エザキヒツジで

理沙「ふん～ふふん～♪」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

理沙「ディスクセット！」

デーン

理沙「始まった。」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（タイトル出た。こういうの見ると、なんとなくコナミコマンド入れてみたくなるよね。）

理沙「……」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

画面「隠しキャラが解除されました。」

理沙「！？」

理沙「エザキヒツジ……？」

理沙（いきなり隠しキャラ出ちゃったよ……せっかくだし、この子選んでみる？）ｱﾜﾜ

エザキヒツジ「なんもかんも政治が悪い！」ﾃﾞｪｰﾝ

理沙「……もこもこ」

理沙「……かわいいっ！」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（ちょっとたれ目でおっとりしているのかな……）

理沙「君に決めたっ！」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（よし。は、はじまったよ……マイクをセットして、なにかしゃべらないと……）

エザキヒツジ「おはようばい。」

理沙（博多弁……？ど、どうしよう……緊張して変にテンションあがっちゃった……）

理沙「……っ！」

理沙「おはよう」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

エザキヒツジ「なんで怒っとるの？」

理沙「怒ってない！」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（ゲームにまでつっこまれた……）

エザキヒツジ「」ぐぅぅ～

理沙「ご飯？」

理沙（あ、もうお腹がすいているんだ。えーと、ご飯コマンドは、と。うわ、すごいいろいろあるな。隠しキャラだから好物も
　　　　わからないし……どうしよう……）

理沙（なにあげる？>>25）

味噌汁

理沙「お味噌汁っ！」

エザキヒツジ「うまか、うまかー。」

理沙（あっ、食べてる食べてる。かわいい。）

理沙「……っ、おいしい？」

エザキヒツジ「うまか。でも豚骨の方がよかばい。」

理沙「……」ｽﾞｰﾝ

エザキヒツジ「ふぅー。足らんな。」

理沙「ご不満」

エザキヒツジ「足らん、足らん。」

理沙（どうしよう……なかなかクセがあるぞこの子……）

理沙「とりあえず……>>35」

ジンギスカンで

選挙用紙を渡す

理沙「ジンギスカン！」

エザキヒツジ「……」

理沙「どうしたの？」

エザキヒツジ「あんた、外道か？」

理沙「あっ……！」

エザキヒツジ「それとも共食いしなくちゃならんほど食べ物困っとるのか？」

エザキヒツジ「これも、なんもかんも政治が悪い！」

理沙「！」

理沙「政治が悪い！」

エザキヒツジ「おお、わかってくれるか！」

理沙「政治が悪い！」ｳﾝｳﾝ

理沙（なんか、好感度が上がったよ！　これがコミュ力なんだねみさきちゃん！）

理沙「政治が悪いから味噌汁！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

エザキヒツジ「うまかうまか。さて、」

エザキヒツジ「腹膨れたら、暇やね。」

理沙「！」

理沙（えーっと、取説取説。なになに、いっしょに遊んで仲良くなりましょう。遊ぶにはミニゲームが云々と……
　　　　これもいろいろあるなー。どれがいいのかな……）

理沙「>>54するっ！」ﾌﾟﾝｽｶ

羊毟り

理沙「羊毟り！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「は？」

理沙「え？」

エザキヒツジ「なんやろか？　この国は羊は搾取され虐げられとるのか？」

理沙「そんなことない……」

エザキヒツジ「私は家族じゃなく、家畜として呼ばれたのか？」

理沙「……！」

理沙「……違う！」

理沙（そこまで言うなら見せてあげるよ……！極上の！）

理沙「羊毟りを！」

なんか可愛いぞこの羊

理沙（さて、ミニゲームだけどなになに？　タイミングよくボタンを押して羊の毛を毟りましょう……?
　　　　ぴったりのタイミング以外は強引に毟りますって……？　シビアすぎない？）

理沙「虐待ゲーム？」

理沙（でも、意地でもやるよ！）





ミニゲーム終了

理沙「ふぅ……」ﾌﾟﾝｽｶ

どんな結果になった？>>62

瀕死

理沙（やってしまった……）

エザキヒツジ「……」ﾁｰﾝ

理沙（タイミングミスしすぎて、なんか肉とかいろいろくっついた毛を毟っちゃったよ……）

理沙「大丈夫？」ｵﾛｵﾛ

エザキヒツジ「」

理沙（えーっと、こういう時は……病院コマンドがあるのね。）

理沙「ごめん。」

理沙（治療治療っと……）

あぁ…

理沙「……っ、治療お願い！」

憩「治療やけど、高いのと普通のと安いのあるけどどれ選びます？」

理沙「え？」

理沙（ゲーム内通貨もあるんだ……まぁ、当然だよね。でもゲーム開始時から無駄な出費多いと詰みそうだな……）

理沙「じゃ、じゃあ>>75」

理沙（ごめんねエザキヒツジ。私の技量が足らないばかりに……）

最高のものを

理沙「一番いいの！」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（お金はミニゲームで稼げるみたいだし、うまくいけばなんとかなると思う。だからせめての報いに最高の治療を……！）

憩「終わったでー！」

理沙「早い！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

憩「なん？　早すぎか？」

理沙「グッジョブ！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「」

エザキヒツジ「あんた、鬼か？」

理沙「ごめん……」

エザキヒツジ「ごめんじゃなか。私からウール取るにも、もうちょっとうまくやれなかと？」

理沙「ごめん……」

エザキヒツジ「もういいわ。どうせ、私は悪政に虐げられる哀れな子羊ばい。覚悟決めるわ。」

理沙（治ったけど、好感度ものすごくさがっちゃった……こういう時は、ミニゲームか贈り物コマンド？）

理沙「仲直り！」

どうしよう！>>83

今取ったウールで作った毛布を贈る

肉とかも付いてんぞ

理沙（よし、このウールの血肉を取り払って……毛布を作って贈ろう！）

理沙「誠意見せる！」

エザキヒツジ「あん？」

理沙（えーっと、ミニゲームで毛布を作るのかな？　いや、よかった加工コマンドがあったよ！　
　　　　これでウールを毛布に加工して……）

理沙「あげる！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「これは……私のウールで作った毛布……」

エザキヒツジ「って、当てつけか!!」

理沙「違う！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「違うって……あ///」ﾌﾜｧ

理沙「どう？」ﾆﾔﾘ

エザキヒツジ「くやしいけど……自分の毛だからものすごくフィットする……///」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

理沙（やたら過激な表現が多いなと思ってネットで調べてみたら動○苦手板っていうところで高評価だったよ……）

エザキヒツジ「なんもーかんもー」

理沙（私もよくわからないでプレイしているけど、この子どうなっちゃうんだろ……）

エザキヒツジ「暇やねー。」

理沙「遊ぶ？」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（あっ、でもまだおでかけコマンドっていうの使ってないなー。これやってみよう。）

理沙「おでかけ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

どこ、もしくは誰のところにおでかけしよう？>>100

SMプレイ中の哩＆姫子宅

エザキヒツジ「やったら、私の友人の哩と姫子のところにしよう。」

理沙「わかった。」ﾌﾟﾝｽｶ


――――――――――――――――――――――――――――――――――

哩＆姫子宅

エザキヒツジ「おじゃまするぞー。」

理沙「おじゃまする！」

姫子「先輩!!　ここですか!!　ここがいいとですか!!?」ｷﾞｭｰｩ

哩「ああっ!!　そんなところに縛りをかけたら役満あがらんと、リザベーション失敗してしまうっ!!　あっ！　ああああああ」

理沙「」

エザキヒツジ「」

理沙「えっ？」

エザキヒツジ「なぁ、理沙。これは何をしとるの？」

理沙「聞くの!?　えーっと……>>113？」

麻雀の練習

理沙「……っ！……っせ」

エザキヒツジ「せ？」

理沙「せっくす……！」ｶｧｧｧ

理沙（自宅だからセーフだよね……）

エザキヒツジ「ほぉー、これはセックスというのか。一つ学んだぞ。」

理沙（あ、そういえばプレイヤーの言った言葉を覚える機能とかも書いてあったような……でも、これは）

理沙「忘れて！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「え？　なんで？」

理沙「いいから！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

エザキヒツジ「なんやろか。悪しき政治の検閲にでもひっかかるんか？」

理沙「そう！」

エザキヒツジ「とすると、こいつらはなんでこんなことしとるんやろか。」

哩「」ﾋﾞﾋﾞｸﾝ

姫子「フフフ……ん？」

姫子「エザキヒツジ先輩、なんでここにおるんですか!?」

エザキヒツジ「いや、遊びにきたんだけど……」

理沙「お邪魔？」

姫子「えっ、いやっ、ええ、えええええ///」

エザキヒツジ「まぁ、よかなら遊ぶばい。」

理沙「遊ぶ流れ！」

愉快な哩＆姫子といっしょにミニゲームをしよう！　どんなミニゲームをする？>>128

SMプレイ

姫子「私らと遊ぶなら……SMですかね？」

理沙「CERO確定！」

エザキヒツジ「えっと、そこの伸びている部長を思いっきりたたけばよかと？」

姫子「きっと部長も喜びます。」

ミニゲーム説明
ボタンを連打して何度もたたこう！

理沙（何このゲーム……）

スタート!!

理沙（あっ、3人、いや匹？　どれも叩ける……あと、なにこのコマンド……叩いてもらう？）

どうしよう……>>136

リズム良く叩く

理沙（音ゲーの要領でリズムよく叩くかな……）

理沙「タッピング！」

パンパンパン　パパパパ　パパパン

哩「あっ……よかと……小気味いいリズムが私の脳内まで調教するっ……！」ﾋﾞﾋﾞｸﾝ

エザキヒツジ「それっ！　それっ！　なんか楽しくなってきたと！」ﾊﾟｼｰﾝﾊﾟｼｰﾝ

理沙「」ﾊﾟｼｰﾝ　ﾊﾟﾊﾟｼｰﾝ

理沙「」ﾊﾟｰﾝ　ﾊﾟｰﾝ

哩「ああっ！　あああっ!!」

理沙「」

エザキヒツジ「とても楽しかったな！」

理沙「……うん」

エザキヒツジはサディストの性癖に目覚めた！

理沙（なんか、おかしな方向に成長しちゃった……でも、好感度あがっているんだよね。）

エザキヒツジ「政局が！　変わるまで！　（政治を）叩くのをやめなか!!」ﾊﾟｼｰﾝ　ﾊﾟｼｰﾝ

理沙（おでかけから戻ってきたからもムチとかいつも持つようになっちゃったし……）

理沙（でも、さっきわかった言語学習機能！　これでまともな方向に成長させるよ！）

理沙「エザキヒツジ！」

エザキヒツジ「なん？」

覚えさせる言葉>>144　意味>>150


ちょっと15分くらいコンビニに行ってくるとです

咲さん

魔王

理沙「咲知ってる？」

エザキヒツジ「いや、知らん。どういう意味やろか？」

理沙「魔王。」

エザキヒツジ「魔王？」

理沙「すごくこわい……」

エザキヒツジ「お、おう……会わんことを祈るばい……」

理沙「う、うん……」

咲「誰が魔王だって？」

エザキヒツジ「!?」

理沙「!?」

理沙（本当に出てきた……なんで……？　あっ、取説にゲームに関係のあることを覚えさせるとイベントが発生しますって……）

咲「誰が魔王、なのかな？」

エザキヒツジ「あんたが魔王の咲か！」

理沙「……っ！　だめっ！」

咲「へぇ……」ｺﾞｯ

理沙（このままだとっ……エザキヒツジが死んじゃう！）

咲「私、こんなに弱気な文学少女なのに……これは一緒に麻雀楽しまなくちゃね。」ｺﾞｯ

エザキヒツジ「ひっ！」

理沙「せ、政治が悪い！」

咲「へっ？　政治？」

理沙「そ、そう！」

エザキヒツジ「！」

エザキヒツジ「そうだ！　咲さんを貶めようとする、疾しい考えを持ったやつの仕業ばい！　黒幕は政治ばい！」

咲「そ、そうなの？」

理沙「咲さん気を付けて！」

咲「あれ？　もしかして、私があらぬことを言われていることについて話してたの？」

エザキヒツジ「」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ（全力で首を縦に振る

咲「そっかぁ。」

理沙（た、助かった？　よかった……でも、危機に直面すると意地でもコミュ力上がるんだね。）

理沙「咲さんかわいい！」

エザキヒツジ「咲さんかわいい！」

咲「ごめんなさい。」

理沙（ふぅ……危なかったけど、このゲーム買って私の口下手を直すという目的がｔ）

咲「でも、確かに私が怖いとか魔王だとかいうのを聞いちゃったんですよ。」

理沙「」

エザキヒツジ「」

咲「」ﾆｺｯ

――――――――――――――――――――――――――

エザキヒツジ「なんもかんも政治が悪い……」

理沙「ライターも悪い……」

理沙（ひどかった……一昔前の脱麻みたいな役満地獄だったよ……普通に麻雀させてーな……）

エザキヒツジ「おう……咲さんはかわいいというのを学んだばい……」

理沙「学んだ！」

理沙（とにかく、うかつに言葉を覚えさせるのも死亡フラグなのね……慎重に選ばないと……）

理沙「エザキヒツジ。>>169知ってる？」

意味>>174

おもち

それがなくてはクロチャーが生きていけないもの

理沙「おもち！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「おう、知っとるよ。食べ物やろ？」

理沙「違う！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

エザキヒツジ「違うのか……じゃあ、なんなんだ？」

理沙「おもち……それがなくてはクロチャーが生きていけないもの！」

エザキヒツジ「クロチャー？」

理沙「おもち好き！」

エザキヒツジ「でも、おもちは食べ物のおもちじゃなか？」

理沙「おもちはクロチャーに必要！」

エザキヒツジ「で、クロチャーとはなんなん？」

理沙「ドラとおもち好き！（精一杯の補足」

エザキヒツジ「だからおもちがｒｙ

理沙「クロチャーがｒｙ

エザキヒツジ「だからおもちとはなんなんばい！」

玄「おもちと聞いてやってまいりました！」ﾋﾞｼｯ

理沙（またイベントに引っかかった!?）

理沙「この人がクロチャー」

エザキヒツジ「あぁ、この人がクロチャーやね。」

理沙「そう！」

玄「で、おもちがどうしたんですか？　おもちのことなら松実玄におまかせあれ！」

エザキヒツジ「ほぉ、じゃあおもちとはなんなんやろか？」

玄「おもちとはなにかですって？」

玄「」ﾁﾗｯ

玄「あなたにはないものです……」ﾊｧ

理沙「ひどい！」

理沙（そもそもデフォルメされた動物だし、おもちもなにも……）

エザキヒツジ「なんだと!?　あんたまで教えてくれなかとか！」

玄「うるさいですね！　つかめもしないおもちなんて、ツモれない牌といっしょですよ！」ﾊﾟﾁｰﾝ

エザキヒツジ「いたぁ！」

玄「本来ならばそこにあるべきものがおもちですよ！　わかりましたか!?」

エザキヒツジ「なにすると……」

理沙（あっ、ムチ持ち出した……これってこのままほっとくと、またS度あがるんだろうな……教育に悪いし、どうしよう……）

ほっとく？　それとも止める？　>>186

止めようか

理沙「やめて！」ﾌﾟﾝｽｶ

エザキヒツジ「なんだ止めるのか！」

理沙「暴力ダメ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

エザキヒツジ「でも先に手を出したのはあいつからばい！」

理沙「……っ、でも！」

理沙「……やり返さない！」

エザキヒツジ「……」

エザキヒツジ「言葉足らずで、何言いたいかわからんと。」

理沙「……っ！」

エザキヒツジ「おもちが何かわかったから、クロチャーはもう帰りなさい。」

理沙「！」

玄「なんで私が悪いみたいになっているのですか！　悪いのはおもちなき者なのに。」

エザキヒツジ「違う……」

理沙エザキヒツジ「悪いのはなんもかんも政治ばい。」

――――――――――――――――――――――――――――――――

理沙（あれからプレイを重ねるうちにエザキヒツジはしっかりと善悪を判断できるようになりました。
　　　　本当にいい方向に成長してくれたと思う。）

エザキヒツジ「理沙ー。暇やねー。」

理沙「羊毟りしてあげる？」

エザキヒツジ「おう！　今度はしっかり頼むぞ！」

理沙「今日こそ完璧！」ﾌﾟﾝｽｶ

理沙（あとゲームを通してだけど、前より会話ができるようになったと思う。）

理沙「エザキヒツジ、iPSって知ってる？」

エザキヒツジ「いや、知らん。なんやね？」

理沙「細胞なんだけど、これ使うと同性同士でも子供が作れるらしい！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

エザキヒツジ「へー。一つ学んだばい。」

理沙（あと、自分の思ったことを説明できるようになった。）

理沙「エザキヒツジ……ありがとう。」

エザキヒツジ「突然どうした？」

理沙「なんでもない！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ