許嫁「いやあぁぁん!ゴキブリ怖い!!」(719)

許嫁「男さん助けてぇぇ!」

許嫁「こ、怖いのお」ガクブル

許嫁「・・・あれ?」

許嫁「ああ、あいついないんだっけ・・・・・・使えないわね」

ゴキ「カサカサカサカサ」

許嫁「新聞紙でいっか・・・・・・ッシ!」パアン!

ゴキ「」

許嫁「死骸はあいつに処理させればいっか」



男「許嫁さん、ただいま」

許嫁「あ、男さん!お帰りなさい!」

男「プリン買って来たよ」

許嫁「嬉しい!!」

男「どっちがいい?コレとコレなんだけど」

許嫁「んー・・・じゃあコッチ!」

男「おっけ じゃあ俺はシャワー入ってくるね」

許嫁「お風呂沸いてるよっ」

男「気が利くなあ」

許嫁「当然のことですって」

男「じゃあゆっくり入れさせてもらうね」 バタン

許嫁「どうぞっ」

許嫁「・・・・・・」

許嫁「風呂くらい沸かしてるってーの」

許嫁「ていうか私はゼリーの気分なんだけどなあ ハァ」

男「上がったよ」

許嫁「ご飯できてますよん」

男「いつもありがとう」

許嫁「カレーです」

男「許嫁さんのカレーキタァァォァ!」

許嫁「大袈裟ですって、んもう」

男「許嫁さんのカレーの味付けは本当に俺好みで絶妙なんだよね」

許嫁「うふふふ」

男「頂きます」

許嫁「私も頂きます」

男「んん・・・美味しい」

許嫁「大学はどう?」

男「特に変わりはないかな?レポートも順調だし」

許嫁「そうですかっ」

男「あ、あの許嫁さんは大学とかさ」

許嫁「私はいいのっ もう男さんは人の心配ばかりして」

男「ごちそうさまでした」

許嫁「お粗末様でした」

男「食器洗うね」

許嫁「あっ、私がやるのに・・・」

男「いいって」

許嫁「(まあ当然よね)」

男「ゆっくりしててくれ」

許嫁「はーい うふふふ」

ーーー風呂

許嫁「ふぅ・・・」

許嫁「どんだけカレー好きだってのあの馬鹿男」

許嫁「そんなに好きなら明日の朝も残りのカレーに決定ね」

許嫁「あ、ゴキの死骸片付けてもらわなきゃ」




男「賃貸のデメリットだね ゴキブリとかって」

許嫁「わ、私がもっと綺麗にしておけば」

男「隣室あたりからこっちに侵攻してきたんだろうな」

男「にしても許嫁さんがコイツを・・・」

許嫁「そりゃもう瞬さっ・・・死んでたの!すでに事切れていたの!」

男「そ、そう」

許嫁「もう男さんったら!」

男「(めっちゃ潰れとるがなこのG)」

許嫁「うふふふ」

男「そろそろ寝ようかな」

許嫁「そうですか」

男「許嫁さんは?」

許嫁「私もそろそろ・・・」

男「ん 明日は土曜日だし講義もないからゆっくりでいいよ」

許嫁「そんな事はできません」

男「じゃ、じゃあどっか出掛けたりしない?」

許嫁「へ?」

男「買い物とか・・・駄目かな?」

許嫁「駄目だなんてそんな!是非お付き合いさせてもらいますね」

男「ホント!?」

許嫁「ふふふ 嘘なわけないじゃないですか」

男「あっいや・・・嬉しくてつい・・・」

許嫁「変な男さん」

男「敬語癖まだまだ治らないね」

許嫁「あ、あう」

男「許嫁さんのが一個上なんだし 敬語なんて使わなくていいって」

許嫁「善処しますね」

男「早速できてません」

許嫁「あっ」

男「アハハハ」

許嫁「からかわないでくだ・・・からかわないで!・・・もうっ」





許嫁「寒くない?」

男「平気だよ」

許嫁「寒かったら私の肌で温めてあげますけど?うふふふ」

男「そ、そういう冗談は・・・」

許嫁「(ま、そんな度胸アンタには無いでしょうけど)」

男「とは言え夜は微妙に冷えるわけだし」

許嫁「えっ」

男「たっぷりと温めてもらおうかな」

許嫁「えっ ちょっ・・・あの・・・!」

男「冗談だって」

許嫁「(・・・この糞ガキ)」

男「ほら、許嫁さんもちゃんと布団羽織りなよ」

許嫁「は、はい!」

男「それじゃあおやすみなさい」

許嫁「おやすみなさい・・・」

許嫁「(馬鹿にてんのかしらコイツ)」

許嫁「(本当に殺しちゃおうかな)」

許嫁「ぅ・・・・・・ゥ・・・」

男「(今夜もまたうなされてるな)」ナデナデ

許嫁「・・・ャ・・・うぅ」

男「・・・」ナデナデ

許嫁「・・・・・・ァ・・・・・・熱っ!」ガバッ

男「平気?」ナデナデ

許嫁「あ、男さん・・・ご、ごめんなさい起こしちゃった?」

男「水持ってくるね」

許嫁「あっ、自分で・・・」

男「ほら、ホットミルクにした」

許嫁「・・・ご迷惑を」

男「汗もすごい」フキフキ

許嫁「やっ、私汗臭いかも」

男「無臭だって むしろいい匂いする方だから平気」

許嫁「からかわないのっ!」

男「だって本当ですしお寿司」

許嫁「フゥ・・・もう大丈夫 落ち着いたよ」

男「そっか」

許嫁「ごめんね こんな夜中に」

男「いいよ」

許嫁「・・・・・・」

男「さ、まだ1時だし寝よう」

許嫁「うん」




翌日

男「加湿器あたりを買いに行きたいな」

許嫁「なるほど」

許嫁「(加湿器くらい自分で買いに行けよ・・・)」

許嫁「(面倒くさ)」

男「許嫁さんの服も買わないとね」

許嫁「わ、私は別に」

男「駄目駄目 ちゃんと買わないと」

許嫁「お金が勿体無いってば・・・」

男「勿体無いワケないでしょ 十分有意義だよ」

許嫁「あうう」





許嫁「(服なんて別にいらないのになあ)」

許嫁「(なんでこんなデートまがいの事をコイツと・・・)」

許嫁「ハァ」

男「どっかで休憩しようか」

許嫁「あっといやその」

男「あそこのカフェ入ろうぜ」

許嫁「は、はい」

男「許嫁さん、いい服見つかった?」

許嫁「微妙・・・な感じ」

男「そっか」

許嫁「気を使わないでよ 私あまり外出しないし」

男「ううむ でも親父からも面倒見てもらってるお礼にと言われててさ」

許嫁「面倒見てもらってるのは私の方」

男「俺の方だよ」

許嫁「とりあえず今は服とか特に欲しいの無いかな」

男「そっか」

許嫁「こうして男さんとデートできただけで幸せ!」

男「本当?」

許嫁「本当だってばー」

男「そう言って貰えるだけでおれも幸せ・・・かな」

許嫁「そっか・・・」

男「・・・」

許嫁「(うっわ・・・この空気マジ勘弁)」

男「(・・・)」

許嫁「男さん?(キスとか止めてよー?マジ)」

男「ん?」

許嫁「こうして男さんとデートできただけで幸せ!」

男「本当?」

許嫁「本当だってばー」

男「そう言って貰えるだけでおれも幸せ・・・かな」

許嫁「そっか・・・」

男「・・・」

許嫁「(うっわ・・・この空気マジ勘弁)」

男「(・・・)」

許嫁「男さん?(キスとか止めてよー?マジ)」

男「ん?」

許嫁「どうかしたの?」

男「いや、なんでもないよ・・・」

許嫁「?」

男「さ、そろそろ帰ろっか」

許嫁「??(なんだっての・・・)」




帰宅

男「はい許嫁さん」

許嫁「これ・・・」

男「マフラー、買っといたから」

許嫁「・・・ありがとう」

男「さすがに服とかは俺には選ぶセンス無いからさ」

許嫁「そ、そんな気を使わないでいいのに・・・」

男「お風呂先にどうぞ」

許嫁「男さんから入ってください」

男「疲れてるでしょ?今日は付き合ってくれたんだし先に入ってよ」

許嫁「じゃ、じゃあお先に入らせてもらいますね」

男「うん」

ーーー風呂

許嫁「ふぁぁー・・・疲れた・・・」

許嫁「マフラーねぇ・・・・・・」

許嫁「(もっとネックレスとか高価なもんで喜ばせなさいっつの)」

許嫁「着けると喜ぶんだろうなあ・・・・・・ウザ」

許嫁「・・・・・・ハァ」


男「なんだよ親父?今はまだロスでしょ?」

男「うん、許嫁さんも元気だよ」

男「うん うん ・・・親父も朝早くからご苦労様」

男「それじゃ また連絡してね」

許嫁「お父様から?」

男「うおっ!?い、いたの?」

許嫁「ご、ごめんなさい!驚かせるつもりは無かったんだけど・・・」

男「まあ親父から まだ帰ってこれないらしい」

許嫁「ご多忙ですもの」

男「まあ、ね・・・」

許嫁「男さんも将来はああなるの?」

男「お、俺?」

許嫁「ええ」

男「俺は多分・・・仕事より家族とか趣味とかの方を優先しちゃうかもなあ」

許嫁「・・・」

男「まあ親父はバリバリの商人だったからこそここまでデカくなったんだけどさ」

許嫁「まずは自分を優先してくださいね」

男「・・・ん、俺より許嫁さんかな」

許嫁「またまた恥ずかしい事を仰って・・・」

男「当然だよ」

許嫁「うふふふ 冗談でも嬉しいですよ」

ーーーある日

許嫁「あー、今日アイツ遅くなるって言ってたっけ?」

許嫁「・・・ッケ、何が飲み会だっての」

許嫁「・・・・・・」

男「ただいまー」ガチャ

許嫁「ふげっ」

男「ただいま、許嫁さん」

許嫁「男さん!?遅くなるんじゃ・・・」

男「んー、俺はパスしてきた」

許嫁「な、何でまた?」

男「いや、許嫁さんに悪いし・・・」

許嫁「へ?(は?何言ってんの?)」

男「ていうか許嫁さんも一緒に行けばよかったのか!」

許嫁「わ、私が飲み会とやらに?」

男「うんうん」

許嫁「飲み会とはリア充の集会でしょ?そ、そんな場所にわ、わ、わわ私が・・・」

男「いやいや思ってるほどそんな敷居の高い行事じゃあないよ」

許嫁「で、でも・・・」

男「そういえば、まだ二人でお酒を飲み交わした事ないね」

許嫁「とは言っても、私お酒を飲んだ事が・・・」

男「女性向けのお酒も増えてるしチャレンジしてみれば?」

許嫁「うーん 興味はあるけど・・・」

男「そうと決まれば!」

許嫁「?」

男「ご飯まだでしょ?どっか行かない?」

許嫁「は、はい!」

今更ですが口調を統率したいと思います

許嫁→基本的には敬語
男→許嫁にはさん付けだけどタメ語
ボブ→片言。キレると怖い
コルチャック先生→ペルシア語
アンソニー→服役中

な感じでいきます

男「許嫁さんは何か食べたいジャンルとかないの?」

許嫁「んー、どちらかと言うと重いのは控えたいです」

男「ふむふむ・・・じゃあ俺がたまに行く駅前の飯屋に行こうよ」

許嫁「ああ、南口のですか?」

男「そそ」

許嫁「ではお供させていただきますねっ」

男「お願いします」

許嫁「ならちょっと着替えて来ます」スタスタ

男「はーい」

許嫁「・・・・・・ふう」

許嫁「(たまに行くとか・・・私は聞いてないけど?たまに行ってるの?許嫁である私を置いて・・・)」

許嫁「ま、別にいいけど」

許嫁「そもそも一人で寂しくインスタントの予定だったから何も準備してなかったし」

許嫁「・・・・・・誰が寂しくよ・・・馬鹿みたい」

許嫁「お待たせしました」ガチャ

男「おっ、マフラー!」

許嫁「(ありがたく思わなきゃ殺す)」

男「うーむ、着けてくれて嬉しいぜよ」

許嫁「ふふふ、似合います?」

男「うん 無難なチョイスして良かったと思ってる」

許嫁「暖かいです、これ」

男「良かった良かった」




男「ここだよ 前一緒に来たとこ」

許嫁「あ、以前お昼に来ましたね」

男「俺も夜はまだ一回しか行ったこと無いけどさ」

ーーーガラッ

男「どもー・・・」

「「イラッシャイマセー」」

男「お?」

女「あ、いらっしゃい!」

男「こんばんは」

女「こんな時間に珍しいですねっ」

男「確かに」

許嫁「(ちょっと待てなにこの雰囲気)」

女「そちらの方は・・・?」チラッ

許嫁「うっ」

男「あぁ許嫁さん 一応俺の恋人」

許嫁「ど、どうも(一応って何よ)」ペコリ

女「・・・」ジロッ

許嫁「む」

男「で、どこに座ればいいのかな?」

女「あっ、こちらへどーぞ!」

許嫁「(ガンつけたわねこの子・・・)」

許嫁「男さんのお知り合い?」

男「いや、この店の娘さんだよ」

許嫁「看板娘と言うことですね」

男「確かに女さん目当ての客は多いって聞くなあ」

許嫁「あら?男さんもその一人なんじゃ?」

男「ち、違うって 断じてそんな気はないからな!」

許嫁「ふふふ、何を焦っているんですか?」

男「変に誤解されたらそりゃ焦るって!」

女「はいっ お冷やお持ちしました!」

男「ども」

許嫁「・・・」

女「にしても男さんも一応の恋人連れてくるなんて、見せ付けてくれますねっ」

許嫁「(一応って言うな)」

男「自慢の嫁です」

許嫁「そ、そんなことないです」

女「ふーん・・・」ジロッ

許嫁「・・・」ギロッ

女「ぴぇっ」

男「ぴえ?」

女「い、いえ何でもないですっ」

許嫁「(私にガンつけようなんざ100年早いのよ)」

女「(くッ・・・やるわねこの・・・)」

男「とりあえず俺はビールと枝豆ともやしナムルで」

許嫁「ビ、ビールですか」

男「許嫁さんは?」

許嫁「とりあえずな烏龍茶でお願いします」

女「はい!ビールと枝豆ともやしナムルと烏龍ハイで!」

許嫁「?」

男「いやまて」

女「大丈夫!烏龍ハイはツケときますから!」

許嫁「烏龍灰?」

男「いや、まあ烏龍茶を焼酎で割ったやつなんだけど・・・」

許嫁「つまり、お酒?」

男「バリバリお酒だね」

許嫁「うーむ・・・」

男「お酒まだ飲んだことないんでしょ?」

許嫁「ではチャレンジしようと思います」

女「ニヤリ」

男「最初が烏龍ハイってそんた渋い人あんまりいないぞ?」

許嫁「平気ですよ」

男「普通はカルーアミルクとかマッコリとか」

許嫁「モッコリ?」

女「はーい!ビールと烏龍ハイおっ待ちー!!」

男「まてまてまてまて」

女「(割り方は焼酎と烏龍茶で半々だけどね)」ニヤリ

許嫁「・・・?見た目は普通ですねこれ」

男「そりゃな」

女「やっぱり普通の烏龍茶持って来ますね!」

男「うん そうして」

許嫁「結構です」

男「へ」

許嫁「これくらいなんともないです」グビッ

女「(ニヤリ」

許嫁「ング・・・」ゴクゴク

男「ちょ・・・」

許嫁「フハー・・・ふ・・・な、なんとも・・・ないです・・・」

男「何ともないって言われても・・・」

女「(やりますね・・・)」

許嫁「さっ男さん ご飯も頂きましょう」

男「そ、そうだね」

許嫁「あら?まだお食事がまだみたいですけど?」ギロッ

女「た、たたたただいまー!!」

男「平気?」

許嫁「うふふ 平気れすよ?」

女「お、お待たせしました!枝豆にもやしナムルです!」

男「じゃ、頂きますか」

許嫁「ッチ・・・」

男「許嫁さん?」

許嫁「冷や奴は?」

女「は、はひ?」

許嫁「冷や奴・・・食べたい・・・」

男「あ、う、うん じゃあ冷や奴お願い!」

女「は、はい!」

男「(酔ってるな?酔ってるよな?)」





一時間後

許嫁「うふふふ・・・」ウトウト

男「完全に出来上がってしまった・・・」

許嫁「んぅ・・・」

男「烏龍ハイ2杯で・・・」

女「男さーん」

男「あ、あぁってあれ?その格好」

女「私は業務終了したのでーす」

男「そう・・・なの?」

女「相席いいですか?」

男「え?あ、相席?」

女「ニヘヘヘ 男さんの隣取ーりっぴーっ!?」

許嫁「待ちなさい」

女「ぴぇッッ?」

許嫁「あんたは私の・・・隣でしよ?」ニコリ

男「(顔が笑ってない!)」

女「あ、いやあの」

許嫁「 こ っ ち に 来 な さ い 」

女「は、はい・・・」

許嫁「うふふふ?」

女「あ、あの・・・」

許嫁「あんた 人の男にちょっかい出すなんて」

女「いやあのちょっかいだなんて」

許嫁「いい度胸じゃない」

男「ま、まあまあ」

許嫁「あんたは黙ってて」

男「ほげ」

女「あ、あのなんかキャラが・・・」

許嫁「なに?あんた男のこと好きなわけ?」

女「べ、別にそんなわけじゃっ」

許嫁「ふぅぅぅん」ギロリ

女「ちょちょちょっと・・・その、ちょっとカッコイイなあなんて・・・ 」

許嫁「は?」

女「あのっ!その別にそんな気とかは無いですからっ」

許嫁「ちょっと?めっちゃでしょ?」

女「はははい!めっちゃカッコイイです!」ガクブル

女「そ、そ、それに人の恋人に手は出しません!」

許嫁「ふーん」

女「な、なんですかっ」

許嫁「ま、男も私には手出してはこないけどね」

男「ちょっ、」

女「そ、そーなんですか?」

許嫁「キスなんてまた先の先らもんねー?ふふふ」

男「あっ、いやっその」

女「えっと・・・お付き合いしてどのくらいなんですか・・・?」

許嫁「さあ?二年くらいじゃにゃい?」

女「さ、さあって・・・」

男「あ、あーいやその」

許嫁「特に記念日なんて私達にはないしー」

女「ええぇ!?な、なんですかそれ!?」

男「そそそれには深いワケが・・・ね?許嫁さん」

許嫁「・・・・・・」

男「許嫁さん?」

女「あ、あれ?・・・寝ちゃってる・・・」

許嫁「zzz...」





帰路

男「まさか酔った許嫁さんをおんぶして帰るとか・・・・」

許嫁「んへへ・・・zzz...」

男「かなり酔ってたみたいだけどなあ」

男「そりゃ手出しなんてまだしてないけどさ・・・」

男「(そして背中に幸せな感触が・・・)」

男「(許嫁さんは・・・俺のこと・・・)」

許嫁「・・・・・・zzz...」

男「本当はどう思ってるんだろ・・・」

許嫁「・・・パパ・・・ママ・・・zzz...」

男「・・・許嫁さん?」

許嫁「...zzz...」

男「(・・・)」

許嫁「男・・・さん・・・・・・」

男「俺ならここにいるよ」

許嫁「zzz...zzz...」

男「ずっとずっと、いるからさ・・・」

許嫁「・・・」

男「聞いてないよな?はは」





後日

男「本当に覚えてないの?」

許嫁「わ、私何かしでかしましたか?」

男「んー?いや、特にはなんだけどさ」

許嫁「特にはってなんですか!?」

男「あっと・・・いや、大らかになってたなー?みたいな・・・」

許嫁「な、な、なんか失礼な発言したりとか・・・」

男「ない!そんなことは決してない!・・・はず!」

許嫁「はず!?や、やっぱり私何か失礼な発言とかを・・・」

男「ま、まあお酒を飲む時は基本的に俺が近くにいるときでお願いね?」

許嫁「は、はい・・・」





ある日

許嫁「資格?ですか?」

男「うん 許嫁さん、家にいて暇じゃないかなーって」

許嫁「そんなことないですよ?」

男「ぐむ・・・許嫁さんは何かなりたい職業とかないの?」

許嫁「・・・ないですね」

男「き、興味がある職業とか!」

許嫁「んー、無いです」

男「あらー」

許嫁「私は今で十分満足です」

男「え、えー・・・」

許嫁「だから気にしなくていいんですよ?」

男「そ、そっか」




昼 男外出中

許嫁「やりたい事なんてないってーの」

許嫁「ハァァ...」

許嫁「・・・買い出しいこ」

はい

ーーーー大学

 「えっ?」

男「いや、キスも何も・・・」

 「なんで?」

男「いや、なんでと言われても」

 「セクロスはしょうがないにしてもキスくらいはするっしょ」

男「・・・マジか」

 「ま、大抵は男性からエスコートしないとさ」

男「わかった」

男「(ってもなあ・・・)」

男「(俺は許嫁さんが好きだけど・・・許嫁さんは俺のこと・・・・・・)」

男「帰ろ」

男友「おい男!こりゃ雨降るぜ」

男「うげっ 傘持ってきてねーよ」

男友「へっへっへ!うちのサークルで余ってるデカい傘 300円でどうだ?」

男「買った!」

男「(ってもなあ・・・)」

男「(俺は許嫁さんが好きだけど・・・許嫁さんは俺のこと・・・・・・)」

男「帰ろ」

男友「おい男!こりゃ雨降るぜ」

男「うげっ 傘持ってきてねーよ」

男友「へっへっへ!うちのサークルで余ってるデカい傘 300円でどうだ?」

男「買った!」





許嫁「あー・・・めー・・・」

 「急に降ってきたよチクショー!」
 「ザーザーメン降りじゃねーか!」

許嫁「(・・・どうしよ)」

男「許嫁さん?」

許嫁「へっ?」

男「おぉ!やっぱり!」

許嫁「男さんっ 今お帰りになられたんですか?」

男「うん」

男「あっ、袋は俺が持つよ」

許嫁「いいんですか?」

男「もちろん」

許嫁「ふふふ、じゃあお言葉に甘えて」

男「(端から見れば仲の良いカップルなのかな・・・)」

許嫁「そういえば私、傘を・・・」

男「嫌じゃなかったら俺のに入りなよ」

許嫁「では、お邪魔しますね」

許嫁「(相合い傘・・・)」

男「(こ、これはいい雰囲気なのでは?)」

許嫁「(私の苦手な雰囲気だわ)」

男「だ、大丈夫?濡れちゃってない?」

許嫁「私のことは気になさらずに」

男「風は止んできたみたいだね」

許嫁「そそそうですね」

男「?」

許嫁「(あぁぁぁ、やっぱこういう雰囲気は苦手・・・)」

男「許嫁さん」

許嫁「はっ、はひ!?」

男「いやなんか顔色悪いから・・・」

許嫁「えっ?い、いや、気のけいじゃないですかね」

男「んー・・・もしかして相合い傘は流石に嫌だった?」

許嫁「そそそなんことないです」

男「なんかこれ恥ずかしいもんね」

許嫁「ふふふ そうですね」




帰宅

男「ジャーン!」

許嫁「なんですかそれ?」

男「資格についてのカタログだよ」

許嫁「資格?・・・私の?」

男「うん 許嫁さん、俺なんかより遥かに秀才なのに勿体ないからさ」

許嫁「私は別に・・・」

男「目を通すだけでもさ」

許嫁「んー・・・」

男「就職にも便利だし!」

許嫁「就職・・・ですか」

男「世の中何があるかわからないしね」

許嫁「あら?私は男さんに振られてしまうのですか?」

男「そんなわけないっ!!」

許嫁「うにゃ」

男「あっ、ごごごめん・・・急に大声・・・」

男「例えば今の世の中、俺の収入だけじゃ暮らしていけなくなった場合に備えて・・・」

許嫁「そんな先の事・・・わからないじゃないですか・・・」

男「いやーでも」

許嫁「一年先も2人でいるかもわからないのに」

男「俺はいたいと思うよ」

許嫁「・・・・・・私、お風呂入ってきますね」

男「えっ、ちょ」

男「あー、行っちゃった」

男「怒って・・・はないよな?」


許嫁「・・・・・・ハァ」

許嫁「(本当にお節介な奴ね、あいつ)」

許嫁「(嬉しいだなんて思ってないわよ私・・・)」

許嫁「(どーせ私なんか飽きたらポイされちゃうんだから)」

よくねえええええええええ!!



許嫁「お風呂上がりました」

男「あ、うん」

許嫁「先程は・・・ごめん・・・なさい」

男「あーいや、なんか俺のほうこそ気持ち悪いセリフ言ったりしてごめんね」

許嫁「いえ・・・」

男「・・・」

許嫁「男さん」

男「ん?」

許嫁「例えばの話です」

許嫁「私達はこのままいくと結婚という儀式を経て結ばれます」

男「そうだね」

許嫁「・・・いいんですか?」

男「へ?」

許嫁「こんな不良債権みたいな嫁を・・・」

男「許嫁さんが不良債権!?」

許嫁「ええ」

男「自分を卑下しすぎだよ許嫁さん」

許嫁「事実を述べただけです」

男「とりあえず俺は許嫁さんが好きだから一緒にいるんだよ?」

許嫁「・・・」

男「許嫁はどうなの?なんて聞かないよ」

許嫁「私は・・・」

男「お風呂入ってくるね」

許嫁「あ、はいっ」

男「(辛気臭い雰囲気になってしまった)」

許嫁「(本当に何を考えてるかわかんない・・・)」 

許嫁「(体目当てってわけでもないのに・・・)」

そして就寝

男「おやすみ許嫁さん」

許嫁「はい」

男「(眠気が来ないやチクショー)」

許嫁「男さんって襲ってこないですよね」

男「えっ」

許嫁「・・・」ドキドキ

男「おそ、おそそ襲うって・・・夜襲?」

許嫁「夜這いですよ」

男「何故急に?」

許嫁「私達って、かれこれ一年半は同棲してますよね?」

男「たたた確かにそうだけど夜這いとかはそのあの段階が」

許嫁「ふふふ、少しからかっただけですよ」

男「ぐっ・・・」

許嫁「こうして毎晩並んで寝ているのに・・・私はそんなに魅力がないですか?」

男「そんなことないよ ものすごく魅力的な人だよ」

許嫁「そうですか?」

男「俺の中では世界一!」

許嫁「また恥ずかしいセリフを・・・」

男「俺達って恋人だよね、一応」

許嫁「そうですとも」

男「許嫁さん・・・俺のこと好き?」

許嫁「な、何ですか急に?」

男「どうなの?」ジーッ

許嫁「(な、ななな・・・ここはやっぱり好きって言わなきゃ駄目なのかしら・・・!?)」

男「・・・」ジーッ

許嫁「ええっと・・・もちろんですよっ(目を見ないでよ・・・ハァ)」

男「そっか」

許嫁「ふふふ、そうですよ?(そっかって何だそっかって)」

許嫁「男さんこそ・・・な、何で私なんかを?」

男「えっ」

許嫁「そう言えば私の方から聞くのは初めてでしたよね?」

男「えっとー・・・」

許嫁「答てくれるまで寝させませんよ?」

男「・・・・・・半分は、一目惚れ」

許嫁「半分?」

男「な、なんか恥ずかしい!恥ずかしくなってきたぞ!」

許嫁「なんか懐かしいですね」

男「・・・うん」

男「許嫁さんも最初は敬語じゃなかったしね」

許嫁「ええ、確かに」

男「許嫁さんの敬語にはやっぱり慣れないなあ」

許嫁「私は慣れてしまったんです」

男「そうかな?なんかぎこちないんだけど」

許嫁「気のせいですって」

男「うーむ」

許嫁「・・・何で、私なんかを?」

男「へ?」

許嫁「・・・・・・...zzz...zzz」

男「寝落ち!?」




約三年前

男父『すまないね』

男『許嫁って・・・前々から話は聞いてたけど本気だったのかよ・・・』

男父『あれ?彼女とかいるの?』

男『いやいないけどさ』

男父『ならいいじゃん、ね?』

男『いやいやいやいや』

男父『母さんもきっと賛成してくれてるよ』

男『ハァ・・・』

男父『僕と母さんもお見合いだったし』

男『お見合いとはワケが違うんじゃ』

男父『てか着いたよ?許嫁さんの家』

男『ああああ緊張してきた』

男父『写真見たけど美人だったよ』

男『何で俺には見せてくれないんだ』

男父『いや、サプライズにいいかなーって』

男『このイベント自体がサプライズだって!』

ーーーんでもって

男父『じゃ、若いの二人で少し話してもらおっな』

許嫁父『そうだな 男父!●●屋の蕎麦でも食いに行くとするか!』

男父『お、いいねえ』




許嫁『・・・』

男『行っ・・・ちゃいましたね』

許嫁『そうね』

男『親父達が知り合いだったなんて ははは』

許嫁『何が可笑しいの?』

男『ははっ・・・はい?』

許嫁『あんた何もわかってないのね』

男『・・・えっと』

許嫁『好きでもない相手と将来結婚しろって言われて笑えるものなのかしら?』

男『す、すいません』

許嫁『勝手に話を進められて・・・』

男『(な、なんか思ってたのと違う)』

許嫁『パパもママも・・・会社の危機とは言え横暴すぎるのよ』

男『仰ってる通りです』

許嫁『ップ・・・あんた尻に敷かれるタイプね』

男『(自分だって笑ってんじゃん)』

男『ていうか会社の危機とは』

許嫁『先日祖父が急死したの その祖父の遺産こそが私の親の会社ってわけ』

男『ふむふむ』

許嫁『遺言もないからとりあえずスライドでパパがトップに立ったわけだけど・・・』

男『だけど?』

許嫁『ここからが親戚同士の骨肉の争いよ パパには兄弟が3人いるけど、なんで三男のパパが社長なんだって言われてるわけ』

男『な、なるほど』

許嫁『で、あんたのとことくっ付いて・・・あいつらから手を出させないようにって話よ』

許嫁『あんたも言わば被害者ね』

男『別に被害者意識は無いですけど』

許嫁『それと敬語使わなくてもいいわよ』

男『あ、ご、ごめん』

許嫁『まあ私の方が一個上だけど変に気を使ったりしないでね?』

男『うん・・・』

許嫁『・・・』

男『・・・』

許嫁『つまんない男ね』

男『うぐっ』

許嫁『何か面白い話しなさいよ』

男『面白い話も何も・・・俺達ってこのまま・・・』

許嫁『結納させられるでしょうね 九分九厘』

男『許嫁さんはそれでいいの?』

許嫁『良くはないわよ・・・でも、もうしょうがないじゃない』

男『しょうがないんですか?』

許嫁『皆そう』

男『?』

許嫁『誰だって敷かれたレールが安泰な道ならそこを通過するわよ』

男『・・・・・・とりあえず許嫁関係ってことでもいいんじゃないかな?』

許嫁『はあ?』

男『とりあえずはって話だよ 俺は許嫁さんには手は出さないって誓うし』

許嫁『・・・偽りの関係ってわけ?』

男『そうそう!』

許嫁『・・・・・・却下ね』

男『へっ』

許嫁『でも、ありがとう 気を使ってくれて』

男『却下って』

許嫁『偽りの関係だなんてのは嫌いなの そんなのは漫画や小説で十分ね』

許嫁『・・・・・・・・・本気で』

男『?』

許嫁『本気で好きになれる?私の事』

男『えっ・・・と・・・』

許嫁『どうなの?』

男『んーーーーんーーー』

許嫁『ップ、何本気で悩んでるのよ』

男『いやだって』

許嫁『面白い人ね、あなた』





男「・・・・・・(それから、あの悪夢のような出来事があって)」

許嫁「zzz...zzz...」

男「(・・・)」ナデナデ

許嫁「zzz...zzz...」

男「今夜はゆっくり眠れそうだね」

許嫁「zzz...」

男「おやすみ、許嫁さん」

男「zzz...」

許嫁「・・・」


ある日

許嫁「旅行?」

男「そそ!!」

許嫁「別にいいですけど、どこへ行くんですか?」

男「新潟!」

許嫁「新潟?」

男「旨い酒と料理食べてパァーっとやろう!」

許嫁「何で新潟なんですか?」

男「昔よく行ったんだよ」

許嫁「思い出深い場所なんですね」

男「うん」






許嫁「旅行かー」

許嫁「まあこの時期に海水浴は無いしいいんだけど・・・」

許嫁「・・・2人きりで、旅行」

許嫁「・・・・・・ハァ 憂鬱」

男「ただいまっ」

許嫁「うぐお帰りなさい男さん」

男「?」

許嫁「いえっ 急に帰宅したのでビックリしただけです」

男「そっか ごめんね」

許嫁「今日はアルバイトでは?」

男「雨で客足少ないから早めに帰ってきたんだよ」

許嫁「そうでしたか・・・まだご飯の用意が」

男「じゃさ、今晩は外食にしよう」

許嫁「宜しいんですか?」

男「揚げ物が食べたいんだ 家で作ると面倒だしね」

許嫁「ふふふ 気になさらなくても結構ですのに」


ーーーー定食屋

男「自分は天ぷら御膳で!」

許嫁「私も同じのでお願いします」

店員「かしこまりまんこ」

男「ここの天ぷら美味しいって評判なんだよね」

許嫁「それは楽しみです」

男「でも許嫁さんの蓮根の天ぷらには負けると思うけど」

許嫁「な、何ですか急に」

男「許嫁さん本当に料理が上手だよね」

許嫁「あれくらいは普通なんですよ?」

男「いやいやいや!たまに同じ大学の女子の料理とか写真で見るけど料理じゃないから!」

許嫁「男さんは私を買い被りすぎです」

男「許嫁さんの場合は料理の仕方も丁寧で汚さないし」

許嫁「だ、だからそれが普通で・・・」

男「食べ方も洗い物も綺麗だし」

許嫁「そ・・・う・・・」

男「照れてる?」

許嫁「本当に・・・その程度のことしかできない人間ですから」

男「できない人の方が多いよ」

許嫁「・・・そうでしょうか」

男「俺は今でも許嫁さんに憧れてるよ これからもずっと」

許嫁「っ、・・・」

店員「お待たせしまんこ」

男「おっ待ってました!」

許嫁「・・・」

男「頂きますか」

許嫁「ええ、頂きます」




男「ご馳走様でした」

許嫁「ご馳走様でした」

男「・・・食べ方綺麗すぎるだろ」

許嫁「あ、あまりジロジロ見ないでください」

男「俺の方はカスだらけなのに・・・何故」

許嫁「気のせいですよ」

男「育ちの差ですな」

許嫁「そ、そんことないです(そうですな)」

男「さて、」

許嫁「帰りますか?」

男「んー・・・ちょっとぶらぶらしてかない?」

許嫁「ええ、構いませんよ」


ーーー本屋

男「許嫁さんは本読まないの?」

許嫁「最近はあまり・・・」

男「そっか」

許嫁「何かオススメはありませんか?」

男「俺のオススメってもあんまり良くないよ?ホラーとかだし」

許嫁「ほ、ほらー」ギクッ

男「スティーヴン・キングとか」

許嫁「名前は聞いたことがあります」

男「原作映画が多いからね」

許嫁「男さん・・・怖い映画よく見てますもんね」

男「そんな変質者を見るような目で見ないで」

許嫁「ふふふ」

男「じゃあDVD借りてこっ」

許嫁「こ、怖いやつ?」

男「許嫁さん怖いの苦手なんだよね」

許嫁「びびびっくりするだけで苦手ではにゃいです」

男「(そのびっくりする可愛い許嫁さんを見るのも俺の楽しみなんですはい)」

許嫁「私は平気ですからねっ」

男「ほほーん」

TSUTAYA タツヤ チンコタツヤ

ーーーレンタルショップ

男「お!これとかどう?」

許嫁「これ・・・ですか?」

男「ITって映画です」

許嫁「こ、これピエロじゃないですか絶対怖いやつじゃないですか・・・ぴぇっ」

男「や、やめときますか」

許嫁「見ます!見ますよ!」

男「(大丈夫かなあ・・・?)」

帰路

男「・・・」

許嫁「・・・」

男「ね、ねえ許嫁さん」

許嫁「はい?」

男「手・・・手、つつつつ繋いでいあかな?」

許嫁「えっ(は?)」

男「えっと・・・」

許嫁「手を繋ぐんですか・・・?」

男「は、はい」

許嫁「勿論構いませんよ、ふふふ」

男「・・・」ギュッ

許嫁「(うおぉおぉぉぉ・・・ぉ・・・お・・・)」

男「なんか新鮮な感じだね」

許嫁「は・・・はひっ」

男「許嫁さん、手が冷たいね」

許嫁「は、はひっ」

男「やっぱり指も細いなあ」

許嫁「ひ・・・は・・・」

男「だ、大丈夫!?」

許嫁「しゅしゅしゅみません・・・」

男「てか・・・(こ、ここは!!)」

ーーーラブホ街

許嫁「あ、あばばばばば」

男「ち、違っ!こ、こここれはその道に迷っただけで!」

許嫁「わわわたしはそのあの今日はそのあの日でしてそのあの」

男「ちちちちち違うんだぁぁあああ」

許嫁「ちち、ちち乳ちには自信はありますがそのあの」

男「ほ、ほら部屋に帰ろう!」

許嫁「んぐにゃ」

男「断じて!断じてそんなつもりは無かったから!」

許嫁「わかってますって」

男「やけにネオンが目立つ通りだと思ったら・・・」ブツブツ

許嫁「(不意を突かれたわね・・・)」

男「ただ明るい道を選らんで通っただけで」ブツブツ

許嫁「(ちょっとおちょくってやろうかしら・・・ふふふ)」

許嫁「まあ私たちはキスすらしていないですもんね」

男「ぐふっ」

許嫁「ふふっ」

男「キ、キス・・・すか」

許嫁「どうしたんですか?顔真っ赤にして」

男「い」

許嫁「(プッ・・・乙女かお前はっ)」

男「いいの?」

許嫁「・・・・・・へ?」

男「その、俺が許嫁さんにキスして」

許嫁「あ、お、その、き、すですよね?ももももちろんですけど」

許嫁「(うっ・・・この雰囲気は・・・)」

男「許嫁さん」

許嫁「な、なに?」

男「俺は許嫁さんが好きだよ 昔から今も変わらず」

許嫁「・・・」

男「・・・」

許嫁「・・・えっと・・・その・・・」

男「ごめん それだけ言いたかったんだ」

許嫁「・・・」

男「さ、帰ろう」

許嫁「はい」

男「なんか臭い台詞言ってごめん・・・」

許嫁「男さんは・・・」

男「?」

許嫁「男さんは・・・男さんは、何で私なんかと一緒にいるんですか?」

男「何で ?」

許嫁「ええ 世間的に考えて何故なのかと」

男「んー・・・」

許嫁「ふふふ、なんか面倒な質問でしたね」

男「・・・幸せにしたいから」ボソッ

許嫁「はいっ?」

男「何でも無いっす!さ、手を貸して!」

許嫁「あうっ」

男「おお!?手汗がすごいねっ」

許嫁「こ、これはさっき走ったからですっ」




帰宅

男「なんだか長旅をしてきた気分だ」

許嫁「ふふふ、随分と眩しい場所でしたね」

男「す・・・すいません」

許嫁「(本当はかなり焦ったけど・・・)」

男「ワザとあんな場所に迷いこんだわけじゃないからね!」

許嫁「あら?それはそれで残念です・・・」

男「でも、手を繋げたしな!うんうん」

許嫁「手を繋ぐくらいならいつでも大丈夫ですよっ」

男「ならキスは?」

許嫁「キスぐらいならいちゅでもふふふふふふふふふ・・・」

男「許嫁さん?」

許嫁「ふふふ・・・ふ・・・...」

男「(思考が停止している!)」

許嫁「わわわ私はあなたのものですからねっ キスするのに了解なんていらないですよ」

男「そんな顔真っ赤にして言われても・・・」

許嫁「むう・・・」

男「了解無しでもいいときたか・・・」

許嫁「あっ、で、でも今は私汗臭いかもしれないし、その」

男「そんないきなりはしないって」

許嫁「あう」

男「それに汗臭いのはキスには関係ないんじゃ・・・」

許嫁「あ、ありますっ!あるんですー!」

男「あっ、ちょ!」

許嫁「お風呂入って来ますっ!ふん!」

男「許嫁さんがスネてしまっまた・・・」

男「・・・可愛い!」


ーーー風呂

許嫁「ブクブクブク」

許嫁「(何だか最近あいつのペースにさせられている気が・・・)」

許嫁「っぷはぁ!」

許嫁「(こ、この後してくるのかな?)」

許嫁「(キスだけじゃ物足りなくなってそのまま押し倒されて・・・)」

許嫁「・・・ブクブクブク」

許嫁「(一緒に暮らして二年弱・・・手を出されることも無ければ冷たくされることもなく・・・)」

許嫁「(まるでおままごとかっての・・・)」

許嫁「あいつはあいつで我慢してるのかな・・・」

リビング

男「り、了解無しって言ってもな」

男「やっぱりこうキスまでの流れとかもあるしわかんねーしまさかキスだけじゃ止まらずに暴走したりして」

男「うぐおおおお」

許嫁「お風呂上がりましたっ」

男「うぐおおっと、じゃ、じゃあ俺も入ろうっと」

風呂

男「なんか最近許嫁さんがやたらからかってくるような・・・」

男「許嫁さんのペースのような・・・」

男「でも今日は焦ったなあ」

男「(許嫁さんと・・・ホテルとか・・・やる・・・とか・・・)」


リビング

許嫁「ふう、髪乾かそ」

TV「意外と知らない異性の心理特集ー!!」

許嫁「む」ピクッ

TV「男性はエッチの時どうやって女性を誘う??」

男性「そりゃーさり気なくっすよ」

男性「わざと!わざとホテル街に行って、・・・来ちゃったたねーみたいな」

許嫁「あうぅ」

男性「初エッチまでは・・・1ヶ月くらいすかね」

男性「一週間くらいかも(笑」

男性「ヤッてから付き合いました(笑」

許嫁「っっっ」

許嫁「さり気なく!?・・・あ、あいつなりにさり気なくホテル街に行ったと!?」

許嫁「(いやいやあいつにそんな度胸はないはず!)」

許嫁「(けどなんかキスせがんで来たし・・・!)」

許嫁「むぐおおぉぉおぉお!」

男「お風呂上がったよー」

許嫁「むぐっ・・・あ、は、はい!」

男「ど、どうかした?」

許嫁「いえなんでも」

男「ふぅ・・・そうだ、借りてきたDVD見ようかな」

許嫁「怖いやつですか?」

男「そんなにビックリするやつじゃないんだけど・・・」

許嫁「・・・」

男「やめとく?」

許嫁「み、見ます!」

男「(大丈夫かな)」

映画「 http://uploda.cc/img/img52fcc92023d9c.JPG

許嫁「はわわわわ」

男「平気?」

許嫁「こここれこここ怖いじゃないですか」ガシッ

男「んぐお(おおおっぱいがぁぁぁぁ!)」

許嫁「いやぁぁあぁぁぁ」ギュウウ

男「ぐっ苦しっ・・・!」

許嫁「はっ!」

男「絞めないで・・・」

許嫁「ごごめんなさい!」

男「そろそろ寝ようか」

許嫁「もうこんな時間でしたか」

男「怖いの見ちゃって寝れる?」

許嫁「男さんが見せたんじゃないですかっ もう!」

男「いやはや・・・怖がってる許嫁さんもなかなか・・・」

許嫁「(この野郎・・・!)」

男「う、嘘!許嫁さん怖い!」

許嫁「ふふふ・・・覚悟してくださいね」

男「許嫁さんのが怖い・・・」

許嫁「寝ている時にお尻ツネっちゃいますよ?(本気で)」

男「やめてっ!」

許嫁「ふふふふふふ」

男「で、でもいつも許嫁さんの方から寝ちゃうからね」

許嫁「へ!?そ、そうなんですか!?」

男「へ?って言われてもいつもそうだけど・・・」

許嫁「・・・///」

男「別に寝ている隙に変なこととかはしてないからね!」

許嫁「寝顔とか見られてたり・・・」

男「見てない!見てないって!たまによだれ垂らしてるけど!」

許嫁「見てるじゃないですか!」

男「い、いやでもすごい可愛いし!許嫁さんの寝顔!」

許嫁「うぅぅ・・・馬鹿にして・・・」

男「可愛いのに・・・」

許嫁「もう今日は一緒に寝ません!」

男「!?」

許嫁「男さんはソファーで寝ててください!」

男「そ、そんな・・・!」

許嫁「勝手に入ってきたら怒るから!」

男「ういっ!(敬語じゃない・・・)」ビクビク

許嫁「返事ははい!」

男「はい!であります!」

許嫁「ふんっ!・・・おやすみなさい!」

男「あっちょっ・・・」

男「・・・」

男「(いい雰囲気にするつもりが・・・何故だぁぁ!!)」

許嫁「扉閉めてくださいっ!」

男「は、はいすみません!」

バタム!

男「寝れそうにないし・・・課題やろ」




二時間後 深夜

許嫁「(寝れない・・・)」

許嫁「向こうの部屋・・・明るい・・・?」

男「ウーム」カキカキ

許嫁「(お勉強してるのかな?)」

男「ふぁぁ・・・眠い・・・」

許嫁「男さんっ」ガラッ

男「んあっ、」

許嫁「まだ寝てなかったんですか?」

男「んー、なんか眠気が覚めちゃって」

許嫁「・・・な、なんかさっきはごめんなさい」

男「俺の方こそごめんね からかったりしたつもりはないんだ」

許嫁「あう」

男「キリもいいし・・・そろそろ寝ようかな」

許嫁「ソファーで寝たら風邪引いちゃうからベッドで寝ましょうね」

男「さっきはソファーで寝ろって言ってたくせに・・・」

許嫁「それに関してはごめんなさい・・・で、でもお詫びはします!」

男「お詫び?」

許嫁「ふふふ、何してほしいですか?」

男「急に言われてもなあ・・・」

許嫁「遠慮しなくてもいいんですよ?」

男「本当に?」ジーッ

許嫁「な、何をご希望ですか?」ドキドキ

男「うーむ」ジーッ

許嫁「(や、やっぱりエッチな事とか・・・)」ドキドキ

男「敬語」

許嫁「はい?」

男「敬語、使わないでみて」

許嫁「・・・と、言いますと」

男「タメ語で少し会話したいな 寝るまででいいから」

許嫁「わ、わかりまし・・・わかった」

男「おお!」

許嫁「おお!って何よ・・・」

男「今日の晩御飯おいしかったね」

許嫁「そうね」

男「間違えてネオン街に迷いこんじゃったりしてね」

許嫁「そうね」

男「あ、映画どうだった?」

許嫁「そうね」

男「・・・ペニーワイズは怖いけど内容自体はスタンド・バイ・ミーみたいで面白いと思うんだよね」

許嫁「そうね」

男「俺やっぱりソファーで寝ますね」

許嫁「そうね」

男「・・・」

許嫁「ご、ごめんなさい」

男「ハァ・・・」

許嫁「ごめんね、怒らないで?」

男「隣座って」

許嫁「うん」

男「許嫁さんは将来どうしたい?」

許嫁「将来?」

男「うん、先のこと」

許嫁「あまり考えたことない」

男「そっか まあ俺もだよ」

許嫁「そうなんだ」

男「就職志望も親の会社か別の会社かも未だに悩んでるし・・・」

許嫁「あなたの好きなようにすればいいのよ」

男「・・・許嫁さんは、ついて来てくれる?」

許嫁「・・・うん」

男「ごめんね」

許嫁「何が?」

男「ついて来ざるを得ないのに・・・身寄りのない君にそんな質問」

許嫁「じゃあ私からも質問」

男「何?」

許嫁「どうして私なの?」

男「んー、許嫁さんを納得させる理由かはわからないけど・・・」

許嫁「私なんて・・・若くて汚れてない程度の価値しかないんだよ?」

男「俺のネジを巻いてくれたから」

許嫁「?」

男「俺、許嫁さんと会う前と会った後でかなり変わったと思う」

許嫁「確かに 前はもっとヘタレだったわね」

男「うぐっ」

許嫁「男はカッコいいよ ちゃんと勉強していい大学入って、自分のことに関しては甘えないでいる」

男「結構親からは支援受けてる方だけどね・・・」

許嫁「私と暮らしているからでしょ」

男「まあ許嫁さんを前にして甘えた事は言いたくないかも」

許嫁「ふふ、そうなの?」

男「君は以前言ったよね『私は家柄を失った価値の無い人間』だって・・・だから俺が証明するんだ」

許嫁「証明?」

男「俺が一人の人間として、家柄関係無しに立派になって・・・許嫁さんはそれを支えてくれたって」

許嫁「臭い台詞ね」

男「本当は許嫁さんにも自分のやりたいことをしてほしいのが事実」

許嫁「でもごめんなさい やりたいことなんて特に無いの」

男「今はね いつか見つかるよ」

許嫁「いつかしらね」

男「俺もやりたい仕事があったらそっちをやるかもしれない」

許嫁「それでいいじゃない」

男「もしかしたらそっちの方が賃金だって安くて辛いかもしれないよ」

許嫁「私だって共働きくらいするわよ」

男「いいの?」

許嫁「当たり前でしょ それくらいするわよ」

男「おぉ」

許嫁「本当に・・・何で私なのかなーって疑問に思ってた」

男「・・・」

許嫁「手を出してくるわけじゃないし・・・」

男「そ、それは」

許嫁「私さ、・・・たまに悪い夢見るんだ」

男「あの火事の事だよね」

許嫁「わかる?」

男「たまに寝言でうなされてるから」

許嫁「夢だってわかってるんだけどね・・・でも、起きると隣にあなたがいるとすごい安心するの」

男「・・・」

許嫁「両親も失って、親戚からは資産を持って逃げられて・・・」

男「同情じゃないよ」

許嫁「ええ 愛情でしょ?」

男「うん」

許嫁「あなたのその想いにどう応えればいいかも未だによくわからないの」

男「そうやって素直に言ってくれれば嬉しいよ」

許嫁「そう?」

男「人生なんてわからないことだらけなんだから なんでも答え出そうとなんてシムッー」

許嫁「・・・ん」

男「・・・ん(こ、こここれはキスというやつ)」 

許嫁「じゃあこれが答えってことでいいわね」

男「ず、ずるい」

許嫁「ふふふ」

男「初めてだったのに」

許嫁「それはお互い様です」

男「口調元に戻ってるし・・・」

許嫁「ふふふ さっきまでの私は二重人格です」

男「なんじゃそりゃ」

許嫁「ふふふ」

男「誤魔化してるけど顔真っ赤じゃん」

許嫁「そんなことないです」

男「てか許嫁さん目にゴミついてるし・・・」

許嫁「えっ?」

男「ったく・・・取ってあげるから目閉じて」

許嫁「はいっ」

男「・・・」

許嫁「っん・・・」

男「・・・・・こっちの許嫁さんには俺からしておくよ」

許嫁「・・・、生意気」

男「お?」

許嫁「ふふふ 今のは気のせいです」

どんなネタ書けばいい?

男「ただいまー」

許嫁「あ・・・お帰りなさい・・・」

男「な、何か元気無いね」

許嫁「スイマセン」

男「ちょッッ!?顔色が悪いよ?」

許嫁「気のせいだとは思いますが体が少しだるくて・・・」

男「気のせいじゃないでしょっ!」

許嫁「なんのこれしき・・・ケホカホ」

男「横になってなきゃ駄目だよ」

許嫁「スイマセン・・・ケホケホ」

男「本当に顔色悪いよ」

許嫁「まだ洗濯物を・・・入れてなくて・・・」

男「おっけ!今入れるよっ!」

許嫁「あっ・・・ちょっ」


ーーーベランダ

男「よいしょっと・・・・・・ハッ、こここれは・・・」

男「(許嫁さんのパパパン、パンパパッパン・・・)」

男「ええい今はそれどころじゃないんじゃぁぁー!!」

男「(もっかいだけ拝んどこっ)」チラッ




男「ふう 洗濯物入れたよー」

許嫁「・・・見たでしょ」

男「み、見てない!許嫁さんのパパパンとか意外と大きいブラなんて見てない!」

許嫁「うぅぅ」

男「しょうがなかったんです!これは不可抗力!」

許嫁「わ、わかったから わかりましたから・・・ケホケホ」

男「ハッ!そうだ、お粥を作るであります!」

許嫁「ふふふ・・・作ってくれるんですか?」

男「もちろん 確か明太子とかチーズとかもあるし」

許嫁「それじゃあお願いしますね ケホケホ」

許嫁「(最悪・・・よりによってダサい方の下着を干していたなんて)」

男「(地味なのは逆に興奮します!イエス!)」


ーーー完成

男「出来たけど少し冷ますね」

許嫁「ありがとうございます」

男「冷ましてる間にコンビニでポカリ買ってくるよ」

許嫁「はいっ」

男「他に何かいる?」

許嫁「そうですね・・・雪見だいふくが食べたいです」

男「おっけ!」ガチャン

許嫁「気をつけてくださいね ケホケホ」

許嫁「(何か調子狂うわね・・・)」

許嫁「(これじゃまるで私が甘えてるみたいじゃない)」

許嫁「(甘えるかあ・・・・・・)」

許嫁「・・・・・・ケホケホ」

許嫁「・・・・・・男さーん ニャン」

許嫁「(ダメダメダメ、くだらない事考えてないで早く風邪治さなきゃ)」

男「ただいまっ」

許嫁「早かったですね ケホケホ」

男「急いだであります!」

許嫁「そんな気を使わなくても結構ですのに・・・」

男「さて、お粥持ってきますか!」

許嫁「お願いします」

男「うーん・・・まだ熱いなこれ」

許嫁「冷まして食べるから平気ですよ」

男「いやいや 俺が冷ますよ」

許嫁「だ、大丈夫ですって」

男「フーッ はい」

許嫁「・・・///」

男「ごめん・・・恥ずかしかった?」

許嫁「もう知らない!わざとでしょ!?」

男「ほら、あーん」

許嫁「あむっ・・・んん・・・」

男「どう?」

許嫁「・・・美味しいです」

男「はい あーん」ニヤニヤ

許嫁「何でニヤニヤしてるんですかっ ケホケホ」

男「いやあ許嫁さん可愛いもんで」

許嫁「治ったら覚えていてくださいよ・・・」

男「はいはい覚えておきますよー あーん」

許嫁「あむっ」

許嫁「ご馳走様でした」

男「ほい風邪薬 漢方薬だからよく効くと思うよ」

許嫁「あい ケホケホ」

男「まあ弱ってる許嫁さんももう少し見てたいけどね」

許嫁「ふふふふふ、男さん本当に覚えていてくださいねっ」

男「不気味な笑みヤメテ」

許嫁「もう許してあげません ケホケホ」

男「平気?」

許嫁「・・・はい」

男「雪見だいふくは今食べるの?」

許嫁「うーん 明日にします」

男「了解」

許嫁「少し寒気がするので・・・ケホ」

男「生姜湯作るね それと着替えた方がいいよ」

許嫁「むう・・・そうします」

男「えっと生姜湯の素が台所にあったはずなんだよなあ」スタスタ

許嫁「(き、着替えるって今?)」

許嫁「と、とりあえず着替えたほうがいいの・・・かな?」

許嫁「んしょ・・・っ」ヌギ

男「許嫁さん生姜湯の素ってどこに置いてあっ・・・る・・・」

許嫁「ッッ・・・」

男「しししし失礼しましたぁぁ!」

許嫁「(もう一生風邪なんて引かない・・・!)」




男「生姜湯です・・・」

許嫁「あい」

男「さっきはすみませんでした・・・」

許嫁「わざとですか?」

男「断じて!」

許嫁「いいえ、わざとですー!」

男「ま、まさかいきなり着替えだすとは思わなくって」

許嫁「そんな・・・まるで着替えていた私が悪いみたいな言い方」

男「そそそそういうわけじゃなくて」

許嫁「もう生姜湯飲んで寝ます!」

男「あっ、ちょそれ俺の晩酌用のウィスキー・・・」

許嫁「ん・・・ケホケホ、ケホケホ!」

男「大丈夫?」

許嫁「喉が焼けます・・・ケホケホ」

男「(そりゃそうだ)」

許嫁「あうぅ 体も熱くなります・・・」

男「えっ?」

許嫁「・・・」

男「許嫁さん?」

許嫁「・・・ふん」ムスー

男「(も、もしかして酔ってる?)」

許嫁「着替えますっ」

男「は?」

許嫁「もう今から着替えます」

男「き、着替えるって・・・」

許嫁「とぼけちゃってー フフフフ」ヌギ

男「タンマ!タンマ!」

許嫁「えー?見たくないの?ケホケホ」

男「見たくないないわけではないけど 許嫁さん酔ってるでしょ?」

許嫁「誰が酔わせたのよ・・・ケホケホ」

男「敬語じゃなくなってるのは嬉しいけど・・・(風邪引いてるのに暴走されても・・・)」

許嫁「んんー 頭がくらくら・・・」ヌギ

男「タンマキンタマ!」

許嫁「んっー、んぐぐ・・・」ヌギ

男「(おへそが・・・///)」

許嫁「・・・」ピタ

男「・・・許嫁さん?」

許嫁「引っかかって脱げなーい」

男「あらー」

許嫁「脱がせてくださーい」

男「な、何で俺が」

許嫁「早く ケホケホ」

男「いやいや早く着替えないとお腹まで冷えちゃうって」

許嫁「脱がせてくれないなら今日はこのまま寝てやるんだからっ!」

男「ほげ」

許嫁「お腹ピーピーしちゃうんだからっ!」

男「わ・・・かりましたよ・・・」

許嫁「はーやーくー」

男「(ええい!もうどーにでもなれ!!)」グイッ!

許嫁「うにゃっ」スポーン

男「・・・・・・」

許嫁「・・・・・・」

男「そ、そのあの別にわざと下着以外脱がせたわけじゃないからね?」

許嫁「・・・うう」

男「(平常心平常心)」

許嫁「えっちー・・・ケホケホ」クラクラ

男「ほらっ、早く新しいの着よ?ね?」

許嫁「汗・・・拭いて・・・ケホケホ」

男「拭いてと言われましても」

許嫁「・・・ケホケホ」

男「(とりあえず背中なら問題ないか・・・)」

許嫁「熱いけど寒い・・・」

男「ほら、背中拭くから」

許嫁「あい」

男「スースーするやつだからね」フキフキ

許嫁「んっ・・・ひぁ・・・」

男「変な声出さないでください(泣」

許嫁「すーすーするー・・・ケホケホ」

男「(これが・・・ブラのホック・・・)」

許嫁「んんっ」

男「(肌綺麗だなあ すべすべだ)」

男「ほら、拭いたよ」

許嫁「前」

男「」

許嫁「前拭いてない ケホケホ」

男「勘弁してください・・・」

許嫁「期待してたくせに」ムスー

男「してっっっ・・・たけど前は流石に倫理的に・・・その・・・」

許嫁「・・・ケホケホ」

男「ったく、許嫁さんがまずシート持って?」

許嫁「私が?」

男「その手を持って俺が拭くから」

許嫁「あう」

男「(それなら問題ないだろ・・・)」

許嫁「男さんの意気地無しー ケホケホ」

男「病人に手は出さないでしょーが」

許嫁「・・・風邪引いてなかったら?」

男「・・・わ、わかんないけど」

許嫁「うぅ・・・ケホケホ 服着る」

男「ほらまずはシャツ着て」

許嫁「あいー」

男「パーカーも着て」

許嫁「あいー」

男「・・・ふぅ」

許嫁「男さん」

男「何?」

許嫁「やっぱり雪見だいふく食べたいな」

男「おっけ 今取ってくるね」

許嫁「うん」

ワシの股間の雪見大福もどや!?がはは!!

男「持ってきたよ」

許嫁「食べるー」

男「ほら」

許嫁「あーーん」

男「・・・」

許嫁「男さん」

男「な、何?」

許嫁「早く食べさせてくれないと溶けちゃうの」

男「わ、わかったけどさ・・・(普段なら絶対しないくせに・・・)」

許嫁「あぁーーっんむ・・・・・」

男「美味しい?」

許嫁「ん」コクン

男「はいっ」

許嫁「あむっ」モグモグ

男「(餌付けみたいで楽しいなこれ)」

許嫁「もうお腹いっぱい・・・ケホケホ」

男「まだ後一個残ってるよ」

許嫁「あげる」

男「そろそろ寝よっか」

許嫁「うん」

男「気持ち悪かったりしない?」

許嫁「へーきー・・・ケホケホ」

男「(俺は一緒に寝て大丈夫なのか??)」

許嫁「一緒に寝る ケホケホ」グイグイ

男「わっ・・・かりました」

許嫁「移ったら看病してあげるねっ ふふふふふふ」

男「鬱憤晴らす気満々じゃん!」

許嫁「ふふふ・・・ねむ・・・」

男「脚まで布団入ってる?」

許嫁「ん」コクリ

男「よしよし」

許嫁「・・・」

男「どうかした?」

許嫁「1つ変なお願いしていい?」

男「?」

許嫁「私が寝るまででいいから、その、頭撫でて・・・ほしい」

男「了解」

許嫁「...」ウトウト

男「(可愛いなあ)」

許嫁「...」

男「(キスしちゃってもいいよな?)」チュ

許嫁「...zzz ...zzz」

男「おやすみなさい 許嫁さん」


少し昔の話

男『許嫁さん許嫁さん』

許嫁『何?』

男『許嫁さんの理想の男性像って何?』

許嫁『ふーん・・・つまり好きなタイプって事?』

男『そそ!』

許嫁『やっぱり頭は良くないといけないわね・・・偏差値で言えば60後半は欲しいわね』

男『グフッ』

許嫁『あなたの高校の偏差値って確か』

男『58です・・・』

許嫁『無いわね』

男『で、でも猛勉強はしてるからね!』

許嫁『そう 良い大学に入れるといいわね』

男『許嫁さんは俺なんかより頭良いからなあ』

許嫁『そうやって「俺なんか・・・」と卑下する男性はあまり好きではないわね』

男『ゴフッ』

許嫁『もっと自分に自信がある人が理想』

男『が、頑張ります』

許嫁『あら?何であんたが頑張る必要があるのよ?』

男『だ、だってそりゃ俺達は許嫁関係で・・・』

許嫁『私の理想に近づきたいってワケ?』

男『そりゃ・・・そう・・・だけど・・・』

許嫁『それは無理じゃないかしら?あまり顔もタイプでは無いし』

男『そ、そんなッッ(ガーン!』

許嫁『ふふふ それは冗談よ』

男『な、何だ・・・(ホッ』

許嫁『忙しい反応するわね』

http://31.media.tumblr.com/tumblr_m2ipn4duPA1qa6obso1_500.jpg

高校時代の許嫁さん像





男「合コン!?」

友「頼む!急で悪いのは承知なんだ!」

男「いやぁぁ・・・俺合コンみたいなのはあんまり・・・」

友「メンツが!!メンツが足りないの!!!」

男「それに俺彼女いるし」

友「あはは 今日の17時からなんだけど平気だよな?」

男「流すなよ」

友「えっ?だってお前女っ気無いしてっきりソッチ系かと・・・」

男「いるから女の誘いを断ってたわけで」

友「なんだよそれ・・・死ねよ...」

男「行かんぞ」

友「頼むよ...」

男「頼まれても・・・」



ーーーー

友「では、お互いに4人揃ったところで」

男「ハァ...」

友「カンパーイ!」

「「「イェーイ!!」」」

男「(許嫁さんには遅くなるって連絡したけど・・・)」

男「(そりゃいい気しないよな・・・後で謝らなきゃ)」

合女「あ、あの男さんも友さんと同じ●大なんですよねっ?」合女→合コン女

男「へ?あ、あぁうん そうだよ」

合女「すっごおぉい!頭良いんですねえ!」

男「あ、あはは・・・」





二時間後

友「じゃあこの後はカラオケでいいかな?」

「賛成ー」

男「悪いが俺はそろそろ帰るぞ」

友「えぇっ!?」

合女「えぇー 男君帰っちゃうのー?」

友「カラオケ行ったって22時には解散するって」

合女「ねっ?行こっ?」ギュッ

合女「(ふふふ!おっぱい押し付け攻撃!)」

男「わ、わかったけど早めに帰るからな っていうか離れて」

合女「あんっ(ッチ...」

男「(21時には帰ろう・・・)」

合女「(容姿◎ 学歴◎ 食べ方も見た所かなり綺麗だったし、家柄も良さそうね・・・今日の魚はデカいわよ、私!)」

友「うおっ、合女ちゃん気合い入ってるね・・・歌得意なの?」

合女「えへっ あんまりかなー?」

ーーーカラオケ

男友「ホゲーー」

友「ギャハハハ!下手すぎっ!」

男友「盛り上がればいいだろ!次誰だー!?」

合女「男君は歌わないの?」

男「俺はいいや」

合女「えぇーじゃあ私と一緒に歌おうよっ!」

男「い、いやー・・・尚更遠慮しておくよ・・・」

合女「そんなこと言わずにぃ ねぇねぇねぇー」

男「(この子やたら俺に突っかかってくるな!)」

合女「(ノリが悪いのか内気なのか・・・堅いわね)」

友「男、トイレ行こうぜ!」

男「おう」


ーーー

友「合女ちゃん絶対に男狙ってんな」

男「・・・露骨に突っかかってくるもんな」

友「あれは他の女の子に《コイツは私の獲物アピール》さ」

男「さっきの悪寒はそれか」

友「合女ちゃん可愛いじゃん!」

男「言ったろ 俺には嫁がいるって」

友「罪な男だねえ」

男「ったく・・・帰るの遅くなって心配させるといけないから本当に途中で帰るからな」

友「えっ?同棲でもしてんの!?」

男「嫁だからな」

友「同棲相手がいながら合コンとか・・・」

男「お前本気でぶん殴るぞ」

友「冗談だって 今日のお前には十分感謝してるよマジ」

男「・・・ハァ 一応許嫁さんにメールしとくか」

ーーー女子トイレ

合女「男君堅いなー」

女A「意外と女慣れしてそうだったね」

女B「合女がっつき過ぎだよ」

女C「コーホー」

合女「早い者勝ちなんだからしょうがないじゃん!」




許嫁「ん?メール・・・」

許嫁「・・・ふーむ」




そして

男「俺はそろそろ帰らないと・・・」

友「お、もうそんな時間か」

合女「えぇー!?あと一時間くらいいいじゃないですかあ」

女A「まだ夜遅いって時間でもないしね」

女C「コーホー」

友「確かに!明日も休みなんだし!」

男「い、いやだから」

合女「ねぇ一時間だけだからー」ガシ

男「グッ・・・」

男「ちょ、ちょっとトイレに・・・」

合女「えぇーまたー?」

男「飲んだから近くて・・・」


ーーートイレ

男「もしもし許嫁さん?」

男「あ、あのさ・・・」




合女「あ、男君戻ってきたー」

男「ごめんごめん」

合女「ねえねえ男君 私もう終電無くなっちゃうかもっ...」

男「そっか まあ始発で帰るといいよ」

合女「酷いよ男君っ!もー!」

男「いや、俺もう迎えが来るから」

合女「(迎え?・・・ッチ!)」

男「だからもう時間がッグフ!?」

合女「ほらっ、飲んで飲んで飲んでー」

友「おっ?男が飲むぞー!」

合女「うふふ」

男「ンゴッフ!?」ゴクゴク

合女「(こうなったら酔い潰して早めにここから連れ去ってやるわよ!)」









男「うぐはぁ!」

男「こ、ここは・・・」

男「...」

男「俺の部屋...?」

許嫁「あら?」

男「あ、許嫁さん・・・」

許嫁「フフフ 体調はいかがですか?」

男「ん?ん?んー?んー、んー...んんん??」

男「(お、俺は確か・・・)」

許嫁「はい お水」

男「あ・・・ありがとう」

許嫁「フフフ 大丈夫ですか?」

男「えっと...なんか記憶が・・・」

許嫁「合コン」

男「ぐはっ」

許嫁「嫁に内緒で」

男「ゴハァァ」

許嫁「フフフ」

男「お、俺はどうやってここに帰って来たんだ!?」



ーーーーー数時間前

男「......うぐ」

合女「あれれ?男君大丈夫ー?」

男「...大...丈...夫......」

友「お前飲み過ぎたんじゃねーの?」

男「んー」 

合女「うふふ 男君大丈夫?私家近くだから来る?」

男「んんん......」

合女「(はいゲットー!!!)」

ーーコンコン

友「?」

合女「?」

許嫁「ど、どーもー」

許嫁「あ、男さん」

友「誰???」

男「......許...嫁...さ・・・ん・・・」

許嫁「すいません、男さんに迎えに来いと言われたので」

友「もももしかして男の彼女?」

許嫁「まあそういう事に・・・」

合女「な、なによそれ!」

男「許嫁さ・・・ーん」

合女「ッチ!女C!」

女C「コーホー」

許嫁「む!」

女A「いけない!女Cはすでに30分以上歌い続けたから・・・!」

女C「コーホー」プシュー

許嫁「私が手を下すまでもないようですね」

女C「コーホー・・・」プスプク

合女「ッチ!」

許嫁「フフフ」

合女「あ、あのその......」

許嫁「フフフ」




友「すいませんでしたー!」

許嫁「断れない男さんも悪いですから」

友「い、いえ!男に恋人がいるのを知ってて誘った俺の罪も大きいです!」

許嫁「平気ですよ」

友「以後気をつけますしこの報いは必ず!」

許嫁「フフフ」

男「んん...」

許嫁「ほらっ 帰るわよ?」

男「んー」

許嫁「歩けるの?」

男「んっ 許嫁さんが・・・迎えに・・・」

許嫁「来てるじゃない もうっ」

男「...」




帰路

許嫁「(私に内緒で合コンだなんて・・・)」

男「許嫁・・・さん・・・」

許嫁「(友人の誘いとは言え行くとはね)」

男「俺はただ・・・」

許嫁「?」

男「認めて・・・...ほしくて」

許嫁「男さん?」

男「必死で●大に入ったのも・・・許嫁さんに認めて欲しいから・・・んっー・・・んん」 

許嫁「・・・」

許嫁「もうっ 酔ってるんですか?」

男「・・・なれるかなー」

許嫁「フフフ 酔ってますね?」

男「...」

許嫁「男さん?」

男「許嫁さんの一番になれるかな...」

許嫁「な、」

男「... 」





男「記憶がッッッ!」

許嫁「楽しかったですか?」

男「いや!全然!」

許嫁「男さんてば酷いです」シクシク

男「ま、待って!待って!た、た、た、確かに合コンに言ったのは事実!」

許嫁「グスン」シクシク

男「けど過ちは犯してない!」

許嫁「どうでしょう(ニヤリ」シクシク

男「そそそそんな・・・バカな・・・」

許嫁「フフフ 冗談です」

男「ですよね」

許嫁「片腕だけで許してあげます」

男「本気ですねぇ」

男「と、とりあえず許嫁さん」

許嫁「?」

男「黙って合コン行ったりしてごめんなさい」

許嫁「謝るほどのことですか?」

男「うん 俺には許嫁さんって存在がいるのに・・・」

許嫁「別に私なんか気にしなくていただいて・・・」

男「私なんか なんて卑下しないでよ」

許嫁「あう」

男「とりあえず本当にごめんね」

許嫁「・・・別に、その、本気で合コン行ったわけじゃないんですもんね?」

男「もちろんだよ!俺には許嫁さんしかいないし!」

許嫁「そ、それならいいですけど・・・」

男「友達の付き合いとは言え許嫁さんの信頼を失った事はちょっと俺としてもデカいかも・・・」

許嫁「失ってなんていませんよ」

男「で、でもさ」

許嫁「も、もうこの話はやめ!」

男「??」

許嫁「相変わらず断れない性格なんですねっ 男さんは」

男「・・・確かに」

許嫁「合コンに行くのは構いませんが、悪い人に引っかかっちゃダメですよ?」

男「肝に銘じておきます!」

許嫁「酔い潰れて他の女性に膝枕されちゃうんですから」

男「嘘!?」

許嫁「あれれー?忘れちゃってるんですか?」

男「うーん あそこらへんの記憶があんまり・・・」

許嫁「ふーん」ジトー

男「や、やっぱり許嫁さん怒ってる」

許嫁「・・・」

男「あ、あの許嫁さん!」

許嫁「なんですか?」

男「いやあ、その、ひ、膝枕・・・してほしいなあ......」

許嫁「むう」

男「駄目?」

許嫁「随分と調子がいいんですね フフフ」

男「だだだだってですね」

許嫁「いいですよっ ほらっ」

男「よ、宜しいのですか?」

許嫁「フフフ せっかくですからお仕置オホン耳掻きしてあげます」

男「(今お仕置きって言った・・・)」

許嫁「さあどうぞっ フフフフフフ」

男「し、失礼します!」

許嫁「動かないでくださいね?」

男「痛くしないでください・・・」

許嫁「フフフ...」

男「あふっ んあ」

許嫁「骨抜きにしてあげます」

男「んふっー ふぁぁ...」

男「らめぇぇぇぇえ......」

許嫁「フフフ 参りましたか?」

男「もう許嫁さん以外のには膝枕されません・・・」

許嫁「よしよし」ナデナデ

男「すんごい気持ち良かった」

許嫁「もうっ そんなに良かったんですか?」

男「許嫁さんの太もも柔らかいし白いしスベスベだし」

許嫁「はいどいてくださーい」

男「待って!あと!あと五分!」

許嫁「もうっ・・・」


ーーーその頃カラオケでは

女C「コーホー!」

友「マイクの二刀流!?」

女C「マイク二本で200万パワー!」

女C「いつもの二倍の声量で400万パワー!」

女C「そこにいつもの三倍のヘッドバンキングを加えれば・・・」

友「すげえ・・・すげえよ・・・」

そろそろくっつけますか




過去

男『許嫁さん許嫁さん!』

許嫁『アンタは犬か』

男『模試の結果Aだったよ!』

許嫁『あら、凄いじゃない』

男『でしょ!?やればできるんだよ!』

許嫁『すぐに調子に乗ると足元をすくわれるわよ?』

男『褒めて!』

許嫁『本当に犬ね・・・』

男父『上手くやれてるみたいだね』

許嫁父『そうだなっ!』

男父『で、あちらさんの動きはどうなの?』

許嫁父『それが・・・不気味なくらい静かなんだ』

男父『まあウチと提携結んだからにはそう簡単に手は出せないとは思うけどね』

許嫁父『兄貴達の事だ・・・最悪俺が殺されるかもしれんな!がははは!』

男父『冗談には聞こえないな』

許嫁父『悲しいもんだな・・・実の兄弟で骨肉の争いとは』

男父『それと株式の件は早急に手配しておくよ』

許嫁父『頼む!』

男父『本当に・・・最悪の事態にならなければいいけどね』

許嫁父『男父!もし俺の身に何かあったら妻と娘は頼むぞ・・・!』

男父『滅多な事言うもんじゃないよ』


男『許嫁さん』

許嫁『何?』

男『許嫁さんは大学卒業したらどんな会社に就職するの?』

許嫁『そうね・・・出版に関わる仕事がしたいわね』

男『おお!鬼の編集者!』

許嫁『何故 鬼 と言う単語が出てくるのかしら?』 

男『だ、だって許嫁さん厳しそうだし・・・』

許嫁『別に厳しくないわよ』

男『じゃあワガママなだけかー』

許嫁『たった今からあんたにだけ厳しくしてあげるわね』

男『嘘です冗談です!』

・・・悪夢の夜

許嫁父、電話中

許嫁父『だから何度も言っただろ!そうやって欲にまみれているから親父は兄貴達を跡継ぎに選ばなかったんだ!』

許嫁父『もう俺の会社なんだから方針は俺で決める!いいな!』

許嫁父『殺す?いい加減にしてくれ!もう切るからな!』ガチャン!

ーーーコンコン

許嫁『パパ・・・』

許嫁父『許嫁か、すまん』

許嫁『伯父さん?』

許嫁父『ああ どうやら向こうもそろそろ実力行使できたりしてな ハッハッハッ』

許嫁『笑えない冗談ね 最近夜になると外に誰かいるわ』

許嫁父『気のせいでないことはわかっているよ』

許嫁『窓に格子を付けたがら安心だけど・・・やっぱり怖いわね』

許嫁父『すまない 怖い思いをさせて』

許嫁『・・・』

ーーー許嫁の部屋

許嫁『もしもし男?』

許嫁『ううん 暇だったから』

許嫁『うるさいわね 切るわよ?』

許嫁『フフフ...お勉強頑張っ・・・待って』

  ガサゴソ ガサゴソ

許嫁『家の外に誰かいるみたいなの・・・私の部屋は二階だけど・・・やっぱり庭に誰かいるわ』

許嫁『・・・うん、部屋の鍵は掛けたわ』

許嫁『暗くてよく見えないけど・・・・・・一人ではないわ』

許嫁『あら?あなたの分際で心配?』

許嫁『そうね 男のお父さんに至急連絡して頂戴』




許嫁父『・・・さて、寝るか』

許嫁母『ええ』

ーーガタン

許嫁父『・・・』

許嫁母『一階からね』

許嫁父『見てくる』

許嫁母『私も一緒に行きます』

ーーー 一階

許嫁母『・・・』

許嫁父『人の気配は感じないが・・・何か妙だな』

許嫁母『荒らされた後もないわね』

許嫁父『・・・だが妙だ』

許嫁母『』ドサッ

許嫁父『なっ!?お、おい!』

ガスマスク『・・・』シュコー

許嫁父『な、き・・・さま・・・』

ガスマスク『・・・(カチカチッ』

許嫁『・・・?一階で声が聞こえたような』

ーーブォオォォオォォン!!

許嫁『ッッーキャア!?』

許嫁『なっ、じ、地震!?・・・ま、窓ガラスまで割れて』

許嫁『・・・違う!・・・今のは爆発!』

許嫁『ハァハァ!開かない!・・・嘘、なんで開かないの!!』

許嫁『何で!何でぇぇ!』

男父『今の音』

男『許嫁さん家から!』

男父『不味いね・・・!』

男『駄目だ!許嫁父さんも許嫁さんも携帯に出ない!』

男父『もう着く!!』

男『こ・・・れ・・・は・・・』


野次馬「うっわあ!ここだよ!この家が火事みたい!」「さっきの爆発?」
「誰か消防車呼んだの!?てか避難したほうがよくね!?」

男『許嫁・・・さん・・・』

男父『ック・・・!』

男『許嫁さん!!』

男父『おいっ!男!』

許嫁『どうにかして逃げないと・・・ハァハァ...』

許嫁『窓から飛び降りようにも格子があるし』

許嫁『なんか、暑くなってきたし煙いわね・・・』

許嫁『...まだ3分も経ってないのに』

男『許嫁さん!!』ドンドン

許嫁『男!?』

ボブ『許嫁さん!大丈夫!?』

許嫁『平気だけどドアが開かないの!引いても引いても・・・!』

男『わかった!危ないから離れて!』

男『ホアッチャァァァァ!』ドゴン!

男『よし、もういっちょ!』

男『うらぁっ!』ドゴン!!

ーーガチャン

男『うわあっ!?』

許嫁『男・・・!!』

男『許嫁さん、平気?怪我してない?』

許嫁『わ、私は平気だけどパパとママが・・・!』

男『でもとりあえず外に出ないと本当に危ないよ!』

ーーー寝室

許嫁『パパ!ママ!!』

男『・・・?いないよ?』

許嫁『スリッパがないわ』

男『じゃあもう逃げてるのかも!』

許嫁『娘を置いて?そんな親じゃないわよ』

男『とりあえず俺らも出ないとヤバいって!』

許嫁『わ、わかってる・・・けど!』

男『早く!』

ちくしょう!!!くそ!!くそ!!

ーーー 一階

男『火が・・・!』

許嫁『嘘・・・なにこれ・・・』

男『爆発でキッチンのほうは粉々だよ!こっちから逃げよう!』

許嫁『や、やだ・・・やだ・・・腕・・・落ちてる・・・こ、これ・・・』

男『ッッ』

許嫁『いや、・・・いやぁぁぁああぁぁ!!!!』ガクガク

男『許嫁さんっ!立って!!』

許嫁『何で、何で・・・』ガクガク

男『(本当にやばい!引きずってでも逃げないと!)』

許嫁『ハァハァ...ハァハァ...』ガクガク

ーーーバキバキ!

男『! 許嫁さん危ないっ!』ドン

許嫁『ッッ!?』






TV「昨夜未明に起きた火事の現場に来ています!地元でも大きな一軒家が建っていたそうですが、今はその面影もありません」

TV「近所の住民によりますと大きな爆発音と共に火の手が上がったとの情報があり」

男父『・・・』

TV「またこの家には許嫁父さん夫婦と娘さんの三人で暮らしていましたが、二人の遺体が発見されており警察では身元の解明を進めています」

ーーー病室

男『ッぐ・・・』

許嫁『男!』

男『あ・・・れ・・・痛ッ!』

許嫁『無理しちゃだめよ あなた、背中の火傷が酷いんだから』

男『ハァハァ・・・背中の火傷・・・?』

許嫁『・・・』

男『・・・ハッ!火事!』

許嫁『あの後すぐに消防隊が来てくれてね・・・だから・・・ッグス ヒグッ・・・』

男『許嫁さん...』




伯父『今回はまあ残念だったねー』

伯父『許嫁ちゃん 君にはまだ会社の経営とか無理だろうからねー』

伯父『まあ私のモノになるってことで、いいね?』

許嫁『・・・伯父さんがやったの?』

親戚『まぁ!なんて事を言うんだいこの子は!』

伯父『あれはね、不慮の事故なの わかる?』

親戚『あんたにはもう身寄りも何も無いんだから!下手なこと言ってると売りに出すよ!?』

許嫁『・・・』ギロッ

親戚『何よその目は!?あんたに何ができるの!?』

許嫁『・・・』

伯父『許嫁ちゃん悪い事は言わないよ 君にはもう両親も家も無いんだからさー』

許嫁『・・・は、ははは』

伯父『ま、生き残ったからにはせいぜい政略結婚の道具としては使わせてもらうよ』

親戚『それよりウチの子の玩具にでも使わせて頂戴よ!30歳にもなって彼女も出来たことなくて可哀想なんだから!』

親戚B『おいおいズルいぞ!俺らだって堪能してえな』ジュルリ

親戚C『うんうん』

許嫁『(頭が・・・真っ白に・・・)』

男父『クズ共め』

伯父『・・・君は確か』

親戚『何だいアンタ!』

伯父『私の会社と提携してくれている社長さんだよ』

男父『私の?』

伯父『許嫁父の会社はじきに私のモノになる 君にいちいち口出しされる筋合いは無いよ?』

男父『はて、許嫁父の会社か・・・』

伯父『何が言いたい?』

PLLLLLLLL...  

伯父『私だ』

伯父『・・・・・・何?』

伯父『な、何だとぉぉ!?』

親戚『ちょっとどうしたのよ!?』

男父『先週の時点で許嫁父の株式は既にウチに譲渡されているよ』

伯父『ふ、ふざけるなあ!!』

男父『ふざけているのはお前らだろう...』

伯父『ック』ビクッ

男父『・・・』チラッ

許嫁『...』

男父『・・・返してやらんことは無い』

伯父『何!?』

男父『許嫁君はこちらで引き取る それが条件だ』

伯父『そ、それだけでいいのか!?』

男父『お前ら一族、今後一切彼女と関わるな 近寄る事さえ許さん・・・それが条件だ』

伯父『フン!もうコイツには地位も無いただの小娘だ、構わん!』

親戚『ちょっとぉ!』

伯父『うるさい!会社さえこっちのモノになれば女なんて幾らでも買ってやる!』

男父『(救いようの無いクズだな・・・)』





一週間後

許嫁『何故・・・私なんかを』

男父『許嫁父との約束だからさ』

許嫁『・・・』

男父『自分の身に何かあったら娘のことは頼むってね』

許嫁『・・・』

男父『君は1人じゃないよ これからはウチの男が必ず側にいるからね』

許嫁『・・・』

男父『ほら』

男『おっ、お出迎えですかね?』

許嫁『・・・退院おめでと・・・ございます』

男『ありがと』

許嫁『えっと・・・その、今日から私も一緒に暮らすことになりましたので......』

男『・・・そっか、そうだよね』

許嫁『宜しくお願いします...』

男『うん 宜しく』

うむうむ





ーーーー夜中

許嫁「.....zzz......」

男「(・・・今日はよく寝てるな)」ナデナデ

許嫁「...zzz」

男「(可愛いなあ)」ナデナデ

許嫁「...zzz...zzz...」

おっ

おっおっ

ーーーある日

TV「来週には梅雨が明けるでしょう」

男「もうすぐ夏だね」

許嫁「そうですね」

男「暑くなるらしいね」

許嫁「そうですねえ」

男「水着買わなきゃね」

許嫁「そうでふっ、・・・へ?」

男「許嫁さんは黒が水着なら似合いそうだね」

許嫁「な、何勝手に話を進めてるんですかっ」

男「へ?海行くんでしょ?」

許嫁「そそそそんなの聞いてないですけど!?」

男「いや、俺は許嫁さんが夜中寝てる時に『海行こうね』って聞いたら」

許嫁『ムニャ...』

男「って返事したから・・・」

許嫁「何ですかそれっ」

男「えー行こうよー」

許嫁「・・・水着、男さんの方が嫌なんじゃないですか?」

男「俺は別に背中の傷は気にしてないのだ」

許嫁「...」

男「許嫁さんの際どく攻める水着見たい」

許嫁「そんなの着ません!」

男「スク水?」

許嫁「もう持ってません!」

男「スク水くらいネットで簡単に買えるよ」

許嫁「もうっ 買ったら怒りますからね?」

男「うい(いいのあったら買っとこ)」

許嫁「返事ははい!(買ったら殺す)」

男「ハイ!であります!」

男「許嫁さんの水着姿めっちゃ楽しみ!」

許嫁「ま、まだ着るとは言ってませんよ?」

男「えっ」

許嫁「男さんが勝手に話を進めてるだけでしょう......もうっ」

男「でも海は行くよね? 」

許嫁「まあ...いいですけど」

男「日本海!旨い酒と飯!許嫁さんの水着!綺麗な星空!」

許嫁「さり気なく水着を入れないでください」

男「楽しみです!」





ある日 昼 某ショップ

許嫁「・・・」

店員「いらっしゃいませ!」

許嫁「(結局来てしまった...)」

店員「お客様は本日は...?」

許嫁「あ、あの、水着を拝見しにっ」

店員「左様でございますね こちらが今年の新作になっております」

許嫁「な、成る程...」

店員「気になる水着がございましたら是非ご試着ください!」

許嫁「わ、わかりました」

店員「失礼ですが」ジュルリ

許嫁「?」

店員「参考までにお客様のスリーサイズをですね...ウヘヘ」ジュルリ

許嫁「へっ?」

店員「早く!」

許嫁「え、えっと上からピーー(※規制)です」

店員「ブッフゥゥォォ!」

許嫁「ちょっ!?だ、大丈夫ですか?」

店員「こここれは失礼しました!私・・・スタイルの良い女性を見るとついつい興奮してしまう病気みたいなものがありまして...」

許嫁「いやそれもう病気ですよね」

店員「性癖です!」

許嫁「(入る店間違えた...)」

店員「お客様・・・そのスタイルで未だ男性に身体を許しておられないとは...」

許嫁「なっ」

店員「ホルモンの臭いでわかりますよっ 恋はしているみたいですが」

許嫁「(えっ?私臭うの!?)」

店員「いっててキスまでってところですか」

許嫁「あぐっ」

店員「お客様のように股下45%を上回る美脚の持ち主はズバリこの水着です!」

許嫁「ちょっ...と際どい・・・・・・ですね」

店員「水着は勝負です!際どくってなんぼ!」

許嫁「もう少し可愛いやつないですか?」

店員「・・・無いです」

許嫁「無いのっ!?」

店員「お客様のようなスタイルの方にはごまかしの効いた水着は邪道でございます!」

許嫁「い、いやごまかすとかじゃなくて」

店員「失礼しました 私久しぶりにEF65クラスのお客様を相手にして取り乱しております」

許嫁「な、何ですその呼び方」

店員「機関車のEF65ではありませんよ?アンダーバストの話です」  

許嫁「ちょっ あんま大きな声でデタラメ言わないでくださいっ」

店員「あれ?やっぱりF70?」

許嫁「そうで...ってだから言わないでくださいっ んもう...///」

店員「(このお客さん可愛ええ・・・)」

店員「重ねて失礼しました お客様には確かに可愛い水着も似合いそうですが...」

許嫁「ですが?」

店員「・・・入りますかね?」

許嫁「・・・もの凄くストレートですね」

店員「てへっ☆豪速球」

許嫁「もう何でもいいです・・・」

店員「それでは、真面目にお客様に似合った水着を選ばせてもらいますね」

許嫁「はい・・・」




店員「ありがとうございま死たー」

許嫁「こちらこそどうも」

店員「旦那様と末永くー」ノシ

許嫁「(・・・結局水着は買ってしまったとして)」

許嫁「・・・」

許嫁「んんんん」


店員『ふげ!?二年間以上同棲してて手を出されてないっ!!?』

許嫁『は、はい』

店員『きもちわるっ!』

許嫁『本当にストレートですね...』

店員『こんな美人と二年間も暮らして手を出さないって異常ですよ?純愛とかもうそういう次元じゃないです』

許嫁『そ、そこまでですかね...』

店員『誘わないんですか?』

許嫁『わわ私から?』

店員『当たり前じゃないですか!』

許嫁『...』

店員『それで手を出して来ないなら』

許嫁『なら...?』

店員『ホモ』

許嫁『!?』

店員『ナニに自信が無い 病気持ち 実は女』

許嫁『!!?』

店員『・・・あなたの事を好きではない からとか色々憶測が出来ますね』

許嫁『......』ズゥーン

店員『本気でブルーにならないでください!』


許嫁「ハァ...」

許嫁「(何でアイツのことで溜め息ついてるんだろ)」

許嫁「ハァ.........バッカみたい」

ーーー帰宅

男「あっ!お帰り許嫁さん!」

許嫁「ただいまです男さん」

男「お買い物?」

許嫁「え、えぇ」

男「?」

男「晩御飯ちょうどできたところなんだー」

許嫁「フフフ そうなんですかっ」




晩御飯

男「ところで何を買いに言ってたの?」

許嫁「それは・・・秘密です」

男「服?」

許嫁「そ、そうですね」

男「水着かー」

許嫁「!?」

男「あっ、図星...だった?マジ?」

許嫁「ちちちち違います!」

男「そうだよね...」

許嫁「もう・・・そんなに水着見たいんですか?」

男「うんうん!」

許嫁「どうせ破廉恥な事を考えているんでしょう?もうっ」

男「そ、そりゃモチロンですが...」

許嫁「(でも破廉恥なことを考えてる割には・・・手は出さないのね)」

男「(や、やっぱり水着買ったのかな?)」

ーーー浴槽

許嫁「(・・・)」ブクブク

許嫁「(・・・)」ブクブクブクブク

許嫁「・・・っぷはぁ!」

許嫁「よし」

ーー

許嫁「ふぅ」

男「あれ?まだ髪乾かしッ......!?」

許嫁「ここで乾かします」

男「(・・・許嫁さんがTシャツ一枚だとッッッ!?)」

許嫁「フンフフーン」

男「(い、今までそんなTシャツ一枚になることなんて無かったのに・・・!)」

許嫁「フンフンフーン」

男「そのっ、許嫁さん」

許嫁「な、何ですか?」ドキッ

男「もしかして暑かった...?」

許嫁「いえ?暑くなんてないですが...」

男「そ、そう...」

許嫁「・・・」

男「・・・」

許嫁「男さん、コーヒー飲みますか?」

男「あ、う、うん!」

許嫁「じゃあ淹れてきますね」

男「お願いします...」

許嫁「(結構態度には出てるんだけとなあ)」

男「(いかんいかん同様するな賢者になれ俺!)」

許嫁「はい、コーヒーどうぞ」

男「ありがとう」

許嫁「(・・・誘惑、)」

男「許嫁さんの選んだ珈琲豆にはハズレが無いからねー」ゴク

許嫁「(そもそも......誘うってどうやるの.........?)」

男「許嫁さん?」

許嫁「えっ!?あ、はい何でしょう?」

男「いや・・・なんかボーッとしてるから」

許嫁「うぅ」

男「何かあったの?」

許嫁「無いですっ」キッパリ

男「(・・・何かあるな)」

許嫁「男さんって...」

男「?」

許嫁「その・・・ホモなんですか?」

男「ブフッーーー!!?」

許嫁「あっいえっ、その...」

男「な、何で急に!?」

許嫁「......」

男「許嫁さん?」

許嫁「私ってそんなに魅力がありませんか?」

男「へ?」

許嫁「もう二年以上一緒に暮らしてきてますが...」

男「...」

許嫁「その...」

男「許嫁さん」

許嫁「はい」

男「明日、海に行こっか」

許嫁「・・・・・・は!?」




翌日 東京駅

男「フンフフーン」

許嫁「(本当に行くんかい...)」

男「宿取れたよ!っても知り合いの民宿だけど!」

許嫁「えっと...これから何処へ...?」

男「終点の新潟までGO!」

許嫁「新潟...(そう言えば>>115でも言ってた...)」

男「二時間ちょいで着くから早い早い」

許嫁「(確か男の実家が・・・)」

ーーー新幹線車内

男「にしても」

許嫁「?」

男「急にごめんね」

許嫁「フフフ 構いませんよ」

男「次行く時は水着も持って行こう!」

許嫁「どうでしょん?」

男「えー 買ったんじゃないのー?」

許嫁「買っ...知りませんっ!」

男「海行こうって言った癖に海には入る気無くてごめんね」

許嫁「まだ7月だと冷たいでしょうね」

男「8月になると凄い賑わいになるからねー 今はまだ静かかも」

許嫁「私、まだ海には入った事無いです」 

男「それは初耳...メモっとこ」

許嫁「何でメモる必要あるんですか...」

ーーーーー 一時間後

許嫁「田んぼばっかりですね」

男「...うん」

許嫁「どうかしました?」

男「いや ちょっと昔の事を思い出したんだ」

許嫁「・・・・・・昔?」

男「ガキの頃、母さんと二人で新幹線に乗って新潟まで行ってさ」

許嫁「懐かしいんですね」

男「うん あんまり変わらないね...ここらの風景」

許嫁「ノスタルジックになっちゃったんですね 男さん」

男「んん...そんな感じ」

ーーーー新潟駅到着

男「何でも新潟の女子高生はスカートがめっちゃ短いらしいよ」

許嫁「そうなんですか?」

男「是非とも拝みたいけど...」

許嫁「ふーん」ジトー

男「じじじ冗談ですよ冗談っ!」

許嫁「それで、ここから何処に行くんですか?」

男「まだまだ電車に乗るんだよー」

ーーーー羽越本線

ガタンゴトン ガタンゴトン ガタンゴトン

男「うーむ...」

許嫁「本当に・・・のどかですね」

男「すなあ 風も気持ちー」

許嫁「電車もガラガラですし落ち着いてますね」

男「夏休みとは言え平日だしねー」

許嫁「窓も開けれるんですね」

男「そだよー」

許嫁「フフフ 男さん完全に寛いでますね」

男「うん」

男「そろそろ海が見えてくるかも」

許嫁「本当ですか?」

男「うん」

ガタンゴトン ガタンゴトン

男「.........ほらっ!」

許嫁「..................」

男「壮大だね、日本海」

許嫁「えぇ......本当に......」

男「あっちに見えるのが佐渡島でそっちが粟島」

許嫁「・・・綺麗ですね」

男「でしょ!?」

男「晴れてて良かったー!」

許嫁「ここで降りるんですか?」

男「もうちょい先だよ」

許嫁「・・・やっぱり、新潟って男さんの...」 

男「母さんの実家があった場所なんだ」

許嫁「やっぱりそうでしたか」

男「うん 今は親戚が民宿やってるから面影無いけど」

許嫁「そこに行くわけですね」

男「さっ、降りるよ」

許嫁「はい」

ーーーー駅

許嫁「わわわ...一個前の駅は無人駅だったのに...」

男「ここは道の駅も兼ねてるからシーズンになると結構人がいるんだよ」

許嫁「成る程...」

男「えーっと、・・・・・・あっ!」

祖父「よぉぉ男かあ!久しぶりじゃんの!」

男「久しぶり、爺ちゃん」

祖父「おほぉぉ!!その横に居るんは・・・コレか!?ガハハ!」

男「う、うん 相変わらずテンション高いね」

祖父「ガハハ!コレかっ!」

男「紹介するよ 俺の恋人の許嫁さん」

許嫁「初めまして 許嫁と申しますっ」ペコリ

祖父「いやぁぁ!男に許嫁が出来たなんて聞いとったが......」ウルウル

男「いやっちょ、ここで泣くなよ!」

祖父「ガハハ! にしてもエラいべっぴんさんじゃ!」

許嫁「は、はぁ」

祖父「男!よおやった!よおやったぞ!!」

男「ご、ごめんね ハイテンションがデフォなんだ爺ちゃん」

許嫁「元気で良いじゃないですあ」

祖父「そう!元気!!ワシは元気!!」


ーーー車内

男「10分くらいで着くよ」

許嫁「はい」

祖父「にしても急に泊まりに来よって・・・婚前挨拶かっ!ガハハ!」

許嫁「!」

男「・・・ま、そんな感じ」

許嫁「!!?」

祖父「ほほお・・・!なら今晩は祝いじゃ!」

男「いや別に気を使ってくれなくても...」

祖父「酒も飯も任せろい!」

男「あ、ありがと」

許嫁「...」

男「...(...ふむ)」

ーーー到着

祖父「部屋は二回の【ゆり花】の間を使ってくれ!」

男「うん」

祖父「ワシはちょいと買い出しに行く!宿には婆さん達がおるからの!」

男「ありがと」

許嫁「ありがとうございます」

祖父「じゃ!また後でなー!」

男「・・・さて」

許嫁「休憩ですか?」

男「いやいや、ここからが本番なんですよ」

許嫁「?」





男「この部屋いいでしょ」

許嫁「海が綺麗ですね」

男「夜なると静かで波の音が聞こえてくるんだ」

許嫁「フフフ そうなんですか」

男「さ、夕陽が沈む前にですね!」

許嫁「?」

男「お墓参りに行こう」

許嫁「............はいっ」

ーーー墓前

男「...」

許嫁「...」

男「...」

許嫁「......(まだ黙祷してる)」

男「...」

許嫁「...」

男「...はい!墓参り終わり!」

許嫁「あう 随分長い黙祷でしたね」

男「うん!」

男「さ、行くぜよ!」グイッ!

許嫁「えっー 何処にですかっ?」


ーーー海

許嫁「海ですかっ」

男「海っす」

許嫁「下に降りないんですか?」

男「うん 今日はこの高台からがいいんだ」

許嫁「? どうしてです?」

男「夕陽が少しでも長く見えるからっっ!よっっ!」スタン!

許嫁「ちょッッ!?そんな所に立ったら危ないですよ!」

男「・・・」

許嫁「・・・?」

男「スゥ......ハァ......スゥ......ハァ.........」

許嫁「男...さん...?」

男「許嫁さんが好きだああアぁぁアアァあぁぁぁぁ!!!!!」

許嫁「っ」

男「ァあぁぁぁぁ!!!」

ボブ「アアァァァァァ!」

男「ハァハァハァ... うん、おーけー...ハァハァ...おーけー...」

許嫁「き、急にどうしたんですかっ!?」

男「中国まで届いたと思う」

許嫁「何かですかっ もう!」

男「何が?・・・わからない? 俺の愛の告白ですよ」

許嫁「こっ...く...はぅ...」

男「浜に降りよっか」

許嫁「・・・あい」


ーーー砂浜

男「よっと・・・ お尻平気?」

許嫁「平気です」

男「そろそろ夕陽が沈むね」

許嫁「みたいですね...」

男「ここからが長いんだけどね」

許嫁「そうなんですか」

男「えっと...平気?」

許嫁「な、ななにゃにゃにがですかっ?」

男「・・・まあ、その急にあんな事したら焦るよね」

許嫁「・・・」

男「でも俺は許嫁さんにプロポーズするならこの場所でって決めてたんだ」

許嫁「ふぇ...!?」

男「いや別に今結婚しろとかそういう事じゃなくてててて」

許嫁「えっと...えっと...ですね、あの...はい、えっと...」

男「俺は真面目の真面目の真剣だよ」

許嫁「・・・わかってます」

男「許嫁さんはきっと俺が結婚しようって言ったらOKすると思う」

許嫁「・・・」

男「流れでそうなっちゃうと思う」

許嫁「そ、それは嬉しいですよ?本当に...はい、本当」

男「本当?」

許嫁「ええ、本当」

男「そっか…」

許嫁「男の言いたい事 何となくわかった」

男「...ん」

許嫁「私は・・・まだ男に対して好きだなんて一度も言った事が無いよね」

男「・・・まあ」

許嫁「気にしてた?」

男「んー、俺が手を出さない理由の根幹みたいなモノかも...」

許嫁「フフフ ごめんね」

男「もしかして...言いたくない理由があったりする?」

許嫁「少し違うわね...」

男「?」

許嫁「・・・私と初めて会ったときの事、覚えてる?」

男「もちろんっ」

許嫁「その時私はあなたに【偽りの関係だなんて嫌い】って言ったわよね」

男「うん 漫画や小説で結構だって」

許嫁「私はあの火事の後にあなたの家に預けられて、正式に許嫁として今現在ここにいる。
  けどね...私は馬鹿だから、臆病だから...あなたの事を好きにならなきゃって考えるようにしたの」

許嫁「本当は一目惚れしたのは私の方なのに、面白い性格に惹かれていったのは私の方なのに・・・
  それまでの私は全部嘘にして...嘘の自分を演じてもう・・・何が自分の気持ちかわからなくなって......」

男「・・・」

許嫁「こんなごちゃごちゃした気持ちであなたを愛してるなんて言っていいのかって・・・よくわからない罪悪感が出てきてしまったの」

許嫁「きっと私は男からしてみれば家族を失った子猫みたいなもので・・・って最初は考えていたの」

男「そんなんじゃないよ」

許嫁「ええ 知ってるわよ?あなたが私の事大好きだってことぐらい」

許嫁「あなたのその真っ直ぐな愛に...『どうせ同情で一緒にいるんでしょ?』って・・・心の奥底でも微かに思っている自分が許せないの」

男「...」

許嫁「たった一言の言葉がこれほど重いなんて...知らなかったの...」

男「何それ」

許嫁「っ」

男「もう自分から逃げるなよ」

許嫁「あう」

男「重いって事は本物の気持ちだからでしょ??それなのにあーだこーだ言って自分に嘘ついて...」

許嫁「で、でもっ」

男「何度でも証明する!!」

男「俺が同情の気持ちで一緒にいるなんて許嫁さんが思う度に証明する!」

男「君といたいから、君が大好きだから、側にいたいから一緒にいるんだって......証明する」

許嫁「...」

男「だから俺から逃げないで許嫁さん」

男「怖い辛い悲しい夢を見たら一緒にいるから」

許嫁「はい...」

男「あの時の事で震えたら手を握るから」

許嫁「はい......はい...」

男「今すぐに向き合わなくてもいいよ 俺はずっとずっと側にいるからね」

許嫁「......好き 世界で誰よりもあなたが好き 」

男「うん 俺も許嫁さんが大好き」

許嫁「......」

男「泣かな・・・いや、泣いていいのか こっちおいで」ナデナデ

許嫁「んぐ......」

検便出さなきゃ!検便!!!

男「ねー」

許嫁「...グスッ ...何?」

男「もっかい好きって言って」

許嫁「・・・イヤだ」

男「えぇ!?」

許嫁「1日三回までだから」

男「な、なら後一回あるはず!」

許嫁「だーめ」チュ

男「んむッ...」

許嫁「綺麗な夕陽...」

男「もうすぐ沈むね」

許嫁「今まで見た情景で一番落ち着く景色」

男「よっ!」

許嫁「っ、急に立ち上がってどうしたの?」

男「こうやって背伸びしたら・・・一瞬でも長く夕陽を見れると思ってね、ガキの頃は夕陽見る度に背伸びしてた」

許嫁「一瞬の一瞬のそのまた一瞬しか違わないんじゃないかしら」

男「うん」

許嫁「?」

男「その一瞬・・・、最期に目を閉じる瞬間まで一緒にいようね 許嫁さん」

許嫁「フフフ 随分とロマンチックな言い方ね」

男「さっ 帰ろう」

許嫁「えぇ」

ーーー帰路

男「あぅぅぅ」

許嫁「平気ですか?」ムニュ

男「そ、そんな腕を組むのはいいんですが、その、あの...」

許嫁「何か当たってます?」ムニュ

男「...いえ、そのままで結構です」

許嫁「フフフ はい」

男「てかあの敬語なんですねいつの間に」

許嫁「こっちに慣れてしまったと言うか・・・」

男「まあもうどっちでもいいけどっ」

許嫁「旦那様の好きな方で結構ですよ?」

男「じゃあ語尾にニャンで!」

許嫁「フフフ」ギチチ

男「ンニャギャ!?お尻つねらないでッッ!!」

検便




男「ただいまー」

ボブ「オゥィ!シュヤクガキタゾー!!」

祖父「おっ!来たな色男ー!」

祖母「さあさあこっち座りんしゃい」

親戚「おぉぉ!本当に女連れてやがる!」

宿客「よくわからないけどおめでとう!」

宿客「オメデトー!」

祖父「さささ!主役が来たところで乾杯の音頭を取らせていただきます!」

男「関係無い宿泊客さんまで・・・」

許嫁「フフフ いいじゃないですかっ」

ボブ「ボブ!ボブ・ビルグリム!ヨロシク!」

ネロ「オレが、ミネソタの海賊のネロだ!」

アンソニー「ワターシがアンソニーでーす んー、シクヨロでーす」

モイヤー「...」

デットーリ「僕デットーリ!僕日本好き!僕皆と仲良くする!僕とヨロシク!」

男「あ、うん・・・はい・・・」

許嫁「楽しいですね」

男「そうだね」




部屋

男「ふう・・・ドンチャン騒ぎしすぎだろ爺ちゃん達」

許嫁「まだ、騒いでますね」

男「とりあえず俺は温泉に入ろうかなー」

許嫁「温泉?」

男「ここは民宿だけど各部屋に浴槽がついてて、天然温泉が出るんだよ それがここの売りなんだなあ」

許嫁「そうなんですか...」

男「ゆり花の間は広い浴槽 隣の部屋は露天がある浴槽なんだ」

許嫁「・・・広いんですか」

男「うん 足伸ばしきれるくらい広いよ!」

許嫁「......」

あい

許嫁「じゃあ男さんが先に入ってきてください」

男「へっ いいの?」

許嫁「どうぞっ」

男「じゃあゆっくり入ってくるねー」

許嫁「どうぞー」

男「タオルタオル...」

許嫁「(...)」

ーーーー浴槽

男「フハァァァァ」

男「(ついに・・・告白できた・・・)」

男「ムヒヒヒヒ」

ーーーガラガラ!

男「!?」

許嫁「フフフ」ニコッ

男「へっ?へっ!?」

許嫁「お背中流しに来ましたっ」

男「い、いや...許嫁さん...!(まさかのバスタオル一枚!!)」

許嫁「拒否権はありませんよ?フフフ」

男「・・・拒否権はいらないのでタオルをください...」

許嫁「タオル?一枚しかありませんでしたっ えへっ」

男「いやいやいやいや!!あったでしょ!」

許嫁「無いって言ってんでしょ...? 」

男「はっ...はい...」 

許嫁「さっ、背中を流してあげるので浴槽から出てくださーい」

男「ひ、酷いよ許嫁さん...」

許嫁「何がでしょう?フフフ」

男「ハァ...」

許嫁「じゃあ、私のバスタオル使いますか?」

男「あぁもう!!とととりあえずあっち向いてて!」

許嫁「・・・しょうがないですねっ」

男「(タオルないと恥ずかしいっての・・・!)」ヨッコイショ

許嫁「...」ジーッ

男「ガン見ィィぃ!?」

許嫁「...............あい」

男「なんで思考停止してるのっ!?」

許嫁「......まあ、参考までに...はい...」

男「最悪だ」

許嫁「フフフ さっ、洗いますよ?」

男「お願いしまっす...」

許嫁「・・・背中、もう痛くないですか?」サスサス

男「うん」

許嫁「・・・」ゴシゴシ

男「思ったより目立ってないでしょ?」

許嫁「・・・でも、一生残るって」

男「皮膚が変色してるだけじゃん 大体当の本人が気にしてないんだし」

許嫁「・・・」

許嫁「はいっ お背中終了です」

男「うん ありがとう」

許嫁「前も洗いますか?」

男「っ」

許嫁「フフフ」

男「さ、ささささっき洗ったからいいや」

許嫁「それは残念です」

男「あ、ありがとう許嫁さんっ 俺はまだ温泉入るから」

許嫁「・・・」

男「許嫁さん?」

許嫁「グスッ...やっぱり男さんは私の事が好きでは......」

男「ズルい!それはズルいよ許嫁さん!」

許嫁「グスッ...」

男「いやいやいやいや!!」

許嫁「さっきの愛の告白も・・・グスッ...」

男「もうどうすりゃいいんですか(涙目」

許嫁「フフフ 少しからかっただけです」

男「・・・」

許嫁「でもね男さん もう遠慮する必要無いですよ?私達は恋人同士なんですから・・・」

男「うっ」ドキッ

検便出さなきゃ

あい

男「え、えっと......」

許嫁「フフフ 本当に広い浴槽ですね」

男「でしょ?」

許嫁「2人は余裕で入れちゃいますね」

男「いやっ、あの」

許嫁「ね?」

男「は、入るの・・・ですか?」  

許嫁「フフフ さて、どうしましょう...」




男「・・・」ブクブク

許嫁「・・・何か喋ってください」

男「ップハァ えっと...肌、白いね」

許嫁「すけべ」

男「言うと思ったよチクショウ!」

許嫁「男さんが入ってくれってせがむから入ったのに...」 

男「言わせたくせに」

許嫁「は?」

男「いえっ、言いました 俺の意志で言いました」

許嫁「恥ずかしいんですか?」

男「・・・まあ 許嫁さんはどうなのさ」

許嫁「恥ずかしいです」

男「うむうむ」

許嫁「でも、男さんならいいですよ?」

男「・・・」ブクブクブクブク

許嫁「フフフ(可愛いっ)」

男「ップハァ...!」

許嫁「フフフ」

男「余裕こいてる割には手で隠してるし...」

許嫁「あう」

男「こっちはもう開き直って隠してないのに!」

許嫁「...」チラッ

男「今チラ見した?」

許嫁「しっ、してないです」

男「いやしたよね?」

許嫁「...///」

男「やっぱり後ろ向きます・・・」

許嫁「あっ」

男「・・・(ていうかこれ以上許嫁さんの体見たら・・・起ってまう)」

許嫁「もうっ...」ギュッ

男「!?」

許嫁「私に背中を向けるとは・・・とんだアマチュアね」

男「(タメ語許嫁さんキタコレ)」

許嫁「こっち よっかかったら?」

男「は、はい」

許嫁「フフフ...髪伸びたわね」

男「そうかな?(あぁぁぁ背中に背中に背中におぱぱぱぁぁーい)」

許嫁「柔らかいでしょ...胸っ」

男「...確信犯かよ」

許嫁「フフフ」

男「何か・・・落ち着く」

許嫁「やっぱり背中大きいわね」

男「そうなの?」

許嫁「そうじゃないかしら...?お腹にも無駄な肉は無いわね」サワサワ

男「クックククくすぐったいよっ」

許嫁「・・・こうやってお互いの肌に触れるのも今日が初めてなんてね」  

男「?」

許嫁「もっともっと早い時期にするとは思っていたわね」

男「・・・まあ、確かにね」

許嫁「あなたが手を出して来なかったんじゃない」

男「いやですねえ まあほら男子としても断られたら...っての考えるんですよ、はい...」

許嫁「ふぅん」

男「もし俺が寝る時に求めてきたりしたら・・・どうしてた?」

許嫁「多分だけど...断らなかったわね」

男「断 れ なかった んじゃなくて?」

許嫁「失礼ね 一緒に暮らした時からそこら辺の覚悟はしていたわよ」

男「へえー」

許嫁「ま、ある程度暮らしてみたら意外とその点に関してはヘタレだったわな」

男「うぐっ」

許嫁「フフフ 嘘よ しっかり私の事を考えてくれてる・・・私より私と向き合ってくれてる人だったわ」ギュッ

男「うぐっっっ」





結局何事も無く風呂上がり

男「のぼせた気分・・・」

許嫁「大丈夫?」

男「許嫁さん、夜風に当たろう」

許嫁「へっ?」


・・・・・・夜の海岸

男「涼しい」

許嫁「静か」

男「でしょ?波の音だけが聞こえて・・・たまに来る車の音、遠くで花火してる家族連れ・・・全部が好き」

許嫁「あなた・・・やっぱりロマンチックというかノスタルジックなところがあるのね」

男「そうかな?」





結局何事も無く風呂上がり

男「のぼせた気分・・・」

許嫁「大丈夫?」

男「許嫁さん、夜風に当たろう」

許嫁「へっ?」


・・・・・・夜の海岸

男「涼しい」

許嫁「静か」

男「でしょ?波の音だけが聞こえて・・・たまに来る車の音、遠くで花火してる家族連れ・・・全部が好き」

許嫁「あなた・・・やっぱりロマンチックというかノスタルジックなところがあるのね」

男「そうかな?」

許嫁「こうして子供の頃はよく来ていたの?」

男「まあ・・・ 目を瞑って波の音聴いたり、空を眺めて流れ星探したり」

許嫁「本当に心が安まるわね」

男「そう言ってくれるなら嬉しいな」

許嫁「なんだか・・・もう、あんまり悪い夢は見なくなるような気がする」

男「夢?」

許嫁「たまに見る夢よ...あなたも気付いてるでしょ?たまに私がうなされてるの」

男「...まあ」

許嫁「フフフ いつもうなされてると頭を撫でてくれたものね」

男「......起きてたんかい」

許嫁「あなた、たまに私の髪の匂いを嗅いでいたでしょ」

男「っ、・・・そ、それは」

許嫁「へんたい」

男「いいじゃん髪の匂いくらい!減るもんじゃないんだしっ」

許嫁「そもそも大学生にもなって同棲相手の髪の匂い嗅ぐだけで満足だなんて...」

男「そんなんで満足しないって」

許嫁「あら?じゃあどうすれば満足するのかしら」

男「いや...その...」

許嫁「どうしたいの?」

男「恋人らしい行為...だね」

許嫁「具体的には?」

男「掘り下げるのね...」

許嫁「言わせたいのよ フフフ」

男「デートの時は手を繋いだり腕を組んだり、たまに人の目から隠れてキスしたり...」

男「ね、寝る時はお互いの体重ねたい...許嫁さんの身体好き放題したい...!」

許嫁「好き放題だなんて...」

男「(どん引きされるんかい)」涙目

許嫁「ま、別にいいけど」

男「えっ?」

許嫁「そ、そもそも私には拒否権無いわけで... あなたの好きにすればいいんだしっ、うん」

男「なんで顔赤いの?」

許嫁「おちょくるなんて100年早いわよ?」ツネー

男「痛たたたたッ!」

許嫁「お仕置きです」

男「痛い...」

許嫁「調子に乗るからですよ?」

男「敬語戻ってる...」

許嫁「んー、やっぱりこっちの方がしっくり来るというか...」

男「まあ確かにそうのような...そうでないような...」 

許嫁「怒ったら口調が昔に戻ると思いますよ?」

男「許嫁さんのばーか あほー」

許嫁「あなたは小学生ですか...」

男「無駄に巨乳で美脚ー」

許嫁「フフフ」

男「最近2キロ増えたくせに」

許嫁「フフフ」ツネー

男「あだだだだ!!」

許嫁「あばばばば」

男「あががががが」

許嫁「おべべべべべべ」

男「!?」

許嫁「ぐごごごごごご」

男「つーまーりー?」

許嫁「あばばばば」

男「おべべべべべべ」

許嫁「2キロも増えてません!」

男「(・・・少しは増えたのね)」

許嫁「確かめてみますか?」

男「へっ」

許嫁「フフフ いいんですよ?恋人同士なんだから...スススススキンシップくらい...」

男「誘ってくるわりには言っといて赤面するよね...」

許嫁「うぅ」

男「でもそこが可愛い うん、本当に可愛い」

許嫁「もうっ からかってるんですか?」

男「どうでしょー?」ツンツン

許嫁「んヒャッ...!」

男「おおっ」

許嫁「い、いきなり何するんでしゅかっ」

男「何ってスキンシップ」ツンツン

許嫁「んんぅ...お腹ばっかり...」

男「(こ、この流れで胸に)」ツンツン

許嫁「んっ...コラ...」

男「おおぅ こ、これは...」

許嫁「ど、どこ触ってるん...ん...」

男「フムフム(なんちゅう弾力だ)」

許嫁「何がフムフムなんですかっ んッ...」

男「俺は今までこんな身体を目の前にしてよく襲わなかったと思う」

許嫁「何ですかそれ...」

男「ま、もう我慢はしないけど」

許嫁「我慢してたんですねっ」

男「当たり前でしょうよ」

許嫁「フフフ 今晩からは男さんの好き放題ですもんね」

男「そうだね!!」

許嫁「...」

男「いやそこで黙られても...」

許嫁「す、すいません」

男「(こんな雰囲気で今晩イケるのか?イケるのか俺!!?)」

許嫁「そ、その...男さんが望む事なら何だってしてあげますからね?」

男「うん(許嫁さん...ほんまに可愛え)」

男「そろそろ宿に戻ろうか」

許嫁「はい」

男「さ、手をどうぞ」

許嫁「んしょっと......キャッ!?」グイッ

男「...」

許嫁「ん...」

男「......ふぅ」

許嫁「不意打ちのキスはズルいです」

男「許嫁さんの唇柔らかい」

許嫁「はい誤魔化さない」ベシッ!

男「うぐっ」

許嫁「罰としてもう一回...」

男「はい......」




帰宿

ボブ「zzz...プレジデント...ノー...zzz...」

祖父「ンガッ...」

祖母「まったく騒ぐだけ騒いで寝ちゃったわ...」

男「ただいま」

祖母「あら、お帰り お布団ひいておいたわよ」

許嫁「ありがとうございます」

祖母「うふふ」

男「じゃあ俺達も寝よっか」

許嫁「はいっ」



ーーー部屋

男「えっとー」

許嫁「...」

男「と、とりあえず...布団入りますか」

許嫁「あい...」

男「(クソ!どうやって仕掛ければいいのかわかんねぇぇ!)」

許嫁「男さん入らないんですか?」

男「は、はいはい入ります」

許嫁「電気消してるのに...薄明るいですね...」

男「こっちの窓が街灯に近いからね」

許嫁「男さんのお顔が近いのは何ででしょう?」

男「許嫁さんにキスするためですね」

許嫁「んん... ......!?......ッ ハァハァ...」

男「(舌...)」

許嫁「ハァハァ...」

男「もっと顔よく見せて」グイッ

許嫁「コ、コラ... あむ...」

許嫁さんの顔を両手で固定して、またしてもキス開始
舌を絡ませると意外なことに許嫁もそれに応えて絡ませてきた
内緒で目を開けて許嫁さんの顔を覗いてさらに興奮...

男「(唇柔らけ...)」

許嫁「ンム ン...」

許嫁さんの柔らかい下唇だけを吸わせてもらう
その瞬間、薄ら目を開けた許嫁さんと視線が合った

許嫁「ンハッ... 見ちゃ駄目っ!ハァハァ」

男「えぇー」

許嫁「な、なんで目開けてるんですかぁ!」

男「顔見たいからです!」

許嫁「は、恥ずかしいから駄目......」

男「ノンノン 恥ずかしいから駄目って理由はもう無し」

許嫁「んんッーー!?」

男「(やっぱり従順...)」

布団の中で抱き合いながら...俺の右手は許嫁さんの背中を弄りながらもあるポイントへ進行中
そして、重要ポイントへと辿り着く...そう!ブラのホックである...!

男「(背中を撫でるフリしながら...)」

まずは焦らずブラの形状を確認 特にイレギュラーな所もなく頭の中で整理する
このブラのホックを素早く外せるか外せないかは野球で言えば送りバント成功と失敗くらいの事象であり、この後の展開やムードに大きく影響するのだ!

男「(と、とりあえず耳舐めとこ...)」

許嫁「ひゃッ!?」

男「?」

意外といい反応だったので耳の窪みに併せて舌を這わせる...

許嫁「あっ...そ、それ...」

男「気持ちいいの?」

許嫁「...ん」コクン

ゆっくりと頭を縦に降った許嫁さん 恥ずかしいんだろう

許嫁「な、なんかね その、声...我慢できないかも...」

男「いいよしなくて」

許嫁「ん......めぇ...」

そして俺は意を決して右手の指先に全神経を集中!
ホックの付け根を中心にグッ!と寄せながら金具を外す・・・!

男「(おっ!)」

見事に一発で外すことに成功!なお、許嫁さんはまだ気付いていない模様

許嫁「ハァハァ......?」

男「フッフッフッ」

男「(いくぜ...)」

両手は許嫁さんの雪見だいふくへとゆっくりと侵攻する

許嫁「って、あっ!いつの間にっ!?」

やっとホックを外された事に気付いた許嫁さん
侵攻をする俺の両手に対して、両腕で胸をブロックする...Why?

許嫁「え、えっち...!」

男「腕どかしてよ」

許嫁「だめっ」

男「じゃあ無理矢理どかすよ?」

許嫁「そ、それも駄目っ!」

男「えぇー...」

許嫁「や、やっぱり恥ずかしい...」

男「そんなに恥ずかしいんすか...」

許嫁「あぅ...」

男「(まあ今晩無理にやらなくても・・・な)」

許嫁「......」

男「とりあえず今晩は」

許嫁「駄目」

男「?」

許嫁「さ、最後までするのっ」

男「いや...でも恥ずかしいんでしょ?」

許嫁「それは...恥ずかしい...です」

男「(あぁぁああぁぁぁ!こういう場合どうすりゃええんじゃあぁぁぁ!!)」

男「(俺童貞だし相手も初めてだしわっかんねぇぇぇ!!!えっとだから恥ずかさを和らげつつらも...)」ウーンウーン

許嫁「...」

男「(えっとー えっと...)」

許嫁「男さん...」

男「は、はいっ!」

許嫁「やっぱり...続き、どうぞ...」

男「えっと...平気なの?」

許嫁「今まで男さんが我慢してきたんだから...私も我慢します...」

男「・・・」

許嫁「...男さん?」

男「可愛い」カバッ

許嫁「んにゃッッー」

男「いっぱい舐めさせてもらいます」

許嫁「んちょっ...」

許嫁「ホァーー!!」

島田「グハァ!」ド
五十嵐「グハァ!」ドサ
阿波野「ゴヘェ!」ドサ

男「あ、あれは・・・!」

ボブ「稲妻イイナズ拳!!」

男「遂に・・・イイナズ拳を・・・!」

??「クックックックッ...久々に勝負になりそうな奴が来たなァ」

許嫁「むっ!」クルッ

ボブ「ア、アイツ・・・イキテイタノカ!」

許嫁「大魔神・・・打ち破ってみせる!」

佐々木「グレェェイト...」ドン!

煽り:真打ち登場ッッ!!真理を悟るのはどっちだ!?

男「(おおぉぉ・・・!)」

ホックの外れた下着は自然と上部へずり上がり、許嫁さんのそれは露わになった
仰向けになっているのにこのボリュームは...想像以上だった

男「やっぱり大きいね」ムニュ

許嫁「はぅ...」

男「ていうか形もめっちゃ綺麗だし」モミムニュ

許嫁「言わなくて んっ いいですッー ん ん...」

手のひらからはみ出るソレを強弱をつけて揉んでみる
優しく揺らしただけで、踊るように胸が泳いだ・・・これが巨乳か

許嫁「さ、触り方いやらしいよぉ...あっ...ん...」

男「これで何カップなの?」

許嫁「さぁ…?んやっ...」

男「ねえねえ」モミムニュ

許嫁「んぅ......F...」

男「おぉ!」

許嫁「変なこと聞かないでよぉ...」

男ってバカなんでね EだのFだのGだの実際聞くだけで何故か興奮するような生き物なんです
基準値なんてよくわからなくてもその単語だけで「おほっ!」ってなるもんなんです

許嫁「あっ...!そこダメ...!」

男「フムフム...」

許嫁「い、弄っちゃぁ......」

巨大な2つの実の一番美味しいところ つまり中心部を指で弄るとこれまたいい反応

男「(よし・・・!頂きます!)」

許嫁「ッッ!」

まずは右側の胸に優しく優しく吸い尽く
乳輪のラインをなぞるように...1mmずつくらい中心に移動していくように...

許嫁「...舐めちゃっ」

男「(唾液でヌルヌルにしないとね)」

許嫁「バカバカバカバカ...」

男「ップハァ 許嫁さん」

許嫁「んもうっ なあに...?」

男「俺、もっともっと許嫁さんに気持ち良くなってもらいたい」

許嫁「あぅ...」

男「恥ずかしいかもしれないけど、もっと教えてよ...その、どこが気持ちいいとか どんなのがいいとか...」

許嫁「そ、そんな台詞を耳元で呟くなんて反則です...」

男「でも本気」

許嫁「...今の、すごい気持ちよかったの...」

男「舐めるの?」

許嫁「ん...もっと...」

男「了解っ あむっ」

ごめん顎外れた

許嫁「あぅぅ... っ、」

男「(感度めっちゃええやん...)」

許嫁「んんんん」

男「・・・あ、あのさ」

許嫁「ハァハァ... なあに...?」

男「そ、そろそろこっち側も...」サワサワ

許嫁「むぅ...」

男「い、い、いきますよ?」

許嫁「ふんっ」プイ

男「えぇ!?」

許嫁「今までさんざん手を出してこなかったくせに早いんですね」

男「そ、そりゃいざとなったら」

許嫁「触り方だって妙に手慣れるし...」

男「てててて手慣れてないっ!」

許嫁「舐めかたもえっちだし...」

男「許嫁さんが初めてですって!」

許嫁「ふぅん...ならいいけど...」

男「で、では・・・」ドキドキ

許嫁「うぅぅ(恥ずかしい...)」

男「(脚長いっすなあ)」

既に下着だけとなった許嫁さんの生足は内股に膝を立てていた
そのスベスベの生足に本来なら目がいくが、・・・頭の中は下着その向こうの事で一杯おっぱい

男「(よっし...!)」ツン

許嫁「っ」

気付かれないくらいのソフトタッチで下着の生地に触れる
さらにもう一度 今度は少し圧迫するように指先で生地を押す...

男「(い、いきなり直で触るのはマズいよな...)」

地文は極力無しで


許嫁「脱ぎましょうか......?」

男「っ、え、っと 脱がさせて頂きます」

許嫁「あい......」

男「・・・・・・」スルスルスル

許嫁「っん」

男「・・・・・・」

男「(こ、ここがっ)」

許嫁「んッ...」

男「......」

許嫁「ハァハァ...ど、どうしたんですか...?」

男「いや...濡れてるなぁって......」

許嫁「っっばか! しょうがにゃっ...! イヤッ んっ...」

男「(すげえ...)」

許嫁「そこ......だ...めぇ...」

男「(濡れてないと入れる時痛いって言うもんな......)」

許嫁「も、もう...いいから......んっ...」

男「い、いいって?」

許嫁「...///」

男「(つまり...)えっと・・・その、痛いとは思うけど...」

許嫁「......」

男「許嫁さん?」

許嫁「だめっ」

男「えっ?」

許嫁「まだ入れちゃだめっ」グイッ

男「えっと...って、うわぁ!?」ドサッ

許嫁「フフフフ 男さん」

男「は、はい?」

許嫁「これからはたくさんご奉仕してあげます......ん」チュ

男「んムッー」

許嫁「・・・っハァ 本当に硬くなるんですね ココ」ツンツン

男「そりゃあなりますよ......」

許嫁「フフフフ 脱がせてあげるっ」

男「いやっちょっーー」


おちんちん登場

男「あ、あのー......」

許嫁「・・・・・・」

男「許嫁さーん?」

許嫁「・・・あ・・・う・・・」

男「(フリーズしている......)」

許嫁「こ、こここれ入るんですか・・・?そ、その私の中に・・・」

男「えっと...まあ 多分?」

おちんちん登場

許嫁「......」ゴクリ

男「い、いや俺のはコレ平均くらいの大きさだと思うんだけどっ」

許嫁「ていっ!」ガシッ

男「どほっっーー!?」

許嫁「んんん 硬い、ですね......」

男「まあ......そりゃね......」

許嫁「(それにすごく熱い......)」

男「(握ったまま動かない...)」

許嫁「わ、私知ってますよっ」

男「へっ?な、何を?」

許嫁「例えばこう...上下に手を動かすのが......」ゴシゴシ

男「ッッー」

許嫁「いい......ですか?」

男「うっ うん...」

許嫁「本当?」ゴシゴシ

男「ほほんとーですっ」

許嫁「男さんも1人でするんですか?」

男「・・・な、何がかなー?」

許嫁「フフフ とぼけないで」ギュッ

男「くぁッ...! 何の話ですか...ッッ」

許嫁「と・ぼ・け・な・い・で?」

男「しししてまっすぅっ!」

許嫁「ふーん......ふーん......」

男「ハァハァ 何?」

許嫁「そ、その 私をオカズ?にしてたりとか......するの...?」

男「っっ、・・・はい」

許嫁「むっ」ギュッ

男「そ、そりゃしょうがないじゃんっ(涙目)」

許嫁「フフフ 私でシちゃってたんだー」ゴシゴシ

男「...そりゃあ」

許嫁「もう今度からその必要も無いもんねっ?」ゴシゴシ

男「ふぁい...ってか動かし方激しいっす」

許嫁「あっ ご、ごめんなさいっ」ピタッ

男「おちんちん登場」

許嫁「ゲェーー!?象の超人!!?」

許嫁「コレ...こんなになって痛くないんですか?」

男「ん 敏感にはなるけど痛くはないっす」

許嫁「へぇ...」サスサス

男「おぅっ」

許嫁「先っぽがいつの間にかヌルヌルしてる......」ツンツン

男「おっふ」

許嫁「これが、その......精子?」

男「いや、まあ...精子ではない」

許嫁「ふむふむ」

男「いやあの許嫁さん見過ぎです......」

許嫁「......もっと近くで見せてっ」

男「!?」

許嫁「...」スンスン

男「(嗅いでんのっ!?)」

許嫁「ん......男の匂いするっ...」スンスン

男「(鼻息が当たるぅぅ!)」

許嫁「どうしましょう...この子......」ツンツン

男「へっ?」

許嫁「どう...ご奉仕してほしいんですか?」

男「えっと......」

許嫁「フフフ どうぞ、ご遠慮無くっ」

男「し、してください...」

許嫁「なーにーをー?」

男「口で、その、して欲しいです...はい......」

許嫁「......あう」

男「えっ!?えっ!? 今そーいう流れじゃなかったの!?」

許嫁「あう が、頑張ります」

男「いや無理にとは言わないよっ 」

許嫁「その、上手くできるかどうか...」

男「......」ゴクリ



・詳細はカット
・ 


許嫁「ップァ......」

男「」

許嫁「男さん...?」

男「昇天しかけた...」

くそ

スイマセンチネル(ハイパーセンチネルフォース)

詳細 地文アリでイキますイキまくりィィらめぇぇぇ


許嫁「え、えと...口に入れるんですよねっ」ドキドキ

男「は、はい」ドキドキ

許嫁「で、では失礼します............あむっ...」

男「っ...(こ、これが・・・!)」

俺のムスコは許嫁さんの温かい口にゆっくりと包まれていった...
口に入れる瞬間に歯が亀頭に当たった気がしたが......

許嫁「んッ......」

口に含んでるから見えないけど、ぎこちなく許嫁さんの舌が動いているのはわかる
くわえたまま舌を左右に、一生懸命動かしていた...正直童貞の俺にも初々しさが伝わってきてすごく興奮した

許嫁「...んはっ あ、あのっ」

男「?」

許嫁「ど...どんな感じにやれば気持ちいんでしょう......」

男「どんな感じ、ですか......」

許嫁「フフフ はいっ」サワサワ

落ちいてきたのか慣れてきたのかわからないけど、とにかく流れは許嫁さんのペースにあった
涎と我慢汁でヌルヌルのムスコを指先で優しく這わせるように撫でてくる

許嫁「私知ってますよっ」

そう言うとカリの部分を指先で摘むようにして擦る

男「ちょッ...!そ、そこは......!」

許嫁「ここが一番敏感なんですよねっ? フフフ」

正直なところムスコの先端はすでに感覚が無いに等しい状態ではあったけど、擦られていくうちになんとも言えない快感が腰を襲った

男「たんまっ!た、んまッ...!」

許嫁「フフフ その顔すごくいい」

男「え?」

許嫁「ねぇ」ハァハァ

男「あ、あのっ...?」

鼻息を荒げながらムスコを指先を中心に弄くり、おもむろに顔を近付けてきた許嫁さん

許嫁「もっとその顔見せなさいよっ......」

興奮状態でありながら目が据わっている
と、いうか敬語じゃないどころか命令口調になってるし

男「な、なんかキャラ変わってない?」

許嫁「んー?嫌なの?」ギュッ

男「おふッ...!い、嫌じゃないです最高ですっ」

許嫁「フフフ どこをどう舐めて欲しいか教えてね?」

男「は、はい...」

許嫁「っとその前に 男もシャツ脱いで?」

男「あ うんっ...」ヌギッブリュブリリリ

許嫁「フフフ いい身体してるのお」

男「オッサンかよ」

許嫁「あむっ」

男「っ...」

その瞬間俺の乳首をくわえる ていうか吸ってるし...

男「くっ...すぐったい」

許嫁「ふぉれふぁー?」カプッ

男「ちょッ」

噛まれた 乳首を 噛まれた

許嫁「......どうだった?」

男「い、痛かった...です」

許嫁「あう...」

男「あっいやでも舐められるのは気持ちよかった」

許嫁「ふぅーん...」クリクリグリグリ

男「乳首グリグリやめて」

許嫁「フフフ やっぱりこっち?」サワサワ

またしても標的は俺のムスコへと移行した模様

許嫁「どう舐めてほしいんですか?」

男「えっと...じゃあ......」

俺の要望を聞いてから数秒ほど頭で考えたのか、少しの沈黙の後に軽く頷いてムスコに口を近付ける

許嫁「...」

舌の先でムスコの根元から頭までをゆっくりと這わせて舐めてもらう

男「また往復する感じで......うぁ...そ、そう...」

頭までたどり着いた舌は折り返す形で根元までゆっくりと移動する

男「唇も付けてやってみて...」

許嫁「んんッ......」

ゾクッとする柔らかい快感が又から腰にかけて襲う
そのうち何も言われてないのに舌が鬼頭に達した際に頭の部分を舐め回すようになってきた

男「そっれっはッッ...!!」

舌の裏表を使っているのか?とにかくまんべんなく頭の部分を舐め回される
右手で竿を根元から握られた状態で、姿を出している先の部分だけを執拗に舐め回される

許嫁「んッ んッ......」

男「ストッ...プ......!!」グイッ

許嫁「ーーっんぇ?」

男「ちょッと、そのまま続けられてたらヤバかったから...」

許嫁「・・・ヤバかったの?」

男「うん ヤバかったです...」

許嫁「その...イキそうだったってこと?」

男「まあ...」

正確には自分でする時のイクってのとはまた違う感覚に襲われたから
とにかく先端だけ集中攻撃されるのは刺激が強すぎて何がなんだか...

許嫁「にゃんで遠慮しちゃうの?」

男「だ、だってこのまましてたら口とか顔に...」

許嫁「全然構わないのに...」ニギニギ

男「ぐっ...」

許嫁「抵抗なんて無いのに...」ニギニギ

男「ぐっ......!」

許嫁「......フフフ」ゴシゴシ

男「その上下運動もッ...!」

許嫁「んー?」ゴシゴシ

男「ハァ...ハァ...」

許嫁「男...“もうダメっ”て顔してる......フフフ」ゴシゴシ

男「そ、そろそろ本当にヤバいっんですがッ...!」

許嫁「あむっ」

分かってると悟ったようにムスコの先をくわえる許嫁さん。
その右手は勢いを弱める事なく上下に動く......。程なくして我がムスコは限界を迎えて...

男「くぁッ...!!」ドクッ...

許嫁「ッッ...ッ......」

飛び出た白い液体は漏れる事なく許嫁さんの口内に発射された
発射している最中も右手を休める事なく動かされ、俺の腰は情けないくらいにガクガク震えていた......

男「ハァ...ハァハァ...」

許嫁「んー?んんッ......」

男「!?」

男子であるなら至極当然の知識であるが、イッた後のムスコは有り得ないくらいに敏感である
それを知ってか知らずか許嫁さんはイッたばかりのムスコの頭を激しく舌で舐め回す

男「ちょっ!も、もういいからっ!!」

許嫁「ップア......」

男「」

許嫁「男さん?」

男「昇天しかけた...」

これが詳細です

皆さんの多大なご要望にお答えして地文ナシのもやります

許嫁「レロレロレロレロレロレロ」

男「おほはほほほほ」

許嫁「どや?」

男「キテマスキテマス」

許嫁「やーきゅうをーすーるなら!」

男「こういう感じにシーラカンス!」

許嫁「アウト!」

男「セックス!」

許嫁&男「ほほいのほい!!」

許嫁「あっ...」

男「爆弾......」

許嫁「男さん!男さん!」

男「」死ーん

許嫁「ど、どうしよう!男さんが爆弾を飲んで......」

コロ助「吾輩に任せるナリよ」

許嫁「あなたは...ドラえもん!」

コロ助「簡単ナリよ」

許嫁「そ、そんな簡単な事言わないで!!」

男「まあ待ちなって」

許嫁「男さん...」

男「本当に俺を助けられるかどうか、お手並み拝見といこうじゃねーの」

コロ助「翻訳コンニャクお味噌汁ー!」

許嫁「わお!」

コロ助「......ズズッ 熱っ」

許嫁「ど、どうなの?」

コロ助「ペラペーラ ペラリーニョ」

許嫁「わかんね」

コロ助「ペラペーラペラヘペラリーニョ」

許嫁「わかんね」

男「フッ・・・それでいいんだよ」

許嫁「男さん...」

男「今はわからくてもいい...それでも未来は僕たちを待っていてくれるのさ」

許嫁「......そうね」

男「あっやべ」

《《 BOMB ! ! !》》

これが地文ナシの詳細です。やっぱり纏まりますねえ

すまぬ

男「っていうか......飲んだの?」

許嫁「へ? は、はい」

男「お、ぉぉぉ」

許嫁「男さんのですからっ フフフフ」

男「(可愛ええぇぇ)」

許嫁「コレ......まだまだ元気ですね」

男「そ、そりゃこんな状況ですから」

許嫁「し、しますか?」

男「......そうだね」

許嫁「んんー」ツンツン

男「えっと、怖い?」 

許嫁「怖くは無いですよ 痛いでしょうけどね フフフ」

男「優しくします!」

許嫁「当たり前ですっ」

男「は、はい!」

許嫁「......」

男「許嫁さん?」

許嫁「男さん」

男「?」

許嫁「好きです.....大好きっ」

男「俺も許嫁さん大好き!」

許嫁「フフフ 知ってる」

男「......」ドキドキ

許嫁「ッ......」





ーーー翌朝

男「......んっ、朝...」

許嫁「おはようございますっ」チュ

男「む... おはよう許嫁さん」

許嫁「寝癖すごいですよ」クスクス

男「むぅ...枕がいつもと違うから......むにゃ」

許嫁「あらあら なら直してあげないと...」グイッ!

男「うおっ!?」

許嫁「フフフ」ナデナデ

男「おぉぅ...柔らかい......」

許嫁「二度寝しちゃうんですか?」

男「永眠してしまいそうです」

 \
  \_[二二二二二]同
|\  ||     |凵
|-イ\|| (´・ω・`). | :::: 
| 丶ノ.||ノ ̄ ̄ ̄丶| :::: 
|//||. ||   ミ|l:::: 
|_||. || ⌒  |l:::: 
| ̄||. ||    ⌒|l::::
|//||. || ⌒   |l::::
| へ |ヽ____ソ ::::
|-イ/| ::::::::::::::::::::::::::::::
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こうかな?

 \
  \_[二二二二二]同
|\  ||..彡 ⌒ ミ |凵
|-イ\|| (´・ω・`). | :::: 
| 丶ノ.||ノ ̄ ̄ ̄丶| :::: 
|//||. ||   ミ   |l:::: 

|_||. || ⌒     |l:::: 
| ̄||. ||    ⌒  |l::::
|//||. || ⌒     |l::::

| へ |ヽ____ソ ::::
|-イ/| ::::::::::::::::::::::::::::::
|/  |

初夜本番の描写についてはまじめに最初からカットの予定だったのですまんこ

後は適当にイチャイチャさせて終わらせばたいんじゃ


祖父「もう少しゆっくりしていけばええのにのう」

男「来月にまた来るよ ね?」

許嫁「はいっ」

祖父「おぉそうか なら親戚も集めてお祝いせんとな!ガハハハ!」

男「うん ありがとう祖父ちゃん」

祖父「ええてええて」

男「ありがとう、えぇーっと...」

ボブ「ボブ、ダ」

男「そ、そう!ボブさんね!」

ボブ「フッ...」

男「それじゃ、新幹線来るから」

許嫁「ありがとうございました」ペコリ

祖父「おう!また来月来てな!ガハハ!」

ボブ「フッ...」




帰宅後の夜

男「そろそろ寝よっか」

許嫁「そうですねっ」

男「えっと」

許嫁「どうかしました?」

男「な、何でもないです」

許嫁「...したいんですか?」

男「いや!そ、そういう意味じゃなくて!」

許嫁「?」

男「...いや、やっぱりする」

許嫁「フフフフ 素直で宜しい」

一方その頃・・・

夜中 新潟 日本海

祖父「行くのか...」

ボブ「アア」

女C「コーホー」

ボブ「オカゲデ 女Cノ回収ニ成功シタ」

女C「コーホー」

祖父「悲しいのお」

ボブ「男ニハ 感謝シテイル」

祖父「もし、生きていたら...男の結婚式に出てくれや」 

ボブ「アア......約束スル...」

祖父「達者での」

ボブ「ジャアナ シミッタレタジイサン ナガイキシロヨ」

祖父「フッ...」

じゃあ日常

男「許嫁さん許嫁さん」

許嫁「どうかしました?」

男「許嫁さんはいつになったら敬語を止めてくださるんですか?」

許嫁「っと......」

男「いついつ?」

許嫁「んー もう染み着いちゃってるし...」

男「そこをなんとか」

許嫁「そもそも敬語は駄目なんですか?」

男「やっぱり・・・なんか、距離感を感じるというか・・・」

許嫁「むう...」

男「いやーそのー......はい…......」

許嫁「私...その」

男「なんでしょう?」

許嫁「い、いえ何でもないです」

男「?」




その夜

男「(何を言おうとしたんだ?)」

男「(ま、この手段は好きじゃないけど・・・)」

男「(お酒さんの出番ですな!)」

男「許嫁さん!」

許嫁「はい?ご飯足りませんでした?」

男「じゃーーん!」

許嫁「お酒ですか?」

男「うん 泡盛!」

許嫁「泡盛... 確か沖縄の」

男「そそ 一緒に飲も?」

許嫁「わわわ私も飲むんですかっ!?」

男「勿論飲まなきゃ」

許嫁「うぅ......」

男「はい レモンソーダで割ったよ」

許嫁「い、いただきます......」ゴクッ

男「俺も飲もー」ゴクゴク

許嫁「プァ... あ、甘くなくて美味しいですね」

男「そうだねー」




そして

男「許嫁さん?」

許嫁「んん......」

男「(あちゃー 寝ちゃったか?)」

許嫁「......」

男「(酔ったら本音が聞けると思ったのになー)」

許嫁「んふ」
男「んふ?」
許嫁「フフフ...」
男「...許嫁さん?」

許嫁「フフフ」ガバッ!

男「うごっ!? な、なんで急に抱きつきっ!?」

許嫁「んんー」ムチュー

男「ンムッー!.........ッブハァ!」

許嫁「あんたもあざといわね」

男「な、何がでしょう?」

許嫁「酔わせて何するつもりだったのかしら?」

男「ななな、何のことでしょう?」

許嫁「とぼける気ね?フフフ」ギュッ

男「どどどどこを掴んでらっしゃるのでしょーか」

許嫁「どこってナニよ」ギュッ

男「あひゃん!」

許嫁「ちゃんと答えないと......」

男「答えさせていただきますっ!」ゾクッ

許嫁「フフフ いい子ね」ナデナデ

男「(だからって股を撫でられても...)」

許嫁「それで?」

男「い、いやあの許嫁さんが敬語にこだわる理由ってあるのかなーって......」

許嫁「ふうん」

男「いや特に無いなら無いで終わりなんだけど ね...」

許嫁「そう」

男「そうです......はい......」

許嫁「それはもちろん......あるわよ」

男「っ どんな?」

許嫁「こうだからよ」

男「?」

許嫁「これが素なの」

男「つ、つまり...敬語じゃなくなるとこんな態度になる みたいな?」

許嫁「ええ」

男「おぉ」

許嫁「敬語の時とは違って高圧的で腹黒いわよ?それと少し冷たいかも...」

男「いやいや全然構わないです」

許嫁「ふうぅん」

男「最高です」

許嫁「とか言って『やっぱり敬語の時の許嫁さんの方が良かった(泣)』とか言うんじゃないんでしょうね」

男「言わないって!断じて!」

許嫁「ふぅぅぅん...」

男「昔は...敬語じゃなかったじゃん」

許嫁「そうね」

男「それに君が敬語を使った理由は.....」

許嫁「ねえ」

男「はい?」

許嫁「私の世界は何で廻っていると思う?」

男「......い、いきなり深い質問だね」

許嫁「フフフ」

男「んんんーー...... 何だろ....」

許嫁「あなたよ」

男「っ」

許嫁「言わせないでよ 言わなくてもわかりなさいっ」

男「い、いやまさかそんなストレートな答えが...」

許嫁「そんな世界をね 私は失うのが怖いの」

男「......」

許嫁「ちょっとのことで冷められたり、離されたりされるのが怖いの 本当は凄く怖いの」

男「だから下手に変わりたくないと?」

許嫁「......ま、そうなるわね」

男「俺はどこにもいかないよ?」

許嫁「知ってるわよ......」

男「俺達さ、対等な関係に戻ろうよ」

許嫁「フフフ 対等?あなたの方が下じゃない」クスクス

男「でもその方が俺の性分的には合ってるかも」

許嫁「犬みたいね...」

男「うぐ」

許嫁「あっ、そのごめんなさ...」

男「最高です」

許嫁「何よそれ」

男「やっぱり許嫁さんは思ったことをズバッと言うのが似合ってる!」

許嫁「ドMかあんたは......」

男「どうでしょ?」ガバッ!

許嫁「きゃっ!」

男「Mなのは許嫁さんでしょ?」

許嫁「......ゴム、無いでしょ?」

男「あっー......」

許嫁「もう 酔わせるならちゃんと計算しなさいよ」

男「ス、スイマセン」

許嫁「別に で、で、出来てもいいなら......いいのよ?」

男「っ」

許嫁「フフフフ イク時はお口でしてあげる」

男「(そ、そんなエロい台詞を!!)」

許嫁「していいよ?」

男「ん...」





男「zzz ......ふがっ!」

男「うぐぅ 寝てしまった」

男「......た、確か許嫁さんが敬語を止める......」

男「夢だったっけ...?」

許嫁「あら?」

男「あう......お、おはよう許嫁さん」

許嫁「まだ朝の4時だけど?」

男「ど、どーりで暗いのですね」

許嫁「フフフ まだ眠いの?」

男「あっ、け、敬語じゃない!」

許嫁「嫌なの?」

男「嫌なわけないです!」

許嫁「ふーん」

男「......」

許嫁「何よ?」

男「いや、何かまた今日から頑張れそうな気がしてきて......」

許嫁「何よそれ...」クスクス

男「フッフッフッ」

許嫁「別にこの言葉遣いだからって本音で喋っているわけじゃないわよ?」

男「わかってるって」

許嫁「本当にわかってるのかしら」

男「はい!」

許嫁「犬かお前は」





そんな許嫁さんと海にデート

許嫁「先月とは段違いに賑わってるわね」

男「シーズンだからねえ」

許嫁「あまり人が多いのは好きじゃないんだけどね」

男「まあまあそんな事言わないでさっ」

許嫁「あ、日焼け止め塗らなきゃ......」

男「手伝います!」

許嫁「結構です」

男「そんなキッパリ......」

許嫁「ほら、あなたはシートとパラソルの準備しなさいよ」

男「はーい...」ジーッ

許嫁「何よそんないやらしい視線で」

男「いや パーカー早く脱がないかなーって」

許嫁「っ...、今日は日差しが強いし脱がない方がいいかもしれないわね」

男「ええええ!」

許嫁「いいからパラソル立てなさいっ」

男「...せっかのビキニなのに」ブツブツ

許嫁「まったくもう」




男「えっとクーラーボックスに...」ガサゴソ

許嫁「(日焼け止め...背中届かない......)」チラッ

男「貴重品は預けてあるし」ガサゴソ 

許嫁「むぅ...」チラッ

男「よしっ!とりあえずはこれでいいと思うよっ!」

許嫁「あっそ......」

男「えっ?えっ?」

許嫁「何でもないわよ」

男「な、何かお気に召さない点でも...?」

許嫁「ありません」キッパリ

男「えぇーっ!?」

許嫁「ほら、あなた日焼け止め塗ってあげるわよ」

男「い、いや俺はウェットスーツ着てるから」

許嫁「ふぅーん」

男「えぇっと......」

許嫁「塗ってほしくないんだ」

男「いやあの」

許嫁「パラソルは立てるのに日焼け止めは塗らないんだー」

男「いやパラソル関係無いんじゃ」

許嫁「嫌なんだ...」

男「わ、わかった脱ぎます脱ぎます!」ヌギー

許嫁「よろしい」

男「ハァ...」

許嫁「あら?許嫁に日焼け止めを塗ってもらえるのに溜め息?」

男「そ、それは嬉しいです!」

許嫁「ふうーん」

男「ハァ...」

許嫁「......」ヌリヌリ

男「...」

許嫁「......」ツンツン

男「なに?」

許嫁「火傷の痕、気になる?」

男「まあ...少しね」

許嫁「でも着ちゃ駄目」

男「な、何で?」

ふむ

許嫁「何でもっ!」

男「は、はい!」

許嫁「ねぇ」ヌリヌリ

男「なーに?」

許嫁「......や、やっぱ着る?」

男「言うと思った」

許嫁「む」

男「さっかく許嫁さんに日焼け止め塗ってもらったんだし、このままでいるよ」

許嫁「...そう」

男「さて、許嫁さん」

許嫁「何かしら」

男「海入ろっか」

許嫁「...オホン 私、あまり泳ぎが苦手なの」

男「(立派な浮き袋を付けておきながら......)」

許嫁「胸ばっか見ないの!」

男「と、とりあえず浮き輪をどうぞ」

許嫁「あら?あなたは?」

男「俺はいいや 許嫁さん引っ張っていくよ」

許嫁「そう」




許嫁「だいぶ陸から離れたわね」

男「あそこの島まで行こう」

許嫁「島?岩じゃない」

男「俺らがガキのころは島って呼んでたんだよ」

許嫁「確かに......裸足で歩けそうね」

男「よいしょっ!」

許嫁「海岸から大分離れたわね」

男「干潮の時は島みたいに広くなるんだ、ココ」

許嫁「で、こんな場所連れてきてどうするわけ?」

男「んー?まあ許嫁さんとのんびりイチャイチャしたかっただけ」

許嫁「...そう」

男「俺の秘密の場所!」

許嫁「もっとロマンチックな場所を選びなさいよ」

男「まあまあ... よっと! さあ、掴まって」サッ

許嫁「......ん」グイッ

男「今夜は花火大会があるんだよ」

許嫁「それ、さっきも聞いたわよ」

男「楽しみですな」

許嫁「そうね」

男「許嫁さんは花火見たことある?」

許嫁「間近で見たことは無いわね」

男「そっか ここの花火大会は結構予算使ってるからね、ビックリするよ!」

許嫁「予算て...」

男「でもお客さんもたくさん来るから採算取れるらしいけど」

許嫁「通りで人が多いのね」

男「まあここなら人目を気にせずイチャイチャできますし」

許嫁「あら?別にイチャイチャするとは決まったわけではないでしょ?」

男「そんなっ!」

許嫁「何もせずにここで黄昏るのもいいんじゃない?」

男「......まあ、確かに」

許嫁「何納得してんのよ」ゲシッ!

男「いてっ」

許嫁「まったく......」

男「ス、スイマセン」

許嫁「もう知らないっ」

男「うぅ」

許嫁「まったく... あなたには強引さというものがまだ足りないわね」

男「痛感しております...」

許嫁「それでいて変なタイミングで強引だし」

男「自覚はしております......」

許嫁「フフフ わかってるのかしら?」ナデナデ

男「意識してみます!」

許嫁「頑張ってね?ワンコちゃん」

男「はい」

許嫁「お手」

男「あい」さッ

許嫁「おかわり」

男「あい」サッ

許嫁「キス」

男「ッ......」

許嫁「......ん 唇がしょっぱいわねっ」

男「そりゃ泳いで来ましたから」

許嫁「にしても随分と遠いわね、ココの島は」

男「だから言ったでしょ?秘密のスポットだもん」

許嫁「誰も来ないでしょうし、向こうからも見えないわね」

男「そりゃあね」

許嫁「......」

男「背中、痛くならないの?」

許嫁「......えっち」

男「強引にいった結果がこれです!」

許嫁「......あ、あなたが下になればいいでしょう......」トン

男「(つ、つまり...)」






許嫁「ほら、そろそろ戻るんでしょ?」

男「ちょ、ちょと待って...」

許嫁「もう......まだシ足りないのかしら?」

男「(逆です......)」

許嫁「水着 シミになっちゃったじゃない」

男「そ、それは許嫁さんがッーー」

許嫁「あ?」

男「はい僕のせいです!!」

男「よしっ 潮の流れがいいうちに戻ろうか」

許嫁「お願いね」

男「あの、できればバタ足をしてほしいのですが......」

許嫁「嫌よ 疲れるじゃない」

男「ハァ......戻りまーす」




男「ふぅ 到着」

許嫁「ご苦労様」

男「ハァハァ... いや本当に疲れた」

許嫁「平気?」

男「大丈夫だよ」

許嫁「一度旅館に戻るのよね?」

男「ん シャワー浴びてから浴衣に着替えようよ!」

許嫁「浴衣?本当に着替えるの?」

男「えっ?だって許嫁さんの浴衣姿見たいし......」 

許嫁「......」

男「旅館に用意してあるよ?」

許嫁「また勝手なことをして...」

男「許嫁さんの浴衣姿絶対最高だよね」

許嫁「あからさまに煽てないのっ」トン

男「はうっ」

はい





男「ウホッ」

許嫁「な...なによ......」

男「うなじが浴衣に映えてもう最高!」

許嫁「見るなっ」グサッ

男「グァァ!目がッッ!!」

許嫁「それにこれ、キツいんだけど......」

男「胸が?」

許嫁「そこまでは言ってないでしょ」グサッ

男「グァァ!」

許嫁「ほら 花火見に行くんでしょ?」

男「うん」サッ

許嫁「あら?なあにその手は?」

男「手を繋いで行きましょう」

許嫁「繋いでください でしょ?」

男「繋いでください!」

許嫁「......どうしようかしら?」

男「えっ」

許嫁「フフフ 冗談よ」


ーーー花火会場 屋台

男「何か食べようかなー」

許嫁「私はパス」

男「えぇ何で?」

許嫁「こういったお祭りの屋台の食品は不衛生だからよ」

男「うっ」

許嫁「安い食品に不衛生な管理....」

男「うっっ」

許嫁「そんなモノを恋人に食べさせようとするなんて.....」

男「」

許嫁「ほらっ 生き返りなさい」パシッ

男「ふげっ」

許嫁「まあどうしてもと言うなら食べてもいいわよ」

男「い、いや止めておきます...」

許嫁「む」

男「まあ民宿帰ればご飯あるかな?」

「タコヤキ美味しぃー!生き返るー!」
「ほら、服汚れるよ?」
「はい!あーんっ」
「んぐっ!?......うん、色々とおいしいですな」

許嫁「......」

男「あれ?ご飯食べてくるって言ったんだけ?」

許嫁「.........」

男「許嫁さん?」

許嫁「お腹が減ったわね」

男「はいっ?」

許嫁「お腹が空いたのっ」

男「え、えと...屋台のでいいの?」

許嫁「まあこの際だからしょうがないわね......」

男「そっか 何食べたる?」

許嫁「ん たこ焼き...」ボソッ

男「オッケー」

オヤジ「たこ焼きァァァァ!!」

男「たこ焼きください」

オヤジ「たこたこタコタコたこたこたタコこたこたこ」

男「はい300円」

オヤジ「ァァァァァァァァ!!」

男「許嫁さんマヨネーズ好きだもんね」

許嫁「えぇ」

オヤジ「イカイカタコタコイカイカタコァァァァ!」

男「どうも」

オヤジ「アロエアロエアロエアロエ」

男「はいっ」

許嫁「あ、あなたが食べなさいよ」

男「えっ?許嫁さんは?」

許嫁「まずはあなたから食べなさいって」

男「あ、は、はい」

許嫁「......」

男「モグモグ... うん、美味しいよ」

許嫁「そう」

男「た、食べる?」

許嫁「......」

男「美味しいよ? ほら、あーん...」

許嫁「!!」

男「あっいや冗談です」

許嫁「むっ」

男「えっと......えと、口開けて?」

許嫁「...しょうがないわね」

男「はいっ」

許嫁「あむ......ん...」

男「美味しい?」

許嫁「......まあまあね」

男「そっか」

許嫁「残り、寄越しなさい」

男「はいっ」

許嫁「はい あーん」

男「うぉっ」

許嫁「ほら早く口開けなさい」

男「は、はいッてそこ鼻!鼻ッ!」

許嫁「フフフ 熱い?」

男「熱いッッ!!普通聞くなら『美味しい?』でしょ?」

許嫁「いいから熱がりなさいっ」

男「ぐぉぉ!」

許嫁「フフフ」

男「ひ、ひどい...」

許嫁「あら?せっかく私が あーん してあげてるのに文句を言うのね?」

男「こんなの俺の求める あーん じゃない(泣」

許嫁「随分と欲張りなのね」

男「当たり前の欲求だって」

許嫁「...そう」

男「鼻にタコヤキだなんて酷いぜ......」

許嫁「そうね お口の周り汚れちゃったわね」

男「えっ?ちょッーンムムム!?」

許嫁「......ん...んむ......」

男「ップァ!」

許嫁「ふぅ...... はいお食事終了」

男「俺もお腹いっぱいになりました」

許嫁「よろしい」


ーーー花火

男「やっぱ凄いなぁ...」

許嫁「そうね」

花火:ドォォォォン!......パラパラチンチンパラ......

男「......おぉ」

許嫁「......」

男「......おぉ!」

許嫁「......」そーっ

男「あれ?どこ行くの?」

許嫁「ッチ」

男「えぇ!?舌打ち!?」

許嫁「花火に夢中だから離れても気付かないかと思って」

男「いやいや気づくでしょ」

許嫁「ふーん 花火に夢中で私のことなんかほったらかしだったくせに」

男「い、いやその......」

許嫁「......」

男「別に夢中というわけでは」

許嫁「冗談よ」

男「へ」

許嫁「ちょっと今のキャラは私に似合わないわね」

男「キャラ?」

許嫁「自分で自分が面倒くさくなったわね」

男「そ、そう?なんかよくわからないけど....」

許嫁「今まで敬語で演じてきたからイマイチ自分のキャラを掴めないのよ」

男「んーーキャラかぁ」

許嫁「キャラというか、私の素顔」

男「んー......許嫁さんは、きっと...甘えん坊?」

許嫁「お腹つねるわよ?」ギチチチ

男「痛タタタ!すでにつねってる!」

許嫁「年下に甘えるなんて柄じゃないの」

男「どうだかなー?」

許嫁「あら、試してみる?」

男「いいよー じゃあ俺に寄っ掛かってみて?」

許嫁「えっ、な、なんで?」

男「いや何でって甘えるんでしょ?」

許嫁「甘えるとは言ってにゃいし...ゴニョゴニョ......」

男「試してみる?って言ったやん」

許嫁「...オホン ま、しょうがないわね」

男「お」

許嫁「寄っ掛かる程度なんて甘えるとは言わないもの」フン

男「じゃあこっち寄っ掛かってみて」

許嫁「言われなくて寄っ掛かるわよ」グググ

男「ちょ!おもっ!寄っ掛かりすぎィィ!!」

許嫁「ひどい!私が重いだなんて......!」

男「えぇー...」

許嫁「ほらほら支えないとあなたの太股に寝転がっちゃうわよ?」ドスン

男「って既に寝転がってるし」

許嫁「......あまり寝心地は良くないわね」

男「じゃあ頭を撫でます!」

許嫁「ん」

許嫁「んんー......」

男「なに?」

許嫁「寝る」

男「え」

許嫁「昼間は海で疲れたし...このまま少し眠ろうかしら」

男「花火の第二部がそろそろ......」

許嫁「それを子守歌にして寝させてもらうわ」

男「......変なの」

許嫁「うるさい 股間噛み千切るわよ?」

男「ぴぇっ」





男「(花火の途中まで起きていたものの......)」

許嫁「......zzz ...zzz」

男「(クゥゥ!素晴らしい寝顔...)」

男「(写メ撮っとこ!)」

許嫁「......んん ......zzz」

男「・・・さて、起こすのも可哀想だけど宿に戻らなきゃ」

許嫁「...zzz」

男「ふむ.........」


ーーーザッザッザッ

男「フンフンフーン」

許嫁「......zzz......んにゃ?」パチッ

男「あ、起きた」

許嫁「......んれ?花火大会......は......?」

男「途中で寝ちゃったくせに」

許嫁「......んん で、これは?」

男「お姫様抱っこです」

許嫁「下ろして」

男「途中下車はできませーん」

許嫁「きっと重いから!!重いから駄目!」

男「もう運んでるし大丈夫!」

許嫁「疲れるでしょっ」

男「慣れたから平気」

許嫁「む 重いのに慣れたって言うの?」ツネリー

男「いふぁい!いふぁいよ許嫁はぁん!」

許嫁「もっと丁寧に運びなさい」

男「ふぁーい」

許嫁「......まったく」

男「でももうすぐ着くけどね」

許嫁「えっ、もうなの!?」

男「?」

許嫁「あ、いや...」

男「そんなにまだお姫様抱っこしてほしいんですか......」

許嫁「か、勘違いしないでよ 寝過ぎたと思っただけ」

男「まあこんなのいつでもできるしね」

許嫁「......」

男「宿に着きましたー ご乗車ありがとうございましたっ」

許嫁「ご苦労様」チュッ

男「あぅ」

許嫁「......今のは運賃だからね」

男「はい!」

ーーー寝床

男「明日は昼にここを出るからね」

許嫁「わかってるわよ」

男「まあ許嫁さんの方が早く起きるか」

許嫁「いつもそうじゃない」

男「じゃあ明日も起こしてくださいっ」

許嫁「起きなかったら置いて行くからね」

男「勘弁」

許嫁「フフフ 冗談半分よ」

男「(半分マジですやん)」

許嫁「ほら もう寝なさい」

男「んん......言われなくても眠いのです」

許嫁「まだ電気点けてるのによく寝れるわね」

男「......zzz...」

許嫁「...早」

男「...zzz...zzz」

許嫁「...」パシャ

男「...zzz...zzz」

許嫁「うん 寝顔もかっこいい」

許嫁「...私も寝よ」

男「...zzz」

許嫁「おやすみなさい、男」チュッ






時は流れて

伯父「そ、そんな待ってくれ!」

ボブ「ダメダ」

伯父「わ、我々一家一族はどうすれば...」

ボブ「シルカ」

伯父「家まで奪われてしまっては明日から住む場所さえ...」

ボブ「マダ負債ハノコッテイルゾ」

伯父「......ハ!そ、そうだ!私の親戚に1人年頃の娘がいる!」

ボブ「...」

伯父「おまけにその娘の婚約者の父親は」

ボブ「男父ノイッタトオリダナ」

伯父「ッーーえ?」

ボブ「ソノ娘ハオマエラトハ無関係ダ」

伯父「何を馬鹿なことを!」

ボブ「ソレニ......住ム場所クライハシテヤル」

伯父「ほ、本当か!?」

ボブ「アァ... オマエノカゾクモ一足先ニ船ニノッタソウダ」

伯父「......船?」

伯父「貴様!私の家族をどうしたんだっっ!!」

ボブ「心配スルナ」

伯父「答えろっ!答えんか貴様!」

ボブ「言葉ハワカラナクトモ会話ナドナイ」

伯父「......」

ボブ「タダヒタスラニ穴ヲ掘ルダケダ」

伯父「な、何を...言って......」

ボブ「女C」

女C「コーホー」ガシッ

伯父「や、やめろ!離せ!!」

ボブ「安心シロ 無関係ナ社員ハコッチデチャント面倒ヲミテヤル」 

伯父「ッわ、私が社長だぞ!!私の!私の持っている会社だぞぉっっ!!」

ボブ「......ハァ」

伯父「離せぇぇ!!」

ボブ「貴様ガモッテイルノハ、地獄ヘノ片道切符ダケダ」

女C「コーホー」

伯父「アアァァぁぁあァァァ!!」




男「買収?」

男父「あぁ 彼ら一族は行方不明らしいが」

男「行方不明って...」

許嫁「......」

男父「どこに姿を眩ましたかはわからないが、一銭も無い身分だからな」

男「...」

許嫁「......」

男「大丈夫だよ許嫁さん 許嫁さんには指一本触れさせないから」

許嫁「......男」

男父「ッフ...」

うーむ我ながらご都合主義の勧善?懲悪で気持ちい





ーーー大学四年目

男「ただいま.......」

許嫁「あら、遅かったのね」

男「んー」

許嫁「どっかで遊んでいたのかしら?」 

男「ハハハ そんな気力も時間も無いかも」

許嫁「ふぅん....」

男「?」

許嫁「えいっ」モフッ

男「ムッフォ!?」

ふもっふってなんだっけ?

許嫁「あらあら赤ん坊さんかしら」

男「モフォガ!(息が!)」

許嫁「フフフフ」

男「プッハァッ!」

許嫁「いきなり人の谷間に顔を埋めるなんて....理解しがたいわね」

男「いや許嫁さんが無理やり」

許嫁「うるさいわねっ」

男「....でも、癒やされました」

許嫁「就活でしょ?お疲れの原因は」

男「うん」

>>658
困ったものです

許嫁「大変?」

男「まあ大変なのは皆同じだしね」

許嫁「あなたは頑張りやさんだから無理しちゃ駄目よ」

男「大丈夫であります!」

許嫁「...空元気」

男「そんなことないよ」

許嫁「でも疲れてはいるんでしょ?」

男「うん.....というか睡眠を取りたい」

許嫁「明日は休みなんだから、たくさん寝れるでしょ?」ナデナデ

男「そうさせて頂きまふ」モフモフ

許嫁「こらっ」

男「(うーむ この質感たまらんち)」

許嫁「.......したいの?」

男「いや、そ、そういうワケでは」

許嫁「残念 私はあの日なの」

男「そうでしたか」

許嫁「そんなにガッカリされても.......」

男「いやガッカリしてりように見えますかっ?」

許嫁「あら?ガッカリしてないの そうなの ふーん」

男「グッ....卑怯だ......」

許嫁「どうなの?」サワサワ

男「た、態度に出してないだけで、ガッカリしました......」

許嫁「そう 残念だったわね」

男「(許嫁さんのほうこそ...)」

許嫁「 な あ に ? 」

男「ぬぁんでも無いです!」ビクッ

許嫁「まったく 素直な人にはご奉仕をと思っていたのに......」

男「ご、ほーし...ですか?」

許嫁「えぇ...そうよ」

男「?(ご奉仕ってなんだ?背中流してくれるのかな?肩揉んでくれるとか?)」

許嫁「....してもらいたいのかしら?」

男「へ?あ、あぁじゃお願いしまっす」

許嫁「........」

男「(何かな?)」

許嫁「あなた、意味がわかってないでしょ」

男「え?」

許嫁「......」

男「(まさかご奉仕とは.....!)」

許嫁「ホント、変なところ鈍感というか」

男「............じゃあしてよ」

許嫁「あぅ」

男「ほら言わせといて恥ずかしがるー!」

許嫁「恥ずかしがってなんかないわよっ はいっ」チュ

男「んむ」

許嫁「うん ご奉仕終わりね」

男「いやこれは違う!当初の予定とは絶対に違う気がする!」

許嫁「つべこべ言わないっ」ペシッ

男「いだっ!....くぅ.......焦る許嫁さんも可愛い」

許嫁「焦ってません」

男「それで、してくれないの?」

許嫁「もうしました」

男「怒ってる」

許嫁「怒ってなんかいませんよ?気のせいじゃないですか?」

男「(敬語モード入った...)」

許嫁「お疲れのようですし、そろそろ御就寝なされては?」

男「うぅ 寝ますよ寝ればいいんでしょ寝れば」

許嫁「......」


ーーーーベッド

男「あぁーシャワー入ってねえや」

男「着替えてすらいねー あぁぁー」

男「....着替えよ」ヌギヌギ

許嫁「あら」

男「ちょっ 今パンツ一丁なんですが」

許嫁「見ればわかるわよ」

男「ですよね わかりますよね」

許嫁「どうやら脱いで準備万端にして私を襲う魂胆だったみたいね」

男「いや」

許嫁「だけどさっきも言ったわよね?私はあの日だと」

男「いや、まあ言いましたが 別に襲うとか」

許嫁「そんなに溜まっているの?」

男「いやだからですね」

許嫁「どうなの?」

男「........いや じゃあ溜まってたらどうなるんですか?」

許嫁「えと........」

男「(ええい まどろっこしい!)」

男「許嫁さん俺すごく溜まってます!」

許嫁「な、....にゃにが?」

男「はっきり言えば精子が、です!」

許嫁「そそそう 随分はっきり言ったのね」

男「はい!」

許嫁「下着姿で何を言っているのかしらね」

男「溜まっている私にご奉仕をして頂けないでしょうかっ」

許嫁「ど....どうしようかしら」

男「そこをなんとかっ!」

許嫁「んー....」

男「......ハァ 次はぐらかされたら今日は寝るよ」

許嫁「む」

男「ていうか寒いから服着るね」

許嫁「そう おやすみなさい」

男「クッ........酷いや....」

男「でも寝る前に今日貰った書類だけまとめとこ....」

許嫁「そんなの明日でもできるじゃない」

男「いや、今日やれることは」

許嫁「明日もやれるでしょ?」

男「....はい」

許嫁「そんなんだから疲れが抜けないのよ」

男「そうなのかなあ」


ーーーーんでベッド

男「?」

許嫁「.......」ギュッギュッギュッ

男「あぉぉ 掌のツボを....」

許嫁「気持ちいい?」

男「うん」

許嫁「あっち向いて」

男「ん」

許嫁「....肩すごい凝ってるわね」

男「目からキてるみたいで」

許嫁「そう お疲れ様」グリグリ

男「ありがとぉぁぁいだだだだ!」

許嫁「フフフ」

許嫁「ここも凝ってるのかしら?」

男「おっふ お尻は別に...!」

許嫁「......じゃあここ」ニギニギ

男「っちょ...」 

許嫁「凝ってるわね それにすごく熱い」ニギニギ

男「(さっきとは打って変わって...)」

許嫁「どうしたの?黙っちゃって」

男「いえなんでも」

許嫁「溜まってるんですものね」

男「....まあ」

許嫁「だって男は最近私とご無沙汰だったしね」

男「さ、最近!?(いや遠くても三日前にはしてるし!)」

許嫁「そりゃ溜まるわよね」ニギニギ

男「あぐっ、そ、そのご無沙汰にしてしまい....ごめんなさい」

許嫁「許してほしい?」

男「許してほしいです」

許嫁「じゃあ没収」

男「.......没収?」

許嫁「そう 溜めていたものは全部没収」

男「....」ゾク

許嫁「一滴残らずねっ」

男「は、はい」ゾクゾク

許嫁「こっち向いて」

男「よっ」ゴロン

許嫁「そのまま横になってていいから」

男「へ?」

許嫁「楽でしょう?」

男「いや楽だけど何か悪い気が」

許嫁「黙ってご奉仕されてなさい」

男「........じゃあお言葉に甘えて」

許嫁「フフフフ 寝ちゃってもいいのよ?」

男「(寝れるワケないでしょーに)」

男「あっ!でも俺シャワーに入ってなぃあッッ......くぉ....」

許嫁「ふぇーひ(平気」

男「うぁッ....(舌が絡んで....!!)」

許嫁「(それにこっちの匂いのほうが好きだし....)」スンスン

男「(没収されるぅうぅぅぅ)」




ーーーー

許嫁「あら?疲れ以外にも何かが抜けたような顔ね」

男「一滴残らず抜けました...」

許嫁「いい?あまり私に寂しい夜を過ごさせないことね」

男「はい...」

許嫁「わかってるのかしら」

男「これからは毎日襲います」

許嫁「そ、そういうワケでは」

男「駄目なの?」

許嫁「だ、駄目とかじゃなくてぇ......」

男「(可愛いなあ)」





さらに数年後

ーーー○○税理士事務所

同僚「許嫁さん」

許嫁「はい?」

同僚「旦那さんが迎えに来ましたよ」

許嫁「あっ、わかりました」

同僚「お迎えだなんて羨ましいです」

許嫁「そ、そんな...」

同僚「いいなあ 私も結婚したい......」

許嫁「すぐいい人が見つかりますって」

同僚「どうだか...(涙目」

男「許嫁さんっ!」

許嫁「あら 何しに来たのかしら?」

男「迎えに来たぜーい」

許嫁「そう」

男「一緒に帰宅をしませんか?」

許嫁「そうね そうしましょう」

同僚「お疲れ様ー」

許嫁「では失礼します」ペコリ

男「失礼します」ペコリ

同僚「ハァ... いいなあ」

許嫁「それにしても随分と早いお迎えだったのね」

男「うん 今日は予定があるから」

許嫁「予定?」

男「そ、予定」

許嫁「?」

男「とりあえずご飯食べに行こっ」

許嫁「あら外食?構わないけど」

男「この間職場の皆で話題になってたお店なんだけどね」

許嫁「また随分と高そうね」

男「それがそうでもないんだって」

許嫁「ま、たまにはいいわね」

ウェイター「いらっしゃいませ」

男「あの2人なんですが」

ウェイター「お待ちしておりました」

男「(馬鹿っ!)」

ウェイター「あっ、お二人様ですか?どうぞ、空席がございますので」

男「はーい」

許嫁「......」

プラネットマンが負けたので今週中に終わらせられませんでした

男「ここはいい雰囲気ダナー」

許嫁「えぇ、そうね」

男「........」ソワソワ

許嫁「どうかしたの?」

男「あ、いや、何でもない」

許嫁「ふうん」

ウェイター「ワインの方を....」

男「うーん」

許嫁「どうかしたの?」

男「失敗した」

許嫁「........?」

男「やっぱりこんなシチュエーションは合わないや」

許嫁「あら?何のシチュエーションかしら?」

男「気付いてるくせに」

許嫁「気付いていることに気付いても、やり遂げることに意味があるのよ?」

男「そ、それはわかってるけど....」

許嫁「ま、あなたにしては及第点と言ったところかしら」

男「すいません....」

許嫁「大体雰囲気で丸分かりなの 今日だって私達が初めて会った日でしょう?」

男「気付いてたのね....」

許嫁「当たり前でしょ?」

男「んんんん、周りの助言通りに進めていったはずなんだけど」

許嫁「フフフフ でも、ここから挽回するのが男でしょ?」

男「えっ」

許嫁「....楽しみね」ニヤリ

男「(このドSさんめ!)」

許嫁「........プロポーズ、しないの?」

男「あ....相手から煽られてプロポーズするなんて構想は無かったぜ」

許嫁「フフフフ でしょうね」

男「うぅんと....」

許嫁「ここまで来たなら......普通のプロポーズじゃ満足しないわよ?」

男「........」

許嫁「フフフ」

男「いよっっし!!」ガタン!

許嫁「ーーー!?」

男「........オホン」

許嫁「ちょ、な、何急に立ち上がって......」

他客「??」
他客「痴話喧嘩か?」

男「........」

許嫁「........男?」

男「皆さんッッ!僕は今からこの女性にプロポーズします!!」

ーーーザワザワザワ

他客「!?」
他客「わぉ」

許嫁「ッッちょ」

男「一世一代のこの決意!証人になってください!!」

許嫁「うぅ....」

男「許嫁さん」

許嫁「........はい」

男「長いこと一緒に過ごしてきて、毎日毎日あなたを愛しています」

許嫁「....」

男「僕の世界は許嫁さんで廻っています 
  不本意な形からお互いに知り合って距離を縮めて歩んで来ました
  許嫁さんにとっての過去の辛い事が消えるわけじゃないけど、それでもたくさんたくさん君を幸せにできるように頑張るって誓います!」

許嫁「........はい」

男「これからも君を独りにしないと誓うから、世界で一番大切にするって誓うから、........ずっと僕の隣にいてくれますか?」

許嫁「....はい、........はい!」

男「....ホッ」

許嫁「男にしては....、まあ及第点の.......プロポーズだったわね....」

男「泣きながら言われても」

ウェイター「お客様!」サッ

男「おっと」

許嫁「........」

男「プロポーズと言ったら指輪ですな」

許嫁「....夢みたい」

男「はめましょうか?」

許嫁「フフフフ グスッ お願い貴方」

男「この指輪はね、海に沈む夕日をイメージしてるんだよ」

許嫁「すごく綺麗......夕日と言えば貴方が告白した時の情景ね」

男「うん」

許嫁「ごめんなさい....私、何て言葉で貴方に応えたらいいかわからないくらい幸せなの」

男「そう言ってくれるだけで俺も嬉しいよ」

他客「オメデトー」
他客「いいもん見れたわ」クスクス

パチパチパチパチパチパチ

男「うぐ....いざ冷静になると恥ずかしい」

許嫁「フフフ でも貴方らしくて素敵なプロポーズだったじゃない」

男「....あい」





ーーーーその晩

男「フゥ....」

許嫁「あら、溜め息?」

男「深呼吸っ」

許嫁「そう」

男「今日という日を色々と考えてきたから....まあ荷が降りたというか」

許嫁「お疲れ様」チュ

男「ん」

許嫁「こんな仲になるなんて....最初のころは考えて無かったわね」

男「まあ尻に敷かれるとは思ってましたが」

許嫁「フフフフ」ツネリー

男「いだだ!」

許嫁「....それと、もう許嫁“さん”じゃなくて」

男「許嫁」

許嫁「フフフ 良くできました」

男「てやっ」ガバッ

許嫁「んにゃっ」

男「........」クンクン

許嫁「か、嗅がないのっ!」

男「しよっか」

許嫁「........ん」ギュッ








男「ただいまー」

幼女「おあえり!だっこ!」

男「よっと!」ダキッ

幼女「キャッキャッ」

男「お母さんは?」

幼女「ママぁねー かくおうちゅー!」

男「格闘中?」

幼女「うん!」


嫁「ハァ!イナズマイイナズ拳!」

G「死ーん」

男「おぉ」

幼女「おぉ」

嫁「あら、お帰りなさい」

男「うん ただいま」

幼女「ママ かっおいい!」

嫁「フフフ パパより格好いい?」

幼女「うんー!」

男「グッ....」

嫁「でもね、パパも格好いいのよ?」

幼女「うん!」

男「そうでしょうとも」

幼女「うんち!」

嫁「あらあら 貴方、お願いね?」

男「......わかってますとも(泣」

男「明日の早朝に出発だから 早く寝ないとね」

嫁「えぇ」

幼女「??」

嫁「幼女ちゃん 明日はねぇ海に行くからねー?」

幼女「うみ!」

嫁「フフフ そう海」

男「綺麗な場所だよ」

幼女「うみ!」

嫁「私達の思い出の場所なのよー?」ナデナデ

幼女「うんち!」

嫁「あらあらまた出たの?ねぇ貴方?」

男「俺はオムツ替え大臣ですか.....」

嫁「尻に敷かれているほうが貴方らしくて素敵だわ」

男「素敵じゃないでしょ...」

嫁「フフフ 冗談よ 幼女ちゃん、オムツ替えるからおいで?」

幼女「あいー」

男「手際いいなあ」

嫁「当たり前でしょ?」

男「さすが我が嫁」

嫁「えぇ あなたの嫁ですよ」

男「明日 楽しみだなあ」

嫁「フフフ 貴方が今度などんな告白をしてくれるのかしら?あの海岸で」

男「えっ」

嫁「楽しみね」

男「またあの海岸で叫べと」

嫁「当たり前でしょ?」

男「.......が、頑張ります」

嫁「フフフフ 期待しているわ」チュ

男「あぐっ」

嫁「ねえ貴方?」

男「なあに?」

嫁「私、すごい幸せよ...」 

男「......うん」

嫁「これであなたの稼ぎが上がってくれればもっと幸せなのだけどね」

男「うぐっ....」

嫁「フフフ 冗談よ」

男「ごめんね 親父の会社を継がない決断は、その」

嫁「いいじゃないそれで あなたがどんな決断をしようと、私はついてくわよ?」

男「........ありがとう」

嫁「私こそ、ありがとう」

嫁「はい幼女ちゃん もう眠いの?」

幼女「あいあとー」

嫁「フフフフ 寝よっか」

幼女「いっしょにねう!」

嫁「そうね 三人で寝ましょうね」

男「明日は早いしね」

嫁「それじゃあおやすみなさい」

男「おやすみなさい」

幼女「どうしたんだ佐伯!何の為の前進守備だぁー!!」

........zzz ....zzz



終わり

嫁「それじゃあおやすみなさい」

男「おやすみなさい」

幼女「どうしたんだ佐伯!何の為の前進守備だぁー!!」

........zzz ....zzz



終わり

嫁「それじゃあおやすみなさい」

男「おやすみなさい」

幼女「どうしたんだ佐伯!何の為の前進守備だぁー!!」

........zzz ....zzz



終わり

深爪したので終わります 長々とありがとうございました

みなさんにはこのSSを通じて戦争の愚かさ、パラレル懸垂30回、レッグカール50回×2セット

何故私がこのようなSSを書こうと思ったのか.......マヴカプ2をやったからです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月10日 (土) 23:32:27   ID: 0XcEMFmT

ええな

2 :  SS好きの774さん   2017年03月31日 (金) 22:36:37   ID: WItaPDJv

楽しませてもらった

3 :  SS好きの774さん   2017年11月18日 (土) 15:57:00   ID: jnwnVnKQ

これはいけませーん

4 :  SS好きの774さん   2018年01月09日 (火) 00:03:09   ID: MHN5R_p2

じゅんじゅわ?

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