郁乃「末原ちゃんだけが延々と歌い続けるカラオケ大会やで~」(145)

恭子「は…?」

絹恵「ええと、ヒトカラってことですか?」

郁乃「のんのん」

郁乃「みんなで行って、みんなで曲入れて、ぜんぶ末原ちゃんが歌うんや」

恭子「…いちおう聞きますけど、なんでそんなことせなあかんのですか?」

郁乃「ん~…好きな子ほどいじめたくなっちゃうんやね」

恭子「は!?」

恭子「ちょ、ちょお、そないな冗談、やめてくださいよ…」カァ

郁乃「冗談やないのに~」

恭子「あ、あほちゃうか…」カアァ

漫(…先輩、なんで赤くなっとんねん)ムスー

洋榎(…恭子かわいい)

由子「カラオケひさしぶりなのよー」

郁乃「ほなレッツゴーや~」

恭子「え、ちょ、まっ」

カラオケ屋

郁乃「朝までフリータイムで入ったで~」

洋榎「あ、もしもし、メロンソーダ6つお願いしますわ」

恭子「…いまから、ええと……」

由子「7時間なのよー」ピッピッ

郁乃「お、ゆーこちゃん一番バッター?」

絹恵「なに入れよかなー」ピッピッ

漫(先輩に歌ってほしい曲…なににしよ、なににしよかな)ワクワク

恭子「…はあ」

恭子「とりあえずわかるのにしてや?」

由子「だいじょうぶなのよー」

由子「そうしんっ」ピッ

『レミオロメン 粉雪』

恭子「…やっぱりこれか」

由子「じゃんじゃんじゃっじゃん、じゃんじゃんじゃっじゃん」ウキウキ

洋榎「ゆーこはほんまレミオロメン好きやな」

由子「わたしの青春なのよー」

恭子「こぉなゆきい 舞ぁう季節はあ いつぅもすうれちがいー」

漫「わあ」

郁乃「ええ声~」

絹恵「先輩、じょうずやなあ」

恭子「…」カァ

恭子「ひとぉごみぃにまあぎれてもー」

店員「おまたせ!メロンソーダお持ちしました」

恭子「…おーなー じそらー みてるのに」

郁乃「はいそこ~店員さんのまえでも全力で~」

恭子「…」カァ

恭子「こなああああああゆきいいいいいい」

恭子「ねぇ」

漫(!)ドキッ

漫(なんやえろい!ねぇ、なんやえろいで!)

由子「わあーいいかんじよー」キャッキャッ

恭子「こぉこぉろまぁでしいいろくううううそぉめられたぁならー あっあぁああ」

洋榎「あっあーああー」

恭子「ふたぁーりのおおおお」

恭子「こなぁぁゆきぃぃ ねぇ とぉきにたよりなくぅ」かすれごえ

漫(…)ドキドキ

恭子「こおころぉはゆうれるうう あっあーあああ」

漫「!」ドキィッ

由子「かんぺきなのよー!」

恭子「それええでもーおぉ ぼくはきぃみのことぉ」

恭子「まもりつうづけぇたいいいやあああ」

郁乃「やあん守って~」フリフリー

恭子「こなああああゆきいいいい ねぇ」

恭子「こぉころまぁでしぃろくううう そめらぁれたならぁ あっあーああ」

恭子「ふたぁーりのーおぉ 孤独をつつぅんで」

恭子「そぉらにかぁぁぁえすからぁ」透きとおるこえ

絹恵「おー」パチパチ

由子「きょうこー!グッドよー!」グッ!

恭子「ふうー」

恭子「漫ちゃん、メロンソーダちょうだい」

漫「はいっ!せ、先輩、よかったですっ!」

恭子「え、えへへ、そか?」テレ

洋榎「ようあんな高温でるなあ」

恭子「じ、じごえが高めなんですわ」テレレ

ぴぴぴ…ぴっ!

絹恵「あ、わたしが入れたん来た!」

郁乃「おお~、じゃにーずやな」

絹恵「へへ」

洋榎「うちもなんかいれよ」ピッピッ

『スマップ 青いイナズマ』

由子「なつかしいのよー」

洋榎「絹はへんなジャニオタやからなー」ピッピッ

絹恵「へ、へんやないもん!」

恭子「きみのーたいどが変わぁったとー」

恭子「キスをー避けるしぐさでー きづく」

漫(…キス)

郁乃「なんでジャニーズのうたって微妙にえっちな雰囲気あるんやろな~」

恭子「…」カァ

恭子「そうさーぬけがらのにおいだいてー こおり つくよぉ」

郁乃「おとなのれんあいやな~」

洋榎「ああもう、恭子歌いづらいそうにしてますで」

恭子「きみがーだれかといるだーけーで」

恭子「青いイッナズマがっ 僕を責ーめーるっ」

恭子「ほのおっ からだっ やきつーくーすっ」

恭子「Get you」

漫「!」ドキーン!

漫(やばい…ほんまにやばいでこれ…)ドキドキ

恭子「冷たいきぃみのすはーだーがっ いつも こころ 狂わせるー」

恭子「まーどわせてぇ You’re my Girl」

漫「!!」ドッキーン!!

漫(先輩…かっこよすぎますで…)ドキドキドキドキ

郁乃「ええで~末原ちゃーん」

恭子「ふうー」メロンソーダチュー

漫(あかん、先輩直視できへん…)ドキドキ

絹恵「やっぱりスマップはこれやわー」

由子「? 洋榎、なにしてるのよー?」

洋榎「んー? つぎの曲の準備をなー」ガサゴソ

由子「…?」

郁乃「あれ~?漫ちゃんなんか顔赤ない?」

漫「!」

恭子「? なんや、どうかしたんか漫ちゃん」

漫「なな、なんでもないですっ!」

てーてれってー てれってー てれってってってってって

洋榎「お!きたで!」

『AKB ポニーテールとシュシュ』

恭子「!?」

絹恵「あれ、おねえちゃんエーケービー好きなんやっけ?」

洋榎「? べつにそうでもやな」フルフル

由子「どういうことなのよー?」

洋榎「ふふふ…やで」

恭子「…歌えるかわからんですよ? 正直サビしか…」

洋榎「オッケーや、ほら、はじまるで」

恭子「あっ……レンダーよりー…? はやくー」

恭子「シャーツのそでぐちー まくってー…?」

漫(……なんでいれたんかは分からんけど)

漫(ふあんげに歌う先輩かわいすぎますて…!)

漫(ぐっじょぶや!)グッ

郁乃「! ああ、そか」ボソッ

恭子「あーおいうみー…」

洋榎「…」ガサゴソ

恭子「きみとあいたいー」

洋榎「…できたっ!」

由子「? ひろえー?」

恭子「はだーしのー みずーしーぶきー」

洋榎「きょうこー」

恭子「? ポーニイテールー」

洋榎「ゆーらしながらー」フリフリ

恭子「! かーぜのーなかー」

絹恵「おねえちゃん、そのあたまの…パンツ?」

洋榎「なんでやねん、シュシュや!」

恭子「きーみがはしるー」カァ

洋榎「ぼーくがはしるー」フリフリ

恭子&洋榎「すなーのうえー」

由子「ひろえ、にっこにこなのよー」

恭子「ポーニイテールー」

洋榎「ゆーらしーながらー」フリフリ

恭子「ふーりむいたー」

洋榎「恭子ーみてみて」クルン

洋榎「くるっ」フリムキッ

恭子「あ、あほちゃいますか!」カアァ

郁乃「ほら~、歌わなあかんで~」

恭子「――っ! …のえがおー ぼーくのなつがー」

洋榎「ポニシュの洋榎アンド恭子とはうちらのことやで!」エヘン

漫「ずるい!ずるいですて!」

洋榎「ふふふん」ドヤッ

恭子「はじーまるー」

洋榎「きょうこー!」フリフリ

恭子「ふうー」メロンソーダチュー

洋榎「恭子ーよかったでー」ダキッ

恭子「ちょ、主将!はなれてください」

洋榎「えー」

郁乃「さーてわたしはどんなシャウトソングをいれよかな~」

恭子「…代行」ジトー

郁乃「ふふ、冗談や冗談」

漫「…」

漫(次はうちが入れたやつや…)ドキドキ

漫(変なん入れたと思われないやろか…)ドキドキ

絹恵「あ、つぎ始まりそうですよ」

漫「!」

漫(先輩、かわいく歌ってくださいっ…!)

『宇多田ヒカル traveling』

恭子「あ、これわたしも好きや」

漫「! ほんまですか?」

恭子「うん、ありがとな、漫ちゃん」

漫「い、いえっ…えへへ」テレレ

恭子「しーごとにもせいがでるっ きーんようのごーご」

恭子「タークシィもすぐつかまるっ飛びのるっ めーざーすは きみっ」

漫「…!!」モダエ

絹恵「これは…かわいいですわ」

郁乃「本物ほどかっこいいかんじならんのが、またええんやね」

恭子「どーちらーまでいかれます?」

恭子「ちょーおとそーこーまーで」

洋榎「しかしかっこいいかんじも消えきってはおらへん…この背伸び感」

洋榎「ないすJKやで恭子!」

由子(なにいってるのかさっぱりよー)

恭子「かぜに またぎ つきに のぼり」

恭子「ぼくの せきは きみの となりっ」

漫「…!!!」モダエ

恭子「ふいに われに かえり クラリ」

恭子「春の 夜の 夢の ごとし」せつなげな目線

漫(最高です!先輩っ!!)

恭子「トラーベリンッ きみを トラーベリンッ のせてっ」

恭子「アースファルトをてーらすよーっ」

漫「せんぱーいっ!」ピョンピョン

恭子「トラーベリンッ どこへ トラーベリンッ いくの?」

恭子「とーおくならどこーへでもー」

漫「せんぱーいっ!!」ピョンピョン

郁乃「たのしそうでなによりやわ~」

恭子「トラーベリンッ むねを トラーベリンッ よせて」

恭子「いーつもよりめだーっちゃおうー」

郁乃「きゃ~萌えるわ~」

洋榎「…」ヨセ

絹恵「…おねえちゃん」

洋榎「! ちゃ、ちゃうねん! ちゃうってば!」

恭子「トラーベリンッ ここは トラーベリンッ いやよ」

恭子「もーくてきちはーまーだだよー」

郁乃「いやよ、やって ねえ、かわいない?」

由子「たしかに…恭子が言うとなんかかわいいのよー」

恭子「トラーベリンッ 窓を トラーベリンッ さげて なーにもこわくなーいモードーっ」

恭子「トラーベリンッ ここで トラーベリンッ いいよ」

郁乃「ええの?」

恭子「!」

漫「!! だめっ!だめですっ!」

恭子「ふうー」メロンソーダチュー

絹恵「あ、なくなっちゃいますね、新しいの頼みますわ」

恭子「うん、おおきにな」

絹恵「いえいえ あ、すいません、コーラ6つ、はい」

郁乃「そろそろわたしが入れた凛として時雨がくるで~」

恭子「!?」

由子「それなら消しちゃったのよー」

郁乃「!!?」

洋榎「恭子の喉を潰す気ですか、あと6時間はあるんやで」

郁乃「いくのんしょぼ~ん…」

由子「はやく入れないとレミオロメン入れちゃうのよー?」

郁乃「! まって! しゃーない、ジョジョくらいにしとこか」

恭子「ああ、あれかっこいいですよね」

郁乃「えいっ」ピッ

『ジョジョ ~その血の運命~』

ドゥルトゥルットゥトゥードゥー トゥルットゥルットゥ

恭子「空ッ!こぼれおちた 二つの星がー!」

恭子「光と 闇の水面 吸い込まれてゆーくぅ!」

恭子「ひきあーうーように重なる波紋ー」

トゥードゥー トゥルットゥー トゥドゥドゥドゥー

由子「わー全力なのよー」

郁乃「末原ちゃーん、かっこええでー」

恭子「誇りーのー道をー いくものに太陽の一撃ッをーッ!」

恭子「迷いなきー覚悟ぉに喝采をおおおおおお!」

恭子「そ!の!血!の!さ!だ!めええええええ!」

恭子「ジョおおおおおおおおおおおおおおジョッ!!!」

由子(しっかりシャウトしてるのよー)

絹恵(先輩、だいじょうぶやろか…)オロオロ

漫「かっこええ!かっこええです先輩っ!」

恭子「…えへへ」テレ

恭子「賽ッ!は投げられた 進むしかないー」

何順か後

恭子「ふうー」コーンポタージュゴクゴク

郁乃「あとー…3時間くらい?」

絹恵「そろそろつぎ何にするか迷うころですね」

由子「わたしはまだまだいっぱいあるのよー」

洋榎「むしろそろそろレミオロメン尽きへんの…?」

由子「ぜんぜんなのよー」

漫(んー…先輩に歌ってほしい曲…)ピッピッ

恭子「…」ゴクゴク



もうネタないので曲安価するよー
とりあえず>>50-52の3曲で
知らない曲のぶんは由子ちゃんがレミオロメンを入れちゃいます

ついでにごはん食べてきます
7時ちょいすぎくらいにはもどります、すいません

女々しくて

郁乃「!」ピキーン

郁乃「これいいかもしれんな~送信っ」ピッ

恭子「…やな予感や」

絹恵「じゃあわたしも、えいっ」ピッ

恭子「ふたりとも、なに入れたんです?」

郁乃「みてればわかるで~」

ぴぴぴ…ぴっ!

男「ちょ、まってよ…」

漫「?」

洋榎「なんや、PVか?」

恭子「……」ハァ

男「捨てないでよぉ…」

女「さわんじゃねーよ!」

由子「いいかんじに大根さんなのよー」

女「おまえ女かよ!」

『ゴールデンボンバー 女々しくて』

恭子「女々しくて女々しくて女々しくてっ」

恭子「つ~らいよ~」

恭子「…」

郁乃「ぷくくくく」

恭子「…代行」

郁乃「ぷくく、なあに?」

恭子「……いえ、こういうおとこはなんや嫌ですね」

郁乃「せやな~」

恭子「ぼくのこぉとぉをー からかぁったのー」

郁乃「ぷっ!」

洋榎「ちょ、やめや代行、ぷくく」

由子「あはははは」

絹恵「くくっ、ごめんなさい、先輩っ」

漫「ちょっとっ!みんなひどいんちゃいますか!」プンプン

恭子「愛情っていうか たーだきみがほしっ」

恭子「ぼーくのこころ 犬のよう」

漫(あっ…それはちょっとありや…)ドキッ

恭子「だーまされたて どーぞかまわない きみといれるならーああ」

絹恵「思ったよりええ歌ですね」ポーッ

恭子「愛されたいねきっとみすごしたー きみのシグナルもーいちどー」

郁乃「愛したるで~」

恭子「きまぐれかなー でもかまわない」プイッ

郁乃「あらら~、ふられてもうた」

洋榎「からかいすぎやって」

恭子「きみといたいから~ 女々しくて女々しくて女々しくてっ」

恭子「つ~らいよ~」

恭子「…」ウーロン茶チュー

郁乃「も~そんなプンプンせんの」ツンッ

恭子「べつにプンプンなんかしてへんしっ」プイッ

郁乃「ふふ~つんつんっ」

漫(うわあ、先輩かわいい…)

由子「次がくるのよー」

洋榎「また変なんやないやろな」

絹恵「へんやないよ、かっこええの入れたで!」

ぴぴぴ…ぴっ!

由子「? アニメ流れだしたのよー」

恭子「ああ、これならわかるで」

絹恵「みてました?」

恭子「ううん、曲だけやけど」

洋榎「なんやかわいらしいアニメ映像やけど」

絹恵「けどかっこええんやって」ウキウキ

恭子「さぁ!」

洋榎「おおっ」

絹恵「きたあっ!」

恭子「さぁ!」

由子「もういっかいきたのよー」

絹恵「さすが先輩や!かんぺきやっ!」

恭子「なんでもじぶんでできるーって つよがるだけつよがってもーね」

恭子「きみがいなきゃなーんもでーきないしーっ」

漫「かっこええっ!」

絹恵「やろー!」

恭子「こんなちっぽけなへやがいまじゃ ちょっとだけひろくみえーるよ」

恭子「冷蔵庫あけりゃー なんもありゃしなーいやあぁ!」

恭子「さぁ!すいこんでっくれぃ!ぼくのさぁみぃしさぁっ!孤ー独をぜんぶきみがぁっ!」

漫(超かっこええ…!)キラキラ

恭子「なんもかもがうまくいかなーい なんだか空回りばかりーで」

恭子「きみじゃなきゃだいじなものーも ぜんぜんみつかりゃしないっやあぁー」

恭子「さぁ!すいこんでっくれぃ!」

郁乃「なんちゅーか、末原ちゃんっぽい歌やな~」

漫「? そうですか?」

郁乃「末原ちゃんが男の子やったらこういうかんじになってそうやなーって」

漫「…そうかなあ」

恭子「さぁ!うけとってっくれぃ!やっぱりきーみがだーっれよりすっきだからぁー!」

恭子「さぁよならでーきないぃーっ!」

郁乃「うーん、そんなことあらへんかもな~」

漫「…??」

郁乃「ふふ~」

恭子「さぁ!」

恭子「ふうー」ウーロン茶チュー

郁乃「なあなあ、末原ちゃんは今の歌詞共感するん?」

恭子「え?うーん、どうですかね」

漫「そういうんちゃいますて」

恭子「微妙なとこですわ」

郁乃「ふふ、そうなんや」ニコニコ

恭子「?」

洋榎「どれ、うちもアニソン入れてみよか」ピッ

ぴぴぴ…ぴっ!

由子「あ、またアニメ映像なの、よー…?」

絹恵「お、おねえちゃん!これ!」

洋榎「ん?…あ、ちゃう!これはそういうんやなくて!」

絹恵「でも、はだか、いっぱいや…」

郁乃「も~エッチなアニメとかみたらあかんで~?」

洋榎「せやからちゃうんやって!」

『真行寺恵里 IN MY DREAM』

ドゥドゥドゥー 

由子「あ、ふんいき変わったのよー」

洋榎「やから言うたやろ、かっこええんやって」

恭子「ナイッメアあなたはゆめにぃー かぁってに入り込んでー」

恭子「気が狂いそうなほどー むちゅーうにさせて消ーえてーくエーヴィモーニン」

郁乃「かわいいかわいい」

恭子「芝生にねころーぶ彼 まるでべつじーんなの」

恭子「挑発されたいー 刺激的に情熱ー的にねー」チラッ

漫「!」ドキッ

漫(い、いま、ちょっと目が合った、ような)

恭子「インマーイドゥリームあかい薔ぁ薇の花ー! へやーじゅうにいっぱーいしきつめーて」

恭子「シルクのベェーッドで 愛しあおう朝まで アイキャーンゲナフヤァラァーヴ」

漫(うわわ、めっちゃどきどきする…!)ドキドキ

恭子「インマーイドゥリーム空のかーなたーまでー!エンージン全開で走りながーら」

恭子「永遠の愛を 語ろう朝まで」チラッ

漫(! ま、またや…!)ドキドキ

恭子「アイキャーンゲナフヤァーラァーヴ」

漫「…」ドキドキドキドキ

恭子「インマーイドゥリームかざらないなみーだでぇ!かなーしみさーえも分かちあーおう」

恭子「どこにもないよな すばらしいリーアラヴ」

恭子「てにーいれーるまーでー」

恭子「アイシュープフォーエバー」

洋榎「ようやったでー恭子ー」パチパチ

漫「…」ドキドキ

恭子「…漫ちゃん」

漫「ふぁ、はいっ!」ドッキーン

恭子「なんかついとるで?肩んとこ」

漫「え?…あ ……えっ?」

何順か後

郁乃「さあ、いよいよ大詰めラスト一時間やね~」

由子「恭子ー、喉だいじょうぶなのよー?」

恭子「そういえば平気やな、あんがいいけるで」

洋榎「うち一時間と持たんわ」

絹恵「おねえちゃんは歌いかたが雑なんやって」クスッ

洋榎「むっ」

漫(なんか、なんかこう、思い出になるような曲を…)ピッピッ


2回目にして最後の曲安価だよー
>>82-85の4曲で
知らない曲はゆーこちゃんがレミオロメンにしちゃいます
順番はいじるかも

ラブミーテンダー 漫ちゃんガン見で

漫「……」ピッピッ

漫(…よし、これや、これしかない)

漫「いけっ!」ピッ

ぴぴぴ…ぴっ!

『エルヴィス・プレスリー? Love Me Tender』

恭子「…ごめん、わからへん」

漫「!?」

恭子「ほんまごめんな」

漫「…」シューン

由子「停止…送信っ」ピッピッ

洋榎「あ、レミオ入れたやろ」

由子「つなぎよー」

『レミオロメン ビールとプリン』

絹恵「? へんな曲名ですね」

洋榎「おとなの組みあわせやな!」

郁乃「いやいや、あわへんで」

恭子「ぼくはーいそーいでー コンビニまーでかーけるーからー」

恭子「きみもーいそーいでー ごはんをつくってくれよー」

洋榎「お…同棲中やな」

漫「!」

漫(同棲…先輩と、どうせい…)ポワワワ

恭子「おなかもすいーたしービールものみたーいなんてー」

恭子「わがままなぼーくを ゆるしてよ」

漫(…どうせい……)ポワワワワワ

由子「しみるのよー」

恭子「ぼくはさむくてー部屋へとーびこーんだー」

漫(…うちが、コンビニで、ビールとプリンを買うてきて…)ポワワ

恭子「きみはゆうくりー味みーをしーてる」

漫(…先輩がエプロンして、ご飯をつくってる…)ポワワ

恭子「おかえりなさいとーこちらーをむいてー」

恭子「さむくないの?と ぼくをわーらわせたーんだ」

漫(…ええ!ええ歌や!)

恭子「ぼくらはいつぅーまでもー ぼくらはいつぅーまでぇもぉー」

恭子「わらーいあーっていーたいーとー ねがーうけーれどー」

漫「!?」

漫(けれど…?)

恭子「旅立つひがくるなーらばー せめてこのじかーんよー」

恭子「とまーれとーは言ーわないよー」

恭子「ゆっくーりすすめー」

漫「…!」

恭子「ふうー」ジンジャエールチュー

漫「ううう…」ウルウル

由子(すごい感動してるっぽいのよー)ニコー

洋榎(確かに切ない歌やったけど、泣くほどやろか…?)

漫「うううう…」ウルルル

漫(結局相手の女のひとは出てってまう歌やったなんて…あんまりや…)

郁乃「次はうちな~」ピッピッ

郁乃「そうし~ん」ピッ

絹恵「なにいれたんですか?」

郁乃「ふふ~、スーパー名曲やで~」

絹恵「?」

ぴぴぴ…ぴっ!

『The Beatles HEY JUDE』

郁乃「ちゃんと歌わなあかんで~」

恭子「…まあ、なるべくは」

恭子「ヘェーイジュードゥ ドンメイッキッバーッドゥ」

恭子「テイカーサッドゥソーン アンメイキーベェータァアァー」

由子「えいごなのよー」

郁乃「まだ歌いやすいほうやろ~?」

恭子「リーメンバっ トゥーレターイントゥヤーハー」

恭子「ゼンユーキャンスタァー トゥーメキートゥベェタァー」

絹恵「わあー、発音ええなあ」

洋榎「そら恭子やからな!」ドヤッ

絹恵「ふふ、なんでおねえちゃんが自慢げなん?」

恭子「ヘーイジュードゥ ドンビーアーフレイっ」

恭子「ソーレディラーウ ンレディリン」

恭子「ヘイジュードゥ ビーギンっ」

恭子「ユーウェーイティンフォサームワントゥーパフォーミーズ」

郁乃「なんや、ふつうに歌えてまうんやな」ブー

洋榎「なにを期待しとったんですか…」

郁乃「ん~?ふふ~、ひみつやで」

洋榎「…なんやねんそれ」

恭子&漫&由子&絹恵「ナナナナーナーナナナーナー」

恭子「ふうー」コーヒーゴクゴク

洋榎「もしもし、あ、はい」

洋榎「もうすこしでおわりやって」

郁乃「は~い」

絹恵「じゃあ、これっ」ピッピッ

洋榎「どれどれ…あーこれは恭子知らんのとちゃうか?」

絹恵「え、そうかな」

洋榎「恭子ー、風味堂のクラクション・ラブって知っとる?」

恭子「えっと…知りません」

絹恵「あらら、ざんねんや」

恭子「ごめんな、絹ちゃん」

由子「隙ありなのよー」

ぴぴぴ…ぴっ!

洋榎「あ、また!ゆーこっ」

由子「えへへー」ペロッ

『レミオロメン スタンドバイミー』

恭子「…結構キツないかこれ」

由子「がんばれなのよー」グッ

恭子「まっくっらぁぎー昼さがりのせーんろ ひとーりじめっ」

恭子「コッイッンーと太陽がであーって スタンバーイミー」

絹恵「ポップやなー」ウキウキ

恭子「ゆぅめぇみーた冒険はいつーでもー 炭酸のーあじー」

恭子「ひーこーおーきー雲にれつならーんだ そらのーかおり」

郁乃「ずんちゃっ ずんちゃっ」ルンルン

恭子「ふさぎこんーでーも しーかたがなーくーてー」

恭子「てーの ひーら のーうえー 雲がぁおよいでるぅよっ」

恭子「ぼおおくらはあああー!かぜのはじまりーのおと きーかーないかい」

漫「たっか!」

洋榎「ここでこれとはなー」

恭子「なみだはーかわーくよおお」かすれごえ

恭子「ふうー」コンポタチュー

郁乃「ラストやね、だれがいれる~?」

漫「は、はいっ!いれます!」ピッピッ

漫(この曲なら…)

漫「いけっ!」ピッ

恭子「けほっ…」

ぴぴぴ…ぴっ!

漫「…」ドキドキドキドキ

恭子「……あの、ごめん、漫ちゃん」

漫「?」

恭子「わたし、いまので、喉が…」

恭子「やから、かわりに歌ってくれへん…?」

漫「え…?」

漫「えええええ!!?」

『KOH+ KISSして』

漫「で、でも…」チラッ

郁乃「? おもしろそうやから認めるで~」

由子「ちゅちゅちゅるるるーる るっちゅー」

絹恵「ちゅちゅちゅるるるーる るっちゅー」

漫「う、うわわ、はずいですて」

洋榎「肚くくらな、漫ちゃん なあ、恭子?」

恭子「うん」フフッ

恭子「おねがいや、漫ちゃん」

漫「!」

漫「……わかりました」

洋榎「ちゅちゅちゅるるるーる るっちゅー」

郁乃「ちゅちゅちゅるるるーる るっちゅ~」

漫「やったります!やったりますから…」

漫「しっかりみててください!!」

漫「だから僕がーわかんなーいっ」

漫「なきたくってーたのーしくってー」

恭子「…」ポーッ

漫「しーあーわーせーのーこぉーたえぇー」

漫「導きーだす方程式 たんきゅーうちゅーうぅー」

恭子「…」

漫「こぉーいのちかーらここにあるーっ」

漫「わらえなーい なけないよるーもみかーたでいるーからー」

漫「…」チラッ

恭子「…?」キョトン

漫「…ねぇ もうぜんぶぜんぶ あげるからーっ」

漫「だれにもーみせなかったとってーおきぃーのぼくぅーをー」

漫「はだかの くちっびる」

漫「キスして」

恭子「…」

かえりみち

絹恵「うわー朝やー」

由子「まんぞくなのよー」

漫「…」カアァァ

洋榎「まあまあ、そない恥ずかしがることないで」

郁乃「ええかんじにへたっぴいやったな~」

洋榎「ちょ、代行!」

漫「…」カアァァァ

恭子「…漫ちゃん?」

漫「…なんですか」

恭子「わたしは、よかったと思うで?漫ちゃんのうた」

漫「…ほんとですか?」

恭子「ほんとや」

漫「…」ジーッ

恭子「ふふっ、ほんとやって」

フフーラーメンデモイコカー オゴッタルデー ! ホンマデッカ? オナカスイタノヨー

恭子「…証明したろか?」

漫「…え?」

恭子「ほんとに、よかった、って」

漫「…? そんなん、どうやって…」

恭子「…こうやってや」

恭子「…」

恭子「」チュッ

漫「…」

漫「…」

漫「……え? …え、え??」

恭子「…キスして、って、言うたやろ?」

漫「…!」

漫「そんな…い、言いましたけど…」カアァァァ

恭子「…ふふっ」

洋榎「おーい、恭子ー、漫ちゃーん」

恭子「? はーい」

絹恵「ラーメン、いくらしいですよー」

由子「代行のおごりなのよー」

恭子「! いま行きまーす」

漫「…」ポーッ

恭子「ほら、いくで漫ちゃん」

漫「え、ええと」

恭子「…いこ?」

漫「!」

漫「…はい」

漫「はいっ!」


カン!

おわりっす
たのしかったわ、ありがとう
レミオロメンばっかで済まんかった

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