咲「麻雀島?」(263)
咲「うぅ~ん…」
咲「あれ…潮の匂い」キョロキョロ
咲「長野に海なんかあったっけ…」ゴシゴシ
菫「おっ、妹さんが起きたぞ。二年ぶりか?」
照「う、うん」
咲「えっ…、二年前に行方不明になった、白糸台の部長さんとお姉ちゃん!?」
咲「夢かな…」
照「夢じゃないよ。ごめんね。二年間も連絡出来なくて…」
優希「うーん…」ゴシゴシ
泉「ここどこや…」ゴシゴシ
淡「ふぇ?」ゴシゴシ
菫「あっちの一年生達も起きたみたいだな。よし、みんな集めよう」
淡「テルー、菫!久しぶり」カバッ
照「淡、大人っぽくなったね」ヨシヨシ
淡「もう!二人とも、どこに行ってたのさ!たかみーも、誠子も消えちゃうし!」
菫「うむ、今から説明するぞ…」
ガサガサ…
久「あちゃー、出遅れたかー」
美穂子「そのようですね」
菫「くっ!?竹井久!」ギリリ→弓を構える
久「なによ、殺し合いがしたいわけ?言っとくけど、貴方が弓を引いた瞬間、美穂子が咲達を襲うわよ?」
美穂子「・・・」ギロッ
咲「ひ、ひぃ…」
照「」カタカタ
久「咲に優希、久しぶりね。二年ぶりかしら?」
咲「部長ですか?ずいぶん、髪が伸びましたね…」
久「あはは、ここに美容院なんてないからね。自分で適当に切ってるのよ」
照「」カタカタ
久「部長ね…。久しぶりだわー、その呼び方。みんなここでは、私を王って呼ぶから」ニコッ
優希「お、王だじぇ?」
泉「意味がわからん…」
久「でしょうね。まぁ、そこの偽善者から、色々と聞いてちょうだい」
菫「・・・」
久「ちゃんと選ばせるのよ?わかってるわね?」
菫「わかってる。ちゃんと説明くらいする。お前こそ、次の便の一年生達にちゃんと説明しろよ」
久「もちろん、ここには法も秩序も無いからね。何が起きるかは知らないけど」
菫「くっ…」
久「さぁて、次の便を待ちましょう。貴方達は、自分の島に帰って」
美穂子「・・・」ギロッ
菫「わかった。みんな、こっちだ」
淡「はーい」
泉「あの…、千里山の行方不明になった先輩とか知りませんか?」
久「竜華と怜なら、私達の島に居るけど?」
泉「ホンマですか!?」
菫「その辺もちゃんと説明する。君が希望するなら、向こうの島に渡るといい」
久「あーそうそう…、宥とはもうシたの?」ケラケラ
菫「なっッッ!?」カァァァ
菫「貴様!」
照「す、菫!落ち着いて」
菫「ただいま」
誠子「先輩、お疲れっす。おおっ、淡。久しぶりー」
まこ「咲に優希か!?久しぶりじゃの。って和がおらんのか?」キョロキョロ
宥「暖かいヤギのミルクです。これを飲んで、落ち着いて聞いて下さい…」
菫「では、説明しよう。二年前、私達インターハイで活躍した三年生が行方不明になった事件を覚えているか?」
咲「は、はい。お姉ちゃんや部長が行方不明になって、大騒ぎになりました」
泉「うちの所は、清水谷先輩とかが…」
淡「私の所は、テルーと菫が」
菫「そうだな。私達はこの島の最初の被験者だ」
咲「被験者?」
照「うん、何かの実験らしい…」
照「小鍛治健夜を超える雀士を人工的に作り出す実験の一つだとか」
咲「実験って…」
菫「なんせ日本の政府が関わってるらしい。私達はイカダを作って脱出を試みた事もあるが、巡回船の機関銃で撃たれた」
泉「機関銃ぅぅぅぅぅ!?」
菫「当てる気は無かったのだろうけど、この島から逃がさないと言う意思は伝わった」
宥「脱出は不可能です」
菫「他にも携帯電話は、没収されてるし。そもそも、ここが日本の島なのかもわからない」
咲「そんな…」
菫「まぁ、早い話が私達は拉致されたんだな」
淡「あわわわわわ」
宥「そして次の年、二年生の子達が拉致されました。私の妹、玄ちゃんとか」
咲「はい、まこ先輩とか衣ちゃんとかが行方不明になりました」
淡「そして次は私達って事ね…。みんな同い年だもんね」
優希「家に帰りたいじぇ」グスン
菫「もちろん、私達も帰りたい…。そして、後一つ、君達の世界に帰って来た三年生と二年生が居るのではないか?」
泉「はい、江口セーラ先輩と」
優希「私と対戦した、巫女お姉さんだじぇ」
菫「そうだな。江口は最初の年、神代は次の年。麻雀大会で優勝したんだ」
淡「麻雀大会?」
宥「うん、一年に一度だけ開催されるの。そして、一位になった人がこの島から帰して貰える事が出来るの」
咲「本当ですか!?」
照「うん。一年に一人だから、この島に40人くらい居るし、40年ほどかかるけど…」
まこ「それに毎年、新しい新人が入って来るじゃろうしな。しかも麻雀強い子達ばっかりじゃ」
菫「異能だらけで麻雀大会を諦めてしまった者も居る…」
宥「自殺しちゃった子も居るし、野生の動物に襲われて死んだ子も居るよ…」
咲「そんな…」カタカタ
淡「わ、私は今年帰ってみせるからね!」
淡「そーいや、テルーが居るって事は優勝出来なかったの?」
照「・・・」
菫「照は、一年目にとある事件があって、麻雀打てる状態じゃ無かったんだ」
照「・・・」
宥「二年目は、妹さんがこの島でやっていけるか心配だからって、麻雀大会に出場しなかったんだよ。妹想いのいいお姉さんだね」
照「そ、その話はしないで///」
咲「お姉ちゃん…」ウルウル
淡「ぶーぶー、咲ばっかり愛されてずるーい」
咲「お姉ちゃん、今年は一位になれるように頑張ってね」
照「咲、お前が頑張れ」
まこ「はぁ、この二人相手にトップを取れるとは思えんぞ…。わしは、後10年はかかるんじゃろか」
菫「ちなみに無人島なので、やる事がない。ひたすら麻雀を打つ毎日だ」
泉「そーいえば、帰って来た?江口先輩に会いに行ったんですけど、ものすごい目つきが怖い人になってましたわ」
菫「ふむ、神代も起きながら神を降ろせるようになってたしな。実際にパワーアップはするみたいだ」
淡「てゆーか、その二人が警察とかに言って、助けに来たらいいじゃん」
照「無理だと思う。人質がここには、何十人も居るから」
菫「おおかた、この島の事を喋ったら、誰かを殺すとか言われてるんだろうよ」
泉「そーいえば、うちが訪ねても会話すらしてくれませんでした…」
照「セーラは麻雀マシーンになったんだよ。あれだけうるさかったセーラが、ほとんど喋らなくなったんだよ」
宥「神代さんも、暖かいのが無くなってまるで別人みたいになりました」
咲「そうですか…。無人島で生活するって、大変そうですね…」
菫「一年目が一番大変だった。自殺した人も多いし」
宥「でも、もう大丈夫だよ!私達が、ついてるからね」
泉「おおきに…。助かりますわ」
咲「それで部長の事なんですが…」
照「」ピクッ
菫「あぁ、説明しよう。今現在この島は、二つに分かれている」
菫「一つは私達が居るこの島。お互いを助け合い、和気藹々と毎日を生きているつもりだ」
宥「菫ちゃんは、とってもたよりになるリーダーなんだよ」
菫「り、リーダーは照れるな///」
淡「昔から部長やってたしねー」
照「菫は、弓を使えるから、唯一狩猟が出来る。この島の一番重要人物」
宥「そうそう、お肉は菫ちゃん任せだから…」
菫「こちらの島では、私が狩猟。誠子が釣りを中心。そして、他のメンバーで牧畜などをしている」
泉「へぇー、それはすごいですね。って米はありませんよねぇ…」
宥「暖かい白ご飯食べたいよね」
菫「米はないな…。向こうの島では、食べれるらしいと聞いた事はあるが」
淡「そーいえば、たかみー居ないの?」キョロキョロ
照「渋谷は取られたよ…。いや、自分の意思で去ったのかな…。久の島に居るよ」
一方
憧「なにここ…」
和「咲さんが居ませんけど、知りませんか?部長」
久「部長は辞めなさい。王と呼んでちょうだい」
尭深「あの…これ…、果物が初収穫出来ましたので///」
久「あら、流石私のカワイイ尭深ね」ヨシヨシ
美穂子「・・・」ギリッ
尭深「///」
久「もぐもぐ…、まだ熟してないけど、十分おいしいわね。気に入ったわ。今夜は可愛がってあげるわよ」チュ
尭深「はい///」
玄「おもち、おいしいです」ペロペロ、モミモミ
霞「あぁん!玄ちゃん、もっと吸って!」
久「おーい、玄。新しいおもち達来たわよ」
玄「待望の新人おもちですか!待ってました!」
憧「玄…」
穏乃「玄さん…」
和「昼間から何やってるんですか!ハレンチな///」
久「何って?セクロスだけど?見た事無いの?」
和「そうじゃありません!アレとか何ですか!?」
哩「むーーーー、むぐむぐ」ジタバタ
久「また放置プレイかー。こんなの見たら、引くわよね」
美穂子「姫子さん!早く連れて行きなさい」
・
・
・
久「とゆうわけなのよ」
憧「はぁ…、無人島。そして年に一回の麻雀で一位を取った人だけ解放」
久「そうそう、一年で一回よ。もう私なんか20歳になったわ」
憧「宮永姉妹に天江衣、他にも荒川さんとかも居るのか…」
久「うん、私はもう諦めたわよ。だからこの島でエンジョイする事にしたの。本能のままに生きてるの。ルールも秩序もない。自由な社会」
美穂子「私は上埜さんと一生この島で添い遂げますので」
玄「私は、もうおもちがあればいいのだ。麻雀なんてしませんのだ」ハムハム
豊音「あぁん///」
久「とゆーわけで、貴方達、体を提供しなさい。そうすれば、水と食料は分けてあげるわよ?」
憧「体って…」
白望「…ダルイ」
胡桃「今日は私がシロとヤるの!」
塞「昨日やったでしょ!私の番よ!」
久「娯楽とか麻雀とセクロスしかないもの。すぐ慣れるわよ。まぁ、向こうの連中は多分、セクロスとかしてないけど」フン
久「気取ってるのよ。本当はシたくてシたくて、しょうがないくせに」
久「美穂子、小娘たちに快楽を教えてあげなさい」パチン
美穂子「・・・上埜さんの命令ならば」スルスル
竜華「おおっ、NTRやで、NTR!www可哀想なやっちゃ」
怜「竜華…。うち、水が欲しい」ケホケホ
竜華「そうかそうか、口移しで飲ましたるからなー。怜はうちがおらんと生きて行かれへんもんなぁー」
怜「…うん、うちは竜華のおかげで生きれてるんやで」
玄「福路さんのおもちは最高だよー。憧ちゃんも揉んでみたら病みつきになるよー」トローン
憧「わ、私、初めては…」チラッ
穏乃「うーん」
和「こんなオカルト…」ブツブツ
和「待てよ…。法律もルールも秩序もない?」ブツブツ
穏乃「すいません、水と食料の件はありがたいんですけど、私は別行動してもいいですか?」
久「はっ?別行動?ここ無人島よ?あぁ、偽善者達の島に行くの?」
穏乃「いいえ。私は一人でも生き延びる自信があるので…。山籠もりとかよくしてたし」
久「へぇー、珍しいわね。無人島で一人で生き残れるなんて言った子、貴方が初めてよ」
穏乃「野生の動物とかも居るみたいだし…。何とかやれると思います」
久「別に自由にしていいけど…。あまり島を舐めない方がいいわよ?」
穏乃「…ありがとうございます」
久「和、貴方は真面目ちゃんよね?偽善者達の島に行ってもいいわよ?」
和「・・・」
和「・・・」
和「・・・一ついいですか?」
久「なによ」
和「部長…、いえ王が、この島でどうしても欲しい物があったとします。それをどうしても手に入れたい。そんな時、どうしますか?」
久「愚問ね。欲しい物は、何が何でも手に入れるわよ?私は」
和「例えば他人の物だったら…」
久「奪えばいいじゃない。ここには警察は居ないし、ルールなんてないけど?」
和「そうですか…」
和「くくくくく!あはははははは!」
竜華「はい、怜、あーん」
怜「じ、自分で食べられるから…」
竜華「なんやて?」ジロッ
怜「うっ…、ご、ごめん。生意気言ってしもた。私は一人では、狩りも漁も畑仕事も出来へんもんな…。生意気言う資格ないよな」
竜華「うんうん、怜の分の食料はうちが、きーーーーっちり管理したるから、安心してなぁー」
和「あの二人、幸せそうですね」ニコッ
久「この島では、弱者は役に立たない。他人の足を引っ張るのよ。まぁ麻雀で、勝てればね…。咲なら麻雀で勝って外に出られるんじゃない?」
和「逃がしませんよ」ニタァ
久「で、どうするの?向こうの島では、何か適当に働いとけば、食料分けてくれるらしいわよ。知らないけど」
和「ここに居ます。ただし、性行為は咲さん以外とはしたくないので、違う事をさせて下さい」
久「違う事ねぇ。護衛がもう一人欲しかったのよね。いいわよ。私のボディガードをしなさい」
和「わかりました」
和(咲さん、時が来るまでお別れです…。その時が来れば、貴方は私の所有物です)
穏乃「じゃあ、みなさん。また会える時が来れば」
久「夜は冷えるわよ。後、私達の畑とか荒らすなら…」
美穂子「・・・」スチャ
久「殺すから、辞めておきなさい」
穏乃「わかりました」
憧「シズ!私も連れてってよ!?」
穏乃「ごめん…。一人分の食料でもわからないから…。憧は連れて行けない」
憧「そんな…」ポロポロ
穏乃「私はきっと元気で生きて行くから…。じゃあ、またね」
憧「うん!また会えるよね!」
・
・
・
久「行っちゃったわね」サワサワ
憧「はい、私はここで生きて、シズを待ちます」
久「ふふふ、そうね。いつか戻って来るかもね」サワサワ
憧「んっ…」
久「ところでお腹すいてない?」
憧「起きてから、何も食べてませんから…」
久「へぇー、そうなの。美味しい卵料理があるのだけど…」サワサワ
憧「くっ…、等価交換ですよね?」
久「物分りがいい子は好きだわ…」
憧「私、初めてですけど、いいですか?多分、下手ですよ」
久「ここに居れば、すぐ上手くなるわよ」
憧(体は許しても…心だけは…。今はこれしかない…)
咲達が来て、一か月後
咲「むむむ」ビンビン
誠子「おおっ、引いてる引いてる。でかいぞー」
咲「ぎぎぎ」
誠子「糸が切れるな。一気に引け」
咲「カン!」
パチーン!
咲「あぁ…、切れちゃった…」
誠子「大物だったな。今日は大物がいっぱい潜んでるな。麻雀の時間を削って釣りするべきか」
咲「私も手伝いますよ」
咲「釣れましたね!」
誠子「宮永初の大物だな!どうだ?釣りって面白いだろ?」
咲「はい!」
・
・
・
優希「タコス食べたいじぇー」
泉「無茶言うな。材料ないやんけ」
優希「タコスがないと麻雀すら調子出ないじぇ」
泉「私も自信ないわ。清水谷先輩や園城寺先輩を倒して一位とか…。はぁ…」
灼「二人とも、そろそろ夕飯の準備に取り掛かるよ」
優希「はーいだじぇ」
泉「やれやれ、夕飯か。今日は魚か…、肉か…。って魚やな」
灼「うん、菫さん達が戻って来るのは明日だから…」
泉「醤油が欲しいですよね」
優希「タコスソースがいいじぇ」
灼「塩で我慢しなさい」
優希「へぇー、これ咲ちゃんが取った魚なのか?」
咲「う、うん。最初は、ミミズすら触れなかったけど…、最近ようやく慣れて来たよ」
誠子「ははは、人間の環境適応能力ってすごいな」
淡「全くもって」モグモグ
咲「最近、少しだけここの生活が楽しいって思えるようになって来ました。お姉ちゃんとも仲直り出来たし///」
泉「まぁ…、生きてるって感じはするな。麻雀も照さんと毎日打ってたら、そりゃ強くなるで」
咲「そう言えば…、考えたんですけど…、向こうの島の人と物々交換すればいいんじゃないですか?」
漫「すいません…、向こうの島には行きたくないです」
恭子「せやね。もう人間って呼べる感じちゃうで。関わりたくない」
淡「そんなにー。向こうの人達って、何してんの?毎日、麻雀してるの?」
照「セクロスばっかりしてると思うよ」
優希「じぇ///女同士で?」
灼「気持ち良ければ、何でもいいんだって。後、あそこは基本的に人権がない。麻雀弱い人は奴隷みたいな扱いらしい」
泉「…奴隷」
恭子「こっちはチャンピオンが毎日、真摯に麻雀を教えてくれるけど…。向こうは、どうなんやろな?」
憩「向こうは堕落した人の集まりやさかい…。今を生きるって感じなんやろね。しかし、畑持ちはうらやましいな」
煌「お米、すばらです。今なら、白ご飯をおかずにご飯を食べれますよ」
優希「私はタコスをオカズにして、白ご飯食べたいじぇ」
咲「和ちゃん…、元気にしてるかな…」
そしてもう一方
和「はぁぁぁぁぁぁ!やぁぁぁぁぁぁぁぁ!」バキッ、ボキッ
純「おおっ、筋がいいなー。のどっち」
衣「二人とも、何をしてるのだ?」
純「ん?組手だよ。俺はこっちで汗流す方が好きだな」
衣「ふーん、気持ちいいのか?」
和「・・・」ゼェゼェ
純「気持ちいいのとはちょっと違うな。シャワー無いし、むしろ気持ち悪いかもな。汗がベタついて」
純「で、何しに来たんだ?差し入れ?」
衣「ノノカを口説きに来た!」ドン!!
純「お前も飽きないなー。毎日、食っちゃ寝て、セクロスして…。まぁみんな変わらないか」
衣「どうやら、衣は女を抱くと強くなるらしい!久が言ってた!」
和「騙されてますよ」
衣「そんな事はない!?去年は、おっぱい巫女に惜しくも敗れてしまったが…。今年は必ず勝つ!」
純「ふーん、外に帰って何かしたい事あるのか?」
衣「…ないかな?」
純「だろうな。プロとか興味あるわけではないし、夢とかあるのか?」
衣「ここでみんなで仲良く楽しく暮らしたい」
純「それなら麻雀する必要ねぇだろ。もう俺は出ないぞ」
衣「なんと!?」
純「国広君も諦めたみたいだ。まぁ、俺達が宮永姉妹やお前に勝つのは、どう頑張っても無理だよ」
衣「まぁ、衣は咲にリベンジしないとな!」
和「頑張って下さい。今回は応援してます」
衣「なんで?ノノカは衣より咲の方が好きじゃないのか?」
和「貴方が勝てば、咲さんがこの島に居られるからですよ…」フフフ
衣「おぉ…、何だか知らないが頑張る。と、ところで、ノノカよ。今日の夜伽だが…」
和「しません、憧に任せます」
憧「やっほー、呼んだー」
衣「でたな、売女。今日と言う今日はお前の思い通りに…」
憧「」サワサワ
衣「ひゃうん!?」
憧「なによー、もう濡れてるじゃない」
衣「バカめ!これは月の雫だ!」
憧「意味わかんなーい。いいの?このままにしといて…」サワサワ
衣「それは…ノノカに…」
衣「って居ない!」
純「帰ったぞ」
憧「久しぶりに純もどう?」
純「うーん…。まぁ、たまにはいいかな。レートは?」
憧「サツマイモとか欲しいんだけど」
純「あるよ。カメとか食べる?」
憧「カメ!?そんなの食べれるの?」
純「うん。そこそこおいしいよ。カメって精力つくらしいな。まぁ、俺達は女だけど」
衣「よーし、今日は3Pだー!おー!」
憧「毎度ありがとうございましたー」ペコリ
憧「あたた…、二人同時はちょっとしんどいわね…。明日は休もうかな…」
玄「はぁ・・・」トボトボ
憧「あれ、玄じゃない。どうしたの?」
玄「絹恵ちゃんの寝室に忍び込んだら、お姉さんに見つかって、追いかけ回された」グスン
憧「あららー、大変だったね。慰めてあげようか?」
玄「ホントに!?今日はおもち触ってなくて、寒気がするよ…」
憧「いいわよ。幼馴染だし安くしとくわよ」
憧(玄っておもちをイジくりまわすだけだから、楽だったりするのよねー)
半年後くらい
憧「さて…食料も貯まったし…。隠してっと…」
憧「そして…」
久「えぇー!?憧が失踪!」
玄「ご、ごめんなさい!最近、御無沙汰だなーって思って家を訪ねたら…」
美穂子「あらあら…、畑は荒らされてないみたいですよ」
久「じゃあ、いいわよ別に。どうせ、おおかた向こうの島に行ったんでしょ?股開いてたら、食うには困らないのに」
憧「あ、あの匿って下さい!?」
宥「憧ちゃん!」
照「ひどい話だ…」
菫「毎日、無理矢理レイプだなんて…」
憧「私は嫌って言ってるのに…、何回も何回も…、無理矢理…」
咲「もう大丈夫だよ!ここにはいい人しか居ないから!」
灼「私の胸で良かった、泣いていいよ」
憧「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
憧(さて、ここからが肝心だ)
咲「えっ!?和ちゃんは何もしなかったの!?」
憧「う、うん。私にも指一本触れなかったよ…。竹井さんに脅迫されて、あの島に監禁されてるみたい」
咲「和ちゃんが…。だからこっちに来れないんだ…」
憧「私、元あっちの島の住民だから、案内出来るよ。和に会わせようか?」
咲「でも、向こうに行くとお姉ちゃん達が怒るから…」
憧「あんた、和の一番の親友なんでしょ!?あんたが和を救わなくてどうするの!」
咲「ッッ!?」
咲「わ、私が…和ちゃんを救う…」
憧「毎日、咲さんに会いたい…って言ってたよ(嘘はついてないよね)」
和「はぁはぁ…咲さん…、犯したい…、めちゃくちゃにしたい…」クチュクチュ
竜華「またサキニーしてるんか…あのピンク」
怜「ピンクうっさいなー、寝られへんやんけ」
咲「わかった…、私が和ちゃんを救ってみせる!」
憧「そうだ!頑張れー、照さん達に気付かれないように、明朝に出発するよ」
朝
和「憧からの伝言は、ここですかね?ホントに咲さんを連れて来るなんて…。まぁ、無理ですよね」
和「弓が厄介なんですよね。肉弾戦だと、私にも勝機があるのですが…」
憧「おーい、和。ここーここー」
和「あっ、憧。・・・と」
咲「ひ、久しぶり。和ちゃん」
この時、約半年ぶりに会った咲を見て、和の理性はすっ飛んでしまった。
毎日毎日、見せつけられるレズセクロス。イチャイチャ。
淫乱ピンクはもはや自分が思っている以上に限界に達していた
和「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
和「はぁはぁ…」
咲「」ピクピク
憧「あぁー、処女だったんだ…。出血がひどいねー」
和「わ、私は何を…」カタカタ
咲「」ビクンビクン
憧「仕方ないよ。ここは無人島。法律も秩序もない。和がやった事を裁く人は誰も居ないから」
和「そうですか…。そうですよね…」
憧「うん…欲しい物は奪うのがこの島のルール。ねぇ…、和。どうする?このまま咲ちゃんを返すの?」
和「もし返してしまったら、二度と会えないですよね…」
憧「そうだね。残念だけど、照さんはシスコンだからね。もう絶対に、和に会わせないと思うよ」
和「もう咲さんに会えない…」
憧「奪っちゃえば…?」ボソッ
和「奪う…」
憧「うんうん、足の腱を切ってしまえば、もう動けなくなるよ…」
和「動けなくなる…」
憧「竜華さんと怜さんの愛を毎日見たでしょ?あれこそ愛よ」
和「愛」
憧「私、何の役にも立てないのに、毎日和ちゃんはご飯を持って来てくれる!私を愛してくれる!あぁ…和ちゃん、好き!」
和「えへへ///」
憧「最初は恨むかもしれないけど、次第に感謝するようになるよ。そうなったら、和の勝ちだよ」
和「勝ち?」
憧「身も心も…、宮永咲は原村和の所有物」
和「憧、本当にいいんですか?」
憧「うん、本当はシズと二人で暮らせたらなーって思ってて、偶然山小屋を見つけたのよ。誰にも言って無い」
和「そこで身を隠していいんですか?」
憧「いいよーいいよー。私達、友達だもんね!」
和「はい!大切な友達です!」
タッタッタ…
憧「友達ねぇ…。そーいえば、咲ちゃんも和の事は『友達』って言ってたよ。くくく」
憧「さて…、自分で自分を…」
憧「殴る!」
バキィ!ボキィ!バキバキ!
憧「いたぁ…、歯が抜けちゃった…。まぁいいや、リアリティ溢れてるし…」
・
・
・
照「大変だ!咲が居なくなってる!?」
菫「なんだって!」
憧「うっ…うっ…」ズルズル
灼「憧!」
憩「ひどい怪我や!すぐ手当てや!」
憧「ごめんなさい…、ごめんなさい…。咲ちゃん守れなかった…」ポロポロ
照「咲が…さらわれた…」
優希「実は、三年生の大会が終わって和ちゃんは、咲ちゃんに告白したんだじぇ」
照「…咲はなんて?」
優希「お姉ちゃんが行方不明なのに、私だけ幸せになれないって…。咲ちゃんは和ちゃんが大好きだったんだじぇ」
照「そうか。咲には悪い事をした」
憧「はぁはぁ…、もう和は、あの島で半年も過ごして以前の優しい和じゃないわよ。これ」スッ
菫「スカートだな…」
宥「血がついてる…」
憧「怪我じゃないの…それ…、女の初めての証」
照「ッッ!?」
照「うらああああああああああ!」バキン、ガタン
誠子「お、落ち着いて下さい」
憧「亦野さんもいいんですかー。大好きな渋谷さん。毎日、玄に犯されてますよー」
誠子「うっ…」
宥「玄ちゃんが…。おもちが大好きな子だけど…」
照「私は一人でも行く…」
菫「ま、待て!落ち着け!」
まこ「正直、わしも久をぶん殴らんと気が済まんのじゃ」
宥「玄ちゃん…、私が止めなきゃ」
漫「もう我慢の限界ですよ!毎日、怯えて暮らすならいっそ戦った方が」
恭子「せやな!」
淡「もうまどろっこしいの辞めようよ。麻雀で、戦う?冗談!たかみー以外、皆殺しだよ!」
おおー!戦え!
ふしだら女達に!天誅を!
私、アイツのせいでインハイ負けた!恨み晴らすべし!
憧「私、アイツらの乱交パーティーの時間知ってるから!そこを襲えば!勝率がかなり高いよ!」
玄「では、秋の収穫を祝いまして…。おもち祭りかんぱーい」
久「おっぱーい」
初美「おもち大きくしたいですよー、誰か揉んで下さい」
玄「だが断る」
一「しかたないなぁ。僕が揉むよ」モミモミ
初美「ありがとうですー」
久「うひひー、今日は誰とエッチな事しようかしらー」
美穂子「・・・」グスン
菫「スキあり」ビシュウ
久「あがっ…」ポタポタ
美穂子「上埜さん!?」
まこ「全軍、突撃!」
こうして、血で血を洗う殺し合いが始まった…。
インハイで戦った対戦校が、姉妹が、友達が…。一晩中、殺し合う。憎しみは憎しみを生む
照「原村!原村はどこだ!」キョロキョロ
美穂子「なにを…言ってるんですか…貴方は…」ブスッ
淡「うぅ…もう誰が、味方か敵かわかんないよ…」ヨロヨロ
淡「テルーも菫も死ぬし、誠子はたかみーのヤってる姿見て、殺しちゃうし…」
淡「私は生き残らなきゃ…」ズルズル
ドスッ!
淡「えっ…」
泉「ふーん、弓って案外当たるもんやな。まぁ、当たらんくても殺したけど」
淡「なんで…」
泉「あんたおったら、うちが勝てへんやん。死ね」
憧「はーい、みんな、お疲れ」
エイスリン「オツカレ」
泉「おーす」
智紀「どうも」
憧「異能、全部殺した?」
泉「うん、多分」
洋榎「」ヒューヒュー
憧「この人、異能ないけど強いよ?」
泉「あぁーせやな。誰か恨みある人ー?」
シーン
エイスリン「」カキカキ
憧「えー、なになに拷問したい?お好きにどうぞ」
智紀「ワクワクするね」
憧「さーて、私は一仕事残ってるか」
泉「いっらー」
憧「麻雀でもやっといてよ。半荘終わるまで戻って来るよ」
憧「つーか、よく灯油なんてあったわね…」
憧「智紀さんはマッチとか見つけて来るし…」
憧「これが友情パワーか!」
憧「」コンコン
和「スースー」
咲「痛いよ…寒いよ…怖いよ…助けてよ…誰か」カタカタ
憧「あっ、咲ちゃん、起きてたんだ!」
咲「あああああ、憧ちゃん!私、和ちゃんに無理やり犯されて!足切られて!何度も何度も犯されて!」
憧「うんうん、つらいなー。私も犯されまくったからなー。わかるわかる」
咲「た、助けてくるの!?」
憧「そーいや、あんた、私のシズ泣かせたわよね?インハイの決勝戦で」ギロッ
咲「あ、あれは本気出して麻雀した結果で」
憧「ふん、シズの泣き顔は可愛かったけどね。でも、機会があればあんたを殺してやろうと思ってた」
咲「そんな…」
憧「地獄の業火に焼かれて、死ね」シュボ
ゴーゴーゴー
憧「おぉー、あったかーい。燃えてるー。多分、これだけ派手なノロシがあれば、シズも山から降りて来るでしょ…」
憧「シズ、早く会いたいな♪」
そして
憧「ツモ!3900」
泉「やすー」
エイスリン「ハヤイ」
智紀「この四人ならいい勝負が出来るね」
バタン!
穏乃「たたたたたた、大変だー!火事!火事!」
憧「髪の毛、随分伸びたね。でも、カワイイわよ」パチン
泉「はいはい、みんなで飛びかかれー!」
三年後
エイスリン「なんで私が最後なの」ブツブツ
憧「日本語覚えれて良かったね。日本語の先生になれば?」
エイスリン「ならない。ニュージーランドで麻雀のプロになります」
憧「そっか…。応援した…って、テレビないわね」
エイスリン「もう二度会う事もないね」
憧「思い出がいっぱい…」
エイスリン「隠居するの?」
憧「毎年、新人の異能使いを減らすのに疲れたわよ。そうさせて貰うわ」
エイスリン「」カキカキ
憧「あら、二人が幸せなチューしてるよね///」
憧「シズ、何かお別れの挨拶あるかな?」
穏乃「」フリフリ
エイスリン「歩けない、喋れない。でも、穏乃に幸がある事を願ってます」
アコチャーとシズノは幸せなキスをして終わり
カン
憧「はーい、みんな、お疲れ」
エイスリン「オツカレ」
泉「おーす」
智紀「どうも」
映画撮影エンド
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