しんのすけ「ボーちゃん臭うゾ・・・」 (28)
マサオ「正直ボーちゃんってウンコみたいな臭いするよね」
ボー「ボー・・・ボー・・・・・・」
ネネ「臭いって言ってんのよ!返事くらいしなさいよノロマ!」
ネネちゃんはボーちゃんの頭をポカポカ叩いた
ボー「ボ・・・ボォオオ!」
風間「きも」
僕の名前はボー。双葉幼稚園に通う幼稚園児だ
僕の家にはお風呂がなくて、とても貧しい暮らしをしている
そのせいで、僕はみんなにいじめられてるんだ
しんのすけ「ボーちゃんはさぁ?お風呂とか入らないのっ?」
しんちゃんが、オカマみたいな口調で言った
ボー「僕の家には、お風呂がない」
ネネ「だからそんなに臭いのね」
その一言で、僕の心は酷く傷ついた
だけど、言い返すと殴られる。だから僕はこう言うのだ
ボー「ボー・・・・・・」
僕は頭の回転が遅いので、とりあえず「ボー」と言って、コミュニケーションをとるのだ
風間「お前それしか言えないのかよ」
本当はもっと、みんなとお喋りがしたい
だけど僕はすぐに言葉が浮かんでこないので、「ボー」と言うしかないんだ
風間くん、ごめん
ボー「ボー・・・ボー・・・」
風間「気持ち悪いんだよ!」
風間くんが、僕の腹を殴った
風間くんのパンチは、すごく痛かった
僕はとても悔しかった
頭の回転が悪い僕は、言葉で自分の感情を表現ができない
言葉で想いを伝えることのできない僕は、怒りに身を委ね、風間くんに鼻水を飛ばしてしまった
風間「あ、あああ、あああアアアアアアアアアアアアアああああああああああああ!!」
マサオ「ボーちゃんが風間くんに鼻水を・・・」
風間「き、汚い!汚いよぉ!!うっっっわああああああああアアアアアアア!!!!」
ネネ「あの服って100万円くらいするって風間くん自慢してなかった?」
マサオ「そんな額ボーちゃん家に払えるわけないよ」
ボー「ボ・・・ボブゥバゥォオオオオオ!!!!」
ネネちゃん達の会話は、その時の僕の耳には届かなかった
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