P「よし!! お前達!! インディアンポーカーやるぞ」 (67)



春香「良いですね!! やりましょう!!」

千早「インディアンポーカーですか?」

雪歩「聞いた事あるような、ないようなー……」

小鳥「ローカルルールどうします!?」ガタッ!!

伊織「ほんとヒマね~アンタ達は……」

P「伊織はやんないの?」

伊織「やるに決まってるでしょ!! にひひ!! お尻の毛まで毟ってあげるわ!!」

春香(伊織弱そう……)

雪歩(典型的なカモキャラだね……)

P「面子は……俺、春香、千早、雪歩、音無さん、伊織の6人か」

春香「千早ちゃんルール解ってないみたいだから教えてあげてくださいよ」

P「そうだな、じゃあ簡単に説明していこう」

小鳥「ローカルルールどうします!?」ウッキウキ

P「初めての千早が居るからあんまり複雑になるのもアレなんで、Aに2が勝つとかジョーカー使用は省きましょう」

千早「あの、私あまり難しいゲームは」

春香「ゲーム自体は単純だよ、千早ちゃん!! 問題は駆け引きだね!!」

P「それじゃあ、説明するぞ?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390186217



■■■■■インディアンポーカー765カップルール■■■■■■

各々の賭け点は10とする

トランプの強さは
2<3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K<A(今回はジョーカーは除きます)

①任意の方法で親を決める(ゲーム毎に親は時計廻り)

②親がカードを切り、それぞれに一枚ずつ表面が見えないようにカードを配る

③全員賭け点1で勝負スタート

④号令を合図に【自分のカードは自分に見えないようにし】オデコにカードを掲げる【表面を対戦者に向ける】

⑤相手のカードを見て自分のカードで勝てるかどうかを推理する

⑥親から時計回りに自分のカードで勝負するか降りるかを決める

⑦全員が降りた場合、親が賭け点総取り(親は降りる事が出来ない)

⑧全員が降りか勝負の発言をした後親は下記のいずれかの選択を選ぶ
→そのまま勝負
→賭け点を1点吊り上げ、⑥からの流れを繰り返す
→賭け点を1点吊り上げ、そのまま勝負

⑧勝負を発言したプレイヤー全員が一斉にカードを場に出し、一番カードの数値が強い人が賭け点総取り

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



P「と、まぁ、こんな感じだ」

千早「……」ムムム

春香「やってる内に覚えるって、千早ちゃん!!」

伊織「1位以外が罰ゲームにする? 1位に御褒美制にする?」

小鳥「そうね、王様ゲーム方式にしましょう」

雪歩「1位がなんでも命令できるって事ですか?」

P「まぁ、常識の範囲内でな、じゃあそれにするか!!」

春香「じゃあ親決めですね、いきますよーーーー」


『じゃーんけーん ぽん!!』



【1回戦】

小鳥【親】

伊織

春香

千早



雪歩


小鳥「っし!!!! 親鳥取った!!」

伊織「2試合目か~、まずまずね」

春香「場が温まったあたりか、悪くないね」

千早「有利なのかどうかも解らないわ……」

P「ん~最悪、順番回ってこないまま終わりそうだなぁ」

雪歩(うん、良い位置……だね)

小鳥「んじゃ、カード配りますよ~」

チャッチャッチャッチャッチャッチャ

小鳥「はい、各々賭け点出して~」

P「よし、いっせーの!でオデコにカード掲げろよ?」


『いっせーの!!』



小鳥 [8]

伊織 [2]

春香 [J]

千早 [A]

P  [4]

雪歩 [9]


伊織「……千早、悪い事言わないわ、降りておきなさい」

千早「え!?」(水瀬さん2なのに……)

春香「……そうだね、そのカードじゃちょっと……」

雪歩「最初だからね、皆優しく教えてあげてるんだよ、千早ちゃん」

P(えげつねぇ……こいつら……)

小鳥「まぁ、プロデューサーさんよりは強いけどね、それでも弱い事には変わりないわ」

P(ブラフぶっこみやがって、俺は騙されないぞ……)

千早(プロデューサーより強いって事は……5とか6かしら……と、するとあまり勝負には出たくないわね)

小鳥(強敵は春香ちゃんね……プロデューサーさんに負けるって事は無いと思うけど……)

雪歩「春香ちゃん……ふふ……いや、なんでもない、ごめん」

春香(笑った!? 私のカード弱いの!?)

伊織「そうねー、そんなみっともないカードで勝負するのは危険よ、春香」

全員( こ い つ は 泳 が せ て お こ う )

小鳥「それじゃあコール行くわよー」



小鳥 [8]親

伊織 [2]勝負

春香 [J]降り

千早 [A]降り

P  [4]勝負

雪歩 [9]勝負


春香「ちょっと、怖いから……………………って!! もーーーー!!!! 強いじゃーーーん!!!!」

千早「…………A!? …………あなた達、騙したわねっっ!!!!」

全員「」メソラシー

雪歩「他は全員勝負だね」

P「どうします? 音無さん?」

伊織「にひひ!! 私は幾らでも勝負だけどね」

小鳥「そうだなぁ」(伊織ちゃんカモ過ぎ、笑い堪えるの大変wwwww)


小鳥「…………まぁ、1回目なんでこのまま勝負で!!」

P「それじゃあ、いっせーの!!」


『ほい!!』


伊織「…………ちょっとどう言う事よこれぇ!!!!」【2】

P「伊織よ、存分に滑稽だったぞwwww 俺も弱いがwwww」【4】

雪歩「しっぃ!!!!」【9】

小鳥「あーーーー惜しい、でも損害少なくて助かったと思うべきなのかしら……」【8】


【雪歩WIN!!】


賭け点

小鳥 9【-1】

伊織 9【-1】

春香 9【-1】

千早 9【-1】

P  9【-1】

雪歩 15【+5】



【2回戦】


伊織 【親】

春香

千早



雪歩

小鳥



伊織「私が親ね♪」

チャッチャッチャッチャッチャ

春香(このゲームの強敵は……雪歩だね)

P(雪歩には要注意だな、聞いた事があるような無いような、とか言ってたけど、アイツはガチだ)

千早(次は騙されないようにしないと……)

小鳥(あまりにも簡単に騙しちゃったから、千早ちゃん、次は警戒してくるだろうな)

雪歩(変に目立つと勝負時にちょっと厄介だから、数ゲームは大人しくしておくか……)

伊織「それじゃいくわよ!?」


『いっせーの!!』



伊織 【2】

春香 【8】

千早 【J】

P  【5】

雪歩 【10】

小鳥 【6】


春香(伊織っっっっwwwwwwwwwwwww)

伊織「……しっかし、アンタ、基本的に不運よねー」チラッ

P「そ、そうか?」(お前にだけは言われたくねぇよwwwwwwwww)

千早「」キョロキョロ

雪歩(千早ちゃんが私と春香ちゃんを見比べている……)

小鳥(千早ちゃんはナチュラルラックが強いわね……そしてプロデューサーさんは不運体質ね)

千早(トランプは13枚中、強さの中心が8と考えると春香がちょうど真ん中の強さ、萩原さん以外が下って事は……平均学的にも私は8より上と考えた方がよさそうね)

P「千早、さっきは悪かったな、でも今回【は】本当に弱いぞww?」

千早「そうですか」シレッ

雪歩(千早ちゃんは一度騙されているから、今回は皆の言葉には耳をかさない、恐らく確率とか考えてくるかな)

伊織(千早が強いけど、この伊織ちゃんが二連続で弱いカードなんて引くはずが無いわ! ここは勝負ね!!)

小鳥(とか考えてそう……伊織ちゃんwwww)

春香(千早ちゃんの前にコールしなきゃ行けないのがなぁ……伊織を温まらせて一気に破産させるチャンスなのに……)

雪歩(千早ちゃんが勝負に出たら降り、降りたら伊織ちゃんを破産させよう……)

P「んじゃ、コール行くぞ?」



伊織 【2】 親

春香 【8】 勝負

千早 【J】 勝負

P  【5】 勝負

雪歩 【10】 降り

小鳥 【6】 降り


雪歩「…………10か、なるほど」

小鳥「……6ね、うん、まぁ良かったかなぁ?」

P「ちょっと降りた人達は勝負の人達に情報与えないで下さいよ!?」

小鳥「アラ、失礼、おほほほほほ」


伊織「もちろん倍プッシュさせてもらうわよ、どうする? アンタ達?」

春香(伊織wwwwww…………それにしても、千早ちゃん勝負に来たか……)

千早(水瀬さんには手痛く負けてもらうとして……)

P「雪歩が降りたのは助かったなぁ」ボソ

春香(……プロデューサーさんのブラフが糞下手過ぎて黙っててくださいレベル)

伊織「それじゃあ、コール、行くわよ!?」



【賭け点2】


伊織 【2】 親

春香 【8】 降り

千早 【J】 勝負

P  【5】 勝負


春香「…………8かぁ」


伊織「私はもう一つレートを上げさせてもらうわ、さて? アンタ達はどうする?」

P(そろそろ伊織の自信に笑いを堪える自信が無くなって来たwwwwwww)

千早「……」チラチラ

伊織(私の方をチラチラ見てるって事は……相当強いカードが私に来てるって事ね……にひひっ!!)

春香(!!!! ち、千早ちゃんが……っ!!)

雪歩(視線ブラフを覚えつつある……)

小鳥(やっかいな獣が目覚めつつあるようね……)

千早「…………勝負、するわ」

P「うえー、これ以上は怖ぇなぁ」

伊織「じゃ、コールね」



【賭け点3】


伊織 【2】 親

千早 【J】 勝負

P  【5】 勝負


伊織「千早、随分と強気でくるじゃない?」

P(降り時だったかな……)

千早「…………水瀬さん……もう勝負した方が良いんじゃないかしら?」

伊織「ふふふ、その手には乗らないわよ、千早!!」

小鳥(やべぇ、千早ちゃんがカマかけ始めたピヨ)

雪歩(伊織ちゃんに一番効果的な言葉でノらせた……)

春香(アカン、千早ちゃん博打強いタイプかもしれない……)

P「…………っかー……どうすっかなぁ……」

春香(それに比べてプロデューサーさんは)

小鳥(意思がブレブレ、この賭け事でその姿勢は命取り、命鳥、なんちゃってwwなんちゃってwwww)

P「あ!! 音無さん笑いましたね!!!! 弱いのか? 俺、弱いのか?」

雪歩「そんな事無いんじゃないですか?」

P「え? そう? やれる? 俺まだやれるかな? んじゃもう一回くらいは……」

伊織「コールの時間よ!!」



【賭け点4】


伊織 【2】 親

千早 【J】 勝負

P  【5】 勝負


千早(確信した、この場で私は一番強いわ……後はどこまでこの二人を連れて行くか、ね)

P「うわー怖ぇ、まだ二試合目だぞ……強いカード来てますよーに!!」

春香(カード運祈っちゃうあたりプロデューサーさん解ってないなぁ)

伊織(千早……強気ね……もしかしたら私のカードって……弱い?)

千早「どうする? 水瀬さん」

伊織「!!」

千早「私は、多分、水瀬さんには勝っていると思うわ」

P(には!?)

伊織(には!?)

雪歩(うわぁ……)

小鳥(怖い怖い……)

伊織(ちょ、ちょっと待って、つまり私には勝ってると思うって事は、え? 私ってプロデューサーより弱いって事!? 5より!?)

P(いや、そりゃ伊織には勝つだろうけど……するってーと、俺は相当強いって事か!!)

千早「水瀬さん、勝負? それともコールかしら?」

伊織「ちょ、ちょっと待ってよ…………勝負、勝負するわ」

千早「レートは上げずに?」

伊織「こ、このままで、やるわ」

P「伊織ぃ!! 俺はまだまだ付き合うぞ~」

伊織「うっさいわね!! 勝負よ!! 勝負!!」

P「んじゃ、いっせーの!!」


『ほい!!』



伊織「っっっっま、またなの!!??」【2】

P「嘘っ!? なんだよ!! 俺弱いじゃん!!」【5】

千早「……私の勝ちのようね」【J】

伊織「く、くぅ……初戦に引き続き、2なんて」

P「うぉぉおお……勝ってるって思ったのにぃ!!」

春香(…………千早ちゃん、この二人を)

雪歩(生かした……多分)

小鳥(わざと、ね)

千早「プロデューサーがかなり強気だったんで、次のレートでは降りるつもりでした、勝てて良かったです」ニコッ

春香(絶対そんな気なかった!! 千早ちゃん絶対そんな気無かったよ!!)

小鳥(次戦への布石を始めてる……)


【千早WIN!!】


賭け点

小鳥 8【-1】

伊織 5【-4】

春香 7【-2】

千早 21【+12】

P  5【-4】

雪歩 14【-1】



【3回戦】


春香 【親】

千早

P 

雪歩

小鳥

伊織


春香「私が親ですよ!! おーやっ!!」

千早「そう言えば、親がレートを上げていくのに点数的について来れなくなった人はどうするんですか?」

P「ん~今回は勝負に出た人がレートについていけなくなったらその時点で強制勝負で良いだろう」

小鳥「その勝負で負けたら強制敗退って事ですね」

伊織「と、とりあえず、少しでも点数を回収しないと……」

雪歩(伊織ちゃんはドランカー気味……と)

春香「各々方? よぅござんすか?」

P「うぃ!!」


『いっせーの!!』




春香 【6】

千早 【4】

P  【5】

雪歩 【3】

小鳥 【7】

伊織 【7】


全員(キタぞコレーーーーーーー!!!!!!)


春香(弱い!! 全体的に弱い!! 私が親の時にコレはかなりの好機!!)

伊織(小鳥が一番強い、それでも7……で、でも私ももう一度2って可能性も……)

雪歩(……この流れはちょっと速すぎる、何となくだけど嫌な予感がする)

千早(2回連続で良いカードが来ているからそろそろ私も弱そうだけど……周りも相当低いし……)

P「これはー荒れそうですなぁ!!」

小鳥(プロデューサーさんはちょっと黙っててください!!)

P(今までの俺のカードは4、5、もう一回低いって事は無いだろwwこれはチャンス到来、だぜっっ!!)ビシッ!!

伊織「アンタ、なんで冬馬のマネしてんのよ」

春香「それじゃあコール、行くよー!!」



春香 【6】 親

千早 【4】 勝負

P  【5】 勝負

雪歩 【3】 降り

小鳥 【7】 勝負

伊織 【7】 勝負


全員(雪歩が降りた!?)


春香(自力普通に考えれば私が強すぎるからだよね!? だって他の皆、糞カードだし!!)

千早(私が強い? いや、萩原さんは何を見ているの?)

伊織(うぅ……無理したらここで破産って事も……でも勝負しちゃったし……)

P(確信したwwww俺が最強だwwww雪歩も俺を見て降りたような気がするしwwww)

小鳥(…………恐らく全員弱いって流れを見越したのね、雪歩ちゃんは)

雪歩「…………ほっ、3かぁ、良かったぁ」

千早「春香、コールするの?」

春香「当然だよ千早ちゃん、レートあげていくよ!!」

P「よしよし!! いったれいったれwwwww!!」

小鳥(ん~~~~……)



【賭け点2】


春香 【6】 親

千早 【4】 勝負

P  【5】 勝負

小鳥 【7】 勝負

伊織 【7】 勝負


春香(乗ってきた???)

千早(これは……)

小鳥(全員弱いって事ピヨ?)

P(良い感じww良い感じwwww)

伊織(うぅ……ここで負けたら3点……ど、どうしよう)

春香(でも、それじゃあ雪歩が降りた理由は? 雪歩のカードは確か……9、10、ときての3だったけど……)

千早(確率を考えたのかしら……そろそろ低いカードが来るって言う……)

P「ほらほらww春香!! コール!! コール!!」

春香(……プロデューサーさんは場を荒らすからここで殺しておきたいけど……)

春香「……コール、行きますよ?」



【賭け点3】


春香 【6】 親

千早 【4】 勝負

P  【5】 勝負

小鳥 【7】 降り

伊織 【7】 勝負


小鳥「ぐぅうぅぅぅ……これ以上は無茶出来ないわ…………っと、7!! 7だったかぁ……」

春香(これで、この中で一番の強敵は伊織、ボロボロだから早めに降りると思ったけど……)

伊織(4,5,6、でしょ? これで負けるって事は無いって普通思うでしょ? なのに小鳥は降りた……えっと、それって)グルグル

雪歩(ドランカー気味の伊織ちゃんが見た中で一番強力なカードを持っていた、それだけでこの場、勝負は出来ない、けど……)

千早(見えている限り最強は水瀬さん……どうしたものかしら…………)

P「よし!! 春香? どうするんだぁ?」

春香(ぐ、ぐぅ……せめて伊織が降りてくれればプロデューサーさんを殺しにかかれるんだけど……)

P「ほらほらほらほらほら~?」

春香「コールで」(とりあえずプロデューサーさんは殺そう、そうしよう)

千早(…………これ以上は……)



【賭け点4】


春香 【6】 親

千早 【4】 降り

P  【5】 勝負

伊織 【7】 勝負


千早「…………ふぅ、4だったのね」

春香(安心した? つまり絶対勝負しなきゃならない私には負けていたと言う事だよね……)

P「よかったなーww 千早、降りといて~wwww」

伊織(もうこうなったら限界まで行くしかないわ、3回連続で弱いなんて、伊織ちゃん的に有り得ない!!)

春香「……次は確か、レート上げて勝負かこのレートでの勝負しか無いんでしたよね?」

P「俺と伊織が5点しかないからな」

春香「…………二人には死んでもらいますね!!」

P(6程度でwwwwwwwwwww)

雪歩(プロデューサー死んだ)

小鳥(何でプロデューサーさんは根拠無くこんなに自信まんまんなのか)

伊織(…………)ドキドキドキドキドキ

春香「レートを1上げて、勝負!!」

伊織「い、行くわよ? いっせーの!!!!」


『ほい!!』



【賭け点5】


春香 【6】

P  【5】

伊織 【7】


春香「ぐぁあああ!!!! 痛い!! この負けは痛い!!!!」【6】

P「……あれ?」【5】

伊織「やった!! やったわ!! どうにか生き残ったわ!!」【7】

P「あれ? コレって、俺……」

雪歩「プロデューサー、玉露でお願いします」

小鳥「私はコーヒーで」

千早「牛乳があれば、出来ればホットでお願いします」

伊織「冷蔵庫に100%オレンジあったはずだからよろしくね? にひひっ」

春香「コンビニでお菓子もおねがいしまーーす!!」

P「……くそぅ、早くも脱落かよぅ」


【伊織WIN!!】


賭け点

小鳥 5【ー3】

伊織 23【+18】

春香 2【ー5】

千早 17【-4】

P  0【ー5】 脱落

雪歩 13【ー1】



【4回戦】


千早 【親】

雪歩

小鳥

伊織

春香


春香「ん~~2点じゃ、高レート勝負の時場をしらけさせるから、降りますね」

千早(プロデューサーがパシりに行かされた後にそれを言うのは何気に酷いわね、春香)

伊織「確かに春香の点じゃ逆転も難しそうだしねぇ」

小鳥「さっきまでリーチ目だった伊織ちゃんが言う台詞じゃ……」

雪歩「じゃあ、4人で勝負って事だね?」

千早「これって最後の一人になるまでやるの?」

春香「それか何回戦まで、って感じだね、とりあえず、私がくじで終了回決めておくよ」

千早「くじ? 何で?」

春香「そうじゃないと、勝ちの目が見えない時、全張り固定になっちゃうからね~」

千早「あぁ、なるほど」

春香「まぁ、あんまり長くてもあれだから最多で5回くらいかな~」カキカキ

雪歩「……」

小鳥「じゃ、行くわよ~~」


『いっせーの!!』



千早 【9】

雪歩 【8】

小鳥 【Q】

伊織 【A】


雪歩(アレだけの接戦を制したのだもの、来るよね、流れが……)

小鳥(伊織ちゃんには勝てないけど、降りてばかりじゃジリ貧……)

伊織「……ちょっと雪歩、髪がかかって見え難いわ、髪の上にカード掲げなさいよ」

雪歩「ん、あ、ご、ごめんね、伊織ちゃん」

千早(親だもの、絶対勝負しなきゃいけないのよね……二人が強いから賭け点1ですましちゃうのも良いけど……)

雪歩「……伊織ちゃん、自信はどう?」

伊織「!?」

小鳥(……動いた)

伊織「……あるわよ? もちろん」

雪歩「ふぅん、点数も沢山もってるもんね」

伊織「何よ、突然話しかけて」

雪歩「いや、千早ちゃんが気の毒だなって」

千早「!?」

伊織(千早には勝ってるって事!? い、いや、ここで勝負させておいてって事も)

雪歩「じゃあ、コール、行こうか? 千早ちゃん」ニコッ

千早「え、えぇ……」



千早 【9】 親

雪歩 【8】 降り

小鳥 【Q】 勝負

伊織 【A】 勝負


伊織(降りた!?)

春香「引っ掻き回すなぁ雪歩はww」

千早(降りたって事はQ、Aには対抗出来ないと推理したって事?)

小鳥(雪歩ちゃんは正直に情報を与えた……その効果は……)

伊織「……千早、私は勝負するわよ?」

千早「どうぞご自由に?」

伊織「……」

千早「水瀬さん、萩原さんの言葉を信じるのね」クスッ

伊織「!?」

小鳥(伊織ちゃんが降りてくれれば勝負に行きたいんだけど……コール先だしなぁ)

伊織(……小鳥が勝負に行くなら降り、降りるなら勝負ね)

千早(水瀬さんが降りてくれれば、小鳥さんだけど……Qか)

千早「コール、行くわよ?」



【賭け点2】


千早 【9】 親

小鳥 【Q】 勝負

伊織 【A】 降り


伊織「そう急く事は無いわ……って!! っっっもう!!!!」【A】

雪歩「教えてあげたのにww」

春香「えげつないんだよ雪歩はww」

千早「さて、あとはレートをどこまで上げるか、ですね」

小鳥「えぇ、そうね」

千早(Q…………勝てるカードはK、Aの2枚、普通に考えれば入っているわけないわよね)

小鳥(でも……伊織ちゃんを長髪した雪歩ちゃんの狙いが解らない、どう言う事かしら……)

千早「……レート、上げます」

小鳥「……!!」

千早「3です、乗りますか?」

小鳥「……乗るわ」

雪歩(……良し)

千早「……4」

小鳥「千早ちゃん、限界ギリギリで勝負しましょう?」

千早「!!」

小鳥「どうかしら? 私の持ち点は5だし、ちまちまとやってられないの」

千早「受けましょう!!」

春香「はい、それじゃあ、いっせーの」


『ほい!!』



千早「っっっっ!! やっぱりダメ……だったのね」【9】

小鳥「ピヨッしゃーーーーーー!!!!!! 戦えるだけの残弾を確保したわぁ!!!!」【Q】

P「ただいま~、どれ? どうなってんの?」

春香「私は降りました、それで今4回戦が終了した所です」

伊織「まったく!! 遅いのよアンタは!! オレンジジュースが入ってればもうちょっと冷静になれたわ!!」プンスカ

P「あ、それな、ファンタしかなかった、ゴメン」

伊織「果汁1%も入って無いじゃないのよ!!!!」

雪歩(千早ちゃんはやりなれてない博打の勝負に勝って酔ってたからあんな状況で勝負した)

雪歩(駆け引きに酔っていたけど、その効力は多分この勝負で薄れた……)

千早(次は冷静にならなくちゃ……)

雪歩(……だからこそ、次は【理】に乗ってくる)

雪歩(点差がほぼ平均化した、そしてここ数ゲーム我慢した…………)

小鳥(雪歩ちゃんに点数を操作された感があるけど……考えすぎかしらね)

伊織(自力は一番ある、チャンスが来たら全員終わらせにかかってあげるわ)


【小鳥WIN!!】


賭け点

小鳥 13【+8】

伊織 21【-2】

千早 12【-5】

雪歩 12【ー1】



【5回戦】


雪歩 【親】

小鳥 

伊織 

千早 


雪歩「最終順、だね」

チャッチャッチャッチャ

P「今の所伊織以外はほぼ平均だな」

春香「まぁ、それだけデカイ勝負が出来るようになったって事ですかね」

千早(小さくかけても水瀬さんには届かない……)

小鳥(少なくとも3人を賭け点5まで引っ張らないと……上には届かない)

雪歩「みんなどうしたの?」

全員(!?)

雪歩「ゲームだよ、ゲーム、楽しくやろう?」ニコニコ

P「そうだぞー!! 楽しくな!! 皆!!」

伊織「じゃあ、行くわよ?」


『いっせーの!!』




雪歩 【】

小鳥 【】

伊織 【】

千早 【】


【会話文で各々の優劣を推理して下さい】


雪歩(……)ファサ

伊織(……)

千早(……)

小鳥(……)

雪歩「ん~~……難しいね」

伊織「確かにね」

小鳥(親が強い番が来たけど……私にも流れは来ているはず)

千早(細かく賭けてたら全く進まないわね)

伊織(私はこれまで2,2,7,Aと来ている、昇り調子ではあるわ……この程度ならば……)

雪歩「それじゃあ、コール、行くよ?」



雪歩 【】 親

小鳥 【】 勝負

伊織 【】 勝負

千早 【】 勝負


雪歩「……どうする?1点ずつ吊り上げていくけど、止まりたい人が居たら言う形で良いかな?」

小鳥「……了解」

千早「解ったわ」

伊織「…………う、うん」

雪歩「2」

全員(……)

雪歩「3」

全員(……)

雪歩「4,5,6,7,8……」

千早「ちょ、ちょっと!!」

小鳥「早い!! 早いって!! 雪歩ちゃん!!」

雪歩「え? そうかな? でも、現状8点勝負、ここで勝てば24点勝ちだよね」

伊織(まくられる……)

雪歩「さっき春香ちゃんがくじ引いてから2回勝負が続いたから、そろそろ終わる確率高いと思うんだよね」

千早「……だから?」

雪歩「だったら、手番がすぐに来る、小鳥さんや伊織ちゃんはここでの勝ち、かなり大きいんじゃないかなって」

小鳥(確かに、ここで勝ちを拾えば、どんなカードが来ても1点勝負で逃げ切れる……)

伊織(早い内に手番が来たのがこんなにも有利な状況になるなんて)

雪歩「9」

千早「ちょ!!」

雪歩「この条件聞いたら、千早ちゃんも限界まで行くしかないよね?」ニコ



千早(確かに最大5回じゃ……私に回るのは3分の1……)

雪歩「10」

伊織(否応無く、この回が勝負を決する回になったわね……っ!!)

小鳥(雪歩ちゃんの自信は何なの? で、でもやるしか……)

雪歩「11」

千早(もはや降りたら絶望的状況……ならば!!)

小鳥(悔しいけど、限界まで行くしかない、か)

雪歩「上限の12……」

伊織「……っ!!」

千早「……」

小鳥「……」

雪歩「それじゃあ、行くよ!?」




『いっせーの!!!!』




『ほい!!!!』





雪歩 【J】

小鳥 【10】

伊織 【7】

千早 【9】


小鳥「ま、負けた!!」

伊織「ぐっっ!!」

千早「っっっっ!!!!」

雪歩「やったぁ、運が良かったぁ!!」



【雪歩WIN!!】


賭け点

小鳥 1【-12】

伊織 9【-12】

千早 0【-12】

雪歩 48【+36】

雪歩J
千早7
伊織9
小鳥10
って所か?流れを見た雪歩が空気でも、実際の数字でも勝ってるパターンかね?



春香「はい、終了で~~っす!!」

P「終わってみれば雪歩の大勝だったな」

雪歩「偶然ですよぉ」

千早「くっっ!!!!」

伊織「してやられた感が凄いわね」

小鳥「で、でもどうして雪歩ちゃん!?」

雪歩「はい?」

小鳥「最後の勝負は7,9,10の勝負だったんでしょ? 何であんなに強気で勝負できたの!?」

雪歩「いやぁ~そろそろ終わりかなって思ってたんです、だからチマチマかけてたら伊織ちゃんに届かないなって」

千早(違う!! 9点で届いた勝負であんなにムリヤリ点を上げていったんだから、その後の勝負も見越していてトドメを刺しにキタ)

伊織「何かカラクリがあるんでしょ? 雪歩」

雪歩「本当にないよぅwwww 疑い深いなぁ伊織ちゃん」

P「いやぁでも悔しいな!! もう一回!! もう一回やろうぜ!!」

春香「今度は活躍しますよ!! っと、その前に」

千早「萩原さんの願い事、聞かないとね?」


雪歩「私、このゲーム凄く楽しかったから、こうやってまた皆でやりたいなって言うのが願いです!!」


伊織「……良いわよ!! 今度は負けないんだから!!」

小鳥「よし!! 直にやりましょう!! 直に!!」


雪歩「正し、次は賭け点、現ナマ(現金)で」


全員「……え?」



……

…………

………………


P「小鳥さん……給料前借りって……」

小鳥「出来るわけ無いじゃないですか……律子さん許すと思います?」

伊織「……なぜ、なのか」

千早「負けても小さくて、勝つときは大きい……なんで……」

春香「多分さ、気付いちゃったんだけどさ……」

伊織「解ったの?」

春香「いや、小さな技の一つなんだと思うんだけど……」

千早「教えて……春香……」

春香「雪歩ってさ、たまにオデコにカード置いた時、少し髪で隠す癖あるじゃん?」

伊織「あぁ、あれね、ウザったいわよね、完全に見えなくなるわけじゃないんだけど」

春香「あれをさ【注意された】【注意されない】で推理してんじゃないかなって」

小鳥「どう言う事?」

春香「完全に見えなくなるわけじゃないって所が味噌で」

千早「……そうか、絵札やAだったら見えにくくても別に……」

小鳥「逆に、6,7,8,9,10辺りだと、邪魔だから注意しちゃう……」

伊織「たまに、指でカードの数字隠してたのも……そう言うアレだったのね……」

春香「その他にも色々小技使ってた漢字するけど……ね」

P「勝てねぇな……あいつ、ガチだもん」

小鳥「はぁ……暫く白湯生活だわ……お母さんに食べ物送ってもらおうかしら……」



真「す、凄い、それが全純金製のスコップ?」

雪歩「そう!! 欲しかったんだぁ~」

真「あ、アレでしょ? 皆との賭け事のお金で」

雪歩「真ちゃん、賭けなんて……ちょっとした遊びだよ、遊び」

真「そ、それで純金、ね、うん」

雪歩「何掘ろうかな~~♪」

真「ボク、雪歩とは賭け事しないって今心に決めたよ」

雪歩「真ちゃん、恋の駆け引きは私も素人だよ」ウワメー

真「……純金のスコップ持ちながら言われてもね」

雪歩「だよねーーーwwwwwwうっしゃっしゃっwwwwwwwwよし!! 真ちゃん!! 焼肉行こう!! 奢るよ!!」

真「え!? い、いや!! 雪歩と焼肉は……」

雪歩「小鳥さんの給料分でね!! うっしゃっしゃっしゃっしゃwwwwww」ズリリリリリ

真「いやぁぁあああぁあぁああああぁぁぁぁぁ………………」



何だこれ。

あ、終わりです。

インディアンポーカー簡単で面白いので皆様もどうぞ。

こう言うSS初めて書きましたが、思ったより全然難しかったです

お付き合い頂きありがとうございました。

あと>>49様の名推理は普通にビックリしましたww

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