女騎士「くっ!殺せっ!」キラキラ (92)

オーク「……」

女騎士「まさか、お前の様な魔物に敗れるとはなっ!」キラキラ

オーク「……」

女騎士「さあ殺せっ!生き恥を晒すつもりはない!」キラキラ

オーク「……おい」

女騎士「それともあれか、犯す気なのかっ!?くっ、ち○ぽなんかに負けないっ!」キラキラ

オーク「おい」

女騎士「ん?」キラキラ



オーク「何でそんな満面の笑み浮かべてんの、お前」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390611326

女騎士「騎士として全力を尽くして敗れた!悔いはない!」キラキラ

オーク「全力ってお前、俺見た瞬間『うおおおお!』って突撃してきて」

女騎士「ああ!直後に景色が回って、頭に痛みが走ったと思ったら、気が付いた時には鎧や剣が外されていた!」

女騎士「流石は魔王軍の端くれ、あの一瞬で私を無力化するとはな!」キラキラ

オーク「(勝手にすっ転んで気絶しただけだけどな、こいつ。危ないから武器などは没収したが)」

オーク「ていうか質問に答えろよ。何で死ぬか生きるかの瀬戸際で笑顔なんだよ」

女騎士「力及ばず魔物に敗れ、陵辱の限りを尽くされる!これも騎士の務めだからだ!」キラキラ

オーク「俺が言うのも何だが!何言ってんのお前!?」

女騎士「?私の知っている騎士の中にも、お前たち魔物の餌食になった者が」

オーク「……成程?それでお前も、俺たちに犯されたがってk」




女騎士「何を言う!誰が魔物などに初めてを捧げたい物か!」キラキラ

オーク「さっきと言ってること違う!?後そのキラキラした目を止めろ!」

女騎士「しかし正々堂々、一騎打ちで負けたからな!どの様な仕打ちでも受け入れるつもりだ!」キラキラ

女騎士「それが騎士という物なのだからな!」キラキラ

オーク「お前の中の騎士像がわかんねえよ!?お前の思う『騎士』って何!?」

女騎士「一つ!身命を賭して国に仕える! 一つ!騎士道に則り、戦うときは1対1! 一つ!負けたら全てを相手に委ねる!」

オーク「…………」

女騎士「以上だ!」キラキラ

オーク「異常だな、うん」

オーク「まさかとは思うけど、お前一人でこの森に来たのか?」

女騎士「ああ!お前たちオークの集落が、森の奥に作られているという情報を聞いてな!」

女騎士「とりあえず騎士として見過ごせないから、一人で乗り込んできたのだ!」キラキラ

オーク「……まじでか」

女騎士「オークや魔物が大漁に潜む森に、あえて一人で真っ向から挑む!これも騎士の誉れだな!」キラキラ

女騎士「それにお前も、他にいた仲間を下がらせて、私の一騎打ちに応じてくれたではないか!ありがとう!」 キラキラ

オーク「(完全武装した騎士がいきなり奇声上げて走ってきたから、人間どもが軍勢で攻めてきたと思ったわ)」

オーク「何だよ……てっきり戦争でも始まるのかと思ったら……」

女騎士「だが、それとこれとは話が別だ!―――さあ、殺すなり犯すなり好きにしろ!」キラキラ

オーク「……はあ。とりあえず手を出せ、縛るから」

女騎士「おのれ、この女騎士に縄打ち縛りあげようというのか!魔物の分際で!」キラキラ スッ

オーク「(言葉と裏腹に両手を自ら背中に回してる……)」ギュゥッ

女騎士「ぐ……まさか、魔物共の捕虜になろうとはっ!」キラキラ

オーク「はいはいわかった、とりあえず歩け。俺らの集落まで戻るから」

女騎士「離せ、離せぇ!」キラキラ

―――森の奥にある集落

オーク「おーい、帰ったぞー」

オーク2「オーク!無事だったのか、よかった!」

オーク3「ん?……そいつは」



女騎士「くそっ、まさかこれだけの数のオークが!私は絶対に屈しないぞ!」キラキラ キョロキョロ



オーク「物珍しそうに見渡すな、田舎から都会に出てきたお上りさんかお前は」

女騎士「な、何故私が元々地方出身だとわかった!?」キラキラ

オーク「本当にお上りかよ!後だからその目を止めろって言ってんだろ!」


オーク2「」
オーク3

女騎士「―――というわけだ!さあ、好きにしろっ!」キラキラ

オーク2「あー、うん……とりあえず、全面戦争にはならないわけか」

オーク「……すまん、さっきは焦ってお前らに『俺が足止めする!お前たちは早く皆に伝えろ!』などと」

オーク3「いや、それはいいんだけどさ。……あいつが嘘をついてる可能性は?」

女騎士「嘘だと!?この女騎士が、他者を欺く偽りの言葉を吐くとでも思ったか!魔物め!」キラキラ

オーク3「ないな」

オーク「だよな」

オーク2「同じく」




オーク「じゃ、そういう事で。皆には俺から謝っておくから」

オーク2「おー」

オーク3「後でなー」

女騎士「くっ、今度は何処へ連れていく気だ!」キラキラ

―――オークキングの住まい

オーク王「ふむ、これは中々の上物だな……」

オーク「ははっ。どうぞ、我らが王に献上したく」

女騎士「オークキングだと!よもや、肉奴隷としてこいつに売り渡すつもりか!」キラキラ

オーク王「ほほぅ、何とも美しい……我が財の一つとして、受け取っておこう」

オーク「ははーっ!」

女騎士「くっ……!」キラキラドキドキワクワク



オーク「よし、次行くぞー」

女騎士「えっ」

オーク王「流石は王都騎士団の鎧、素晴らしい光沢だ」

女騎士「えっ」

オーク「そら、ボロ小屋だが我慢しろ」

女騎士「何だこの小屋は……はっ!そうか、ここで私を犯すのだな!」キラキラ

オーク「今からお前の処遇について話し合って来る。両手を縛られてるとはいえ、大人しくしてろよ」

女騎士「何を言う!ここは扉や壁を『出せ!ここから出せ!』と蹴りまくるのが騎士という物だろう!」キラキラ

オーク「……もういいわそれで。怪我すんなよ?それじゃ」ガチャッ




<出せー!ここから出せ、オーク共!くそぅ、鍵がかかっている!


オーク「……はあ……」スタスタ

―――オーク集落・集会所


オーク王「―――では次に、オークが連れてきたあの女騎士についてだが」


オーク2「殺せって言ってんなら殺せばいいんじゃね?」

オーク「王都の騎士をか?そんな事をすれば今度こそ人間と戦争だぞ」

オーク3「かと言ってこのまま返してしまえば、この集落の位置がバレてしまう恐れもある……」


オーク4「なら肉奴隷にしようぜ!ひひっ、最近溜まってんだよなぁ……!」

オーク2「俺たちの性欲を、人間一人で受け止めきれるのか?心を壊してしまえば、殺したのと変わらんだろう」

オーク4「だったら俺にくれ!一晩で俺のち○ぽの事しか考えられないようにしてやる!」

オーク's「(軍が攻めてくると聞いた途端、自分の巣穴で震えていたくせに……)」

オーク5「……いや、恐らく軍は動かないだろう」

オーク「ん?どういう事だオーク5」

オーク5「我らが王の見立てでは、彼女が身に着けていたのは紛れもなく王都騎士団の鎧と剣」

オーク5「そして王都騎士団と言えば、近隣の魔物たちにも恐れられる人間共の軍勢だ」

オーク5「その騎士団の一員が単身、この森にやって来れると思うか?」

オーク's「……?」

オーク5「可能性は2つ。あの『女』」が、何かの形で騎士団の鎧と剣を手に入れたか―――」







―――ボロ小屋

女騎士「出せ!ここから出せ、汚らわしい魔物め!(ガンガン!)」キラキラ

女騎士「私を誰だと思っている!王都騎士団の一人、女騎士だぞ!お前ら如きに捕まるなどあってたまるか!」キラキラ

女騎士「私は、私は騎士だ!……騎士、なんだ……だから……(ガン、ガン……)」キラ、キラ

女騎士「……だから……」



ポタッ



女騎士「……殺すなり、犯すなり……早くしてくれっ……!」ポタポタ








オーク5「―――騎士団を抜けた、あるいは追放されたかのどちらかだと思う」

ちょっとお昼食べてくる、反応ありがとう
食べ終わったら再開するよ

―――王都、騎士団詰所

モブ騎士1「(バタン!)騎士団長、騎士副団長!」

副団長「何事だ、騒々しい!」

団長「どうした、モブ騎士1!」

モブ騎士1「女騎士殿が!『魔物討伐に行ってくる』という文を私に託し、一人で北の森に!」

副団長「なっ、単身あの森に入ったというのか!?」

団長「これは一大事!今すぐオーク共の集落に攻め入るぞ、兵を纏めろ!」

モブ騎士1「はっ!」タッタッタッ……!




団長「……女騎士……どうか……」

副団長「…………」

―――オーク集落

オーク「結局処遇が決まらず、俺が面倒を見る羽目になった……」

オーク「我らが王は『気に入ったのなら手籠めにしても構わん』と仰ったが」

オーク「俺はもうちょっと肉付きのいい雌が……ん?何の音だ、これ?」



<ひぎいいい!裂ける、裂けるっ!止めろ、抜け!今すぐ抜けえええええ!!


オーク「」

オーク「……ちっ、どこのどいつだ先走りやがって!」タタタッ!

<痛い、痛いっ……あ、あ……私の純血が……!

オーク「(やっぱり女騎士の声!くそ、せめて見張りだけでもつけるべきだったか!)」

オーク「(小屋についた!扉は閉まって……ん?)」ガチャガチャ

小屋<う、うあああ!動くな、止めろ!止めろっ!

オーク「…………」ガチャ、ガチャ……スッ 

小屋<な、何を……ひっ!奥に、熱い物が……いやあああああ!

オーク「…………」カチャカチャ、カチッ……ガチャ



女騎士「あああ……オークの、子種が……」キラキラ

オーク「何してんの、お前」

女騎士「ん?……お、おのれオーク!私に何の用だ!」キラキラ

オーク「何の用だ、じゃねえよ!何で『オークに犯され中出しされた』演技してんのお前!?」

オーク「てっきりオーク4辺りに襲われてるかと思ったわ!扉にもしっかり鍵かかってるし!」

女騎士「肉奴隷となった時のために、軽く発声練習をしていた所だ!騎士として!」キラキラ

オーク「だからお前の中の騎士像どうなってんだよ!?」

女騎士「一つ!身命を賭してk」

オーク「わかった!わかったよ!聞いた俺が馬鹿だったよ!」

女騎士「うむ、自らの過ちを認められるのは素晴らしい事だな!流石は私を一騎打ちで倒した魔物だ!」キラキラ

オーク「お前は騎士として致命的な部分で間違ってるけどな」

女騎士「それで、私はどうなるのだ?処刑か、それとも肉奴隷か?」キラキラ

オーク「……どういうわけか、俺が身柄を預かる羽目になった、本当にどういうわけか」

女騎士「成程、私はお前の戦利品代わりというわけだな!さあ好きにしろ!」キラキラ

女騎士「嬲るがいい、犯すがいい、辱めるがいい!だが覚悟しろ、どれだけ身体を弄ばれたとて……心までは売り渡さんぞっ!」ドキドキワクワク


オーク「期待に満ちた目を止めろ!もし俺が『よし、首を刎ねてやる』と言う気だったらどうする」

女騎士「首を刎ねるがいい、心の臓を抉るがいい、頭を潰すがいい!だが覚悟しろ、どの様な死にざまを遂げようと……心までは屈さないぞ!」

オーク「いや本当に強いわ、色んな意味で」

女騎士「……これは!?」キラキラ

オーク「飯だ、食え」

女騎士「ほ……捕虜には木の根がお似合いだとでもいうのか!」キラキラ

オーク「ゴボウだよ、見た事ないのか。ほれ、口元まで運んでやるから食え」

女騎士「そうやって近づけておきながら、寸前で引っ込めるつもりだろう!」キラキラ

オーク「子供かお前は……いいから食え、ほら」

女騎士「ぐぐ……今は耐えねば……あー♪」キラキラ

オーク「(すっごい期待した目で、ゆっくり口を閉じてる……)」

女騎士「あー……あー……」キラキラ

オーク「…………」スッ

女騎士「(ガチン!)……お、おのれオークめ!」キラキラ

オーク「はいはい」

女騎士「~~~♪」モキュモキュ

オーク「(美味そうに食べるなこいつ)」

女騎士「ごt……くっ、こんな物を食べて生き恥を晒さねばならないとは!」キラキラ

オーク「ご馳走様って言おうとしたろお前」

女騎士「言ってない!でもありがとう!」

オーク「…………なあ」

女騎士「何だ?」




オーク「何で一人で、俺たちに挑んできたんだ?」






女騎士「決まっている!私は、騎士だからな!」

―――王都、騎士団

団長「よいか、諸君!これより我々は、北の森に潜む魔物たちを駆逐しに向かう!」

団長「奴らは卑怯にも、我らの同胞である女騎士を捕らえ、民草にも侵略の手を伸ばそうとしている!」

団長「魔物の脅威に屈してはならない!今こそあの森を、我々人間の手に取り戻す時だ!」

団長「―――進めぇっ!」




「「「オオオオオオオオオオ!!!」」」

―――オーク集落・ボロ小屋

女騎士「さあどうした!私に手も足も出せないのか魔物めっ!」キラキラ

オーク「今、手も足も出せないのはお前の方だからな」


<た、大変だー!


オーク「(ガチャッ)おい、どうした!何があった!」

オーク2「王都騎士団だ!奴らが真っ直ぐこの集落を目指してると、見回り組から伝令が!」

オーク「何だと……!?」

女騎士「何だと……!?」

オーク2「先頭に騎士団長の旗印もあったらしい!自警組じゃあ太刀打ちできない、俺たちも加勢しないと!」

オーク「わかった!……まて、女騎士はどうする!」

オーク2「小屋に置いとけ!」

女騎士「……は、はははは……助けが、来たのか」

オーク「……」

女騎士「よかった……私、必要と……」

オーク「……いくぞ、オーク2」

バタン!




女騎士「……」

女騎士「……助けに、来てくれたのか」

女騎士「てっきり、切り捨てられるかとばかり……そうか……」

女騎士「……私は」

ガチャ

女騎士「!」


下級騎士1「いたぞ、女騎士だ!」

下級騎士2「後ろ手に縛られているぞ!」

下級騎士3「団長に知らせてこい!……こっそりとな」

―――オーク集落前

団長「進め進めぇー!奴らを皆殺しにするのだ!」

オーク「「「うわあああああ!!」」」

オーク5「不味い、もうバリケードが持たない……一時撤退だ!悔しいが、集落内に誘い込む!」

オーク4「畜生っ……!」


オーク2「くっ、間に合わなかったか……!」

オーク3「もうじき騎士たちが雪崩れ込んでくる!女子供は既に逃がした、例の場所まで退避するんだ!」

オーク「…………!」

―――オーク集落・ボロ小屋

団長「やあ、女騎士。久しぶり……という訳でもないか」

女騎士「…………」

下級騎士1「だ、団長!約束です、女騎士を見つけた自分らに!」

団長「落ち着け、約束は守る。まだ“運よく”手も出されてないようだ、よかったな?」

団長「さて、逃げ出したオーク共を追「……貴様が」…ん?」




女騎士「貴様が、仕組んだのだな……ぐぅっ!」ガンッ!



団長「その通りだ!あの日の屈辱を、俺は一度も忘れた事はない!」グリグリ

《数日前》

女騎士『―――今、何と?』

団長『俺の女になれ、と言ったのだよ女騎士』

女騎士『断る!』

団長『だろう?騎士団長の一人である俺の誘いを、断る……は?』

女騎士『話が以上なら、これで失礼させて頂く!』

団長『ま、待て!何故だ女騎士!』



女騎士『生憎私は、騎士に非ざる行いをする男と子を作る気はない!』



団長『―――!』

女騎士『騎士たちの見本である一人が、税金の一部を懐にしまっていたとは!恥を知れ!』

団長『どこで、それを……!』

女騎士『信頼できる筋からの情報だ!次の任務が終わるころには証拠固めも終わっているだろう!震えて待つがいい!』


バタンッ!


団長『…………馬鹿めが』ニヤァ

女騎士「ぐ、ぐぐ……!」アタマヲグリグリ

団長「お前が俺の近辺を嗅ぎまわっていた事は、前々からわかってたよ……馬鹿正直に俺の息がかかった騎士共に聞いて回りやがって」

団長「オーク討伐の任務にもこうして、疑う事無く向かってくれた。魔物の集落一つを壊滅させれば、俺の名にもまた箔がつくという物」

団長「本当に、本当に馬鹿な女だよ、お前は……」



団長「だからこそ許せなかった」ガンッ!



女騎士「あぐっ!」

団長「お前のような奴に、お前のような奴に!俺の人生を滅茶苦茶にされてたまるか!」

団長「誰がこいつに喋ったか知らんが、こんな馬鹿一人の為に!もしあの足で直訴されていたなら、俺は危うく縛り首だ!」

女騎士「き、さま……騎士としての、誇りはないのか……!」

団長「ふん、何を訳の分からない事をっ!」ゲシッ!

女騎士「ぐっ……!」

団長「……お前は、ここで死ぬんだよ。オーク共に単身挑んで殺された、勇敢な騎士としてな」


下級騎士「「「ふへへ……!」」」


女騎士「…………」

団長「さらばだ、女騎士。もう会う事もないだろう」クルッ スタスタ





パタン

下級騎士1「さ、さあ楽しもうぜ女騎士さんよ!」

女騎士「…………」

下級騎士2「オークなんかより、やっぱり人間相手の方がいいよなあ……?」

女騎士「……おい」

下級騎士3「すぐにひぃひぃ言わせてやるからよ、楽しみに」

女騎士「おい」

下級騎士2「あ?さっきから何……言って……」




女騎士「何故ここにいるんだ、お前」

オーク「戦利品を取りに来た」






―――オーク集落

団長「―――先程、女騎士を発見した……彼女は、既に……」

副団長「…………」

団長「諸君!女騎士の仇を討つぞ!オーク共を一人も逃すなぁ!」


「「「オオオオオオオオオオ!!!」」」

オーク王「……ふむ」

オーク5「申し訳ありませぬ、我らが王よ……我々の、力及ばずっ」



「いたぞー!オークの大将だ!」
「弓兵、構えーっ!」


オーク王「面を上げよ、オーク5。お主も早く逃げるがよい」

オーク5「……承知、しました……我らが王よ、どうか―――」



「狙え……撃てぇぇぇ!」

ヒュンヒュンヒュン!!





ブンッ、グシャァッ!!



「ば……馬鹿な」

「巨大なウォーハンマー※、だと!?」

「一振りしただけで、全ての矢が……」

「じ、地面が揺れる!馬が怯えて!」




オーク5「どうか―――やり過ぎませぬ様!」

オーク王「わかっておる」


※馬鹿でかいトンカチの様な武器の事

オーク王「ついでじゃ、こいつを持っていくがいい」

オーク5「これは……はっ、承知しました!」タッタッタッ





団長「何だ、あの化け物は……!」

副団長「団長殿、兵が浮き足立っております!ここは一旦態勢を」

団長「だっ、黙れ!ここで引けば、私の評価に響く!休まずに矢を射かけ続けろ!」


ヒュンヒュンッ!


団長「よし!直撃―――」

オーク王「ふんぬっ!」


パスッ、ポトポト


団長「―――な」

「駄目です!皮膚が厚すぎて、矢が刺さりません!」

―――オーク集落・ボロ小屋

下級騎士1「」チーン
下級騎士2「」チーン
下級騎士3「」チーン

女騎士「借りが出来てしまったな!ありがとう!」キラキラ

オーク「どうやら、お前を助けに来たわけじゃないようだな」

女騎士「何だと!……成程、これが俗にいう『つんでれ』という物なのか!」キラキラ

オーク「俺じゃねえよこいつらだよ!馬鹿言ってないで後ろ向け、縄解いてやるから」

女騎士「そう言って私を後ろから貫く気だな!くっ、いやらしいオークめ!」キラキラ

オーク「うつ伏せになるな!尻を向けるな!こんな状況でも馬鹿なのかお前は!」ナワホドキホドキ

オーク5「やはりここにいたか」

オーク「オーク5、何故ここに!皆は大丈夫なのか!」

オーク5「騎士団の連中はすでに撤退を開始した!……女騎士にこれを」

女騎士「!私の鎧と剣か!」

オーク「我らが王に献上したはずでは……」

オーク5「その我らが王からの伝言だ。『どうせなら騎士団長クラスの鎧が欲しい』」

オーク「……」

女騎士「……」




「「承知した!」」

副団長「団長!既に隊は撤退を始めています!そもそも、団長の隊のみでオークキングを相手には……!」

団長「ふざけるな!オーク如きに舐められたとあっては、私の経歴が!評価が!実績が!」

副団長「……!あ、あれは……!」




女騎士「いたぞ、あの男が団長だ!」

オーク「(あー、確かにいい鎧だわ。我らが王も気に入りそうだ)」



「え?女、騎士?」
「女騎士だ!彼女が生きていたぞ!」
「でもさっき団長が、女騎士は死んだと」
「どういう事だ……!?」

ザワザワザワ・・・・・・ザワザワ……!

団長「な……な、なな……!」

副団長「生きて、いたのか……よかった」


「団長!これはどういう事ですか!」
「何故女騎士が生きているのです!貴方は先程……」


女騎士「聞け、我が同胞の騎士たちよ!そこにいる男が、かくかくしかじかだったのだ!」

オーク「おい、手抜きかおい」

女騎士「戦いを止めよ!これ以上、騎士の誇りを穢されるな!ここのオークたちは、誰一人として人間を殺してなどいない!」

オーク「ついさっき三人ほど、男として殺したけどな」


「税金の横領……!?」
「団長!今の話は真なのですか!」
「騎士の名に懸けて、正直に答えて頂きたい!」

団長「…………あはっ」

副団長「団長……?」





団長「あははははははははははははははははっ、あはははははははは!!!」

団長「……弓兵、構えろ」

スチャッ


女騎士「……」

オーク「なっ!」


「団長!何をするのです!」
「本当に女騎士を撃つつもりですか!」


副団長「血迷ったか、団…ぐはっ!」ドサッ

団長「邪魔をするなあああ!撃てえええええ!」






シーン…




団長「な、何をしている!弓兵!早くあの馬鹿を撃ち……!」



弓兵1「が、は……」ドサッ
弓兵2「おうふ……」ドサッ


女騎士「…………」

団長「何時の、間に……弓兵をあの一瞬で、無力化しただと……!?」

オーク「……えっ」



オーク「えっ?」ボーゼン

団長「く、くそっ!こうなったら俺自らが!」チャキッ!

女騎士「……」チャキ

団長「死ねええええええええええええええええ!!」



ザンッ!!



団長「…………ぐ、あぁっ……!」グラッ

女剣士「一つ!身命を賭して国に仕える!一つ!騎士道に則り、戦うときは1対1!」スッ・・・

団長「ま、待て……!」




女剣士「一つ!負けたら全てを相手に委ねる!……最後の一つは、きっちり果たして貰うぞ!」

団長「ひっ!い、嫌だ!死にたくない!死にたくな」




ザシュッ……!!

団/長「」ゴロン……

女騎士「……最期の最後まで、騎士に非ずか。愚かな」

副団長「…………女騎士」

女騎士「すまない副団長、証拠固めを待たずに直接裁いてしまった」

オーク「」

副団長「いや……返ってこれでよかったかもしれん。この男の暴走は、皆が確かにその目で見た」

副団長「金で騎士団長まで登りつめた男だ……いつかはこんな日が来るだろうと思っていた」

女騎士「副団長……」

オーク「」

女騎士「済まないが、少々時間を頂けるだろうか?オークたちに話をしてこなければならない」

副団長「話か、わかった。私は隊を纏めて撤退の準備に入る」

女騎士「宜しく頼む!さて、こっちに来いオーク」

オーク「」コクコク


スタスタスタ……


副団長「あの性欲の塊とまで言われた魔物を……流石は女騎士だ」

―――オーク集落・端

女騎士「どうした、先程から熱い視線を私に向けて!さては欲情してるんだな、そうなんだな!」キラキラ

オーク「……」

女騎士「くっ、性欲の権化め!私は絶対に屈したりしないぞ!」キラキラ

オーク「……おい」

女騎士「騎士の気高き精神は、肉欲などに惑わされはしない!さあ、煮るなり焼くなり好きにしろっ!」キラキラ

オーク「おい」

女騎士「ん?」キラキラ




オーク「―――お前、そんなに強かったの!?」

女騎士「何だ、そんな事か!自慢じゃないが、剣の腕なら騎士団一だな!」キラキラ

女騎士「しかし所詮は私も一人の女、お前には成す術もなく一瞬で倒されてしまった!一騎打ちで負けた以上、悔いはないがな!」キラキラ

オーク「……てっきりそこらの人間と同等か、それ以下だと思ってたわ……だって小屋でボコボコにされてたんだろ?」

女騎士「ふん、何を言う!あんな騎士の名を騙る外道共の拳で、私が傷を負うはずないだろう!」キラキラ

オーク「は?いやいや、血の跡もあったし……」

女騎士「ああ!あれはだな!」




《数十分前》

女騎士『……だから…………殺すなり、犯すなり……早くしてくれっ……!』ポタポタ

女騎士『ああ、私は騎士として死ねるのか……あの男を裁けなかったこと以外は、いい生涯だった……』ポタポタ

女騎士『しかし、性奴隷か……オークの逸物は人間のそれをはるかに超えると聞く……どの様な具合なのだろうな……』ポタポタポタポタ

女戦士『おっと、いかんいかん』ズビビーッ!




女騎士「とまあ、想像している内にな」

オーク「あの血痕、お前の鼻血かよ!?」

―――オーク集落・入り口

副団長「……準備が出来た、撤退するぞ」

女騎士「そうか。では、ここでお別れだな」

副団長「女騎士を助けて頂き、感謝する」



オーク「……じゃあな。もう二度と来るなよ、割と本気で」

女騎士「ああ、またな!副団長!」

副団長「よし、出発する!全軍、撤退!」

「「「オオオオオオオ!!」」」




副団長「…………えっ?」




オーク「えっ?」

女騎士「えっ?」

オーク「いやいやいや、えっ?何でお前、こっちに残ってんの!?」

女騎士「私はお前の戦利品だぞ?帰れるはずがないだろう!」キラキラ

女騎士「生かすも殺すも、お前次第だと言った筈だ!私は騎士として、どんな仕打ちにも耐え抜いて見せよう!」キラキラ

オーク「…………」プルプル

女騎士「ん?どうした、わなわなと震えて……はっ!さてはやはり、性欲が抑えきれずにここで押し倒そうと―――」キラキラ







オーク「うわぁぁぁぁぁー!」

女騎士「何という咆哮……くっ!殺せ!」キラキラ


(終わり)

とりあえず以上です、初ssだから色々と不自然過ぎる点が合ったかもしれません
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom