上条「バカやろう!!いい加減にしろよインデックス!!」(125)

上条「なんで何回言っても分かんねーんだよ!!」

禁書「う……だって…」

上条「だってじゃねぇよ!! そんなに俺を怒らせて楽しいのかよ!?」

禁書「……そんなことないもん…」シュン

上条「だったら言う事きけよ!! お前の為を思って言ってんだぞ俺は!!」

禁書「…ごめんなさい」

上条「謝れば良いって訳じゃないだろ、早くこっち来い!!」

禁書「…う、うん」

上条「……まったく…風呂入ったら直ぐに髪は乾かせって何回も言ってんだろーが…!!」カチッ…ブオーン

禁書「………別にそこまで怒る事ではないと思うんだよ…」

上条「バカやろう!!!! ちゃんと手入れしないとせっかく綺麗な髪が痛んじまう上にお前自身も風邪ひいちまうかもしれねーだろが!!!! 何言ってんだバカやろう!!!!」ブオーン

禁書「あぅ……」

いい加減きずけよ

上条「まったく……なんでそんな事言うのか理解出来ねーよ、自分の事だろが」トカシトカシ

禁書「……ねぇとうま…もういいよ…」

上条「だめ、まだ完全にとかしてねーだろ…くしゃくしゃになったらどうすんだよ」トカシトカシ

禁書「………じゃあ自分でやるかも…」

上条「だめ、お前いっつもテキトーに終らすからな、ありえねーよホントなんなのお前? 女の子なんだからそういう事はちゃんとしろよマジで」トカシトカシ

禁書「……あうぅ…」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

>>7
あぁ!_?

上条「…よし、もう良いぞインデックス」

禁書「…う、うん」

上条「じゃあ寝るか、お休みインデックス」

禁書「…………」


上条「……どうした?」

禁書「…とうま、いつも思うけれどやっぱり眠るのにはまだ早くんだよ…」

上条「………なんだって?」

禁書「…だって…まだ9時なんだよ? まだテレビを見ていたいかも…」

上条「だめ」

禁書「……とうまのけち!!」


上条「だめなもんはだめなの!!」

禁書「どうして!? とうまは起きてるくせにずるいんだよ!!」

上条「睡眠不足はお肌の大敵だろぉが!! ぐだぐだ言わねーでさっさと寝てすくすく育てよちびっこぉ!!!!」


禁書「ひぅ」ビクッ

禁書「………だって…あんまり早すぎてもよく眠れないもん…」

上条「なんとかしろ、寝る子は育つんだよ」

禁書「…………そこまで子供じゃないもん…」グスッ

上条「っ…!?」ビクッ

禁書「……とうまのいじわる」ウルウル

上条「…ぐ……!!」

禁書「……せめて10時にして欲しいかも!!」ウルウル

上条「…ぐ…ぅ………いや……やっぱりダメだ…!!」

禁書「そんな!! あんまりなんだよとうま!!」

上条「わかってくれ…!! 俺は…カサカサのお肌のインデックスなんて見たくないんだよ…!!」

禁書「…おおげさなんだよ…」

禁書「……やっぱり眠れないんだよ…」

上条「………なに?」

禁書「……だって…お昼寝もしてるから……とうまが必ずしろっていうし…」

上条「…く…どうすれば…」

禁書「せめてお昼寝2時間は取り止めにして欲しいかも…」

上条「……しかし…!!」

禁書「………とうまはちょっと行き過ぎかも」

上条「お前の健やかな成長と健康を願うのが何がいけない!? 俺は…インデックスが元気でいて欲しいだけなんだ!!」

禁書「……気持ちは…その…とても嬉しいなって思うのだけれど…うーん」

……翌日早朝

禁書「……ふぁ…おはようなんだよとうま」

上条「………うぅ…」ポロポロ

禁書「……とうまどうしたの?」

上条「……インデックスに夜更かしさせちまった…ちくしょう…なんてダメなんだ俺は…!!」ポロポロ

禁書「……えぇぇ…眠ったの9時半なんだよとうま?」

上条「バカやろう!! その30分…その30分の間インデックスの成長が止まっていたんだよ!! それが悲しい事だってなんでわからないんだよ!?」

禁書「……ちっともわからないかも」

上条「さて、それはさておき朝飯だぞインデックス」
禁書「ああ、うん…相変わらず切り替え早いねとうま」

上条「お前がお腹空かしてるって思ったらな…いつまでも悲しんでなんかいられるかっつの」

禁書「うん、嬉しいんだけれどね? とてもとうまの気持ちは嬉しいんだけれどもね?」

上条「ほら、早く手を洗いなさいインデックス、ぼさぼさしてたら俺が遅刻しちまうからな」

禁書「………う、うん」

禁書「………」

インデックス朝食メニュー

ご飯
豆腐とワカメとネギの味噌汁
焼き鮭
サラダ(10品目の野菜)
牛乳

上条「じゃ、いただきまーす」

上条朝食メニュー

食パン二切れ(砂糖まぶし)

禁書「ちょっとまつんだよとうま」

上条「ん?」

上条「どうした?」

禁書「どうしたじゃないかも」

上条「……?」キョトン

禁書「………毎度毎度言ってるよね? このメニューはおかしいって」

上条「どこが?」

禁書「……とうま、さすがにやり過ぎっていつもいつもいっつも言っているのにどうしてわかってくれないのかな?」

上条「えぇぇ? 何が不満なんだよ? しっかり栄養に気を遣いつつ寝起きにきつくないようにさっぱりした完璧なメニューだろ?」

禁書「……うん、そうだね、そのメニューがわたしだけでなくとうまのメニューもそうなら文句のつけどころがないんだよ」

>>19
> 上条「……インデックスに夜更かしさせちまった…ちくしょう…なんてダメなんだ俺は…!!」ポロポロ

クソ…朝チュンかと思った

禁書「というか毎日言っているのにちっとも理解してくれないし!!」

上条「………はぁ、あのなインデックス」

禁書「……なにかな?」

上条「これも毎日言ってると思うんだが…一応言うぞ?」

禁書「………」

上条「俺はな、この砂糖をまぶした食パンが大好物なんだ、毎朝食わないと正直気が狂うかもしれん」

禁書「………………………………へー…」

上条「そんな事はどうでも良いから…さあ、早く食べろインデックス」

禁書「……うん…いただきます」

上条「よし…いただきます」ムシャムシャ

禁書「………」モグモグ

上条「………」ゴクン…

禁書「………」モグモグ

上条「………」

禁書「………………」モグモグ

上条「………」…グゥ~

禁書「とうま!! ホントにちょっとで良いからわたしのごはんたべてよいい加減にして欲しいかも!!」バンッ!!

上条「ん? なんで?」

禁書「なんでじゃないかも!! とうま絶対それだけじゃ足りてないし!!」

上条「なにをバカな事を」フゥ…

禁書「じゃあさっきのお腹の音はなに? 足りてないから鳴るんじゃないのとうま?」

上条「俺ってけっこう健康な身体だからな~消化早いんだよ、うん」

禁書「………」

上条「ほら、食べた後って腹がゴロゴロ言うじゃん?あれだよあれ」

禁書「……………うぅ…」
上条「わかったらんな事言ってないで早く食えよ、残したら怒るからなインデックス」

禁書「………反論出来ないのがくやしいんだよ…」

禁書「……ごちそうさま」

上条「はいお粗末様、んじゃ学校行ってくるなインデックス」

禁書「うん、いってらっしゃいとうま」

上条「ああ後、冷蔵庫に昼飯あるからきちんとお昼に食べろよ?」

禁書「うん、わかってるかも」

上条「後おやつはちゃんと3時だからな?つまみ食いするなよちゃんと計算しておやつも作ってんだから」

禁書「…う…うん」

上条「それとな、チャイムがなっても安易に開くなよ?最近物騒だしそれと遊びに行く時は置き手紙か俺の携帯に連絡な?門限は5時だから守るように
あとガスコンロとか包丁とか刃物関係と危ないもんには近づくなよ俺が居ない時に怪我なんかしたら大変だからな後は…」

禁書「……とうま…遅刻しちゃうよ?」

上条「おっとすまん、じゃあ行ってくるな?」

禁書「いってらっしゃい」

バタン





禁書「…………ふぅ、気持ちはありがたいのだけれど毎日言われるのはちょっとキツいかも……ふぅ」ゲンナリ

ガチャ

上条「インデックス!! 危ない事は絶対にすんなよ!?絶対だからな!? 」

禁書「ひぅ!?」ビクッ

上条「あと怪しい人についてっちゃダメだからな!? お前ほいほいついてきそうだし!!」

禁書「とうま…わかったから早く学校行ってってば……」

………

上条「ただいま~、インデックスー?」キョロキョロ

上条「…………居ない」

上条「………ん、書き置きがあるな」

『ちょっとおでかけしてきます。 index』

上条「………」ピッピッ…purrrrr…

上条「…あーもしもし、ステイル?」

ステイル『…何か用か?』

上条「インデックスが魔術関係の事件に巻き込まれてる可能性って今現在ある?」

ステイル『……いきなりだな、どうした?』

上条「良いから、早く教えろよ」

ステイル『……そうだな、今の所あの子の周りで変わった動きはないよ…あくまでも動きが無いってだけだけどね』

上条「あっそう、わかった」ブチッ

ステイル『おい何かあったのか教えr…』ブツッ

上条「…………」ピッピッ…purrrrr…

上条「…あーもしもし? 一方通行?」

一方『あァ? 何か用かよ?』

上条「インデックスそっちに行ってない?」

一方『来てンぞ、早く持ち帰れ』

上条「…………」

一方『…オイ、どォした?』

上条「…………あれか?打ち止めと遊んでんのか?」

一方『いや、オレがたかられてるだけだな今日は』

上条「ああそう、二人っきり?」

一方『あァ、それがどォした?』

上条「…………お前今何処に居る?」

一方『ファミレス、早く持って帰れよコイツ』

上条「………わかった」ブチッ




上条「……インデックス…危ない奴には付いていくなって言ったのに」


………

禁書「」ゾクッ

一方「どォした?」

禁書「…嫌な予感がするかも…」ビクビク

一方「嫌な予感ねェ」

禁書「……とうまに何故か怒られる気がするんだよ…」ソワソワ

一方「そォかよ」

禁書「……ちゃんと話を聞いて欲しいかも」

一方「興味ねェ」

禁書「………はぁ……」

一方「……上条ォが嫌なのかオマエ?」

禁書「……嫌ではないんだよ…嫌ではないのだけれど…うぅ…」

一方「嫌じゃねェならなンだってンだ?」

禁書「……とうまはちょっと……行き過ぎかも…」

一方「……で?」

禁書「わたしに対して細かく言い過ぎというか…ちょっと普通ではないというか…」

一方「ふーン」

禁書「全部わたしの為って言うのはわかるのだけれど…わかるのだけれど……」

一方「そォかよ」

危ない奴さん…

禁書「…ホントに聞いてるのかな?」

一方「聞きたくねェのに耳に入って来やがるからな、聞いてンぞ」

禁書「むぅ…」

一方「よォするにアレだろ…あの野郎はペットを脱毛症にするタイプって事だろ」

禁書「ふぇ?なにそれ?」

一方「加減がわかんねー奴って事だ」

禁書「ふーん?」

禁書「どうすれば良くなるのかな?」

一方「………さてなァ、テメェ自身で行き過ぎって理解しねェとどうにもならねェからな」

禁書「………すごく難しいって事かな?」

一方「そォだ」

禁書「……………あぅぅ…」ゲンナリ

上条「おーい!!」

禁書「あぅ」ビクッ

一方「早ェなオイ」

上条「当たり前だろ、つか早く回収しろって言ったのお前じゃん」

一方「そォだけどよ、オマエン所からけっこう距離あンだろこのファミレス」
上条「足には自信あるからな、俺」

禁書「……」ビクビク

上条「…つか、ホントに二人で居たのお前ら?」

禁書「…う、うん」

一方「他に来る奴が居ねェってだけだ、故意じゃねェよ」

上条「…………」

禁書「……と、とうま?」

上条「…なんだ、インデックス?」

禁書「お…怒ってるの?」

上条「…ふぅ、それは帰ってから話そうなインデックス?」

禁書「………」ブルッ

一方「………」

一方「………何が気にいらねェのか知らねェがよォ、行き過ぎってのは良くねェぞ上条ォ」

上条「……何がだ?」

一方「テメェの気持ちは理解出来るが…同意は出来ねェみてェだからな」

上条「…? 何言ってんだお前」

一方「………言われて分かる事じゃねェか、とにかく行き過ぎると逆に嫌われンぞ上条ォ」

上条「………?」

禁書「……あくせられーた」

…………

上条「ただいま~っと」

禁書「…た、ただいまなんだよ…」

上条「はいお帰りなさいってな、んじゃインデックス、ちょっと話しよーか」

禁書「………」

上条「……一方通行と二人で会っちゃダメって前言わなかったっけ?」

禁書「い、言われたかも…」

上条「じゃあなんで会ったんだよ」

禁書「…………そ、それは……ちょっと相談しようかなって…」オドオド

上条「なんの? いや…その前になんで相談なんかするんだよ? 俺じゃダメなのか?」

禁書「………うぅ…」

上条「どうなんだよ?」

禁書「……その…相談の内容はとうまの事だったから……とうまに相談するのはおかしいかなって…」

上条「……俺? なんか相談されるような事したか? してないだろ」

禁書「……してるんだよ」

上条「なにを?」

禁書「………言ったら怒るからやだ」

上条「………怒んねーよ、言ってくれよ」

禁書「…………うぅ…」ジワッ

上条「え、なんで泣くんだよインデックス?」

禁書「…とうまのばか」ウルウル

上条「…わかったよ、そっちはもう聞かないから泣くなよ、な?」

禁書「………」グスッ

上条「…はぁ、じゃあ…相談に行ったのは良いとして、なんで一方通行?」

禁書「……相談するのは男の人が良いかなって…その方がとうまの事分かるかもしれないし」

上条「…………」

禁書「……とうま?」オドッ

上条「…インデックス、やっぱりお前危機感足りないわ」

禁書「え…どういう事かなとうま?」

上条「まずな、相談するにも相手が女の子とかだったら俺も何も言わないの、おけー?」

禁書「…ど、どうしてかな?」

上条「わかんねーか…だよな…わかってたら一方通行と二人っきりになんかならないわ、うん」

禁書「………」

上条「とりあえずな、お前…その相談しに行った男に無理矢理乱暴されるかもしれないって考えないのか?」

禁書「…え…でもあくせられーたはとうまの友達でしょ?」

上条「友達でも信用するしないは別なの、特にアイツはインデックスみたいな娘は絶対だめ、猛獣の檻にソーセージぶら下げて飛び込むようなもんだし」

禁書「……どういう事かな?」

上条「はっきり言うとな、あいつロリコンなんだよロリコン、ロリータコンプレックス、幼い女の子大好きなの、おけー?」

禁書「…えー…でもわたしが話し掛けてもそっぽ向いてまともに顔すら合わせないんだよ? それに相づちもすごくぞんざいだし」

上条「インデックス、ツンデレって知ってるか?」

禁書「つんでれ?」キョトン

上条「ものすごく大好きで堪らないのに興味ない素振りとか素っ気ない素振りとか気持ちと真逆な態度しか取れない人種の事だ、身近で例えるならステイル辺りもそうだな」

禁書「ふーん?」

上条「つまりだな、もし一方通行の下半身がsparkしてたらお前どうすんのって事だ」

禁書「……………」

上条「……理解出来たか?」

禁書「……うん」

上条「なら、もう約束破るなよ? お願いだからさ」

禁書「…………」

……翌日

上条「さて、学校行ってくるなインデックス」

禁書「……うん、いってらっしゃい」

禁書(……けっきょく何も変わってないんだよ…とうまはやっぱりパンだけしか食べていないし)

上条「あ、そうだ…今日から暫く出歩くの禁止な」

禁止「……え? なんで…?」

上条「だって…お前ホントに危なっかしくて気が気じゃないんだよ…」

禁書「…………」

上条「…なるべく早く帰ってくるから、我慢してくれなインデックス…じゃあいってきます」

バタン

禁書「……うぅ…ひどいかもとうま」ウルウル

…………

禁書「………という訳なんだよ」

美琴「へー」

禁書「……そっけないかも」

美琴「なんで私にアイツの愚痴を言うの、つーかなんで聞いてやってんだ私」

禁書「一人でつまんなそうだったからちょうど良いかなって」

美琴「ほっといて、別に寂しかった訳じゃないからホントに」

美琴「つーかさ、なんであんた出歩いてんのよ、アイツは大人しくしてろって言ったんでしょ?」

禁書「我慢ならないから反旗を翻したのかも!!」フンスッ
美琴「あっそう…」

禁書「だってあんまりなんだよ!! 1日中部屋の中なんてつまんないもん!!」

美琴「そうねーそうだわねー」

禁書「まともに聞いて欲しいのだけれど」

美琴「うっさいわね、せっかくの半日休日に愚痴を聞かされる見にもなれっての」

美琴「だいたいあんたが不用意にうろちょろするからアイツ怒ったんでしょ?自業自得じゃん」

禁書「………一応了解はしたけれど納得は出来ないんだよ…」

美琴「はぁ…まあ確かに警戒し過ぎとは思うけどさ」
禁書「ホントかも、とうまは心配しすぎなんだよ!!」
美琴「…………」

禁書「……どうしたのかな?」

美琴「…なんでもない、つーかあんた、アイツに逆らうのは良いとしてちゃんと怒られる覚悟は出来てからここに居るんでしょうね?」

禁書「え?」

美琴「え? じゃないわよまた説教される覚悟あんのかって聞いてんのよ、あのながーい説教を聞く覚悟が」

禁書「……………………………ふぇ?」

美琴「…なるほど、あんた基本的に馬鹿なのね?」

禁書「……に、逃げれば良いかも!!」

美琴「いつまで?」

禁書「………………ば…ばんごはんくらいまで…?」

美琴「…………」

禁書「…………」

美琴「………そのくらいでアイツの怒りって冷めるのかしら?」

禁書「………だって…ごはんまで食べなかったらホントに怒られるんだよ…」オロオロ

美琴「……はぁ、夕食くらいぶっちぎったって大丈夫じゃないの?」

禁書「………」ウルウル

美琴「…泣くほど怖いのか」

禁書「………わたしの為ってわかるからよけいにこたえるんだよ……反論出来ないから言われっぱなしなんだよ…」グスッ

美琴「へー、ふーん、ほほーん」

禁書「真面目に聞いて欲しいかも!!」

美琴「………だってのろけにしか聞こえないし」ボソッ

禁書「のろけ? なんで?」

美琴「そこは聞き流してよちくしょうしかも自覚ないのが余計ムカつくわ」

禁書「じゃあ短髪、一緒にとうまのお家来て」

美琴「はっ!?なななんでそうなるのよ!!」

禁書「……短髪がいればとうまは怒らないと思うんだよ」

美琴「え、そ…そうなの?」

禁書「うん、お客さんがいればうやむやに出来るかもしれないからね」

美琴「……ああ…そう…」
禁書「お願いなんだよ、わたしを助けて欲しいんだよ」

美琴「……えー、どうしよ」

上条「………何してんだお前ら?」

美琴「はぅ!?」ビクッ

禁書「みぃっ!?」ビクゥ!!

美琴「あ、ああああんたどうして!?」

上条「いや、今日テストだし学校早く終わるだろ、お前もじゃないの?」

美琴「こ、高校生もそうだったの?」

上条「うん、学園都市の中ならだいたい似たようなスケジュールなんだろ」

美琴「…へ、へー?」

ぼっち美琴かわいい

上条「…まあ、御坂が居るのは良いとして」

禁書「あぅ」ビクッ

上条「…なんで居るの? インデックス」

禁書「う…あのその…えと…」オドオド

上条「まあ良い、帰ってからゆっくり聞くから」

禁書「…う…」ジワッ

美琴「ち、ちょっと待った!!」

上条「ん?」

美琴「その……別にそんなムキになって怒る事? その子怖がってるじゃないのよ!!」

禁書「………」ウルウル

上条「………」

美琴「あんたが…その…その子が大切なのは…ぅ…分かるけど」

上条「………」

美琴「度が過ぎるのも問題よ? そこんとこどうなのよ?」

上条「そんなつもりは一切無いんだがな…つか、大事にするのがそんなにダメか?」

美琴「…………」

上条「……まあ良いか、忠告は一応聞いとくよ御坂、行こうインデックス」

禁書「え…あ、うん…」


…………

美琴「……………はぁ…何も言えなかったな……」

……数日後

上条「………なんだと………」ワナワナ

禁書「…とうま?」

上条「……なん…だと…」ワナワナ

禁書「とうまどうしたの?」

上条「……ぐ…っ…なんで…」ポロポロ

禁書「とうま?ねぇとうまってば!!」

上条「………何故だ…万全の栄養配分、完璧なケア…何が間違っていたんだ!?」ポロポロ

禁書「え? なに、ホントにどうしたのとうま!?」

上条「……インデックスの………可愛らしい頭に10円ハゲが……!!」ブワッ




禁書「………え?」

完全にストレス

…………

冥土帰し「ストレス性の円形脱毛症だね」

禁書「……ストレス? えんけー?」キョトン

上条「」

冥土帰し「キミ、ここ数ヶ月でストレスを感じるような事あったよね?」

禁書「うん、あるんだよ」

上条「インデックス!! 悩みがあるならなんで言ってくれなかったんだ!? どうしてこんなになるまで放って置いたんだよバカやろう!!」ウルウル

禁書「言ったんだよ、しかも毎日のように散々言いつづけたんだよとうま」

上条「バカな!? 俺は聞いてない!! インデックスの悩みは俺の悩みだって想いは幻想だったのかよ!?」
禁書「うん、これっぽっちも理解をしめしてくれなかったのによくいうよねとうま」

上条「そんな!? 一体どんな悩みが…俺の知らない悩みってなんなんだよインデックス!!」

禁書「……言って良いの?」

上条「もちろんだ」

禁書「とうまがうっとおしい、とうまがうるさい、とうまが細か過ぎ、とうまが縛りすぎ、とうまがいちいちしつこい、えーとあとはとうまがへんそれからとうまがちょっときもちわるい!!」

上条「ちょっと待て!? なんだそれ俺はそんなに酷くねーだろ!!」

禁書「…えー?」ジト

上条「だってそうだろ!? お前を大事にするのは当たり前だしその為に心を鬼にして厳しくするのも仕方ないだろ?
それにお前は危なっかしいから危険なもんには絶対触らせられないし外もロリコンの危険な悪魔がいるから出歩かせられないし
それにその可愛らしくて素晴らしい姿を維持する為に俺の全てを犠牲にしてでも出来うる限り最高の扱いを(ry…」ペラペラペラ

禁書「……」がぶりっ

上条「ぎゃあああああああああああああああ!?!?!?」ビクンビクン

禁書「げんいんはこれなんだよ」

冥土帰し「…なるほど、これは酷いね?」

上条「」

冥土帰し「しかし、愛されてるねキミ?」

禁書「…それじたいはものすごく嬉しいのだけれど、嬉しいのだけれどね?」ゲンナリ

上条「」

冥土帰し「…彼の幻想、ぶち殺されちゃったね?」

禁書「自分で自分をそげぶしてるだけなんだよ」

上条「」

…………

一方「………だから言ったろォが、度が過ぎると愛も凶器になるってなァ」


一方「狂気だけにィ」



一方「………」

打ち止め「……ちょっと寒いかなってミサカはミサカははっきり言ったみたり」

一方「………だな」

打ち止め「ところで反省ちゃんとしたのってミサカはミサカはアナタに問い詰めてみる!!」プンスカ

一方「……してる、お前は治ったかよ…10円ハゲ」

打ち止め「……うん、なんとか治ったかもってミサカはミサカは報告してみる」

一方「……そォか、良かった……」


おわれ

壊れるほど愛しても~3分の1~も(ry…



じゃーな

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