隊長「地雷踏んでもたwww」(127)
隊長「たすけてちょwww」
軍曹「あ、隊長、絶対足上げないでくださいね」
隊長「うんあげないあげない、だから早く地雷なんとかしてくんない」
軍曹「イージィー オーケィ ソー イージィー」 ジリジリ
隊長「こらこら、何ちょっとづつ離れてんの?それじゃ地雷解体できなくね?」
じりじりじり
軍曹「・・・・・」 他の隊員「・・・・・」
じりじりじり
隊長「?」
じりじり・・・・ピタ
軍曹「全員退避ィィイイッ!!!」
「フゥゥァアァァアアアアックッ!!!!」
「ファッキンサノバビッッ!!」
「MOVE!MOVE!MOVE!」
ダダダダダダダダダダ!! 隊長「え?」
あれ踏んだら時間差で爆発すんじゃね
>>2
圧力で信管が入って足あげて離れたら爆発しちゃうのだよ
隊長「ホワッ!?」
軍曹「サーッ!それでは補給物資運搬作業に戻りますッサー!!」
隊長「待って待って」
軍曹「?」
隊長「これは?」 下チョイチョイ
軍曹「隊長が言ったのではありませんか、一人がヘタした時に無理に助けようとして二人も三人も犠牲になることはない・・・・」
隊長「あーーそれは・・・」
軍曹「そのときは迷わずその一人を犠牲にしろって、そういったではありませんか」
隊員「早く行きましょう軍曹、俺もうペコペコで」
軍曹「ニクソンもあぁ言ってますし」
隊長「でもあれはほら、激しい戦闘とかの話だしね、ね?」
一同「・・・・・・・・」
隊長「今だったらほら、周りに敵もいないし、安心して落ち着いて解体できるでしょ?ね?」
軍曹「・・・・・」
隊長「頼むよぉ、アハハ、俺たち海兵隊の熱い絆で結ばれた同志じゃん!!そうでしょ!?」
軍曹「・・・・・」
隊長「魂はいつも海兵隊とともにッ!!ってね!」
軍曹「肉体が死すともね」
隊長「肉体が死ななくてもバリバリ魂は海兵隊だよね?ね?」
軍曹「・・・・・」
隊長「あはは・・・・・頼むよ・・・・、ナイフでバネを押さえとくだけでいいんだ・・・」
軍曹「・・・・チ」
軍曹「しょうがないですね、ったく」 スチャ
ナイフを取り出す軍曹
隊長「ありがとう軍曹、恩にきるよ」
軍曹「こいつでポーカーの借りはチャラですよ」
隊長「もちろんもち・・・・」
ダタタタタターン!!
その他の隊員「FUCK!!タリバンどものテクニカルがこっちに来るぞッ!!!」
「ファッ!?」
「Shit!!こっちはろくな装備も無いってのに!!」
たりばん「ヒャッハー」
ダンダンダンダンダンダン!!!
「ホーリィシィイット、ありゃ50口径・・・へぶッ!?」 ビチャ!!
「畜生!!ニクソンがミートパイになっちまった!!」
軍曹「す、スモーク展開ッ!!全員ハンヴィーに乗車ァ!!急げェエエ!!!」 隊長「え?」
ギャキャキャキャキャーー ブルン ブロロロロロロr
走り去る味方のハンヴィー
隊長「あ、るぇ~?」
タリバン「・・・・・」
隊長「え?え?」
タリバン「・・・・・」
隊長「あ、アッラーアクバル・・・」
タリバン「!?」
隊長「アッラーアクバル!!アッラーアクバル!!」
タリバン「アッラーアクバル!アッラーアクバル!!」
隊長「アッラーは偉大なりぃいい!!!!アッラーサイコォォオオ!!!」
タリバン「アッラーアクバル!アッラーアクバル!!」
隊長(み、味方の救出部隊がくるまでなんとか誤魔化すしかねぇ・・・・)
タリバン【お前いい奴だな、車乗れよいいとこ連れってたるから】
隊長「え?なんて?」(くそったれアラビア語わかんねーよ)
タリバン【だから乗れって】
ぐいぐい
隊長「ちょっちょ!!無理むり!!」
タリバン「?」
隊長「ワタシ ジライ フム ココカラドク イケナイ 」
タリバン「・・・・・」
隊長「オマエ オレ ウゴカス ソレ ダメ」
タリバン「・・・・・・?」
隊長「だから地雷踏んでるんだって!!これだよこれ!!」
下に向かって指差す隊長
タリバン(あぁ地雷ね)
隊長「ジライ アル オレ イケナイ」
タリバン【解除してやるから呪文みたいな言葉発するのやめろ】
タリバン2【なにやってんだハキム?】
隊長((ゲェ!?ガンナーシートのターバン野郎もきやがった))
タリバン【いやこいつ地雷踏んだらしくてさ、助けてやろうと思って】
タリバン2【なんでまたアメリカ野郎なんざ】
タリバン【なんかさっきアッラーアクバルとか言ってたから】
タリバン2【それを早く言えよ、よしオレも手伝おう】
ガチャガチャ
隊長「あれ?助けてくれんの?言葉わかんないけど」
タリバン【古いロシア製のやつだな、これならいける】
タリバン2【オレがバネを押さえとこう】
カチャカチャ
隊長「本部・・本部・・こちらパトロール・・・D-7区域でタリバンに襲撃された・・・至急応援求む」ボソボソ
無線でこっそり応援を呼ぶ隊長
タリバン【くそ、錆てるなちょっと待ってろよ】
隊長(ごめんな)
タリバンいい奴wwwwwwwwwwwww
タリバン【もうちょっとだからな、これを押さえてあとは石かなんかで】
ターーーーーンッ!!
タリバン【う・・・】 ドサ
隊長「はい?」
タリバン2【ハキム!?くそ!!どこから】
タタタターン!! ビシビシチュイーンッ
タリバン2【!?】
PMC「ヒャッハァ!ターバンの糞ども皆殺しだぜぇ!!!」
「おらおらおらァ!!」
「ヘヘヘ!えへへへ!!あはははは!!」
ダタタタン タタン!! タタタタ
隊長(あれは民間警備会社のアホどもじゃないか、くそこんなときに)
PMC「見ろよ!白いのが一匹いるぜ!!」
「白いのには当てるなよ!!白いのには!!」
タリバン2「アッラーアクバル!!アッラーアクバル!!」
バパパパパパ
隊長(やばいな、あいつらオレごとやっちゃいそうだぞ)
タタターン タタタタ
タリバン2【くそ!もはやこれまでか・・・!!】
隊長「オイ オイ オマエ」
タリバン2【!?】
隊長「アソコ ノ テクニカル オマエ ツカウ 」
タリバン2【なんだその呪文みたいな言葉は!?】
隊長「なんでわかんないんだよ!?あそこのオマエらが乗ってきたテクニカルのDShK使えばいいじゃんッ!!」
タリバン2【あぁなるほど】
隊長「おっとまだ移動しちゃだめ」
タリバン「?」
隊長「ちょっとまジッとしてたら死んだと思って撃つの止めるだろうから待ってて」
タタターン タタタタ タンタン タン........
隊長「はい、今」
タリバン「!!」 ダッ!! PMC「!?」
タリバン2【よし!たどり着いたぞ!!仲間に無線で増援を要請しなくては!!】 カリカリカリチュイーン
PMC「ターバンが車に取り付いたぞ間抜けェッ!!」
「お前がちゃんと当てないからだろうが!死ねっ!!」
「うっせ!お前が死ね!!」 「おいおい止めろよお前ら、死ね」
隊長(なんかあいつら楽しそうだな)
ガクガク
隊長「?」
ガクガクガクガク
隊長(やべぇえ!!、なんかずっと立ちっぱで足の感覚がなくなってきてるぞ!?)
タリバン2【あぁそうだ、町から南西のところだ早くきてくれ】 無線《了解、すぐ行くぞ同士》
PMC「オレの弾がねぇぞ!?」
「お前は撃ちすぎなんだよ馬鹿ッ」
「お前オレのマガジン一個取っただろ!!」 「とってねーよ!死ね!!」 「テメェ!!」
バラバラバラバラ
PMC「ん?ローター音?」
隊長「んー?あれはウチのアパッチじゃないか」
PMC「くそ、アーミーのガンシップだ、どうする退くか?」
「ハッ冗談よせよ、あのターバンはオレたちの獲物だぜ」
隊長「おーい!オレはここだーー、おーい!!」
手をブンブンと上空のヘリに向かって振る隊長
――――――――――――――――――――――――
ガンナー「あの手を振ってるのが例の地雷を踏んだ間抜けか?」
パイロット「そのようだな、しかしあそこの発砲している連中はなんだ?」
ガンナー「IFFに反応無し、どうする?」
司令部《どんな連中だ?特徴を言え》
ガンナー「黒い防弾チョッキ、武装はよく見えないがAKじゃないな、西側のライフルっぽい」
司令部《黒いのか?》
ガンナー「そうだ、黒い」
司令部《じゃあ敵ってことで》
ガンナー「ラジャ」
>司令部《黒いのか?》
>ガンナー「そうだ、黒い」
>司令部《じゃあ敵ってことで》
>ガンナー「ラジャ」
この辺のやりとりってマジでありそうだな
パイロット「了解、攻撃を開始する、トニー30mmを使え」
ガンナー「了解」
ウィイイイイン
――――――――――
PMC「おい・・・あのアパッチ、こっちに銃口向けてないか?」
「WTF!?」
隊長「あれ?なんかあのアパッチPMCの方狙ってないか?まぁどうでもいいけど」アシイタイ
――――――――――
ガンナー「へ、まる見えだぜ間抜け・・・・隠れようともしねぇ・・・・」
照準をPMCに合わせ、トリガーに指をかける
パイロット「まて、北西方向に車列確認」 ガンナー「!?」
――――――――――
タリバン2【来たか戦士たちッッ!!】
タリバン一同「アッラーアクバーーーーール!!!!」ドドドドドドドド
隊長「なにこれ?」
PMC「なんだありゃ!?」
「ありゃタリバンどもの増援だぞ畜生ッ!!」
「上等だッ!まとめてぶっ殺してやるッッ!!」
―――――――――
パイロット「目標変更、武装ヘルファイア、車列中央のテクニカルを狙え」
ガンナー「りょうk・・」 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴッ
ガカカンコガカンッ!!
パイロット「被弾ッ!?」
ガンナー「丘の上に敵車両ッ!!野郎ッテクニカルに対空砲のっけてやがるッッ!!」
―――――――――
ギュイーン バラバラバラ 回避行動を取りつつ一旦退避するアパッチ
隊長「あ、こんなでっかい耳糞とれたスゲェ」
隊長てめえwwwwwwwwwww
PMC「ハッハーーーーッ!!間抜けのアーミーめノコノコ逃げ帰りやがったぞーーヘブ”?」 パキャ
タタタターン パパパ
「ロブが死んだぞ!!ひゃははザマァミロッ!!」 「やったね!分け前が増えるよッ!!」
タタタターン タタタ
隊長の周りに集まり、PMCと銃撃戦を繰り広げる無数のタリバンたち
隊長「だれかこの耳糞いる?すごいでかいでしょ?この地雷解除してくれるともれなくこのM4とセットであげるよ」
タタターン ターン チュイーン!!!
隊長「ちょっ、あぶないって、向こうでやってくんない」 チューン!! パンパン!
隊長「あっぶ、ちょ」 タタタン パーーン
PMC「チャンスだぜ!連中が固まってるとこにSMAWぶち込んでやる」 バズーカを用意するPMC
隊長「ねぇそこのイカスターバンボーイ、この地雷解除してくんない?」
PMC「くたばれ」
バシューーーーーーーーーンッ!!!!
隊長「ん?」
ヒューーーーーーーーーーーーーーン
隊長「あ」
隊長に向かってまっすぐ飛んでくる弾頭
ヒュルルルルッルルル 隊長「アブネッ!!」 ヒョイ ルルルルルルルルルルッルルルル チュドーン
外れた弾頭は後方のタリバンの武装トラックに着弾、爆発した
パラパラパラ
隊長「あっぶ・・・」
タタンタタタタタ
隊長「はは、もう少しでミンチになるとこだったよ」 何気なく下を見る
隊長「あれ?」
PMC「下手糞がぁ!!はずしてんじゃねーぞッ!!!」
「弾が湿気てたんだよッ!!弾が!!!」 「湿気るか馬鹿ッ!!」
ターンタタターン
隊長「なんか地雷から足離れてるぞ・・・・・、あれ?」
ターン タタタタ
お?
隊長「ヤッタァアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
隣のタリバンを掴んでガクガクする隊長
タリバン「???」
隊長「見ろよ!オレ!生きてる!!」
バッと今度は足をあげる
隊長「足もついてるッッ!!」
タリバン「・・・・・」
隊長「はっはっはっはよくわかんないけど、きっと古くて作動しなかったに違いない!」
隊長「きっとオレの行いがいいおかげだったんだ天佑ってやつだなッ!!」
タリバン「テ・・ンユ・・ウ?」
隊長「説明しようッ!!天佑とは《天佑神助》っていって、オレみたいに言い行いをした人間には必ず天運があるって意味なのさ!!、つま・・」
タリバン(こいつ口臭い・・・)
つばを飛ばしながら近づく隊長をドンっと押すタリバン
隊長「あ、ととと、何を」 後ろによろめく隊長
カチ
隊長「?」
まったく、戦場では口臭に気をつけろ!
隊長「え?」
足元の土を片方の足で払うと見慣れた金属の塊が姿を現す
隊長「え?そんな・・・あれ?てんゆうは?」
―――――――
PMC「SMAW装填完了」
「次は当てろ間抜け」 「うるせぇ黙ってろカス」
隊長「嘘だろ・・・」
PMC「あそこで立ち往生してる米兵を狙え」
「いいのか?」
「構うか、ヘリもどっかいったしどうせ分かりっこねぇ」
照準を隊長に合わせるPMC
PMC「悪く思うなよ海兵隊さん」 ヒュルルルルルルル PMC「あん?」
ドカーーン
突然PMCが展開していた場所に火柱があがる
ガンナー「ヘルファイア着弾ッ、繰り返す!ヘルファイア着弾ッ!!」
戦闘地域から1キロ先の上空でホバリングするアパッチ
――――――――――――
パイロット「ナァーイスキル」
ガンナー「次はタリバンどもだな」
パイロット「チェーンガンに切り替えろ、真ん中の味方には当てるなよ、あらかた掃除したら地上部隊が救出する」
ガンナー「おっけー」
――――――――――――
隊長「うわーなんだあれすげー、アパッチが戻ってきたのかな」
タリバン「アッラーアクバールッ!!」
ダタタタンタタタタタン!!
上空に向かって滅多打ちするタリバン
隊長「無理無理、アパッチの射程は数キロあるから本気出したらこんな風に完全アウトレンジであぼーんだよ」
ドカドカドカドカ
空から無数の曳光弾がチラリと光ったと思うと、瞬間地面に当たった無数の機関砲の弾がタリバンたちの肉体を粉砕する
隊長「うわぁ、凄いなぁ・・・」
飛び散った肉片が宙を舞い、くるくると飛んできた腕が隊長の足元に転がった
隊長「あんまり近くで見なかったから知らなかったけど、こりゃひどいなぁ」
パイロット「こちらエアウルフ、敵歩兵部隊はあらかた片付いた」
歩兵部隊《了解あとはオレたち地上部隊に任せてくれ》
――――――――――
隊長「足かゆいなー、掻きたいけど足あげたら爆発するんだろうなー」
ザカザカザカ アッラーアクバール
半数以上がやられて撤退していくタリバンたち
隊長「みんな帰っちゃうのか、オレも帰りたいなー」
隊長「疲れたなーもう足あげちゃおっかなー」
無数に転がる死体の中でボソっと呟く隊長
隊長「もしかしたら足で済むかもしれないしなー・・・・」
おもむろに包帯で太ももをキツく縛り出す隊長
隊長「マイワイフも片足無くなったぐらいじゃ愛想尽かせたりしないよなー」
隊長「大丈夫大丈夫、オレには天祐が・・・・」
ゆっくりと足の力を抜いていく
グククク
隊長「日ごろの行いが・・・」
隊長「ほら、ちょっと力抜いたけど大丈夫だ、一気にいくぞ一気に・・」
グググ・・・・
隊長「大丈夫」
―――――――おいトニー!また犬の糞踏んだのかよ
――なんだ、トニーのやつがまた溝に足突っ込んだって?
隊長「大丈夫オレには天祐が・・」
―――――ねぇトニー、あなたってほんとに運が無いのね
隊長「きっといけるはずだ」
グーーー
――――――はっはっは!ナンパした女がとんだ地雷だったって?ご愁傷様トニー
隊長「こんなときに限って嫌なことばっかり思い出すんだな俺」
――――無理して兵隊になんかならなくたっていいのよトニー、自分の運を試さなくたっていいの
隊長「・・・・・」
―――疫病神なんて言ってる人たちなんてほっとけばいいのよ、私ドジなとこも含めてあなたのこと好きになったんだから
ドジでも隊長になれるんだ!
隊長「やめよ」
足の力を入れなおす隊長
隊長「無理なく無難に生きるのがオレのモットーだった、忘れてたわ」
軍曹「あれ?隊長?」
救出にきた味方の隊たちが現れる
軍曹「まだ生きてんだスかwwww凄いっすね隊長www」
隊長「オレもびっくりだよ」
軍曹「泣かなくてもいいですよ、今度は工兵も連れてきましたから」
工兵「うっすwww」
隊長の足元の地雷をさっそくイジる工兵
カチャカチャ
軍曹「しかしよく流れ弾あたりませんでしたね」
隊長「天祐があるからなオレには」
軍曹「てんゆう?」
隊長「説明しよう」
隊長「カクカクシカジカ」
軍曹「なるほど、そんな超運の持ち主の隊長でさえ二回も地雷踏んじゃうなんてイラクは地獄ですね」
後ろの他の仲間たちがクスクスと笑う
工兵「もう足あげてもいっスよ」
隊長が足をあげると工兵がすかさず地雷の上に専用の重しをのせる
工兵「あとは離れて起爆させておわりですわ」
隊長「ん、あんがとね」
軍曹「んじゃ帰りますかwww」
隊長「そだね、今はとりあえず・・・・・座りたい・・・」 一歩踏みだそうとする隊長
隊長「・・・・軍曹こっちきて」
軍曹「はい?」
隊長「ここ、ここにきて」
軍曹「え?ここになにがあ・・」 カチリ
軍曹「あ”」
隊長「おぉ今度は裏をかいたぞオレ、さっすがぁ!」
軍曹「ハァアアアア!?」
工兵「仕事増やすなよハゲ」
隊長「はっはっは日頃の行い♪行い♪」
軍曹「ここにもう一個あるって知ってたんですか!?」
隊長「いんや~、パターン的にもう一個あるかなーって」
軍曹「ひどすぎますよッ!人で無しッ!!」
工兵「喋るな、動くな、このハゲチャビンが」
隊長「オレもハゲなんだから次言ったらパンチするぞ」
隊長「んじゃオレ帰るから」
軍曹「えぇえええええええ!?」
隊長「あと軍隊もやめるわ」
軍曹「ええええええ!!勝手すぎるぅぅうううう!?」
工兵「動くなカス」
隊長「はっはっは、お前も結婚してガキできたらわかるよ」
軍曹「もう二回離婚していま三回目なんですけどね」
隊長「・・・・・・」
軍曹「・・・・・・」
隊長「あっそ!じゃね!!」
スキップしながらハンヴィーに向かう隊長
軍曹「ちょぉおおおおおおおおおお!!!」
隊長((国に帰ったら最初に何食べようかなー)) ブロロロロロロロ
軍曹「あいつIEDで吹っ飛ばないかな・・・」
――――3年後――――
「で、パパはおめおめイラクから逃げ帰ってきたの」
「そうだぞーパパ兵隊に向いてなかったみたいだからなー」息子と手を繋いで歩きながら話すトニー
「そんなパパの話初めて聞いたよ、てっきり隊長って言うから凄いかっこよかったと思ったのに」
そういうとムスっとした表情を浮かべる息子
「そんなことないだろ、地雷二回踏んで戦場のど真ん中で突っ立てても無傷だったんだぞパパは、凄いんだぞ」
「そうかなぁ・・・」 ブニ 息子の側でにぶい音がする
「うわ!最悪だよパパ、う○こ踏んだ・・・・」息子が足をあげるとそこには茶色い物体が・・・
「はは、大当たり、パパと一緒だ」トニーが足を上げると同じ茶色い物体が付着していた
「最悪だよパパ・・・」
「でもお前はツイてる!パパがここでうんこ踏んでなきゃそこのお前の好きなバーガーキングで食事しようなんて思わなかったぞ」店を指差したあと、くるりと振り返るトニー
「こいつをな、天祐って言うんだ」 「てん・・・ゆう?」首をかしげる息子
「説明しよう・・・それはな・・・」
おわり
見てくれてあんがとね!おやすみ!
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