凛「Linkラジオ、しゃなりしゃなりと続くよ」(187)

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凛「Linkラジオは第13回、ばっちりだね」

凛「これで既に13回……ずいぶん続くよね」

凛「これからもみんなの声援があれば、もっと頑張れるよ」

凛「……リスナーのみんな、よろしくね」

 
凛「この前、日菜子ちゃんとお話したんだけど」

凛「デビューしても相変わらず、妄想暴走って感じなんだよ」

凛「この事務所には、個性的なアイドルがいっぱいだもんね」

凛「だんだん、私の影が薄くなってないか心配だよ……」

 
凛「ある日ちひろさんに頼まれて、日菜子ちゃんと一緒に買い物に出かけたんだ」

凛「雑貨店で小物を買ったり、カフェで一休みしたり」

凛「最初はアイドル活動の話で盛り上がったんだけど」

凛「次第に、日菜子ちゃんの妄想が混じり始めるの」

 
凛「1番目の雑貨店で、男女がつけると恋が成就する指輪を見つけてね」

凛「オモチャの婚約指輪だったんだけど、日菜子ちゃんはそれを指にはめて言うんだ」

凛『むふふ……日菜子の王子様は、早くこの指輪を届けてくれればいいのに、むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、その指輪は以前、奈緒と加蓮が見てるなか私たちが買ったやつなんだけど)

 
凛「2番目の被服売り場で、『プロデューサーの服を買ってあげよう』ってなってね」

凛「日菜子ちゃんはスーツでもジャージでもなく、燕尾服を選んで言うんだ」

凛『これで私をエスコートしてくれるんですか、王子様……むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、その間に私は、以前に美嘉から聞いた好みの服を買っておいたけど)

 
凛「3番目の美術館で、似顔絵コーナーがあったから、二人で参加してみたんだ」

凛「そこで日菜子ちゃんが書いたのは、まるっきり別人なプロデューサーでさ。そしてこう言うの」

凛『むふふ、王子様はやっぱりキスで、日菜子の目を覚まさせてくれるんです。むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、蘭子に教わった、白馬に乗ったプロデューサーの絵を描いたら入賞したんだけど)

 
凛「4番目の公園で、遠足に来てた幼稚園の子供達と出会ったんだ」

凛「私たちを知っててね、歌を歌ったり踊ったり、楽しい時間が過ごせたよ。で、日菜子が」

凛『むふ……王子様と将来こんな家庭を築くんですね……むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、智絵里に倣って子供達にクローバーをあげたら、お母さん扱いされたけど)

 
凛「5番目の路上イベントで、激励コンテストがあってね。その司会者さんに捕まっちゃって」

凛「なんでも、誰かに伝えたい事を叫んぶと、景品が貰えるんだって。日菜子ちゃんはもちろん」

凛『むふふ、王子様ー! 日菜子はここにいますからー! いつでも捕まえてくださーい! むふ!』

凛「……って」

凛(……まあ、莉嘉と特訓したように叫んだら、温泉旅行チケットを貰ったんだけど)

 
凛「6番目の食品店で、食材を買ってると、仲の良いご夫婦を見かけたんだ」

凛「肩を寄せ合って、夕食の献立について話し合ってる。理想的な姿に日菜子は」

凛『これが、日菜子の未来の姿……むふふ。王子様は日菜子を召し上がれ、むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、そのあと響子と練習した料理を、事務所で皆に振舞ったんだけど)

 
凛「7番目の衣装店で、日菜子ちゃんはウェディングドレスを見つけるの」

凛「私が会計してる隙にこっそり試着してるんだ、ずるいよ」

凛「でね、私に見せ付けて言うんだ『すぐにでもこの衣装を買って使えるんですけどね、むふふ』」

凛「……って」

凛(……まあ、私は肇に着せてもらった事があるんだけど)

 
凛「8番目の花屋で、日菜子ちゃんと事務所に飾る花を選んでてね」

凛「プロデューサーの机くらいしかスペース無いんだけど、日菜子ちゃんがさ」

凛『むふふ……王子様は、花束と日菜子を一緒に受け取ってくれますよね?』

凛「……って」

凛(……まあ、夕美の言う通り、邪魔にならないように、でも目立つよう赤薔薇を一輪渡すけど)

 
凛「9番目のカフェで、ひとまず一休みしてた時、事務所での催し物の話になってさ」

凛「日菜子ちゃんは劇をやってみたいんだって。ふふ、日菜子ちゃんがお姫様役で決まりだよね。だって……」

凛『日菜子の王子様は、いつだって日菜子の隣に居ないといけませんよ、むふ』

凛「……って」

凛(……まあ、モノマネならね。きらりちゃんのなら任せてほしいんだけど)

 
凛「10番目のアクセサリーショップで、事務所の装飾に使う物を買っててね」

凛「日菜子ちゃんがリボンを身体に巻きつけて、うっとり言うんだよ」

凛『はぁ~、日菜子はもう、自分をプレゼントする日が待ち切れないんですけどねぇ……むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、まゆ曰く、絶対に解けないリボンの結び方とやらがあるんだけど)

 
凛「11番目の菓子店で、事務所の皆に、お土産を買おうとしたんだけどね……」

凛「どうしても一人だけ好みが分かんなくてさ……そうしたら日菜子ちゃんが」

凛『むふ、王子様には、デコレーションした日菜子を食べてもらいます、むふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、そのあと雪美の友達、ペロがこっそり教えてくれたんだけど)

 
凛「最後に事務所で、盛大にパーティを開いたんだ」

凛「日菜子ちゃんはそれでも妄想を止めなくてね、またこんな事言い出すんだ」

凛『日菜子は、王子様に気付いてもらえるまで、頑張って妄想しますね。むふふふ』

凛「……って」

凛(……まあ、愛梨ちゃんみたいに天然だったら、この言葉の意味も気付かなかったんだけど)

 
凛「可愛くて良い子なんだけどね。ちょっと妄想癖が、ね」

凛「でも、それも彼女の個性なのかな」

凛「日菜子ちゃんは今日も妄想してるよ、きっと」

 
凛「今回の凛のアンコール、曲はこちら」

凛「876プロの日高愛ちゃんが歌う、はなまる」

凛「とっても元気がある歌なんだよ。私も勇気付けられてるんだ」

凛「それじゃあ、はなまる。どうぞ」

 
凛「愛ちゃんのパワー、びりびり伝わってくるよね」

凛「やっぱり女の子はこれぐらい元気な方が可愛いのかも」

凛「いや、私はできなさそうだけどさ」

凛「……たまにはイメチェン……うーん」

 
凛「じゃあ、御花シンデレラのゲストを呼んでみようか。どうぞ」

凛「…………」

凛「…………」

凛「いつまでプロデューサーとお話してるのかな。ねえ?」

ゆかり「……あっ、すみません」

 
凛「改めて、今日のゲストは水本ゆかりちゃん」

ゆかり「はい、水本ゆかりと申します。宜しくお願い致します」

凛「うん、よろしく。で、さっき何を話してたの?」

ゆかり「ええ。ちょっと凛さんの事を」

凛「……ふーん。例えば?」

ゆかり「そうですね……」

 
ゆかり「凛さんは二人きりだと可愛らしいとか」

凛「…………」

ゆかり「凛さんは悲鳴が可愛らしいとか」

凛「…………」

ゆかり「凛さんは寝顔が可愛らしいとか」

凛「……プロデューサー、あとで話あるから」

ゆかり「あら。怒りながら照れ笑いできる方を、初めて見ました」

 
凛「だ、誰が照れてるって? でたらめ言っちゃダメだよ」

ゆかり「さあ、凛さんだとは言っておりませんから」

凛「……ゆかりちゃんってやり手?」

ゆかり「ふふふ。凛さんは手強いと、皆さんも言ってましたから」

凛「……分かってるなら、いいけど」

ちょっと待て寝顔・・・?

>>120
車で送迎するときに見たとかだよ(震え声)

 
凛「ゆかりちゃんはフルートが上手なんだよね」

ゆかり「ええ。自信があるんです」

凛「フルートって吹くの難しいんじゃない?」

ゆかり「そうでもありませんよ。練習すれば、誰でも吹くことが出来ますから」

>>122-123
送迎の時ね、なるほど
そういうことにしておこう(こんにゃくを箱詰め)

 
凛「あはは、それでもプロデューサーに演奏は無理かな?」

ゆかり「そんなことはありません。プロデューサーさんも吹けましたよ」

凛「え? プロデューサーもフルート持ってたの?」

ゆかり「いえ、お持ちではありませんでしたけれど」

凛「え、え? じゃあどうやって分かったの?」

ゆかり「私のフルートをお貸ししましたよ?」

凛「…………」

 
凛「……あのさ」

ゆかり「特別、気にすることではありませんから」

凛「気にしなよ!」

ゆかり「あまり意識するのも失礼かと思って……」

凛「ちょっとぐらい失礼でもいいよ!」

ゆかり「そ、それはちょっとどうかと……」

 
凛「……で、どんな曲を吹いたの?」

ゆかり「主にクラシックですね。簡単なメロディなら、プロデューサーさんもお上手でした」

凛「へえ。すごいんだ」

ゆかり「でも、すこしレベルアップすると詰まったので、私がお手本を吹くんですよ」

凛「…………」

これは凛ちゃんのハイライトがどっか行ってますねぇ……

 
凛「……あのさ」

ゆかり「ふふふ。プロデューサーさんの言う事なら、何でもお聞きしてしまいます」

凛「うん。うん」

ゆかり「これからの成長が楽しみです。そう、明日も練習の約束があるんですよ?」

凛「楽しみにしてて。私も行くから」

 
凛「ゆかりちゃんは同い年なのに、しっかりしてて良い子だね」

凛「でもたまに抜けてるというか、突飛な行動をするというか」

凛「まあ、可愛げがあっていいんだけどさ」

凛「……練習楽しみだな」

凛のヤンデレ化がとまらない

すごくいいと思います(満面の笑み)

 
凛「じゃあ、最後。お頼りのコーナーだよ」

凛「ペンネーム、メガネとブランニューデイって語感似てますよねさんから」

凛「凛ちゃんに朗報ですよ! この新眼鏡を掛ければ新たな魅力が生まれるはずです!」

凛「ああ……うん。同封しなくても」

凛「…………似合ってる? ふふ」

 
凛「次はペンネーム、ばり面白か!さんから」

凛「凛しゃんは、ばりかわいか、んでばりおもしろか! ウチ応援しとるばい!」

凛「ありがとう、福岡の方言かな?」

凛「ふふ、可愛いな。ばり面白か!さんも頑張ろうね」

 
凛「最後はペンネーム、名無しのシスターさんから」

凛「あなたとプロデューサー様との出会いは運命。凛さん、大切にするのですよ」

凛「……分かってる、もちろんだよ」

凛「私たちが出会ったのは必然だもんね、プロデューサー?」

 
凛「あ……時間がきちゃったかな」

凛「Linkラジオ13回はここまで」

凛「次回も、ぜったいに聴いてほしいな」

凛「それじゃあ、またね」

 
支援ありがとう

いつも代行ですまんね

おやすみなさい

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