咲「京ちゃんが少しテレビに映っただけで凄い数のファンレターが」 (20)

咲「でも所詮流動的な俄のファンばっか」

咲「有象無象に幼なじみという私の地位は揺るがせられないよ」

ファン「あ、あの!須賀京太郎さんですよね!」

京太郎「え?ああ、須賀だけど…どちら様?」

ファン「わたし、さっきの須賀さんの試合見て、一目惚れしちゃいました!須賀さんって今彼女とかいます?」

京太郎「いや、いないけど…というか状況がいまいち掴めないんだけど…ってグエッ」

咲「はーい、わたしの京ちゃんに話しかけるときはわたしの許可を取ってからにしてねー絶対に下りないけど」ズルズル

ファン「ああっ!京太郎さん!」

でも私は京タコ派なので…

久「須賀君の試合が終わったわ」

まこ「惜しくも初戦敗退じゃったのう」

優希「迎えに行ってくるじぇ!」ダッ


優希「京太郎は健闘空しく初戦敗退。きっと悲しみに包まれてるんだじぇ」タタタタ

優希「そこを私が優しく慰めてやるんだじょ」タタタタ

優希「そしたら京太郎もきっと『優希がこんな優しい子だったなんて…ありがとう結婚してくれ』ってコロっと落ちるに違いないじぇ!」タタタタ

優希「ふふっ…ふふふふふふ」ニヘラー

誰か頼む

優希「あっ!きょーーたろーーー!!!……あれ?」


ファン1「須賀さん!さっきの試合惜しかったですね!」

ファン2「須賀さんとっても格好良かったです!特に東二局の三暗刻とか…」

ファン3「お疲れさまです!サンドウィッチ作ったのでよかったら食べて下さい!」

ワイワイガヤガヤ

京太郎「えぇー…いったい何が起きているんだ…」


優希「わ…私は悪夢でも見ているんじゃないかだじぇ…」

優希「京太郎に女の子が群がって…あっ!今京太郎に手が当たった!!」

優希「この私でもまだちゃんと触れてないのに…もう怒ったじぇ!!」

誰か

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