P「音無……さん?」 小鳥「ピピィ!」 (85)

高木「やあやあ諸君、おはよう!」

「「「「「「おはようございます」」」」」」

高木「社長であるこの私が遅れて申し訳ない。では早速、始めようか」

律子「あの、社長…」

高木「何だね、律子君」

律子「お言葉を返すようで申し訳ありませんが、小鳥さんがまだ来ていません」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389608340

高木「おや、本当だ。小鳥君はいったいどうしたのだろう?」

伊織「どうせまた夜更かしが原因の寝坊で遅刻してくるんじゃない?全く、何考えてんのかしらあの事務員は……」

やよい「伊織ちゃん、決めつけるのは良くないかなーって」

高木「まあ、彼女も大人だ。さすがにそんな馬鹿げたことはしないだろう」

P「しかし気になりますね。一度音無さんに電話したほうが―――」

バサバサバサバサ

千早「きゃあ!窓から何か飛んできたわ!?」

コザクラインコ「・・・」

美希「インコ…?」

あずさ「あらあら~、可愛いお客さまね~」

コザクラインコ‐Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3


雪歩「迷子…でしょうか?」

亜美「この辺り建物いっぱいだし、そうかも知れないね→」

インコ「ピピィ!」

美希「インコってこんなに綺麗な声で鳴くんだね。初めて知ったの」

インコ「ピピィ!」

インコ「ピイ!ピイ!」

響「静かに!この子、何か自分に訴えてるぞ」

インコ「ピイピイ!チヨリー!」

響「なんだって!君はピヨ子なのか!?」

インコ(小鳥)「ピイ!」

真「えっ、その鳥が小鳥さん?」

響「どうもそうらしいぞ…」

高木「まあなんだ、詳しい話しは後で本人(本鳥?)から聞くとして、とりあえず定例会を始めようじゃないか。小鳥君も言葉が分かるようだったら内容を聞いていてくれたまえ」

小鳥「キョロロロ」

とりあえず導入部だけ。インコの鳴き声は実家で飼っているコザクラインコの鳴き声を文章化したものです

予定としては、いま執筆しているSSと平行してじっくり時間をかけて書いていきたいと思っています

‐定例会終了後‐


高木「…で、小鳥君の処遇についてだが(チラッ)」

小鳥「?」←首を傾げる

一同「(可愛い…)」

P「響、音無さんは俺たちの言葉を理解しているのか?」

響「うーん?ピヨ子、どうだ?」

小鳥「プィ?(なあに?)」

響「うーん、話しかけられたこと自体は分かっているけど、内容までは分かっていないみたいだぞ…。」

P「微妙か…。となると、音無さんは完全な鳥として扱うしかないのかなあ」

雪歩「じゃあ、小鳥さんを事務所で飼うことになるんですか?」

高木「だろうね。鳥になったといえ、彼女はれっきとした765プロの仲間だ。無下に放ってもおけんよ」

千早「でしたら、実家に鳥かごがあるので今度持ってきましょうか?」

律子「ありがとう。経費が浮くから助かるわ」

貴音「千早は鳥を飼っていたことがあるのですか?」

千早「ええ。小さい頃、一時的にセキセイインコを飼っていました」

響「ふーん…じゃあ、自分は鳥の餌とおもちゃを持ってくるさー」

亜美「亜美たちはコザクラインコの飼い方を調べてくるよ!」

P「ありがとう。よろしく頼む」

こうして、文字通り鳥になった“小鳥”と765プロのアイドルたちとの新生活が始まった



やよい「うっうー!小鳥さんとの生活、楽しみです!!」

小鳥「ピピィ!」


‐‐
‐‐‐


小鳥「♪~」ガジガジ

真「おつかれさまでーす!!…って小鳥さんだけか」

小鳥「ピョー♪」

真「小鳥さん、ご機嫌ですね……あれえ!?」

真「大変!律子、小鳥さんが書類かじってるよー!!」


‐‐
‐‐‐


律子「かじっていたのが送信済みのファックス原稿だったから良かったものの…」

小鳥「?」ドッサリ

律子「どうしてわざわざ机の引き出しに巣を作るんですか!ちゃんと鳥かごがあるでしょ!!」

春香「まあまあ。本や紙をかじってそれを巣材にするのが雌鳥の習性らしいから多めに見てあげたら?」

亜美「それに今のピヨちゃんは言葉が通じないっぽいよ→?」

律子「……まあ、引き出しに巣くうのは大目に見るとしましょう」

律子「でもよ亜美。巣材用として今まで小鳥さんが隠し持っていた薄い本をわざと目立つ場所に置いてるのよ!なのに、なんで小鳥さんはあれをかじらない訳!?」

亜美「いや、亜美に言われても分かんないよ→」

律子「あの薄い本を巣材にしたらいいのに…。あんなもの、それこそ百害あって一利なしよ!」

小鳥「」カッ

小鳥「」バサバサ

ガブッ!

律子「痛ぁっ!!何ですか小鳥さん!」

小鳥「」ガブッ!ガブッ!ガブッ!

律子「痛い!痛い!痛い!何なんですか、もう!?」



春香「小鳥さん、目が三角になってる……」

亜美「ものすごく怒ってるね→」

春香「さしずめ“私の宝物を奪うな!”って言ってるのかな」

亜美「多分ね→」

春香「鳥になっても思考はダメ人間のままなんだね…」

亜美「だね…」

\ガチャッ/


P「うーっす」

律子「あ、プロデューサー殿!小鳥さんを何とかして下さい!!」

P「ん?音無さんが何かやったのか?」

小鳥「」ガジガジ

P「……何だ、いつものように巣作りしてるだけじゃないか」

律子「そうじゃないんです!どうにかして書類をかじらせないようにしたいんです!」

P「薄い本があるだろ。あれじゃいかんのか?」

小鳥「!」カッ

P「あででで!音無さん、噛みつかないで下さい!!」

律子(これ小鳥さん、言葉分かってるわよね……?)


‐‐
‐‐‐


P「結局、音無さんには使用済みのメモ用紙を与えることになった」

律子「はあ…」

春香「てか小鳥さん、絶対言葉分かってますよね」

小鳥「プィ?」←首を傾げる

律子「いや、実際どうなんです?」

小鳥「?」キョトン

律子「分かってますよね?小 鳥 さ ん?」

小鳥「ププィ?プィ?」

P「まあまあ、問い詰めるのは良くないぞ。鳥と人では感受性が違うんだし、な?」

律子「プロデューサーが言われるなら仕方ないですね」

小鳥「フッ」←ドヤ顔

律子(こっ、この鳥…)

春香(……あざとい!)

とりあえず今日はここまでです。ありがとうございました!


実家で飼っているコザクラインコの「チッチ(♀)」。

http://mup.vip2ch.com/up/vipper42611.jpg

貴音「あれからというもの、小鳥嬢はぷろでゅうさあにベタベタですね」

あずさ「そうね~。なんか妬けちゃうわあ」

小鳥(@Pの手の内)
「ピ、ピー…」←撫でてのポーズ(写真参照)

P「はいはい、分かりましたよ」ナデナデ

小鳥「♪」←あくび

雪歩「ふふ…。気持ち良さそうですぅ」

美希「むぅー。ハニーはミキだけのものなのに…」

真「うらやましいなあ…」


撫でてのポーズ

http://mup.vip2ch.com/up/vipper42617.jpg

響「そういえばさ、夜間帯のピヨ子の世話は誰がするんだ?さすがにずっと事務所には置いておけないだろ?」

高木「確かにそうだ。誰かが責任を負わねばならん」

伊織「でも、この中に今まで鳥飼ってたことある人いるの?素人の私にはハードルが高すぎるわ」

真美「んっふっふ→、その点については真美たちが調べてるからバッチリだYO!」

亜美「本もあるし、問題ないっしょ→」

P「まあ別に俺が音無さんの面倒を見てもいいけど…。他に面倒みたいって奴はいるか?」

やよい「はい!」

美希「なの!」

春香「はーい!」

千早「私も!」

真「ボクだって!」


アイドル全員の手が挙がった(ついでに社長も)


P「そうか、じゃあ俺が勝手に決めさせてもらうぜ。音無さんの世話役は…」

P「>>27だ」

高槻家の食卓へ
無理なら下

P「と思ったけど、やっぱり俺が小鳥さんの面倒を……」ハッ

P(やばい、みんな殺気立っている…)

P「なーんてな!世話役はやよいに決まりましたー!!」

やよい「うっうー!ありがとうございまーっす!!」ガルーン

P「つう訳でやよい、仕事が終わったら家まで送ってやるからなー」

やよい「はい!」


‐‐
‐‐‐


P「それじゃあ行こうか、やよい」

やよい「はい!皆さんお疲れさまでしたー!」

小鳥(in鳥かご)
「ピピチー!」

雪歩「やよいちゃん、また明日ね」

高木「やよい君、くれぐれも小鳥君をよろしく頼んだよ。彼女がいないと私は……私は!」オロオロ

律子「社長、大丈夫ですよ!やよいは案外しっかりしてますから。ね、やよい?」

やよい「はわっ!?は、はい!」

小鳥「プィ?」

千早「いきなり名前を呼ばれて気が動転する高槻さんと、そんな高槻さんを“どうしたの?”みたいな感じで見る音無さんとっても可愛いわ。お持ち帰りしたいくらい可愛い」ハァハァ

春香「千早ちゃん、ちょっと落ち着こう?」


―――こうして、小鳥はやよいに貰われていきました

今回はここまでです
お読み頂きありがとうございました!

お久しぶりです
書き溜めはないので、順次投下していきたいと思います。少々お待ちください

ホントかどうか分からんけど、鳥の仕草にはこんな意味があるらしい
http://budgerigarden.m.web.fc2.com/gesture.html


‐‐
‐‐‐



P「やよい、着いたぞ」

やよい「ありがとうございます!あの、プロデューサー…」

P「何だ?」

やよい「もし良かったら一緒にご飯食べませんか?私なりに小鳥さんのお礼がしたくて……」

P「今から作るのか?もう19時だぞ」

やよい「今日は長介が料理当番なんです」

P「長介の奴、料理できるようになったのか」

やよい「はい!仕事や家事の合間を縫って私が教えていたんです。今日も“これくらいの予算でお願いね”って食費を渡しているので、何かしら作ってはいると思いますよ」

P「そうか、それならお言葉に甘えてご相伴に預かろうかな」

やよい「本当ですか!ありがとうございます」

P「よし、それじゃ(車から)降りるぞ。あ、音無さん忘れずに持って行けよ」

やよい「はい!」

小鳥「」ワクワク

\ガラガラ/


やよい「ただいまー」

小鳥「ピー♪」

かすみ「お姉ちゃんお帰りなさい。あれ、鳥かご?」

P「よっこらせっと…お邪魔します」

かすみ「あ、プロデューサーさん。こんばんは!」

P「こんばんは。やよいの招待で夕食を一緒に食べることになったんだ」

長介『かすみー!』

かすみ「いけない、お兄ちゃんいま手が離せないんだった!はいはーい!!」ダダッ


‐‐
‐‐‐


小鳥「」←(鳥の餌を食べている)

全員「いただきまーす!」

浩三「あーう!」

P「うん、うまい!」

長介「ありがとうございます」

やよい「それにしても長介がハンバーグを作るだなんて…」

長介「何か馬鹿にされてる気がする」

やよい「違うよ!“あんな少ない予算で良くそんな高級料理ができたね”って意味だよ!?」

長介「高級て…。近くのダイエー、夕方になると割引セールやってんじゃん?」

やよい「うん」

長介「その時間帯を狙って安く肉と粉を買ったんだ。玉ねぎや卵は冷蔵庫にあるやつを使って…。なかなか大変だったんだぜ?何せ初めてだったからさ」

浩司「お兄ちゃん、学校から帰ったあとすぐ晩ご飯のメニュー考えてたよね。ああでもないこうでもないって言いながら」

かすみ「料理の本見ながら悪戦苦闘してたね」

やよい「長介、成長したね…」ホロリ

P「初めてでこんなに旨く作れるなんて大したもんだ」

長介「……い、いいから食べてくれよ!出来立てが一番うまいんだから」

\バサバサ/

P「お?」

チョン(←Pの肩に留まる)

長介「あ、そのインコが鳥になったっていう事務員さんですか?」

P「ああ。その名も音無“小鳥”さんだ」

かすみ「近くで見ても可愛いですね」

小鳥「」ツンツン(←Pの唇をつつく)

P「どうしたんですか、音無さん」

やよい「たぶんご飯(ご飯粒)が欲しいんじゃないかなーって」

P「そうなのか?しかしどうやってあげたらいいんだろう…」

(胃の中で消化しやすいようにプロデューサーさんがご飯粒を口で潰して私に下さい!もちろん口移しで)

P「ファッ!?」

や&か&長「」ビクッ

やよい「プ、プロデューサー…どうしたんですかぁ?」ドキドキ

P「いや、すまん。音無さんの声が脳から直接聞こえた気がして」

P(気のせい…だよな?)チラッ

小鳥「プィ?」←(首を傾げる)

P(……まあいいか)

P「まあ、とりあえずやってみるか」パクッ モグモグ

長介「いま思ったんですけど、あげる時に舌を出してやると食べやすいかもしれませんね」

P「それもそうだな。はい、どうぞ」チロリ

小鳥「」パクッ

P「」モグモグ チロリ

小鳥「」パクッ

P「」モグモグ チロリ

小鳥「」パクッ

P「」モグモグ チロリ

小鳥「」パクッ

P「」モグモグ チロリ

小鳥「」パクッ

かすみ「けっこう食べますね」

P「そうだな。たぶんだけど、ご飯一粒でおにぎり一個分ぐらいの量になるんじゃないか?」

P(しかしこれ、よく考えてみたら音無さんと間接キスしてることになるんだよな…)

P「」モグモグ チロリ

小鳥「」パクッ

P「音無さん、美味しいですか~?なんてn」

(はい!プロデューサーさんの愛と唾液たっぷりのご飯粒、とーっても美味しいです!!ピヨヨーーーーーー!)

P「!!!?」バッ

小鳥「?」ドウシタノ?

P(鳥になった小鳥さんは相変わらず黒い小さな瞳で俺を見ている)

P(純粋な眼差しには違いないが…。なぜかその眼差しの裏で邪悪に満ちた気持ちが見え隠れしているような気がした)

短いですが、切りがいいので今日はここまでにします。
ありがとうございました!


http://mup.vip2ch.com/up/vipper42631.jpg

それじゃ、何枚か貼っていきます

http://mup.vip2ch.com/up/vipper42635.jpg

http://mup.vip2ch.com/up/vipper42636.jpg

http://mup.vip2ch.com/up/vipper42637.jpg

チラシをかじっているところ。このように紙を短冊形に短く切って半ば“巣”と化している引き出しに持ち帰り、それを敷き詰めて巣材にします
http://mup.vip2ch.com/up/vipper42638.jpg

まばたきの瞬間を捉えた貴重な写真
http://mup.vip2ch.com/up/vipper42639.jpg

写真は他にもありますが、今回はこのくらいにしておきます
ちなみに昨日(21日)はお姫ちん&はらみーの誕生日でした。おめでとうございます!

※写真は水浴び後、タオルで体を拭かれているところ


http://mup.vip2ch.com/up/vipper42640.jpg

‐ある日の事務所‐


\ガチャリ/

伊織「全く外は寒いわね…。嫌になるわ」ブルブル

P「おーう伊織、良いところに来た!音無さん何とかしろ。仕事ができん」

伊織「小鳥?」

P「いつものように撫でてたら何かいきなり尻尾を手に擦りつけてきた」

小鳥「プップップッ」スリスリ

P「音無さん、くすぐったいですって!」

伊織「!」

http://mup.vip2ch.com/up/vipper42645.jpg

伊織「ちょ…何やらせてんのよバカプロデューサー!小鳥も離れなさい!」

P「なんで俺!?」

伊織「アンタの監督が悪いからよ!」

小鳥「……ピッ!」ピクピク

P「おい!音無さんが震え出したぞ!?」サワッ

伊織「……あ、いま小鳥に触っちゃダメ!」

P「え?もう触れちまったが」

伊織「あー…」

P「音無さんどうしたんだろな。動物病院に連れてかなくて大丈夫かな?」

伊織「大丈夫よ。小鳥は健康そのものだから」

P「じゃあこの行為はなんなんだ?伊織は音無さんの一連の行動について詳しく知ってそうだが」

伊織「……若いうちはよくあることよ」

P「何のことかよく分からん。もう少し具体的に説明してくれ」

伊織「それを年頃の乙女に言わせるわけ!?信じられない!この変態!ド変態!!変態大人!!!」

P「ウゲッ!?」


※交尾行動(相手がいないので事実上のオ○ニー)です

昔セキセイインコ飼ってたなーピースケとピーコって名前で…
卵は産むけど巣から落として割ったり人間になつかなくて最期までなついてくれなかったな
長介『かすみー!』
かすみ「いけない、お兄ちゃんいま手が離せないんだった!はいはーい!!」
ここだが間違いやすいから仕方ないがかすみは長介の姉だからな
長介がしきりたがりだから裏方に徹してて間違われやすいがやよいとかすみは長介の姉

‐数日後‐


P「おい伊織!大変だ!!」ドタドタ

伊織「何よ?騒々しいわね」

P「音無さんが…音無さんが……卵産んだ!」

伊織「ふーん…あっ(察し)」



‐‐
‐‐‐


\コロン/


P「これが音無さんが産んだ卵だ」

伊織「へえ…インコの卵って意外と小さいのね。ウズラと同じかそれ以下だわ」

P「この前伊織に罵られた訳がやっと分かったよ。あの時はすまんかったな」

伊織「本当に知らなかったのね。ならいいのよ」

P「ところでこれは無精卵だよな?」

伊織「当たり前じゃない。相手がいないんだから」

P「それもそうだよな……」

P「・・・。」

伊織「・・・。」

P「・・・なんだろう。なんか無性に悲しくなってきた」

伊織「・・・奇遇ね。私もよ」

>>58
ご指摘ありがとうございます。どっちが年上だか良く分からなくなるんですよ(′・ω・`)

ちなみに羽を震わせながら尻尾を擦り付けるのはオスの交尾姿勢だそうですが、我が家のチッチ(♀)の交尾姿勢はなぜかそっちでした

小鳥なだけにってか?

生存報告です。2月に入るまで都合で来られません

皆様、お久しぶりです。
ネタらしいネタは無いのですが、少し書こうと思います

小鳥「ピー…」ヌクヌク

P「音無さんは寒いからか、今日はずっとヒーターの上にいるよな。籠から出てこようとしない」

律子「もし小鳥さんが人間だったら“仕事してください”と言えるんですがねえ。こっちは猫の手も借りたいくらい忙しいのに…」ハァ

P「まあ良いじゃないか。音無さんは仕事で疲れた俺らを癒してくれてるんだよ」

小鳥「」ウトウト…


http://mup.vip2ch.com/up/vipper42731.jpg

\ガチャッ/


響「はいさい!」

P「おお、響か。おはよう」

響「今日はハム蔵も一緒なんだ」

ハム蔵「ジュイッ」

P「そうか、まあ今日は写真撮影だけだしな」

(ハム蔵、鳥籠に気づく)

ハム蔵「ジュ……?」

※ハム蔵視点


ハム蔵(何だ、あの変な四角いモノは…)トコトコ

ハム蔵『これは巣か何かか?……おっ、ヒマワリの種発見!へへっ、やーりぃ!!』(←鳥籠に入る)

ハム蔵(いやあ、今日はついてるねー!んじゃさっそくコイツを持って帰ってと…)スッ

ハム蔵『あれ、なんか急に暗くなった…』(←上を見る)

小鳥「カァァァ…」ズーン

ハム蔵「」

\ジュイーーーー!/


律子「な、何!?」

ハム蔵「キュッ!キュッ!キュッ!」ダダダ

小鳥「カッ!カッ!カッ!」バサササ

響「ハム蔵、こっちだぞ!」

ハム蔵「ジュイ!」ピョン

小鳥「カッ!」ガジ!

響「あ痛た!ピヨ子、落ち着くさー!」

小鳥「カッ!カッ!」ガジガジ

響「痛い痛い!頼むから落ち着いてー!」


‐‐
‐‐‐


響「ふーん、じゃあハム蔵は餌箱の中にあるヒマワリの種を取ろうとして籠に入ったんだな?」

ハム蔵「ジュイッ!」

響「それだったらハム蔵が悪いな。人間でいったら不法侵入だぞ?」

ハム蔵「ジュイ?ジュイジュイ!」

響「そりゃあ仕方ないだろ?今のピヨ子はインコだよ?一度にたくさんのことが考えられるわけないさー」

響「とにかく、もうこんなことはしないこと!分かった!?」

ハム蔵「ジュイ…」ガックリ

響「それにしてもピヨ子はすごいな!どんな相手でも物怖じしないで立ち向かうなんてまるで戦国武将みたいだぞ!」

小鳥「ピー…」スヤスヤ

ダメだ、急に眠くなってきやがった

申し訳ありませんが今日はここまで。続きはまた次回です
すみません

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