男「魔方陣……服従の術式ですか?」先輩「そうだ」(122)

代行

代行ありがとうございました

先輩「やあ、来たね。今回も頼むよ」

男「はい。で、どんな実験なんですか?」

先輩「ああ、それはね。この方陣なんだが、分かるかい」

男「魔方陣……服従……の術式ですか?」

先輩「そうだ。相手を捕らえ、こちらの都合のいいように動かせるようにする、そんな術だ」

男「へえ。なんか、いつものとは傾向の違う術ですね」

先輩「そうかな」

男「はい。いつもは……その、ユニークな術ばかりだったので」

先輩「校長に頼まれてね。その校長も、どうやら軍に頼まれたようだが」

男「軍……?」

先輩「ああ。まあ、おかげで報酬が良くてな」

先輩「そろそろ、私の研究資金も心許なくなってきているし、ちょうど良かった」

男「はぁ」

先輩「さて、まあ話はこれくらいにしようか」

男「はい」

先輩「では、方陣の上に立ってくれ」

男「はい」

先輩「では」

―――
――

男「」

男「」バタンッ

先輩「おや、どうしたんだい、急に倒れて」

男「」ピクピク

先輩「ふむ。息をしていない……」

先輩「あ、そうか。ええと。生命活動、して良し」

男「ヒューヒュー」パクパク

先輩「喋って良し」

男「なッ、なんですか、これは!」

先輩「すごいだろ。相手の体のコントロールを完全に掌握できるんだ」

ちょっとだけ支援

先輩「さらに、言葉だけで暗示や条件付けをすることができる」

男(た、確かにすごいけど……)

先輩「よし、立ち上がれ」

男(わ、体が勝手に)スクッ

先輩「気をつけ」

先輩「休め」

先輩「うん、術のかかりはいいようだな」

男「じゃあ、そろそろ解いてくださいよ」

先輩「いや、君にはしばらくそのままでいてもらう」

先輩「この術の効果時間や、命令の限界を知りたいのでね」

先輩「そのためにも、しばらく私と共に生活してもらうよ」

男「はぁ……わかりました」

先輩専用寮

男(学園の敷地の外れにある、先輩だけの寮……)

男(先生がしばらく教室にこなくていい。泊まりの準備をして行けって言ってたのはこういうことか)

先輩「さて、最初のルールだ」

男「ルール?」

先輩「そう。これから私は君に色々な命令をしていく」

先輩「どういった命令が有効なのか。どういった命令は無効なのか。矛盾する命令はどうなるのか」

先輩「そういった実験だ」

男「はぁ」

先輩「では、君に課す最初の制約だが。君は、私の許可無くこの寮を出ることを禁ずる」

男「……」

男(今のが命令?)

先輩「試しに出ようとしてみたまえ」

男「はい」

男「え、開けられない」

先輩「扉には触れることはできるようだ。だが、ノブを回せないか」

男「じゃあ、窓は……開けることはできる……でも、出られない」

先輩「そろそろ全力で逃げようとしてみたまえ。敵に捕まったと想定して」

男(扉も、窓もダメ……なら、出口を作れば!)

男(ドアに、風穴を……!)

先輩「魔術を使うことを禁ずる」

男(呪文を、言えない!?)

男「済まんな。一々直すのも面倒だから、魔術そのものを禁じたよ」

あ、間違えました。

男「済まんな。一々直すのも面倒だから、魔術そのものを禁じたよ」

先輩「済まんな。一々直すのも面倒だから、魔術そのものを禁じたよ」

男「……すごい……ここまで完全に対象を抑えられるなんて」

先輩「君の魔術は、このまま封じさせてもらおう」

先輩「だが、もし使えそうだと思ったら、壁をぶち抜くなり、私を昏倒させるなりして全力で逃げたまえ」

男「分かりました」



先輩「ところで今日の夕食だが、君が作ってくれ」

男「僕がですか?」

男「あの、正直、料理は得意ではないのですが……」

先輩「だからだよ」

男「は?」

先輩「学園の食堂で出せるレベルの夕食を作りたまえ」

先輩「これが次の命令だ」

男「そんな、無理ですよ」

先輩「無理かどうかを確かめる実験さ」

先輩「君の知識や実力以上のことをさせることが、この術にはできるのか」

先輩「夕食、楽しみにしているよ」

男「はあ」



先輩「……やはりダメだったか」

男「すいません……」

男「あの、先輩は食堂で食べてきたらどうですか?」

男「僕はこの寮を出られないので、自分で作ったこれを処理しますから……」

先輩「いや、これでいい」

先輩「……しかし、美味しくないな」

男「う」

先輩「そうだ、じゃあこんな命令はどうだろう」

男「はい?」

先輩「これから毎日
料理は君がしたまえ。必ず上達すること」

男「それ、効果あるんですか?」

先輩「なきゃ困る。さすがに毎日これではな」

男「……がんばります」

―――
――


男(一週間が経った)

男(毎日色々な命令をされたけど、どれもきくことだけしかできないし)

男(すごいけど、退屈だな)

先輩「さて、今日の実験だが」

男「なんですか?」

先輩「君の五感に制約を課そう」

先輩「君の視覚はぼやけ、視界を上手く認識できなくなる」

男「……」

男(目が……)

先輩「どうだね。君の目には一切障害はないはずだな」

男「あ、はい。でも、ほんとに見えなくなりました」

男(魔術を封じ、行動を封じ、五感までも封じる)

男(確かに、これならば文句なく最強の服従術だろう)

男「あ、あの、先輩?」

先輩「ん?」

男「これ、ちゃんと治ります……よね?」

先輩「……」

男「え」

先輩「そのための実験でもある」

男「ちょっと!」

先輩「まあ、なるようになる。無理でも魔術で私が治すさ」

男「そういえば、命令で命令は打ち消せるんでしょうか?」

先輩「そうだな。やってみようか」

先輩「君の視力は元に戻る」

男「ん……」

先輩「どうだ?」

男「見え……ます。大丈夫です」

先輩「おお。良かったじゃないか」

男「ええ、ほんとに」

先輩「よし、次は聴力だ。しかし、ここで一つ問題がある」

男「なんですか?」

先輩「命令によって、君の耳を聞こえなくしたとしよう」

男「はい」

先輩「それを先程のように命令で打ち消そうとした場合」

先輩「果たして、その命令を聞こえるのかどうか」

男「なるほど」

先輩「もともと君の耳は正常に聞こえるのを、命令によって聞こえなくしているわけだから、打ち消す命令をすれば治るかもしれないし」

先輩「命令をも聞こえなくなっているかもしれない」

男「後者だった場合、怖いですね」

先輩「うむ。だから、最初の命令の時にこう条件付けする」

先輩「君の耳は、私が君の耳にキスをすると聞こえなくなる」

男「え」

先輩「そして、聞こえない状態でキスをすると今度は聞こえるようになる」

男「ちょっと、先輩」

先輩「ふふ、これも実験だよ。さあ、耳を出して」

男「んっ……」

―――
――


そんなこんなで数日後

先輩「……飽きてきたな」

男「予定だとどのくらい実験するつもりなんですか?」

先輩「……半年」

男「はぁ!?長すぎですよ。まだ十日ですよ!」

男「ていうか、もういいんじゃないんですか?」

男「この術は強力ですよ。それでいいじゃないですか」

先輩「だって、永続効果がどのくらいで自然消滅するかも実験しないと……」

男「それで半年ですか……」

男「半年もこの寮で缶詰ですか、僕は」

先輩「……」

先輩「……なあ」

男「なんです?」

先輩「君が本気で嫌がりそうな命令、してもいいかい?」

男「……どういう命令ですか」

先輩「そうだね」

先輩「……君の目は、私と手を繋がないと見えなくなる」

男「え」

男「あ、ちょ」ガッ

男「ぎゃ」ドテッ

男「せ、先輩?あの見えないです。本当に」

男「ちょっと、助けてくださいよ、先輩?」

先輩「それは、私と手を繋ぎたいということかな?」

男「え、だってあなたがそういう命令をしたんでしょうが」

先輩「……そうだな」スッ

先輩「よいしょっと」

男「あ、見える」

男「……」

男「これが僕が本気で嫌がりそうな命令ですか?」

先輩「……ああ」

先輩「なぜなら、この命令はそのままにしようと思うからだ」

男「この状態を?」

先輩「いけない、かな?」

男「まあ、寮から出れないですし、この中だけなら別にいいですけど……」

先輩「では、半年よろしく頼むよ」ニヤッ

―――
――


男「……」モジモジ

先輩「……」

男(と、トイレに……)

男(でも、手を離すと目が……うう、どうすれば)

先輩「……さっきからどうしたんだい?」

男「い、いや、その」

先輩「……」ニヤニヤ

男「……分かってるでしょ、あんた」

先輩「トイレだろう?」

男「……はい」

先輩「どれ、じゃあついて」

男「大丈夫です、一人で行けます」

先輩「この手を離すと目が見えなくなるぞ」

男「仕方ないでしょうが!」

先輩「辺りに飛び散らされると困るのだが」

男「中まで一緒に来る気ですか」

先輩「嫌か」

男「ええ。だいたい。もうトイレの場所は把握してますし」

男「ちょっと目が見えないくらい」

先輩「そうか……よし、ならば命令しよう」

男「え」

先輩「まず、私の許可無く排泄をするのを禁ず」

男「ちょ」

先輩「それだけじゃないぞ」

男「え?」

先輩「さらに、小用をする際は君の性器を、大便の場合は君の肛門を、許可として私が舐めたら排泄をしても良しとする」

男「」

男「へ、変態だったんですかあんた」

先輩「さて、どうするかな?」

男「……ひ、一人で行きます。決まってるでしょ」

トイレ

男「な、なんとかトイレにはついたが……」

男「えっと」ペタペタ

男「立っては無理だな……座ってしよう」

男「……」

男(で、でない……)

男(本当に?本当にあれされないと出ないの?)

男「くっ」

男「……」

コンコン

男「……はい」

先輩「諦めはついたかな?」

男「嫌です」

先輩「そのまま膀胱炎になってもしらんぞ」

男「そのほうがマシです」

―――
――


三十分後

男「いっつ……」

男(腹が痛い……)

男(我慢は限界のはずなのに……くそ)

男(出ないのか?本当に?舐めてもらうしか?)

男(なんなんだよ、これぇ……)

男(いっそ、今回だけでも頼もうか……?)

男(いや、ダメだダメだ。こんなこと……)

男(でも、これも実験なんだから)

男(先輩なら誰かに話すなんて……)



女『また先輩の手伝い?』

男『そうなんだ。今度はどんなひどい目に合うかと思うと、気が重いよ……』

女『それにしては、いつも断らないよね』

男『そうかな』

女『うん。まあ、先輩美人だもんね』

男『ちょっと待って。それはまったく関係ないよ』

男『だいたい、いくら美人でも、あの人はその、なんていうか、変人すぎて僕には……』

男『そもそも僕が彼女の手伝いをするのは、僕自身の勉強になるからさ』

男『たしかに、ひどい目にも合うけど、間近で先輩の魔術を見れるんだ』

男『学園一、いや、学園始まって以来の天才と呼ばれる、先輩のね』

男『それだけでも、少々ひどい目に合うだけの価値はある』

女『ふうん、さすが我らが学年の年
間首席様。研究熱心ね』

男『もうやめてよ。そろそろ行かないと、僕は先輩になにされるかわからないし』

女『まあ、いいわ。終わったら私の提出用の研究も手伝ってよね』

男『ああ、もちろん』



男「……」

男(くそ、どうしたら出るんだ……?)

先輩「君」

男「……なんですか」

先輩「君に次の命令を与える」

男「」ビクッ

先輩「君は、私の問いかけには、一切嘘偽りを答えてはならない」

男「……」

男(や、やばい……)

先輩「では、問おう。君は今、何がしたい」

男「う……あ……お、おしっこを……したい……です」

男(くそっくそっ)

先輩「そうか。では、それはこのままでもできるのかな」

男「できま……せん……」

先輩「どうしたらできるんだったかな」

男「……せ、先輩に」

男「先輩に……ち、ちんちんを……舐めて……もらわないと……できません」

先輩「そうか。では、最後の質問だ」

男(き、聞いちゃダメだ。そうだ、耳を塞げば――)

先輩「そのまえに、命令の追加だ」

先輩「私が、君に向かって言葉を発している時に、君は耳を背けてはならない」

男「うわ」

男(この人は……)

先輩「君は」

先輩「小用をしたいかい?」

先輩「私に、君の性器を舐められてでも」

男「し……た……い……です」

男(くうううう……)

先輩「そうか。いいだろう。私も構わない」

先輩「ならば、ここの扉を開けてくれ」

男「……」

男(まだ……まだ間に合う)

男(今のは、質問に答えさせられただけだ……)

男(ここを開けなければ……)

『いつまで?』

男「」ビクッ

『いつまで開けない?いつまで出ない?』

『小便が出るまで?それはいつだ?』

『魔術が解けるまで?それはいつだ?』

男(は、半年……後?)

男「……」

男(……無理だ。絶対……そんなの……)

男「せ、ぜんぱい……ううっ」

先輩「どうした?早く開けてくれ」

男「ず、ずいまぜん……や、やめたい、です」グスグス

男「お、お願いします……実験、の中止……を……魔術を、魔術を解いてください……」

先輩「嫌だ」

男「うううう」

先輩「答えたまえ」

先輩「君には二択しかない」

先輩「そこに閉じ籠り続けるか、この扉を開けるか」

先輩「小用をしたいのか、したくないのか」

先輩「さあ」

男「うううう」

『無理。無理。無理。無理、無理、無理、無理、無理無理無理無理無理無理ムリムリムリムリムリむりむりむりむ』

ガチャッ

男「……」

ギィ...

先輩「何か、言うことはないのかな?」

男「う……お、おねがい……します」

男「お、おしっこが……し、したい……です」

先輩「それで」

男「したい……ので、ち、ちんちんを……なめ……て、くだ……さい」

先輩「よかろう」

先輩「おや、まだ脱いでなかったのか」

先輩「脱がせてやろうか?」

男「だ、大丈夫です、自分で脱ぎます」アセアセ

男(うう、おなかいたい……)

先輩「……」ジッ

男(うう……そんな見ないでよぉ……)モジモジ

先輩「どうした。手が止まっているぞ?あと一枚あるだろ」

男「は、はい」

男(ええい、もう)

男「……お、おねがい、します」

先輩「ふーん」ジロジロ

男(なんなんだこれ、ほんと……)

先輩「よし、なめるか」

先輩「あ、その前に」

男「な、なんですか?」ビクッ

先輩「私が先程、排泄に関して君に命じた内容を覚えているかな?」

男「え、えーっと……その」

先輩「私は、君が小用をしたい場合、許可として私が舐めたら排泄をしても良しとする、と言ったわけだが」

男「……はい」

先輩「しても良し、つまり、しなくてもいい。すぐにしなくてもいいということだ」

男「はあ」

先輩「……もし、私が君の性器を舐め、顔をどけるまでに小便を出して場合」

男「う」

先輩「君に罰を与えるよ」

男「そ、そんな!む、無理ですよ!」

先輩「ほう。じゃあ君は私の
顔に君の小水をかけたいと?」

男「そ、う、いうわけじゃあ……」

先輩「じゃあ我慢しろよ。よし、舐めるぞ」サッ

男「ちょ、そんないきな――」

ペロッ

男「あ」

ペロペロ

男「あ、あっ」

先輩「んん、ふふっ、皮を剥くぞ」

男「うぁ……」

ペロペロ

男「ふぁ、あ……」

男(ああ……で――)チラッ

先輩「……」ペロペロ

男「せ、せんぱっ!で、で、でま、から!」

先輩「そうか?じゃあ――」

男(は、はや、あ――)

チョロ

男(ああああ)

ジョロロロロロ

男(はぁあああ)ブルッブルッ

ピチョッピチョッ

男「あ……あ……」

男「で、でちゃ……」

先輩「出したな」

男「」ビクッ

先輩「よくも見事にかけたな。びしょ濡れだ」

男「ち、ちがっ、だって、せ、先輩がっ」

先輩「私は言ったはずだ。罰を与えると」

男「で、でも!」

先輩「いいわけ無用」

男「そんな理不尽な!」

先輩「そんなことより、君への罰だが」

男「ひっ」ビクッ

男「や、やめ」

先輩「そうだな。君の行動を制限しよう」

先輩「君は、私に手を引いてもらわねば、二足歩行ができなくなる」

男「」

先輩「さらに、立つことも掴まり立ちをしなければできない」

男「」ゾゾッ

男(先輩と手を繋がなければ、目も見えず、歩くことも立つこともできない……?)

男(トイレは、先輩に舐めてもらって……)

男(そんな状況が、半年も……?)

先輩「ふふ、どうかな」

男(僕、ど、どうなっちゃうんだ?)


ごめん、書き溜めが尽きたよ

先輩「にしても、すごい臭いだ」

男「ごめんなさい……」

先輩「君が盛大に顔にかけてくれるから、口にも入ったし」

男「……で、でも先輩が」ボソッ

先輩「ん?なにかな?」

男「い、いえ、なんでも……ないです」

先輩「そうか」

男(うううう……)

先輩「そうだ、風呂に入ろうか」

男「そうですか……」

先輩「よし、まずは君の着替えを準備しようか」

男「え」

男「い、一緒に?」

先輩「当然だろう?」

先輩「君は私と手を繋がなければ目が見えないし、歩けないんだぞ?」

先輩「一緒に入るしかあるまい。溺死したいのか?」

男「……それは、そうですけど」

先輩「なら決まりだな」

男「はぁい」

先輩「ほら、さっさと来たまえ」

先輩「それとも、風呂から出た後は、君は全裸で過ごせと命令されたいのか?」

男「いやですよ、そんなん」シブシブ

>>62
先輩「ん?なにかな?」以降を差し替え

男「い、いえ、なん――先輩のせいじゃ、ないですか」

先輩「ほう」

男(な、なんで)

先輩「そういえば、さっき嘘をつけなくしたんだったな」

男「う……あ……」

先輩「さて、私のせいだと、君はいいたいわけだな?」

先輩「人の顔に小水をかけておいて、君は」

男「だって……」

先輩「……次はどんな命令をしようか」

男「ひっ……」

男「……お、おねがいします」

先輩「ん?」

男「僕が、が、我慢できなかった僕が悪かったです……」

男「おねがいします、許して、ください……おねがいします……」

先輩「ふむ。まあよかろう」

男(うううう……)

先輩「そうだ、風呂に入ろうか」

で、>>64

先輩「ほう、君はそんな下着をつけているのか」

男「そんな見ないでくださいよ……」

先輩「気にするな。どうせ、これから何度も見るんだ」

男「この状況じゃ、そりゃそうでしょうけど……」

先輩「ふむ……」

男「どうしたんですか?」

男(また、嫌なことでも考えてそうだな……)

先輩「君の着替え、それだけか」

男「え、ええ。まさか、半年も泊まり込むとは思っていなかったので」

先輩「なら、そのうち君には私の服を着てもらうかな」ニヤッ

男「」

先輩「そうだな。むしろいっそ、自分を女性だと自覚させてみるのも面白そうだな」

男「な、なにを」

先輩「いや、気にならないか?」

先輩「男として育ち、男の脳を持っている君に」

先輩「女性の自覚を持て命令したら、どうなるのか?」

先輩「興味深い内容だろう?」

男「思いませんよ……」

先輩「いやいや、それができるなら、例えば――捕らえた敵兵に、我々こそ祖国側だと思わせることができる」

先輩「ということも可能だというわけだ」

先輩「軍には必要な実験だな」

男「やめてください……」

先輩「まあ、いずれそういう実験もするかもしれない、ということだ」

男(絶対するつもりだ……)

男(僕の自意識が女の子に……?)

男「」ブルッ

先輩「次は私の着替えだな」

先輩「えーっと」

男(な、なるべく見ないように……)

先輩「なあ」

男「は、はい?」

先輩「どの下着が君の好みだ?」

男「み、見せないでください!」

先輩「いいから、選べ」

男(う、あ、こ、答えなきゃ……答えたくないのにぃ)

男「そ」

男「それです……」

先輩「ほう」

先輩「ふぅん」ニヤニヤ

先輩「こういうのが君の好みか」

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