
罪木「えへへ、いいんですよぉ」
日向「やっぱり俺には罪木がいないと駄目だな」
罪木「え、それって…」
日向「結婚しよう」
罪木「え?」
日向「罪木は俺にとって大切な女の子だ。だから俺にとって都合の良いだけの女の子であって欲しくない」
罪木「日向さん…」
日向「だから俺と結婚してくれないか?」
罪木「は、はい!私嬉しいです…ずっと…一緒にいてくれるんですよね…?」
日向「ああ、約束する」
罪木「信じてもいいんですよね?素敵な未来が…希望があるって…」
日向「もちろんだ。必ず幸せにする」
罪木「日向さん…私もう幸せです」
日向「もっと幸せにしてみせるさ。もう誰にも傷つけさせたりなんかしない」
罪木「日向さん…」
日向「愛してる、罪木」
――――
――
―
そして楽しい修学旅行は終わりを告げた
しかし俺たちはこれから自分自身の絶望と立ち向かわなくてはならない
でも絆という希望を手に入れた俺たちに怖いものなんてない
大衆の英雄になんてなれなくてもいい
誰かのためじゃない…仲間の…
そして自分自身にとってのヒーローになれればいい
そうすればきっと未来は創ることができるはずだから
なんつって
おしまい
ありがとうございました
前に書いたSSの2キャラ版みたいなものです
今回はギャグじゃなくてほのぼのな感じです
最近書いたSS
七海「たった一つの冴えたやり方」
モノクマ「これから学級裁判を始めます!」苗木「なんだって!?」ムシャムシャ
ナナミ「(バグってモノケモノになっちゃったよ)」
このSSまとめへのコメント
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