ID:kK+yAZBJ0の代行らしいでー
郁乃「おたおめことよろ~」
恭子「誕生日ちゃいますし」
郁乃「そんなんええから…ほらっ」
恭子「あ……あけましておめでとうございます」
郁乃「ありがとありがと~」フリフリー
恭子「今年もよろしくお願いいたします」
郁乃「お願いされたるで~」ドヤッフゥー
恭子「……」
恭子(うっさ…)
郁乃「あは~ええ眼や~」
恭子「なにとろけとるんですか」
郁乃「とろけてへんも~ん」ダラーン
恭子「うわあ…だらけてる図似合うなこのひと」
郁乃「そ~う~?」
恭子「あ、いまの声に出てました?」
恭子「そろそろ起きたらどや?」
シロ「えー……」
恭子「正月やからってダラダラしてたらあかんて」
シロ「別に正月だからってわけでもないし…」
恭子「なおのことあかんやん」
シロ「……」
恭子「ほら、お笑いやっとるで」
シロ「……のほ…が………い…」
恭子「ん?なんて言うたん?」
シロ「…ょ……が………」
恭子「あかんわ、ふとんから出てもっかい言うて」ガバッ
シロ「……恭子のほうが面白いし」
恭子「な…なにを言うとんねん…」
シロ「ダル……おんぶして……」
恭子「はあ…しゃーないな、ほれ」
CD「しらつゆに~ 恭子「これやな」パシッ
初美「あっ!」
CD「あらざらむ~ 恭子「これや」パシッ
初美「ううー…」
CD「こころあてに~ 恭子「はい」パシッ
初美「ずるいですよー!」
恭子「え」
初美「恭子ちゃんがぜんぶ読むまえに取っちゃうから取れないのですよー!」
恭子「え…えーっと…………気を付けるわ」
初美「そうしてくださいー」
CD「ほととぎす~なきつるかたをながむれば~ただありあけの月ぞのこれる~」
初美「えーっとー…」キョロキョロ
初美「……あ、みつけ 恭子「これや」パシ
初美「あーっ!!みつけてたのにー!!」
恭子「え…ごめん」
恒子「~♪ ~♪」
恭子「なに歌ってるんですか?」
恒子「第九っ!」
恭子「へえ…」
恒子「ドイツ語やでっ」
恭子「関西弁やめてもらってええですか?」
恒子「ぱにゃらん」
恭子「え、なんて?」
恒子「ドイツ語でごめんねって意味だよっ」
恭子「…もっかい第九歌ってもらっていいですか?」
恒子「えーしょうがないなー ~♪ ~♪」
恭子「やっぱり適当やないですか」
恒子「ぱにゃにゃんっ」
恭子「それもさっきとちゃいますし」
恒子「あれ、間違えちゃった?」
煌「初詣に行きましょう!」
恭子「それはええけど…」
煌「?」
恭子「こんな気合い入れたかんじで行くんか…?」ワソウー
煌「ええ!初詣ですからねっ!」ワソウー
恭子「うーん…なんかちょお恥ずかしいな…」
煌「とてもお似合いですよ?すばら!」
恭子「…やめや」
煌「なぜっ?」
恭子「いや…その…」
煌「…?」
恭子「…恥ずかしさが増すねん」カアァ
煌「その恥じらいのこころ…すばらです!」
恭子「なに言うとん…」
煌「ふふっ、さあ!出発ですっ!」
恭子「やっと賽銭箱までたどり着けたな」
咲「けっこう並びましたね」
恭子「まあ、この並ぶのも込みで初詣ってかんじやけどな」
咲「ふふ、そうですね」
恭子「じゃあお祈りしよか」
咲「はい」
ちゃりーん がらがらがら
咲「…」
恭子「…」
咲「………ふう」
恭子「ずいぶん長くお祈りしとったな」
咲「ふえっ?あ、ええと……はい」カアァ
恭子「なんかだいじなお願いごとでもあったんか?」
咲「……ひみつです」ウツムキ
恭子「…? ふーん?」
恭子「あ、おみくじ引いてくか?」
豊音「うんっ!ひくひくっ!」
恭子「すいません、ふたりぶんお願いします」
豊音「何が出るかなー」
がらがら じゃっ
恭子「…末吉」
豊音「あはは、きょーこちゃんっぽいねー よーしわたしも、いっくよー!」
がらがらがら じゃっ
豊音「……凶だったよー」
恭子「え、どれどれ……あー…」
豊音「今年運悪いのかなー…」シューン
恭子「でも色々いいことも書いてあるで?ほれ」
豊音「えっ……あ、ほんとだー」
恭子「おみくじ引いた時点でちょっとラッキーに近づけるもんなんやって」
豊音「きょーこちゃん……えへへ、そうだねー」
照「屋台が出てる…」
恭子「商魂たくましいこっちゃなー」
照「…」ジー
恭子「…?」
照「なにか買ってこう」タッタッタ
恭子「え?あ、ちょお待ち!」
照「すいません、りんご飴ふたつ」
屋台のひと「はーい」
恭子「もう、走るん早いで…どんだけ和服慣れしとんねん…」
屋台のひと「はいお待ちー」
恭子「しかもふたつも食べるんか」
照「…? ううん、いっこは恭子の」
恭子「え」
照「はい」
恭子「あ……ありがと」
優希「おおっ!」
恭子「どないしたん?」
優希「タコスの屋台も出てるとは、この神社…できるっ!」
恭子「よかったな」
優希「買ってきたじぇ!」
恭子「はやっ!」
優希「せんぱいも食うか?」
恭子「…じゃあひとくちもらおか」
優希「ほいっ」
恭子「…」パクッ
優希「どうだ?」
恭子「うん、おいしい」
優希「さすがせんぱい、わかってるじぇ!」
恭子「……買ってこよかな」
優希「おうっ、ゴーゴーっ!マストゴーだじぇっ!」
恭子「ただいまー」
花子「あーつっかれたー」バタン
恭子「横になるんは着替えてからにせえよ」
花子「んー、怒られっかなあー?」ゴロゴロ
恭子「そらなあ」
花子「ふう、しょーがねーな」オキッ
恭子「うん、しゃーないしゃーない」キガエ
花子「うーん、しょっ、っと」キガエ
花子「はい疲れたーっ!」バタン
恭子「元気やないか」
花子「え?そーみえるー?」
恭子「そうとしかみえへん」
花子「うーん、じゃあ疲れてないのかもなー」
恭子「なんやねんそれ」
花子「にしし」
宥「こたつ、あったかいねえ」
恭子「せやなあ」
宥「みかんたべる?」
恭子「うん、もらうわ」
宥「じゃあ剥いてあげるね」
恭子「え、ええよ、そんな」
宥「ふふ、もう剥いちゃった…はい」
恭子「あ、ありがと…」
宥「おいしいね」
恭子「うん」
宥「はい、もういっこ」
恭子「ん」
恭子「…ねむなってきたなあ」
宥「寝ちゃおうか」ゴロン
恭子「うん…」ゴロン
エイスリン「…? ネテル」
恭子「ぐう…ぐう…」Zzz
エイスリン「キョーコ」トントン
恭子「…ん……んへ……?…」Zzz
エイスリン「…」ジー
恭子「…ふえへ……にゃむ……」Zzz
エイスリン「…オモシロイ」
エイスリン「エイ」プニッ
恭子「……ぷにゃ…ぷ……」Zzz
エイスリン「トウ」プニニ
恭子「…あぱり……うに…」Zzz
エイスリン「ヤ……アッ」
恭子「…ふふ」パチッ
エイスリン「イ、イツカラオキテタノ?」
恭子「さてなあ」
小蒔「お餅をつきましょう!」
恭子「うん、まあええけど」
小蒔「わあっ、ありがとうございますっ」
恭子「まあ、正月やしな…臼ときねはあるんか?」
小蒔「はい、もちごめもここに」
恭子「おお、準備ええな じゃあどっちやるん?」
小蒔「? どっちというと?」
恭子「えっと…ぺったんとぐるん」
小蒔「ぺったん…?」ポカン
恭子「あ…」カァ
小蒔「衝くのと回すのと、ってことですか?」
恭子「う、うん…」カアァ
小蒔「じゃあ、ぺったんで」
恭子「…わかった、じゃあわたしが」
小蒔「ぐるんですねっ!」
怜「ほい」ペッタン
恭子「はい」グルン
怜「やあ」ペッタン
恭子「はい」グルン
怜「ほっ」ペッタン
恭子「はい」グルン
怜「ふー…」
恭子「だいじょうぶなんか?」
怜「ん?」
恭子「しんどない?」
怜「へーきへーき…しょせんは木やでこんなもん」ペッタン
恭子「…わたしも衝くんやりたいなあ」グルン
怜「えー…」ペッタン
恭子「そろそろかわろか」グルン
怜「うん、しゃーないな」
えり「末原さん、お茶いれました」
恭子「あ、どうも」
えり「お餅はできましたか?」
恭子「まあ、なんとか」フー
えり「ふふ、おつかれさまです」
恭子「…へへ」
恭子「あ、おいしい」
えり「よかった」
恭子「ゴクゴク…ふー」
えり「おもち、ここで戴きましょうか」
恭子「あ、ええですね」
えり「お醤油ときなこ、どっちがいいですか?」
恭子「え、うーん……どっちがええかなあ……」
えり「…ふふ、両方持ってきますね」
恭子「あ…すいません」カァ
セーラ「うまいっ!こんなうまい餅食べたんは初めてや!」
恭子「毎年言ってへんか、それ」
セーラ「毎年更新しとるからな!」
恭子「ほー、そらすごい」
セーラ「来年はこれよりさらにうまくなるで!」
恭子「期待しとくわ」
セーラ「ところで恭子」
恭子「なに?」
セーラ「食べてばっかやと太るで!」
恭子「…いま言うんかそれ」
セーラ「だいじょうぶや、提案もセットやから!」
恭子「…というと?」
セーラ「俺と一緒に2013kmマラソンの旅に」
恭子「却下やな」
セーラ「あはは、さすがに俺も2013kmは無理やなー」
健夜「恭子ちゃん踏んでー」
恭子「はいはい…このへんでええですか?」
健夜「あ…もうちょいうえ…あ、そこ、そこお願い」
恭子「ん…んしょ……」グイ
健夜「あー…きもちい……」
恭子「もう…ムリするからですよ…?」グイグイ
健夜「きこえなーい」
恭子「もう若くはないんですから…」グイグイ
健夜「あー…ほぐれるー……」
恭子「はー…」グイグイ
健夜「…でもさあ、恭子ちゃん」
恭子「なんですか…?」グイグイ
健夜「こういうのに参加できないって、やっぱさみしいよ…?」
健夜「だから、もうちょっとだけ無茶させて…?ね?」
恭子「……しゃーないな、ほんま」グイグイ
智美「ワハハー、甘酒用意したぞー」
恭子「お、ええな」
智美「かんぱーい」
恭子「乾杯」
智美「ぷはぁー!どうだー恭子、勉強のほうはー」
恭子「あんたがそれ訊くんか」
智美「ワハハーこれは手厳しいなー」
恭子「わたしが厳しかったら酒なんか飲ませんで勉強させとるで」
智美「ワハハー意味がさっぱりだ、酔ったかな?」
恭子「まあええけどな、わたしの人生やなし」
智美「お、人生語るかー」
恭子「…今のなし」
智美「やり直しがきかないのが人生だぞー」
恭子「…そうか?」
智美「ワハハ、そうでもないなー」
和「だからわらひは言ってやったんれすよ…ひっく」
恭子「お、おう…」
和「しょんにゃおかると、ありえやしぇんっ!!てねっ」
恭子「せやな、ありえんな…」
恭子(甘酒でどんだけ酔うねんこいつ!)
和「だいらい、ぶちょーもぶちょーですよ!」
恭子「は、はらむら、このへんに」
和「ふーはいをきるなって、なんれそんらほと、きにしなきゃいけないんれすかあ?」
恭子「せ、せやな、そのとおりやんな」
和「らからわらひはいっれやっらんれすよ」
和「ほんらおかうと、ありゃりゃあひぇん、っれ」
恭子「そや、ありえへん、ありえへんから横になろ?な?」
和「しゅえはらひゃんなら、わかりゃーすよれ?」
恭子「うんうん、わかるで、オカルトはありえへん、ありえへんから水飲もな」
和「ん……おいし」
美幸「あははははははははは!やだもー!」
恭子「傑作やろ?あははははは!」
美幸「はははははははは…あれ?もう空?」
恭子「ん、じゃあ次の甘酒持ってくるで」スクッ
美幸「おつまみもおねがいねー」
恭子「まかしときー」フラフラ
美幸「あははははは、だいじょうぶなのもー?」
恭子「へーきやてこんなん」フラフラ
美幸「あはははははははは」
恭子「ほい、持ってきたで」
美幸「するめ!いいチョイスよもー」
恭子「甘酒に合うんかはしらんけどな」
美幸「しらんのかいっ、もー!」ツッコミ
恭子「ええツッコミやっ!関西人かっ!」
美幸「もーっもっもっも!よく気づいたわねもー!」
恭子「やからな、べつに代行がきにくわんわけとちゃうねん…」
まこ「そうじゃな」
恭子「せやけど、やっぱりわたしにとってのかんとくはひとりっちゅうかな…」
まこ「うん、わかっとるよ」
恭子「でもだいこうもあんなかおしてきずついとるんちゃうかなあ、ともな、おもうねん…」
まこ「平気じゃってそんなの」
恭子「わからんやんかあ…」
まこ「わかるわかる、あらそんなんで傷つくようなひとやないって」
恭子「そーかなあ…」
まこ「それでも引っかかるんじゃったら、すこし優しくしてやったらどうじゃ?」
恭子「え!?わ、わたしが、だいこうにか!?」
まこ「そらそうじゃろ」
恭子「う、うーん…それは、どうなんやろなあ…」
恭子「ぶっちゃけな、ちょっとくらいならきずつけてみたかったりも…」
まこ「すごいこと言うたな」
恭子「……ん…? あれ……いつのまにか寝てもうたんか…?」ウトウト
恭子「……あ…ふとん」
咏「お?起きたー?」
恭子「あ…三尋木プロ」
咏「ずいぶん酔っぱらってたねー知らんけど」
恭子「…すいません」カアァ
咏「いーのいーの、おもしろかったし!もう一回戦いっとく?」
恭子「遠慮しときますわ…」
咏「じゃあひとりで開けさせてもらうねぃ」
恭子「まだ飲めるんですか…?」
咏「よゆーよゆー、おとなだからねぃ、知らんけど」
恭子「へえー…」
咏「ぷはーっ」
恭子「…ふとん、ありがとうございました」
咏「んー?なんのことー?知らん知らん」フリフリ
美穂子「テレビつけますか?」
恭子「うん、おねがいするわ」
美穂子「はい、ええっと……」
美穂子「あ、あら…?どこを押せばいいのかしら…」
恭子「え?えーと、そこの、赤いボタンを…」
美穂子「あ、これですね」ピッ
恭子「そうそう」
美穂子「あら?つかない…」ピッ
恭子「あ、つくまでちょっとあるから、待てばええんや」
美穂子「あ、そうなんですか、すいません」アセアセ
美穂子「……」ジー
恭子「…えっとな?」
美穂子「? はい」
恭子「さっき一回つきかけたのを消しちゃったから、もっかい押さなあかんねん」
美穂子「え、え??」
霞「ふんふむ…このひとはすぎちゃんというのね」
恭子「そや、流行語大賞にもなったで」
霞「…?「すぎちゃん」が?」
恭子「あ、いや、持ちネタがやな」
霞「…? ごめんなさい、よくわからないわ…」
恭子「うーん、いつも通りのネタをやってくれてたら説明しやすいんやけどなあ……なんや新しいネタを模索してるみたいで…」
霞「ふんふむ……あ、それじゃあいつものネタを恭子ちゃんがやってくれたらいいんじゃないかしら」
恭子「え、わたしが…?」
霞「ええ、みたいわ」
恭子「…しゃーないな…………わ、ワイルドだろぅ?」
霞「えっと……なにがおもしろいのかしら?」
恭子「……おもしろくはないねん」
霞「ところで、じつはわたしすぎちゃん知ってたの」
恭子「なんやって?」
霞「ふふ、ごめんなさい」
ゆみ「ぷっ……くう…!」
恭子「べつに笑うん我慢せんでもええで?」
ゆみ「い、いや、しかし……ぷはっ、ははははははは!」
恭子「ぷっ、あははははははは」
ゆみ「ははははは!…ふう、ふだんあまりこういう番組は見ないものでな」
恭子「まあ、らしいっちゃらしいな」
ゆみ「べつに嫌いというわけでもないんだが…」
恭子「笑った顔おもろいのにな、もったいない」
ゆみ「…む?」
恭子「ん?」
ゆみ「わ、わらった顔、おかしいか?」
恭子「? おかしないで?なんかちょっと想像つかんでおもろいだけで」
ゆみ「ふむ…」
恭子「笑うんよしとこうとしても無駄やで?」
ゆみ「いや…………ぷっ!はははははははははは!!」
恭子「あ、麻雀番組始まりましたね」
大沼「あー…」
TV「おおーっと、奇妙な和了りを連発しています!」
大沼「……」
TV「なんだこれはー!どうなってるんだー!」
大沼「……陰陽」
恭子「…でしょうね」
大沼「…む」
恭子「一見何の法則もないように見える和了りですけど、これにはタネがある」
恭子「つまり○○を××してほにゃほにゃがうんたらかんたら…」
恭子「…ということですよね、大沼プロ」
大沼「あー……」
恭子「そうなるとやりようがないように思えるけど、手がないわけやない」
恭子「この場合ちょっと難しいですけど△△を□□してむにむにでぶぎうぎ……」
大沼(この娘……なかなかできる……!)
華菜「このプロ、なかなかやりますし…!」
恭子「さすがにプロってかんじやな」
華菜「でもさっきのはあたしなら振り込みませんでしたねっ」
恭子「ああ、たしかにあれは、華菜ならかわせてたやろなあ」
華菜「にゃっ!?」耳ピョコン
恭子「まあただの打ち筋のクセの問題やけどな」
華菜「にゃー…」耳シューン
恭子「せやけどそしたら倍満和了ってたかもなあ」
華菜「!」ピョコン
恭子「逆に直撃くらってた可能性もあるけどな」
華菜「…」シューン
恭子(……おもろい)
恭子「けどまあ可能性があるだけでもすごいで、相手はプロなんやから」
華菜「!!」ピョコーン!
恭子「たいしたもんやて実際」
衣「…ふああ」
恭子「ん?もう眠いんか?」
衣「! そ、そんなことないぞ!」
衣「夜は衣が最も得意とする時間でだな!」
恭子「わかったわかった、もうちょっと起きてたいんやな?」
衣「…うん」コクン
恭子「なら起きてたらええ、まあお正月やしな」
衣「うん」ウトウト
恭子「眠ってもうたらベッドに運んだるから」
衣「う…ん……」コクン
恭子「……ん?」
衣「……Zzz」
恭子「はやっ!」
衣「ぐう……ぐう……」
恭子「……しゃーない、運んだるか」
久「さて、ベッドに来たことだし…」
恭子「…なんや?」
久「恋バナでもしましょうか!」
恭子「乙女か!」
久「あら、乙女よ?」
恭子「あ…そらそやな」
久「ねえねえ、好きなひといるの?だれだれ?おしえておしえて!」
恭子「興味もちすぎやろ…」
久「えーだって知りたいじゃない」
恭子「…久はどうやねん」
久「わたしー?うーん…」
恭子「…」
久「……ひーみーつっ」
恭子「やから乙女か」
久「乙女よー、ふふっ」
塞「あれ、もう寝るの?」
恭子「うーん…ねむいな、正直…」
塞「そっかー、おいしいお団子持ってきたんだけど…」
恭子「……」
塞「あしたにする?」
恭子「…食べる」
塞「あちゃー太るよそれ」
恭子「……」
塞「どうする?」
恭子「食べる」
塞「ふふっ、はい」
恭子「パクッ……おいしい」
塞「だよねー、じつは賞味期限今日まででさあ」
恭子「……」
塞「あはは、食べるっていうと思ったんだ、おやすみ」
恭子「Zzz」
淡「あけましておめでとーう!」ダキッ
恭子「……ねむいんやけど」
淡「そうは問屋が卸してもわたしが卸さないんだよっ」
恭子「…問屋がおりればそれでええわ」ふとんモグリ
淡「あっ!」
恭子「ぐうぐう…」
淡「まって!ねるのだめ!」
恭子「大星も寝たらええやろ…あした遊んだるから……」
淡「えへへ、そうしてもよかったんだけど…今はもうできないの」
恭子「…なんで?」
淡「景気づけに栄養ドリンク飲んできちゃったっ」ペロッ
恭子「そうか、おやすみ」
淡「あ、だめだってば、キョウコー!」
恭子「Zzz」
恭子「……ん、朝か」パチッ
泉「Zzz」
恭子「わああっ!?」
泉「ひゃう!?」パチッ
恭子「な、なんで二条がここで寝とんねん!」
泉「え、ええと、ですね…」
恭子「…」ジトー
泉「へんなあれじゃあないですよ!え、ええと…」
恭子「…」ジトー
泉「先輩が寝て……うちは暇やったんで甘酒ののこりを戴きながらテレビをみてて……」
恭子「…」ジトー
泉「なんとかってコンビの漫才で爆笑して……」
恭子「…」ジトォー
泉「……後のことはなんも覚えてません」
恭子「いちばん肝心な記憶抜けおちとるやないかっ!」
哩「あ、起きたとね」
恭子「うん、おはよう」
哩「ごはん出来とうよ」
恭子「え……ありがとな」
哩「まあお節の残りやけどね お雑煮は?」
恭子「もらうわ」
哩「ん、ちょお待ちね」
恭子「うん」
哩「しっかしよう寝とったね」
恭子「うん、まあ昨日はいろいろあったしな」
哩「はい、お雑煮」
恭子「おおきにな」
哩「うん」
恭子「いただきます」
哩「めしあがれ」
恭子「…」パクパク
玄「きょうはどこかいくんですか?」
恭子「んー…特に予定は入ってへんなあ…」
玄「ほーう」
恭子「いちにち家でゴロゴロしながらテレビでも見てよかなあ」
玄「それは……なかなかのなかなかですね……」
恭子「まあお正月やからって無理に活動的になることもないやろ」
玄「なるほどなるほど~」
恭子「ふー、ごちそうさま」
玄「おそまつさまですっ」
恭子「…さて、それじゃあこたつに移動しよか」
玄「そうですn」
ピンポーン
玄「…?」
恭子「だれか来たみたいやな」
漫「あ、せんぱい!あけましておめでとうございますっ!」
恭子「おめでとうございます …で、どないしたん?」
漫「え、ええっと…初詣に、ご一緒してもらえへんかなあ、って」
恭子「え、今日?」
漫「へへ、やっぱ元日は混んどるやないですか」
恭子「…昨日行ってもうたんやけど」
漫「えっ!?」
漫「あ…ああー……そ、そうですか…」
恭子「…」
漫「そ、それじゃあ……退散しm」
恭子「…まあ行ったってもええけど」
漫「! ほんまですか!」パアァ
恭子「そのかわり…」
漫「はいっ」
恭子「…普段着でええ?」
カン!
コンプは無理だと途中で悟ったわ…
すまんな
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