女騎士「ねえ」女エルフ「ん~?」(204)
女エルフ「どうしたの?」
女騎士「相談があるんだけど」
女エルフ「?」
女騎士「私ね」
女エルフ「うん」
女騎士「騎士やめようと思う」
女エルフ「えっ」
女エルフ「やめるの?」
女騎士「うん」
女エルフ「なんで?」
女騎士「いや」
女騎士「ほら」
女騎士「私たちってさ」
女エルフ「うん」
女騎士「よくひどい目に会うでしょ」
女エルフ「まあな」
女騎士「マワされるなんてしょっちゅうというか」
女騎士「日常茶飯事」
女エルフ「うむ」
女騎士「人間だけならまだしも」
女騎士「オークとか触手とかガーゴイルにゴブリンやオーガ、トロル」
女騎士「サキュバスなどなどになぶられいじくられ」
女騎士「犬や豚、馬やら虫やらに凌辱され」
女騎士「あげく」
女騎士「針や蝋燭を基本とした拷問から始まり」
女騎士「浣腸によるスカ○ロを軸にしたア○ル開発の数々」
女騎士「肉体改造によるふたなり化、超乳化、ニプルファック」
女騎士「媚薬なども用いた調教の果てのトロ顔、アヘ顔、失禁失神」
女エルフ「そら」
女エルフ「やめたくも」
女エルフ「なるな」
女騎士「わかってくれて嬉しい」
女騎士「だからね」
女エルフ「うん」
女騎士「騎士をやめようと思う」
女エルフ「ずるい」
女騎士「えっ」
女騎士「ずるい?」
女エルフ「ずるいよ」
女エルフ「だって騎士はやめれるけど」
女エルフ「エルフやめられないもん」
女騎士「あー」
女エルフ「生まれつきだもん」
女騎士「ごめん。でももう決めたから」
女騎士「今から隊長のとこいってやめてくる」
女エルフ「う~…」
女騎士「今日から普通の女になる」
女騎士「もうあんな凄惨な目にはあわない」
女騎士「普通の女の子」
女エルフ「いいなぁ…」
女騎士「行ってくる」
女エルフ「行ってらっしゃい……」
―――
――
女騎士「隊長。第三騎馬隊女騎士です」
隊長「ん?……ああ、お前か。どうしたんだ?今日は非番だろう」
女騎士「…申し訳ありません。実は……騎士を、やめたいと思っています」
隊長「……ふむ」
隊長「理由を聞こうか」
隊長「ワケもなく、そんなことを言い出すお前でないことぐらいは知っている」
女騎士「……」
女騎士「……恥ずかしながら」
女騎士「度重なる凌辱を受けたこの身……もはや限界なのです」
女騎士「一頃の純粋な想いすら、いまはもう思い出すこと叶いません」
女騎士「騎士の誇りが我が唯一の拠り所と自覚はしても、寝床につくたび、悪夢に魘される」
女騎士「女人の道は捨てた身なれど……つろうございます…」ジワッ
女騎士「ただただ辛いのです…」ポロポロ
女騎士「うぅ……う」
隊長「………」
隊長「わかった。すまないな……お前にはいつも過酷な任務を与えた」
隊長「わかった。やめたいのならばとめない」
隊長「だが……女騎士よ。もし何か思うところがあればいつでも帰ってこい」
隊長「私たち騎士団はいつでもお前を歓迎しよう」ニコッ
女騎士「隊長……」
女騎士「隊長……!ぅう……ありがとう、ございます…………」ポロポロ
―――
――
女エルフ「どうだった」
女「やめたった」
女エルフ「あー……本当にやめてる……」
女「これでわたしはもう」
女「無理やりおっぱい揉まれることもなくなる」
女「街娘Aになった」
女エルフ「いいなあ」
女「うむ。ところで」
女エルフ「うん?」
女「後輩連れてきた」
女騎士(B)「えっと…あ、あの」
女騎士「はじむまして」
女エルフ(噛んだ)
女(可愛い)
女騎士「あの!」
女騎士「女エルフさんのご活躍!先輩から聞いております!」
エルフ「お?」
女「お」
女騎士「ときには悪略巡らす人間たちや」
女騎士「オーガやトロル、オークやルーパーに魔族や妖魔」
女騎士「あらゆる悪鬼に立ち向かってきた偉大な魔法使いだと!」
女エルフ「あながち間違ってはいないな」
女「穴だけにな」
女エルフ「なにが(笑」
女騎士(下ネタかな///)カァッ
女騎士「しかし先輩」
女「ん~?」
女騎士「なぜ急に騎士をおやめになったのですか」
女騎士「わたしは先輩ほど美しく気高く…」
女騎士「天賦の才に満ちた剣技を見たことがありません」
女エルフ「えらい言われようだな」
女「よせやい照れるぜ」
女騎士(軽い)
女エルフ「そんな強かったのか」
女「まあな」
女エルフ「なんですぐ捕まるん?」
女「こっちが聞きたい」
女エルフ「そうか」
女「お前もなんですぐ捕まるん?」
女エルフ「こっちが聞きたい」
女「だろ」
女エルフ「それにしても、なんだ」
女騎士「?」たゆんっ
女エルフ「おっぱいデカいなオマエ」
女「わたしに負けず劣らずだな」
女騎士「っ///」
女エルフ「む」
女「どうした?」
女エルフ「女騎士」
女騎士「はいっ」
女エルフ「いまの反応」
女エルフ「キサマ」
女エルフ「…処女だな」
女騎士「なっ///」カァッ
女「ほう。生娘か」
女騎士「や、やめてください!!」
女「どうなんだ」
女騎士「け、剣の道一筋なわたしには男など不要でゴニョゴニョ」
女「まじかー」
女エルフ「初々しいな」
女「わたしも以前こんなんだった気がするわ」
女エルフ「まじか」
女「以前はな」
女エルフ「わたしもだな」
女「でもこいつあした森に魔物退治に行くらしい」
女エルフ「初めは痛いけど慣れるから頑張ってな」
女騎士「え?」
女「ところでさ」
女エルフ「どうした」
女騎士(今のどういう意味なんだろ(´・ω・))
女「騎士やめたはいいんだけど」
女エルフ「うん?」
女「なにすればいいんだ」
女「なんだかんださ」
女「騎士道一筋だったせいかな」
女「普通の女がするようなこととか」
女「わからない」
女エルフ「うーん」
女エルフ「やっぱ」
女エルフ「まずは」
女「恋人?」
女エルフ「いや」
女エルフ「仕事(笑」
女「確かに(笑」
女「ていうか今まで」
女「宿舎も騎士団のだったから、家もないわ」
女エルフ「後先考えて行動しなよ」
女「住み込みで働けるとこでも探すとするかな」
女エルフ「うむ」
女「とりあえず城下町で探してくる」
女エルフ「いてらー」
女騎士「お気をつけて」
女「うい~」
―――
――
女「というわけで就いたるは宿屋のウェイトレス」
女「日常に欲望が交わる、この世の光と影…」
主人「おーい、バイト」
女「あ、はい」
主人「三番テーブルに食事運んで」
女「承知しました」
女「……」トテトテ
女「お待たせしました」ニコッ
青年「ありがとうございま――」ッ
女「ごゆっくりお召し上がりくださいませ」
青年「!ま、待ってください!」
女「はい?」
青年「あ、あの……」
―――
――
―――
――
女「やっほ」
女エルフ「お」
女「お待たせ」
女エルフ「一人?」
女「女騎士B」
女「誘おうとしたけど」
女「こないだ魔物退治にいってから行方不明らしい」
女エルフ「なる(笑
女「しばらくしたら帰ってくるだろ」
女エルフ「うむ」
女「ところでさ」
女エルフ「ん?」
女「デートに誘われた」
女エルフ「え?」
女「デートに誘われた」
女エルフ「ごめんもっかいお願い」
女「デートに誘われた」
女エルフ「ごめんもっかいお願い」
女「デートに誘われた」
女エルフ「FUCK」
女「優越感」
女エルフ「いいな」
女「やはりこのあふれでる美貌は」
女「すぐ男を虜にしてしまうらしい」
女エルフ「おっぱい大きいと得だな」
女「よせやい恥ずかしい」
女「…思えば騎士としての誇りを胸に生きた日々」
女「デートとかまじ初めてなんでドキドキです」
女「普通の恋愛まで、あと一歩」
女エルフ「いいないいな」
女「では、これから」
女「デート行ってくる」
女エルフ「いてらー」
女「いってくる!」
~レストラン~
青年「……で、その騎士がまた…」
女「へえ……素敵。兵隊さんなんですね」
青年「……つまらないですよね」
女「?ふふっ、そんなことありませんよ」
女「こうして男性のかたとお話したりすること自体、あまりなかったので…」
女「楽しいです」ニコッ
青年「そうなんですか?」
青年「その……実はお誘い自体、迷惑でなかったかと心配してたんです」
女「いえいえ」
青年「……」ジッ
女「……?どうかされました?
青年「…本当にお綺麗だなと」
女「あ…」
女「あ、ありがとう…ございます……///」
青年「あ、あはは…」
女「えへへ…」
青年「あ、話の続きなんですが!」
女「はい……」
―――
――
女「みたいなデートを早くも数回」
女エルフ「告白は?」
女「された」
女エルフ「おお」
女「二つ返事だな」
女エルフ「素敵だ素敵。いいないいな」
女「しかし悩みがある」
女エルフ「ん?」
女「いまだキスすらないのだよ」
女エルフ「誠実でいいじゃない」
女「しかしだね。そろそろ何か進展があってもいい頃ではないか」
女エルフ「恋愛ぽくていいじゃない」
女「しかしやきもきです」
女エルフ「やきもきか」
女「オークなら出会って数秒で襲ってくるのに…」
女エルフ「基準がおかしいけどね…」
女エルフ「…じゃあ」
女エルフ「今度、部屋に誘ってみたらいいじゃない」
女「恥ずかしい」
女エルフ「気にするな」
女エルフ「いまどきの男なんて軽いもんだ」
女「でも私、心は処女だし……///」
女エルフ「心は処女(笑
女「笑うなー!」
女エルフ「御馳走様」
女エルフ「……あ」
女エルフ「もうこんな時間だ」
女「ん?」
女「用事?」
女エルフ「うん」
女エルフ「最近」
女エルフ「エルフ狩りが流行ってるらしくて警備に」
女「ほう」
女「一方」
女「わたしは」
女「またデートです」
女エルフ「平和だー」
女「気をつけてな」
女エルフ「へーき」
女エルフ「じゃ、また」
女「またなー」
―――
――
女エルフ「くっ!!まさかこの私が捕まるなど!」
兵士A「へっへっへ。こいつはたまんねえな」
兵士B「エルフの中でもこりゃあ上玉だぜ!」
兵士C「たっぷり可愛がってやるから覚悟しろよ」
女エルフ「や、やめろ…そんなもの近づけるな、い、いやああああ!!」
―――
――
女「ん?」
青年「どうかしました?」
女「いえ…友人の悲鳴が聞こえた気がしたので」
青年「悲鳴ですか?」
女「気のせいだと思います、ふふっ」
~夜~
女「今日もありがとうございました。楽しかったです」ペコリ
青年「いえ、こちらこそいつも…はは」
女「……」
青年「……」
女「そ、それじゃあ帰りますね…」
青年「あ、は、はい…」
女「……」
青年「……」
女「………」ペコリ
青年「っ、あ、あの!」
女「!」
女「は、はいっ」
青年「その……」
女「…」ドキドキ
青年「……実は、ぼくはそろそろこの国を離れることになったんです」
女「……え…」
青年「その…それで……無理を承知でお願いがあるのです」
女「……」
青年「ぼくと一緒に、国に帰ってはいただけないでしょうか」
女「!」
青年「……すみません、急にこんな…」
女「い、いえ…」
青年「ぼくは帝国の人間なんです」
女「!」
青年「…この王国とは、敵対関係にありますね」
青年「最初にお話したときに、騎士をしていると言いましたが…」
青年「ぼくは帝国騎士の隊長をしています」
女「そ、そうだったのですか…てっきり、王国の方……かと」
青年「……」
女「……」
青年「急な申し出とはわかっています。しかし、ぼくは…」
女「…ごめんなさい」
青年「!」
女「…貴方と一緒に行くことは出来ません」
青年「女さん…」
女「……わたしも黙っていたことがあるんです」
女「わたしは、この王国の騎士です」
青年「……!?」
女「…」
女「元、ですが。……しかし騎士をやめた身の上だからとて」
女「我が誇りと忠誠は我が王に。……帝国に行くことは出来ません」
青年「………」
女「……どうかわたしのことはお忘れください」
青年「女さん!」
女「……サヨナラっ!」タッ
青年「女さん――女さーーん!」
―――
――
女エルフ「久しぶり~」
女「……久しぶり」
女エルフ「どうした?テンション低いぞ」
女エルフ「例の男とはどうなった?」
女「それについては」
女「話したくない…」
女エルフ「そうか…」
女「そっちは?」
女エルフ「調教されてた」
女「おおう…」
女エルフ「ほんと奴ら、容赦ないわ」
女エルフ「久しぶりに」
女エルフ「おなか」
女エルフ・女「「ボコォッ!!」」
女エルフ「ないない(笑」
女「ないか…」
女エルフ「ノリは悪くないがテンション低いよ……元気だせよ…」
女「ごめん…」
―――
女エルフ「そうか……そんなことが」
女エルフ「あったのか……」
女「悲しい」
女エルフ「だね…」
女エルフ「ただ、悲しいとこ悪いけど」
女「?」
女エルフ「わたし」
女エルフ「彼氏できたわ」
女「は?」
女「ごめん」
女「ちょっと」
女「なに言ってるのか」
女「わからない」
女エルフ「いやさ」
女エルフ「わたし」
女エルフ「捕まってたじゃん?」
女「うん」
女エルフ「エルフ狩りしてたの」
女エルフ「帝国の兵士だったんだけどさ」
女「うむ…」
女エルフ「そこにね」
女エルフ「帝国の騎士さんが助けに来てくれたわけだ」
女「ほー」
女エルフ「それがまあ、なかなか素敵な男で」
女「ふむ」
女エルフ「ぐっちょんぐっちょんでグッタリしてたわたしを介抱して」
女エルフ「温かいスープをくれたりな…」
女エルフ「そりゃもう」
女エルフ「落ちるよ」
女「ロマンス」
女エルフ「ロマンス」
女「だいたい」
女「読めたぞ」
女エルフ「ふふふ」
女「そいつか」
女エルフ「そいつだ」
女「アプローチは」
女エルフ「お礼と称して」
女エルフ「逆レイプ」
女「積極的」
女エルフ「童貞なんてチョロいもんですよ」
女「童貞だったのか…」
女「名前」
女「なんていうの?」
女エルフ「青年」
女「うん?」
女エルフ「青年だよ」
女「……うん?」
女エルフ「帝国騎士の青年くん」
女「またまた」
女「ご冗談を」カタカタカタカタ
女エルフ「手が震えてるけどどうした」
女「…なんでもない…」
女エルフ「?」
女「そうか…童貞だったのか……」
女エルフ「うむ」
女「そうか……」グスッ
女エルフ「な、な、なんで泣いてるの?」
女「なんでだろうな…」グスグスッ
女「ごめん」
女「今日は」
女「帰るよ…」グスッ
女エルフ「う、うん」
女「またね……」
女エルフ「ま、またね……」
女「うん…」グスッ
~自室~
女「……」ゴロゴロ
女「………はぁ」
女「なんか急に疲れちゃったな……」
女「……」
女「………」グスンッ
女「ふぅ…」
――コンコン
女「ん?」
女「ノック」
女「誰だ……?」
女「はーい」トテトテ
女「どなたですか?」
女騎士「わたしです、先輩!」
女「女騎士B?」ガチャッ
女騎士「先輩……!お久しぶりです!」
女「おお、ほんとにお前か。久しぶりだな、元気にしてたか」
女「よくここがわかったな」
女騎士「えへへ…隊長さんから聞きました」
女「隊長かー」
女騎士「?なんだか元気がないですね?」
女「色々あってな」
女騎士「そうなんですか…」
女「まあ、立ち話もなんだ。あがっていけ」
女騎士「え、いいんですか?」
女「いいさ。ちょうど誰かと話したいなと思ってたとこだ」
―――
――
女「……まあ、実らない恋だったというわけさ」
女騎士「そうだったんですか……それは」
女騎士「おつらかったですね…」
女「ふふっ。お前に話したら少し楽になったよ」
女騎士「そんな…わたしなんかでよければ、いつでも」
女「そう言ってくれると助かるよ」
女「ところでお前は今までどうしていた?」
女騎士「はい?」
女「魔物退治に行ってから行方不明だと聞いていたんだが」
女騎士「ああ……はい、まあ、そうですね」
女騎士「……色々ありました」
女「そうか…お前も色々あったんだな」
女騎士「はい……先輩に捧げる前に危うく貞操を失うところでした…」
女「そうか…」
女「……」
女「ん?」
男騎士「なあ」 男エルフ「ん?」
おいwww
>>163
男騎士「俺らってさ」
男エルフ「うん」
男騎士「そもそも需要ないじゃん」
男エルフ「まあな」
くそわろ
女騎士「先輩…」ズイッ
女「え、なにやだ怖い。なんで顔近づけるの」
女騎士「私…わかったんです」
女「えっ」
女騎士「魔物に操を奪われそうになったとき」
女騎士「誰より何より」
女騎士「先輩の顔が浮かびました」
女「えっ」
女騎士「そこで確信したんです!わたしは…先輩が…先輩のことが…」グイグイッ
女「え、待ってわたしそっち方面はあんまり経験ないっていうか興味な、んぐっ!?」チュッ
女騎士「ちゅ……ちゅぱ…ちゅ…」
女「んっ、ふあ…」チュプッ
女「ま、待って…ん」チュッ
女騎士「…ぷあっ。………うふふ。先輩……か、可愛い。どっちが処女かわかりませんね」ハァハァ
女「待て待て待て待て、お前最初とキャラちが」
<センパイッ!<キャアアアアア
>>1はどこへ
―――
――
女騎士(A)「はい」
女エルフ「はいじゃないが」
女エルフ「え、なに?騎士に戻ったの?」
女騎士(A)「うん」
女エルフ「なんで?」
女騎士(A)「……ちょっと、守るべき相手が出来てしまってな…」
女エルフ「ほう」
女エルフ「よくわかんないけど」
女エルフ「ちょっと元気出たみたいで何より」
女騎士(A)「うむ。普通の恋愛は諦めた」
女エルフ「そうなのか。……はあ」
女騎士(A)「そっちはどう?」
女エルフ「ん?」
女エルフ「なにが?」
女騎士(A)「青年さん」
女エルフ「あ」
女騎士(A)「浮かない顔してるな」
女エルフ「いや、うん」
女エルフ「…」
女エルフ「あのさ…」
女騎士(A)「ん?」
女エルフ「いや……そのさ、えとね」
女エルフ「なんか、知らなかったとはいえ」
女エルフ「ごめんね」
女騎士(A)「あれ、もしかして」
女エルフ「ん。聞いた」
女騎士(A)「よせやい気にするな照れるぜ」
女エルフ「とはいえ、ねえ?」
女騎士(A)「後悔はしてないさ」
女騎士(A)「わたしには国を捨てられなかった。そういう意味では」
女騎士(A)「国のしがらみがないエルフが羨ましいな。ふふっ」
女エルフ「むう…」
女騎士(A)「まあ騎士もエルフも大変だけど」
女エルフ「うん」
女騎士(A)「……やめることはないなと判っただけで、良かったよ」
女エルフ「……うん」
女騎士(A)「ふふっ」
女エルフ「あはっ」
女騎士(A)「さて……そろそろ任務に戻るかな」
女エルフ「あ」
女エルフ「もうこんな時間か」
女騎士(A)「お前も何かあるのか?」
女エルフ「うん」
女エルフ「ちょっと」
女エルフ「侵入してくるトロル退治に」ニコッ
女騎士(A)「そうか」
女騎士(A)「わたしは」
女騎士(A)「北の山をねぐらにしている山賊を退治に行くところさ」
女エルフ「気をつけてね」
女騎士(A)「お互いね」
女エルフ「じゃあ」
女騎士(A)「またー」
女エルフ「またねー」
これはボコォッ
――こうして彼女たちはそれぞれの道に戻っていった――
――行く先々に待ち受ける困難と恥辱は――
――しかし彼女たちをより強く成長させてくれるであろう
女エルフ「くっ!離せ!わ、わたしがこんな奴らに!!」
――なぜなら、彼女たちは――
女騎士A「や、やめろ!そいつに手を出すな!……わ、わたしが代わりになる!」
――誇り高き
女騎士B「先輩!いけません――ひぃ、んっ!」
――騎士とエルフなのだから!――
Fin☆ミ
途中何度か指摘されたけどボコォッ!書いたやつです急に思い出して書いちゃった支援ありがとうでした
前に書いた物かあ…SSは見るばかりでほとんど書かないからアレだけど、ずいぶん前に
『女エルフ「ねえ」女騎士「ん?」』と『男「飼い犬が女の子に」犬娘「は?」』ってのは書きますた
このSSまとめへのコメント
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