咲「部長のことが頭から離れない…」(168)

てな感じ

なのを読みたい

咲「私には京ちゃんがいるのに…」

てな感じで京太郎を噛ませにして

和 「……はい?」

咲 「和ちゃん、ちゃんと聞いてる?」

和 「……」フー

和 「すみません、私としたことが少しボーっとしていたようです」

咲 「もうっ! 私真剣なんだよ!」

和 「…それで、なんでしたっけ?」

咲 「だから、その……」

咲 「部長のことが……す、好きになっちゃったみたいで……」モジモジ

咲 「も、もーっ! 恥ずかしいんだから何度も言わせないでよう!」

和 「  」

助かった
ありがとう

和 「……好きになった?」

咲 「うん!」

和 「部長を?」

咲 「そうだよ!」

和 「…部長というのは……」

咲 「そんなの竹井部長に決まってるでしょ?」

咲 「……あれ? こういう時って下の名前で呼んだ方が良いのかな?」

咲 「……ひさ」

咲 「なんて! なんて!」キャーッ



和 「   」パクパク

優希「のどちゃんが息してないじぇ」

京太郎「そっか。ま、頑張れよ」

咲 「む。何それ、まるで他人事みたいな言い方して」

京太郎「実際俺には関係無いことだしなあ」

咲 「酷いよ京ちゃん……幼馴染をそんなに無下に扱うことないじゃない……」ヨヨヨ

優希「女の子を泣かせるなんて最低な犬だな、お前は!」

京太郎「誰が犬だ誰が! それに嘘泣きだろうが!」

咲 「あ、バレちゃってた?」テヘ

京太郎「昔っから何度その手に騙されたことか……。流石にもう引っかからねえよ」

優希「よーするに! 私たちは咲ちゃんの恋をサポートすれば良いんだな!」

咲 「うん。お願いできるかな?」

優希「任せとけっ! この恋のスペシャリストに任せれば朝タコス前だじぇ!」

京太郎「何が恋のスペシャリストだ、このちんちくりん」ウリウリ

優希「何をーっ!?」

咲 「ふふ……ありがとね、優希ちゃん!」

 ジャアマズ ブチョウノコウドウハンイヲ… マズハコノミノタイプカラダロ?



和 「……」

  ギィッ パタン



咲 「…あれ、和ちゃんは?」

優希「あー……。あんまり触れない方が良いかもだじぇ」

咲 「そ、そう?」

優希(後でのどちゃんもフォローしてあげないとな……)

和 「……はぁ」トボトボ

和 (まさか咲さんに好きな人が出来てしまうだなんて……)

和 (……)グスッ


 アキラメターラ オーワーリー イノーチヲー リーセットシテー


和 「…携帯? 一体誰から……?」

和 「……!」ピッ



和 「お義姉さん!」

照 『その呼び方は止めて欲しいと言ってる』

命をリセットってなんだよ……

>>24
×:イノーチヲー リーセットシテー
○:キモーチヲー リーセットシテー

照 『私の咲ちゃんレーダーに違和感があったから電話した』 コラ,テル! イマブカツチュウダゾ!

照 『もしかして可愛い可愛い咲ちゃんに何かあった?』オイ! ヒトノハナシヲキイテイルノカ!?

照 『…菫、うるさい』ギュルルルル バカ,シツナイデコークスクリューハ…… キャウッ!?

照 『……和?』

和 「……お」

和 「お義姉さぁんっ……!」ブワワッ

和 「咲さ、ぐすっ……咲さんがぁっ…!!」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

照 「……事情は分かった」

淡 「なになに? 何かあったの?」

渋谷「多分妹さん絡み……」ズズ

亦野「いやー、多分じゃなくて確定じゃないか? ほら、あれ」

淡 「ん?」



照 「うん……。なるほど、うん……」ピコピコピコ



亦野「髪がぴこぴこ動いてるし」キュッキュ

淡 「なるほどねー。 ところで、セーコは何してるの?」

亦野「ん? 竿の手入れ。こういうのは大切に扱ってやらないとな」

淡 「ふーん。釣りって楽しい?」

亦野「ああ。なんだったら今度一緒に釣り行くか? 能登まで遠征に行くんだけど」

淡 「! 行く行く!」

渋谷「…先輩後輩の仲が良いのはいいことだね……」ホンワカズズーッ



菫 「……お前ら」

菫 「少しは部屋の片づけを手伝おうと思わんのかッ! 特に照! お前のギュルギュルが原因なんだぞ!」

照 「……分かった。それじゃ」ピッ

照 「……」フゥ



照 「う、うーん。うーん。お腹が痛いぞー」

照 「こんなじゃ麻雀なんて打ってられないよー」

照 「残念だけれど今日は早退するしかないなー」

渋谷(……うわあ)

亦野(すごい棒読みっぷり……)

淡 「ええっ!? 大丈夫、テルー?」

渋谷・亦野「!?」

照 「うん、家で寝てれば大丈夫だと思う」

照 「じゃあそういうわけだから。帰るね」スタコラー
 
  ガッシ

菫 「それはさすがに通らんだろう」グググ

照 「……だめ?」

菫 「ダメだ」

照 「……」



照 「あっ! 松実旅館の送迎バスだ!」

渋谷(手口が古い!)

菫 「何!?」バッ

亦野(そして引っかかるんですか!)

菫 「……どこにもないじゃないか」クルッ

菫 「……」

菫 「…丸太人形」

淡 「わ、すごーい! 変わり身だ!」キャッキャ

菫 「忍者かアイツは!」

亦野「先輩、手紙がくくりつけられてます」ヒョイ

菫 「うん?」


  ―――韮へ
  長野に行ってきます


菫 「……だ」ワナワナ

菫 「誰が韮だーっ!!」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

和 「……それで、お義姉さん」

照 「だからその呼び方は止めて。 で、何?」

和 「どうして私たちは部長の家の前に突っ立ってるんです?」

照 「電話で話した通り。咲をたぶらかした悪女を亡き者にするため」

和 「真正面から殴り込みに行くバカがいますか!!」

和 「しかも武器とか何も持ってませんし! どうやって闘う気ですか!!」

照 「麻雀」

和 「この麻雀バカ!!」

照 「…さっきからバカバカ言い過ぎ」ムッ

照 「淡が言ってた。『バカって言った方がバカなんだよー、バーカ!』って」

照 「つまり和の方がバカ。やーいバーカ」

和 「…何故でしょう。お義姉さんにバカと言われると無性にいらっと来ます」

和 「というか、自分でもバカって言ってるじゃないですか! やっぱりお義姉さんの方がバカです!」

照 「和の方がバカ!」

和 「お義姉さんの方がバカです!」

照 「バカバカ!」

和 「バカバカバカ!」

照 「バカバカバカバカ!」

和 「バカバカバカバカバカ!」

照 「バカバカバカバカバがみゅっ」

和 「噛んだ! 噛みました! やっぱりお義姉さんがバカです!」

照 「そんなことない、和の方が……」


 ガチャッ

久 「さっきからバカバカうるさいわねぇ……どちら様?」

和・照 「……あっ」

久 「あら、和に……チャンピオン?」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

久 「粗茶だけど、どうぞ」

照 「いただきます」ズズッ

久 「おせんべもあるわよ?」

照 「もういただいふぇふ」バリボリッ

久 「あら……ふふ」


和 「って、何くつろいじゃってるんですか!」

照 「せっはふだはれひゃんだひ」ボリバリボリボリボリ

和 「おせんべかじるのを止めてください! 何言ってるか分かりません!」

久 「仲良いのねー、2人とも」ケラケラ

和 「全然仲良くありませんっ!」

久 「えーっと……それで、何だっけ?」

久 「咲が私のことを好いてる……って、本当に?」

和 「……はい。本人の口から、はっきりと聞きましたから」

久 「うーん……何だか信じられないわねぇ。てっきり咲は和のことが好きだと思ってたんだけど」

照 「!?」

和 「も、もーっ! 何言ってるんですか部長、そんな……」モジモジ

和 「ですが確かにそう思うのは無理ないですよね、何せ私と咲さんの仲ですから」テレテレ

照 「そんなことは無い、咲は私のことを好いているはず」

和 「……まあ、『姉として』なら好きかもしれませんねぇ」フフン

照 「っ!!」ズガンッ

照 「で、でも咲は……」

  アーダコーダ  ギャアギャア

久 「あー……でも、咲は私のことが好きって言ってるのよね?」




和・照「  」チーン

久 「うーん。そうねぇ……」ムム

久 「……あなた達は、咲のことを諦めたくないのよね?」

和 「それはもちろん!」ガバッ

照 「当然」ガバッ

久 「うんうん。 ……ふふ」

久 「なんだか面白いことになりそうね!!」ペカーッ

久 「あなた達、後は私にまっかせなさい! 最高の舞台を用意してあげるわ!」

和 「へ? 一体何を……」

  ピポパポッ

久 「あ、もしもし? 龍門渕さん? ちょっと面白いことを思いついてね……」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

和 「そして夜が明け……」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

恒子「チキチキ! 咲ちゃん強奪猛勝負ーっ!!」

咲 「何これどういうことっ!?」

風呂入ってきてもここからの展開が思いつかないんだよなあ……
もう落とそう、な?

よっしゃ、それいただきや!

>>60:和・照・久以外の参加者
>>63:咲を奪い合う勝負方法

>>61

恒子「参加者はこのようになっております!」

恒子「1番! 咲のことなら私に任せろ! 頭から爪の先まで愛し尽くしてやる!」

恒子「宮永ァーッ! 照ゥーッ!!」

照 「私に妹はいません。いるのは『妹』という枠を超えた、ただ愛すべき存在のみです」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

亦野「先輩! 宮永先輩がテレビに!」

渋谷「宮永咲強奪猛勝負……?」

菫 「どうしてこんなものが全国ネットで流れているんだ……」

淡 「頑張れテルー!」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

恒子「2番! たらした女の数は星の数! 今日もその犠牲者が増えてしまうのか!」

恒子「竹井ィーッ! 久ァーッ!!」

久 「あら、ひどい言いぐさね」クス

久 「そうねぇ……勝負というからには、全力で堕としにかかるわ」

久 「咲もそのつもりでね?」ニッ

咲 「は、はいっ」キュンッ

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

福路「そんなことありえないわ うえのさんはわたしだけをみてくれるはず どうしてあんなこにまでこえをかけるの
    わかったわ あのこがいろめをつかったのね だからうえのさんがゆうわくされて
    ゆるせないわ ゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないゆるせないころゆるせない……」

池田「病院ですか? またキャプテンが発作を……」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

恒子「3番! 魔物と付き合えるのは魔物だけ! 私こそ咲にふさわしい!」

恒子「天江ェーッ! 衣ォーッ!」

衣 「咲ー! ここに来れば咲と刎頚の友になれると聞いてやってきたぞー!」

咲 「衣ちゃんまで……」

衣 「ん、意気込みか? そうだな……」

衣 「有象無象共には咲は渡さん、とだけ言っておこうか」

照 「…」ピク

照 「ほんの数か月前に知り合ったぽっと出が随分大きな口を叩くな」

衣 「ん? 塵芥が何か喋ったか? か細すぎて全く耳に届かなかったぞ」

照 「……」ギュルル

衣 「……」ゴゴゴ

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

透華「いいですわよ! 衣がばっちり目立っていますわっ!」

透華「そしてこの番組の提供は龍門渕グループ! これで最近影が薄くなりがちだった龍門渕も一気に目立てますわ!」

一 (……『フツーの人は提供のトコなんてあんまり見ない』ってことは黙っておこう)

純 「でもよー、フツー提供なんてあんまり見るもんじゃなくねえか?」

一 (あっ)

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

和 (いよいよ私の番ですね……)

美穂子「上埜さん、子どもは何人欲しいですか?」

美穂子「私は3人欲しいですね。女の子がふたり、女の子がひとりです。名前は上埜さんが決めてあげてくださいね。わたしってあんまりネーミングセンスがありませんからふふっ。
どっちに似てると思います?上埜さんと私の子どもはだったらきっと女の子でも男の子でも可愛いですよね。
それで庭付きの白い家に住んで大きな犬を飼うんです。犬の名前くらいは私に決めさせてくださいね。上埜さんは犬派ですか?猫派ですか?
私は断然犬派なんですけど、あ、でも上埜さんが猫のほうが好きだって言うんでしたら、勿論猫を飼うことにしましょう。
私、犬派は犬派ですけど、動物なら何でも好きですから。あ、勿論一番好きなのは上埜さんですよ。上埜さんが私を一番好きなように。

和 (……)

和 (…これに勝てば、咲さんをお嫁さんにもらうことができるんですね)ドキドキ

恒子「そして4番! にわか同性愛者はすっこんでいろ! 私がクイーンオブiPSだ!」

和 (咲さんと結婚……ああ、なんて甘美な響きなんでしょう)ポヤーン

和 (結婚して、同居して、子供をつくって……あぁっ、素敵です!!)

恒子「原村ァーッ! 和ァーッ!」




和 「子供は何人欲しいですかっ!?」




和 (って、何口走ってますか私はーっ! つい欲望が!)

恒子「……で」

恒子「出たァーッ!! 開幕からド直球のラブコール! これはポイントが高いかーっ!?」

咲 「……あ、はは」ヒキツリッ

恒子「苦笑いーッ!! これはドン引きだー!!」

そうだ、上埜さんってどんな食べ物が好きなんですか?どうしてそんなこと聞くのって思うかもしれませんが明日から私がずっと上埜さんの三食のご飯を作ることになるんですから。
というより明日から一生上埜さんの口に入るものは私が作るんですからやっぱり好みは把握しておきたいので。
好き嫌いはよくないですけど、やっぱり喜んでほしいって気持ちも本当ですから。恋人になって最初くらいは上埜さんの好きなメニューで揃えたいって思うんです。
お礼なんていいんです恋人が恋人のお弁当を作るなんて当たり前のことですから。
でもひとつだけお願いがあります。私「あ~ん」てするのが昔から憧れだったんです。だから上埜さん、明日のお昼は「あ~ん」てさせてくださいね。照れて逃げないでくださいね。
そんなことされたら私傷ついちゃいますから。きっと立ち直れません。ショックで華菜ァを殴っちゃうかも。なーんて。

それでですね上埜さん。怒らないで聞いてほしいんですけど、私中学生の頃に気になる女性がいたんです。いいえ浮気とかじゃないんです。
上埜さん以外に好きな女性なんて一人もいません。ただ単にその方とは上埜さんと出会う前に知り合ったというだけで、それになにもなかったんですから。
今から思えばくだらない女性でした。喋ったこともありませんし。喋らなくてよかったと本当に思います。
だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれないじゃないですか。そういうのってとても悲しいと思います。
愛しあう二人が勘違いで喧嘩になってしまうなんていうのはテレビドラマの世界だけで十分です。もっとも上埜さんと私はその後絶対に仲直りできるんですけど、それでも、ですよね。
上埜さんはどうですか?今まで好きになった女性とかいますか?いるわけないんですけど、気になった女性くらいはいますよね。いてもいいんですよ。全然責めるつもりなんかないんですから。
確かにちょっとはいやですけど我慢しますそれくらい。だってそれは私と出会う前の話ですもんね?私と出会ってしまった今となっては他の女性なんて上埜さんからすればその辺の石ころと何も変わらないに決まっているんですし。
上埜さんを私なんかが独り占めしちゃうなんて他の女性に申し訳ない気もしますけどそれは仕方ないですよね。恋愛ってそういうものですから。上埜さんが私を選んでくれたんだからそれはもうそういう運命です決まりごとです。
他の女性のためにも私は幸せにならなくちゃいけません。でもあまり堅いことは言わずに上埜さんも少しくらいは他の女性の相手をしてあげてもいいんですよ。
だって可哀想ですもんね私ばかり幸せになったら。上埜さんもそう思うでしょう?」

咲!咲!咲!咲ぃぃぃいいいわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!咲咲咲ぃいいいぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!宮永咲たんの暗い栗色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小さい頃の二つ結び咲たんもかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
全国に出られて良かったね咲たん!やっと会えるね!!あぁあああああ!かわいい!咲たん!かわいい!あっああぁああ!
白糸台も無事に出場できて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!トーナメント同じヤマじゃない!!!!あ…ヤマをよくみたら…
咲 と は 決 勝 ま で あ た ら な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!淡ぃぃぁああああ!!
この!ちきしょー!やぶってやる!!母さんとの約束なんかやぶ…て…え!?話し…かけて……きた?廊下で咲ちゃんが私に話しかけてきた?
制服姿の咲ちゃんが私に話しかけてる!咲ちゃんが私に話しかけてる!数年ぶりの咲ちゃんが私に話しかけてるぞ!!
生の咲ちゃんが私に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には妹がいる!!やったよ菫!!ひとりじゃ寂しいもん!!!
あ、咲ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
テンパって何も話せなかったよぉぉぉおおおお!!
あっあんああっああんあ尭深ぃい!!す、菫!!誠子ぉぉおおおおお!!!淡ぃぃぃいいいい!!
ううっうぅうう!!私の想いよ咲へ届け!!清澄高校の咲へ届け!

照 (これで早くも一人脱落……)ニヤ

衣 「? 女どうしでもコウノトリは子供を運んできてくれるのか?」

久 「あー…まあ、そういうことかな」

和 (もうダメです……咲さんに嫌われたかも……)ズーン


恒子「さあ、四者様々な様子を見せておりますが、ここで肝心の勝負方法を決定します!」

恒子「内容はこのボックスからランダムに引かれたものとなります」

恒子「そして、それを決めてくれるのはこの人! 結婚出来なそうなプロ部門第1位、小鍛治健夜っ!!」

健夜「やめてよそんな紹介!」

健夜「もー……じゃ、これで」スッ

恒子「出ましたッ! 運命を決する勝負方法はぁー……これだッ!!」



     『一日デート』

和・照「ぶーっ!!」ドバーッ

恒子「おーっと! 宮永選手と原村選手、突如鼻血を噴出!!」

恒子「解説の三尋木プロ、どう思われますか?」

咏 「自分がデートしているところを想像して興奮しすぎたんじゃないかねぃ。知らんけど」

恒子「ありがとうございましたっ!」
 

恒子「それでは皆様には、自分の理想とするデートプランを考えていただきます!」

恒子「そのデートプランを咲さん本人に評価してもらい、決着としますよー!」

恒子「それではシンキングタイム、スタートッ!」


照 (咲とデートならここしかないだろうな)

久 (咲の好みかぁ……この辺りとかどうかしら)

衣 (衣ならこんな感じに遊びにいきたいな!)

和 (咲さんとデート咲さんとデート咲さんとデート咲さんとデート)


恒子「シンキングタイム終了です! では皆様、フリップをどうぞっ!」ドンッ

【照:>>85 久:>>86 衣:>>87 和:>>88

水族館

桟橋

ジブ○の森

動物園

図書館

恒子「ではまずチャンピオンの解答から確認していきましょう! ……ええっと、桟橋?」

照 「咲が小さい頃によく遊んでいたところ。童心に戻って、きっと楽しい時間が過ごせるはず」

恒子「なるほど、幼少の頃から知っている姉ならではの粋なチョイスです! さあ、咲さんの反応はッ!?」



咲 「みなも……さかな……」ガクガク

照 「!?」

恒子「おおっと、なんと震えているぞーっ!!」

咏 「何かトラウマでもあったんかねぇ? こりゃ尋常じゃないよ」

恒子「これは大きなマイナス点だーっ!」

照 「そんな……」ガックリコン

恒子「さあ、続いて竹井選手の解答はーっ?」

久 「じゃんっ! ジブ○の森よ!」

久 「咲って結構マスコット好きなところあるでしょ? ほら、合同合宿の時の須賀君へのお土産とか」

咲 (そんなところまで見ててくれたんだ……)キュン

久 「だから、ジブ○キャラとかも好きなんじゃないかなって。それに自然も豊かだしね?」

久 「緑に囲まれて2人っきりとか、素敵だと思わない?」

恒子「これは完全に堕としにかかっているーっ!! そして咲さんの反応はっ!?」



咲 「はいっ! 部長と2人っきり……素敵です!」

恒子「決まったーッ!! たらしキャラの本領発揮だァーッ!!」

咏 「っていうか、あの子既に部長さんにホの字なんじゃないの? この勝負する意味なくねぇー?」

恒子「いやいや、恋ってのはいつ、どう変化するか分かりませんからねっ! 意外と逆転もあるかもですよ!」

のどさきこそ正義

恒子「3番、天江選手の解答は動物園です!」

衣 「うむ。 異国の幾種もの動物たちが一同に会す、素敵滅法な場所だ!」

衣 「ちなみに、衣のおすすめはうさぎさんだ! あのもこもこした感触はまさに極楽!」

衣 「衣と2人でうさぎさんに会いに行こうぞ!」

恒子「子供らしい、純粋な誘い文句でしたっ!」

衣 「衣は子供じゃない!」

咲 「うん、私も動物は大好きだよ。 小動物って可愛いよね!」

恒子「反応も上々です! これは中々良いんじゃないでしょうか?」



恒子「では、ラストは原村選手です! 図書館、ということですが……?」

和 (……今まで、私は『咲さんの前だから』と、自分を取り繕うことばかり考えていた)

和 (その結果はどうだった? すべて空回ってばかり……)

和 (…もう小細工は無しです。ありのまま、私が思うことをぶつけていきましょう)


和 「はい、図書館です」

恒子「図書館……意外と地味なところで来ましたね」

和 「咲さんは、あまり騒いだりするところは苦手だと思いましたから」

和 「それに、咲さんは本を読むのが好きですから。ゆっくりと、2人で同じ時間を過ごしながら物語の世界にふける」

和 「そんなデートも良いかな、と思いましたので」



恒子「さあ、全員の解答が出揃いました! あとは咲さんの評価を待つのみです!」

恒子「それではまず1番! 宮永選手の評価をどうぞっ!!」

咲 「うう…… 【>>103 点数や感想など、評価的なもの】で」

ひどすぎる

>>103
的確すぎる

咲 「……ひどすぎるよ、お姉ちゃん」

照 「さ、咲……」

咲 「私、あの事故があってから泳ぐことも出来なくなってたんだよ?」

咲 「それなのに、またあの桟橋に行こうだなんて……」ウルッ

咲 「…ちょっとゴメンなさい。グスッ…」ズズッ



恒子「あーっと、これはひどいーっ! なんと泣かせてしまったーっ!!」

咏 「デートプランの披露だけで泣かせるってマジっすかー!」ケラケラ

照 「  」カタカタ

恒子「チャンピオンが震えているーっ! これは勝利は絶望的かーっ!?」



恒子「では、気を取り直して2番! 竹井選手の評価です!」

咲 「ええっと、【>>113 点数や感想など、評価的なもの】」

中の上

咲 「中の上…くらいですかね」

恒子「おおっと、意外と厳しい評価ですね」

久 「あら、ちょっと残念ね」

咲 「確かにマスコットは好きなんですけれど……何て言うんだろうな」

咲 「ちょっとヘンな感じのマスコットが好きなんです、私。だからジブ○とか、ああいうのはちょっと……」

咲 「あ、でも自然の中で2人、っていうのはすごく好きですよ!」

久 「なるほどねー。今後の参考にさせてもらうわね」

咲 「はい。 …って、今後って何の話ですかっ!」



恒子「竹井選手が微妙な評価で終わったところで、次は3番! 天江選手の判定です!」

咲 「【>>117】かな」

ころたんイェ~イ

咲 「ころたんイェ~イ、かなぁ」

恒子「? どういう意味でしょうか、それは?」

咲 「あ、はい。衣ちゃんが……」


衣 「……」ムムム

咲 「…衣おねえさんが……」チラッ

衣 「!」パァァッ


咲 「コホンッ。衣おねえさんが動物園の話をしているとき、とても楽しそうだなって感じたんです」

咲 「ああ、本当に動物園が好きなんだろうなって」

咲 「だったら、私と2人だけで行くよりも、もっと大勢で行った方が楽しめそうだと思ったんです」

咲 「それこそ、衣ちゃ…おねえさんの誕生日、とかに」

衣 「なるほど…確かにそれも一興。さすが咲だ、目の付け所が良い!」

恒子「ですがデートプランの評価としてはあまり高く無さそうですね」

衣 「なんだと!?」ズゴンッ

恒子「そしていよいよラスト! 原村選手の評価の発表です!」


和 (お義姉さんも、部長も、そして天江さんもあまり評価は高くなかった)

和 (お義姉さんに至ってはマイナスに振りきれてそうですが)

和 (……とにかく、ここまで低評価で来ているということは……)

和 (もしかするともしかするんじゃないですか、咲さん!?)ドキドキ


恒子「それでは咲さん。お願いしますっ!」

咲 「はい。和ちゃんのは……【>>123】」

嬉し泣き

>>123
よくやった

咲 「和ちゃんのは……」

恒子「のは……?」

咲 「……」ツツー

咲 「…う、ううっ……」グスンッ

和 「!?」

恒子「あーっと、またしても涙ーっ!! これはまたトラウマだーっ!」

咏 「おぉい、何決めつけてんだいアナウンサー」

恒子「へ? でも泣いてて……」

咏 「よく見ろよ。ありゃむしろ……」



和 (まさか図書館にも嫌な思い出が!? 私は何て事を……!)

照 「ヒュー ヒュヒュー♪」ニヨニヨ

和 (お義姉さんがマトモに吹けてない口笛を吹いてにやにやしているのは苛立ちますが…ここはまず謝らないと!)

和 「す、すみませんでした! こんなプランを立ててしまって……」

咲 「ぐすっ……う、ううん。違うの」スンッ

和 「違う……と、言うと?」

咲 「和ちゃんが、私の好きなことを知ってくれてて、私のために素敵なデートプランを立ててくれて……」

咲 「……とても」

咲 「とっても嬉しくって……」ポロポロ

照 (…え、あれ? なんだこの展開は?)

咲 「…和ちゃん」グシグシ

和 「は、はいっ! なんでしょうっ!?」

照 (いや、いやいや、まさか、そんな……)

咲 「……き」



咲 「大好きだよ、和ちゃん……!!」

和 「…咲さん……!!」

照 「                」チーン

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

和 「狂言だった?」

優希「そうだじぇ! 私が咲ちゃんに伝授した作戦だじぇい!」

咲 「誰か別の人を好きになった、って言えば和ちゃんもきっとアタックしてくる、って」

久 「で、その相手に私が選ばれたってわけ」

和 「……なんだ、そうだったんですか……」ヘタッ

咲 「ごめんね、和ちゃん」

和 「……もう」ムス

和 「本当にショックだったんですからね! 3日は震えが止まりませんでしたよ!」

咲 「だからゴメンってばっ」

優希「だから私が何度も電話で言っただろー? 『大丈夫だじぇ!』って」

和 「根拠が何も無い言葉なんて信用できませんよ」プイッ



和 「……でも」

咲 「?」

和 「あれは…その、嘘じゃない……ですよね?」

咲 「あれ?」

和 「だから、ほら! その……」

和 「咲さんが、私を好きだって……」モジモジ


  ギュッ


和 「! さ、咲さん……」

優希「おーおー、見せつけてくれるじぇー」

咲 「大丈夫だよ。大丈夫……私が和ちゃんを想う気持ちに、嘘は無いから」

和 「……」コクン

咲 「根拠は……これじゃ、だめかな?」ギュッ

和 「…十分すぎますよ」フフ

咲 「これからもよろしくね? 和ちゃん」

和 「はい、宮永さんっ!」

久 「これでめでたくハッピーエンド、って感じかしらね」

優希「よっしゃー、じゃあ今日はぱーっとタコスでも喰いに……」



  ゴゴゴゴゴゴ......



優希「…じょ? 何、この揺れ……?」

やつが来る……!

久 「ちょ、ちょっとちょっと! 段々近づいてきてない?」

咲 「この雰囲気……もしかして」

和 「…まさか」


 ドゴォォォォン!!


優希「じぇーっ!? ドアが木端微塵に!?」


 シュゥゥゥゥゥ.......


   「……」

   「……ィィィ」

照 「サキィィィィィ……」ゴゴゴゴ

和 「…お義姉さん」

咲 「お姉ちゃん……」

照 「咲、会いたかったよ」ニコッ

咲 「―――ッ」ゾクゾクッ

和 「咲さん。私の後ろへ」

咲 「う、うん」

和 「咲さんに近づかないでください。あなたはもうただの『姉』です。恋人になんてなれやしない」

照 「…私、考えたんだ」

和 「?」

照 「今まで私は、咲の気持ちを考えてスキンシップは軽いもので抑えてきてた」

照 「精々、咲の替えのパンツをしゃぶしゃぶするくらいまでにね」

咲 (だから時々パンツが湿ってたんだ……)

照 「…けれど。嫌われちゃったなら……」

照 「……もう、気を遣う必要も無いよね?」ニッコリ

和 「!」ゾクッ

和 「咲さん! 来ますッ!!」

咲 「ふぇっ?」



照 「生咲ぺろぺろぉぉぉぉッ!!」ギュルルンッ

優希「な、なんだあのスピードはっ!?」

久 「コークスクリューの風圧を自分の背後に回すことで加速しているわ!」

咲 「ひゃああっ!?」

照 「生咲もらったっ!」



  ガッシ

憩 「はーい、そこまでなー?」

憩 「ごめんなー? ウチの患者が脱走してしもて……迷惑かけたやろ?」

和 「患者?」

憩 「この人、好きな人に嫌われただか何だかで病んでしもてなー。時々こういう風に暴走するんやわーぁ」

照 「離して、憩。これじゃ咲を愛でれない」

憩 「はいはい、後でなー。帰ってお薬打ってからなー」

照 「本当? お薬の後なら咲をぺろぺろしていいの?」

憩 「ええよー、好きなだけぺろぺろしいやー。 …ほな、お世話かけましてー」


  サキハホントウハワタシノコトガスキナンダヨ ハイハイ,ワカットルヨー


咲 「……お姉ちゃん」

和 「…咲さん」

  ギュッ

和 「大丈夫ですよ。きっと、いつか元のお義姉さんに戻ってくれるはずです」

和 「その時に認めてもらえるように……私たちも。しっかりと、2人で歩んでいきましょう」

咲 「……うん、そうだね」ギュッ

咲「お姉ちゃんは夏休みどうするの?」
照「んー、別に何も。咲をペロペロしてるかな」
咲「えー…」
照「どうした?何かあったのか?」
照「ううん、ちょっとね」
照「水臭いな、姉妹じゃないか。」
照「う、うんとさ」
照「うん」
照「お姉ちゃん、この間一緒に歩いてた人、彼女?」
照「・・・は?」
照「一緒に過ごさないの?」
照「ああ…あいつか。そんなわけないだろう。ただの部活仲間だよ」
照「ほんと?」
照「嘘言ってどうするんだ」
照「そっか、それならいいんだ!えへへ」
照「おかしなやつだな」
照「ふふ♪お姉ちゃんに彼女なんてできるわけないよね、よく考えたら。」
照「こらこら、失礼だぞ」

久 「まあ、あれかしら。モテる女はツラいわねぇ、咲ー?」ケラケラ

咲 「ええっ? モテるだなんて、そんな……」

和 「茶化さないでください。 大体、一番女性から人気があるのは部長じゃないですか」

優希「それもそうだなー。部長なんか、女絡みの苦労は日常茶飯事っぽいじぇ」

久 「あら。意外と私、そういうのに無縁なのよ?」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

  プルルル プルルル

憩 「もしもしー? あ、華菜ちゃん? 大丈夫、こっちはちゃんと捕まえたでー」

憩 「…脱走? もう1人? ……参ったなー」ポリポリ

憩 「一応探してはみるけど……アレは化け物やからなぁ。捕まえられるとは思えへんわぁ……」

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

久 「それじゃ、帰りましょうか? もう陽も落ちて来ちゃったしね」                         

和 「そうですね。それでは、お先に失礼しますね」

咲 「お疲れ様でした」
                                                                      ウエノサン
優希「また明日だじぇー!」

久 「……ふう」
                                                           
久 「そんなに私、たらしのイメージがあるのかしら……」
                                                                                                                  
久 「少し自分のキャラってものを考えてみないといけないのかもね」
                                                                      ダイスキデス
久 「……」



久 「…?」

久 「何か、視線を感じたような……?」

久 「……気のせいかしら」

久 「ま、いいかっ。私も帰ろーっと」


  ギィッ バタン





  「……ずっと見てますよ、上埜さん……」



カン

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