六花「ゆうたの匂い……たまらない」(267)

六花「……」クンクン

六花「ふぁあ~」クンクン


六花(ゆうたのパジャマを貸してもらって以来あの匂いが忘れられなくなって…遂に…)

六花(盗んでしまった!)

六花「しかし! それだけのリスクを負う価値はあった・・・」クンクン

六花「たまんないよぉ~」ゴロゴロ

十花「……」

六花「ふぁあ~ゆうたの匂いすごい・・・」ジタバタ クンクン

十花「おい」

六花「!?」ビクッ

十花「…何してる」

六花「ぷ…プリーステス! いつからそこに…相変わらず神出鬼没」

六花「ということで私はもう寝る おやす…」スタスタ

十花「おい待て」ガシッ

続きはよ

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、六花達のみんなへのメッセジをどぞ

六花「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと厨二なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

デコ守「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったデスか?」

勇太「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいな・・・」

一色「見てくれありがとな!
正直、作中で言った俺の気持ちは本当だよ!」

森夏「・・・ありがと」ファサ

では、

六花、勇太、五月七日、一色、デコ守、俺「皆さんありがとうございました!」



六花、勇太、五月七日、一色、デコ守「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

……

……

六花「いたいよぉ…」

十花「お前はどこまで馬鹿なんだ 人様のものを盗むとは…ハァ 呆れてものも言えん」

六花「ごめんなさい」

十花「明日私が返しておくからお前は後できっちり謝れ」

六花「…はい」

十花「もう寝ろ」

六花「……」トボトボ



十花(匂いが忘れられなくて盗んだ…だと 何を考えてるんだあいつは…)

十花(まったくもう…)

十花「……」

十花「……」クンクン

十花「……」クンクン

十花「ふむ…存外悪くはないな」

十花「……」クンクン


20分後

十花「……」クンクン

十花(!?な、何をしてるんだ私は 気づいたらこんなに経っていた)

十花(クソッ疲れてるな 寝るか…)


翌朝


十花「……ど、どうしよう」ダラダラ

十花(勇太の寝巻を抱いて寝たせいで 涎まみれになってしまった これはまずい)

十花(明日返すか…)

十花(しかし久しぶりによく寝れた気がするな)

六花(ゆうたの匂い成分が足りなすぎる…)

六花(このままじゃ禁断症状が出てきそう)

六花「ということで今度はゆうたの体操着を拝借した」

六花「幸い今日はゆうたと凸守は不可視境界線探索でお出かけ中」

六花「にぶたにも来そうにないし くみんは横で爆睡中…」

六花「……」

六花「ふぁ~」クンクン

六花「この匂い…たまらない」クンクン

六花「たまんないよぉ~」ゴロゴロ

森夏「……」

六花「ふぁあ~ゆうたの匂いすごい・・・」ジタバタ クンクン

森夏「た…小鳥遊さん?」

六花「」スッ

六花「どうしたにぶたに」ダラダラ

森夏「ちょ、ちょっとそれ貸して……こ、これ富樫くんの体操着よね? 何してたの?」

六花「いや…なぜか部室に落ちてたから拾って返そうかと」ダラダラ

森夏「え…いや…匂い嗅いで無かった?」

六花「……」ダラダラ

森夏「たまんないよぉ~ ゆうたの匂いすごい…って言って」

六花「うわぁあああああああああああああああ」ダッダッダッダ

森夏「ちょっと小鳥遊さん!」

森夏「……行っちゃった」

森夏「……」

森夏「小鳥遊さんって…匂いフェチ?  この体操着を……嗅ぐ?」

森夏「うわっ気持ちわるっ」

森夏「……」

森夏「……」

森夏「……」クンクン

勇太信者急増中

俺「クンカクンカ」

森夏「ん!? 今わたし…」

森夏「いやいや…所詮服の匂いってその家で使ってる洗剤の匂いなんだし…嗅いでも別に」

森夏「でも…これ…悪くない…かも」クンクン

森夏「……」クンクン

森夏「……」クンクン

15分後

森夏(なによこれ…やめられない…)クンクン

森夏「ふぁあ~//」クンクン


一色「……」


森夏「冨樫くんの匂い~//」


一色「……」



森夏「は!?」

一色「お、おう」


森夏「……」スッ

森夏「私は帰るわ これ冨樫くんの体操着だから返しといて じゃ」

一色「……」

やめろ

一色「あーこれ勇太に貸してたやつか。なんでにぶたにがもってんだ?」

一色(とんでもないものを見ちまった…)

一色(丹生谷って勇太に気があったのか まさか体操着を盗んでその匂いを嗅ぐとは…)

一色(あいつには小鳥遊さんがいるのに丹生谷まで…) 

一色「ふざけんな! 釣り合わねえだろ!」

一色(くそっイライラしてきたな まぁ勇太に罪はねえしとりあえずこの体操着を勇太のロッカーに…)


一色「……」

一色「……」クンクン

一色「おれのと同じじゃん」

一色「俺の体操着でもああなるのか?」コソッ

森夏「あ、また冨樫君の体操着かな?」クンクン

森夏「…くさっ」

まで妄想した

一色(な、な、何してんだ俺は…気持ち悪い…)

一色(いや…でもこれは…)

一色「……」クンクン

一色「……」クンクン

一色(これはリネン剤か? それにアロマキャンドルをタンスに置いてるくさいな)

一色(確かにたまんねえ匂いだ そして勇太自身の匂いがブレンドされて 脳に響く感じだ)

一色(いつも勇太とじゃれ合ってる俺だからわかる)

っっっw

くみん「……」ニコニコ


一色「うえへへ…これはいい…」(^p^)


くみん「……」ニコニコ


一色「ぐへへえっへっへ」(^p^)


くみん「……うわっ」ヒキ

一色「は!? く…くみん先輩」

一色「……い、今のは」ダラダラ

くみん「一色くんってすごい気持ち悪いね」ニコッ

一色「うわあああああああああああああああああああ」ダッダッダ

くみん「…行っちゃった」

くみん「この体操服を嗅いでたみたいだけど…」

くみん「……」

くみん「……」クンクン

くみん「…ふむ よしっ」

くみん「小さめの枕を取り出して…」

くみん「これを通して…よし完成」

バサッゴロン

くみん「ふぁあ…寝心地良い~」

くみん「眠くなってきた…ふぁ……ぁ……」

くみん「……」zzz

くみん「……」zzz

六花「先週 魔力供給儀式をにぶたにに邪魔されて以来ゆうたの匂いを嗅げていない…」

六花「これは死活問題」

六花「またゆうたの部屋に侵入し盗むしかない わたしの身体がおかしいなっちゃう」

ガラッ

六花「侵入せいこ…」

樟葉「……」

六花「……」

樟葉「なにしてるんですか…」

六花「いや…その…」

六花「…く、樟葉こそ何をしている! ここはゆうたの部屋だぞ!」

樟葉「いや…その前にここは私の家なんですけど…」

六花「くっ…仕方ないここはひとまず退散する」

樟葉「あっちょっと待ってください」

六花「まだ何かあるというのか樟葉よ」

樟葉「もしかしてお兄ちゃんの服ですか?」

六花「…」ビクッ

樟葉「嗅いじゃったんですね…」

六花「え…」

樟葉「やっぱり…」

六花「やっぱり?」

とおかさんはもらいますね

樟葉「たしか…私が小学2年生の時だったと思います」

樟葉「お兄ちゃんが八ヶ岳の修学旅行に行って4日5日会えないことがあったんです」

樟葉「私とお兄ちゃんはいつも一緒にいたのでそうやって一定期間離れるのは初めてのことでした」

樟葉「お兄ちゃんがいなくなって3日目…急に身体の中から変な欲望が湧き出てきて…」

樟葉「気づいたらお兄ちゃんの服の匂いを嗅いでうずくまっていたんです」

樟葉「お母さんによれば声をかけても返事をせず無我夢中だったみたいで…」

六花「……」

樟葉「明らかにおかしいということで病院に行ったんですが…」

樟葉「特殊な性癖かブラザーコンプレックスだということで片付けられました」

樟葉「そしてそれから何度かそういうことがあって今度はお兄ちゃんが検査されたんです」

樟葉「そしたらお兄ちゃんは女性を惹きつける特殊なフェロモンを発してることがわかって…」

六花「……」

樟葉「詳しくは知らないんですが女性ホルモンを刺激する匂いを出すとか出さないとか」

樟葉「つまり私はそれを特定の量取り込んでないと耐えられない身体になってしまったんです」

樟葉「もちろんお兄ちゃんにはそんな事言えないので」

樟葉「女の子に近づくと苦しんじゃうことがあるとかなんとか言ってごまかしたらしいです…」

樟葉「それからですかね お兄ちゃんが中二病に走りはじめて周りと距離を置くようになったのは……」

六花「ゆうた…」

樟葉「でも高校生になってその意識も薄れたんでしょうか もしくは女の子と距離置く生活に耐えられなかったんでしょうか」

樟葉「小鳥遊さんと仲良くなってた時はびっくりしました…でもまぁ大丈夫だと思ってたんですけどね」

六花「大丈夫?」

樟葉「そもそもそんな簡単に発症するようなものじゃないんですよ…これ」

樟葉「今まで発症したのは私と夢葉だけなんです」

樟葉「つまり家族のような親密な生活をしていないと発症しないものなんですよ…」

六花「ゆ…ゆうたのお母さんは大丈夫なのか?」

樟葉「お母さんはなぜかかかってないですね…母親ですし耐性があるんでしょうか」

樟葉「六花さん…」

樟葉「先月お兄ちゃんと海に行きましたよね? そこで何があったんですか?」

六花「……」

樟葉「お兄ちゃんのパジャマを着て私のベッドで寝て…朝お兄ちゃんのベッドに潜って二度寝した…と」

六花「はい…」

樟葉「さぞ快眠だったんでしょうね」

六花「うん、気持ちよかった//」

樟葉「私は我慢してるのに…チッ」

六花「えっ…」

樟葉「あっなんでもないです 気にしないでください」

樟葉「じゃあこれ持って行ってください お兄ちゃんのYシャツです」

六花「こ、これは…」クンクン

六花「す…素晴らしい…」クンクン

樟葉「かかってしまったものはしょうがないので…」

樟葉「また欲しくなったら私の部屋に来てください」

樟葉「お兄ちゃんの匂いが染み込んだものは大量に保管してあるので」

六花「えっ……」

樟葉「いいですか?」

六花「りょ、了解した…」

数日後

六花「魔力供給コートを貰いに来た」

樟葉「えっまた…最近ペース早くなってません?」

六花「い、いやそんなことは……」

樟葉「何かあったんですか?」

六花「……」


樟葉「お姉さんもかかった!?」

六花「うん…」

数日後

部室

勇太「あれ六花と凸守はきてないのか 丹生谷は用事あるとか言って先帰っちまったし」

くみん「あっ富樫くん来たー」

勇太「先輩こんちは いつもの2人どうし…」

くみん「ねぇお願いがあるんだけど…」ズッ

勇太「な、なんですか?」

くみん「富樫くんの匂いが染み込んだ服が欲しいの」ニコッ

勇太「えっ?」

くみん「ねーお願い 何でもするから」

勇太「ん?」

勇太(今…何でもするからって…っていやいや俺は何考えてるんだ)

勇太(ってかいきなりなんなんだ 先輩明らかにおかしいぞ…)

くみん「お願い!」ズイッ

勇太「わ、わかりました 明日適当なの持ってきます」

くみん「ホント!?」

勇太「ほ、ホントです だからそれ以上顔近づけないでください…」

くみん「ありがとう」ニコッ

勇太「あっ、はい…」

同時刻

六花「……んー」クンクン

凸守「マスターそれは…」

六花「こ、これは…魔力供給コート!これを嗅ぐとフワフワした気持ちになれる」

凸守「ほ、ホントデスか!?じゃあ私にも!」キラキラ

六花「駄目! 我がサーヴァントにこれはまだ早い」

凸守「じゃあ凸守はどうすれば…」

六花「これを貸そう DFMのハンカチ これでも代わりにはなる」

六花(まぁハンカチ程度なら大丈夫だと…思う…)

凸守「おおぉ! 鮮やかなハンカチ これを嗅ぐのデスね!」クンクン

凸守「……」クンクン

凸守「マスター確かに良い香りデスが…!?」

六花「うふふ…最高…あぁ」クンクン

凸守「マスターの目が虚ろになってるデス…」

凸守「じゃあ凸守ももう少し…」クンクン

凸守「……」クンクン




同時刻 富樫家

樟葉「あぁん…お兄ちゃん…そこ駄目」クチュクチュ

樟葉「んん…ぁあ」クチュクチュ

ガサゴソ

樟葉「!?」

樟葉(お兄ちゃんの部屋から?…まさか泥棒!?)

樟葉「……」ソロリソロリ

樟葉「だ、だれ!!」

森夏「……」

樟葉「……」

森夏「……」

樟葉「もしかしてお兄ちゃんの同級生…」

森夏「……あっはい」

樟葉「」

森夏「ち、違うのよ 呼んでも返事なかったし…鍵かかってなかったから」

森夏「い、一応お邪魔しますって言って入ってきたのよ!」

樟葉「……」

森夏「ホントよ 信じて」

樟葉(オナってたから気付かなかったなんて言えない…)

掃除ロッカーにDFMと凸守が密着監禁状態で

ガサゴソ

樟葉&森夏「!?」

樟葉(今度こそ泥棒!?)

ガチャ

森夏(この部屋に入ってくる!このバットで…)

森夏「オラァアアアアアアア」 ゴツッ ドカドン ゴツッ ベキッ ボキッ


森夏「ハァ…ハァ…もう大丈夫よ妹さん」

樟葉「でもその制服…もしかして…」

一色「」

森夏「誰よ 顔がぐちゃぐちゃでわからない…あれ…もしかして一色?」

樟葉「ということなんです…」

森夏「つまり私はその富樫くんのフェロモンにやられてこうなってしまったと…」

樟葉「はい…」

森夏「でもあれから凄い調子がいいのよ 勉強も捗るし 睡眠不足は治ったし」

森夏「毎日充実してしょうがないの お願い富樫くんの服を貸して!」

樟葉「安心してくださいそのつもりです 拒絶しようとするとかえって悪くなりますからね」

樟葉「はいこれです」

森夏「あぁ…ふぁ…これよこれ」クンクン

森夏「たまらない…//」クンクン


一色「おいちょっと待てよ なんで男の俺もかかってんだ?」

樟葉「さ、さぁ…?」

樟葉「もしかして女の子…?」

森夏(富樫くんのベッド…あそこにダイブすれば)

森夏(天国にいける気がする…)

森夏「やっほー」ドン

森夏「枕…これはやばい…」クンクン

樟葉「おい…お兄ちゃんのベッドに…調子のんなよクソアマ」ブツブツ

一色「えっ……」


樟葉「ん? あっ話しを戻しますね」

一色「なんでなんだよ 俺は正真正銘男だぞ」

樟葉「これは検査する必要がありそうですね…」

勇太「最近みんなの様子がおかしい…」

勇太「くみん先輩は会うごとに服の提供を要求してくる…」

勇太「逆に丹生谷はよそよそしくなってる」 

勇太「目が合うだけで顔を赤くして背ける…何かやましいことがあるのか」

勇太「六花と凸守は魔力供給と称して頻繁に抱きついてくるし…」

勇太「極めつけは一色だ…何か病気にかかって入院したと聞くし」

勇太「はぁ…今日お見舞いにいってやるか」

勇太「一色誠…ここか

ガララッ」

勇太「よっ一色 元気にしてるか?」

一色「勇太…」

勇太「ど、どうした…まさか深刻な病気なのか?」

一色「ゆうた…」

一色「うわああああああああん」ポロポロ

勇太「えっ…えっ?」

一色「ありがとう…!」

勇太「ん?…」

一色「お前のおかげで…俺はまだ男として生きていられる…ありがとう」ポロポロ

勇太「…?」

勇太「よ、よくわからんがおめでとう」

一色「ありがとう…お前は命の恩人だ」ポロポロ

お兄ちゃんの友人である一色誠さんは年間10万人に0.7~1.8人が発症すると言われる精巣がんにかかっていた

このがんの特徴は青壮年期の男性に多く極めて進行が早いらしい

更に場所が場所なのでなかなか診察しにいきにくいのが深刻になる原因らしい

幸い一色さんの場合まだ転移もなく早期発見だったので治療も軽くで終わったみたい

まだこの病気の原因はわかってないみたいだけどホルモン要因と遺伝要因が重要な原因と考えられていて

それがお兄ちゃんのフェロモンに反応した理由だと思う

あぁ…何にせよ…んん…っ助かって…クチュクチュ…あんお兄ちゃん…本当に良かった…と思う…あぁん大好き プシャー

ふぅ…

最近は丹生谷とかいうクソアマも積極的になってお兄ちゃんの受難な日々は続いてるけど 中二病時代よりは充実してるよね!!


>>216
こういう受難を頼む

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