凛「Linkラジオ、ゆったり続くよ」(111)
凛「Linkラジオ第12回、はじまりはじまり」
凛「もう手馴れたもんだね、私も」
凛「どうかな、プロデューサー。立派でしょ?」
凛「……どうしたの。寝不足?」
凛「気を付けなよ。半分寝てるよ」
凛「寝ぼけておかしなこと……しないでね」
凛「さて、今日はおまじないの話をしよう」
凛「最近、おまじないが事務所で流行っててね」
凛「私もいくつか試してるんだよ」
凛「最初はこれ。消しゴムの裏に名前を書くやつ。持ってきたんだ」
凛「なんだか、いくつも御利益があるらしくて」
凛「恋が叶ったり、想いが叶ったり、健康でいられるらしいよ」
凛「やっぱアイドルだからね。健康でいたいよね」
凛「でね、消しゴムに気になる相手との相合傘を書くと、恋が叶うんだって」
凛「…………」
凛「なんで部屋に入ってくるのプロデューサー」
凛「いや、この消しゴムは渡さないよ? え、何の確認?」
凛「ちょ、見られたら効力無くなるから! 駄目だってば、こら!」
凛「あのさあ、女の子の秘密を無理矢理暴くとかヒドイよ」
凛「絶対に渡さないよ。いい? これは他人に見られたら、効果が消えるおまじないなんだよ」
凛「わかった? 絶対に見ちゃ駄目だよ」
凛「収録中なんだから……」
凛「2個目はね、靴の中に相手の名前を書いた紙を入れて、1日過ごせば……」
凛「脱がすのは駄目っ!」
凛「ゆ、油断も隙も無いじゃん!」
凛「人の靴脱がしにかかるとか、駄目だよプロデューサー!」
凛「そもそも入れてないよ……」
凛「もう、邪魔しないでくれる?」
凛「恋愛禁止がうんたら? はいはい、後でね」
凛「……じゃあ3個目は、相手の好きな色の下着……」
凛「ひゃ!? わーっ!?」
凛「……ねえ、人前で何考えてるの? いきなり脱がすとか、どうなの」
凛「プロデューサーはどっかおかしくなったの?」
凛「ほんとうにやめてよ……恋愛禁止はわかったから」
凛「いや、白とか聞いてないから」
凛「……これは隠しとこう」
凛「今日の凛のアンコールは、これ。乙女よ大志を抱け!」
凛「正統派アイドル、天海春香の歌だね」
凛「女の子の、恋と勉強に忙しい日常を活き活きと描いてるんだ」
凛「ガーリッシュな薔薇色の生活、送ってみよう」
凛「それじゃ聴いて下さい。乙女よ大志を抱け!」
凛「可愛いよね。まさしく女の子って感じだよ」
凛「できれば、あやかりたいかな。女の子分を供給してほしいくらい」
凛「私は無愛想だってよく言われるから」
凛「可愛げが欲しいな……」
凛「今日の御花シンデレラ、ゲストはこちら」
<ハーイ、ッテアレ!? ココジャナイ!?
凛「こ、こっちこっち……」
愛梨「はうっ、すみません! 慌ててしまって!」
凛「おっちょこちょいなんだから……」
凛「そういうわけで、今日のお相手は十時愛梨ちゃん」
愛梨「どうぞよろしくお願いしますっ」
凛「こちらこそ。よろしく」
愛梨「うわわ。凛ちゃんのラジオ、すごく緊張します……」
凛「ふふ。楽にしてよ」
愛梨「そういわれてもー……緊張しすぎて暑いですっ」
凛「え、いや気温低いけど……」
愛梨「でも……暑いので脱いでも良いですかっ!」
凛「いやいや、もう充分薄着じゃん!」
愛梨「大丈夫です! プロデューサーならいつも許してくれますから!」
凛「プロデューサー! こらっ!」
余談だが12/8(昨日)はとときんの誕生日
凛「そもそも『いつも』って何?」
愛梨「え、いつもはいつもですよ?」
凛「つまり、いつもプロデューサーの前で脱いでるって事?」
愛梨「最初は怒られましたけど、最近になって許してくれるようになりましたっ」
凛「そんなの! プロデューサーが許しても、私が許さないよ!」
愛梨「そんなぁっ!?」
愛梨「私は暑がりなんですう!」
凛「暑がりでも、脱いで良い時と悪い時があるでしょ?」
愛梨「私の場合、十時ですけどね……」
凛「…………」
愛梨「いたっ!? 凛ちゃんが叩きましたー!」
凛「ごめん。幸子みたいな顔してたから」
愛梨「か、楓さんの真似だったんですけど……」
?「いいとき、ととき、わるいとき……ふふふっ」
凛「あのね。私より年上なんだから、もうちょっと威厳が欲しいな」
愛梨「そ、そうです! 私は年上なんですよ? きっちり敬いましょう!」
凛「多分、私の方がしっかり年上っぽくしてるよね」
愛梨「な、なんでですか? そんなことありませんっ」
凛「ちょっとリスナーのみんなに聞いてみる?」
愛梨「ふっふっふ……いいんですか、結果を見て愕然としちゃいますよ!」
凛「じゃあ、ホームページで投票。お願いします」
愛梨「……結果がでましたね!」
凛「愛梨ちゃん、4,357票。私、9,043,580票」
愛梨「…………」
凛「…………」
愛梨「……あの、数字が倒置法で」
凛「4,357票、愛梨ちゃん」
愛梨「あ、もういいかな」
愛梨「こ、これは何かの間違いですよっ。えへっ」
凛「笑顔で言う事じゃないよね」
愛梨「プロデューサーさんもそう思いますよね、私の方が頼れますよねっ」
愛梨「……あ、なんで目をそらすんですか、そんなっ」
凛「負けを認めたら?」
愛梨「うう、スタイルでは勝ってるんですからー」
凛「それは関係無いよね!」
愛梨「凛ちゃんなんてこうしてやりますーっ」
凛「わぷっ。もごもご……だ、抱き寄せないで、むぐー!」
愛梨「うえーん!」
凛「泣ひはいのはこっちらよ……」
愛梨「年上の威厳、尊厳……さよならですっ」
凛「元から無かったような……あ、泣くのは。ごめん」
愛梨「凛ちゃんが、こんなシビアな子だとは思いませんでしたっ」
凛「さっきも聞いたでしょ? 無愛想だとは、よく言われる」
愛梨「プロデューサーの前では、あーんな良い子なのにですか?」
スタイル比較
とときん(18)
161cm、46kg
BWH:86-58-88
凛(15)
165cm、44kg
BWH:80-56-81
凛「いやだってほらプロデューサーに迷惑掛けるとかおかしいでしょ私たちアイドルだもん」
愛梨「え、あ、ごめんなさい。ちょっと速くて聞き取れなかったです」
凛「だから私たちアイドルがプロデューサーに迷惑掛けるとかおかしいから良い子でいないとねって」
愛梨「も、もうちょっとゆっくり……」
凛「あのね私たちがプロデューサーに迷惑掛けるのは駄目だしその胸ちょっと分けてほしいんだけどアイドルだからね」
愛梨「な、なんだかよく分からないですけど、そうですねっ」
凛「でしょ?」
凛「あといい加減プロデューサーの前で脱ぐとかそういう真似も止めるべきだと思うんだよねプロデューサーも男の人だしいつ何されるかわかんないでしょ?」
愛梨「え、まだあるんですかっ……?」
凛「つまり下手にプロデューサーを誘惑するような下手な行動は慎むべきであってむしろそういうことができるだけのプロポーションは私にもあるべきであってすなわちちょっと分けてほしいかな」
愛梨「……こくっ。こくっ……」
段々説教から本音になってるぞwww
愛梨「……くかー……」
凛「…………」
愛梨「……はっ。ね、寝てまえんよっ? 私はチーズケーキとか好きですっ」
凛「…………」
愛梨「ひぃぃーん……凛ちゃんがチョップしました……」
凛「まったく、愛梨ちゃんはマイペースすぎだよ」
愛梨「えっへへ……褒められると照れますねっ」
凛「あんま褒めてない」
愛梨「プロデューサーさんもあとで褒めてくださいねっ」
凛「……反省が足りない」
愛梨「いたいですーっ!?」
凛「ふう、疲れた……」
凛「プロデューサーがきちんと指導しないから……」
凛「これからはきちんと着せておく事。分かった?」
凛「脱がしたら……分かってるよね」
凛「それじゃお便りのコーナー」
凛「一番手はペンネーム、凛ちゃんラブさんから」
凛「プロデューサーへのクリスマスプレゼントは悪魔の舌でどうでしょうか」
凛「悪魔の舌? メルヘンチックな物だね……どこかの名産物かな?」
凛「まあ美味しいものなら、皆も大歓迎だよ」
凛「続いて、Pちゃまのお嫁から」
凛「凛さまもですが、相変わらずPちゃまは素敵ですわね! ロンドンから応援しておりますわ!」
凛「……賛同するけどさ」
凛「あ、こう……人間的な意味で、だよ」
凛「…………」
凛「次はペンネーム、Pノおヨメサンー! さんから」
凛「凛ハ元気カー? こっちはハワイでロケ中だナ! Pにヨロシク言ってオイテ!」
凛「ラ……ラジオを手紙代わりにするのは……まあいいか」
凛「っていうか、どうやって外国から……」
凛「さ……最後。ペンネーム、Pに伝言アルネー! さんから」
凛「今ロサンゼルスだけド、何時でモ何処でモ、オーアイニー! デスヨー!」
凛「……あはは、元気だね。ロサンゼルスは楽しい? でも手紙代わりにするのは……」
凛「いや、もういいか……とりあえず海外ツアー頑張ってね、みんな」
凛「是非さ、帰ってきたらお土産話してくれるかな」
凛「皆からいっぱい聞きたいことがあるんだ」
凛「私もいっぱい言いたい事があるんだ」
凛「……待ってるよ」
凛「……あ、もう時間みたいだね」
凛「第12回Linkラジオはここまで」
凛「じゃ、次回もまた会おうね」
書く前にノートに下書きしてたりするんだろうか
支援ありがとうございました
>>102
メモ帳に書き溜め派です
シリーズ二つも抱えるとか早まったな……
>>106
もう一個って何?
>>106
メールじゃないほうの凛とかが変態のやつです
間違えた
>>107だった
次も支援宜しくお願いします
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