女騎士「私を性奴隷にするだと?ふざけるな!」 (49)

!(^^)!

オーク「違う違う、性奴隷じゃなくて男性客をもてなして相手するだけだって」

女騎士「要するに性奴隷ということだろうがっ!!」

オーク「一緒にお酒飲んでトークしたりするだけでいいんだって!」

オーク「おさわり禁止の店とかに努めればいいんだから」

女騎士「くっ、なぜ誇り高き騎士がそのようなことを……」

オーク「だってお前もう騎士じゃないし」

女騎士「言うなあああああああっ!!」

オーク「魔王軍も滅びて戦争も終わって」

オーク「需要が無くなった騎士団の縮小だとか人員整理だって首切られて」

オーク「昔なじみの俺のところに転がり込んだ挙句」

オーク「働きもせずにコタツでミカン食い散らかしてるのはどこの誰だったかな?」

女騎士「くっ……殺せ!」

オーク「その戦闘脳も直そうな、今殺人犯したら刑務所いきだからな」

オーク「とりあえず、自立するためにも働こうよ」

女騎士「だからといって体を売るなど……」

オーク「違うって言うのに、なんで理解しないかなあ」

女騎士「働くのはいいが、なぜそんな店に行かなければならないのだ!」

オーク「そりゃ」


コンビニ店長『特技は剣術とありますが?』

女騎士『先の戦争で鍛えた腕前は保証しよう』

コンビニ店長『それは何の役に立ちますか?』

女騎士『敵が攻めてきたときに逆に皆殺しにできる』

コンビニ店長『……』

コンビニ店長『ちなみに接客の経験は』

女騎士『王国の為に今まで毎日鍛錬に励んでいたのだ』

女騎士『そのような暇があったワケないだろう』

コンビニ店長『分かりました、では結果は後程連絡しますね』


オーク「……紹介した俺が店長に溜息吐かれるレベルだったな、あれは」

女騎士「わ、私が悪いのか!?」

オーク「自覚なしかよ」

オーク「お前は黙ってればキレイなんだから、そういう店の方が合ってると思うんだ」

女騎士「黙ってればってどういうことだ!」

オーク「趣味は?」

女騎士「鍛錬と剣の手入れ」

オーク「ほらあ……」

女騎士「な、何がおかしい!」

オーク「とりあえず知り合いの店に連絡入れといたからな」

オーク「面接だけでも行ってこい」

女騎士「……今日はもう遅い、それに外も寒いし」

オーク「騎士としての高潔な誇りとやらはどこにいった」

女騎士「嫌だ!絶対に嫌だ!」

オーク「ああもう、引き摺ってでも連れて行くからな」グイッ

女騎士「止めろオーク!わたしのコタツが!!あああ!!」ズルズルズル

スレ乗っ取りしようかと思ったけど見てる人いないっぽいし飽きたな

>>7
みてるよ

>>8-9
分かった頑張る

女騎士「………」

ショタ「…可愛い」

女騎士「くっ」

―クラブ『ヘレティック・ガーデン』―

オーク「店長、こいつが連絡しといた女騎士だ」

店長(ケットシー)「にゃるほど、確かに上玉だにゃ」

女騎士「くっ、結局抵抗できずにつれてこられてしまったか……」

オーク「色々勘違いしてるみたいだから、とりあえず見学させてやってくれないか?」

店長「にゃらお前も遊んで行けよ、友達待遇で割引しとくにゃ?」

オーク「じゃあ折角だし頼むか」

オーク「久しぶりにエルフとも話をしたいが、指名できるか?」

店長「まだ時間帯が早めだからにゃ、大丈夫にゃ」

女騎士「なっ、あのエルフもこの店で働いているのか!?」

オーク「あれお前も面識あったの?」

女騎士「彼女とは一時期同じパーティで戦った仲だ」

女騎士「まさかこんなところで働いていたとはな……」

がんばれよ風邪ひくなよ体壊すなよ
気をつけろよ

アルネウラ「なにあのお客、彼女同伴とかふざけてるの?」

ハーピィ「いや新人の付き添いだってさ、あとエルフの知り合いらしくて」

サキュバス「お金を落としてくれるなら私的にはおっけーだけど」

女騎士「うむ、やはりケバケバしい雰囲気には馴染めぬ」

オーク「こういう店の中ではシックな内装の方だと思うぞ?」

女騎士「ぬっ、貴様こういう店で遊び慣れてるのか……?」

オーク「せ、接待とかでよく使うだけだから!」

エルフ「指名いただいたエルフでーす」

オーク「お、きたな」

オーク「他人行儀なのは無しでいいぞ、他の客もいないしな」

エルフ「そっか、助かるよ」

エルフ「お上品にするのも窮屈で大変でさあ……って女騎士!?」

女騎士「なんだ、店長から話をきいていなかったのか?」

エルフ「久しぶりすぎてびっくり……っていうかなんでオークと一緒に!?」

オーク「話すと長くなるんだが、まあいいか折角だし」

エルフ「あー、どこでも不況の煽りを食らってるんですねえ」

オーク「儲かってるのは土建屋だけだな、うちも戦後の再興事業でガッポリだよ」

女騎士「だからと言って私をこういう場所で働かそうなど……」

エルフ「女騎士ちゃんはそういうところお堅いからねえ」

エルフ「でも店長もよく人間を採用しようと思ったよね、ここ人外専門がウリなのに」

オーク「人間含めていろんな種族を揃えておこうと思ったらしいな」

オーク「まあ、アイツなりの気遣いっていうのが大きいだろうけど」

女騎士「なぜそこまでして私を働かそうとするのだ……」

オーク「え、お前このままニート続けるつもりなの?」

女騎士「そういうことではない!」

エルフ「とりあえず生活基盤作ってから転職先探せば?」

エルフ「女騎士ちゃんがヒモ女してるとか、当時の私が見たら幻滅するよ……」

女騎士「くっ!」

オーク「でだ、どうだ見学した感想は?」

女騎士「は?」

オーク「いや、だからこうやってお喋りして軽く酒飲んで……」

女騎士「その後は?」

エルフ「あー……うちはそういうお店じゃないんで」

オーク「な、ずっとこういう勘違いして拒否ってたんだよ」

エルフ「なるほど、まあ知らない人にとってはそういうイメージしか無いですよね」

女騎士「ま、まるで私がアホのようではないか!」

オーク「実際そうだよ」

オーク「まったく、俺が紹介した店だというのに」

エルフ「オークさんが紹介したからそういう店と勘違いしたんじゃあ……」

オーク「は?どういうこと?」

エルフ「じょ、冗談ですって!」

女騎士「うむ、酒を注いで話をするだけか……」

店長「どうかにゃ」

オーク「すまん手間をかけさせた、とりあえず誤解は解けたぞ」

店長「ボク的にはやる気さえあれば即採用にゃ」

女騎士「そうか……いつまでもオークの世話になるわけにもいかんしな」

店長「ちなみに基本給がこれだけで、指名実績の出来高でこれだけの増額が……」パチパチ

女騎士「うおっ、私の騎士団時代の給料より高いぞ!!」

エルフ「なんかカルチャーショック受けてますけどいいんですか?」

オーク「バブル時代の公務員は辛かったよな」

女騎士「よし決めたぞオーク、私はここで働く!」

エルフ「先輩としてちゃんと教育するからね、覚悟してよ女騎士?」

女騎士「望むところだエルフ!」

オーク「ふう、やっと話がまとまったか」

女騎士「ああ、でも引っ越しとかめんどくさいから引き続きお前の家に厄介になるぞ」

オーク「え?」

―翌日―

女騎士「では行ってくるぞオーク!」

オーク「あいよ」

女騎士「戦果を期待して待っていろよ!」

オーク「何の戦果だよ……頑張ってこいよ」


エルフ「こんにちは女騎士ちゃ……ってなんで鎧姿!?」

女騎士「わたしの勝負衣装だ」

エルフ「それ本当の意味で勝負する用だよね!?」

店長「……アリだにゃ」

エルフ「店長!?」

店長「うちは狭く深くで勝負する店だにゃ」

店長「これぐらい尖ってた方がむしろ客寄せににゃる」

女騎士「流石は店長だ、よく分かっている」

エルフ「だ、大丈夫なのかな……?」

エルフ「で、こういうメニューをオススメするんだけど」

エルフ「うちはボッタクリとかじゃないからあくまでさりげなくね?」

女騎士「ふむふむ、了解した」

エルフ「すごいね、一度の説明で全部覚えちゃったの?」

女騎士「騎士団での戦略会議などで鍛えられているからな」

エルフ(なんでこんなにハイスペックなのに今まで再就職できなかったんだろ……)

客「おっ、新人の娘が入ってるの?」

客「折角だから指名しちゃおうかな~」

店長「早速だけど大丈夫かにゃ?」

女騎士「応、任せておけ!」チャキッ

エルフ「抜刀は駄目!!銃刀法違反で捕まっちゃう!!」

店長(そもそも帯刀してる時点で……まあ客はコスプレ衣装と思うだろうしいいかにゃ)

面白い

このいうのってその場で書くの?
それとも書きためて、近いスレタイのを乗っ取るの?

女騎士「ご指名いただいた女騎士です」

客「うおお、本当に騎士だ!」

女騎士「当店では最初の1杯をサービスで提供していますが、どれがいいですか?」

客「えーっと、じゃあコレで」

エルフ(おっ、けっこういい感じじゃない)

客「君人間だよね、どうしてこのお店で働くことに?」

女騎士「騎士団を辞めさせられて、知り合いの伝手で……」

客「え、マジモンも騎士さんだったワケ?」

女騎士「はい」

客「すごいじゃん、なんか当時の面白い逸話とかあれば聞かせてよ!」

女騎士「私の話でよければ」ニッコリ

エルフ(つかみもいいし、自分の経歴を生かしたトークに持って行った!)

エルフ(これは期待できるんじゃ……?)

>>23
書き溜めてる分もあるけど今投下してるのは即興で書いてるよ

女騎士「そこで邪龍の毒のブレスが放たれた」

女騎士「ダニエルはそこで骨も残さず溶かされて死んだよ」

女騎士「奴はまだ16で、田舎の母親に楽な暮らしをさせたいんだといつも言ってたっけな」

客「……うぐっ」ウップ

女騎士「そして返す邪龍の爪の一撃でエルダーの左腕が切り飛ばされ」

客「も、もういいから!」

客「あとトイレ借りるね!」ダッ

女騎士「なんだ、顔色が悪いぞ?」

エルフ「当たり前でしょうがっ!!」バシッ

女騎士「痛いぞエルフ、何をする!」

エルフ「なんで騎士団の裏話とか、女騎士あるあるトークとかじゃなくて」

エルフ「ガチガチの戦争体験の悲惨な話とか語っちゃうわけ!?」

エルフ「おかげで店全体の雰囲気が真っ暗なんですけど!!」

女騎士「わ、私は客が求めるままに話をしただけで……」

エルフ「お客さんはそんなの求めてないよ!!このお店をなんだと思ってるの!?」

客「ふう……ああ、悪いけどおあいそ頼むよ」

エルフ「すみませんお客さん、この娘はまだ新人で……」

客「ははっ、斬新なキャラだねあの娘」

客「今度来るときはやっぱりアルネウラちゃんにしておこう……」フラフラ

女騎士「何が悪かったというのか」

エルフ「色々言いたいことはあるけど、一番は常識の欠如かな?」

エルフ「店の評判落されたら困るから今日は店長に言って上がりなよ」

女騎士「しかし」

エルフ「明日対策会議するからね、ね?」

女騎士「う、うむ」

エルフ「……というワケなんですよ」

オーク「残念というレベルでは無いな」

女騎士「酒を飲んで話をするだけなんじゃなかったのか?」

エルフ「それは手段であって、お客さんを楽しい気分にさせるのが目的でしょうが!」

エルフ「お客さんドン引きさせるようなトークする普通!?」

オーク「まあまあエルフも落ち着いて」

エルフ「最初にちょっと期待した分だけ落差がガッカリだよ!!」

女騎士「し、しかしどんな話をすれば客が楽しめるのだ?」

女騎士「私の青春は剣と騎乗の訓練で染まっていてそういうのが一切わからないのだが」

エルフ「うわあ……」

オーク「ちなみにお前はどんな話をされると嬉しい?」

女騎士「そうだな、直剣と倭刀はどちらがより実践的か長期的な進軍を仮定して……」

エルフ「もういい、お前黙れ」

オーク「女騎士というキャラで気を引くんだから、そこから話を発展させるのは正解だろ」

オーク「あとは『どうすれば客が楽しむか』を考えなきゃ」

エルフ「女騎士あるあるトークとか何かないの?」

女騎士「あるあるトーク?」

エルフ「女騎士限定で良くあること、みたいな笑いネタだよ」

女騎士「そうだな、セクハラしてくる男を殴り飛ばすことは日常茶飯事だったな」

エルフ「お客さん委縮するよ!」

エルフ「いつセクハラコードに触れて殴り飛ばされるかビクビクしながら酒飲めるかッ!!」

オーク「エルフの突っ込みがどんどん鋭さを増していってるな」

エルフ「もー、戦場では頼りになってたけど、まさかここまで女子力が欠如していただなんて……」

オーク「もう諦めてそのままでいいんじゃないか?」

オーク「武勇伝とか聞いて素直に憧れる男だって多いだろうし……」

エルフ「いや、だからお店考えようよ」

エルフ「血生臭いトークされると店全体の雰囲気がぶち壊されるんだよ?」

オーク「じゃあ騎士団の裏話、血生臭いのは無しで」

女騎士「そうだな、進軍中の食事の内容とかは?」

エルフ「いいじゃん、そういう話題で盛り上げるんだよ!」

女騎士「なるほどな」

女騎士「ちなみに私が一番好きだったのは魔素に当てられて巨大化したカエルの肉でな」

オーク「おい、これはセーフか?」

エルフ「アウトだよ、っていうか食欲減退系の話題しかできないの?」

女騎士「さっぱりして美味いんだぞ!」

オーク「残念ながら、その味を知らない一般市民にとっては理解できない話だ」

エルフ「そういえば女騎士ちゃん、『これは食べることができる』が口癖だったね……」

オーク「サバイバルに特化してるんなら、人間社会から切り離した方がいいのかもな」

エルフ「そうだね、そっちの方がみんなが幸せに生きられるかもね」

女騎士「何なんだこの私の扱いは!?」

エルフ「戦闘マシーンで極限サバイバルな女騎士ちゃんにはこの仕事無理だよ……」

オーク「そうだよ、接待とかさせちゃダメな人種なんだ」

女騎士「貴様ら……」

オーク「だったらな」

エルフ「なんですか?」

オーク「こういうのはどうだ?」ゴニョゴニョ

エルフ「あ……うん、それなら」

オーク「店長にも俺から話してみるよ」

女騎士「なんだ、何の話をしている?」

オーク「まあまあ、俺たちに任せておけって」

―数日後―

サキュバス「ちょっとお客さん、近すぎますよ!」

客1「いいやないか姉ちゃん、ほんとは嬉しいんやろ?」グイグイ

サキュバス「うちはおさわり厳禁で……」

客1「そんなこと言っても俺にはわかっとるで、素直にしいや?」グイグイ

女騎士「そこまでだ」チャキッ

客1「!?」

女騎士「それ以上サキュバスに無礼を働くようなら……」ギロリ

客1「ひいいいいっ!!お助けええええっ!!」ズザッ

店長「お客さん、迷惑料込でこのお値段、いいかにゃ?」ニッコリ

客1「わかりました!すいません!すいません!!」ガクガクガク

客2「いやあ、女騎士ちゃんは強いねえ」

客2「また後で武勇伝聞かせてよ」

女騎士「ああ、私の話でよければな」

店長「別途指名料を頂きますにゃ?」

客2「分かってるって」

エルフ「美人の用心棒、しかも指名料払えばお話できる……か」

ハーピィ「ブースは個別だし、話しようと思う人間はガールズトークなんて期待しないし」

アルネウラ「適材適所ってやつね、なんだかんだで店の売り上げ上がってるし」

オーク「やってるかー」

エルフ「オークさん、来たんですか?」

オーク「ああ、女騎士の様子が気になってな」

ハーピィ「あの娘は良くやってるよ」

アルネウラ「だからたまには私らと遊ばないかい?」

オーク「ははっ、流石に指名料金が高くつき過ぎるかな」

客2「え、カエル喰うの?」

女騎士「これが意外と美味くてな」

客2「へえ……ちょっと食べてみたいかも」

女騎士「そういう人の為にメニューに用意しておいた」

客2「マジで!?じゃあ一つください!」

オーク「イキイキしてるな、女騎士」

エルフ「人間の癖に、うちのゲテモノ度アップに貢献とかどんな逸材ですか」

店長「需要がある限り供給は止まらないのにゃ」



―――クラブ『ヘレティック・ガーデン』

   色々な種族の女の子を用意して待っております。

   また屈強な女が好みの方は、当店の用心棒とトークできるサービスも行っております。

   みなさま方、是非是非お越しくださいね。


   (完)

性奴隷展開を期待していたのですが...

>>46
すまんな、そういうのはやり尽くされてるから新しい方向に挑戦したいんだよ

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